JPH1090314A - 停電検出方法 - Google Patents

停電検出方法

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JPH1090314A
JPH1090314A JP8243331A JP24333196A JPH1090314A JP H1090314 A JPH1090314 A JP H1090314A JP 8243331 A JP8243331 A JP 8243331A JP 24333196 A JP24333196 A JP 24333196A JP H1090314 A JPH1090314 A JP H1090314A
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JP
Japan
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power failure
voltage
phase
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JP8243331A
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English (en)
Inventor
Kazuyoshi Umezawa
一喜 梅沢
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 商用電源電圧等の交流電圧の停電を高速に検
出する。また、一相のみの停電も確実に検出する。 【解決手段】 交流電圧の1周期を隔てた二つのサンプ
リング時点のデータの差ΔV(=Vk-1−Vk)を所定の
停電判定レベルと比較して、停電を検出する。三相の交
流電圧を各相、個別に絶対値演算し、各相の絶対値の加
算値と停電判定レベルとを比較して停電を検出する。交
流電圧の変化率を演算し、この変化率と停電判定レベル
とを比較して停電を検出する。交流電圧の絶対値と前記
交流電圧の変化率の絶対値とを演算し、両絶対値のレベ
ルを合わせて加算すると共に、この加算値と停電判定レ
ベルとを比較して停電を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、UPSやSPSと
呼ばれる無停電電源装置において、商用電源電圧の瞬断
による停電(以下、瞬停という)や残留電圧が残るよう
な緩慢な停電を高速に検出する停電検出方法に関し、特
に、無停電電源装置の制御モードの切り替えや無瞬断で
の出力電圧の供給を行って安定動作を確保するための停
電検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来の停電検出回路を示すブロ
ック図である。図において、11は停電を検出するべき
商用電源の三相電力系統に接続された三相全波整流回
路、12は全波整流波形からリプル分を除去するための
フィルタ、13はフィルタ12の出力と予め設定された
停電検出レベルとを比較して停電判定出力を得るコンパ
レータである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構成において、仮
に図7の時刻t1で瞬停が発生したとしても、フィルタ
12の時定数に起因して停電判定出力は時刻t2まで遅
れてしまう。また、一相のみの停電では、系統電圧を全
波整流しているため、電圧の低下を認識するのが遅れて
しまう等の問題があった。
【0004】そこで本発明は、瞬停のような高速の停電
や残留電圧のある低速な停電を高速に検出でき、また、
一相のみの停電も確実に検出可能とした停電検出方法を
提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、交流電圧の1周期を隔てた
二つのサンプリング時点のデータの差を所定の停電判定
レベルと比較して停電を検出するものである。すなわ
ち、交流電圧の1周期前のあるサンプリング時点のデー
タと、現在の同一サンプリング時点のデータとの差が一
定の値を持つ場合には、停電発生と判定する。
【0006】請求項2記載の発明は、三相の交流電圧を
各相、個別に絶対値演算し、各相の絶対値の加算値と所
定の停電判定レベルとを比較して停電を検出するもので
ある。ここで、停電判定レベルは、正常時における各相
絶対値の加算値の最低レベルよりも低く設定される。
【0007】請求項3記載の発明は、交流電圧の変化率
を演算し、この変化率と所定の停電判定レベルとを比較
して停電を検出するものである。なお、本発明におい
て、変化率の絶対値を演算して単一の停電判定レベルと
比較し、あるいは、停電判定レベルを正負両側に設定し
て変化率と比較しても良い。
【0008】請求項4記載の発明は、交流電圧の絶対値
とこの交流電圧の変化率の絶対値とを演算し、両絶対値
のレベルを合わせて加算すると共に、この加算値と所定
の停電判定レベルとを比較して停電を検出するものであ
る。本発明において、上記加算値はリプルのない直流値
となり、この直流値とそれより小さい停電判定レベルと
の比較によって停電を検出することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図に沿って本発明の実施形
態を説明する。まず、図1は請求項1〜4に記載した各
発明の実施形態に用いられる停電検出回路のブロック図
である。図において、21は商用電源である三相電力系
統の各相電圧を検出する電圧検出器、22は検出された
アナログ信号としての電圧をディジタル信号に変換する
A/D変換器、23はA/D変換器22の出力信号を一
定周期でサンプリングして種々の演算処理や停電判定処
理を実行するプロセッサ、24はプロセッサ23による
演算結果が格納されるメモリである。
【0010】図2は、請求項1に記載した発明の実施形
態を示す波形図である。この実施形態では、前記電圧検
出器21により検出した一相分の電圧(例えばR相電
圧)をA/D変換器22によりディジタル信号に変換
し、電圧に同期した一定の電気角(例えば30°)でサ
ンプリングしてそのデータをメモり24に逐次、記憶し
ておく。
【0011】そして、プロセッサ23は、現サンプリン
グ時点のデータ(図2におけるVkとする)と、1周期
前の同一サンプリング時点のデータ(Vk-1とする)と
を読み出し、両者の偏差ΔV(=Vk-1−Vk)を演算す
る。仮に、停電がなく電圧波形が正常であればΔV=0
となり、この1周期の間に停電が発生していればΔVは
ある値を持つから、適宜な停電判定レベルを予め設定し
ておいてΔVと比較することにより、停電の有無を検出
することができる。ここで、停電判定レベルを小さくす
れば、検出感度の向上が可能である。
【0012】なお、図2における時間軸では、便宜上、
電圧の各周期における同一サンプリング時点を示すため
に、時刻t1,t2,t3,……を繰り返し用いてい
る。この実施形態において、停電検出速度を最高にする
ためには、上述のごとく1周期前のデータVk-1を用い
ればよいが、検出速度の点で差し支えなければ2周期
前、3周期前のデータを用いても良い。
【0013】本実施形態によれば、演算結果をフィルタ
処理しないため商用電源電圧の瞬停を高速に検出するこ
とができ、無停電電源装置における制御モードの切り替
え等を迅速に行うことが可能になる。また、一相のみの
停電も瞬時に検出することができる。
【0014】次に、請求項2に記載した発明の実施形態
を説明する。この実施形態では、電圧検出器21により
検出した三相の各相電圧を個別に絶対値演算し、A/D
変換器22を介してプロセッサ23によりディジタル信
号として三相加算する。
【0015】図3は、R,S,T各相の絶対値及び三相
加算値を示す波形図である。停電判定レベルは、三相加
算値のリプル分の最も低い部分(最低レベル)を基準と
してそれよりも低く設定しておき、三相加算値の最低レ
ベルがこの停電判定レベルを下回ったか否かによって停
電を判定する。
【0016】この実施形態においても、演算結果をフィ
ルタ処理しないため高速に停電を検出することができ
る。また、三相各相の絶対値の加算結果を停電判定に用
いるので、一相のみが停電した場合にも確実にこれを検
出することが可能である。
【0017】次いで、請求項3に記載した発明の実施形
態を説明する。この実施形態では、ある相(例えばR
相)の電圧を電圧検出器21により検出し、これをA/
D変換器22によりディジタル信号に変換した後、プロ
セッサ23により電圧変化率を演算する。
【0018】図4に示すように、R相電圧の電圧変化率
はR相電圧波形よりも90°位相が進んだ波形となる。
いま、図4の時刻t1で停電が発生したとすると、負側
に増加した電圧変化率が停電判定レベルを超えるため、
両者の比較によって停電を検出することができる。な
お、図示されていないが、電圧変化率の絶対値を演算
し、この絶対値を単一の停電判定レベルと比較しても良
い。あるいは、図4の方法で停電判定レベルを電圧変化
率の正負両側に設定しておいてもよい。この実施形態で
も、瞬停や一相のみの停電を高速かつ確実に検出可能で
ある。
【0019】最後に、請求項4に記載した発明の実施形
態を説明する。この実施形態では、まず請求項3の発明
の実施形態と同様にある相(例えばR相)の電圧を電圧
検出器21により検出し、これをA/D変換器22によ
りディジタル信号に変換した後、プロセッサ23により
電圧変化率を演算する。
【0020】その後、プロセッサ23によりR相電圧の
絶対値を演算すると共に、電圧変化率の絶対値を演算
し、これに所定のゲインを掛けて図5のように平常時の
R相電圧の絶対値とレベルを合わせたうえ、両者を加算
する。この加算結果は、リプルの少ない直流値となる。
この直流値とそのレベル以下に設定された停電判定レベ
ルとを比較することで、停電を検出する。すなわち、停
電発生後は上述した直流値が低下するので、直流値が停
電判定レベルを下回ったことから停電の判定が可能にな
る。
【0021】本実施形態もフィルタ処理を必要としない
ので、高速に停電を検出できると共に、一相のみの停電
も確実に検出することができる。また、残留電圧があっ
て比較的緩慢に電圧が低下する低速の停電も高速に検出
することができる。
【0022】なお、本発明は無停電電源装置向けのみな
らず、交流電圧全般の停電検出に適用することができ
る。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、交流電圧
の1周期を隔てた同一サンプリング時点のデータの差、
交流電圧の絶対値の三相加算値、電圧変化率、または交
流電圧の絶対値と電圧変化率の絶対値との加算値を所定
の停電判定レベルと比較することにより、瞬停や残留電
圧のある停電を高速に検出することができ、一相のみの
停電も確実に検出することができる。これにより、無停
電電源装置における商用電源停電時の制御モードの切り
替えを迅速に行うことができ、信頼性の高い安定した電
源供給が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に用いられる装置構成を示す
ブロック図である。
【図2】請求項1に記載した発明の実施形態を説明する
ための波形図である。
【図3】請求項2に記載した発明の実施形態を説明する
ための波形図である。
【図4】請求項3に記載した発明の実施形態を説明する
ための波形図である。
【図5】請求項4に記載した発明の実施形態を説明する
ための波形図である。
【図6】従来の停電検出回路を示すブロック図である。
【図7】従来の停電検出方法を示す波形図である。
【符号の説明】
21 電圧検出器 22 A/D変換器 23 プロセッサ 24 メモリ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電圧の1周期を隔てた二つのサンプ
    リング時点のデータの差を停電判定レベルと比較して停
    電を検出することを特徴とする停電検出方法。
  2. 【請求項2】 三相の交流電圧を各相、個別に絶対値演
    算し、各相の絶対値の加算値と停電判定レベルとを比較
    して停電を検出することを特徴とする停電検出方法。
  3. 【請求項3】 交流電圧の変化率を演算し、この変化率
    と停電判定レベルとを比較して停電を検出することを特
    徴とする停電検出方法。
  4. 【請求項4】 交流電圧の絶対値と前記交流電圧の変化
    率の絶対値とを演算し、両絶対値のレベルを合わせて加
    算すると共に、この加算値と停電判定レベルとを比較し
    て停電を検出することを特徴とする停電検出方法。
JP8243331A 1996-09-13 1996-09-13 停電検出方法 Withdrawn JPH1090314A (ja)

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Effective date: 20031202