JPH1089398A - 油圧ダンパ - Google Patents

油圧ダンパ

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JPH1089398A
JPH1089398A JP24284296A JP24284296A JPH1089398A JP H1089398 A JPH1089398 A JP H1089398A JP 24284296 A JP24284296 A JP 24284296A JP 24284296 A JP24284296 A JP 24284296A JP H1089398 A JPH1089398 A JP H1089398A
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JP
Japan
Prior art keywords
inner tube
outer tube
hydraulic damper
valve
oil
Prior art date
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Pending
Application number
JP24284296A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Naito
力 内藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHOWA AUTO ENG
Showa Corp
Original Assignee
SHOWA AUTO ENG
Showa Corp
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Publication date
Application filed by SHOWA AUTO ENG, Showa Corp filed Critical SHOWA AUTO ENG
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Publication of JPH1089398A publication Critical patent/JPH1089398A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 横置きで使用する油圧ダンパとして、簡単な
構造で油室内への空気の混入を防止する。 【解決手段】 インナーチューブ12のピストン21側
の端部とアウターチューブ11の底部との間にエンドバ
ルブ22を配設している。このエンドバルブ22はバル
ブホルダ23内に設けられ、このバルブホルダ23の側
壁のうち横置き状態で下方位置となる箇所には連通孔2
5が形成され、この連通孔26にて油室S1と油溜室S
2とが連通している。ここで、バルブホルダ23は前記
した凹凸係合箇所24でもって位置決めされた状態でア
ウターチューブ11の底部に固定されるので、連通孔2
6は確実に横置き状態で下方位置となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は横置き状態で使用さ
れる油圧ダンパに関する。
【0002】
【従来の技術】車両の屋根に設けられるパンタグラフ装
置は、菱形に組まれたリンク機構をスプリングによって
上方に付勢し、リンク機構の上端に設けた集電舟体を下
方から架線に押し付けるようにしている。そして、この
状態で走行すると架線の撓み等に追従してリンク機構が
伸縮動するが、この伸縮動を横置きの油圧ダンパにて緩
衝するようにしている。
【0003】上記油圧ダンパとしては、圧縮時における
チューブ内へのピストンロッドの進入体積分の作動油を
受け入れるため、チューブとは別にサブタンクを設けた
分離加圧タイプと、ピストンロッドが挿入されるインナ
ーチューブの外側にアウターチューブを配設し、このイ
ンナーチューブとアウターチューブの間を前記ピストン
ロッドの進入体積分の作動油を受け入れる油溜室とした
タイプがある。
【0004】そして油室内に空気が混入すると所定の減
衰効果を発揮することができなくなるので、油圧ダンパ
を横置き状態で使用する場合には、ダンパの伸長時に油
室内に空気を巻き込まないようにしなければならない。
この点、分離加圧タイプのダンパはサブタンクを備えて
いるため、空気が油室内に混入することはないが、分離
加圧タイプのダンパはスペース的に不利があり、またダ
ンパ製作に手間がかかる。
【0005】そこで、横置き状態で使用する油圧ダンパ
として図4に示す構造のものが使用されている。この図
4は最圧縮状態の油圧ダンパを示しており、アウターチ
ューブ100内にインナーチューブ101を配設し、イ
ンナーチューブ101の一端はアウターチューブ100
の一端開口を閉塞するロッドガイド102に嵌合し、イ
ンナーチューブ101の他端はアウターチューブ100
の底部に設けたエンドブロック103に嵌合し、インナ
ーチューブ101内を油室S1、アウターチューブ10
0とインナーチューブ101との間を油溜室S2として
いる。
【0006】そして、油室S1内にはロッドガイド10
2を介してピストン104を備えたピストンロッド10
5が挿入され、ロッドガイド102内には油室S1内の
圧が高くなったときに開くチェック弁106を設け、こ
のチェック弁106につながる油路にパイプ107を接
続している。而して、圧縮時におけるピストンロッド1
05の進入体積分の油が、チェック弁106及びパイプ
107を介して油溜室S2内に排出される。
【0007】また、エンドブロック103には油孔10
8を形成し、油室S1内の圧が低くなったときに開くチ
ェック弁109で油孔108を閉塞し、また油孔108
につながる油路にパイプ110を接続している。而し
て、伸長時に油室S1内の容積が大きくなる際に、ピス
トンロッド105の抜出体積分の油が、パイプ110、
チェック弁109を介して油室S1内に供給される。
【0008】ところで、パイプ107、110を設ける
箇所は、ダンパを横置きにした状態で油面Lよりも下方
の油溜室S2の下部にしている。このようにすること
で、ダンパの伸縮動に伴うピストンロッドの進入・抜出
体積分の油の給排に伴って、インナーチューブ101内
に空気が混入するのを防止している。尚、パイプ107
の先端をアウターチューブ100の底部近くまで伸ばし
ているのは、連結部111を中心にしてダンパが回動し
た状態でもパイプ107の先端が油面下にあるようにす
るためである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述した構造のダンパ
にあっては、ロッドガイド102内にチェック弁106
を設けたり、長いパイプ材を用いているので、加工が面
倒でコストアップにつながっている。また、インナーチ
ューブ101自体に穴を開けることも可能であるが、こ
のようにした場合には圧縮時にピストンにて当該穴が閉
塞されるとロック状態になってそれ以上ピストンロッド
が進入することができなくなる。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく本
発明に係る油圧ダンパは、アウターチューブ内にインナ
ーチューブを配設し、インナーチューブ内を油室とし、
アウターチューブとインナーチューブとの間を油溜室と
し、インナーチューブの一端からピストンロッドを挿入
した横置き状態で使用される油圧ダンパであって、前記
インナーチューブの他端とアウターチューブの底部との
間にエンドバルブを配設し、このエンドバルブはバルブ
ホルダを介してアウターチューブに支持され、またバル
ブホルダの側壁のうち横置き状態で下方位置となる箇所
にインナーチューブ内の油室とアウターチューブとイン
ナーチューブとの間の油溜室とを連通する連通孔を形成
した。
【0011】尚、前記バルブホルダはアウターチューブ
に対し、例えばピン係合或いは凹凸係合にて所定位置に
回転不能に固定されていることが必要である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。図1は本発明に係る油圧ダン
パを適用したパンタグラフ装置を示す図であり、パンタ
グラフ装置はリンク部材1の下端間に縮み方向に作用す
るスプリング2を配置し、リンク部材1を上方へ伸びる
方向へ付勢し、リンク部材1の上端に取り付けた集電舟
体3を架線4に下方から接触せしめるようにしている。
【0013】またリンク部材1の一端にはレバー5が設
けられ、収納用エアシリンダ6によりこのレバー5を支
点7を中心として図において時計方向に回動せしめる
と、リンク部材1は折り畳まれ、架線から集電舟体3が
離れる。そして、所定位置までリンク部材1が折り畳ま
れたならば、フック8をリンク部材1に係止し、リンク
部材1がスプリング2の引張力で上昇するのを阻止す
る。フック8の係止状態はロック解除用エアシリンダ9
にてフック6をスプリングに抗して回動せしめることで
解除される。
【0014】フック6の係止状態を解除すると、リンク
部材1が上方に伸び、集電舟体3が架線4に接触する。
この状態で走行すると架線の撓み等に追従してリンク機
構が伸縮動するが、この伸縮動を横置きの油圧ダンパ1
0にて緩衝する。
【0015】図2は上記油圧ダンパ10の断面図であ
り、油圧ダンパ10はアウターチューブ11内にインナ
ーチューブ12を配設し、インナーチューブ12内を油
室S1とし、アウターチューブ11とインナーチューブ
12との間を油溜室S2としている。
【0016】また、アウターチューブ11の開口端には
筒体13が設けられ、この筒体13内にキャップ14、
シールホルダ15及びロッドガイド16が保持され、ロ
ッドガイド16はその一部がインナーチューブ12の一
端開口に嵌合している。このロッドガイド16を介して
インナーチューブ12内にピストンロッド17が挿入さ
れ、インナーチューブ12外に露出するピストンロッド
17の端部にはジョイント18が取り付けられ、その中
間にはダストカバー19が取り付けられている。また、
アウターチューブ11の底部外面にもジョイント20が
取り付けられている。
【0017】一方、インナーチューブ12内に挿入され
るピストンロッド17の先端にはピストン21が取り付
けられ、更にインナーチューブ12の他端とアウターチ
ューブ11の底部との間にエンドバルブ22を配設して
いる。このエンドバルブ22はバルブホルダ23内に設
けられ、このバルブホルダ23はアウターチューブ11
の底部に対し凹凸係合箇所24でもって回転不能に固定
されている。
【0018】また、インナーチューブ12の端部には筒
体25が嵌着され、この筒体25の外周面にバルブホル
ダ23の側壁内側面がシールを介して密着している。
【0019】更に、バルブホルダ23の側壁のうち横置
き状態で下方位置となる箇所には連通孔25が形成さ
れ、この連通孔26にて油室S1と油溜室S2とが連通
している。ここで、バルブホルダ23は前記した凹凸係
合箇所24でもって位置決めされた状態でアウターチュ
ーブ11の底部に固定されるので、連通孔26は確実に
横置き状態で下方位置となる。
【0020】以上において、図2の状態からピストンロ
ッド17が左側に移動する伸長行程では、油室S1内の
容積が拡大するため、油溜室S2の油が連通孔25、エ
ンドバルブ22の伸び側通路を介して油室S1内に供給
され、一方、ピストンロッド17が左側の移動限から右
側に移動する圧縮行程では、ピストンロッド17の進入
体積分だけ油室S1内の容積が縮小するため、その分の
油がエンドバルブ22の圧縮側通路及び連通孔25を介
して油溜室S2内に排出される。
【0021】図3は別実施例に係る油圧ダンパの断面図
であり、この実施例にあってはバルブホルダ23の径を
大きくし、インナーチューブ12外周との間にキャップ
27を挿入し、またピン28にてバルブホルダ23の廻
り止めを行っている。尚、作用については、前記実施例
と同様である。
【0022】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によれば、
アウターチューブ内にインナーチューブを配設し、イン
ナーチューブ内を油室とし、アウターチューブとインナ
ーチューブとの間を油溜室とし且つ横置き状態で使用さ
れる油圧ダンパにおいて、前記インナーチューブの他端
とアウターチューブの底部との間にエンドバルブを配設
し、このエンドバルブをバルブホルダを介してアウター
チューブに支持し、バルブホルダの側壁のうち横置き状
態で下方位置となる箇所にインナーチューブ内の油室と
アウターチューブとインナーチューブとの間の油溜室と
を連通する連通孔を形成したので、ダンパの伸縮動に伴
うピストンロッドの進入・抜出体積分の油の給排を、簡
単な構造で、しかも空気の巻き込みを生じることなく油
室と油溜室との間で行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る油圧ダンパを適用したパンタグラ
フ装置を示す図
【図2】本発明に係る油圧ダンパの断面図
【図3】別実施例に係る油圧ダンパの断面図
【図4】従来の横置きで使用される油圧ダンパの断面図
【符号の説明】
10…油圧ダンパー、11…アウターチューブ、12…
インナーチューブ、16…ロッドガイド、17…ピスト
ンロッド、21…ピストン、22…エンドバルブ、23
…バルブホルダ、24…凹凸係合箇所、26…連通孔、
28…ピン、S1…油室、S2…油溜室。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アウターチューブ内にインナーチューブ
    を配設し、インナーチューブ内を油室とし、アウターチ
    ューブとインナーチューブとの間を油溜室とし、インナ
    ーチューブの一端からピストンロッドを挿入した横置き
    状態で使用される油圧ダンパにおいて、前記インナーチ
    ューブの他端とアウターチューブの底部との間にエンド
    バルブを配設し、このエンドバルブはバルブホルダを介
    してアウターチューブに支持され、またバルブホルダの
    側壁のうち横置き状態で下方位置となる箇所にインナー
    チューブ内の油室とアウターチューブとインナーチュー
    ブとの間の油溜室とを連通する連通孔を形成したことを
    特徴とする油圧ダンパ。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の油圧ダンパにおいて、前
    記バルブホルダはアウターチューブに対し、ピン係合或
    いは凹凸係合にて所定位置に回転不能に固定されること
    を特徴とする油圧ダンパ。
JP24284296A 1996-09-13 1996-09-13 油圧ダンパ Pending JPH1089398A (ja)

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JP24284296A JPH1089398A (ja) 1996-09-13 1996-09-13 油圧ダンパ

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JP24284296A JPH1089398A (ja) 1996-09-13 1996-09-13 油圧ダンパ

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JP24284296A Pending JPH1089398A (ja) 1996-09-13 1996-09-13 油圧ダンパ

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101936359A (zh) * 2009-06-26 2011-01-05 日立汽车***株式会社 横置缸装置
JP2012193824A (ja) * 2011-03-18 2012-10-11 Kyb Co Ltd 複筒型液圧緩衝器
CN105202097A (zh) * 2015-10-21 2015-12-30 无锡惠山泵业有限公司 一种汽车减震器结构
CN105546015A (zh) * 2016-03-01 2016-05-04 山东凌博瑞轨道交通科技有限公司 液压减振器和活塞组件

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