JPH1093955A - エレベータの画像遠隔監視装置 - Google Patents

エレベータの画像遠隔監視装置

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JPH1093955A
JPH1093955A JP24790596A JP24790596A JPH1093955A JP H1093955 A JPH1093955 A JP H1093955A JP 24790596 A JP24790596 A JP 24790596A JP 24790596 A JP24790596 A JP 24790596A JP H1093955 A JPH1093955 A JP H1093955A
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JP
Japan
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mask
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car
data
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JP24790596A
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English (en)
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Takayuki Matsui
孝行 松井
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Hitachi Building Systems Co Ltd
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Hitachi Building Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 伝送する画像データ量の低減を図ることので
きるエレベータの画像遠隔監視装置の提供。 【解決手段】 カメラ2、3より出力される画像データ
を処理する画像処理装置5は、あらかじめ定められる複
数のかご停止位置に乗かごがあるときに、カメラ2、3
から画像データを入力する入力制御手段、例えば画像処
理CPU507と、画像マスクの領域に関するマスクデ
ータを記憶するマスク記憶手段、例えばマスクメモリ5
05と、画像データから各画像データに対応する画像マ
スクの領域を除去する処理手段、例えば画像処理CPU
507と、この処理手段により処理された画像データを
記憶する出力画像記憶手段、例えば出力画像メモリ50
6とを有し、この出力画像記憶手段に記憶した画像デー
タを監視センタ9に伝送するようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する利用分野】本発明は、エレベータの画像
遠隔監視装置に係り、特に、地震発生時に、地震前後の
昇降路内の画像を用いて異常の有無を判断するエレベー
タの画像遠隔監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エレベータは地震の震度が4以上である
場合、乗客の安全と設備機器の損傷拡大を防止するた
め、乗かごが走行中であれば最寄り階に停止して乗客を
降ろし、ドアを閉めてサービスを休止する。そして、サ
ービスを再開するためには、専門のエンジニアが昇降路
内の異常の有無を目視で確認するとともに、乗かごを低
速で運転して異常な振動や音がしないことを確認し、か
つ、通常の速度で運転して確認する等の作業が必要であ
った。
【0003】そこで、このような復旧のための点検作業
を容易にするため、従来、地震後の昇降路内の画像をカ
メラで撮らえるとともに、この画像を、前記画像に対応
する正規の状態における画像と比較する手段を備えたも
のが提案されている。
【0004】なお、この種のものとして、例えば特公平
1−47382号公報に記載されるものを挙げることが
できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した従
来のものでは、地震後の画像と、この画像に対応する正
規の状態における画像と比較して異常の有無を判断する
ために画像データが大量に必要であり、したがって、こ
の画像データを撮像地点、すなわち、エレベータの備え
られたビルから、外部、例えば監視センタに伝送するの
に長時間を要するという問題があるとともに、監視員は
表示された大量の画像データに基づき異常の有無を判断
するため、見落としや負担が大きいという問題もあっ
た。
【0006】本発明はこのような従来技術における実情
に鑑みてなされたもので、その第1の目的は、伝送する
画像データ量の低減を図ることのできるエレベータの画
像遠隔監視装置を提供することにある。
【0007】また、第2の目的は、より画像データ量の
低減を図ることのできるエレベータの画像遠隔監視装置
を提供することにある。
【0008】また、第3の目的は、容易に、かつ、正確
に異常の有無を判断することのできるエレベータの画像
遠隔監視装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この第1の目的を達成す
るために本発明の請求項1記載の発明は、ビルに、エレ
ベータの乗かごに取付けられ、昇降路内の画像を撮像す
る撮像手段と、この撮像手段より出力される画像データ
を処理する画像処理装置とを備えるとともに、前記エレ
ベータを通信回線を介して監視する監視センタに、前記
画像データを受信して表示する表示手段を備えたエレベ
ータの画像遠隔監視装置において、前記画像処理装置
は、あらかじめ定められる複数のかご停止位置に前記乗
かごがあるときに、前記撮像手段から前記画像データを
入力する入力制御手段と、画像マスクの領域に関するマ
スクデータを記憶するマスク記憶手段と、前記画像デー
タから各画像データに対応する前記画像マスクの領域を
除去する処理手段と、この処理手段により処理された画
像データを記憶する出力画像記憶手段とを有し、この出
力画像記憶手段に記憶した画像データを前記監視センタ
に伝送するようにした構成にしてある。
【0010】前記のように構成した本発明の請求項1記
載の発明によれば、あらかじめ定められた複数のかご停
止位置に乗かごがあるとき、入力制御手段が撮像手段に
より画像データを入力すると、除去手段は、前記複数の
かご停止位置のそれぞれに応じて設定される画像マスク
の領域を記憶するマスク記憶手段から、前記画像データ
に対応するマスクデータを読み出すとともに、前記画像
データから前記画像マスクの領域を除去する。この処理
手段により処理された画像データを出力画像記憶手段に
記憶させた後、通信回線を介して監視センタに伝送し、
次いで、前記監視センタの表示手段により前記画像デー
タが表示され、監視員はこの表示に基づき異常の有無を
判断する。このように、撮像手段から入力された画像デ
ータから画像マスクの領域を除去するため、伝送する画
像データ量の低減を図ることができる。
【0011】また、第2の目的を達成するために本発明
の請求項3記載の発明は、前記撮像手段は、前記乗かご
上に取付けられるとともに、前記処理手段は、前記マス
クデータに基づき、それぞれのかご停止位置における前
記昇降路内の画像と1階床上のかご停止位置における前
記昇降路内の画像との重複部分を認識し、この重複部分
に応じて前記画像マスクの領域を演算する構成にしてあ
る。
【0012】前記のように構成した本発明の請求項3記
載の発明によれば、乗かごがかご停止位置位置にあると
き、前記乗かご上に取付けられた撮像手段を介して画像
データが入力されると、前記処理手段は、マスク記憶手
段から前記画像データに対応するマスクデータを読み出
すとともに、このマスクデータに基づき、それぞれのか
ご停止位置における前記昇降路内の画像と1階床上のか
ご停止位置における前記昇降路内の画像との重複部分を
認識し、この重複部分に応じて前記画像マスクの領域を
演算して、前記画像データから前記画像マスクの領域を
除去する。このように、各画像データに含まれる重複部
分がマスクして取り除かれ、したがって、より画像デー
タ量の低減を図ることができる。
【0013】また、第2の目的を達成するために本発明
の請求項4記載の発明は、前記撮像手段は、前記乗かご
下に取付けられるとともに、前記処理手段は、前記マス
クデータに基づき、それぞれのかご停止位置における前
記昇降路内の画像と1階床下のかご停止位置における前
記昇降路内の画像との重複部分を認識し、この重複部分
に応じて前記画像マスクの領域を演算する構成にしてあ
る。
【0014】前記のように構成した本発明の請求項4記
載の発明によれば、乗かごがかご停止位置位置にあると
き、前記乗かご下に取付けられた撮像手段を介して画像
データが入力されると、前記処理手段は、マスク記憶手
段から前記画像データに対応するマスクデータを読み出
すとともに、このマスクデータに基づき、それぞれのか
ご停止位置における前記昇降路内の画像と1階床下のか
ご停止位置における前記昇降路内の画像との重複部分を
認識し、この重複部分に応じて前記画像マスクの領域を
演算して、前記画像データから前記画像マスクの領域を
除去する。このように、各画像データに含まれる重複部
分がマスクして取り除かれ、したがって、より画像デー
タ量の低減を図ることができる。
【0015】また、第2の目的を達成するために本発明
の請求項5記載の発明は、前記撮像手段は、前記乗かご
上に取付けられるとともに、前記画像マスクの領域を、
それぞれのかご停止位置における前記昇降路内の画像と
1階床上のかご停止位置における前記昇降路内の画像と
の重複部分に応じてあらかじめ設定し、マスクデータと
してマスク記憶手段に記憶する構成にしてある。
【0016】前記のように構成した本発明の請求項5記
載の発明によれば、まず、画像マスクの領域を、それぞ
れのかご停止位置における前記昇降路内の画像と1階床
上のかご停止位置における前記昇降路内の画像との重複
部分に応じてあらかじめ設定し、マスクデータとしてマ
スク記憶手段に記憶する。しかして、乗かごがかご停止
位置位置にあるとき、前記乗かご上に取付けられた撮像
手段を介して画像データが入力されると、前記画像デー
タに対応するマスクデータ、すなわち、画像マスクの領
域がマスク記憶手段から読み出され、前記画像データか
ら前記画像マスクの領域が除去される。このように、各
画像データに含まれる重複部分がマスクして取り除か
れ、したがって、より画像データ量の低減を図ることが
できる。
【0017】また、第2の目的を達成するために本発明
の請求項6記載の発明は、前記撮像手段は、前記乗かご
下に取付けられるとともに、前記画像マスクの領域を、
それぞれのかご停止位置における前記昇降路内の画像と
1階床下のかご停止位置における前記昇降路内の画像と
の重複部分に応じてあらかじめ設定し、マスクデータと
してマスク記憶手段に記憶する構成にしてある。
【0018】前記のように構成した本発明の請求項6記
載の発明によれば、まず、画像マスクの領域を、それぞ
れのかご停止位置における前記昇降路内の画像と1階床
下のかご停止位置における前記昇降路内の画像との重複
部分に応じてあらかじめ設定し、マスクデータとしてマ
スク記憶手段に記憶する。しかして、乗かごがかご停止
位置位置にあるとき、前記乗かご下に取付けられた撮像
手段を介して画像データが入力されると、前記画像デー
タに対応するマスクデータ、すなわち、画像マスクの領
域がマスク記憶手段から読み出され、前記画像データか
ら前記画像マスクの領域が除去される。このように、各
画像データに含まれる重複部分がマスクして取り除か
れ、したがって、より画像データ量の低減を図ることが
できる。
【0019】また、第3の目的を達成するために本発明
の請求項5記載の発明は、前記画像マスクの領域に、当
該画像に関する情報を入力する情報入力手段を備えた構
成にしてある。
【0020】前記のように構成した本発明の請求項5記
載の発明によれば、監視センタの表示手段により画像デ
ータが表示される際、マスクの領域に、情報入力手段に
より入力された当該画像に関する情報も付せて表示さ
れ、監視員は前記画像データおよび前記情報に基づき異
常の有無を判断する。これによって、容易に、かつ、正
確に異常の有無を判断することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明のエレベータの画像
遠隔監視装置の実施の形態を図に基づいて説明する。
【0022】図1は本発明のエレベータの画像遠隔監視
装置の一実施形態を示すブロック図、図2は図1の画像
遠隔監視装置の全体構成を示す説明図、図3は入力画像
および出力画像を示す説明図、図4は図1の画像遠隔監
視装置の処理手順を示すフローチャート、図5は図4の
Aに続く画像遠隔監視装置の処理手順を示すフローチャ
ートである。
【0023】一般にエレベータは図2に示すように、昇
降路12を昇降する乗かご1と、この乗かご1と綱車8
a、8bに巻き掛けられるロープ11を介して連結され
るつり合いおもり10と、機械室13に設けられ、乗か
ご1を昇降させる図示しない巻上機を駆動制御するとと
もに、乗場14、16の乗場ドア15a、かごドア15
bを制御する制御盤6とを備えている。
【0024】そして、本実施形態の画像遠隔監視装置
は、乗かご1に取付けられ、昇降路12内の画像を撮像
する撮像手段、例えばカメラ2、3と、このカメラ2、
3とケーブル4を介して接続され、カメラ2、3より出
力される画像データを処理する画像処理装置5とを備え
るとともに、エレベータを通信回線7を介して監視する
監視センタ9に、前記画像データの受信等を行う端末装
置9aおよび前記画像データを表示する表示手段、例え
ばモニタ9bを備えている。なお、前記のカメラ2は乗
かご1上に取付けられ、前記のカメラ3は乗かご1下に
取付けられている。また、後述する画像マスクの領域
に、当該画像に関する情報を入力する情報入力手段は、
例えば端末装置9aからなっている。
【0025】また、前記画像処理装置5は図1に示すよ
うに、カメラ2、3から画像データが送られる映像信号
切換器501と、映像信号切換器501の出力をデジタ
ルデータに変換するA/D変換器502と、デジタルデ
ータに変換された入力画像が記憶される入力画像メモリ
503と、制御盤6から出力される停止階および運転方
向の制御信号が入力されるデジタル信号入力部504
と、画像マスクの領域に関するマスクデータを記憶する
マスクメモリ505と、前記画像データから各画像デー
タに対応する前記画像マスクの領域を除去する処理手
段、例えば画像処理CPU507と、画像処理CPU5
07により処理された画像データを記憶する出力画像記
憶手段、例えば出力画像メモリ506と、通信回線7を
介して画像データの送信等を行う画像データ送受信回路
508とを有している。なお、あらかじめ定められる複
数のかご停止位置に乗かご1があるときに、カメラ2、
3から画像データを入力する入力制御手段は、例えば画
像処理CPU507からなっている。
【0026】この実施形態にあっては図4、5に示すよ
うに、画像処理CPU507は、ステップS1としてデ
ジタル信号入力部504を介しエレベータの制御盤6よ
り乗かご1の停止階と運転方向の制御信号を取り込む。
そして、あらかじめ定められる複数のかご停止位置、す
なわち、平常時のかご停止位置に乗かご1があるとき、
ステップS2として乗かご1が上昇運転であることが判
断された場合にはステップS3として乗かご1上に設置
されたカメラ2の画像データをA/D変換器502に取
り込めるように映像切換器501を切換え、デジタルデ
ータに変換された入力画像を入力画像メモリ503に記
憶し、次に、ステップS4としてマスクメモリ505に
記憶される停止階と運転方向に対応した画像座標のマス
クデータから画像マスクの領域を演算する。また、ステ
ップS2で乗かご1が下降運転であることが判断された
場合にはステップS5として乗かご1下に設置されたカ
メラ3の画像データをA/D変換器502に取り込める
ように映像切換器501を切換え、デジタルデータに変
換された入力画像を入力画像メモリ503に記憶し、次
に、ステップS6としてマスクメモリ505に記憶され
る停止階と運転方向に対応した画像座標のマスクデータ
から画像マスクの領域を演算する。
【0027】この後、画像処理CPU507は、ステッ
プS7として入力画像メモリ503の画像データからス
テップS4あるいはステップS6で求めた画像マスクの
領域を除去する演算をし、ステップS8として画像処理
CPU507により処理された画像データが出力画像メ
モリ506に書き込まれる。次いで、ステップS9とし
て監視センタから画像データの送信要求の有無を判断
し、送信要求がなければステップS1に戻り、送信要求
がある場合はステップS10として出力画像メモリ50
6から運転方向および階床に対応する画像データを読み
出す。次に、ステップS11として前記画像データを画
像データ送受信回路508から通信回線7を介して監視
センタ9に送信する。
【0028】監視センタ9では送信されてきた画像デー
タを端末装置9aで受信してモニタ9bで表示できるよ
うに信号変換するとともに、当該画像に関する情報、例
えば階床名や撮影した日時をスパーインポーズし、モニ
タ9bに出力する。監視員はこのモニタ9bに表示され
る画像および画像に関する情報から各階床に異常がない
かを順に調査し、異常がない場合にはサービスの再開を
行なう。
【0029】図3を用いてマスクメモリのマスクデータ
と画像マスクの領域の設定について説明する。乗かご1
上のカメラ2による入力画像は、昇降路12内の奥行き
に対して末広がりの2次元画像となり、乗かご1の行程
に対して変化する。例えば、1階床で撮像された入力画
像には図3の(a1)に示すように2階床以上が含ま
れ、2階床で撮像された入力画像には図3の(b1)に
示すように3階床以上が含まれ、3階床で撮像された入
力画像には図3の(c1)に示すように4階床以上が含
まれる。そこで、本実施形態では各階床の入力画像に含
まれる画像データの重複をマスクして取り除くようにし
たものである。すなわち、乗かご1の停止する階床と乗
かご1の移動方向に対し、1つ上あるいは下の階床で撮
影される画像の大きさを演算することができるので、こ
の大きさをあらかじめマスクメモリ505に記憶させて
おき、入力画像をマスクするようにしている。図3に示
すように、画像マスクの領域はモニタ9b上では白ある
いは黒色となり、図3の(a2)、(b2)、(c2)
に示すようにこの部分に当該画像の階床あるいは撮影日
時を表示する。
【0030】このようにして、本実施形態では地震によ
り地震時管制運転モードに入り、乗客を最寄り階に降ろ
したあとサービスを停止して待機状態にある時、乗かご
1を低速運転モードで各階に停止するごとに、運転方向
と階床に対して昇降路12内の異常の有無を画像から検
知し、異常が検知された場合にはサービスを停止して安
全を確保する。
【0031】このように構成した実施形態では、カメラ
2、3から入力された画像データから画像マスクの領域
を除去するため、伝送する画像データ量の低減を図るこ
とができる。また、各画像データに含まれる重複部分が
マスクして取り除かれ、したがって、より画像データ量
の低減を図ることができる。さらに、監視員は画像デー
タおよび当該画像に関する情報に基づき異常の有無を判
断するため、容易に、かつ、正確に異常の有無を判断す
ることができる。
【0032】なお、本実施形態では各階床毎に、各画像
データに含まれる重複部分に応じて画像マスクの領域は
変更するが、各階床での画像マスクの領域を最小値に固
定するなどして、簡易化しても効果を得られることは明
らかである。
【0033】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の発明は以上のよ
うに構成したので、画像データから画像マスクの領域を
除去し、伝送する画像データ量の低減を図ることがで
き、これによって、伝送時間を短縮することができる。
また、監視員は従来に比べて少ない画像データに基づき
異常の有無を判断することができ、見落とや負担を低減
することができる。
【0034】また、本発明の請求項3ないし6記載の発
明は以上のように構成したので、各画像データに含まれ
る重複部分もマスクして取り除き、より画像データ量の
低減を図ることができ、これによって、より伝送時間を
短縮することができる。また、監視員は従来に比べてよ
り少ない画像データに基づき異常の有無を判断すること
ができ、いっそう見落とや負担を低減することができ
る。
【0035】また、本発明の請求項7記載の発明は以上
のように構成したので、監視員は画像データおよび当該
画像に関する情報に基づき異常の有無を判断するため、
容易に、かつ、正確に異常の有無を判断することがで
き、したがって、安全性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエレベータの画像遠隔監視装置の一実
施形態を示すブロック図である。
【図2】図2は図1の画像遠隔監視装置の全体構成を示
す説明図である。
【図3】入力画像および出力画像を示す説明図である。
【図4】図1の画像遠隔監視装置の処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図5】図5は図4の(A)に続く画像遠隔監視装置の
処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 乗かご 2、3 カメラ(撮像手段) 5 画像処理装置 503 入力画像メモリ 505 マスクメモリ(マスク記憶手段) 506 出力画像メモリ(出力画像記憶手段) 507 画像処理CPU(入力制御手段、処理手段) 7 通信回線 9 監視センタ 9a 端末装置(情報入力手段) 9b モニタ(表示手段)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年11月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】本発明の一実施形態に備えられる監視センタの
モニタのディスプレー上に表示された昇降路内の画像を
示す写真である。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビルに、エレベータの乗かごに取付けら
    れ、昇降路内の画像を撮像する撮像手段と、この撮像手
    段より出力される画像データを処理する画像処理装置と
    を備えるとともに、前記エレベータを通信回線を介して
    監視する監視センタに、前記画像データを受信して表示
    する表示手段を備えたエレベータの画像遠隔監視装置に
    おいて、 前記画像処理装置は、あらかじめ定められる複数のかご
    停止位置に前記乗かごがあるときに、前記撮像手段から
    前記画像データを入力する入力制御手段と、画像マスク
    の領域に関するマスクデータを記憶するマスク記憶手段
    と、前記画像データから各画像データに対応する前記画
    像マスクの領域を除去する処理手段と、この処理手段に
    より処理された画像データを記憶する出力画像記憶手段
    とを有し、この出力画像記憶手段に記憶した画像データ
    を前記監視センタに伝送するようにしたことを特徴とす
    るエレベータの画像遠隔監視装置。
  2. 【請求項2】 前記かご停止位置は、平常時のかご停止
    位置であることを特徴とする請求項1記載のエレベータ
    の画像遠隔監視装置。
  3. 【請求項3】 前記撮像手段は、前記乗かご上に取付け
    られるとともに、前記処理手段は、前記マスクデータに
    基づき、それぞれのかご停止位置における前記昇降路内
    の画像と1階床上のかご停止位置における前記昇降路内
    の画像との重複部分を認識し、この重複部分に応じて前
    記画像マスクの領域を演算するようにしたことを特徴と
    する請求項1記載のエレベータの画像遠隔監視装置。
  4. 【請求項4】 前記撮像手段は、前記乗かご下に取付け
    られるとともに、前記処理手段は、前記マスクデータに
    基づき、それぞれのかご停止位置における前記昇降路内
    の画像と1階床下のかご停止位置における前記昇降路内
    の画像との重複部分を認識し、この重複部分に応じて前
    記画像マスクの領域を演算するようにしたことを特徴と
    する請求項1記載のエレベータの画像遠隔監視装置。
  5. 【請求項5】 前記撮像手段は、前記乗かご上に取付け
    られるとともに、前記画像マスクの領域を、それぞれの
    かご停止位置における前記昇降路内の画像と1階床上の
    かご停止位置における前記昇降路内の画像との重複部分
    に応じてあらかじめ設定し、マスクデータとしてマスク
    記憶手段に記憶するようにしたこと特徴とする請求項1
    記載のエレベータの画像遠隔監視装置。
  6. 【請求項6】 前記撮像手段は、前記乗かご下に取付け
    られるとともに、前記画像マスクの領域を、それぞれの
    かご停止位置における前記昇降路内の画像と1階床下の
    かご停止位置における前記昇降路内の画像との重複部分
    に応じてあらかじめ設定し、マスクデータとしてマスク
    記憶手段に記憶するようにしたこと特徴とする請求項1
    記載のエレベータの画像遠隔監視装置。
  7. 【請求項7】 前記画像マスクの領域に、当該画像に関
    する情報を入力する情報入力手段を備えたことを特徴と
    する請求項1記載のエレベータの画像遠隔監視装置。
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