JPH1089374A - 二段階のねじりバネ定数を備えた弾性カップリング - Google Patents
二段階のねじりバネ定数を備えた弾性カップリングInfo
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- JPH1089374A JPH1089374A JP8266666A JP26666696A JPH1089374A JP H1089374 A JPH1089374 A JP H1089374A JP 8266666 A JP8266666 A JP 8266666A JP 26666696 A JP26666696 A JP 26666696A JP H1089374 A JPH1089374 A JP H1089374A
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- Japan
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- mounting plate
- intermediate hub
- spring constant
- fixed
- bolt
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D3/00—Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
- F16D3/50—Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive with the coupling parts connected by one or more intermediate members
- F16D3/64—Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive with the coupling parts connected by one or more intermediate members comprising elastic elements arranged between substantially-radial walls of both coupling parts
- F16D3/68—Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive with the coupling parts connected by one or more intermediate members comprising elastic elements arranged between substantially-radial walls of both coupling parts the elements being made of rubber or similar material
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16D3/50—Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive with the coupling parts connected by one or more intermediate members
- F16D3/78—Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive with the coupling parts connected by one or more intermediate members shaped as an elastic disc or flat ring, arranged perpendicular to the axis of the coupling parts, different sets of spots of the disc or ring being attached to each coupling part, e.g. Hardy couplings
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【課題】 船舶の出力軸マリーンギア等から異音が発生
したり振動が大きくなるのを防止することが出来る二段
階のねじりバネ定数を備えた弾性カップリングを提供す
る。 【解決手段】 取付プレート２の管状部にボールベアリ
ング３６を介して中間ハブ２８が回転自在に支承されて
いる。ねじり剪断を利用したバネ定数の小さい弾性部材
４６の内側は取付プレート２の管状部側に固着され外側
は中間ハブ２８側に固着されている。取付プレート２に
形成された長穴６に中間ハブ２８に突設されたトルク伝
動ピン４８が嵌挿されている。圧縮と引っ張りでトルク
伝動をするバネ定数の高い多角形のゴム体８には、ボル
ト３０によって中間ハブ２８に固定されたアルミインサ
ート１０と、ボルト２２によってマリーンギヤ・プロペ
ラなどの出力軸２０に連結されたアルミインサート１２
が固設されている。
したり振動が大きくなるのを防止することが出来る二段
階のねじりバネ定数を備えた弾性カップリングを提供す
る。 【解決手段】 取付プレート２の管状部にボールベアリ
ング３６を介して中間ハブ２８が回転自在に支承されて
いる。ねじり剪断を利用したバネ定数の小さい弾性部材
４６の内側は取付プレート２の管状部側に固着され外側
は中間ハブ２８側に固着されている。取付プレート２に
形成された長穴６に中間ハブ２８に突設されたトルク伝
動ピン４８が嵌挿されている。圧縮と引っ張りでトルク
伝動をするバネ定数の高い多角形のゴム体８には、ボル
ト３０によって中間ハブ２８に固定されたアルミインサ
ート１０と、ボルト２２によってマリーンギヤ・プロペ
ラなどの出力軸２０に連結されたアルミインサート１２
が固設されている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、船舶などのエンジ
ンフライホイールと出力軸マリーンギヤ・プロペラとの
連結に有用な、二段階のねじりバネ定数を備えた弾性カ
ップリングに関する。
ンフライホイールと出力軸マリーンギヤ・プロペラとの
連結に有用な、二段階のねじりバネ定数を備えた弾性カ
ップリングに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、船舶のエンジンフライホイールと
出力軸マリーンギヤ・プロペラとの伝動部には、単一の
ねじりバネ定数を持った弾性力カップリングが利用さ
れ、動力を伝動するように構成されている。又、中間軸
を利用した軸継ぎ手伝動では、単一のねじりバネ定数を
持った弾性カップリングを中間軸両側に直列装着して、
伝動系のねじれバネ定数を小さくして伝動するようにな
っていた。又、特開平８−４７３号公報には、バネ定数
の小さい弾性ブッシュと大きい弾性ブッシュを複数個用
い、エンジンフライホイール部と出力軸部材との間に交
互に複数個挿入した二段階ねじりバネ定数を備えた弾性
カップリングが開示されている。この弾性カップリング
は、エンジン回転の低速時はバネ定数の小さい弾性ブッ
シュが作用し、負荷運転時はバネ定数の大きい弾性ブッ
シュが作用するように構成されている。このように、従
来は、エンジンフライホイールと出力軸マリーンギヤ・
プロペラとの連結に弾性カップリングを装着して、伝動
系での固有振動数を下げる設計となっている。そしてエ
ンジンから発生するトルク変動周波数との最大共振点
を、通常運転範囲から外すように設計し、共振による悪
影響を排除していた。
出力軸マリーンギヤ・プロペラとの伝動部には、単一の
ねじりバネ定数を持った弾性力カップリングが利用さ
れ、動力を伝動するように構成されている。又、中間軸
を利用した軸継ぎ手伝動では、単一のねじりバネ定数を
持った弾性カップリングを中間軸両側に直列装着して、
伝動系のねじれバネ定数を小さくして伝動するようにな
っていた。又、特開平８−４７３号公報には、バネ定数
の小さい弾性ブッシュと大きい弾性ブッシュを複数個用
い、エンジンフライホイール部と出力軸部材との間に交
互に複数個挿入した二段階ねじりバネ定数を備えた弾性
カップリングが開示されている。この弾性カップリング
は、エンジン回転の低速時はバネ定数の小さい弾性ブッ
シュが作用し、負荷運転時はバネ定数の大きい弾性ブッ
シュが作用するように構成されている。このように、従
来は、エンジンフライホイールと出力軸マリーンギヤ・
プロペラとの連結に弾性カップリングを装着して、伝動
系での固有振動数を下げる設計となっている。そしてエ
ンジンから発生するトルク変動周波数との最大共振点
を、通常運転範囲から外すように設計し、共振による悪
影響を排除していた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】船舶のエンジンの省エ
ネ運転や補機などで別作業を実施するときは、エンジン
回転数をローアイドル以下の低速回転で無負荷運転をす
ることがある。この場合、低速回転域でのねじれ共振点
に近づき、また突入して出力軸マリーンギヤ等から異音
が発生したり、振動が大きくなり部品の破損を招く恐れ
があった。そして、エンジンの低速無負荷運転時はフラ
イホイール効果も下がり回転変動が大きくなる。これを
解決するためには、ねじりバネ定数が相当に低い弾性部
材を必要とするとともにバックラッシュがないことが望
まれる。本発明は、これらの問題を解決することを目的
とするものである。
ネ運転や補機などで別作業を実施するときは、エンジン
回転数をローアイドル以下の低速回転で無負荷運転をす
ることがある。この場合、低速回転域でのねじれ共振点
に近づき、また突入して出力軸マリーンギヤ等から異音
が発生したり、振動が大きくなり部品の破損を招く恐れ
があった。そして、エンジンの低速無負荷運転時はフラ
イホイール効果も下がり回転変動が大きくなる。これを
解決するためには、ねじりバネ定数が相当に低い弾性部
材を必要とするとともにバックラッシュがないことが望
まれる。本発明は、これらの問題を解決することを目的
とするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、エンジンフライホイール側に取り付ける
ための取付プレート（２）と、前記取付プレート（２）
の管状部にボールベアリング（３６）を介して回転自在
に支承された中間ハブ（２８）と、前記取付プレート
（２）の管状部と前記中間ハブ（２８）との間に配置さ
れ内側が前記取付プレート（２）の管状部側に固着され
外側が前記中間ハブ（２８）側に固着されたねじり剪断
を利用したバネ定数の小さい弾性部材（４６）と、前記
取付プレート（２）と中間ハブ（２８）の両部材のうち
の一方に形成された長穴（６）と、前記両部材のうちの
他方に突設され前記長穴（６）との間に円周方向に隙間
を有して該長穴（６）に嵌挿されたトルク伝動ピン（４
８）と、圧縮と引っ張りでトルク伝動をするバネ定数の
高い多角形のゴム体（８）と、前記ゴム体（８）の頂点
にインサートされボルト（３０）によって前記中間ハブ
（２８）に固定され軸方向にボルト挿入孔（１４）を有
するアルミインサート（１０）と、前記ゴム体（８）の
頂点にインサートされボルト（２２）によってマリーン
ギヤ・プロペラなどの出力軸（２０）に連結されるラジ
アル方向にボルト挿入孔（１６）を有するアルミインサ
ート（１２）とを備え、前記弾性部材（４６）に前記中
間ハブ（２８）のセンタリングとしての機能を付加した
ものである。
め、本発明は、エンジンフライホイール側に取り付ける
ための取付プレート（２）と、前記取付プレート（２）
の管状部にボールベアリング（３６）を介して回転自在
に支承された中間ハブ（２８）と、前記取付プレート
（２）の管状部と前記中間ハブ（２８）との間に配置さ
れ内側が前記取付プレート（２）の管状部側に固着され
外側が前記中間ハブ（２８）側に固着されたねじり剪断
を利用したバネ定数の小さい弾性部材（４６）と、前記
取付プレート（２）と中間ハブ（２８）の両部材のうち
の一方に形成された長穴（６）と、前記両部材のうちの
他方に突設され前記長穴（６）との間に円周方向に隙間
を有して該長穴（６）に嵌挿されたトルク伝動ピン（４
８）と、圧縮と引っ張りでトルク伝動をするバネ定数の
高い多角形のゴム体（８）と、前記ゴム体（８）の頂点
にインサートされボルト（３０）によって前記中間ハブ
（２８）に固定され軸方向にボルト挿入孔（１４）を有
するアルミインサート（１０）と、前記ゴム体（８）の
頂点にインサートされボルト（２２）によってマリーン
ギヤ・プロペラなどの出力軸（２０）に連結されるラジ
アル方向にボルト挿入孔（１６）を有するアルミインサ
ート（１２）とを備え、前記弾性部材（４６）に前記中
間ハブ（２８）のセンタリングとしての機能を付加した
ものである。
【０００５】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を、添
付した図面を参照して詳細に説明する。２はエンジンフ
ライホイール取付プレートであり、ボルト４によって船
舶のエンジン・フライホイールに固定することが出来る
ように構成されている。前記取付プレート２の円盤部に
は、該取付プレート２の中心を中心とする円周に沿って
延びる長穴６が略等間隔で複数個形成されている。８は
弾性体の圧縮と引っ張りでトルク伝動をするバネ定数の
高い多角形のゴム体であり、その頂点にアルミインサー
ト１０，１２がインサートされ、その各々は完全に接着
されている。
付した図面を参照して詳細に説明する。２はエンジンフ
ライホイール取付プレートであり、ボルト４によって船
舶のエンジン・フライホイールに固定することが出来る
ように構成されている。前記取付プレート２の円盤部に
は、該取付プレート２の中心を中心とする円周に沿って
延びる長穴６が略等間隔で複数個形成されている。８は
弾性体の圧縮と引っ張りでトルク伝動をするバネ定数の
高い多角形のゴム体であり、その頂点にアルミインサー
ト１０，１２がインサートされ、その各々は完全に接着
されている。
【０００６】アルミインサート１０には軸方向に段付き
のボルト挿入孔１４が穿設され、アルミインサート１２
には、ラジアル方向に段付きのボルト挿入孔１６が穿設
されている。１８は円筒ハブであり、これにパイプ状の
出力軸２０が嵌合している。前記円筒ハブ１８の外周面
は、出力軸２０を介してゴム体８の内径部に嵌合してい
る。前記ボルト挿入孔１６に挿入されたボルト２２は、
出力軸２０に形成された穴を通じて、円筒ハブ１８の管
壁に形成されたねじ穴に捩じ込まれ、出力軸２０は、ボ
ルト２２によって、円筒ハブ１８を介してゴム体８に結
合している。前記ラジアル方向のボルト２２を締め付け
ることにより、ゴム体８は自動的に予備圧縮される。
のボルト挿入孔１４が穿設され、アルミインサート１２
には、ラジアル方向に段付きのボルト挿入孔１６が穿設
されている。１８は円筒ハブであり、これにパイプ状の
出力軸２０が嵌合している。前記円筒ハブ１８の外周面
は、出力軸２０を介してゴム体８の内径部に嵌合してい
る。前記ボルト挿入孔１６に挿入されたボルト２２は、
出力軸２０に形成された穴を通じて、円筒ハブ１８の管
壁に形成されたねじ穴に捩じ込まれ、出力軸２０は、ボ
ルト２２によって、円筒ハブ１８を介してゴム体８に結
合している。前記ラジアル方向のボルト２２を締め付け
ることにより、ゴム体８は自動的に予備圧縮される。
【０００７】前記出力軸２０は、出力軸マリーンギアを
介して船舶のプロペラに連結している。２４はセンタフ
ランジであり、これの管状部２４ａは、センタベアリン
グ２６を介して、前記円筒ハブ１８の内径部に嵌合して
いる。２８は中間ハブであり、これと前記センタフラン
ジ２４はボルト挿入孔１４に挿入されたボルト３０の締
付力によってゴム体８に固定されている。前記中間ハブ
２８には、ボルト３２によってベアリングケース３４が
固定され、該ベアリングケース３４の内径部に前記取付
プレート２の管状部がボールベアリング３６を介して嵌
合配置されている。
介して船舶のプロペラに連結している。２４はセンタフ
ランジであり、これの管状部２４ａは、センタベアリン
グ２６を介して、前記円筒ハブ１８の内径部に嵌合して
いる。２８は中間ハブであり、これと前記センタフラン
ジ２４はボルト挿入孔１４に挿入されたボルト３０の締
付力によってゴム体８に固定されている。前記中間ハブ
２８には、ボルト３２によってベアリングケース３４が
固定され、該ベアリングケース３４の内径部に前記取付
プレート２の管状部がボールベアリング３６を介して嵌
合配置されている。
【０００８】前記取付プレート２の管状部と中間ハブ２
８には、取付金具３８，４０が、それぞれボルト４２と
４４とによって固定され、該取付金具３８と４０との間
には、バネ定数の相当に低いねじり剪断を利用したリン
グ状の弾性部材４６が嵌合配置され、該弾性部材４６
は、接着剤によって取付金具３８と４０のリング状の取
付面に固着されている。前記弾性部材（４６）に前記中
間ハブ（２８）のセンタリングとしての機能が付加され
ている。４８は複数本の筒状のトルク伝動ピンであり、
それぞれ、前記中間ハブ２８に略等間隔に穿設された複
数個のねじ穴にねじ込まれたボルト５０によって、前記
中間ハブ２８に固定されている。前記各トルク伝動ピン
４８は、対応する、前記取付プレート２の長穴６に円周
方向に隙間を存して挿入配置されている。
８には、取付金具３８，４０が、それぞれボルト４２と
４４とによって固定され、該取付金具３８と４０との間
には、バネ定数の相当に低いねじり剪断を利用したリン
グ状の弾性部材４６が嵌合配置され、該弾性部材４６
は、接着剤によって取付金具３８と４０のリング状の取
付面に固着されている。前記弾性部材（４６）に前記中
間ハブ（２８）のセンタリングとしての機能が付加され
ている。４８は複数本の筒状のトルク伝動ピンであり、
それぞれ、前記中間ハブ２８に略等間隔に穿設された複
数個のねじ穴にねじ込まれたボルト５０によって、前記
中間ハブ２８に固定されている。前記各トルク伝動ピン
４８は、対応する、前記取付プレート２の長穴６に円周
方向に隙間を存して挿入配置されている。
【０００９】上記した構成において、船舶のエンジンの
低速無負荷運転時には、バネ定数の小さい弾性部材４６
を介して、エンジンのトルクがプロペラに伝達される。
出力軸２０に負荷トルクが作用すると、中間ハブ２８
が、エンジンフライホイール取付プレート２に対して相
対回転し、複数個のトルク伝動ピン４８が、取付プレー
ト２の長穴６の端面６ａに当接し、エンジンのトルク
は、バネ定数の高いゴム体８を介して出力軸２０に伝達
される。弾性部材４６のみによるトルク伝動のときは、
エンジンから発生するトルク変動周波数との最大共振点
がエンジンのローアイドル以下の低速無負荷回転範囲以
下に外れるため、共振が起ることがない。
低速無負荷運転時には、バネ定数の小さい弾性部材４６
を介して、エンジンのトルクがプロペラに伝達される。
出力軸２０に負荷トルクが作用すると、中間ハブ２８
が、エンジンフライホイール取付プレート２に対して相
対回転し、複数個のトルク伝動ピン４８が、取付プレー
ト２の長穴６の端面６ａに当接し、エンジンのトルク
は、バネ定数の高いゴム体８を介して出力軸２０に伝達
される。弾性部材４６のみによるトルク伝動のときは、
エンジンから発生するトルク変動周波数との最大共振点
がエンジンのローアイドル以下の低速無負荷回転範囲以
下に外れるため、共振が起ることがない。
【００１０】又、エンジンの負荷運転時におけるゴム体
８によるトルク伝動のときは、エンジンから発生するト
ルク変動周波数との最大共振点が通常運転範囲から外れ
るように設計されている。トルク伝動ピン４８は、取付
プレート２に対して中間ハブ２８が略２０度相対回転す
ると、長穴６の端面６ａに当接するように構成されてい
る。
８によるトルク伝動のときは、エンジンから発生するト
ルク変動周波数との最大共振点が通常運転範囲から外れ
るように設計されている。トルク伝動ピン４８は、取付
プレート２に対して中間ハブ２８が略２０度相対回転す
ると、長穴６の端面６ａに当接するように構成されてい
る。
【００１１】
【効果】本発明は、上述の如く、エンジンの低速無負荷
時また回転変動があるときは、バネ定数の小さい弾性部
材のみでトルク伝動を行い、負荷トルクが作用するとき
は、バネ定数の高いゴム体でトルク伝動を行うようにし
たので、共振の悪影響を除去することができ、出力軸マ
リーンギヤ等から異音が発生したり、振動が大きくなっ
て部品が破損したりする事故を防止することが出来る。
時また回転変動があるときは、バネ定数の小さい弾性部
材のみでトルク伝動を行い、負荷トルクが作用するとき
は、バネ定数の高いゴム体でトルク伝動を行うようにし
たので、共振の悪影響を除去することができ、出力軸マ
リーンギヤ等から異音が発生したり、振動が大きくなっ
て部品が破損したりする事故を防止することが出来る。
【図１】本発明である弾性カップリングのＡ−Ａ線断面
図である。
図である。
【図２】弾性カップリングの左側面図である。
【図３】弾性カップリングのゴム体の外観図である。
【図４】弾性カップリングの弾性部材の拡大断面図であ
る。
る。
２ 取付プレート ４ ボルト ６ 長穴 ８ ゴム体 １０ アルミインサート １２ アルミインサート １４ ボルト挿入孔 １６ ボルト挿入孔 １８ 円筒ハブ ２０ 出力軸 ２２ ボルト ２４ センタフランジ ２６ センタベアリング ２８ 中間ハブ ３０ ボルト ３２ ボルト ３４ ベアリングケース ３６ ボールベアリング ３８ 取付金具 ４０ 取付金具 ４２ ボルト ４４ ボルト ４６ 弾性部材 ４８ トルク伝動ピン ５０ ボルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三木 治一 神奈川県川崎市中原区今井南町461 三木 プ−リ株式会社内
Claims (2)
- 【請求項１】 エンジンフライホイール側に取り付ける
ための取付プレート（２）と、前記取付プレート（２）
の管状部にボールベアリング（３６）を介して回転自在
に支承された中間ハブ（２８）と、前記取付プレート
（２）の管状部と前記中間ハブ（２８）との間に配置さ
れ内側が前記取付プレート（２）の管状部側に固着され
外側が前記中間ハブ（２８）側に固着されたねじり剪断
を利用したバネ定数の小さい弾性部材（４６）と、前記
取付プレート（２）と中間ハブ（２８）の両部材のうち
の一方に形成された長穴（６）と、前記両部材のうちの
他方に突設され前記長穴（６）との間に円周方向に隙間
を有して該長穴（６）に嵌挿されたトルク伝動ピン（４
８）と、圧縮と引っ張りでトルク伝動をするバネ定数の
高い多角形のゴム体（８）と、前記ゴム体（８）の頂点
にインサートされボルト（３０）によって前記中間ハブ
（２８）に固定され軸方向にボルト挿入孔（１４）を有
するアルミインサート（１０）と、前記ゴム体（８）の
頂点にインサートされボルト（２２）によってマリーン
ギヤ・プロペラなどの出力軸（２０）に連結されるラジ
アル方向にボルト挿入孔（１６）を有するアルミインサ
ート（１２）とを備えたことを特徴とする二段階のねじ
りバネ定数を備えた弾性カップリング。 - 【請求項２】 前記弾性部材（４６）に前記中間ハブ
（２８）のセンタリングとしての機能を付加したことを
特徴とする請求項１に記載の二段階のねじりバネ定数を
備えた弾性カップリング。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8266666A JPH1089374A (ja) | 1996-09-17 | 1996-09-17 | 二段階のねじりバネ定数を備えた弾性カップリング |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8266666A JPH1089374A (ja) | 1996-09-17 | 1996-09-17 | 二段階のねじりバネ定数を備えた弾性カップリング |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1089374A true JPH1089374A (ja) | 1998-04-07 |
Family
ID=17434010
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8266666A Pending JPH1089374A (ja) | 1996-09-17 | 1996-09-17 | 二段階のねじりバネ定数を備えた弾性カップリング |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1089374A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001334993A (ja) * | 2000-05-24 | 2001-12-04 | Yanmar Diesel Engine Co Ltd | 船舶の動力伝達機構 |
| CN110671439A (zh) * | 2019-11-06 | 2020-01-10 | 江苏科技大学 | 一种用于电机的弹性联轴器 |
| EP3943772A4 (en) * | 2019-05-29 | 2022-06-01 | Mitsubishi Heavy Industries Engine & Turbocharger, Ltd. | SHAFT SEAL DEVICE, ROTATION PHASE ADJUSTMENT METHOD FOR SHAFT SEAL DEVICE |
-
1996
- 1996-09-17 JP JP8266666A patent/JPH1089374A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001334993A (ja) * | 2000-05-24 | 2001-12-04 | Yanmar Diesel Engine Co Ltd | 船舶の動力伝達機構 |
| EP3943772A4 (en) * | 2019-05-29 | 2022-06-01 | Mitsubishi Heavy Industries Engine & Turbocharger, Ltd. | SHAFT SEAL DEVICE, ROTATION PHASE ADJUSTMENT METHOD FOR SHAFT SEAL DEVICE |
| US11906003B2 (en) | 2019-05-29 | 2024-02-20 | Mitsubishi Heavy Industries Engine & Turbocharger, Ltd. | Coupling device and rotational phase adjustment method for coupling device |
| CN110671439A (zh) * | 2019-11-06 | 2020-01-10 | 江苏科技大学 | 一种用于电机的弹性联轴器 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050613 |
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| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050628 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20051129 |