JPH1093343A - 圧電発振回路の温度補償方法 - Google Patents

圧電発振回路の温度補償方法

Info

Publication number
JPH1093343A
JPH1093343A JP24029896A JP24029896A JPH1093343A JP H1093343 A JPH1093343 A JP H1093343A JP 24029896 A JP24029896 A JP 24029896A JP 24029896 A JP24029896 A JP 24029896A JP H1093343 A JPH1093343 A JP H1093343A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
temperature
oscillation circuit
temperature compensation
voltage curve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP24029896A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroki Satou
祐己 佐藤
Masaki Muto
正樹 武藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP24029896A priority Critical patent/JPH1093343A/ja
Publication of JPH1093343A publication Critical patent/JPH1093343A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Oscillators With Electromechanical Resonators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は圧電発振回路の温度補償方法に関す
るもので、温度補償が容易に行えるようにすることを目
的とする。 【解決手段】 本発明は、周囲の温度を検知する温度セ
ンサ1と、周波数決定素子となる水晶振動子14と、直
流の制御電圧によりリアクタンスが変化する可変容量ダ
イオード11と、前記水晶振動子14および前記可変容
量ダイオード11を帰還ループ内に含む電圧制御水晶発
振器4と、前記温度センサ1からの出力に応じて前記可
変容量ダイオード11に所望の制御電圧を発生させる電
圧発生回路7を具備した圧電発振回路において、前記電
圧発生回路7の出力制御電圧は、前記圧電発振回路の出
力周波数が温度に対して一定となる第一の電圧曲線に、
温度に対して所望の傾きと切片で線形に変化する補正電
圧を加算して得られる第二の電圧曲線を複数の直線で近
似した電圧とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として携帯電話
などの移動体通信システムなどに用いることができる圧
電発振回路の温度補償方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話などの移動体通信の需要
は、ますます増大している。それに伴って、移動体通信
の基準周波数源となる温度補償水晶発振器の需要も増大
している。温度補償水晶発振器は、周波数決定素子とし
て周波数安定度の高い水晶振動子を用い、さらに温度に
対してもppmのオーダーで周波数を安定化させる温度
補償回路を具備した発振器である。つまり水晶発振器
は、その使用雰囲気温度によって発振周波数が変動する
ので、その温度補償を行う必要性がある。
【0003】そこで、従来の一つの方式として、温度補
償水晶発振器を温度制御庫内にいれ、その庫内をたとえ
ば−30℃から+80℃までの110℃を4℃ずつ温度
上昇させ、その都度温度補正データをメモリ内に設けた
32行の一行毎に入力することによって温度補償が行え
る構成としていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の方式は、1
10℃の温度範囲で4℃おきに庫内温度を調整し、補正
データを抽出し、さらにメモリに書き込む作業が必要
で、その工程はきわめて煩雑なものであった。また、メ
モリからは量子化されたデータが周期的に出力されてア
ナログ変換されるために、発振周波数の純度(C/N)
が劣化するという課題があった。
【0005】そこで、本発明は、調整作業の簡素化を図
り、高性能な圧電発振回路を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】そして、この目的を達成
するために、本発明は、周囲の温度を検知する温度セン
サと、周波数決定素子となる圧電振動子と、直流の制御
電圧によりリアクタンスが変化する可変リアクタンス素
子と、前記圧電振動子および前記可変リアクタンス素子
を帰還ループ内に含む発振回路と、前記温度センサから
の出力に応じて前記可変リアクタンス素子に所望の制御
電圧を供給する電圧発生回路を具備した圧電発振回路に
おいて、前記電圧発生回路の出力制御電圧として、前記
圧電発振回路の出力周波数が温度に対して略一定となる
第一の電圧曲線に、温度に対して所望の傾きと切片で線
形に変化する補正電圧を加算して得られる第二の電圧曲
線を複数の直線で近似した電圧としたことを特徴とした
構成であって、この構成であれば、直線近似なので離散
的な温度補償データのみで温度補償が行えるとともに、
曲線を簡便かつ最適な形で温度補償ができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、周囲の温度を検知する温度センサと、周波数決定素
子となる圧電振動子と、直流の制御電圧によりリアクタ
ンスが変化する可変リアクタンス素子と、前記圧電振動
子および前記可変リアクタンス素子を帰還ループ内に含
む発振回路と、前記温度センサからの出力に応じて前記
可変リアクタンス素子に所望の制御電圧を発生させる電
圧発生回路を具備した圧電発振回路において、前記電圧
発生回路の出力制御電圧として、前記圧電発振回路の出
力周波数が温度に対して略一定となる第一の電圧曲線
に、温度に対して所望の傾きと切片で線形に変化する補
正電圧を加算して得られる第二の電圧曲線を複数の直線
で近似した電圧としたことを特徴とした構成であって、
この構成であれば、直線近似なので離散的な温度補償デ
ータのみで温度補償が行えるとともに、曲線を簡便かつ
最適な形で温度補償ができる。
【0008】本発明の請求項2に記載の発明は、まず温
度に対して圧電発振回路の出力周波数が略一定となる第
一の電圧曲線を検出し、この第一の電圧曲線に、温度に
対して所望の傾きと切片で線形に変化する電圧を加算し
て第二の電圧曲線を算出し、この第二の電圧曲線を複数
の直線で近似したことを特徴とする請求項1に記載の圧
電発振回路の温度補償方法であって、この方法で温度補
償を行えば、電圧曲線を理想的に直線近似することがで
きる。
【0009】本発明の請求項3に記載の発明は、第二の
電圧曲線を近似する複数の直線の交点を、前記第二の電
圧曲線上にしたことを特徴とする請求項1もしくは2に
記載の圧電発振回路の温度補償方法であって、この方法
によれば、近似する複数の直線を算出するに簡単で高速
となる。
【0010】本発明の請求項4に記載の発明は、電圧補
償回路の中に記憶回路が含まれ、その中に前記可変リア
クタンス素子に出力する制御電圧を所望の値とするため
のデータを記憶させたことを特徴とする請求項1から3
の何れか一つに記載の圧電発振回路の温度補償方法であ
って、記憶装置を搭載することによって、モジュール品
として構成することができる。
【0011】本発明の請求項5に記載の発明は、第二の
電圧曲線を直線で近似する際に、3本から8本の直線を
用いて近似したことを特徴とする請求項1から4の何れ
か一つに記載の圧電発振回路の温度補償方法であって、
上記の本数で直線近似をすれば、メモリ容量も大きくな
らず、かつ高性能な温度補償特性が得られる。
【0012】本発明の請求項6に記載の発明は、圧電振
動子として、水晶振動子を用いたことを特徴とする請求
項1から5の何れか一つに記載の圧電発振回路の温度補
償方法であって、水晶振動子を用いることにより、信号
純度の優れた発振回路について簡便でかつ高性能な温度
補償方法を得ることができる。
【0013】本発明の請求項7に記載の発明は、第一の
電圧曲線に加算するための補正電圧直線の温度に対する
傾きを正としたことを特徴とする請求項1から6の何れ
か一つに記載の圧電発振回路の温度補償方法であって、
このように構成することによって、温度に対して正の3
次曲線をもつ圧電素子(たとえば水晶振動子)に対し
て、最適な直線近似を行うことができる。
【0014】本発明の請求項8に記載の発明は、第一の
電圧曲線に加算するための補正電圧直線の温度に対する
切片を負としたことを特徴とする請求項1から7の何れ
か一つに記載の圧電発振回路の温度補償方法であって、
温度に対して特性の編曲点が0℃より高い温度にある圧
電素子(たとえば水晶振動子)に対して、最適な直線近
似を行うことができる。
【0015】本発明の請求項9に記載の前記第一の電圧
曲線に加算するための補正電圧直線の温度に対する傾き
fを、近似する直線の本数をxとして、概ね f(x)=−0.13x+1.18 なる関数で表される値としたことを特徴とする請求項1
から8の何れか一つに記載の圧電発振回路の温度補償方
法であって、特に水晶振動子を用いた場合、上記の補正
電圧直線を用いることによって、簡便にかつ高性能な温
度補償方法を得ることができる。
【0016】本発明の請求項10に記載の発明は、第一
の電圧曲線に加算するための補正電圧直線の温度に対す
る切片gを、近似する直線の本数をyとして、概ね g(y)=4.79y−39.69 なる関数で表される値としたことを特徴とする請求項1
から9の何れか一つに記載の圧電発振回路の温度補償方
法であって、特に水晶振動子を用いた場合、上記の補正
電圧直線を用いることによって、簡便にかつ高性能な温
度補償方法を得ることができる。
【0017】本発明の請求項11に記載の発明は、第二
の電圧曲線を近似する複数の直線それぞれを、前記温度
センサの出力を正または負に増幅もしくは減衰するアン
プを用いて形成したことを特徴とする請求項1から10
の何れか一つに記載の圧電発振回路の温度補償方法であ
って、上記の構成とすることにより、デジタル信号をア
ナログ変換することなく周波数を制御することになるの
で、デジタル雑音や量子化誤差による性能の劣化がな
い。
【0018】以下本発明の一実施形態を、図面を参照し
ながら説明する。図1において、1は温度センサで、2
は電圧増幅器、3は電圧加算器、4は電圧によって周波
数を変化させることができる電圧制御水晶発振器(以後
VCXOと記す)、5は制御量を記憶しているメモリ、
6はデジタル/アナログ変換器(以後D/A変換器と記
す)、7はオフセット電圧を発生させる電圧発生回路で
ある。温度センサ1からは、温度情報としてメモリ5に
その出力がなされ、メモリ5にて温度情報に基づいてデ
ジタル信号が出力される。そのデジタル信号はD/A変
換器6によって、アナログ量、たとえば抵抗や電圧など
に変換され、電圧増幅器2ならびに電圧発生回路7に出
力される。電圧増幅器2はD/A変換器6の出力に応じ
て、温度センサ1の出力電圧を所定の増幅率で増幅し、
電圧加算器3に出力される。また、D/A変換器6の出
力によってオフセット量を調整する電圧発生回路7の出
力電圧がきまり、電圧加算器3に出力される。電圧加算
器3は、電圧増幅器2からの出力電圧ならびに電圧発生
回路7からの出力電圧を加算し、VCXO4に出力す
る。上記の温度センサ1、電圧増幅器2、電圧加算器
3、VCXO4、メモリ5、D/A変換器6および電圧
発生回路7がモジュール化されて、温度補償水晶発振器
を構成している。
【0019】前記VCXO4は図2に示すように、前記
電圧加算器3の出力が印加される制御端子9、緩衝抵抗
10、可変容量ダイオード11、DCカット用コンデン
サ12、帰還コンデンサ13、水晶振動子14、能動素
子15、帰還抵抗16、出力端子17とにより構成され
ている。
【0020】また、温度センサ1は図3に示すように、
3つの直列接続されたダイオード18と抵抗19とDC
3Vの印加端子20と出力端子21とにより構成され、
ダイオード18のジャンクション電圧が温度によって変
動するので、出力端子21からの出力は図4に示すよう
に直線的に下降するようになっている。
【0021】ここで、VCXO4より得られる周波数偏
差は、用いる水晶振動子14の周波数偏差によって決ま
る。通常用いられる水晶振動子14は、ATカットと呼
ばれる角度で切り出したものである。ATカット水晶振
動子の温度特性を図5に示す。図5に示すように、AT
カット水晶振動子の温度特性は、温度に対してほぼ三次
曲線となることが知られている。従って、VCXO4よ
り得られる特性も同様に三次曲線となり、周波数を温度
に対して一定にするために制御端子9に印加する制御電
圧はその逆特性となる。その様子を図6に示す。図6に
おいては、A〜Cはそれぞれ発振出力周波数が±0pp
m、+1ppmおよび−1ppmとなるときの制御電圧
も示している。
【0022】図6に示した制御電圧を発生させるため
に、本発明の構成では図6の曲線を複数の直線で近似す
る方式をとる。すなわち、図1に示した温度センサ1に
温度に対し出力電圧が線形に変化する回路、たとえば、
図3に示すような回路を用い、その出力を電圧増幅器で
傾きや切片を最適化して複数本の直線を生成するのであ
る。ただしここで、図6に示す曲線を単純に直線で近似
すると、図7に示すようになる。一般に、曲線の直線近
似は、近似する直線のつなぎ目(折れ曲がるところ)
が、近似される曲線上にあると、非常に簡便な数式で得
られ、下記(数1)から求められる。すなわち座標(x
1,y1)と(x2,y2)が近似される曲線上にある
とすると、
【0023】
【数1】
【0024】がその2座標を通る直線の式となる。以
下、本発明では(数1)の式を用いて近似する直線を求
めることにする。
【0025】図7は、一例として5本の直線で近似した
場合を示している。図7から、与えられる直線は、曲線
の内側を通る事が理解される。すなわち、曲線が下側に
凸の領域(概−25℃以下)では、近似する直線が曲線
の上側を通り、また曲線が上側に凸の領域(概−25℃
以上)では、近似する直線が曲線の下側を通っているの
である。
【0026】そこで、本発明では与えられた理想制御曲
線(図6)に、所定の補正直線を加えて、その加えた後
の曲線に対して直線近似を行うことにした。それを示し
たのが、図8である。図8において、A線は図6および
図7でも示した理想制御曲線であり、A線に温度をt、
加算電圧(補正電圧)をVaddとして(数2)とな
る。
【0027】
【数2】
【0028】加算電圧を加えたのがB線であり、さらに
B線について図7と同じ手法で5本の直線で近似したの
がC線である。ここで、重要なことは、C線がB線に対
しての直線近似であるにも関わらず、結局A線にとって
最適な直線近似となっていることである。本発明では、
上記の加算電圧Vaddは、図1において電圧発生回路
7より発生させることができ、さらに、図1では示して
いないが、温度センサ1が温度に対して線形に変化する
電圧を発生する場合には、その出力を利用して、適当に
増幅もしくは減衰させて用いることができる。
【0029】上記の内容をさらに詳しく調べていくと、
(数2)におけるtの係数と近似に用いる直線の本数に
重要な関係があることがわかった。その内容について以
下説明する。
【0030】補正電圧直線の傾きaと近似に用いる直線
の本数の関係を図9(a)、補正電圧直線の切片bと近
似に用いる直線の本数の関係を図9(b)にそれぞれ示
す。両図とも直線の本数が増大すれば、指数関数的にa
もbも0に漸近していくが、現実的な本数として3から
8本の直線で近似する際には、aおよびbと近似する直
線の本数Lとの関係は、それぞれ(数3)および(数
4)となる。
【0031】
【数3】
【0032】
【数4】
【0033】上記の本発明の方法を用いて、近似する直
線を3から8本とした際の対温度周波数安定度の結果
を、図10(a)〜(f)に示す。なお、比較のため各
図において、(数3)および(数4)から得られる補正
電圧を用いない場合も示した。補正電圧を用いると、用
いないときに比べ、最大周波数偏差範囲が小さくなって
いることがわかり、より高性能化が図れる。
【0034】上記したように、近似する直線の本数に応
じて理想制御電圧に所望の補正電圧直線を加算し、その
結果得られた曲線に対して直線近似を行うことによっ
て、大きなメモリ5が不要で、簡便にかつ高性能な温度
補償圧電発振器を得ることが可能になるのである。
【0035】なお、電圧増幅器2としては、構成手段の
一例として図11に示すような演算増幅器を用いること
ができる。反転増幅器22の入力端子23に温度センサ
1の出力端子21を接続する。帰還抵抗として、n組の
抵抗(R1,R2……Rn)とスイッチ(Sw1,Sw
2……Sw3)が接続されており、どのスイッチSw1
〜Swnをオンにするかで出力端子24に現れる電圧の
傾きを変化させることができる。また、スイッチSw1
〜Swnの状態を記憶する方法は、EEPROMやフラ
ッシュメモリ、ヒューズROM等を用いることができ
る。なお23aは基準端子で、出力される電圧のオフセ
ット量を調整するためのものである。ヒューズROMを
用いるときには、図12に示すようなマルチプレクサー
を用いるのがよい。図12に示すマルチプレクサーはス
イッチ制御端子26によって電圧印加端子25の接続先
を変更することができ、所望のヒューズ(R1,R2,
Rn)に接続した後、過剰電圧を電圧印加端子25に印
加してヒューズ(R1,R2,Rn)を焼き切ることに
する。このようにすることによって、外部へ引き出す端
子の数を減らすことができる。また、最適な組み合わせ
を予め知る方法として、スイッチ(Sw1,Sw2,S
wn)を用いることが有効である。すなわち、ヒューズ
(R1,R2,Rn)に直列にデジタル信号によりon
/offできるスイッチ(Sw1,Sw2,Swn)を
接続することによって、ヒューズ(R1,R2,Rn)
で焼き切る前に最適なスイッチの状態を知ることができ
る。
【0036】
【発明の効果】上記したように、本発明によれば、理想
制御電圧曲線を近似する直線の本数に応じて補正電圧直
線を加算し、得られる曲線に対して直線近似を行う圧電
発振器の温度補償方式であり、補正電圧直線ならびに直
線近似の方法が簡便な数式で得られるので、簡便でかつ
高性能な温度補償された圧電発振回路を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の回路構成を示すブロック
【図2】同電圧制御水晶発振器の回路図
【図3】同温度センサの回路図
【図4】図3に示した温度センサの特性図
【図5】同水晶振動子の温度特性図
【図6】同電圧制御水晶発振器の温度補償を行う際の理
想電圧曲線を示す特性図
【図7】図6に示した理想電圧曲線を単純な方法で5本
の直線で近似した様子を示す特性図
【図8】図6に示した理想制御電圧曲線に補正電圧直線
を加算した曲線について直線近似を行った様子を示す特
性図
【図9】(a)(b)はそれぞれ補正電圧直線の傾きお
よび切片と近似に用いる直線の本数との関係を示す特性
【図10】(a)〜(f)はそれぞれ本発明の方法を用
いて温度補償したときの水晶発振器の周波数温度特性図
【図11】本発明で用いることができる電圧増幅器の一
例を示す回路図
【図12】本発明のメモリとして用いることができるマ
ルチプレクサの一例を示す回路図
【符号の説明】
1 温度センサ 2 電圧増幅器 3 電圧加算器 4 VCXO 5 メモリ 6 D/A変換器 7 電圧発生回路 8 温度補償水晶発振器

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周囲の温度を検知する温度センサと、周
    波数決定素子となる圧電振動子と、直流の制御電圧によ
    りリアクタンスが変化する可変リアクタンス素子と、前
    記圧電振動子および前記可変リアクタンス素子を帰還ル
    ープ内に含む発振回路と、前記温度センサからの出力に
    応じて前記可変リアクタンス素子に所望の制御電圧を供
    給する電圧発生回路を具備した圧電発振回路において、 前記電圧発生回路の出力制御電圧は、前記圧電発振回路
    の出力周波数が温度に対して略一定となる第一の電圧曲
    線に、温度に対して所望の傾きと切片で線形に変化する
    補正電圧を加算して得られる第二の電圧曲線を複数の直
    線で近似した電圧としたことを特徴とする圧電発振回路
    の温度補償方法。
  2. 【請求項2】 まず温度に対して圧電発振回路の出力周
    波数が略一定となる第一の電圧曲線を検出し、この第一
    の電圧曲線に、温度に対して所望の傾きと切片で線形に
    変化する電圧を加算して第二の電圧曲線を算出し、この
    第二の電圧曲線を複数の直線で近似したことを特徴とす
    る請求項1に記載の圧電発振回路の温度補償方法。
  3. 【請求項3】 第二の電圧曲線を近似する複数の直線の
    交点を、前記第二の電圧曲線上にしたことを特徴とする
    請求項1もしくは2に記載の圧電発振回路の温度補償方
    法。
  4. 【請求項4】 電圧補償回路の中に記憶回路が含まれ、
    その中に前記可変リアクタンス素子に出力する制御電圧
    を所望の値とするためのデータを記憶させたことを特徴
    とする請求項1から3の何れか一つに記載の圧電発振回
    路の温度補償方法。
  5. 【請求項5】 第二の電圧曲線を直線で近似する際に、
    3本から8本の直線を用いて近似したことを特徴とする
    請求項1から4の何れか一つに記載の圧電発振回路の温
    度補償方法。
  6. 【請求項6】 圧電振動子として、水晶振動子を用いた
    ことを特徴とする請求項1から5の何れか一つに記載の
    圧電発振回路の温度補償方法。
  7. 【請求項7】 第一の電圧曲線に加算するための補正電
    圧直線の温度に対する傾きを正としたことを特徴とする
    請求項1から6の何れか一つに記載の圧電発振回路の温
    度補償方法。
  8. 【請求項8】 第一の電圧曲線に加算するための補正電
    圧直線の温度に対する切片を負としたことを特徴とする
    請求項1から7の何れか一つに記載の圧電発振回路の温
    度補償方法。
  9. 【請求項9】 第一の電圧曲線に加算するための補正電
    圧直線の温度に対する傾きfを、近似する直線の本数を
    xとして、概ね f(x)=−0.13x+1.18 なる関数で表される値としたことを特徴とする請求項1
    から8の何れか一つに記載の圧電発振回路の温度補償方
    法。
  10. 【請求項10】 第一の電圧曲線に加算するための補正
    電圧直線の温度に対する切片gを、近似する直線の本数
    をyとして、概ね g(y)=4.79y−39.69 なる関数で表される値としたことを特徴とする請求項1
    から9の何れか一つに記載の圧電発振回路の温度補償方
    法。
  11. 【請求項11】 第二の電圧曲線を近似する複数の直線
    それぞれを、前記温度センサの出力を正または負に増幅
    もしくは減衰するアンプを用いて形成したことを特徴と
    する請求項1から10の何れか一つに記載の圧電発振回
    路の温度補償方法。
JP24029896A 1996-09-11 1996-09-11 圧電発振回路の温度補償方法 Withdrawn JPH1093343A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24029896A JPH1093343A (ja) 1996-09-11 1996-09-11 圧電発振回路の温度補償方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24029896A JPH1093343A (ja) 1996-09-11 1996-09-11 圧電発振回路の温度補償方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1093343A true JPH1093343A (ja) 1998-04-10

Family

ID=17057395

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24029896A Withdrawn JPH1093343A (ja) 1996-09-11 1996-09-11 圧電発振回路の温度補償方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1093343A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100385587B1 (ko) * 2000-08-25 2003-05-27 삼성전기주식회사 위상고정루프를 이용한 온도보상 발진회로
JP2009267887A (ja) * 2008-04-26 2009-11-12 Kyocera Kinseki Corp 温度補償型水晶発振器
JP2018133816A (ja) * 2018-04-19 2018-08-23 セイコーエプソン株式会社 発振器、電子機器及び移動体

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100385587B1 (ko) * 2000-08-25 2003-05-27 삼성전기주식회사 위상고정루프를 이용한 온도보상 발진회로
JP2009267887A (ja) * 2008-04-26 2009-11-12 Kyocera Kinseki Corp 温度補償型水晶発振器
JP2018133816A (ja) * 2018-04-19 2018-08-23 セイコーエプソン株式会社 発振器、電子機器及び移動体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8058941B2 (en) Voltage control type temperature compensation piezoelectric oscillator
US7292117B2 (en) Temperature-compensated piezoelectric oscillator
JP2001267847A (ja) 温度補償型水晶発振器及び水晶発振器の温度補償方法
JPWO2005020427A1 (ja) 温度補償型圧電発振器、およびこれを備えた電子装置
JP5299628B2 (ja) 温度補償電圧発生回路、温度補償型発振回路
JPH1093343A (ja) 圧電発振回路の温度補償方法
JPH06276020A (ja) 温度補償水晶発振器
JP6092643B2 (ja) 温度補償型水晶発振器
JP5119826B2 (ja) 補償電圧回路及び温度補償型圧電発振器
JPH08237030A (ja) 水晶発振回路の温度補償装置
JPH1168461A (ja) 圧電発振回路
JP4428124B2 (ja) 温度補償発振器
JP2002026658A (ja) 水晶発振回路
JP2002217643A (ja) 水晶発振器の温度補償電圧発生回路
JP5556928B2 (ja) 温度補償電圧発生回路、温度補償型発振回路
JP2012216963A (ja) 関数発生回路、制御信号生成方法及びカーブフィッテング方法
JPH10322128A (ja) 圧電発振器の温度補償装置
JPH11251838A (ja) 温度補償型水晶発振器
JP2008211763A (ja) 圧電発振器
JP3272659B2 (ja) 周波数補正回路付温度補償型圧電発振器
JP5178457B2 (ja) 発振器
JP2010183366A (ja) 温度補償型発振回路
JP3243680B2 (ja) デジタル制御型発振回路の周波数補正方法
JP4541805B2 (ja) 温度補償型水晶発振器
JPH1117450A (ja) 温度補償型水晶発振器

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20050623

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051219

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20061101