JPH1091158A - 楽音再生システム - Google Patents

楽音再生システム

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JPH1091158A
JPH1091158A JP8269384A JP26938496A JPH1091158A JP H1091158 A JPH1091158 A JP H1091158A JP 8269384 A JP8269384 A JP 8269384A JP 26938496 A JP26938496 A JP 26938496A JP H1091158 A JPH1091158 A JP H1091158A
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Michitoshi Akao
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Brother Industries Ltd
Xing Inc
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EKUSHINGU KK
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  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)
  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 背景映像やBGMの種類などの環境を容易に
複数種類設定できる楽音再生システムを実現する。 【解決手段】 ステップ100,110で環境設定用端
末装置8によりC室ないしF室のカラオケ装置10の環
境ファイルを設定するサーバーAを指定し、サーバーA
に記憶されている環境ファイルを読出すための読出し信
号をサーバーAへ送信する。サーバーAは、ステップ2
00で読出し信号を受信し、ステップ210,220で
ハードディスクメモリ5から環境ファイルを読出して環
境設定用端末装置8へ送信する。ステップ120,13
0で環境設定用端末装置8は環境ファイルを受信してモ
ニタ9に表示し、ステップ140,150で環境ファイ
ルを設定してサーバーAへ送信する。ステップ150で
サーバーAは環境ファイルを受信し、ステップ240な
いし260で環境ファイルを更新する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、楽音を再生する
楽音再生装置が複数の部屋に備えられた楽音再生システ
ムであって、各部屋にカラオケ装置が備えられたカラオ
ケBOXで用いるカラオケシステムとして好適なものに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記カラオケシステムとしては、
図15に示すものが知られている。図15(A)に示す
ものは、複数の部屋91,91・・に備えられたカラオ
ケ装置90と、カラオケBOXの管理室に設けられた、
曲データを送信するサーバー95とが通信回線92によ
り接続された集中管理型のものである。サーバー95に
は、カラオケ曲を示す曲データおよびBGMを示すBG
Mデータが蓄積されたハードディス装置(以下、「HD
D」と称す。)96と、カラオケ装置90に備えられた
図示しないモニタに表示する背景映像を再生する複数の
動画プレーヤ98が接続されている。HDD96には、
背景映像の種類と、曲が再生されていないときにカラオ
ケ装置90により再生するBGM(バックグランドミュ
ージック)の種類と、曲の演奏中や演奏終了後に再生す
る拍手パターンの種類などの動作環境を設定する環境フ
ァイルが記憶されている。
【0003】そして、カラオケ装置90から送信された
リクエスト信号は、通信回線92を介してヘッドアンプ
93により信号増幅され、センターモデム94により受
信される。続いて、サーバー95は、その受信されたリ
クエスト信号により示される選曲番号に対応する曲デー
タをHDD96から読出し、この読出した曲データをセ
ンタモデム94から通信回線92を介して、上記リクエ
スト信号を送信したカラオケ装置90へ送信する。ま
た、HDD96に記憶された環境ファイルを読出し、そ
の環境ファイルに設定された種類の背景映像を動画プレ
ーヤ98により再生する。動画制御装置99は、複数の
動画プレーヤ98のうちで使用中でない動画プレーヤ9
8を選択する。
【0004】この選択された動画プレーヤ98から出力
される背景映像データは、変調器97により所定の信号
に変調され、ヘッドアンプ93により信号増幅される。
この信号増幅された背景映像データは、通信回線92を
介して、上記リクエスト信号を送信したカラオケ装置9
0へ送信され、その背景映像データにより示される背景
映像がモニタに表示される。そして、曲の間奏や曲の再
生終了後の拍手タイミングになると、環境ファイルによ
り設定された拍手パターンを示す拍手音データがHDD
96から読み出されてカラオケ装置90へ送信され、拍
手音が再生される。また、曲の再生が終了すると、環境
ファイルに設定された種類のBGMを示すBGMデータ
がHDD96から読み出されてカラオケ装置90へ送信
され、BGMが再生される。
【0005】また、図15(B)に示すものは、各部屋
91のカラオケ装置90に動画プレーヤ98およびHD
D89がそれぞれ接続された、いわゆる単体型のもので
ある。HDD89には、部屋91独自に設定された環境
ファイルと、拍手音データと、BGMデータと、ホスト
コンピュータ105から送信される曲データとが記憶さ
れており、上記環境ファイルに基づいて背景映像、拍手
音およびBGMが再生される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、背景映像、
拍手パターンおよびBGMなどは、カラオケ装置90を
利用する者の年齢層に合ったものを再生するのが好まし
い。つまり、カラオケBOXに客が来店した際に、客の
年齢層を判断し、その客が利用する部屋91のカラオケ
装置90の環境ファイルを設定するのが理想的である。
しかし、上記従来の集中管理型のものでは、複数のカラ
オケ装置90を集中管理しているため、カラオケ装置9
0のそれぞれに異なる環境ファイルを設定しようとする
と、HDD96の記憶容量の限界から、各カラオケ装置
90毎に異なる環境ファイルを設定することが困難であ
るという問題がある。また、上記単体型のものでは、環
境ファイルが記憶されているHDD89が、各部屋91
の内部に設けられていることから、部屋91を利用する
客の年齢層が異なる度に部屋へ行って環境ファイルの設
定をし直さなければならないため、手間がかかるという
問題がある。つまり、上記従来のものでは、複数の動作
環境を設定するとともに、その動作環境の設定内容を変
更するのが困難であるという問題がある。
【0007】そこで、本発明は、楽音再生装置の複数の
動作環境を設定するとともに、その動作環境の設定内容
の変更を容易に行うことができる楽音再生システムの実
現を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、請求項1に記載の発明では、再生すべき楽
曲を選曲する選曲手段と、この選曲手段により選曲され
た楽曲を示す楽曲情報を通信回線を介して受信するとと
もに、この受信した楽曲情報を再生する楽曲情報再生手
段と、を有する楽音再生装置が複数設けられており、そ
れら複数の楽音再生装置のうち、所定数の楽音再生装置
と接続されており、それら接続された楽音再生装置の動
作環境を設定する動作環境設定装置が複数備えられたと
いう技術的手段を採用する。
【0009】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の楽音再生システムにおいて、前記複数の楽音再生装
置には、前記楽曲情報再生手段により前記楽曲情報を再
生する場合に、背景映像を示す背景映像情報を表示する
背景映像情報表示手段がそれぞれ備えられたという技術
的手段を採用する。
【0010】請求項3に記載の発明では、請求項1また
は請求項2に記載の楽音再生システムにおいて、前記複
数の動作環境設定装置には、これら動作環境設定装置に
それぞれ接続された前記所定数の楽音再生装置が有する
背景映像情報表示手段により再生されるべき背景映像情
報の種類を設定する背景映像情報設定手段が、それぞれ
備えられており、前記所定数の楽音再生装置が有する背
景映像情報表示手段は、前記背景映像情報設定手段によ
り設定される種類の背景映像情報をそれぞれ表示すると
いう技術的手段を採用する。
【0011】請求項4に記載の発明では、請求項1ない
し請求項3のいずれか1つに記載の楽音再生システムに
おいて、前記複数の動作環境設定装置には、これら動作
環境設定装置に接続された前記所定数の楽音再生装置の
うち、前記楽曲情報の再生が終了している楽音再生装置
が有する楽曲情報再生手段へ所定の楽曲情報を送信する
楽曲情報送信手段と、この楽曲情報送信手段により送信
すべき楽曲情報の種類を設定する楽曲情報設定手段と
が、それぞれ備えられており、前記楽曲情報の再生が終
了している楽音再生装置が有する楽曲情報再生手段は、
前記楽曲情報送信手段により送信される所定の楽曲情報
を再生するという技術的手段を採用する。
【0012】請求項5に記載の発明では、請求項1ない
し請求項4のいずれか1つに記載の楽音再生システムに
おいて、前記複数の動作環境設定装置には、これら動作
環境設定装置に接続された前記所定数の楽音再生装置が
有する楽曲情報再生手段により前記選曲手段により選曲
された楽曲情報が再生される場合に、少なくとも拍手の
音を含む効果音を示す効果音情報を前記選曲手段により
選曲された楽曲情報を再生する楽音再生装置へ送信する
効果音情報送信手段と、この効果音情報送信手段により
送信すべき効果音情報の種類を設定する効果音情報設定
手段とが、それぞれ備えられており、前記選曲手段によ
り選曲された楽曲情報を再生する楽音再生装置が有する
楽曲情報再生手段は、前記選曲手段により選曲された楽
曲情報を再生する場合に、前記効果音情報送信手段によ
り送信される効果音情報を再生するという技術的手段を
採用する。
【0013】
【作用】請求項1ないし請求項5に記載の発明では、複
数の楽音再生装置のうち、所定数の楽音再生装置と接続
されており、それら接続された楽音再生装置の動作環境
を設定する動作環境設定装置が複数備えられているた
め、それら動作環境設定装置の数と同じ数の動作環境を
設定することができる。したがって、たとえば、後述す
る発明の実施の形態に記載するように、複数のカラオケ
装置のうちの所定数に、それぞれ種類の異なる動作環境
を示す環境ファイルを記憶するHDDを接続し、客層に
応じて環境設定用端末装置から、その客が利用する部屋
のカラオケ装置をどの環境ファイルを有するカラオケ装
置に接続するのかを指定することにより、この指定され
たカラオケ装置により上記客が利用する部屋のカラオケ
装置の動作環境を設定することができる。つまり、複数
の動作環境を設定するとともに、その動作環境の設定内
容の変更を容易に行うことができる。
【0014】また、請求項3に記載の発明では、上記複
数の動作環境設定装置には、これら動作環境設定装置に
それぞれ接続された上記所定数の楽音再生装置が有する
背景映像情報表示手段により再生されるべき背景映像情
報の種類を設定する背景映像情報設定手段が、それぞれ
備えられており、上記所定数の楽音再生装置が有する背
景映像情報表示手段は、上記背景映像情報設定手段によ
り設定される種類の背景映像情報をそれぞれ表示する。
つまり、上記複数の動作環境設定装置に備えられた背景
映像情報設定手段に、それぞれ異なる背景映像情報の種
類を容易に設定することができ、動作環境設定装置に接
続された楽音再生装置が有する背景映像情報表示手段に
より異なる種類の背景映像を表示することができる。た
とえば、後述する発明の実施の形態に記載するように、
客が利用するカラオケ装置をその客の年齢層に合った背
景映像の種類が設定された動作環境設定装置に接続する
ことにより、客の年齢層に合った背景映像を表示するこ
とができる。
【0015】また、請求項4に記載の発明では、上記複
数の動作環境設定装置に備えられた楽曲情報送信手段に
より、動作環境設定装置に接続された上記所定数の楽音
再生装置のうち、上記楽曲情報の再生が終了している楽
音再生装置が有する楽曲情報再生手段へ所定の楽曲情報
が送信され、その楽曲情報は、楽音再生装置が有する楽
曲情報再生手段により再生される。また、上記楽曲情報
送信手段により送信すべき楽曲情報の種類は、動作環境
設定装置に備えられた楽曲情報設定手段により設定され
る。したがって、たとえば、後述する発明の実施の形態
に記載するように、カラオケ装置による曲の再生が終了
し、次の曲が再生されるまでの間、サーバーのHDDに
記憶された環境ファイルに設定されたBGMモードを示
すBGMデータが、そのHDDから読出され、上記曲の
再生が終了したカラオケ装置へ送信され、再生される。
つまり、環境ファイルにおけるBGMモードの設定を容
易に行うことができるとともに、年齢層に合ったBGM
を再生することができる。
【0016】さらに、請求項5に記載の発明では、複数
の動作環境設定装置に備えられた効果音情報送信手段に
より、動作環境設定装置に接続された上記所定数の楽音
再生装置が有する楽曲情報再生手段により上記選曲手段
により選曲された楽曲情報が再生される場合に、少なく
とも拍手の音を含む効果音を示す効果音情報が、上記選
曲手段により選曲された楽曲情報を再生する楽音再生装
置へ送信され、その楽音再生装置が有する楽曲情報再生
手段により再生される。また、上記効果音情報送信手段
により送信すべき効果音情報の種類は、上記効果音情報
設定手段により設定される。したがって、たとえば、後
述する発明の実施の形態に記載するように、曲の間奏部
分や曲の終了時に再生される拍手音のパターンは、サー
バーのHDDに記憶された環境ファイルに設定されてお
り、その拍手パターンを示す拍手音データもそのHDD
に記憶されているため、その拍手音を再生するタイミン
グになると、環境ファイルに設定された拍手パターンを
示す拍手音データがHDDから読出されてカラオケ装置
へ送信され、再生される。つまり、環境ファイルにおけ
る拍手パターンの設定を容易に行うことができるととも
に、年齢層に合った拍手音を再生することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の楽音再生システム
の実施形態について図を参照して説明する。なお、以下
の実施形態では、楽音再生システムの一例として、カラ
オケ装置が設置された部屋を複数有する、いわゆるカラ
オケBOXで用いられるカラオケシステムを代表に説明
する。また、カラオケ装置としては、通信回線を介して
曲が提供される、いわゆる通信カラオケ装置が用いられ
るものとする。
【0018】まず、上記カラオケシステムの主要構成に
ついて、それを示す図1を参照して説明する。図1に示
すように、カラオケシステム1は、AないしJまでの1
0室の部屋2,2・・と、管理室4とを有し、A室には
楽音再生装置たるカラオケ装置Aが、B室にはカラオケ
装置Bがそれぞれ設置されており、C室ないしJ室に
は、楽音再生装置たるカラオケ装置10がそれぞれ設置
されている。A室およびB室のカラオケ装置10には、
楽曲情報たる曲データが蓄積されたHDD5が接続され
ている。このHDD5には、電話回線3aを介してホス
トコンピュータ3から配信される曲データと、C室ない
しJ室に設置されたカラオケ装置の動作環境を設定する
環境ファイルとが記憶されている。
【0019】ここに、動作環境とは、カラオケを行う際
に、カラオケ装置に備えられたモニタ12,14(図2
参照)に表示される背景映像の種類、曲の間奏部分や曲
の演奏終了後に再生する拍手パターンの種類、曲が演奏
されていないときに再生するBGMの種類などを示し、
環境ファイルとは、図8に示すように、上記動作環境の
種類をテーブル形式に設定したファイルを示す。ここで
は、A室のカラオケ装置AをサーバーA、B室のカラオ
ケ装置BをサーバーBとし、サーバーAには、C室ない
しF室のカラオケ装置10が接続されており、サーバー
Bには、G室ないしJ室のカラオケ装置10が接続され
ているものとする。つまり、A室およびB室のカラオケ
装置は、カラオケ装置としての役目をする他、各カラオ
ケ装置10の動作環境を設定する動作環境設定装置およ
び曲データを送信するサーバーの役目をも果たす。
【0020】また、管理室4には、HDD5に記憶され
ている環境ファイル120の設定内容を変更するCPU
8aを備えた環境設定用端末装置8と、環境ファイル1
20を構成するパラメータを入力するキーボード8b
と、環境設定用端末装置8により設定される内容などを
表示するモニタ9とが設置されている。A室ないしJ室
のカラオケ装置および環境設定用端末装置8には、LA
Nボード54がそれぞれ備えられており、各LANボー
ド54は、それぞれHUB2aを介して通信回線たるL
AN回線15に接続されており、このLAN回線15に
より、各カラオケ装置相互間と、環境設定用端末装置8
とが相互に送受信可能に接続されている。
【0021】次に、カラオケ装置Aの主要構成につい
て、それを示す図2を参照して説明する。図2に示すよ
うに、カラオケ装置Aには、カラオケ用の背景映像、歌
詞を示す歌詞映像、環境ファイル120の内容を示す映
像などをCRTに表示するモニタ12と、歌い手のモニ
タ用のモニタ14とが備えられている。また、LAN回
線15を介してのC室ないしF室のカラオケ装置10へ
の曲データの送信、電話回線3aを介してのホストコン
ピュータ3からの曲データの受信、選曲、C室ないしF
室のカラオケ装置10のための環境ファイル120の設
定および変更、背景映像情報表示手段たるモニタ12,
14に表示される映像の切替え、合成、分割などの各種
制御を行う制御装置20が備えられている。
【0022】さらに、マイクロフォン17,18から入
力される音声と楽曲たるカラオケ曲とのミキシング、音
声とカラオケ曲との音量バランス、エコー調整、ディレ
イ調整、ミキシング信号の増幅、演奏される曲の音程制
御(キーコントロール)、高音、低音の制御(トーンコ
ントロール)などを行うアンプ16と、このアンプ16
から出力される増幅信号を音として再生するフロアータ
イプの1組のスピーカ11,11と、天井用の1組のス
ピーカ13,13と、制御装置20を遠隔操作する遠隔
操作手段たる送信器70とが備えられている。なお、カ
ラオケ装置Bも上記カラオケ装置Aと同じ構成である。
また、アンプ16、制御装置20、スピーカ11,11
およびスピーカ13,13が、本発明の楽曲情報再生手
段に相当する。
【0023】次に、サーバーAに備えられた制御装置2
0の装備について図3を参照して説明する。図3(A)
は、制御装置20の前面パネルの説明図、同図(B)
は、制御装置20の背面パネルの説明図である。図3
(A)に示すように、制御装置20の前面パネルには、
選曲する曲の番号の入力などを行うための0〜9のボタ
ンからなるテンキー21と、選曲を確定するための選曲
ボタン22とが設けられており、テンキー21の上に
は、選曲された曲の選曲番号を5桁の数字でLED表示
する選曲番号表示体23が設けられている。
【0024】また、選曲番号表示体23の左には、演奏
が予約されている曲の数をLED表示する予約曲数表示
体24が設けられており、その下には、予約の取消を行
うための取り消しボタン25と、演奏を停止させる演奏
停止ボタン26と、歌っている途中で最初から歌い直す
ための歌い直しボタン27と、予約曲の間に割り込んで
予約するための割り込みボタン28とが設けられてい
る。さらに、前面パネルの左上には、送信器70から送
信される光信号を受光する受光窓38が設けられてお
り、前面パネルの左下には、制御装置20の電源を立ち
上げる電源ボタン39が設けられている。
【0025】また、テンキー21の右には、演奏される
曲のキーを低くするためのフラットキー29と、キーを
標準にする標準キー30と、キーを高くするシャープキ
ー31とが設けられており、その下には、ボーカルのメ
ロディーラインの音量を設定するボーカルボタン32
と、2コーラス目までを再生する2コーラスボタン33
と曲の後奏部分をカットする後奏カットボタン34とが
設けられている。さらに、その下には、カラオケを行う
モードとカラオケを行わないモードとに切り替えるカラ
オケ切替ボタン35と、通信回線5を介して入力される
データを曲データからBGM、有線放送、テレビ放送な
どに切り替える入力切替ボタン36と、CRT12,1
4の表示をカラオケ店が提供しているサービス情報の表
示に切り替えるサービスボタン37とが設けられてい
る。
【0026】また、図3(B)に示すように、制御装置
20の背面パネルには、LAN回線15を接続する通信
端子40と、曲データを保有するホストコンピュータ3
(図1参照)から配信される曲データを受信するための
電話回線3aを接続する通信端子41とが設けられてお
り、この通信端子41の右方には、アンプ16の音声入
力端子(図示省略)と接続される音声出力端子42と、
モニタ12の映像入力端子(図示省略)と接続される映
像出力端子43と、モニタ14の映像入力端子(図示省
略)と接続される映像出力端子44とが設けられてい
る。
【0027】次に、上記制御装置20の制御系の構成に
ついて、それをブロック図で示す図4を参照して説明す
る。制御装置20には、環境ファイル120の設定およ
び更新、ホストコンピュータ3に対する曲データの送信
要求、C室ないしF室のカラオケ装置10への曲デー
タ、背景映像の種類を示す背景映像モードデータ、拍手
音データおよびBGMデータなどの送信、選曲、音声制
御、映像制御、曲の演奏順序の予約、演奏順序の変更な
どをプログラムにしたがって行うCPU52が備えられ
ている。このCPU52には、選曲された曲の選曲番号
を示す選曲番号データ、予約された曲の選曲番号データ
などを一時保存するRAM46と、ホストコンピュータ
3の電話番号および制御装置20の電話番号を示す電話
番号データなどが記憶されたROM47と、HDD5か
ら読出された環境ファイル120を一時保存するRAM
48と、環境設定用端末装置8からLAN回線15を介
して送信される環境ファイル120を一時保存するRA
M50とが接続されている。
【0028】また、CPU52には、HDD5が接続さ
れており、このHDD5には、上記環境ファイル12
0、各制御、後述する各回路の動作制御をCPU52に
実行させるためのプログラムなどが記録されている。さ
らに、CPU52には、タイマ58のカウントにしたが
って曲データに含まれるMIDIデータをMIDI音源
57へ書き込む制御を行うシーケンサ56と、MIDI
音源57から出力される音楽信号を入力してアンプ16
により増幅可能な信号に変換する音声制御回路55とが
接続されている。
【0029】また、CPU52には、通信端子40およ
びLAN回線15を介して他のカラオケ装置10および
環境設定用端末装置8との間でデータの送受信を行うた
めのLANボード54が接続されている。このLANボ
ード54には、イーサネットアドレスが記憶されたLA
N用のIC(図示省略)が搭載されており、そのイーサ
ネットアドレスを示すイーサネットアドレスデータを送
受信信号に含めることにより、送受信先を特定する。さ
らに、複数種類の背景映像を示す背景映像データが記録
されたCD−ROMを再生する動画プレーヤ6と、この
動画プレーヤ6から読出された背景映像データおよびH
DD5から読出された曲データ中の歌詞映像データを入
力し、モニタ12,14に表示される映像として、図1
6に示すように、背景映像200中に歌詞映像202が
スーパーインポーズされた映像を作成したり、歌詞映像
202にテロップ204をかけたりする映像制御回路6
1が接続されている。
【0030】またさらに、CPU52には、受信窓38
内のフォトダイオードなどの受光素子38aにより受光
された光信号をデジタル信号に変換する受信回路62
と、制御装置の前面パネルに設けられた各種ボタンを押
したときに点灯するLED、選曲番号表示体23および
予約曲数表示体24へ表示信号を出力する表示回路63
と、上記各種ボタンを押したときに発生するスイッチン
グ信号を入力する入力回路64とが接続されている。ま
た、C室ないしJ室、およびG室ないしJ室に設置され
たカラオケ装置10に備えられた制御装置20の制御系
の構成は、図5に示すように、図4に示す通信端子42
および通信用モデム49が設けられいない点と、サーバ
ーAおよびサーバーBから送信される曲データを記憶す
るRAM51が内蔵されている点とで異なり、それら以
外の構成は、同じである。
【0031】次に、送信器70の構成について、その外
観を示す図6を参照して説明する。送信器70の左上に
は、制御装置20の電源をON、OFFする電源ボタン
71が設けられており、右上には、曲の間奏部分や曲の
演奏終了後に拍手の音を再生するように設定するための
拍手ボタン72が設けられており、その左には、拍手の
モード(種類)を切り替えるモード切替ボタン73が設
けられている。それらボタンの下には、制御装置20に
設けられたボタンと同じ作用を行うボーカルボタン74
と、2コーラスカットボタン75と、後奏カットボタン
76とが設けられている。また、それらボタンの下に
は、制御装置20に設けられたボタンと同じく、フラッ
トキー77、標準キー78、シャープキー79、テンキ
ー80、選曲キー81、演奏停止キー82、取り消しキ
ー83、歌い直しキー84、割り込みキー85が設けら
れている。なお、上記各ボタンおよびキーを押したとき
に、そのボタンまたはキーに対応する信号が、発信部8
6に内蔵されたLEDから発信される。
【0032】次に、環境設定用端末装置8により、サー
バーAのHDD5に記憶された環境ファイル120の設
定内容を更新する場合の環境設定用端末装置8に備えら
れたCPU8aおよびサーバーAの制御装置20に備え
られたCPU52の処理内容について図10のフローチ
ャートを参照して説明する。
【0033】まず、環境設定用端末装置8により環境フ
ァイル120を更新すべきサーバーAの指定を行うと
(ステップ100)、環境ファイル120の読出しを指
令する読出信号がLAN回線15へ送信される(ステッ
プ110)。この読出信号には、サーバーAのLANボ
ード54が有するイーサネットアドレスを示すイーサネ
ットアドレスデータが含まれており、読出信号は、イー
サネットアドレスデータにより示されるイーサネットア
ドレスを有するLANボード54、つまり、サーバーA
のLANボード54により取り込まれる。
【0034】続いて、サーバーAは、読出信号を受信す
ると(ステップ200)、自己のHDD5から環境ファ
イル120を読出し(ステップ210)、環境設定用端
末装置8へ送信する(ステップ220)。続いて、その
送信された環境ファイル120は、環境設定用端末装置
8により受信され(ステップ120)、図9に示すよう
に、モニタ9に表示される(ステップ130)。その表
示内容は、図9(A)に示すように、サーバーAと接続
されているカラオケ装置10により再生される背景映像
の種類を設定するための画面と、同図(B)に示すよう
に、サーバーAと接続されているカラオケ装置10によ
り再生される拍手音のパターンを設定するための画面
と、同図(C)に示すように、サーバーAと接続されて
いるカラオケ装置10により再生されるBGMの種類を
設定するための画面である。
【0035】背景映像の種類には、図9(A)に示すよ
うに、曲に合わせた映像、風景の映像、スポーツの映像
およびファミリー向けの映像の4種類があり、拍手音の
パターンには、同図(B)に示すように、拍手なし、ま
ばらな拍手、ホールの拍手および歓声入り拍手の4種類
があり、BGMの種類には、同図(C)に示すように、
BGMなし、ポップス、演歌およびアニメ・童謡の4種
類がある。これらの環境を示すパラメータは、たとえ
ば、客が若い年齢層である場合には、背景映像の種類を
スポーツ、拍手パターンの種類を歓声入りの拍手、BG
Mの種類をポップスに設定することができ、また、客が
年配層である場合には、それぞれ、風景、拍手なし、演
歌に設定することができる。つまり、客の年齢層に合っ
たパラメータを設定することができる。ここでは、サー
バーAに設定されている環境ファイル120を図9にテ
ロップ9aで示すように、背景映像の種類をスポーツ
に、拍手パターンを歓声入り拍手に、BGMをポップス
にそれぞれ更新するものとする。また、環境ファイル1
20に設定される背景映像の種類を示すデータを背景映
像モードデータ、拍手音のパターンを示すデータを拍手
モードデータ、BGMの種類を示すデータをBGMモー
ドデータとする。
【0036】この設定は、モニタ9の画面上に表示され
るテロップ9aをキーボード8bやマウスなどの操作に
より上下に移動し、目的のパラメータの上に移動したと
きにリターンキーなどを押すか、マウスをクリックして
選択を確定して行う。総てのパラメータの設定を行い、
環境設定が終了すると(ステップ140)、その設定さ
れた環境ファイル120がサーバーAへ送信され(ステ
ップ150)、サーバーAにより受信される(ステップ
230)。続いて、サーバーAは、受信した環境ファイ
ル120により示される背景映像モードデータを環境フ
ァイル120に書き込んで更新する(ステップ24
0)。続いて、拍手モードデータを書き込んで更新し
(ステップ250)、BGMモードデータを書き込んで
更新する(ステップ260)。そして、リクエスト信号
を送信したカラオケ装置10へ曲データを送信する処理
を行う。
【0037】また、サーバーBのHDD5に記憶されて
いる環境ファイル120についても、環境設定用端末装
置8により、所望のパラメータ、たとえば、上記年配層
に合ったパラメータを設定して更新することができる。
このように、本実施形態のカラオケシステム1によれ
ば、管理室4に居ながらにして、A室のサーバーAおよ
びB室のサーバーBにそれぞれ異なる環境ファイル12
0を設定することができる。したがって、環境ファイル
を設定するために、サーバーが備えられた部屋へ行く手
間を省くことができるとともに、年齢層に応じた環境フ
ァイルを設定することができる。なお、カラオケをして
いない場合にモニタ12,14に表示するBGV(バッ
クグランドビデオ)を環境ファイル120を構成するパ
ラメータとして設定することもでき、この場合、環境設
定用端末装置8により設定されたBGVの種類を示すB
GVモードデータが環境設定用端末装置8からサーバー
へ送信され、環境ファイル中のBGVモードデータが構
成される。
【0038】次に、カラオケ装置10が接続されるべき
サーバーを決定する場合の環境設定用端末装置8に備え
られたCPU8aおよびカラオケ装置10のCPU45
の処理内容について図11のフローチャートを参照して
説明する。なお、ここでは、C室のカラオケ装置10を
サーバーAに接続するものとする。まず、環境設定用端
末装置8によりサーバーAの指定を行い(ステップ16
0)、その指定を示す指定信号をC室のカラオケ装置1
0へ送信する(ステップ170)。その指定信号には、
C室のLANボード54のイーサネットアドレスを示す
イーサネットアドレスデータと、サーバーAのイーサネ
ットアドレスデータとが含まれている。
【0039】そして、CPU45は、指定信号を受信す
ると(ステップ400)、その指定信号により示される
イーサネットアドレスデータを有するサーバー、つま
り、サーバーAを曲データの送信要求を行うとともに、
自己の環境ファイル120が設定されているサーバーに
決定される(ステップ410)。そして、CPU45
は、選曲および再生のための処理を実行する(ステップ
420)。このように、本実施形態のカラオケシステム
1によれば、C室のカラオケ装置10をサーバーAに接
続することができる。つまり、カラオケBOXに来店し
た客の年齢層に応じて、その客が利用する部屋のカラオ
ケ装置の環境ファイルを設定することができるため、理
想的な動作環境でカラオケを楽しむことができる。
【0040】次に、上記選曲および再生の処理、つま
り、C室のカラオケ装置10を利用する者が選曲を行
い、その選曲された曲によりカラオケを行う場合のCP
U45およびサーバーAのCPU52の制御内容につい
て図12および図13を参照して説明する。図12は、
サーバーAのCPU52の制御内容を示すフローチャー
トであり、図13は、カラオケ装置10のCPU45の
制御内容を示すフローチャートである。まず、利用者
が、送信器70をC室のカラオケ装置10に備えられた
制御装置20に向けて、電源ボタン71を押すと、制御
装置20の電源が投入され、これに連動してモニタ1
2,14およびアンプ16が起動する。そして、送信器
70のテンキー80を押して歌いたい曲の選曲番号を入
力する。このとき、テンキーを押す毎に、その押したキ
ーに対応する数字が、モニタ12,14および制御装置
20の選曲番号表示体23に表示され、選曲番号の確認
をできるようになっている。なお、選曲中であること
は、表示された数字が点滅表示されることにより確認で
きるようになっている。
【0041】そして、選曲番号の入力が終了し、選曲ボ
タン81を押すと入力した選曲番号が確定されるととも
に、その選曲番号を示す選曲番号データがRAM46に
一時格納される。続いて、その一時格納された選曲番号
データをRAM46から読出すとともに、その読出した
選曲番号データにより示される選曲番号に対応する曲デ
ータの送信要求を示すリクエスト信号をサーバーAへ送
信する(ステップ422)。続いて、サーバーAは、リ
クエスト信号を受信すると(ステップ282)、自己の
HDD5から上記リクエスト信号に示される選曲番号の
曲データを検索して読出し(ステップ284)、HDD
5から環境ファイル120を読出す(ステップ28
8)。その読出された曲データは、その構成を示す図7
(A)のように、MIDIデータ101と、歌詞の映像
を示す歌詞映像データ102とから構成されており、曲
データ100には、環境ファイル120の中の背景映像
モードデータ103が付されている。また、MIDIデ
ータ101には、図7(B)に示すように、拍手音を再
生するタイミングを示す拍手タイミングデータ104が
含まれている。なお、環境ファイルにBGVモードが設
定されている場合は、BGVモードデータが曲データ1
00に付される。
【0042】続いて、上記読出された曲データ100お
よび背景映像モードデータ103が、LAN回線15を
介してC室のカラオケ装置10へ送信され(ステップ2
90)、カラオケ装置10の制御装置20の通信端子4
0およびLANボード54を介して受信される(ステッ
プ424)。続いて、その受信された曲データ100お
よび背景映像モードデータ103は、RAM51に保存
開始され、その保存が終了するとRAM51から曲デー
タ100が読出され、曲データ100に含まれる歌詞映
像データ102は、映像制御回路61に入力され、モニ
タ12,14に表示可能な歌詞映像信号に変換される。
【0043】また、曲データ100に含まれるMIDI
データ101は、シーケンサ56に取り込まれ、タイマ
58のカウントにしたがってMIDI音源57に書き込
まれる。MIDI音源57にMIDIデータの書き込ま
れた部分の音源データは、音声制御回路55へ出力さ
れ、アンプ16によって増幅可能なアナログの音楽信号
に変換される。この音楽信号は、アンプ16へ出力さ
れ、増幅された後にスピーカ11,11およびスピーカ
13,13へ出力され、両スピーカによって再生される
(ステップ426)。
【0044】一方、RAM51から読出された背景映像
モードデータ103に対応する背景映像を示す背景映像
データが動画プレーヤ6により、CD−ROMから検索
されて読出され、この読出された背景映像データは、映
像制御回路61によりビットマップデータに展開される
とともに、モニタ12,14に表示可能な信号に変換さ
れ、映像出力端子43を介してモニタ12へ出力され、
また、映像出力端子44を介してモニタ14へ出力さ
れ、両モニタ12,14により背景映像が表示される
(ステップ426)。その表示は、図14に示すよう
に、背景映像200の中に歌詞映像202がスーパーイ
ンポーズされた形で行われる。
【0045】また、マイク17,18から入力された音
声は、アンプ16に内蔵されたマイクミキシング回路に
より、上記音楽信号とミキシングされ、このミキシング
されたミキシング信号は、アンプ16により増幅された
後にスピーカ11,11およびスピーカ13,13へ出
力され、両スピーカによって音楽信号および音声信号が
再生される。つまり、C室のカラオケ装置10の利用者
は、自分の選んだ曲をモニタ12,14の画面に映し出
された背景映像200および歌詞映像202を見ながら
マイク17、または、マイク18を通して歌う(カラオ
ケする)ことができる。
【0046】そして、曲の間奏部分などにおいて、MI
DIデータ101の中に含まれている拍手タイミングデ
ータ104がRAM51から読み出されると、つまり、
拍手音を再生するタイミングになると(ステップ42
8)、拍手音を示す拍手音データの送信を要求する要求
信号がサーバーAへ送信される(ステップ430)。続
いて、サーバーAは、その要求信号を受信すると(ステ
ップ292)、環境ファイル120に設定されている効
果音情報たる拍手音モードに対応する拍手音データをH
DD5から読出してカラオケ装置10へ送信する(ステ
ップ294)。
【0047】続いて、カラオケ装置10は、拍手音デー
タを受信し(ステップ432)、その拍手音データを再
生する(ステップ434)。そして、曲データ100の
再生が終了すると(ステップ436)、再生の予約を示
す選曲番号データがRAM46に記憶されていないか、
つまり、予約曲があるかを判定し(ステップ438)、
予約曲がない場合には、再生の終了を示す再生終了信号
をサーバーAへ送信する(ステップ440)。続いて、
サーバーAは、再生終了信号を受信すると(ステップ2
96)、環境ファイル120に設定されているBGMモ
ードにより示される所定の楽曲情報たるBGMデータを
HDD5から読出してカラオケ装置10へ送信する(ス
テップ298)。
【0048】そして、カラオケ装置10は、BGMデー
タを受信し(ステップ442)、BGMを再生する(ス
テップ444)。その後、上記選曲操作が行われると
(ステップ446)、ステップ422へ戻り、リクエス
ト信号を送信する。このように、本実施形態のカラオケ
システム1によれば、C室のカラオケ装置10をサーバ
ーAにより設定された環境ファイル120にしたがって
動作させることができる。つまり、カラオケ装置10を
客の年齢層に合った環境で動作させることができるた
め、理想的な環境でカラオケを楽しむことができる。な
お、BGMデータに代えてBGVモードデータを受信し
た場合は、そのBGVモードデータに対応するBGVが
動画プレーヤ6により再生され、モニタ12,14に表
示される。また、BGVデータに含まれるBGV音声デ
ータがアンプ16、スピーカ11,11およびスピーカ
13,13により再生される。
【0049】上記実施形態では、環境ファイルに設定す
るパラメータとして、背景映像の種類、拍手パターンの
種類およびBGMの種類を例に挙げて説明したが、その
他のパラメータとしては、モニタ12,14の画面の明
るさ、BGMの音量、BGMのステレオおよびモノラル
の設定がある。また、歌い手が立つステージなどが設け
られている場所では、選曲から曲データ100の再生ま
での時間が短いと、歌い手がステージに上がる前に曲が
演奏されてしまうことから、それを防止するために、曲
データ100を再生する場合に曲のタイトルをモニタに
表示した状態で曲の演奏を所定時間待機する機能が設け
られており、その待機する時間を示す待機時間データが
設定される。
【0050】なお、上記実施形態では、環境設定用端末
装置8を管理室4に備えた場合を説明したが、A室ない
しJ室のいずれかに備える構成にすることもできる。と
ころで、CPU52により実行されるステップ240が
本発明の背景映像情報設定手段として機能し、ステップ
298が楽曲情報送信手段として機能する。また、CP
U52により実行されるステップ260が本発明の楽曲
情報設定手段として機能し、ステップ294が効果音情
報送信手段として機能し、ステップ250が効果音情報
設定手段として機能する。
【0051】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、楽音再
生装置の複数の動作環境を設定するとともに、その動作
環境の設定内容の変更を容易に行うことができる楽音再
生システムを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施形態のカラオケシステムの主要構成
を示すブロック図である。
【図2】図1に示すカラオケシステムに備えられたカラ
オケ装置の外観説明図である。
【図3】(A)は、カラオケ装置に備えられた制御装置
の前面パネルの説明図であり、(B)は、制御装置の背
面パネルの説明図である。
【図4】サーバーAに備えられた制御装置の制御系を示
すブロック図である。
【図5】カラオケ装置10に備えられた制御装置の制御
系の構成を示すブロック図である。
【図6】送信器の外観を示す説明図である。
【図7】(A)は、曲データの説明図であり、(B)
は、MIDIデータの説明図である。
【図8】環境ファイルの設定内容を示す説明図である。
【図9】(A)は、モニタ9に表示される背景映像種類
の設定画面を示し、(B)は、モニタ9に表示される拍
手パターンの設定画面を示し、(C)は、モニタ9に表
示されるBGMの設定画面を示す。
【図10】環境設定用端末装置8のCPU8aおよびサ
ーバーAのCPU52の処理内容をフローチャートであ
る。
【図11】環境設定用端末装置8のCPU8aおよびカ
ラオケ装置10のCPU45の処理内容をフローチャー
トである。
【図12】サーバーAのCPU52の制御内容を示すフ
ローチャートである。
【図13】カラオケ装置10のCPU45の制御内容を
示すフローチャートである。
【図14】モニタ12に表示された背景映像および歌詞
映像を示す説明図である。
【図15】(A)は、従来の集中管理型のカラオケシス
テムの説明図であり、(B)は、単体型のカラオケシス
テムの説明図である。
【符号の説明】
1 カラオケシステム 3 ホストコンピュータ 3a 電話回線 5 HDD 6 動画プレーヤ 8 環境設定用端末装置 10 カラオケ装置 12,14 モニタ 15 LAN回線 16 アンプ 20 制御装置 45,52 CPU 51 RAM 11,13 スピーカ 17,18 マイク 70 送信器 100 曲データ 120 環境ファイル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 再生すべき楽曲を選曲する選曲手段と、 この選曲手段により選曲された楽曲を示す楽曲情報を通
    信回線を介して受信するとともに、この受信した楽曲情
    報を再生する楽曲情報再生手段と、を有する楽音再生装
    置が複数設けられており、 それら複数の楽音再生装置のうち、所定数の楽音再生装
    置と接続されており、それら接続された楽音再生装置の
    動作環境を設定する動作環境設定装置が複数備えられた
    ことを特徴とする楽音再生システム。
  2. 【請求項2】 前記複数の楽音再生装置には、前記楽曲
    情報再生手段により前記楽曲情報を再生する場合に、背
    景映像を示す背景映像情報を表示する背景映像情報表示
    手段がそれぞれ備えられたことを特徴とする請求項1に
    記載の楽音再生システム。
  3. 【請求項3】 前記複数の動作環境設定装置には、 これら動作環境設定装置にそれぞれ接続された前記所定
    数の楽音再生装置が有する背景映像情報表示手段により
    再生されるべき背景映像情報の種類を設定する背景映像
    情報設定手段が、それぞれ備えられており、 前記所定数の楽音再生装置が有する背景映像情報表示手
    段は、前記背景映像情報設定手段により設定される種類
    の背景映像情報をそれぞれ表示することを特徴とする請
    求項1または請求項2に記載の楽音再生システム。
  4. 【請求項4】 前記複数の動作環境設定装置には、 これら動作環境設定装置に接続された前記所定数の楽音
    再生装置のうち、前記楽曲情報の再生が終了している楽
    音再生装置が有する楽曲情報再生手段へ所定の楽曲情報
    を送信する楽曲情報送信手段と、 この楽曲情報送信手段により送信すべき楽曲情報の種類
    を設定する楽曲情報設定手段とが、それぞれ備えられて
    おり、 前記楽曲情報の再生が終了している楽音再生装置が有す
    る楽曲情報再生手段は、前記楽曲情報送信手段により送
    信される所定の楽曲情報を再生することを特徴とする請
    求項1ないし請求項3のいずれか1つに記載の楽音再生
    システム。
  5. 【請求項5】 前記複数の動作環境設定装置には、 これら動作環境設定装置に接続された前記所定数の楽音
    再生装置が有する楽曲情報再生手段により前記選曲手段
    により選曲された楽曲情報が再生される場合に、少なく
    とも拍手の音を含む効果音を示す効果音情報を前記選曲
    手段により選曲された楽曲情報を再生する楽音再生装置
    へ送信する効果音情報送信手段と、 この効果音情報送信手段により送信すべき効果音情報の
    種類を設定する効果音情報設定手段とが、それぞれ備え
    られており、 前記選曲手段により選曲された楽曲情報を再生する楽音
    再生装置が有する楽曲情報再生手段は、前記選曲手段に
    より選曲された楽曲情報を再生する場合に、前記効果音
    情報送信手段により送信される効果音情報を再生するこ
    とを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1つ
    に記載の楽音再生システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100348347B1 (ko) * 1999-10-12 2002-08-10 왕영국 노래방시스템의 자동영상선택/디스플레이 방법 및 그 장치
KR100362962B1 (ko) * 1999-07-03 2002-11-29 왕영국 노래방시스템의 자동영상선택/디스플레이 방법 및 그 장치
JP2009044685A (ja) * 2007-08-10 2009-02-26 Yamaha Corp オーディオ信号出力装置

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