JPH1089481A - 容器蓋の施工方法 - Google Patents
容器蓋の施工方法Info
- Publication number
- JPH1089481A JPH1089481A JP8265167A JP26516796A JPH1089481A JP H1089481 A JPH1089481 A JP H1089481A JP 8265167 A JP8265167 A JP 8265167A JP 26516796 A JP26516796 A JP 26516796A JP H1089481 A JPH1089481 A JP H1089481A
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- Japan
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- container
- thin plate
- vessel
- end surface
- lid
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- Pending
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/10—Nuclear fusion reactors
Landscapes
- Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)
- Pressure Welding/Diffusion-Bonding (AREA)
- Pressure Vessels And Lids Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ブランケット容器をはじめとする種々の容器
に、蓋を取り付ける際、容器に蓋を完全に封塞接合する
ことのできる容器蓋の施工方法を提供する。ある。 【解決手段】 容器に蓋を封塞接合するに於いて、容器
の開口端内側に薄板を開口端面と面一にＴＩＧ溶接し、
次に容器の端面及び薄板の外面に蓋を設置してその合わ
せ面の周囲をシール溶接し、然る後容器の端面及び薄板
の外面に蓋をＨＩＰ接合する。
に、蓋を取り付ける際、容器に蓋を完全に封塞接合する
ことのできる容器蓋の施工方法を提供する。ある。 【解決手段】 容器に蓋を封塞接合するに於いて、容器
の開口端内側に薄板を開口端面と面一にＴＩＧ溶接し、
次に容器の端面及び薄板の外面に蓋を設置してその合わ
せ面の周囲をシール溶接し、然る後容器の端面及び薄板
の外面に蓋をＨＩＰ接合する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器蓋の施工方法
に係り、特に核融合炉の第一壁・ブランケット容器の蓋
の取り付けに適する施工方法に関する。
に係り、特に核融合炉の第一壁・ブランケット容器の蓋
の取り付けに適する施工方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】核融合炉の第一壁・ブランケットは、核
的・熱的および電磁気的に過酷な環境下で使用されるこ
とから、機能及び強度に高いものが要求される。この第
一壁・ブランケットは、プラズマに対向し、プラズマか
らの厳しい熱・粒子負荷にさらされる為、図２に示すよ
うに第一壁２０内に冷却通路が密に配列される。そして
第一壁２０の後側に増殖域あるいは遮蔽域２１を構成す
る空間が設けられている。増殖域あるいは遮蔽域２１を
構成する空間は、ブランケット容器であり、このブラン
ケット容器の開口端の冷却水ヘッダには夫々蓋２２が取
り付けられる。
的・熱的および電磁気的に過酷な環境下で使用されるこ
とから、機能及び強度に高いものが要求される。この第
一壁・ブランケットは、プラズマに対向し、プラズマか
らの厳しい熱・粒子負荷にさらされる為、図２に示すよ
うに第一壁２０内に冷却通路が密に配列される。そして
第一壁２０の後側に増殖域あるいは遮蔽域２１を構成す
る空間が設けられている。増殖域あるいは遮蔽域２１を
構成する空間は、ブランケット容器であり、このブラン
ケット容器の開口端の冷却水ヘッダには夫々蓋２２が取
り付けられる。
【０００３】従来、ブランケット容器の開口端の冷却水
ヘッダに蓋を取り付けるには、図３に示すようにブラン
ケット容器１の開口端の冷却水ヘッダ２の内側に厚い蓋
３を開口端面４と面一となるようにＴＩＧ溶接５にて取
り付けていたが、溶接時の変形が大きく、また変形を抑
えるため拘束を強固にした場合には高温溶接割れの危険
性があった。
ヘッダに蓋を取り付けるには、図３に示すようにブラン
ケット容器１の開口端の冷却水ヘッダ２の内側に厚い蓋
３を開口端面４と面一となるようにＴＩＧ溶接５にて取
り付けていたが、溶接時の変形が大きく、また変形を抑
えるため拘束を強固にした場合には高温溶接割れの危険
性があった。
【０００４】また、その他、溶接割れを防ぎながらブラ
ンケット容器の開口端の冷却水ヘッダに蓋を取り付ける
には、図４に示すようにブランケット容器１の開口端面
４に蓋６をＨＩＰ（熱間静水圧）接合することが考えら
れるが、図５に示すようにＨＩＰ接合時の過大な圧力
（例えば１５０ＭＰａ）により蓋６および冷却水ヘッダ
２内のリブ７に点線に示すような変形が生じる可能性が
ある。また、ＨＩＰ接合前に、その接合部８の外周面に
シール溶接９を施すことができても内側の開口端の冷却
水ヘッダ２の周縁にシール溶接９を施こすことが難し
く、従ってシール溶接９が不完全な場合、蓋６をブラン
ケット容器１にＨＩＰ接合することができず、むしろ図
６に示すようにＨＩＰ接合時の静水圧により蓋６が剥脱
してしまう恐れがある。
ンケット容器の開口端の冷却水ヘッダに蓋を取り付ける
には、図４に示すようにブランケット容器１の開口端面
４に蓋６をＨＩＰ（熱間静水圧）接合することが考えら
れるが、図５に示すようにＨＩＰ接合時の過大な圧力
（例えば１５０ＭＰａ）により蓋６および冷却水ヘッダ
２内のリブ７に点線に示すような変形が生じる可能性が
ある。また、ＨＩＰ接合前に、その接合部８の外周面に
シール溶接９を施すことができても内側の開口端の冷却
水ヘッダ２の周縁にシール溶接９を施こすことが難し
く、従ってシール溶接９が不完全な場合、蓋６をブラン
ケット容器１にＨＩＰ接合することができず、むしろ図
６に示すようにＨＩＰ接合時の静水圧により蓋６が剥脱
してしまう恐れがある。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、ブラ
ンケット容器をはじめとする種々の容器に、蓋を取り付
ける際、容器に蓋を完全に封塞接合することのできる容
器蓋の施工方法を提供しようとするものである。
ンケット容器をはじめとする種々の容器に、蓋を取り付
ける際、容器に蓋を完全に封塞接合することのできる容
器蓋の施工方法を提供しようとするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の容器蓋の施工方法は、容器に蓋を封塞接合す
るに於いて、容器の開口端内側に薄板を開口端面と面一
にＴＩＧ溶接し、次に容器の端面及び薄板の外面に蓋を
設置してその合わせ面の周囲をシール溶接し、然る後容
器の端面及び薄板の外面に蓋をＨＩＰ接合することを特
徴とするものである。
の本発明の容器蓋の施工方法は、容器に蓋を封塞接合す
るに於いて、容器の開口端内側に薄板を開口端面と面一
にＴＩＧ溶接し、次に容器の端面及び薄板の外面に蓋を
設置してその合わせ面の周囲をシール溶接し、然る後容
器の端面及び薄板の外面に蓋をＨＩＰ接合することを特
徴とするものである。
【０００７】上記本発明の容器蓋の施工方法に於いて、
容器は、内側がリブにて複数に区画した容器である場合
があり、また、核融合炉の第一壁・ブランケット容器で
ある場合がある。
容器は、内側がリブにて複数に区画した容器である場合
があり、また、核融合炉の第一壁・ブランケット容器で
ある場合がある。
【０００８】
【発明の実施の形態】本発明の容器蓋の施工方法の実施
形態を図によって説明すると、図１のａに示すように内
側をリブ７にて二室に区画したオーステナイト系ステン
レス鋼より成るブランケット容器１の開口端の冷却水ヘ
ッダ２の内側に、オーステナイト系ステンレス鋼より成
る薄板１０をブランケット容器１の開口端面４と面一に
ＴＩＧ溶接１１にて接合し、次にブランケット容器１の
端面４及び薄板１０の外面に図１のｂに示すようにオー
ステナイト系ステンレス鋼より成る強度部材である厚板
の蓋６を設置してその合わせ面の周囲にシール溶接１２
を施し、然る後図１のｃに示すようにブラケット容器１
の開口端面４及び薄板１０の外面に蓋６をＨＩＰ接合１
３により接合した。また、ＨＩＰ接合時において冷却水
ヘッダ２の内部からも静水圧を加圧できるように、冷却
流路が外気と連通するよう孔１４の加工を行う。
形態を図によって説明すると、図１のａに示すように内
側をリブ７にて二室に区画したオーステナイト系ステン
レス鋼より成るブランケット容器１の開口端の冷却水ヘ
ッダ２の内側に、オーステナイト系ステンレス鋼より成
る薄板１０をブランケット容器１の開口端面４と面一に
ＴＩＧ溶接１１にて接合し、次にブランケット容器１の
端面４及び薄板１０の外面に図１のｂに示すようにオー
ステナイト系ステンレス鋼より成る強度部材である厚板
の蓋６を設置してその合わせ面の周囲にシール溶接１２
を施し、然る後図１のｃに示すようにブラケット容器１
の開口端面４及び薄板１０の外面に蓋６をＨＩＰ接合１
３により接合した。また、ＨＩＰ接合時において冷却水
ヘッダ２の内部からも静水圧を加圧できるように、冷却
流路が外気と連通するよう孔１４の加工を行う。
【０００９】上記本発明の容器蓋の施工方法では、図１
のａに示されるように予めブランケット容器１の開口端
の冷却水ヘッダ２の内側に薄板１０をＴＩＧ溶接１１に
てブランケット容器１の開口端面４と面一に接合した
が、薄板１０は変形がなく、高温溶接割れも起らなかっ
た。そして、図１のｂに示されるようにブランケット容
器１の端面４及び薄板１０の外面に強度部材である厚板
の蓋６を設置し、その合わせ面の周囲にシール溶接１２
を施した後、図１のｃに示されるように蓋６をＨＩＰ接
合１３により接合した処、蓋６は完全に接合され、ブラ
ンケット容器１は完全に封塞されて、ブランケット容器
１の内外から高い圧力がかかっても蓋６が剥脱すること
が無かった。これはＨＩＰ接合時の圧力荷重が接合面に
有効に作用し、施工時の変形が最小となると共に十分な
接合強度が得られたからに他ならない。また、薄板１０
は完全溶け込み溶接となることから、冷却材境界として
のシール健全性が確保される。
のａに示されるように予めブランケット容器１の開口端
の冷却水ヘッダ２の内側に薄板１０をＴＩＧ溶接１１に
てブランケット容器１の開口端面４と面一に接合した
が、薄板１０は変形がなく、高温溶接割れも起らなかっ
た。そして、図１のｂに示されるようにブランケット容
器１の端面４及び薄板１０の外面に強度部材である厚板
の蓋６を設置し、その合わせ面の周囲にシール溶接１２
を施した後、図１のｃに示されるように蓋６をＨＩＰ接
合１３により接合した処、蓋６は完全に接合され、ブラ
ンケット容器１は完全に封塞されて、ブランケット容器
１の内外から高い圧力がかかっても蓋６が剥脱すること
が無かった。これはＨＩＰ接合時の圧力荷重が接合面に
有効に作用し、施工時の変形が最小となると共に十分な
接合強度が得られたからに他ならない。また、薄板１０
は完全溶け込み溶接となることから、冷却材境界として
のシール健全性が確保される。
【００１０】尚、上記の実施形態は、ブランケット容器
１に蓋６を取り付ける施工方法であるが、容器はブラン
ケット容器１に限るものではなく、本発明は化学プラン
ト、エネルギープラント、環境プラント、船舶、航空機
などの大型輸送機器に於ける容器に蓋を取り付ける場合
にも適用できるものである。
１に蓋６を取り付ける施工方法であるが、容器はブラン
ケット容器１に限るものではなく、本発明は化学プラン
ト、エネルギープラント、環境プラント、船舶、航空機
などの大型輸送機器に於ける容器に蓋を取り付ける場合
にも適用できるものである。
【００１１】
【発明の効果】以上の説明で判るように本発明の容器蓋
の施工方法によれば、核融合炉の第一壁・ブランケット
容器をはじめとする種々のプラントや大型輸送機器に於
ける容器に、蓋を取り付ける際、容器に強度部材である
厚板の蓋を容易且つ完全にシールし且つ十分な接合強度
でもって取り付けることができて、容器が完全に封塞さ
れ、容器内外から圧力がかかっても蓋が剥脱することが
無くなる。
の施工方法によれば、核融合炉の第一壁・ブランケット
容器をはじめとする種々のプラントや大型輸送機器に於
ける容器に、蓋を取り付ける際、容器に強度部材である
厚板の蓋を容易且つ完全にシールし且つ十分な接合強度
でもって取り付けることができて、容器が完全に封塞さ
れ、容器内外から圧力がかかっても蓋が剥脱することが
無くなる。
【図１】本発明の容器蓋の施工方法を示すもので、ａ〜
ｃはその工程図である。
ｃはその工程図である。
【図２】核融合炉の第一壁・ブランケットを示す鳥かん
図である。
図である。
【図３】ブランケット容器の開口端に蓋を取り付ける従
来の方法を示す縦断面図である。
来の方法を示す縦断面図である。
【図４】ブランケット容器の開口端に蓋を取り付ける従
来の他の方法を示す縦断面図である。
来の他の方法を示す縦断面図である。
【図５】図４の方法による欠陥を示す要部断面図であ
る。
る。
【図６】図４の方法による他の欠陥を示す要部断面図で
ある。
ある。
１ ブランケット容器 ２ 開口端内側（冷却水ヘッダ） ４ 開口端面 ６ 蓋 ７ リブ １０ 薄板 １１ ＴＩＧ溶接 １２ シール溶接 １３ ＨＩＰ接合
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 ＦＩ Ｇ２１Ｂ 1/00 Ｇ２１Ｂ 1/00 Ｍ (72)発明者 黒田 敏公 茨城県那珂郡那珂町向山801−１ 日本原 子力研究所 那珂研究所内 (72)発明者 佐藤 聡 茨城県那珂郡那珂町向山801−１ 日本原 子力研究所 那珂研究所内 (72)発明者 大崎 敏雄 東京都江東区南砂２丁目６番５号 川崎重 工業株式会社東京設計事務所内 (72)発明者 河口 一郎 東京都江東区南砂２丁目６番５号 川崎重 工業株式会社東京設計事務所内 (72)発明者 佐藤 真一 東京都江東区南砂２丁目６番５号 川崎重 工業株式会社東京設計事務所内
Claims (3)
- 【請求項１】 容器に蓋を封塞接合するに於いて、容器
の開口端内側に薄板を開口端面と面一にＴＩＧ溶接し、
次に容器の端面及び薄板の外面に蓋を設置してその合わ
せ面の周囲をシール溶接し、然る後容器の端面及び薄板
の外面に蓋をＨＩＰ接合することを特徴とする容器蓋の
施工方法。 - 【請求項２】 容器が、内側をリブにて複数に区画した
容器であることを特徴とする請求項１記載の容器蓋の施
工方法。 - 【請求項３】 容器が、核融合実験炉の第一壁・ブラン
ケット容器であることを特徴とする請求項１記載の容器
蓋の施工方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8265167A JPH1089481A (ja) | 1996-09-13 | 1996-09-13 | 容器蓋の施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8265167A JPH1089481A (ja) | 1996-09-13 | 1996-09-13 | 容器蓋の施工方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1089481A true JPH1089481A (ja) | 1998-04-07 |
Family
ID=17413533
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8265167A Pending JPH1089481A (ja) | 1996-09-13 | 1996-09-13 | 容器蓋の施工方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1089481A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008524545A (ja) * | 2004-12-21 | 2008-07-10 | コミツサリア タ レネルジー アトミーク | 流体流路を含む部品の作成方法 |
-
1996
- 1996-09-13 JP JP8265167A patent/JPH1089481A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008524545A (ja) * | 2004-12-21 | 2008-07-10 | コミツサリア タ レネルジー アトミーク | 流体流路を含む部品の作成方法 |
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