JPH1088780A - 巾木構造 - Google Patents

巾木構造

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Publication number
JPH1088780A
JPH1088780A JP24777496A JP24777496A JPH1088780A JP H1088780 A JPH1088780 A JP H1088780A JP 24777496 A JP24777496 A JP 24777496A JP 24777496 A JP24777496 A JP 24777496A JP H1088780 A JPH1088780 A JP H1088780A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
baseboard
groove
skirting board
longitudinal
joint
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP24777496A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukari Teranishi
由歌里 寺西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eidai Co Ltd
Original Assignee
Eidai Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Eidai Co Ltd filed Critical Eidai Co Ltd
Priority to JP24777496A priority Critical patent/JPH1088780A/ja
Publication of JPH1088780A publication Critical patent/JPH1088780A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 運搬しやすく、現場での取扱いも容易で施工
性に優れ、しかも原価の低減にも有効であり、かつ、意
匠感に優れた仕上がりを得て、商品価値を高めることが
できる巾木構造を提供する。 【解決手段】 短尺に形成された複数本の巾木素材5
を、その長手方向端部において実(サネ)を介して差し
継ぎ連結して、所望の長尺寸法の巾木2を形成する。か
つ、各巾木素材5の表面に、その長手方向に所定間隔を
もって縦溝8を形成するとともに、隣接する巾木素材5
の差し継ぎ連結部位に、前記縦溝8と同幅の目地溝9が
形成されるように各巾木素材5の端部を実(サネ)加工
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、部屋における内装
用の壁の下端と床との間に形成される間隙を隠すように
配備される巾木の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、巾木の素材は4m程度の長さの
長尺ものとして製作され、これを現場に搬入して継ぎ足
しあるいは切断して使用している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、長尺の巾木素
材は運搬しにくいのみならず、現場でも取扱いにくく施
工に手数がかかるものとなっていた。また、長尺の巾木
素材は原材からの切り出しに歩留りが悪く、原価が高く
なりがちであった。
【0004】本発明は、このような点に着目してなされ
たものであって、運搬しやすくかつ、現場での取扱いも
容易で施工性に優れ、しかも原価の低減にも有効な巾木
構造を提供することを主たる目的とする。また、意匠感
に優れた仕上がりを得て商品価値を高めることができる
ようにすることを他の目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
〔構成〕請求項1に係る発明の巾木構造は、短尺に形成
された複数本の巾木素材を、その長手方向端部において
実(サネ)を介して差し継ぎ連結して、所望の長尺寸法
の巾木を形成するようにしてあることを特徴とする。
【0006】請求項2に係る発明の巾木構造は、請求項
1に係る発明において、各巾木素材の表面に、その長手
方向に所定間隔をもって縦溝を形成するとともに、隣接
する巾木素材の差し継ぎ連結部位に、前記縦溝と同幅の
目地溝が形成されるように各巾木素材の端部を実(サ
ネ)加工してあることを特徴とする。
【0007】〔作用〕請求項1に係る発明の上記構成に
よると、1本の巾木素材を、一般的な家屋の基本モジュ
ール(90cm)、あるいはその整数倍(例えば1.8
m)の長さに製作して現場に搬入し、複数本の巾木素材
を1本づつ所定位置に釘打ちしながら順次差し継ぎ連結
することで所望の長さに亘る巾木施工を行うことができ
る。
【0008】請求項2に係る発明の上記構成によると、
隣接する巾木素材の差し継ぎ連結部位に、巾木素材の表
面に形成した縦溝と同幅の目地溝が形成されるので、差
し継ぎ連結部が目立たなくなる。また、完成した長尺の
巾木には、その長手方向に所定間隔で縦溝(目地溝を含
む)が現れることになって、これが意匠感を高めること
になる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る巾木構造を
備えた室内の透視図、図2は、本発明に係る巾木構造の
一部の斜視図である。
【0010】周知のように、巾木Aは、部屋における床
Fと壁Wとの間に形成された間隙を隠すために、床Fと
壁Wとがなす隅部に沿って設けられるものであり、全体
の上下幅が数十mmで厚さが10mm前後の木製板材が
用いられる。
【0011】図2〜図4に示すように、本発明に用いる
巾木Aは、床Fに固定される上下幅の小さい下側の巾木
1と、壁Wに固定される上下幅の大きい上側の巾木2と
からなる。下側の巾木1は、その壁側に上向きの凸条1
aを有する段違い断面形状に形成されるとともに、上側
の巾木2は、その下端に前記凸条1aを嵌入する凹溝2
aを有する段違い断面形状に形成されている。ここで、
凸条1aの高さは凹溝2aの深さより大きく設定されて
おり、嵌め合い装着した状態においては、その嵌合部位
部の室内側に一連の横溝3が現れるようになっている。
そして、湿度や温度の変化によって床Fと壁Wとの間の
間隙cが変化しても、上側の巾木1と下側の巾木2とが
その嵌合部において相対的に上下変位して、前記間隙c
の変化を横溝3の幅変化として吸収するようになってい
る。なお、前記横溝3は、下側の巾木1を床Fに釘打ち
固定する際に釘4の頭を沈み込ませる化粧溝として機能
している。
【0012】また、前記凸条1aと凹溝2aとの嵌合角
θが鋭角に設定されており、下側の巾木1に上方から嵌
め付けた上側の巾木2を、そのままで起立保持させるこ
とができるようになっている。従って、先に下側の巾木
1を床Fに釘打ち固定した後に、この下側の巾木1の上
に上側の巾木2を壁Wに沿った起立姿勢で仮り置きした
り、下側の巾木1の上に上側の巾木2を嵌め付け保持さ
せた状態で壁際に持ち運んだりすることができ、上側の
巾木2を壁Wに釘打ち固定する際にこの巾木2を位置決
め保持するのが容易となる。
【0013】図1に示すように、上側の巾木2は、短尺
(例えば1.8m)に製作された巾木素材5の複数を順
次差し継ぎ連結して、所望の長さの巾木2に形成するこ
とができるようになっている。
【0014】図3および図4に示すように、各巾木素材
5における表側の上端縁には、壁Wへの釘打ち固定する
際に釘6の頭を沈み込ませる化粧用の横溝7が全長に亘
って形成されるとともに、巾木素材5の表面には所定小
間隔(例えば30cm)おきに幅3〜4mmの縦溝8が
デザイン用に予め形成されている。
【0015】また、各巾木素材5における両端には、隣
接する巾木素材5の端部同士を差し継ぎ連結するための
実(サネ)加工が施されている。つまり、一端には縦向
きの凸条5aが形成されるとともに、他端にはこれに嵌
入する縦向きの凹溝5bが形成されているのである。ま
た、縦向き凸条5aの表側部位は段違い状に切り欠か
れ、差し継ぎ連結された状態において、この差し継ぎ連
結部位の表側に、デザイン用に形成された前記縦溝8と
同幅および同深さの目地溝9が縦向きに形成され、差し
継ぎ連結線が目立たないように構成されている。
【0016】なお、前記目地溝9は、以下のようにして
形成することもできる。つまり、図8に示すように、巾
木素材5の一端に形成する縦向き凸条5aの高さを他端
に形成する縦向き凹溝5bの深さより、3〜4mmだけ
大きくなる形状に実(サネ)加工して、差し継ぎ深さの
残り部分を利用して前記目地溝9が現れるようにするこ
ともできる。
【0017】また、上記実施形態では、巾木Aを上下分
割形式のものを例示したが、分割しない形式のものに本
発明を適用することもできることはもちろんである。
【0018】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の巾木構造によれば、以下のような効果が期待できる。
【0019】請求項1に係る発明によると、1本の巾
木素材は短いものであるため、現場への搬入、および現
場での取扱いが容易で、施工性に優れたものとなった。
また、短尺の巾木素材は原材からの取り出しにおいて歩
留りが良く、安価に製作することができる。
【0020】請求項2に係る発明によると、巾木素材
の間の差し継ぎ部位における目地溝は、予め形成された
縦溝との混在によって目立たなくなるとともに、巾木長
手方向に間隔をもって現れる縦溝および目地溝が全体と
して文様として目に映り、意匠感に優れた仕上がりとな
り、商品価値を高める上で有効となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】巾木構造を備えた室内の透視図
【図2】巾木構造の一部を示す斜視図
【図3】要部の拡大斜視図
【図4】要部の拡大縦断面図
【図5】要部の分解斜視図
【図6】巾木素材の斜視図
【図7】巾木の横断平面図
【図8】他の実施形態を示す要部の横断平面図
【符号の説明】
2 巾木 5 巾木素材 8 縦溝 9 目地溝

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 短尺に形成された複数本の巾木素材を、
    その長手方向端部において実(サネ)を介して差し継ぎ
    連結して、所望の長尺寸法の巾木を形成するようにして
    ある巾木構造。
  2. 【請求項2】 各巾木素材の表面に、その長手方向に所
    定間隔をもって縦溝を形成するとともに、隣接する巾木
    素材の差し継ぎ連結部位に、前記縦溝と同幅の目地溝が
    形成されるように各巾木素材の端部を実(サネ)加工し
    てある請求項1記載の巾木構造。
JP24777496A 1996-09-19 1996-09-19 巾木構造 Withdrawn JPH1088780A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24777496A JPH1088780A (ja) 1996-09-19 1996-09-19 巾木構造

Applications Claiming Priority (1)

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JP24777496A JPH1088780A (ja) 1996-09-19 1996-09-19 巾木構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1088780A true JPH1088780A (ja) 1998-04-07

Family

ID=17168459

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JP24777496A Withdrawn JPH1088780A (ja) 1996-09-19 1996-09-19 巾木構造

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JP (1) JPH1088780A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005059270A1 (en) * 2003-12-18 2005-06-30 Flooring Industries Ltd. Skirting board, floor covering system and method for manufacturing a skirting board
JP2010270549A (ja) * 2009-05-25 2010-12-02 Panasonic Electric Works Co Ltd 幅木コーナーカバー

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Effective date: 20031202