JPH1092747A - 非晶質GaAs薄膜の製造方法および非晶質GaAsTFTの製造方法 - Google Patents

非晶質GaAs薄膜の製造方法および非晶質GaAsTFTの製造方法

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JPH1092747A
JPH1092747A JP24371596A JP24371596A JPH1092747A JP H1092747 A JPH1092747 A JP H1092747A JP 24371596 A JP24371596 A JP 24371596A JP 24371596 A JP24371596 A JP 24371596A JP H1092747 A JPH1092747 A JP H1092747A
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JP
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thin film
amorphous gaas
amorphous
temperature
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JP24371596A
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English (en)
Inventor
Taiji Shimomoto
泰治 下元
Kazuhisa Taketoshi
和久 竹歳
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Hamamatsu Photonics KK
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Hamamatsu Photonics KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デバイスの特性に望ましい組成の非晶質Ga
As薄膜を成長できる薄膜の製造方法およびその薄膜を
用いたTFTの製造方法を提供する。 【解決手段】 プレート4上にベルジャ6が置かれて形
成された真空槽内に、温度制御用円筒16がプレート4
上に設置されている。温度制御用円筒16の一方の開口
部には蒸着源加熱用ヒータを有した蒸着源用ボード8が
設置され、他方の開口部には、基板加熱用ヒータを有す
る基板ホールド治具10が設置されていて、表面が鏡面
研磨されたガラス基板12が取り付けられている。温度
制御用円筒16の円筒外側面には、円筒用ヒータ18が
巻かれいて、さらに熱電対20が設けられている。温度
制御用円筒16の温度を熱電対20により測定して、円
筒用ヒータ18を温度制御器で温度を一定に保つように
制御している。蒸発した蒸着材料を温度制御用円筒16
内を通過させてガラス基板上に蒸着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非晶質GaAs薄
膜の製造方法および非晶質GaAsTFTの製造方法に
関し、特に液晶表示装置、太陽電池等の製造に用いられ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、非晶質GaAs薄膜を成長する方
法としては、GaおよびAsの組成比を特に制御しない
で成長する方法、フラッシュ法を用いてGaおよびAs
の組成比ができるだけずれないようにする方法、Ga用
ソースおよびAs用ソースを別々に用意して大がかりな
装置を用いてGaおよびAsの組成比を制御する方法等
があった。
【0003】図17は、非晶質GaAs薄膜の従来の成
長方法に使用されている真空蒸着装置の構成図である。
蒸着台のプレート4上にベルジャ6が設置されて真空槽
を形成している。プレート4の中央部には真空槽内を排
気するための排気口が設けられ、真空排気系(図示せ
ず)に接続されている。真空槽内には、蒸着源加熱用ヒ
ータを有し蒸着する蒸着材料を載せる蒸着源用ボード8
と、これと対向する位置に基板加熱用ヒータを有する基
板ホールド治具10と、蒸着源用ボード8と基板ホール
ド治具10の間にあり蒸着源用ボード8から蒸発した蒸
発粒子の基板への蒸着を開閉により制御するシャッタ1
4とが配置されている。
【0004】この真空蒸着装置を用いて、真空排気系で
真空排気しながら、基板ホールド治具10に取り付けら
れたガラス基板14を基板加熱用ヒータに通電して所定
の温度に加熱すると共に、蒸着源加熱用ヒータに通電し
て蒸着材料を所定の温度に加熱して蒸着源用ボード8か
ら蒸発させ、シャッタ14を開閉してガラス基板12へ
の蒸着材料の蒸着を制御してガラス基板12上に膜を堆
積するのが通常の蒸着方法である。このとき基板加熱用
ヒータおよび蒸着源加熱用ヒータの通電電流、蒸着源用
ボード8の種類等は、蒸着する材料に応じて決められ
る。
【0005】
【発明の解決使用しようとする課題】このような真空蒸
着装置を用いてAu、Alなどの単一の組成からなる材
料を蒸着する場合には、蒸着速度に視点を絞って通常の
蒸着方法で蒸着を行えばよく、所望の膜厚の薄膜を得る
ことができる。しかし、蒸着材料が複数の元素からなる
昇華タイプの材料であり、これらの元素の蒸気圧が大き
く異なるGaAsのような場合には、通常の蒸着方法で
は蒸着材料の元素の組成とは大きく異なる組成の膜が蒸
着されてしまう。
【0006】また、薄膜を用いて作製されるデバイスに
よっては、蒸着材料の組成とは意識的に変化させた組成
の薄膜を用いたい場合もある。このような場合、デバイ
スが必要とする組成の膜を簡便、且つ確実な方法により
作製することは、デバイス作製プロセスにおいては重要
な課題である。しかし、このようなことは通常の蒸着方
法では不可能である。
【0007】そこで、本発明の目的は、デバイスの特性
に必要な組成の非晶質GaAs薄膜を簡易な方法で成長
できる非晶質GaAs薄膜の製造方法と、その非晶質G
aAs薄膜を用いた非晶質GaAsTFTの製造方法を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる非晶質G
aAs薄膜の製造方法は、蒸着源用ボードから蒸着材料
を蒸発させて基板上に蒸着し、非晶質GaAs薄膜を形
成する非晶質GaAs薄膜の製造方法において、加熱さ
れた蒸着源用ボードから蒸発した蒸着材料を基板上に導
く中空ガイド部材を蒸着源用ボードと基板の間に設置
し、中空ガイド部材の温度を、180℃以上300℃以
下の範囲に保持し、蒸着源用ボードの温度を、蒸着開始
後略10sec以内で1000℃近傍まで昇温し、基板
の温度を、205℃以下に保持し、蒸着源用ボードから
蒸発して中空ガイド部材内を通過した蒸着材料を基板上
に蒸着する。
【0009】このように蒸着源用ボードの温度プロファ
イルを制御して蒸着材料の温度を急上昇させるようにし
たので、蒸気圧の大きく異なるGaとAsが、蒸着源用
ボードから蒸発する際に分離するのを防止できる。ま
た、基板と蒸着源用ボードとの間をつなぐ通路に中空ガ
イド部材を設けたため、蒸着源用ボードから蒸発した蒸
着材料をほとんどを中空ガイド部材内に導入でき、且つ
導入した蒸発材料を基板表面の近傍に導くことができ
る。さらに、この中空ガイド部材は温度が制御され、且
つ蒸着源用ボードと基板の間の通路に設置されているた
め、蒸着源用ボードから蒸発した蒸発粒子が中空ガイド
部材の内壁と衝突する際に中空ガイド部材の内壁が反射
板となるので、蒸発粒子からなる蒸気は基板表面の近傍
に達するまでに衝突によって中空ガイド部材の温度とほ
ぼ同じ温度になる。したがって、付着係数を応用する
と、中空ガイド部材の内部のそれぞれの元素の蒸気圧を
制御できる。つまり、基板表面の近傍に達するGa、A
sの組成を制御できる。
【0010】本発明に係わる非晶質GaAs薄膜の製造
方法は、基板は、鏡面研磨されたガラス基板であり、且
つ基板上には100nm以上300nm以下のCaF2
膜が形成されていてもよい。
【0011】このようにCaF2膜を形成すれば、基板
に対する堆積膜の接着性、密着性を良くできる。
【0012】本発明に係わる非晶質GaAs薄膜の製造
方法は、Gaに対するAsの組成比As/Gaが1.1
以上である非晶質GaAs薄膜を形成するようにしても
よい。
【0013】このようにGaに対するAsの組成比As
/Gaが1.1以上にできれば、蒸着したGaAs薄膜
を高比抵抗にできる。
【0014】本発明に係わる非晶質GaAs薄膜の製造
方法は、比抵抗が109Ω・cm以上であり、且つ電子
移動度が0.17cm2/V・sec以上0.45cm2
/V・sec以下である非晶質GaAs薄膜を形成する
ようにしてもよい。
【0015】このように比抵抗が109Ω・cm以上に
できれば、半絶縁性の非晶質aAs薄膜を形成できる。
また、電子移動度が0.17cm2/V・sec以上
0.45cm2/V・sec以下あれば、デバイスを製
造する薄膜に使用できる。
【0016】本発明に係わる非晶質GaAsTFTの製
造方法は、非晶質GaAsチャネル層の一面にゲート絶
縁膜を挟んでゲート電極が接して形成され、非晶質Ga
Asチャネル層の他面にソース電極およびドレイン電極
が接して形成される非晶質GaAsTFTを基板上に作
製する非晶質GaAsTFTの製造方法において、加熱
された蒸着源用ボードから蒸発した蒸着材料を基板上に
導く中空ガイド部材内の開口部に基板を設置し、中空ガ
イド部材の温度を、180℃以上300℃以下の範囲の
温度に保持し、蒸着源用ボードの温度を、蒸着開始後略
10sec以内で1000℃近傍まで昇温し、基板の温
度を、205℃以下に保持し、非晶質GaAsチャネル
層は、蒸着源用ボードから蒸発した蒸着材料を中空ガイ
ド部材内を通過させて基板上に蒸着して形成される。
【0017】このように非晶質GaAsチャネル層を形
成するので、Ga、Asの組成を制御できるから、種々
のデバイス特性を持った非晶質GaAsTFTを形成で
きる。
【0018】本発明に係わる非晶質GaAsTFTの製
造方法は、基板は、鏡面研磨されたガラス基板であり、
且つ基板表面には100nm以上300nm以下のCa
2膜が形成されていてもよい。
【0019】このようにCaF2膜を形成すれば、基板
に対して接着性、密着性が良い非晶質GaAs薄膜等の
堆積膜を利用してTFTを形成できる。
【0020】本発明に係わる非晶質GaAsTFTの製
造方法は、ゲート絶縁膜は、100nm以上300nm
以下の膜厚のMgF2膜であるようにしてもよい。
【0021】このようにゲート絶縁膜が膜厚が100n
m以上300nm以下のMgF2膜であるようにする
と、非晶質GaAs薄膜を用いて薄膜トランジスタとし
ての動作特性を得ることができると共に絶縁膜を介して
ゲート電極でTFTを制御するときの電圧が使用に好ま
しい程度の大きさにできる。
【0022】本発明に係わる非晶質GaAsTFTの製
造方法は、非晶質GaAsチャネル層は、Gaに対する
Asの組成比As/Gaが1.1以上であるようにして
もよい。
【0023】このように非晶質GaAs薄膜のGaに対
するAsの組成比As/Gaが1.1以上であるように
すると、高比抵抗のGaAs薄膜にTFTを形成でき
る。
【0024】本発明に係わる非晶質GaAsTFTの製
造方法は、ゲート電極、ソース電極およびドレイン電極
は、AuGeにより形成され、非晶質GaAsチャネル
層は、比抵抗が109Ω・cm以上であり、且つ電子移
動度が0.17cm2/V・sec以上0.45cm2
V・sec以下であるようにしてもよい。
【0025】このように電極をAuGeで形成すれば、
GaAsに対してオーム性接触を容易にとることができ
る。非晶質GaAs薄膜が比抵抗109Ω・cmである
ようにすれば、半絶縁性膜なので素子分離が容易に行う
ことができ、またTFTの電流のON−OFF特性を大
きくできる。電子移動度が0.17cm2/V・sec
以上0.45cm2/V・sec以下あれば、TFTを
製造する薄膜に使用できる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下添付図面を参照しながら本発
明の実施の形態について説明する。
【0027】(第1の実施の形態)図1は、本発明の非
晶質GaAs薄膜の製造方法で使用する真空蒸着装置1
の構成図である。蒸着台のプレート4上にベルジャ6が
置かれて、真空槽が形成されている。プレート4の中央
部には真空層内を排気するための排気口が設けられ、排
気口は真空排気系(図示せず)に接続されている。真空
槽内には、中空ガイド部材として金属の温度制御用円筒
16が、排気口を円筒内側に見るようにしてプレート4
上に設置されている。この温度制御用円筒16の排気口
側にある一方の開口部の近傍には、蒸着源加熱用ヒータ
を有した蒸着源用ボード8が設置されていて、蒸着源用
ボード8には蒸着する蒸着材料が載せされている。蒸着
源用ボード8と対向する位置にある他方の開口部の近傍
には、基板加熱用ヒータを有する基板ホールド治具10
が設置されていて、鏡面研磨されたガラス基板12が鏡
面研磨された面を温度制御用円筒16の開口部に向けて
取り付けられている。そして、蒸着源用ボード8と基板
ホールド治具10の間の温度制御用円筒16内には、蒸
着源用ボード8から蒸発してくる蒸発粒子の通過を制御
するシャッタ14が配置されている。蒸着源用ボード8
は、Mo、W,Ti等で形成されていることが好まし
い。ただし、高純度のものが得られる高融点材料であっ
て、GaAs膜の特性に影響を与えない材料であればこ
れに限られない。
【0028】温度制御用円筒16の円筒外側面には、温
度制御手段として円筒用ヒータ18が巻かれていて、さ
らに温度測定手段として熱電対20が設けられている。
温度制御用円筒16の温度を熱電対20により測定し
て、この値により円筒用ヒータ18の温度を温度制御器
(図示せず)で一定に保つように制御している。温度制
御用円筒16は、厚さ0.5mmのTiにより形成され
ていることが好ましい。また、温度制御用円筒16の温
度を一定に保つために、熱伝導性がよい材料が好まし
い。ただし、純度の高いものが得られる高融点材料であ
って、GaAs膜の特性に影響を与えない材料であれば
これに限られない。円筒用ヒータ18は、シールド型ヒ
ータが好ましい。温度制御された中空ガイド部材の形状
としては、円筒が好ましい。蒸着粒子に対して反射板と
して作用して、GaとAsの付着係数を応用して基板表
面に達するGa、Asの組成を制御できるものであれ
ば、これに限られない。
【0029】次に、この真空蒸着装置を用いて非晶質G
aAs薄膜を製作する方法について説明する。蒸着材料
であるGaAsを蒸着源用ボード8に充填し、鏡面研磨
されたガラス基板12を基板ホールド治具10に取り付
ける。基板12をほぼ190℃の温度に保持できるよう
に基板加熱用ヒータを設定する。昇温開始と同時に蒸着
源用ボード8の温度を急激に上昇させると共にシャッタ
14を開けると、蒸着源用ボード8から蒸発してきた蒸
発粒子が基板12上に蒸着されていく。また、ガラス基
板には、予めCaF2膜を堆積しておくことが好まし
い。CaF2膜が形成されていると、ガラス基板に対す
る堆積膜の接着性、密着性を良くできるからである。
【0030】本実施の形態では、以下に示す条件でガラ
ス基板12に蒸着を行った。ガラス基板12の温度は、
190℃±15℃の範囲で制御して行った。基板温度を
制御するのは、基板温度が高いと非晶質薄膜にはならず
に多結晶薄膜になってしまうからである。基板12の温
度は、熱電対を用いて基板直上にて測定した。
【0031】蒸着源用ボード8の温度制御は、例えば、
図2に示すように行うことが好ましい。図2は、蒸着源
用ボード8の温度プロファイルを示したものである。昇
温開始から10sec程度で1000℃近傍の温度まで
一気に上昇させる。そして、約1000℃に10sec
程度保って、この後に10sec程度での温度を降下さ
せている。さらに詳細に説明すれば、約500℃から1
000℃近傍に10sec程度で上昇させ、1000℃
近傍に10sec程度保持して、この後に約300℃ま
で10sec程度で降下させている。このように温度を
急上昇させているのは、GaとAsの蒸気圧が大きく異
なるために、蒸着源用ボード8から蒸着材料が蒸発する
際に両者が分離することをできるだけ防止するためであ
る。GaAsを分離させないためには約10secで1
000℃近傍まで上昇させる昇温速度で十分であった。
なお、蒸着源用ボード8から蒸着材料が蒸発する際にG
aとAsの分離が防止されれば、図2に示した温度プロ
ファイルに限られない。蒸着源用ボード8の温度は、熱
電対を用いてボード直下にて測定した。
【0032】このように蒸着源用ボード8の温度を急激
に上昇させて蒸着源用ボード8から蒸着材料が蒸発する
際にGaとAsの分離を防止するようにしているので、
蒸発する際のGaとAsの組成比が制御できる。また、
蒸着源用ボード8と基板12の間に温度制御用円筒16
を置いているので、蒸着源用ボード8から蒸発した粒子
を温度制御用円筒16によって基板12の表面まで導く
ことができる。そして、蒸着源用ボード8から蒸発した
粒子はほとんど温度制御用円筒16内に導入されるの
で、温度制御用円筒16によって蒸発粒子の蒸気圧の制
御がなされる。さらに、蒸発粒子は蒸着源用ボード8か
ら基板12の表面に至る間に温度制御用円筒16の内壁
と衝突するので、蒸発粒子からなる蒸気の温度は温度制
御用円筒16の温度とほぼ同一になる。つまり、基板1
2の表面は、温度と蒸気圧が制御された蒸気に接するの
である。さらに、また、温度制御用円筒16の温度制御
して付着係数を応用するようにしたので、言い換えれば
付着係数の大きい材料を利用すると、基板表面に達する
Ga、Asの組成を制御できる。
【0033】このような条件の下に、温度制御用円筒1
6の温度を変化させて薄膜の特性を調べた。図3は、温
度制御用円筒16の温度と薄膜の比抵抗の関係を示した
特性図である。温度制御用円筒16の温度が約180℃
以上約300℃以下の範囲で107Ω・cm以上の高比
抵抗の薄膜が得られ、温度制御用円筒16の温度が約1
80℃以上約280℃以下の範囲で109Ω・cm以上
の高比抵抗の薄膜が得られた。
【0034】また、図4は、温度制御用円筒16の温度
と薄膜のGaに対するAsの組成比As/Gaの関係を
示した特性図である。図4によれば、107Ω・cm以
上の高比抵抗の薄膜を得るためには、組成比As/Ga
≧1.1が好ましい。
【0035】図5は、基板温度と非晶質GaAs薄膜の
電子移動度との関係を示した特性図である。薄膜の電子
移動度の振る舞いから、蒸着により得られた薄膜は基板
温度205℃を境に低温側では非晶質となり高温側では
多結晶となった。測定した結果から非晶質GaAs薄膜
の電子移動度は、0.17cm2/V・sec以上0.
45cm2/V・secの範囲であった。また、多結晶
GaAs薄膜の電子移動度は、125cm2/V・se
c以上180cm2/V・sec以下であった。なお、
電子線回折の強度プロファイルの結果から結晶サイズは
75オングストロームであった。X線回折像解析結果か
ら結晶膜の面間隔と回折強度は、GaAsのものと一致
した。
【0036】このようにして得られたGaAs薄膜にA
uGe電極を形成して、これらを電流計に接続してか
ら、GaAs薄膜に光を照射した。この結果、電流計が
大きく振れたので、良好な非晶質GaAs薄膜が得られ
たことが確認された。
【0037】なお、得られた非晶質GaAs薄膜は、化
学量論のズレからN型半導体である。
【0038】さらに、得られたGaAs薄膜の構造を詳
細に特定するためにX線解析を行った。この結果を図6
および図7に示す。図6は、GaAs薄膜のX線回折の
干渉関数の特性図である。図7は、図6の干渉関数から
動径分布解析を行って得た動径分布関数(RDF)の特
性図であり、横軸には動径方向の距離を示している。動
径分布曲線のボンドピークを示す短距離秩序は、GaA
s薄膜の構造が図8に示したGaAs四面体分子の構造
であることを示している。図8によれば、一辺4オング
ストロームの正四面体の各頂点にAs原子があり、Ga
はその中心に存在し、Ga−Asの原子間距離は2.4
4オングストロームである。以上説明したように、構造
的にも非晶質GaAs薄膜であることが確認された。
【0039】(第2の実施の形態)次に、第1の実施の
形態で成長した非晶質GaAs薄膜を用いた薄膜トラン
ジスタ(TFT)の製造方法について説明する。図9
は、本実施の形態の非晶質GaAsTFTの製造方法に
より製造されたTFTの平面図、図10はそのA−A’
線断面図である。なお、図9にあっては、ソース電極お
よびドレイン電極は最上層からは見えないが、ゲート電
極との相対的位置関係が明らかになるように破線で示し
た。
【0040】TFTの構造は、図9によればソース電極
45とドレイン電極46がTFTのチャネル長Lの間隔
だけ離して対向して配置され、ソース電極45およびド
レイン電極46の対向する部分の電極幅がTFTのチャ
ネル幅Wとなる。ゲート電極53は、ソース電極45と
ドレイン電極46とが対向する間の領域に重なり部分を
持って設けられている。ゲート電極53の幅は、ソース
電極45およびドレイン電極46との重なり分だけチャ
ネル長Lよりも長い。図10に示すようにゲート電極5
3は、ソース電極45およびドレイン電極46とはMg
2薄膜により絶縁されている。そして、ゲート電極5
3に加えられる電圧により、ゲート絶縁膜であるMgF
2薄膜下のGaAs層の導電率が変調を受ける。
【0041】以下、図11を用いて図9および図10に
示したTFTの製造方法を順を追って説明する。
【0042】鏡面研磨されたガラス基板40を用い(図
11(a))、基板40上に蒸着法でCaF2膜42を
100nmから200nm堆積する(図11(b))。
次に、CaF2膜42上にソース電極およびドレイン電
極となるAuGe膜44をArroyの抵抗加熱蒸着法
で100nm堆積する(図11(c))。その後に、フ
ォトリソクラフィ技術を用いてAuGe膜44をパター
ニングして、ソース電極45およびドレイン電極46を
形成する。次に、第1の実施の形態で説明した方法によ
り、CaF2膜42、ソース電極45およびドレイン電
極46上に非晶質GaAs薄膜48を200nm堆積す
る(図11(d))。その後に、非晶質GaAs層48
上に、Arroyの抵抗加熱蒸着法によりゲート絶縁膜
となるMgF2膜50を100nm堆積する。続いて、
ゲート電極となるAuGe膜52をArroyの抵抗加
熱蒸着法で100nm堆積する(図11(e))。そし
て、フォトリソクラフィ技術を用いてAuGe膜52を
パターニングして、ゲート電極53を形成する(図1
0、図11(f))。
【0043】このようにすると、鏡面研磨されたガラス
基板40上に形成されたCaF2膜42上に非晶質Ga
As薄膜をチャネル層とする非晶質GaAsTFTが得
られる。すなわち、CaF2膜42上に形成されたAu
Geからなるソース電極45およびドレイン電極46
と、CaF2膜42、ソース電極45およびドレイン電
極46上に形成された非晶質GaAsチャネル層48
と、非晶質GaAsチャネル層48上に形成されたMg
2膜からなるゲート絶縁膜50と、ソース電極45お
よびドレイン電極46間のチャネル領域のゲート絶縁膜
50上に形成されたAuGeのゲート電極53とを備え
た非晶質GaAsTFTが製造できる(図10、図11
(f))。
【0044】なお、ゲート絶縁膜としてMgF2膜を用
いると非晶質GaAs薄膜を用いて薄膜トランジスタと
しての動作特性が得られる。
【0045】以上説明したように本実施の形態によれ
ば、デバイス特性に合った組成の非晶質GaAs薄膜を
用いてTFTを製造できる。例えば、GaとAsの組成
を制御して、比抵抗が109Ω・cmである非晶質Ga
As薄膜を用いてTFTを製造できる。
【0046】(第3の実施の形態)また、第1の実施の
形態で成長した非晶質GaAs薄膜を用いているが、第
2の実施の形態とは異なる構造のTFTの製造方法につ
いて説明する。図12は、本実施の形態の非晶質GaA
sTFTの製造方法により製造されたTFTの平面図で
あり、図13はそのB−B’線断面図である。なお、図
12にあっては、ゲート電極は最上層からは見えない
が、ソース電極およびドレイン電極との相対的位置関係
が明らかになるように破線で示した。
【0047】TFTの構造は、図12によればソース電
極71とドレイン電極72がTFTのチャネル長Lの間
隔だけ離して対向して配置され、ソース電極71および
ドレイン電極72の対向する部分の電極幅がTFTのチ
ャネル幅Wとなる。ゲート電極53は、ソース電極71
とドレイン電極72とが対向する間の領域に重なり部分
を持って設けられている。ゲート電極65の幅は、ソー
ス電極71およびドレイン電極72との重なり分だけチ
ャネル長Lよりも長い。図13に示すようにゲート電極
65は、ソース電極71およびドレイン電極72とはM
gF2薄膜により絶縁されている。そして、ゲート電極
65に加えられる電圧により、ゲート絶縁膜であるMg
2薄膜上のGaAs層の導電率が変調を受ける。
【0048】以下、図12および図13に示した非晶質
GaAsTFTの製造方法を順を追って説明する。
【0049】鏡面研磨されたガラス基板60を用い(図
14(a))、基板60上に蒸着法でCaF2膜62を
100nmから200nm堆積する(図14(b))。
次に、CaF2膜62上にゲート電極となるAuGe膜
64をArroyの抵抗加熱蒸着法で100nm堆積す
る(図14(c))。その後に、フォトリソクラフィ技
術を用いてAuGe膜64をパターニングして、ゲート
電極65を形成する(図14(d))。次に、Arro
yの抵抗加熱蒸着法によりゲート絶縁膜となるMgF2
膜66を100nm堆積する。この後に、第1の実施の
形態で説明した方法により、MgF2膜66上にGaA
s薄膜68を200nm堆積する。続けて、ソース電極
およびドレイン電極となるAuGe膜70をArroy
の抵抗加熱蒸着法でGaAs薄膜68上に100nm堆
積する(図14(e))。次に、フォトリソクラフィ技
術を用いてAuGe膜70をパターニングして、ソース
電極71およびドレイン電極72を形成する(図14
(f)、図13)。
【0050】このようにすると、鏡面研磨されたガラス
基板60上に形成されたCaF2膜62上に非晶質Ga
As薄膜をチャネル層とする非晶質GaAsTFTが得
られる。すなわち、CaF2膜62上に形成されたAu
Geからなるゲート電極65と、CaF2膜62、ゲー
ト電極65上に形成されたMgF2膜からなるゲート絶
縁膜66と、ゲート絶縁膜66上に形成された非晶質G
aAsチャネル層68と、ゲート電極65上にある非晶
質GaAsチャネル層68のチャネル部分を挟んで両側
に形成されたAuGeのソース電極45およびドレイン
電極46とを備えた非晶質GaAsTFTが製造できる
(図13、図14(f))。
【0051】以上説明したように本実施の形態によれ
ば、デバイス特性に合った組成の非晶質GaAs薄膜を
用いてTFTを製造できる。例えば、GaとAsの組成
を制御して、比抵抗が107Ω・cmである非晶質Ga
As薄膜を用いてTFTを製造できる。
【0052】第2の実施の形態および第3の実施の形態
により説明した非晶質GaAsTFTのドレイン電流特
性を図15に示す。図15のドレイン電流特性は、図1
6に示したTFT80に対する等価接続回路で測定し
た。図16では、ソース電極87に対してドレイン電極
88に正の電圧を電圧源82により加えると共にゲート
電極89にはソース電極87に対して正および負の電圧
(ゲート電圧)を電圧源84により加えている。また、
ドレイン電極88と電圧源82の間には電流計86を配
置して、ドレイン電流を測定している。図15は、縦軸
はドレイン電流を、横軸はゲート電極に印加するゲート
電圧を示す。図16の結果によれば、ON−OFF電流
比の大きい、ノーマリオフ型のTFTが得られた。この
とき、チャネル長L=10μm、チャネル幅W=25μ
mのTFTを測定した。なお、図16において、ドレイ
ン電流はドレイン逆方向電流Irで規格化されている。
【0053】また、第2の実施の形態および第3の実施
の形態により説明した非晶質GaAsTFTは、高比抵
抗GaAs薄膜を使用しているので、同一基板上に複数
のTFTを形成したときにも、それぞれのTFTを電気
的に分離する必要はない。このようにすると製造工程も
簡素であり、また基板表面も平坦にできる。ただし、蒸
着により形成したGaAs薄膜をエッチングして、島状
またはメサ状の領域内に1個のTFTを形成してもよ
い。このようにすると各TFTを分離できる。また,島
状またはメサ状の領域内に複数個のTFTを形成すれ
ば、回路動作上の一群のTFTをまとめることができ
る。
【0054】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明の非
晶質GaAs薄膜の製造方法によればデバイスの特性に
合う組成の非晶質GaAs薄膜を簡便な方法で成長でき
る。
【0055】そして、この非晶質GaAs薄膜を用い
て、ON−OFF電流比の大きいTFTを製造すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の非晶質GaAs薄膜の蒸着に
使用する真空蒸着装置の構成図である。
【図2】図2は、蒸着源用ボードの温度プロファイルで
ある。
【図3】図3は、本発明の非晶質GaAs薄膜の製造方
法で堆積した膜の比抵抗の特性図である。
【図4】図4は、本発明の非晶質GaAs薄膜の製造方
法で堆積した膜のGaとAsの組成比の特性図である。
【図5】図5は、本発明の非晶質GaAs薄膜の製造方
法で堆積した膜の電子移動度と基板温度の関係を示した
特性図である。
【図6】図6は、本発明の非晶質GaAs薄膜の製造方
法で堆積した膜のX線による干渉関数の特性図である。
【図7】図7は、本発明の非晶質GaAs薄膜の製造方
法で堆積した膜のX線動径分布関数曲線の特性図であ
る。
【図8】図8は、本発明の非晶質GaAs薄膜の製造方
法で堆積した膜のX線動径分布関数曲線から推定される
非晶質GaAsの構造を示す構造図である。
【図9】図9は、非晶質GaAsTFTの平面図であ
る。
【図10】図10は、図9のA−A’線断面図である。
【図11】図11(a)から図11(f)は、本発明の
非晶質GaAsTFTの製造方法の工程断面図である。
【図12】図12は、非晶質GaAsTFTの平面図で
ある。
【図13】図13は、図12のB−B’線断面図であ
る。
【図14】図14(a)から図14(f)は、本発明の
別の非晶質GaAsTFTの製造方法の工程断面図であ
る。
【図15】図15は、本発明の非晶質GaAsTFTの
製造方法によって得られたTFTのドレイン電流特性図
である。
【図16】図16は、本発明の非晶質GaAsTFTの
ドレイン電流測定のための等価接続回路図である。
【図17】図17は、従来の非晶質GaAs薄膜の蒸着
に使用する真空蒸着装置の構成図である。
【符号の説明】
1…真空蒸着装置、4…プレート、6…ベルジャ、8…
蒸着源用ボード、10…基板ホールド治具、12…ガラ
ス基板、14…シャッタ、16…温度制御用円筒、18
…円筒用ヒータ、20…熱電対、40、60…ガラス基
板、42、62…CaF2膜、44、52、64、70
…AuGe膜、45、71…ソース電極、46、72…
ドレイン電極、48、68…非晶質GaAs膜、50、
66…MgF2膜、53、65…ゲート電極、80…T
FT

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蒸着源用ボードから蒸着材料を蒸発させ
    て基板上に蒸着し、非晶質GaAs薄膜を形成する非晶
    質GaAs薄膜の製造方法において、 加熱された前記蒸着源用ボードから蒸発した前記蒸着材
    料を前記基板上に導く中空ガイド部材を前記蒸着源用ボ
    ードと前記基板の間に設置し、 前記中空ガイド部材の温度を、180℃以上300℃以
    下の範囲に保持し、 前記蒸着源用ボードの温度を、蒸着開始後略10sec
    以内で1000℃近傍まで昇温し、 前記基板の温度を、205℃以下に保持し、 前記蒸着源用ボードから蒸発して前記中空ガイド部材内
    を通過した前記蒸着材料を前記基板上に蒸着することを
    特徴とする非晶質GaAs薄膜の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記基板は、鏡面研磨されたガラス基板
    であり、且つ前記基板上には100nm以上300nm
    以下のCaF2膜が形成されていることを特徴とする請
    求項1に記載の非晶質GaAs薄膜の製造方法。
  3. 【請求項3】 Gaに対するAsの組成比As/Gaが
    1.1以上である非晶質GaAs薄膜を形成することを
    特徴とする請求項1に記載の非晶質GaAs薄膜の製造
    方法。
  4. 【請求項4】 比抵抗が109Ω・cm以上であり、且
    つ電子移動度が0.17cm2/V・sec以上0.4
    5cm2/V・sec以下である非晶質GaAs薄膜を
    形成することを特徴とする請求項1に記載の非晶質Ga
    As薄膜の製造方法。
  5. 【請求項5】 非晶質GaAsチャネル層の一面にゲー
    ト絶縁膜を挟んでゲート電極が接して形成され、前記非
    晶質GaAsチャネル層の他面にソース電極およびドレ
    イン電極が接して形成される非晶質GaAsTFTを基
    板上に作製する非晶質GaAsTFTの製造方法におい
    て、 加熱された蒸着源用ボードから蒸発した蒸着材料を前記
    基板上に導く中空ガイド部材内の開口部に前記基板を設
    置し、 前記中空ガイド部材の温度を、180℃以上300℃以
    下の範囲の温度に保持し、 前記蒸着源用ボードの温度を、蒸着開始後略10sec
    以内で1000℃近傍まで昇温し、 前記基板の温度を、205℃以下に保持し、 前記非晶質GaAsチャネル層は、前記蒸着源用ボード
    から蒸発した前記蒸着材料を前記中空ガイド部材内を通
    過させて前記基板上に蒸着して形成されることを特徴と
    する非晶質GaAsTFTの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記基板は、鏡面研磨されたガラス基板
    であり、且つ前記基板表面には100nm以上300n
    m以下のCaF2膜が形成されていることを特徴とする
    請求項5に記載の非晶質GaAsTFTの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記ゲート絶縁膜は、100nm以上3
    00nm以下の膜厚のMgF2膜であることを特徴とす
    る請求項5に記載の非晶質GaAsTFTの製造方法。
  8. 【請求項8】 前記非晶質GaAsチャネル層は、Ga
    に対するAsの組成比As/Gaが1.1以上であるこ
    とを特徴とする請求項5に記載の非晶質GaAsTFT
    の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記ゲート電極、前記ソース電極および
    ドレイン電極は、AuGeにより形成され、 前記非晶質GaAsチャネル層は、比抵抗が109Ω・
    cm以上であり、且つ電子移動度が0.17cm2/V
    ・sec以上0.45cm2/V・sec以下であるこ
    とを特徴とする請求項5に記載の非晶質GaAsTFT
    の製造方法。
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