JPH1095127A - インクジェット方式の画像形成装置 - Google Patents

インクジェット方式の画像形成装置

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JPH1095127A
JPH1095127A JP20050797A JP20050797A JPH1095127A JP H1095127 A JPH1095127 A JP H1095127A JP 20050797 A JP20050797 A JP 20050797A JP 20050797 A JP20050797 A JP 20050797A JP H1095127 A JPH1095127 A JP H1095127A
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JP
Japan
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cap
ink
carriage
image forming
forming apparatus
Prior art date
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Application number
JP20050797A
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English (en)
Inventor
Koji Suzuki
孝司 鈴木
Tatsuhiro Ishise
達弘 石瀬
Takaaki Sekiyama
隆明 関山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【解決課題】 本発明の課題は、構成が簡易で且つ小型
化されたインクジェット方式の画像形成装置を開発する
ことにある。 【解決手段】 本発明は、ノズルを被覆するキャップ部
材9及び上記ノズルの先端に付着したインクを除去する
ワイパー部材32を1つの駆動モータ34により移動
(駆動)させるようにしたことを特徴とする画像形成装
置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小型プリンタ等の
画像形成装置に係り、詳しくは、用紙等の記録媒体にイ
ンクを飛翔させることで画像を形成するインクジェット
方式の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記インクジェット方式の画像形
成装置は、例えば、用紙等を一定の方向に搬送する記録
媒体搬送部材と、当該記録媒体の搬送経路に対向して且
つ当該記録媒体の搬送方向と垂直な方向に移動可能に配
設され、当該記録媒体の搬送経路に向かってノズル部か
らインクを飛翔させる記録ヘッドキャリッジとを有する
ものが広く普及している。なお、上記記録ヘッドキャリ
ッジとしては、イエローインク、マゼンタインク、シア
ンインク及びブラックインクを飛翔させることができる
フルカラー用のものが一般的であり、また当該フルカラ
ー用のものにおいては、各色毎に設けられた複数のノズ
ル部と、当該ノズル部にインクを供給する複数のインク
タンクとで構成されたものが一般的である。また、上記
各ノズル部には多数のノズルが形成される一方で、上記
各インクタンクは上記記録ヘッドキャリッジと着脱可能
に配設されている。
【0003】そして、当該インクジェット方式の画像形
成装置は、記録媒体搬送部材で記録媒体を搬送し、且
つ、上記記録ヘッドキャリッジを往復動作させた状態
で、画像情報に応じてインクを飛翔させることで、当該
記録媒体上に所定の画像を形成する。
【0004】ところで、上記インクジェット方式の画像
形成装置は、インクを使用しているが故に、更に当該イ
ンクを上記ノズル部から飛翔させることで画像を形成す
るようにしているが故に、画像品質を維持する上で種々
の問題を有する。
【0005】具体的には、上記インクジェット方式の画
像形成装置では、第一に、非画像形成時に上記ノズル部
に収容されているインクが乾燥し易く、当該状態が発生
するとインクの粘性等が変化して(例えば、増粘して)
その飛翔の仕方が変化してしまい、所望の画像を形成す
ることができなくなってしまうという問題がある。
【0006】第二に、上記インクジェット方式の画像形
成装置では、上記インクの乾燥が更に進行してノズル部
内に増粘したインクが詰まってしまったり、ノズル内に
異物や空気が混入してしまったりすると、インクが飛翔
しなくなってしまうという問題がある。
【0007】第三に、上記インクジェット方式の画像形
成装置では、例えば、環境条件の変化により上記ノズル
部からインクが漏れてしまったりして、ノズル部の先端
に(厳密にはノズルの開口縁の周囲に)インクが付着し
てしまうことがあり、当該状態が発生するとインクの飛
翔の仕方が変化してしまい、所望の画像を形成すること
ができなくなってしまうという問題がある。
【0008】そこで、従来、上記インクジェット方式の
画像形成装置では、非画像形成時に上記ノズル部を被覆
してインクの乾燥を防止するキャップ部材を設け、ノズ
ル部から異物等を吸引するポンプ部材を設け、更に、上
記ノズル部の先端に付着したインクを除去するワイパー
部材を設け、これらの問題を解決していた。
【0009】また、当該インクジェット方式の画像形成
装置では、上記記録ヘッドキャリッジの往復運動を妨げ
ないようにしつつこれらの問題を解決するためには、実
際には、上記キャップ部材は、上記往復運動を妨げない
位置から上記ノルズ部を被覆する位置まで移動させて当
該位置において位置決めできるように構成する必要があ
り、上記ポンプ部材は、上記往復運動を妨げない位置か
ら上記ノズル部と連結される位置まで移動させて当該位
置において位置決めできるように構成し、更にその状態
でポンピング動作をする必要があり、上記ワイパー部材
は、上記往復運動を妨げない位置から上記ノズル部を擦
るまで移動させて当該位置において位置決めできるよう
に構成する必要がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記イ
ンクジェット方式の画像形成装置では、これら各メンテ
ナンス部材を設ける必要があるが為に、装置を小型化す
ることができない。
【0011】なお、従来、上記インクジェット方式の画
像形成装置では、上記キャップ部材にポンプを接続し
て、当該キャップ部材にポンピング用のキャップ機能を
兼用させるように設計することで、若干の小型化を図っ
たものもあるが、それによる装置の小型化の効果は微々
たるものであった。
【0012】そこで、本発明は、上記各種の問題を解決
すると共に、装置を小型化することができるインクジェ
ット方式の画像形成装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、記
録媒体を一定の方向に搬送する記録媒体搬送部材と、当
該記録媒体の搬送経路に対向して且つ当該記録媒体の搬
送方向と垂直な方向に移動可能に配設され、当該記録媒
体の搬送方向に向かってノズル部からインクを飛翔させ
る記録ヘッドキャリッジとを有し、記録媒体搬送部材で
記録媒体を搬送し、且つ、上記記録ヘッドキャリッジを
往復動作させた状態で、画像情報に応じてインクを飛翔
させることで、当該記録媒体上に所定の画像を形成する
インクジェット方式の画像形成装置において、上記ノズ
ル部の移動経路に対向して移動可能に配置され、当該ノ
ズル部を被覆するキャップ部材と、上記ノズル部の移動
経路に対向して移動可能に配置され、当該ノズル部の先
端に付着したインクを除去するワイパー部材と、上記キ
ャップ部材及びワイパー部材を上下方向に往復移動させ
る移動手段とを設けたことを特徴とするインクジェット
方式の画像形成装置である。また、本発明では、前記キ
ャップ部材に接続され、該キャップ部材の内部を吸引す
る往復動型ポンプ部材を設け、前記駆動手段は前記ポン
プ部材を作動させるように構成しても良い。更に、本発
明では、前記記録ヘッドキャリッジ移動経路に対向して
配置され、当該キャリッジを固定するキャリッジ位置固
定部材を設け、前記駆動手段は前記キャリッジ位置固定
部材を上下方向に往復移動させるように構成しても良
い。又さらに、本発明では、前記駆動手段は、駆動源
と、該駆動源から駆動力を伝達される軸体と、該軸体に
設けられたキャップ部材移動用カムと、前記軸体に設け
られたワイパー部材移動用カムとからなるように構成し
ても良い。更に、本発明は、前記軸体に設けられたポン
プ部材作動用カムを有するように構成しても良い。ま
た、本発明は、前記軸体に設けられたキャリッジ位置固
定部材移動用カムを有するように構成しても良い。
【0014】本発明において、上記ノズル部は、インク
を飛翔するための部分であり、一般的には、多数のノズ
ルが形成された構造を有する。また、当該ノズル部の多
数のノズルは、その全てが1種類の色のインクを飛翔さ
せるように構成されていてもよい。
【0015】上記キャップ部材は、上記ノズル部の移動
経路に対向して移動可能に配置され、当該ノズル部を被
覆すると共に当該被覆状態において外気と連通する連通
孔が形成されたものであればよく、例えば、上記ノズル
部と対向する面(以下、これを正面とする)内に凹部が
形成されると共に、当該凹部から側面に貫通する連通孔
が形成されたゴム製のキャップと、当該凹部内に配設さ
れたスポンジ等のインク保持体と、上記キャップが収容
されるキャップケースとで構成し、上記キャップケース
をノズル部と接離する方向に移動可能に配設すればよ
い。
【0016】なお、被覆するとは、上記ノズル部の周囲
を当該キャップ部材により完全に被覆した状態のみを意
味するのではなく、当該ノズル部内のインクの乾燥を適
度に防止できる程度に被覆した場合をも含む。
【0017】また、複数のノズル部を有するインクジェ
ット方式の画像形成装置では、各ノズル部毎にキャップ
部材で被覆しても、複数のノズル部を1つのキャップ部
材で被覆してもよい。
【0018】更に、上記連通孔は、キャップ部材が上記
ノズル部を被覆する際に、キャップ部材により当該ノズ
ル部と外界とを完全に遮断してしまうと、例えば、ノズ
ル部を被覆した時よりも大気圧が低下あるいは上昇した
場合などにおいて、当該空間における圧力と上記インク
タンクにおける圧力との間に圧力差が生じてノズル部内
のインクが引っ込んでしまったり、キャップ内部にイン
クが漏れてしまったりするので、それを防止するために
設けるものである。
【0019】そして、上記インクジェット方式の画像形
成装置では、記録ヘッドキャリッジ移動経路に対向し
て、且つ、当該記録ヘッドキャリッジに向かって及び当
該記録ヘッドキャリッジの移動方向と同じ方向に移動可
能に配設されたキャップキャリッジ上にキャップ部材を
保持させると共に、当該キャップキャリッジ及び記録ヘ
ッドキャリッジそれぞれに互いに係合する係合部材を設
け、先ず、上記係合部材が互いに係合可能な位置まで上
記キャップキャリッジを移動させ、次に、当該係合部材
が互いに係合し更に上記キャップキャリッジが記録ヘッ
ドキャリッジの移動方向と同じ方向に所定の位置まで移
動するまで記録ヘッドキャリッジを移動させ、最後に、
上記キャップ部材がノズル部を被覆するまで上記キャッ
プキャリッジを移動させることで、ノズル部を被覆する
ようにするとよい。これにより、ノズル部やキャップ部
材の位置を検出してそれに基づいてフィードバック制御
を行うことなく、つまり複雑な制御を行うことなく、ノ
ズル部に対してキャップ部材を正確に位置決めして被覆
することができる。
【0020】上記キャップ連通孔封止部材は、上記連通
孔に対向して移動可能に配置され、当該連通孔を封止で
きるものであればよく、例えば、上記キャップキャリッ
ジ上に配設され、当該キャップキャリッジが記録ヘッド
キャリッジと共にその移動方向と同じ方向に移動するこ
とに起因して連通孔を封止するように配設された封止弁
がある。そして、当該構成例では、上記駆動手段により
直接当該封止弁を移動させる必要がないので、駆動手段
の構成を簡易にすることができる。
【0021】上記ポンプ部材は、当該キャップ部材に接
続され、当該キャップ部材の内部を吸引できるものであ
ればよく、例えば、負圧を発生するポンプと、当該ポン
プと上記キャップとを連結するホースとで構成すること
ができる。そして、当該構成では、上記キャップ部材に
よりノズル部を被覆し、且つ、上記封止弁により上記連
通孔を封止した状態で、当該ポンプを動作させれば当該
ノズル部内で固化したインクを吸引することができ、ま
た、上記キャップ部材をノズル部から離間させた状態
で、当該ポンプを動作させれば、上記記録ヘッドキャリ
ッジに試し打ちをさせる際の排インクを吸引することも
できる。以下、当該試し打ちをダミージェットを呼ぶ。
【0022】上記ワイパー部材は、上記ノズル部の移動
経路に対向して移動可能に配置され、当該ノズル部の先
端に付着したインクを除去できるものであれば良く、例
えば、当該ノズル部の移動経路と接離可能に配設された
ゴムブレードがある。そして、当該構成では、上記記録
ヘッドキャリッジを移動させることでノズル部の先端に
当該ゴムブレードを当接させるようにすれば、当該ゴム
ブレード自体を移動させることなくノズル部の先端に付
着したインクを除去することができ、ひいては駆動手段
の構成を簡易にすることができる。また、複数のノズル
部を有する記録ヘッドキャリッジに適用する場合には、
各ノズル部とノズル部との間にインクを吸収するための
吸収体(例えば、スポンジ)を配設するとよい。これに
より、各ノズル部のインクがゴムブレードを介して混色
することを防止できる。
【0023】上記キャリッジ位置固定部材は、上記記録
ヘッドキャリッジの移動経路に対向して配置され、当該
キャリッジを固定できるものであればよく、例えば、上
記記録ヘッドキャリッジに形成された凹部と、当該凹部
に対して進退可能に配設された固定ピンとで構成するこ
とができる。
【0024】上記駆動手段は、上記キャップ部材、キャ
ップ連通孔封止部材、ワイパー部材及びキャリッジ位置
固定部材を移動させると共に、上記ポンプ部材を作動さ
せることができるものであればよく、例えば、正逆回転
可能なパルスモータと、当該パルスモータの回転を上記
各部材に伝達するカム駆動伝達部材とで構成することが
できる。なお、当該構成例では、位置決めする際には当
該パルスモータを所定の回転角度で停止させ、ポンプを
作動させる際には所定の回転角度の範囲内で当該パルス
モータを連続に正逆回転させるようにすればよい。
【0025】そして、本発明のインクジェット方式の画
像形成装置では、駆動手段により、少なくとも上記キャ
ップ部材とワイパー部材を上下方向に往復移動させて位
置決めして、各種のメンテナンスを実行することができ
る。
【0026】また、上記インクジェット方式の画像形成
装置では、上記各部材の位置決めを行うと共に、上記ポ
ンプを作動させる駆動手段を設けたので、各部材毎に
(特にポンプ部材と他の部材とに)個別に駆動手段を設
ける必要がない。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の画像形成装置の実施形態を詳細に説明する。
【0028】実施形態1 図1に本実施の形態に係るインクジェット方式の画像形
成装置を示す。当該画像形成装置は、記録媒体Pを一定
の方向に搬送する記録媒体搬送部材1と、当該記録媒体
Pの搬送経路に対向して且つ当該記録媒体Pの搬送方向
と垂直な方向に延在された1組のガイド部材2と、当該
ガイド部材2により支持された記録ヘッドキャリッジ3
と、上記ガイド部材2の下で且つ記録媒体搬送経路に隣
接した位置に配設されたメンテナンスステーション4
と、これらを一体に保持するハウジング5とを有する。
また、上記記録ヘッドキャリッジ3にはフレキシブル基
板6に形成された信号線を通じて画像情報が送られるよ
うになっており、また、上記メンテナンスステーション
4に対向する位置に記録ヘッドキャリッジ3のホームポ
ジションが設定されており当該位置をホームポジション
センサ7で検出するようになっている。
【0029】上記記録ヘッドキャリッジ3は、図2に示
すように、上記1組のガイド部材2上を移動可能に配設
されたヘッドキャリッジフレーム3aと、当該フレーム
3aの下面(上記記録媒体搬送経路に対向する面)より
も下に吐出するように配設された2つのノズル部3b、
3cと、当該フレーム3aと着脱可能に配設され、当該
各ノズル部3b、3cにインクを供給する2つのインク
タンク3d、3eとからなる。
【0030】また、上記各ノズル部3b、3cにはそれ
ぞれ多数のノズルが形成されている。そして、上記ノズ
ル部の一方3b(図において右側)では、当該ノズル部
3bに接続されたインクタンク3dが黒色インクを供給
するので、画像情報に応じて1種類のインクを飛翔さ
せ、他方、上記ノズル部の他方3c(図において左側)
では、当該ノズル部3cに接続されたインクタンク3e
がイエローインク、マゼンタインク、シアンインクを供
給するので、画像情報に応じて3種類のインクを飛翔さ
せることができる。なお、本実施形態にかかる図面にお
いては、上記各色用の複数のノズルを便宜上1つのノズ
ルとして表示している(黒色用の複数のノズル(ノズル
群)は3f、イエロー用の複数のノズルは3g、マゼン
タ用の複数のノズルは3h、シアン用の複数のノズルは
3iである)。
【0031】そして、上記画像形成装置は、図3に示す
ように、記録媒体搬送部材1で記録媒体Pを搬送し、且
つ、上記記録ヘッドキャリッジ3を往復動作させた状態
で、画像情報に応じてインクを飛翔させることで、当該
記録媒体P上に所定の画像を形成する。
【0032】上記メンテナンスステーション4は、図4
に示すように、ステーション本体4aと、当該ステーシ
ョン本体4aから排出されるインクを吸収保持する排イ
ンク吸収体4bとからなる。
【0033】上記ステーション本体4aは、図5に示す
ようにユニットハウジング8と、それに取り付けられた
各種の部材とにより構成されている。
【0034】図5において、符号9aは、スポンジで形
成されたインク保持体、9bは、当該インク保持体9a
が収容される凹部が形成され且つ当該凹部から側面に貫
通する連通孔9fが形成されたゴム製のキャップ、9c
は、当該キャップ9bを収容するキャップケースであ
り、これらでキャップ部材9が形成されている。また、
上記ステーション本体4aは2つのキャップ部材9c、
9dを有し、それらはキャップキャリッジ10上に保持
されている。
【0035】上記キャップキャリッジ10は、上記2つ
のキャップ部材9c、9dを支持する支持底板10a
と、その一辺両端に配設された一対のアーム部10b
と、上記支持底板10aの下に配設されたガイド部10
cと、上記支持底板10aの下に且つ当該ガイド部10
cに隣接して配設された支点部10dとを有し、図6に
示すように、上記アーム部10b及びガイド部10cが
上記ユニットハウジング8に係合されると共に上記支点
部10dにL字アーム11が接続され、当該L字アーム
11をカム12aにより揺動させることにより姿勢を一
定に保ったまま上下に移動させることができる。以下に
おいて、上記カム12aが形成された部材をカム駆動伝
達部材12と呼ぶ。更に説明すると、上記カム12a
は、後述するように、パルスモータ34によって所定の
タイミングで所定の方向に回転駆動されるようになって
おり、このカム12aは、L字アーム11に設けられた
凸部11aと係合するように配置されている。そして、
上記カム12aが図6中に矢印で示す方向に回転する
と、当該カム12aの外形に応じてL字アーム11に設
けられた凸部11aが押され、L字アーム11が揺動す
ることによって、キャップキャリッジ10は、上下方向
に所定のタイミングで移動するようになっている。
【0036】また、上記キャップキャリッジ10は、図
7に示すように、記録ヘッドキャリッジ3の移動方向と
同じ方向に(以下、左右方向とも呼ぶ)移動可能に配設
されると共に、バネ13により右側方向に力が付勢され
ている。
【0037】更に、上記記録ヘッドキャリッジ3には上
記2つのノズル部3b、3cに隣接した位置に2つの凸
部14a、14bが形成される一方で、キャップキャリ
ッジ10には当該2つの凸部14a、14bの移動経路
に対応する位置に係合ピン14cが配設され、且つ、ス
テーション本体8には上記係合ピン14cの近傍に且つ
上下方向に移動可能に固定ピン15が配設されている。
なお、当該固定ピン15は、図8に示すように、ユニッ
トハウジング8との間に挿入されたバネ16により上方
へ力が付勢されると共に上記カム駆動伝達部材12のギ
ア12gに重なるように配置されたカム12bの溝部1
2b’と係合してその高さが設定されるようになってい
る。更に説明すると、上記カム12bは、後述するよう
に、パルスモータ34によって所定のタイミングで所定
の方向に回転駆動されるようになっており、このカム1
2aの内部に穿設された溝部12b’は、固定ピン15
の側面に突設された凸部15aと係合するように配置さ
れている。そして、上記カム12bが図8中に矢印で示
す方向に回転すると、当該カム12bの溝部12b’の
形状に応じて固定ピン15の凸部15aが上方又は下方
に移動し、これに伴って、固定ピン15が上下方向に所
定のタイミングで移動するようになっている。なお、図
8では、記録ヘッドキャリッジ3を見る方向が図6と逆
になっているため、カム12bが回転する方向も図6の
カム12aと逆方向になっているが、これらのカム12
b及びカム12aは、後述するように、同一の駆動軸に
取り付けられ、同じパルスモータ34によって回転駆動
されるものである。
【0038】そして、上記ステーション本体8は、図7
に示すように、まず、上記係合ピン14cと凸部14a
とが係合できる高さまで上記キャップキャリッジ10を
上昇させ(同図(b)を参照)、次に、記録ヘッドキャ
リッジ3を左側に移動させて当該係合ピン14cと右側
の凸部14aとを係合させ更にキャップキャリッジ10
を左側に少し移動させ(同図(c)を参照)、更に、キ
ャップキャリッジ10を上昇させてキャップ部材9c、
9dがノズル部3b、3cに圧接される(同図(d)を
参照)ことにより、確実にキャッピングすることができ
る。また、上記ステーション本体4aでは、キャップ部
材9c、9dをノズル部3b、3cに圧接する際に、上
記固定ピン15を上昇させて左側の凸部14bとを係合
させることにより、上記2つの凸部14a、14bの間
に係合ピン14c及び固定ピン15を挿入して記録ヘッ
ドキャリッジ3を固定することができる。
【0039】また、図5及び図9において、符号17a
はポンプ、17bは当該ポンプ17aと各キャップ部材
9c、9dとを接続する2つのホースであり、これらで
ポンプ部材17が形成され、当該1つのポンプ17aに
より各キャップ部材9c、9d内のインクを吸引するよ
うになっている。また、当該ポンプ17aの排出口23
には排インク導体18が接続され、当該排インク導体1
8から上記排インク吸収体4bに対してインクが排出さ
れるように構成されている。
【0040】上記排インク導体18は、図10に示すよ
うに、上記ポンプ17aと排インク吸収体4bとが略水
平な位置に配設されるため、且つ、当該排インク吸収体
4bを交換する際に排インクが垂れることがないよう
に、当該排インク導体の排出口にスポンジ18bが配設
されている。
【0041】上記ポンプ17aは、図11に示すよう
に、シリンダ20の上部に2つのインク吸引口21、2
2が形成されると共に、インクを排出し易いようにその
中央下部にインク排出口23が形成されている。以下に
おいて、上記右側のキャップ部材9cに接続されたイン
ク吸引口21を右側のインク吸引口と呼び、他方左側の
キャップ部材9dに接続されたインク吸引口22を左側
のインク吸引口と呼ぶ。また、上記シリンダ20内に
は、図12に示すように、当該シリンダ20の内周面に
当接する大きさに形成され、且つ、その中心部分に貫通
孔26が形成されたピストンヘッド37と、当該貫通孔
26よりも小径d2 (<d1 ≒d1 ’)に形成されたピ
ストンロッド24とからなるピストンが配設されてい
る。
【0042】上記ピストンヘッド37は、詳しくは、そ
の周面の両端部分に一対のゴム製のピストンリング25
が配設されると共に、それらの間の側面に上記貫通孔2
6に連通するインク流出口27が形成されている。
【0043】上記ピストンロッド24は、詳しくは、上
記ピストンヘッドの貫通孔26を塞ぐ大きさに形成され
た一対の貫通孔閉塞板28を有し、且つ、当該2つの貫
通孔閉塞板28は上記ピストンヘッドの貫通孔26の長
さl1 よりも若干長い間隔l 2 (>l1 )でもって配設
されている。また、当該ピストンロッド24は駆動伝達
アーム19を介して上記カム駆動伝達部材12のカム1
2dに連結されている。なお、ピストンロッド24は、
図示しないシール部材によって、シリンダ20に対して
液密状に挿通されていることは勿論である。更に説明す
ると、上記ピストンロッド24が駆動伝達アーム19を
介して連結されるカム12dは、図21及び図22に示
すように、内側の大きなカム12d’と、外側の小さな
カム12d”とから構成されており、このカム12d
は、後述するように、パルスモータ34によってギア1
2gを介して回転駆動される駆動軸に一体的に取り付け
られて、所定のタイミングで所定の方向に回転駆動され
るようになっている。また、上記駆動伝達アーム19の
端部には、駆動軸の端部に設けられた摺動部と嵌合する
嵌合部19aが設けられていると共に、この嵌合部19
aには、駆動軸の摺動部と嵌合状態で摺動する長孔19
bが設けられている。さらに、上記駆動伝達アーム19
の嵌合部19aの側面には、図23及び図24に示すよ
うに、長孔19bが駆動軸の摺動部に嵌合した状態で、
内側の大きいカム部12d’と係合するボス部19c
と、外側の小さいカム部12d”と係合するボス部19
dとが突設されている。そして、上記カム12dを図2
3中、矢印a方向に回転させると、外側の小さなカム1
2d”が駆動伝達アーム19の嵌合部19aに設けられ
たボス部19dと係合し、ピストンロッド24を図23
中左方向に移動させるようになっている。一方、上記カ
ム12dを図23中、矢印b方向に回転させると、内側
の大きなカム12d’が駆動伝達アーム19の嵌合部1
9aに設けられたボス部19cと係合し、ピストンロッ
ド24を図23中右方向に移動させるようになってい
る。このように、駆動伝達アーム19の嵌合部19aに
設けられたボス部19cとボス部19dの間隔、及び内
側の大きなカム12d’と外側の小さなカム12d”の
形状が設定されている。
【0044】そして、当該ポンプ17aは、図13に示
すように、ピストンロッド24が引っ張られることで、
右側のインク吸引口21からインクを吸引し、且つ、ピ
ストンの左側29に収容されていた排インクを上記貫通
孔26及びインク流出口27を介してインク排出口23
から排出する。また、当該ポンプ17aは、図14に示
すように、ピストンロッド24が押し戻されることで、
左側のインク吸引口22からインクを吸引し、且つ、ピ
ストンの右側30に収容されていた排インクを上記貫通
孔26及びインク流出口27を介してインク排出口23
から排出する。
【0045】また、本実施例では、上記右側のインク吸
引口21は、シリンダ20の中央寄りに形成されてピス
トンヘッド37がある程度移動した時に初めて上記シリ
ンダ20内の空間30に連通するように構成されている
ので、図15内の線(a)に示すように非常に高い圧力
が瞬時に作用する。他方、上記左側のインク吸引口22
は、シリンダ20の端部よりに配設されて常にシリンダ
20内と連通するように構成されているので、図15内
の線(b)に示すように低い圧力が比較的長い時間作用
する。なお、図15はポンプ17aが吸引を開始してか
らの時間に対する圧力の変化を示したものであり、ポン
プ17aが吸引を開始するタイミングは、上述したよう
に、ピストンヘッド37の位置によって決定される。
【0046】次に、図5において、符号31は右側のキ
ャップ部材9cの連通孔9fを封止する封止弁であり、
上記キャップキャリッジ10上に配設されている。そし
て、当該封止弁31は、図16に示すように、キャップ
キャリッジ10が記録ヘッドキャリッジ3に押されて左
側に移動することによって上記連通孔9fを封止するよ
うに構成されている。なお、図16では、封止弁31の
回動を抑えるストッパ(不図示)が固定して設けられて
おり、封止弁31とキャップキャリッジ10が移動して
も、このストッパは移動せず、図16(a)に示す位置
では、連通孔9fが開放されているが、図16(b)に
示すように、キャップキャリッジ10が移動すると、ス
トッパによる封止弁31の規制が解除されることによ
り、図16(c)に示すように、封止弁31は連通孔9
fを封止する。
【0047】そして、上記ステーション本体4aは、図
17に示すように、上記右側の凸部14aと係合ピン1
4cとを係合させて黒用のノズル部3bを右側のキャッ
プ部材9cで被覆する(同図(a)〜(d)を参照)と
共に、記録ヘッドキャリッジ3を左側に移動させて当該
右側のキャップ部材9cの貫通孔9fを封止弁31で封
止し(図17(e)、図16(c)を参照)、その状態
で上記ポンプ17aを動作させることで、上記黒用のノ
ズル部3b内の増粘したインク等の異物を吸引すること
ができる。
【0048】また、上記ステーション本体4aは、図1
8に示すように、上記左側の凸部14bと係合ピン14
cとを係合させてカラー用のノズル部3cを右側のキャ
ップ部材9cで被覆する(同図(a)〜(d)を参照)
と共に、記録ヘッドキャリッジ3を左側に移動させて当
該右側のキャップ部材9cの貫通孔9fを封止弁31で
封止し(同図(e)を参照)、その状態で上記ポンプ1
7aを動作させることで、上記カラー用のノズル部3c
内に増粘したインク等の異物を吸引することができる。
【0049】更に、上記ステーション本体4aは、各キ
ャップ部材9c、9dに上記各ノズル部3b、3cを対
向させるように記録ヘッドキャリッジ3を位置決めし
(図17(c)を参照)、その状態で上記ポンプ17a
を動作させることで、各ノズル部3b、3cから飛翔さ
せたインクを各キャップ部材9c、9dで受けて、且
つ、当該インクを上記ポンプ17aにて吸引することが
できる。
【0050】更に、図5において、符号32はゴムブレ
ードを有するワイパー部材であり、ステーション本体4
aとの間に設けられたバネ33により上方への力が付勢
されると共に、上記カム駆動伝達部材12により下方に
押し下げられてその高さが設定されるようになってい
る。また、図19(b)において、符号3j、3kはス
ポンジからなるインク吸収体である。更に説明すると、
上記ワイパー部材32を駆動するカム12cは、後述す
るように、パルスモータ34によって所定のタイミング
で所定の方向に回転駆動されるようになっており、この
カム12cは、ワイパー部材32に設けられた凸部32
aと係合するように配置されている。そして、上記カム
12cが図19中に矢印で示す方向に回転すると、当該
カム12cの外形に応じてワイパー部材32に設けられ
た凸部32aが押され、ワイパー部材32が支点8を中
心にして揺動することによって、当該ワイパー部材32
は、上下方向に所定のタイミングで移動するようになっ
ている。
【0051】そして、図19に示すように、上記ステー
ション本体4aが、上記ワイパー部材32をそのブレー
ド先端が上記ノズル部3b、3cの移動経路上に位置す
るように移動させると共に、上記記録ヘッドキャリッジ
3をホームポジションから右側に移動させることで、各
ノズル部3b、3cの先端に上記ブレードを当接させる
ことができる。また、上記ブレードは、各ノズル部先端
に接触した後、上記インク吸収体3j、3kに当接する
ことでクリーニングされるので、黒インクが各カラーイ
ンクに混色したりすることはない。
【0052】最後に、図5において、符号34はパルス
モータ、12はカム駆動伝達部材、35は当該パルスモ
ータ34の回転をカム駆動伝達部材12に伝達するギア
列、36はカム駆動伝達部材12の回転位相を検出する
センサであり、これらにより駆動手段が構成されてい
る。
【0053】上記カム駆動伝達部材12には、上述した
ように、図21に示す如く、上記キャップ部材9c、9
d等を上下移動させるためのキャッピング用カム12a
と、上記固定ピン15を上下移動させるためのカム12
bと、上記ポンプ17aを駆動するためのポンピング用
カム12dと、上記ワイパー部材32を上下移動させる
ためのワイピング用カム12cと、上記センサ36用の
カム部材12eとからなる。
【0054】そして、これら各カム12a〜eは、図2
0に示すように、カム駆動伝達部材12の所定の回転位
相に対して各部材を移動(駆動)させるように形成され
ている。具体的に上図を説明すると、カムの回転位相3
50〜10°には全ての部材9c、9d、14c、1
5、32が退避ポジションにある画像形成モードが割り
付けられ、30〜50°にはキャップキャリッジ10を
ハーフポジションまで上昇させるキャップ位置決めモー
ドが割り付けられ、70〜120°にはキャップ部材等
9c、9d、14c及び固定ピン15を上昇させるキャ
リッジ停止モードが割り付けられ、120〜200°に
はキャップ部材等9c、9d、14c及び固定ピン15
を上昇させた状態でポンプ17aを駆動させるバキュー
ムモードが割り付けられ、280〜350°にはキャッ
プ部材等9c、9d、14c及び固定ピン15を退避さ
せた状態でポンプ17aを駆動させるキャップ内空バキ
ュームモードが割り当てられ、更に、320〜330°
にはワイパー部材32を上昇させるワイピングモードが
割り当てられている。なお、上記キャップ内空バキュー
ムモードは、ダミージェットにより吐出されたインクを
吸引するために使用される。このように、パルスモータ
34、カム駆動伝達部材12、パルスモータ34の回転
をカム駆動伝達部材12に伝達するギア列35、カム駆
動伝達部材12の回転位相を検出するセンサ36等から
なる駆動手段は、簡単な構成の1つの駆動手段のみでキ
ャップ部材9c、9d、ワイパー部材32、キャリッジ
位置固定部材15及びキャップ連通孔封止部材31を上
下方向に移動させることができ、しかも所定のタイミン
グで所定の部材のみを駆動されることが可能となってい
る。
【0055】そして、本実施形態では、非画像形成時に
は記録ヘッドキャリッジ3をホームポジションに設定す
ると共にキャリッジ停止モードに設定し、画像形成を開
始する際には、上記ダミージェット及びワイピングモー
ドを実行してから画像形成モードに入るように設定し、
画像形成終了時はキャップ位置決めモードを実行してか
らキャリッジ停止モードとなるように設定し、更に、ユ
ーザの司令に基づいて上記バキュームモードを実行する
ように設定して実験を行なった。
【0056】その結果、上記インクジェット方式の画像
形成装置では、長期に渡ってノズル部3b、3cの詰ま
りや画像形成不良が発生することはなく、また、当該期
間の後にノズル部3b、3cの詰まりが発生しても直ち
に回復させることができた。
【0057】また、本実施形態のインクジェット方式の
画像形成装置では、1つのパルスモータでもって、上記
キャップ部材9c、9d、ワイパー部材32、キャリッ
ジ位置固定部材15及びキャップ連通孔封止部材31を
上記記録ヘッドキャリッジの移動経路に対して進退させ
て位置決めすると共に、上記ポンプ17aが作動させる
ようにしたので、各部材毎に個別に駆動手段を設ける必
要がなく、装置を非常に小型化することができた。
【0058】
【発明の効果】以上の通り、本発明のインクジェット方
式の画像形成装置では、上記キャップ部材、ワイパー部
材、キャリッジ位置固定部材及びキャップ連通孔封止部
材を上記記録ヘッドキャリッジの移動経路に対して進退
させて位置決めすると共に、上記ポンプを作動させる駆
動手段を設けたので、各部材毎に個別に駆動手段を設け
る必要がなく、上記各種の問題を解決すると共に、装置
を効果的に小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態1に係るインクジェット方
式の画像形成装置の要部斜視図。
【図2】 図1の記録ヘッドキャリッジのイメージ断面
図。
【図3】 図1の画像形成装置の画像形成動作イメージ
の説明図。
【図4】 図1のメンテナンスステーションの斜視図。
【図5】 図4のメンテナンスステーションの部品展開
斜視図。
【図6】 キャッピング動作説明図(その1)。
【図7】 キャッピング動作説明図(その2)。
【図8】 ロック動作説明図。
【図9】 インクの排出経路概略説明図。
【図10】 排インク導体の構成図((a)は一部切欠
斜視図,(b)は断面図)。
【図11】 ポンプの正面図。
【図12】 ポンプの分解図。
【図13】 ポンプの動作説明図(その1)。
【図14】 ポンプの動作説明図(その2)。
【図15】 ポンプの吸引圧力図。
【図16】 キャップ部材の連通孔の封止動作説明図。
【図17】 右側のノズル部のバキューム動作の説明
図。
【図18】 左側のノズル部のバキューム動作の説明
図。
【図19】 ワイピング動作説明図。
【図20】 カム駆動伝達手段の回転位相に対する各動
作の割り付けの説明図。
【図21】 駆動手段の斜視図。
【図22】 駆動手段の側面図。
【図23】 ポンプを駆動する駆動手段の側面図。
【図24】 ポンプを駆動する駆動手段の平面図。
【符号の説明】
1:記録媒体搬送部材、3:記録ヘッドキャリッジ、3
b、3c:ノズル部、9c、9d:キャップ部材、9
f:連通孔、17:ポンプ部材、31:キャップ連通孔
封止部材、32:ワイパー部材、15:キャリッジ位置
固定部材、10:キャップキャリッジ、14:係合部
材、34:パルスモータ(正逆回転可能な駆動モー
タ)、12:カム駆動伝達部材。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体を一定の方向に搬送する記録媒
    体搬送部材と、当該記録媒体の搬送経路に対向して且つ
    当該記録媒体の搬送方向と垂直な方向に移動可能に配設
    され、当該記録媒体の搬送方向に向かってノズル部から
    インクを飛翔させる記録ヘッドキャリッジとを有し、記
    録媒体搬送部材で記録媒体を搬送し、且つ、上記記録ヘ
    ッドキャリッジを往復動作させた状態で、画像情報に応
    じてインクを飛翔させることで、当該記録媒体上に所定
    の画像を形成するインクジェット方式の画像形成装置に
    おいて、上記ノズル部の移動経路に対向して移動可能に
    配置され、当該ノズル部を被覆するキャップ部材と、上
    記ノズル部の移動経路に対向して移動可能に配置され、
    当該ノズル部の先端に付着したインクを除去するワイパ
    ー部材と、上記キャップ部材及びワイパー部材を上下方
    向に往復移動させる移動手段とを設けたことを特徴とす
    るインクジェット方式の画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記キャップ部材に接続され、該キャッ
    プ部材の内部を吸引する往復動型ポンプ部材を設け、前
    記駆動手段は前記ポンプ部材を作動させることを特徴と
    する請求項1に記載のインクジェット方式の画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 前記記録ヘッドキャリッジ移動経路に対
    向して配置され、当該キャリッジを固定するキャリッジ
    位置固定部材を設け、前記駆動手段は前記キャリッジ位
    置固定部材を上下方向に往復移動させることを特徴とす
    る請求項1に記載のインクジェット方式の画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 前記駆動手段は、駆動源と、該駆動源か
    ら駆動力を伝達される軸体と、該軸体に設けられたキャ
    ップ部材移動用カムと、前記軸体に設けられたワイパー
    部材移動用カムとからなることを特徴とする請求項1に
    記載のインクジェット方式の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記軸体に設けられたポンプ部材作動用
    カムを有することを特徴とする請求項4に記載のインク
    ジェット方式の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記軸体に設けられたキャリッジ位置固
    定部材移動用カムを有することを請求項4に記載のイン
    クジェット方式の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 キャップ部材を保持し、記録ヘッドキャ
    リッジの移動経路に対向して、且つ、当該記録ヘッドキ
    ャリッジに向かって及び当該記録ヘッドキャリッジの移
    動方向と同じ方向に移動可能に配設されたキャップキャ
    リッジと、当該キャップキャリッジ及び記録ヘッドキャ
    リッジそれぞれに設けられ、互いに係合する係合部材と
    を有する請求項1記載のインクジェット方式の画像形成
    装置であって、上記係合部材が互いに係合可能な位置ま
    で上記キャップキャリッジを移動させ、当該係合部材が
    互いに係合し更に上記キャップキャリッジが記録ヘッド
    キャリッジと共にその移動方向と同じ方向に所定の位置
    まで移動するように記録ヘッドキャリッジを移動させ、
    更に、上記キャップ部材がノズル部を被覆するまで上記
    キャップキャリッジを移動させることで、ノズル部を被
    覆することを特徴とするインクジェット方式の画像形成
    装置。
  8. 【請求項8】 前記キャップに前記ノズル部を被覆状態
    において外気と連通する連通孔を有すると共に、キャッ
    プキャリッジにキャップ連通孔封止部材を配設し、当該
    キャップキャリッジが記録ヘッドキャリッジの移動方向
    と同じ方向に移動することに起因してキャップ連通孔封
    止部材が連通孔を封止することを特徴とする請求項7記
    録のインクジェット方式の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記キャップ連通孔封止部材が対応して
    設けられたキャップ部材、並びに、キャップ連通孔封止
    部材が対応して設けられていないキャップ部材を有する
    請求項8記載のインクジェット方式の画像形成装置であ
    って、上記キャップ連通孔封止部材が対応して設けられ
    たキャップ部材で各ノズル部の吸引を行うことを特徴と
    するインクジェット方式の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記駆動手段は、正逆回転可能な駆動
    モータと、当該駆動モータの回転を上記各部材に伝達す
    るカム駆動伝達部材とで構成され、位置決めする際には
    当該駆動モータを所定の回転角度で停止させ、ポンプを
    作動させる際には所定の回転角度の範囲内で当該モータ
    を連続に正逆回転させるようにしたことを特徴とする請
    求項2記載のインクジェット方式の画像形成装置。
JP20050797A 1996-07-30 1997-07-25 インクジェット方式の画像形成装置 Pending JPH1095127A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002361881A (ja) * 2001-06-11 2002-12-18 Mimaki Engineering Co Ltd メンテナンス機構を持つインクジェットプリンタ
US6695430B2 (en) 2001-04-20 2004-02-24 Seiko Epson Corporation Maintenance apparatus and printer using the same
JP2008179155A (ja) * 2008-03-07 2008-08-07 Seiko Epson Corp インクジェットプリンタ

Cited By (4)

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