JPH1090419A - 光ファイバ応用型放射線検出器 - Google Patents

光ファイバ応用型放射線検出器

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JPH1090419A
JPH1090419A JP24328196A JP24328196A JPH1090419A JP H1090419 A JPH1090419 A JP H1090419A JP 24328196 A JP24328196 A JP 24328196A JP 24328196 A JP24328196 A JP 24328196A JP H1090419 A JPH1090419 A JP H1090419A
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JP
Japan
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optical fiber
radiation detector
scintillator
light
photomultiplier
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Application number
JP24328196A
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Inventor
Mitsuo Ishibashi
三男 石橋
Akira Yunoki
彰 柚木
Yorimasa Endo
順政 遠藤
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】光ファイバを応用することにより、光伝達の悪
い部分の集光特性を良くして全領域に渡って均一な感度
特性を得ること。 【解決手段】被測定対象の放射能から放出される放射線
との相互作用で光を発光するシンチレータ1と、シンチ
レータ1で発光した光が集光され、光信号を電気信号に
変換して出力するフォトマル2とを備え、フォトマル2
からの出力によって放射線を検出する放射線検出器にお
いて、シンチレータ1におけるフォトマル2への光の伝
達の悪い部分に光ファイバ4を近接して設け、かつ光フ
ァイバ4の端部をフォトマル2に光接合させて、フォト
マル2の受光面に光ファイバ4からの光とその他の光の
両方を取り込む構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば原子力発電
所等の原子力施設での人体・物品、あるいは空気や水等
の被測定対象の放射線を測定する装置に用いられる放射
線検出器に係り、特に光ファイバを用いて光伝達の悪い
部分の集光特性を良くし、全領域に渡って均一な感度特
性が得られるようにした光ファイバ応用型放射線検出器
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、原子力発電所等の原子力施設
においては、人体・物品、あるいは空気や水等の被測定
対象の放射能の有無をモニタするために、放射線検出器
を検出部に設置し、被測定対象の放射能から放出される
放射線を検出してその程度を測定し、放射能の有無の判
定が行なわれてきている。
【0003】図10(a)は、この種の従来の放射線検
出器の構成例を示す断面図である。図10(a)に示す
ように、放射線検出器は、被測定対象の放射能から放出
される放射線との相互作用で光を発光するシンチレータ
1と、シンチレータ1で発光した光が集光され、光信号
を電気信号に変換して出力するフォトマル2とを、ケー
ス3に装着して構成され、フォトマル2からの出力によ
って放射線を検出する仕組みとなっている。
【0004】なお、図10(a)中、5はシンチレータ
1の表面に付着された遮光膜を示している。ところで、
この種の放射線検出器では、シンチレータ1とフォトマ
ル2との位置関係によって、光の伝達効率が異なる。
【0005】すなわち、例えば図10(a)に示すよう
な配置の場合における光の伝達効率は、シンチレータ1
に対してフォトマル2の光電面が影となるフォトマル2
の上部位置の伝達効率が、他の位置と比較して低いた
め、集光量の位置依存性は、図10(b)に示すような
特性となる。
【0006】そして、この集光量の位置依存性が一定で
ない場合には、放射線の入射位置によって感度が異なっ
てしまうという問題がある。この結果、放射線の入射位
置によって感度が一定でないと、測定ムラの要因となる
という不都合がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
放射線検出器においては、放射線の入射位置によって感
度が異なり、測定ムラの要因となるという問題があっ
た。本発明の目的は、光ファイバを応用することによ
り、光伝達の悪い部分の集光特性を良くして全領域に渡
って均一な感度特性を得ることが可能な光ファイバ応用
型放射線検出器を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、まず、請求項1に対応する発明では、被測定対象
の放射能から放出される放射線との相互作用で光を発光
するシンチレータと、当該シンチレータで発光した光が
集光され、光信号を電気信号に変換して出力するフォト
マルとを備え、当該フォトマルからの出力によって放射
線を検出する放射線検出器において、シンチレータにお
けるフォトマルへの光の伝達の悪い部分に光ファイバを
近接して設け、かつ当該光ファイバの端部をフォトマル
に光接合させて、当該フォトマルの受光面に光ファイバ
からの光とその他の光の両方を取り込む構成としてい
る。
【0009】従って、請求項1に対応する発明の光ファ
イバ応用型放射線検出器においては、シンチレータにお
けるフォトマルへの光の伝達の悪い部分に光ファイバを
近接して設け、その端部をフォトマルに光接合させて、
フォトマルの受光面に光ファイバからの光とその他の光
の両方を取り込むようにすることにより、検出面全域に
渡って均一な感度特性を得ることができる。
【0010】すなわち、光ファイバは、発光場所と光伝
達先との位置関係に左右されずに光を伝達させることが
できるため、シンチレータの光伝達の悪い部分の特性を
改善させて、全領域に渡って均一な感度特性を得ること
ができる。
【0011】また、請求項2に対応する発明では、上記
請求項1に対応する発明の光ファイバ応用型放射線検出
器において、シンチレータを、平板状のプラスチックシ
ンチレータとしている。
【0012】従って、請求項2に対応する発明の光ファ
イバ応用型放射線検出器においては、上記請求項1に対
応する発明の光ファイバ応用型放射線検出器におけるシ
ンチレータを、平板状のプラスチックシンチレータとす
ることにより、シンチレータが平板状の場合、感度ムラ
が発生し易く、上記請求項1で述べたと同様な作用を、
より一層効果的に奏することができる。
【0013】さらに、請求項3に対応する発明では、上
記請求項1に対応する発明の光ファイバ応用型放射線検
出器において、シンチレータ部を、平板状の透明板上に
ZnSシンチレータを付着させた構成としている。
【0014】従って、請求項3に対応する発明の光ファ
イバ応用型放射線検出器においては、上記請求項1に対
応する発明の光ファイバ応用型放射線検出器におけるシ
ンチレータ部を、平板状の透明板上にZnSシンチレー
タを付着させた構成とすることにより、ZnSシンチレ
ータのようにα線測定用のシンチレータであっても、好
適な集光特性を得ることができる。
【0015】すなわち、α線測定用であっても、シンチ
レータの発光・光の伝達は類似であるため、上記請求項
1で述べたと同様な作用を奏することができる。また、
請求項4に対応する発明では、上記請求項1に対応する
発明の光ファイバ応用型放射線検出器において、シンチ
レータ部を、平板状のプラスチックシンチレータにZn
Sシンチレータを付着させた2層構成としている。
【0016】従って、請求項4に対応する発明の光ファ
イバ応用型放射線検出器においては、上記請求項1に対
応する発明の光ファイバ応用型放射線検出器におけるシ
ンチレータ部を、平板状のプラスチックシンチレータに
ZnSシンチレータを付着させた2層構成とすることに
より、2層式検出器であっても、シンチレータの発光・
光の伝達は類似であるため、上記請求項1で述べたと同
様な作用を奏することができる。
【0017】また、2層構造とすることにより、1つの
検出器でα線・β線を独立に測定することができる。さ
らに、請求項5に対応する発明では、上記請求項1に対
応する発明の光ファイバ応用型放射線検出器において、
シンチレータ部を、平板状のプラスチックシンチレータ
にZnSシンチレータを付着させた2層構成とし、かつ
光ファイバとして、各シンチレータの波長に合わせた波
長変換効率や伝達効率等の光特性に応じた2種以上の光
ファイバを用いている。
【0018】従って、請求項5に対応する発明の光ファ
イバ応用型放射線検出器においては、上記請求項1に対
応する発明の光ファイバ応用型放射線検出器におけるシ
ンチレータ部を、平板状のプラスチックシンチレータに
ZnSシンチレータを付着させた2層構成とし、かつ光
ファイバも、各シンチレータの波長に合わせた光特性
(波長変換効率や伝達効率)に応じた2種以上使用する
ことにより、光ファイバもシンチレータに合わせた種類
として、上記請求項1で述べたと同様な作用を、より一
層効果的に奏することができる。
【0019】一方、請求項6に対応する発明では、上記
請求項1に対応する発明の光ファイバ応用型放射線検出
器において、光ファイバを、シンチレータのコーナー部
に向けて放射状に配列している。
【0020】従って、請求項6に対応する発明の光ファ
イバ応用型放射線検出器においては、上記請求項1に対
応する発明の光ファイバ応用型放射線検出器における光
ファイバを、シンチレータのコーナー部に向けて放射状
に配列することにより、シンチレータのコーナー部の特
性が最も悪く、コーナー部を要として扇状に広がる傾向
にあるため、この特性に合わせてコーナー部の光ファイ
バの密度を高く扇状に低く配列させて、上記請求項1で
述べたと同様な作用を奏することができる。
【0021】また、請求項7に対応する発明では、上記
請求項1に対応する発明の光ファイバ応用型放射線検出
器において、光ファイバを、シンチレータの端部に並行
に配列している。
【0022】従って、請求項7に対応する発明の光ファ
イバ応用型放射線検出器においては、上記請求項1に対
応する発明の光ファイバ応用型放射線検出器における光
ファイバを、シンチレータの端部に並行に配列すること
により、検出器の端部の特性が悪く、端部に平行に悪く
なっている場合があるため、その時の均一化を図って、
上記請求項1で述べたと同様な作用を奏することができ
る。
【0023】さらに、請求項8に対応する発明では、上
記請求項1に対応する発明の光ファイバ応用型放射線検
出器において、光ファイバを、シンチレータの端部にコ
の字状に配列している。
【0024】従って、請求項8に対応する発明の光ファ
イバ応用型放射線検出器においては、上記請求項1に対
応する発明の光ファイバ応用型放射線検出器における光
ファイバを、シンチレータの端部にコの字状に配列する
ことにより、検出器の端部の特性が悪く、コの字状に悪
くなっている場合があるため、その時の均一化を図っ
て、上記請求項1で述べたと同様な作用を奏することが
できる。
【0025】さらにまた、請求項9に対応する発明で
は、上記請求項1に対応する発明の光ファイバ応用型放
射線検出器において、光ファイバを複数段積の配列と
し、当該積み数で集光量を調整するようにしている。
【0026】従って、請求項9に対応する発明の光ファ
イバ応用型放射線検出器においては、上記請求項1に対
応する発明の光ファイバ応用型放射線検出器における光
ファイバを、複数段積の配列とすることにより、複数段
積の積み数で、集光量を調整することができる。
【0027】すなわち、感度特性を均一化するための手
段であり、粗・密に配列する以外に、複数段積みでも光
の伝達量を調整することができる。一方、請求項10に
対応する発明では、上記請求項1に対応する発明の光フ
ァイバ応用型放射線検出器において、光ファイバの一部
に、当該光ファイバ外部からの光を遮光する遮光手段を
設けている。
【0028】従って、請求項10に対応する発明の光フ
ァイバ応用型放射線検出器においては、上記請求項1に
対応する発明の光ファイバ応用型放射線検出器における
光ファイバの一部に、光ファイバ外部からの光を遮光す
る遮光手段を設けることにより、光ファイバの途中から
の光の飛び込みを防止し、光ファイバが狙った位置の感
度を確実に高めて、シンチレータの集光特性をより一層
改善することができ、より一層効果的に全領域に渡って
均一な感度特性を得ることができる。
【0029】一方、請求項11に対応する発明では、上
記請求項1に対応する発明の光ファイバ応用型放射線検
出器において、シンチレータとフォトマルとの間に部分
的に半透明膜を取付けて、光伝達の良い部分を当該半透
明膜で制限している。
【0030】従って、請求項11に対応する発明の光フ
ァイバ応用型放射線検出器においては、上記請求項1に
対応する発明の光ファイバ応用型放射線検出器における
シンチレータとフォトマルとの間に部分的に半透明膜を
取付けて、光伝達の良い部分を半透明膜で制限すること
により、光伝達を場所によらず均一とすることができ
る。
【0031】特に、光ファイバの調整範囲を超えて高い
場所がある場合の処置に有効であり、半透明膜で透過の
光の量を適切に調整することができる。また、請求項1
2に対応する発明では、上記請求項1に対応する発明の
光ファイバ応用型放射線検出器において、シンチレータ
とフォトマルとの間に部分的に半透明膜を取付けて、光
伝達の良い部分と悪い部分を当該半透明膜の色分けで調
整している。
【0032】従って、請求項12に対応する発明の光フ
ァイバ応用型放射線検出器においては、上記請求項1に
対応する発明の光ファイバ応用型放射線検出器における
シンチレータとフォトマルとの間に部分的に半透明膜を
取付けて、光伝達の良い部分と悪い部分を当該半透明膜
の色分けで調整することにより、光伝達を場所によらず
均一とすることができる。
【0033】この場合、半透明膜の透明度以外に、色の
違いによっても調整することができ、シンチレータの有
する特有の波長の光をよく吸収する膜を感度の高い部分
に配置し、余り低下させる必要の少ない位置には吸収の
少ない色とすることが好ましい。
【0034】さらに、請求項13に対応する発明では、
上記請求項1に対応する発明の光ファイバ応用型放射線
検出器において、シンチレータとフォトマルとの間に部
分的に半透明膜を取付けて、光伝達の良い部分と悪い部
分を当該半透明膜の穴明け密度で調整している。
【0035】従って、請求項13に対応する発明の光フ
ァイバ応用型放射線検出器においては、上記請求項1に
対応する発明の光ファイバ応用型放射線検出器における
シンチレータとフォトマルとの間に部分的に半透明膜を
取付けて、光伝達の良い部分と悪い部分を半透明膜の穴
明け密度で調整することにより、光伝達を場所によらず
均一とすることができる。
【0036】この場合、半透明膜の透明度以外に、穴の
密度によっても調整することができ、感度の高い部分で
は穴の密度を小さくし、余り低下させる必要の少ない位
置では穴の密度を大きくすることが好ましい。
【0037】一方、請求項14に対応する発明では、上
記請求項1に対応する発明の光ファイバ応用型放射線検
出器において、フォトマルとして、光ファイバからの光
を取り込むフォトマル、およびその他の光を取り込むフ
ォトマルをそれぞれ個別に設け、かつ各フォトマルから
の出力である電気信号を合成する合成手段を付加してい
る。
【0038】従って、請求項14に対応する発明の光フ
ァイバ応用型放射線検出器においては、上記請求項1に
対応する発明の光ファイバ応用型放射線検出器における
フォトマルとして、光ファイバからの光を取り込むフォ
トマルと、その他の光を取り込むフォトマルをそれぞれ
個別に設け、かつ各フォトマルからの電気信号を合成
(加算)することにより、光の状態で合成(加算)する
上記請求項1で述べたと同様な作用を奏することができ
る。
【0039】また、請求項15に対応する発明では、上
記請求項1に対応する発明の光ファイバ応用型放射線検
出器において、シンチレータ、フォトマル、および光フ
ァイバを、それぞれ互いに近接して設けている。
【0040】従って、請求項15に対応する発明の光フ
ァイバ応用型放射線検出器においては、上記請求項1に
対応する発明の光ファイバ応用型放射線検出器における
シンチレータ、フォトマル、光ファイバを、互いに近接
して設けることにより、コンパクトな検出器を実現する
ことができる。
【0041】すなわち、従来では、薄型にすればそれだ
け集光のムラが大きくなり、測定誤差の要因となってい
たため、厚さを薄くするのに限度があったことから、本
発明の方法は極めて有効な手段である。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して詳細に説明する。 (第1の実施の形態)(請求項1に対応) 図1は、本実施の形態による光ファイバ応用型放射線検
出器の構成例を示す断面図であり、図10(a)と同一
部分には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは
異なる部分についてのみ述べる。
【0043】すなわち、本実施の形態の光ファイバ応用
型放射線検出器は、図1に示すように、図10(a)の
シンチレータ1におけるフォトマル2への光の伝達の悪
い部分に光ファイバ4を近接して設け、かつこの光ファ
イバ4の端部を図示のようにフォトマル2に光接合させ
て、フォトマル2の受光面に光ファイバ4からの光とそ
の他の光(シンチレータ1からの光等)の両方を取り込
む構成としたものである。
【0044】次に、以上のように構成した本実施の形態
の光ファイバ応用型放射線検出器においては、シンチレ
ータ1におけるフォトマル2への光の伝達の悪い部分に
光ファイバ4を近接して設け、その端部をフォトマル2
に光接合させて、フォトマル2の受光面に光ファイバ4
からの光とその他の光の両方を取り込むようにしている
ことにより、検出面全域に渡って均一な感度特性を得る
ことができる。
【0045】すなわち、光ファイバ4は、発光場所と光
伝達先との位置関係に左右されずに光を伝達させること
ができるため、シンチレータ1の光伝達の悪い部分の特
性を改善させ、全領域に渡って均一な感度特性を得るこ
とができる。
【0046】図2は、本実施の形態の光ファイバ応用型
放射線検出器における集光特性を示す図である。すなわ
ち、光ファイバ4がない場合には、フォトマル2の上部
は、シンチレータ1からの光が届きにくいので、図2の
破線で示すように、フォトマル2位置で集光特性が低下
しているのに対して、本実施の形態の光ファイバ応用型
放射線検出器では、図2の実線で示すように、集光特性
が改善されて、全領域に渡って均一な感度特性となって
いる。
【0047】上述したように、本実施の形態の光ファイ
バ応用型放射線検出器では、シンチレータ1におけるフ
ォトマル2への光の伝達の悪い部分に光ファイバ4を近
接して設け、かつこの光ファイバ4の端部を図示のよう
にフォトマル2に光接合させて、フォトマル2の受光面
に光ファイバ4からの光とその他の光の両方を取り込む
構成としたので、光ファイバ4によって、シンチレータ
1の光伝達の悪い部分の特性(集光の悪い部分の集光特
性)を改善することができるため、全領域に渡って均一
な感度特性を得ることが可能となる。
【0048】(第2の実施の形態)(請求項2に対応) すなわち、本実施の形態の光ファイバ応用型放射線検出
器は、上記図1におけるシンチレータ1を、平板状のプ
ラスチックシンチレータとしたものである。
【0049】次に、以上のように構成した本実施の形態
の光ファイバ応用型放射線検出器においては、上記第1
の実施の形態の光ファイバ応用型放射線検出器における
シンチレータ1を、平板状のプラスチックシンチレータ
としていることにより、シンチレータ1が平板状の場
合、感度ムラが発生し易く、上記第1の実施の形態で述
べたと同様な作用を、より一層効果的に奏することがで
きる。
【0050】本実施の形態の光ファイバ応用型放射線検
出器においても、図2に示すような集光特性を同様に得
ることができる。上述したように、本実施の形態の光フ
ァイバ応用型放射線検出器では、上記第1の実施の形態
の光ファイバ応用型放射線検出器におけるシンチレータ
1を、平板状のプラスチックシンチレータとしたので、
光ファイバ4によって、シンチレータ1の光伝達の悪い
部分の特性(集光の悪い部分の集光特性)をより一層改
善することができるため、より一層効果的に全領域に渡
って均一な感度特性を得ることが可能となる。
【0051】(第3の実施の形態)(請求項3に対応) すなわち、本実施の形態の光ファイバ応用型放射線検出
器は、上記図1におけるシンチレータ1部を、平板状の
透明板上にZnSシンチレータを付着させた構成とした
ものである。
【0052】次に、以上のように構成した本実施の形態
の光ファイバ応用型放射線検出器においては、上記第1
の実施の形態の光ファイバ応用型放射線検出器における
シンチレータ1部を、平板状の透明板上にZnSシンチ
レータを付着させた構成としていることにより、ZnS
シンチレータのようにα線測定用のシンチレータであっ
ても、好適に集光特性を改善することができる。
【0053】すなわち、β線測定用に用いられるシンチ
レータの場合には、シンチレータの厚さを変えることで
特性を均一化させることができるが、α線は飛程が小さ
いμmオーダーであるため、シンチレータの厚さよりも
薄いのでシンチレータの厚さを変えても発光量が変わら
ないため。従って、本実施の形態による方法の方が効果
が高い。
【0054】すなわち、α線測定用であっても、シンチ
レータ1の発光・光の伝達は類似であるため、上記第1
の実施の形態で述べたと同様な作用を奏することができ
る。本実施の形態の光ファイバ応用型放射線検出器にお
いても、図2に示すような集光特性を同様に得ることが
できる。
【0055】上述したように、本実施の形態の光ファイ
バ応用型放射線検出器では、上記第1の実施の形態の光
ファイバ応用型放射線検出器におけるシンチレータ1部
を、平板状の透明板上にZnSシンチレータを付着させ
た構成としたので、光ファイバ4によって、シンチレー
タ1の光伝達の悪い部分の特性(集光の悪い部分の集光
特性)を改善することができるため、全領域に渡って均
一な感度特性を得ることが可能となる。
【0056】(第4の実施の形態)(請求項4に対応) 図3は、本実施の形態による光ファイバ応用型放射線検
出器の構成例を示す断面図であり、図1と同一部分には
同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部
分についてのみ述べる。
【0057】すなわち、本実施の形態の光ファイバ応用
型放射線検出器は、図3に示すように、図1におけるシ
ンチレータ1部を、平板状のプラスチックシンチレータ
32に、ZnSシンチレータ31を付着させた2層構成
としたものである。
【0058】次に、以上のように構成した本実施の形態
の光ファイバ応用型放射線検出器においては、上記第1
の実施の形態の光ファイバ応用型放射線検出器における
シンチレータ1部を、平板状のプラスチックシンチレー
タ32にZnSシンチレータ31を付着させた2層構成
としていることにより、2層式検出器であっても、シン
チレータの発光・光の伝達は類似であるため、上記第1
の実施の形態で述べたと同様な作用を奏することができ
る。
【0059】また、2層構造としていることにより、1
つの検出器でα線・β線を独立に測定することができ
る。本実施の形態の光ファイバ応用型放射線検出器にお
いても、図2に示すような集光特性を同様に得ることが
できる。
【0060】上述したように、本実施の形態の光ファイ
バ応用型放射線検出器では、上記第1の実施の形態の光
ファイバ応用型放射線検出器におけるシンチレータ1部
を、平板状のプラスチックシンチレータ32にZnSシ
ンチレータ31を付着させた2層構成としたので、光フ
ァイバ4によって、シンチレータ1の光伝達の悪い部分
の特性(集光の悪い部分の集光特性)を改善することが
できるため、全領域に渡って均一な感度特性を得ること
が可能となる。
【0061】(第5の実施の形態)(請求項5に対応) 図4は、本実施の形態による光ファイバ応用型放射線検
出器の構成例を示す断面図であり、図1と同一部分には
同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部
分についてのみ述べる。
【0062】すなわち、本実施の形態の光ファイバ応用
型放射線検出器は、図4に示すように、図1におけるシ
ンチレータ1部を、平板状のプラスチックシンチレータ
32に、ZnSシンチレータ31を付着させた2層構成
とし、さらに光ファイバ4として、各シンチレータ3
1,32の波長に合わせた光特性(波長変換効率や伝達
効率等)に応じた2種以上の光ファイバ41,42を用
いた構成としたものである。
【0063】次に、以上のように構成した本実施の形態
の光ファイバ応用型放射線検出器においては、上記第1
の実施の形態の光ファイバ応用型放射線検出器における
シンチレータ1部を、平板状のプラスチックシンチレー
タ32にZnSシンチレータ31を付着させた2層構成
とし、かつ光ファイバ4も、各シンチレータ31,32
の波長に合わせた光特性(波長変換効率や伝達効率)に
応じた2種以上の光ファイバ41,42を使用している
ことにより、光ファイバ41,42もシンチレータ3
1,32に合わせた種類として、上記第1の実施の形態
で述べたと同様な作用を、より一層効果的に奏すること
ができる。
【0064】本実施の形態の光ファイバ応用型放射線検
出器においても、図2に示すような集光特性を同様に得
ることができる。上述したように、本実施の形態の光フ
ァイバ応用型放射線検出器では、上記第1の実施の形態
の光ファイバ応用型放射線検出器におけるシンチレータ
1部を、平板状のプラスチックシンチレータ32にZn
Sシンチレータ31を付着させた2層構成とし、かつ光
ファイバ4も、各シンチレータ31,32の波長に合わ
せた光特性(波長変換効率や伝達効率)に応じた2種以
上の光ファイバ41,42を用いる構成としたので、光
ファイバ4によって、シンチレータ1の光伝達の悪い部
分の特性(集光の悪い部分の集光特性)をより一層改善
することができるため、より一層効果的に全領域に渡っ
て均一な感度特性を得ることが可能となる。
【0065】(第6の実施の形態)(請求項6に対応) 図5(a)は、本実施の形態による光ファイバ応用型放
射線検出器の構成例を示す平面図であり、図1と同一部
分には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異
なる部分についてのみ述べる。
【0066】すなわち、本実施の形態の光ファイバ応用
型放射線検出器は、図5(a)に示すように、図1にお
ける光ファイバ4を、シンチレータ1のコーナー部に向
けて放射状に配列する構成としたものである。
【0067】次に、以上のように構成した本実施の形態
の光ファイバ応用型放射線検出器においては、上記第1
の実施の形態の光ファイバ応用型放射線検出器における
光ファイバ4を、シンチレータ1のコーナー部に向けて
放射状に配列していることにより、シンチレータ1のコ
ーナー部の特性が一番悪く、コーナー部を要として扇状
に広がる傾向にあるため、この特性に合わせてコーナー
部の光ファイバ4の密度を高く扇状に低く配列させて、
上記第1の実施の形態で述べたと同様な作用を奏するこ
とができる。
【0068】上述したように、本実施の形態の光ファイ
バ応用型放射線検出器では、上記第1の実施の形態の光
ファイバ応用型放射線検出器における光ファイバ4を、
シンチレータ1のコーナー部に向けて放射状に配列する
構成としたので、光ファイバ4によって、シンチレータ
1の光伝達の悪い部分(特にシンチレータ1のコーナー
部)の特性(集光の悪い部分の集光特性)を改善するこ
とができるため、全領域に渡って均一な感度特性を得る
ことが可能となる。
【0069】(第7の実施の形態)(請求項7に対応) 図5(b)は、本実施の形態による光ファイバ応用型放
射線検出器の構成例を示す平面図であり、図1と同一部
分には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異
なる部分についてのみ述べる。
【0070】すなわち、本実施の形態の光ファイバ応用
型放射線検出器は、図5(b)に示すように、図1にお
ける光ファイバ4を、シンチレータ1の端部に並行に配
列する構成としたものである。
【0071】次に、以上のように構成した本実施の形態
の光ファイバ応用型放射線検出器においては、上記第1
の実施の形態の光ファイバ応用型放射線検出器における
光ファイバ4を、シンチレータ1の端部に並行に配列し
ていることにより、検出器の端部の特性が悪く、端部に
平行に悪くなっている場合があるため、その時の均一化
を図って、上記第1の実施の形態で述べたと同様な作用
を奏することができる。
【0072】上述したように、本実施の形態の光ファイ
バ応用型放射線検出器では、上記第1の実施の形態の光
ファイバ応用型放射線検出器における光ファイバ4を、
シンチレータ1の端部に並行に配列する構成としたの
で、光ファイバ4によって、シンチレータ1の光伝達の
悪い部分(特にシンチレータ1の端部)の特性(集光の
悪い部分の集光特性)を改善することができるため、全
領域に渡って均一な感度特性を得ることが可能となる。
【0073】(第8の実施の形態)(請求項8に対応) 図5(c)は、本実施の形態による光ファイバ応用型放
射線検出器の構成例を示す平面図であり、図1と同一部
分には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異
なる部分についてのみ述べる。
【0074】すなわち、本実施の形態の光ファイバ応用
型放射線検出器は、図5(c)に示すように、図1にお
ける光ファイバ4を、シンチレータ1の端部にコの字状
に配列する構成としたものである。
【0075】次に、以上のように構成した本実施の形態
の光ファイバ応用型放射線検出器においては、上記第1
の実施の形態の光ファイバ応用型放射線検出器における
光ファイバ4を、シンチレータ1の端部にコの字状に配
列していることにより、検出器の端部の特性が悪く、コ
の字状に悪くなっている場合があるため、その時の均一
化を図って、上記第1の実施の形態で述べたと同様な作
用を奏することができる。
【0076】上述したように、本実施の形態の光ファイ
バ応用型放射線検出器では、上記第1の実施の形態の光
ファイバ応用型放射線検出器における光ファイバ4を、
シンチレータ1の端部にコの字状に配列する構成とした
ので、光ファイバ4によって、シンチレータ1の光伝達
の悪い部分(特にシンチレータ1の端部)の特性(集光
の悪い部分の集光特性)を改善することができるため、
全領域に渡って均一な感度特性を得ることが可能とな
る。
【0077】(第9の実施の形態)(請求項9に対応) 図5(d)は、本実施の形態による光ファイバ応用型放
射線検出器の構成例を示す断面図であり、図1と同一部
分には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異
なる部分についてのみ述べる。
【0078】すなわち、本実施の形態の光ファイバ応用
型放射線検出器は、図5(d)に示すように、図1にお
ける光ファイバ4を、複数段積(多段積)の配列とし、
この積み数で集光量を調整する構成としたものである。
【0079】次に、以上のように構成した本実施の形態
の光ファイバ応用型放射線検出器においては、上記第1
の実施の形態の光ファイバ応用型放射線検出器における
光ファイバ4を複数段積の配列としていることにより、
複数段積の積み数で、集光量を調整することができる。
【0080】すなわち、本実施の形態は、感度特性を均
一化するための手段の1つであり、粗・密に配列する以
外に、複数段積みでも光の伝達量を調整することができ
るため、上記第1の実施の形態で述べたと同様な作用を
奏することができる。
【0081】上述したように、本実施の形態の光ファイ
バ応用型放射線検出器では、上記第1の実施の形態の光
ファイバ応用型放射線検出器における光ファイバ4を、
複数段積(多段積)の配列とし、この積み数で集光量を
調整する構成としたので、光ファイバ4によって、シン
チレータ1の光伝達の悪い部分(特にシンチレータ1の
端部)の特性(集光の悪い部分の集光特性)を改善する
ことができるため、全領域に渡って均一な感度特性を得
ることが可能となる。
【0082】(第10の実施の形態)(請求項10に対
応) 図6は、本実施の形態による光ファイバ応用型放射線検
出器の構成例を示す断面図であり、図1と同一部分には
同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部
分についてのみ述べる。
【0083】すなわち、本実施の形態の光ファイバ応用
型放射線検出器は、図5(d)に示すように、図1にお
ける光ファイバ4の一部に、光ファイバ4外部からの光
を遮光する遮光手段である遮光カバー61を設ける構成
としたものである。
【0084】次に、以上のように構成した本実施の形態
の光ファイバ応用型放射線検出器においては、上記第1
の実施の形態の光ファイバ応用型放射線検出器における
光ファイバ4の一部に、光ファイバ4外部からの光を遮
光する遮光カバー61を設けていることにより、光ファ
イバ4が狙った位置の感度を確実に高めて、光ファイバ
4が狙った位置以外の光が、光ファイバ4の途中から飛
び込んでくるのを遮光カバー61で防止することができ
る。
【0085】上述したように、本実施の形態の光ファイ
バ応用型放射線検出器では、上記第1の実施の形態の光
ファイバ応用型放射線検出器における光ファイバ4の一
部に、光ファイバ4外部からの光を遮光する遮光カバー
61を設ける構成としたので、光ファイバ4の途中から
の光の飛び込みを防止し、光ファイバ4が狙った位置の
感度を確実に高めて、シンチレータ1の集光特性をより
一層改善することができるため、より一層効果的に全領
域に渡って均一な感度特性を得ることが可能となる。
【0086】(第11の実施の形態)(請求項11に対
応) 図7は、本実施の形態による光ファイバ応用型放射線検
出器の構成例を示す断面図であり、図1と同一部分には
同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部
分についてのみ述べる。
【0087】すなわち、本実施の形態の光ファイバ応用
型放射線検出器は、図7に示すように、図1におけるシ
ンチレータ1とフォトマル2との間に部分的に半透明膜
71を取付けて、光伝達の良い部分を半透明膜71で制
限する構成としたものである。
【0088】次に、以上のように構成した本実施の形態
の光ファイバ応用型放射線検出器においては、上記第1
の実施の形態の光ファイバ応用型放射線検出器における
シンチレータ1とフォトマル2との間に部分的に半透明
膜71を取付けて、光伝達の良い部分を半透明膜で制限
していることにより、光伝達を場所によらず均一とする
ことができる。
【0089】特に、光ファイバ4の調整範囲を超えて高
い場所がある場合の処置に有効であり、半透明膜71で
透過の光の量を適切に調整することができる。図8は、
本実施の形態の光ファイバ応用型放射線検出器における
集光特性を示す図である。
【0090】すなわち、半透明膜71を取付けていない
場合には、図8の破線で示すように、フォトマル2位置
以外の部分で集光特性が高くなっているのに対して、本
実施の形態の光ファイバ応用型放射線検出器では、図8
の実線で示すように、集光特性が改善されて、全領域に
渡って均一な感度特性となっている。
【0091】上述したように、本実施の形態の光ファイ
バ応用型放射線検出器では、上記第1の実施の形態の光
ファイバ応用型放射線検出器におけるシンチレータ1と
フォトマル2との間に部分的に半透明膜71を取付け
て、光伝達の良い部分を半透明膜で制限する構成とした
ので、光伝達を場所によらず均一とすることができ、特
に光ファイバ4の調整範囲を超えて高い場所がある場合
の処置に有効であり、半透明膜で透過の光の量を適切に
調整することができるため、より一層効果的に全領域に
渡って均一な感度特性を得ることが可能となる。
【0092】(第12の実施の形態)(請求項12に対
応) 図7は、本実施の形態による光ファイバ応用型放射線検
出器の構成例を示す断面図であり、図1と同一部分には
同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部
分についてのみ述べる。
【0093】すなわち、本実施の形態の光ファイバ応用
型放射線検出器は、図7に示すように、図1におけるシ
ンチレータ1とフォトマル2との間に部分的に半透明膜
71を取付けて、光伝達の良い部分と悪い部分を半透明
膜71の色分けで調整する構成としたものである。
【0094】次に、以上のように構成した本実施の形態
の光ファイバ応用型放射線検出器においては、上記第1
の実施の形態の光ファイバ応用型放射線検出器における
シンチレータ1とフォトマル2との間に部分的に半透明
膜71を取付けて、光伝達の良い部分と悪い部分を半透
明膜71の色分けで調整していることにより、光伝達を
場所によらず均一とすることができる。
【0095】この場合、半透明膜71の透明度以外に、
色の違いによっても調整することができ、シンチレータ
1の有する特有の波長の光をよく吸収する膜を感度の高
い部分に配置し、余り低下させる必要の少ない位置には
吸収の少ない色とすることが好ましい。
【0096】本実施の形態の光ファイバ応用型放射線検
出器においても、図8に示すような集光特性を同様に得
ることができる。上述したように、本実施の形態の光フ
ァイバ応用型放射線検出器では、上記第1の実施の形態
の光ファイバ応用型放射線検出器におけるシンチレータ
1とフォトマル2との間に部分的に半透明膜71を取付
けて、光伝達の良い部分と悪い部分を半透明膜71の色
分けで調整する構成としたので、光伝達を場所によらず
均一とすることができ、特に半透明膜71の透明度以外
に、色の違いによっても調整することができ、シンチレ
ータ1の有する特有の波長の光をよく吸収する膜を感度
の高い部分に配置し、余り低下させる必要の少ない位置
には吸収の少ない色とすることで、より一層効果的に全
領域に渡って均一な感度特性を得ることが可能となる。
【0097】(第13の実施の形態)(請求項13に対
応) 図7は、本実施の形態による光ファイバ応用型放射線検
出器の構成例を示す断面図であり、図1と同一部分には
同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部
分についてのみ述べる。
【0098】すなわち、本実施の形態の光ファイバ応用
型放射線検出器は、図7に示すように、図1におけるシ
ンチレータ1とフォトマル2との間に部分的に半透明膜
71を取付けて、光伝達の良い部分と悪い部分を半透明
膜71の穴明け密度で調整する構成としたものである。
【0099】次に、以上のように構成した本実施の形態
の光ファイバ応用型放射線検出器においては、上記第1
の実施の形態の光ファイバ応用型放射線検出器における
シンチレータ1とフォトマル2との間に部分的に半透明
膜71を取付けて、光伝達の良い部分と悪い部分を半透
明膜71の穴明け密度で調整していることにより、光伝
達を場所によらず均一とすることができる。
【0100】この場合、半透明膜の透明度以外に、穴の
密度によっても調整することができ、感度の高い部分で
は穴の密度を小さくし、余り低下させる必要の少ない位
置では穴の密度を大きくすることが好ましい。
【0101】本実施の形態の光ファイバ応用型放射線検
出器においても、図8に示すような集光特性を同様に得
ることができる。上述したように、本実施の形態の光フ
ァイバ応用型放射線検出器では、上記第1の実施の形態
の光ファイバ応用型放射線検出器におけるシンチレータ
1とフォトマル2との間に部分的に半透明膜71を取付
けて、光伝達の良い部分と悪い部分を半透明膜71の穴
明け密度で調整する構成としたので、光伝達を場所によ
らず均一とすることができ、特に半透明膜の透明度以外
に、穴の密度によっても調整することができ、感度の高
い部分では穴の密度を小さくし、余り低下させる必要の
少ない位置では穴の密度を大きくすることで、より一層
効果的に全領域に渡って均一な感度特性を得ることが可
能となる。
【0102】(第14の実施の形態)(請求項14に対
応) 図9は、本実施の形態による光ファイバ応用型放射線検
出器の構成例を示す概要図であり、図1と同一部分には
同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部
分についてのみ述べる。
【0103】すなわち、本実施の形態の光ファイバ応用
型放射線検出器は、図9に示すように、図1におけるフ
ォトマル2として、光ファイバ4からの光を取り込むフ
ォトマル2b、およびその他の光を取り込むフォトマル
2aをそれぞれ個別に設け、かつ各フォトマル2a,2
bからの出力である電気信号を合成する合成手段である
加算回路91を付加した構成としたものである。
【0104】次に、以上のように構成した本実施の形態
の光ファイバ応用型放射線検出器においては、上記第1
の実施の形態の光ファイバ応用型放射線検出器における
フォトマル2として、光ファイバ4からの光を取り込む
フォトマル2bと、その他の光を取り込むフォトマル2
aをそれぞれ個別に設け、かつ各フォトマル2a,2b
からの電気信号を合成(加算)していることにより、光
の状態で合成(加算)する前記第1の実施の形態で述べ
たと同様な作用を奏することができる。
【0105】上述したように、本実施の形態の光ファイ
バ応用型放射線検出器では、上記第1の実施の形態の光
ファイバ応用型放射線検出器におけるフォトマル2とし
て、光ファイバ4からの光を取り込むフォトマル2b、
およびその他の光を取り込むフォトマル2aをそれぞれ
個別に設け、かつ各フォトマル2a,2bからの出力で
ある電気信号を合成する加算回路91を付加する構成と
したので、光ファイバ4によって、シンチレータ1の光
伝達の悪い部分の特性を改善することができるため、全
領域に渡って均一な感度特性を得ることが可能となる。
【0106】(第15の実施の形態)(請求項15に対
応) すなわち、本実施の形態の光ファイバ応用型放射線検出
器は、上記図1におけるシンチレータ1、フォトマル、
および光ファイバ4を、それぞれ互いに近接して設けた
構成としたものである。
【0107】次に、以上のように構成した本実施の形態
の光ファイバ応用型放射線検出器においては、上記第1
の実施の形態の光ファイバ応用型放射線検出器における
シンチレータ1、フォトマル2、光ファイバ4を、互い
に近接して設けていることにより、コンパクトな検出器
を実現することが可能となる。
【0108】すなわち、従来では、薄型にすればそれだ
け集光のムラが大きくなり、測定誤差の要因となってい
たため、厚さを薄くするのに限度があったことから、本
実施の形態では、検出器が薄くなって、装置全体のコン
パクト化への寄与となり、極めて有効な手段である。
【0109】上述したように、本実施の形態の光ファイ
バ応用型放射線検出器では、上記第1の実施の形態の光
ファイバ応用型放射線検出器におけるシンチレータ1、
フォトマル、および光ファイバ4を、それぞれ互いに近
接して設ける構成としたので、検出器を薄くして、装置
全体のコンパクト化を図ることが可能となる。
【0110】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に対応す
る発明によれば、被測定対象の放射能から放出される放
射線との相互作用で光を発光するシンチレータと、当該
シンチレータで発光した光が集光され、光信号を電気信
号に変換して出力するフォトマルとを備え、当該フォト
マルからの出力によって放射線を検出する放射線検出器
において、シンチレータにおけるフォトマルへの光の伝
達の悪い部分に光ファイバを近接して設け、かつ当該光
ファイバの端部をフォトマルに光接合させて、当該フォ
トマルの受光面に光ファイバからの光とその他の光の両
方を取り込む構成としたので、光ファイバにより光伝達
の悪い部分の集光特性を良くして全領域に渡って均一な
感度特性を得ることが可能な光ファイバ応用型放射線検
出器が提供できる。
【0111】また、請求項2に対応する発明によれば、
上記請求項1に対応する発明の光ファイバ応用型放射線
検出器において、シンチレータを、平板状のプラスチッ
クシンチレータとしたので、光ファイバにより光伝達の
悪い部分の集光特性を良くしてより一層効果的に全領域
に渡って均一な感度特性を得ることが可能な光ファイバ
応用型放射線検出器が提供できる。
【0112】さらに、請求項3に対応する発明によれ
ば、上記請求項1に対応する発明の光ファイバ応用型放
射線検出器において、シンチレータ部を、平板状の透明
板上にZnSシンチレータを付着させた構成としたの
で、光ファイバにより光伝達の悪い部分の集光特性を良
くして全領域に渡って均一な感度特性を得ることが可能
な光ファイバ応用型放射線検出器が提供できる。
【0113】また、請求項4に対応する発明によれば、
上記請求項1に対応する発明の光ファイバ応用型放射線
検出器において、シンチレータ部を、平板状のプラスチ
ックシンチレータにZnSシンチレータを付着させた2
層構成としたので、光ファイバにより光伝達の悪い部分
の集光特性を良くして全領域に渡って均一な感度特性を
得ることが可能な光ファイバ応用型放射線検出器が提供
できる。
【0114】さらに、請求項5に対応する発明によれ
ば、上記請求項1に対応する発明の光ファイバ応用型放
射線検出器において、シンチレータ部を、平板状のプラ
スチックシンチレータにZnSシンチレータを付着させ
た2層構成とし、かつ光ファイバとして、各シンチレー
タの波長に合わせた波長変換効率や伝達効率等の光特性
に応じた2種以上の光ファイバを用いたので、光ファイ
バにより光伝達の悪い部分の集光特性を良くしてより一
層効果的に全領域に渡って均一な感度特性を得ることが
可能な光ファイバ応用型放射線検出器が提供できる。
【0115】一方、請求項6に対応する発明によれば、
上記請求項1に対応する発明の光ファイバ応用型放射線
検出器において、光ファイバを、シンチレータのコーナ
ー部に向けて放射状に配列したので、光ファイバにより
光伝達の悪い部分の集光特性を良くして全領域に渡って
均一な感度特性を得ることが可能な光ファイバ応用型放
射線検出器が提供できる。
【0116】また、請求項7に対応する発明によれば、
上記請求項1に対応する発明の光ファイバ応用型放射線
検出器において、光ファイバを、シンチレータの端部に
並行に配列したので、光ファイバにより光伝達の悪い部
分の集光特性を良くして全領域に渡って均一な感度特性
を得ることが可能な光ファイバ応用型放射線検出器が提
供できる。
【0117】さらに、請求項8に対応する発明によれ
ば、上記請求項1に対応する発明の光ファイバ応用型放
射線検出器において、光ファイバを、シンチレータの端
部にコの字状に配列したので、光ファイバにより光伝達
の悪い部分の集光特性を良くして全領域に渡って均一な
感度特性を得ることが可能な光ファイバ応用型放射線検
出器が提供できる。
【0118】さらにまた、請求項9に対応する発明によ
れば、上記請求項1に対応する発明の光ファイバ応用型
放射線検出器において、光ファイバを複数段積の配列と
し、当該積み数で集光量を調整するようにしたので、光
ファイバにより光伝達の悪い部分の集光特性を良くして
全領域に渡って均一な感度特性を得ることが可能な光フ
ァイバ応用型放射線検出器が提供できる。
【0119】一方、請求項10に対応する発明によれ
ば、上記請求項1に対応する発明の光ファイバ応用型放
射線検出器において、光ファイバの一部に、当該光ファ
イバ外部からの光を遮光する遮光手段を設けたので、光
ファイバの途中からの光の飛び込みを防止し、光ファイ
バが狙った位置の感度を確実に高めて、シンチレータの
集光特性をより一層改善し、より一層効果的に全領域に
渡って均一な感度特性を得ることが可能な光ファイバ応
用型放射線検出器が提供できる。
【0120】一方、請求項11に対応する発明によれ
ば、上記請求項1に対応する発明の光ファイバ応用型放
射線検出器において、シンチレータとフォトマルとの間
に部分的に半透明膜を取付けて、光伝達の良い部分を当
該半透明膜で制限したので、光伝達を場所によらず均一
として、光ファイバにより光伝達の悪い部分の集光特性
を良くしてより一層効果的に全領域に渡って均一な感度
特性を得ることが可能な光ファイバ応用型放射線検出器
が提供できる。
【0121】また、請求項12に対応する発明によれ
ば、上記請求項1に対応する発明の光ファイバ応用型放
射線検出器において、シンチレータとフォトマルとの間
に部分的に半透明膜を取付けて、光伝達の良い部分と悪
い部分を当該半透明膜の色分けで調整したので、光伝達
を場所によらず均一として、光ファイバにより光伝達の
悪い部分の集光特性を良くしてより一層効果的に全領域
に渡って均一な感度特性を得ることが可能な光ファイバ
応用型放射線検出器が提供できる。
【0122】さらに、請求項13に対応する発明によれ
ば、上記請求項1に対応する発明の光ファイバ応用型放
射線検出器において、シンチレータとフォトマルとの間
に部分的に半透明膜を取付けて、光伝達の良い部分と悪
い部分を当該半透明膜の穴明け密度で調整したので、光
伝達を場所によらず均一として、光ファイバにより光伝
達の悪い部分の集光特性を良くしてより一層効果的に全
領域に渡って均一な感度特性を得ることが可能な光ファ
イバ応用型放射線検出器が提供できる。
【0123】一方、請求項14に対応する発明によれ
ば、上記請求項1に対応する発明の光ファイバ応用型放
射線検出器において、フォトマルとして、光ファイバか
らの光を取り込むフォトマル、およびその他の光を取り
込むフォトマルをそれぞれ個別に設け、かつ各フォトマ
ルからの出力である電気信号を合成する合成手段を付加
したので、光ファイバにより光伝達の悪い部分の集光特
性を良くして全領域に渡って均一な感度特性を得ること
が可能な光ファイバ応用型放射線検出器が提供できる。
【0124】また、請求項15に対応する発明によれ
ば、上記請求項1に対応する発明の光ファイバ応用型放
射線検出器において、シンチレータ、フォトマル、およ
び光ファイバを、それぞれ互いに近接して設けたので、
厚さを薄くしたコンパクトな光ファイバ応用型放射線検
出器が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光ファイバ応用型放射線検出器の
第1乃至第3の各実施形態を示す断面図。
【図2】本発明による第1乃至第5の各実施形態におけ
る光ファイバ応用型放射線検出器の集光特性を示す図。
【図3】本発明による光ファイバ応用型放射線検出器の
第4の実施形態を示す断面図。
【図4】本発明による光ファイバ応用型放射線検出器の
第5の実施形態を示す断面図。
【図5】本発明による光ファイバ応用型放射線検出器の
第6乃至第9の各実施形態を示す断面図および平面図。
【図6】本発明による光ファイバ応用型放射線検出器の
第10の実施形態を示す断面図。
【図7】本発明による光ファイバ応用型放射線検出器の
第11乃至第13の各実施形態を示す断面図。
【図8】本発明による第11乃至第13の各実施形態に
おける光ファイバ応用型放射線検出器の集光特性を示す
図。
【図9】本発明による光ファイバ応用型放射線検出器の
第14の実施形態を示す断面図。
【図10】従来の放射線検出器の構成例および特性の一
例を示す図。
【符号の説明】
1…シンチレータ、 2…フォトマル、 3…ケース、 4…光ファイバ、 5…遮光膜、 31…ZnSシンチレータ、 32…プラスチックシンチレータ、 41,42…光ファイバ、 61…遮光カバー、 71…半透明膜、 91…加算回路。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定対象の放射能から放出される放射
    線との相互作用で光を発光するシンチレータと、当該シ
    ンチレータで発光した光が集光され、光信号を電気信号
    に変換して出力するフォトマルとを備え、当該フォトマ
    ルからの出力によって放射線を検出する放射線検出器に
    おいて、 前記シンチレータにおける前記フォトマルへの光の伝達
    の悪い部分に光ファイバを近接して設け、かつ当該光フ
    ァイバの端部を前記フォトマルに光接合させて、当該フ
    ォトマルの受光面に前記光ファイバからの光とその他の
    光の両方を取り込む構成としたことを特徴とする光ファ
    イバ応用型放射線検出器。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載の光ファイバ応用型
    放射線検出器において、 前記シンチレータを、平板状のプラスチックシンチレー
    タとしたことを特徴とする光ファイバ応用型放射線検出
    器。
  3. 【請求項3】 前記請求項1に記載の光ファイバ応用型
    放射線検出器において、 前記シンチレータを、平板状の透明板上にZnSシンチ
    レータを付着させた構成としたことを特徴とする光ファ
    イバ応用型放射線検出器。
  4. 【請求項4】 前記請求項1に記載の光ファイバ応用型
    放射線検出器において、 前記シンチレータを、平板状のプラスチックシンチレー
    タにZnSシンチレータを付着させた2層構成としたこ
    とを特徴とする光ファイバ応用型放射線検出器。
  5. 【請求項5】 前記請求項1に記載の光ファイバ応用型
    放射線検出器において、 前記シンチレータを、平板状のプラスチックシンチレー
    タにZnSシンチレータを付着させた2層構成とし、 かつ前記光ファイバとして、前記各シンチレータの波長
    に合わせた波長変換効率や伝達効率等の光特性に応じた
    2種以上の光ファイバを用いたことを特徴とする光ファ
    イバ応用型放射線検出器。
  6. 【請求項6】 前記請求項1に記載の光ファイバ応用型
    放射線検出器において、 前記光ファイバを、前記シンチレータのコーナー部に向
    けて放射状に配列したことを特徴とする光ファイバ応用
    型放射線検出器。
  7. 【請求項7】 前記請求項1に記載の光ファイバ応用型
    放射線検出器において、 前記光ファイバを、前記シンチレータの端部に並行に配
    列したことを特徴とする光ファイバ応用型放射線検出
    器。
  8. 【請求項8】 前記請求項1に記載の光ファイバ応用型
    放射線検出器において、 前記光ファイバを、前記シンチレータの端部にコの字状
    に配列したことを特徴とする光ファイバ応用型放射線検
    出器。
  9. 【請求項9】 前記請求項1に記載の光ファイバ応用型
    放射線検出器において、 前記光ファイバを複数段積の配列とし、当該積み数で集
    光量を調整するようにしたことを特徴とする光ファイバ
    応用型放射線検出器。
  10. 【請求項10】 前記請求項1に記載の光ファイバ応用
    型放射線検出器において、 前記光ファイバの一部に、当該光ファイバ外部からの光
    を遮光する遮光手段を設けたことを特徴とする光ファイ
    バ応用型放射線検出器。
  11. 【請求項11】 前記請求項1に記載の光ファイバ応用
    型放射線検出器において、 前記シンチレータとフォトマルとの間に部分的に半透明
    膜を取付けて、光伝達の良い部分を当該半透明膜で制限
    したことを特徴とする光ファイバ応用型放射線検出器。
  12. 【請求項12】 前記請求項1に記載の光ファイバ応用
    型放射線検出器において、 前記シンチレータとフォトマルとの間に部分的に半透明
    膜を取付けて、光伝達の良い部分と悪い部分を当該半透
    明膜の色分けで調整したことを特徴とする光ファイバ応
    用型放射線検出器。
  13. 【請求項13】 前記請求項1に記載の光ファイバ応用
    型放射線検出器において、 前記シンチレータとフォトマルとの間に部分的に半透明
    膜を取付けて、光伝達の良い部分と悪い部分を当該半透
    明膜の穴明け密度で調整したことを特徴とする光ファイ
    バ応用型放射線検出器。
  14. 【請求項14】 前記請求項1に記載の光ファイバ応用
    型放射線検出器において、 前記フォトマルとして、前記光ファイバからの光を取り
    込むフォトマル、および前記その他の光を取り込むフォ
    トマルをそれぞれ個別に設け、 かつ前記各フォトマルからの出力である電気信号を合成
    する合成手段を付加したことを特徴とする光ファイバ応
    用型放射線検出器。
  15. 【請求項15】 前記請求項1に記載の光ファイバ応用
    型放射線検出器において、 前記シンチレータ、フォトマル、および光ファイバを、
    それぞれ互いに近接して設けたことを特徴とする光ファ
    イバ応用型放射線検出器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6670604B1 (en) * 1999-06-07 2003-12-30 Cesi Centro Elettrotecnico Sperimentale Italiano Giacinto Motta S.P.A. Light detection equipment in components with optical access
US10058297B2 (en) 2013-11-08 2018-08-28 Samsung Electronics Co., Ltd. Medical imaging system and workstation and X-ray detector thereof

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