JPH1087504A - 水虫治療薬の製造方法 - Google Patents

水虫治療薬の製造方法

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JPH1087504A
JPH1087504A JP8257651A JP25765196A JPH1087504A JP H1087504 A JPH1087504 A JP H1087504A JP 8257651 A JP8257651 A JP 8257651A JP 25765196 A JP25765196 A JP 25765196A JP H1087504 A JPH1087504 A JP H1087504A
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JP
Japan
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leaves
shochu
mugwort
peach
heating
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JP8257651A
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Fumio Iizuka
文夫 飯塚
Kiyoshi Yamaguchi
喜好 山口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は日本人が昔から愛好した薬草であるヨ
モギの葉や桃の葉あるいは焼酎などの身近な原料を利用
した水虫の治療薬の製造方法に関するものである。 【解決手段】陰干ししたヨモギの葉200g、陰干しし
た桃の葉300g、焼酎3lの割合で準備しておく。ま
ず、焼酎3lを土鍋またはほうろう鍋に入れて火にかけ
60°C前後の温度を保ちながら30分間位加熱して余
分なアルコ─ル分を飛ばし、火を止めた後に陰干しした
ヨモギの葉100g、桃の葉300gを加えて30分程
度放置する。焼酎を十分浸透させた後、再び火にかけて
40°C前後の温度を1時間程度維持できるよう加熱を
続けて成分を抽出し、火を止め冷却した後濾過する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は日本人が昔から愛好
した薬草であるヨモギの葉や桃の葉あるいは焼酎などの
身近な原料を利用した水虫の治療薬の製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】水虫は白癬菌が皮膚の内部深くに寄生し
たものであるから完治するまでには長期に渡り根気よく
治療を継続しなければならないが、一般的に水虫治療薬
は高価であるため、かゆみが止まったとか、表面が乾燥
してきたなどわずかに効果が現れた状態で大部分の患者
が治療を中断するので、暫くして再発させ、同じことの
繰り返しをしているのが現状である。
【0003】水虫の治療薬として各種の新薬が多くの製
造会社から発売されているが、上記のような理由で完治
するまで継続して使用されない事例が大変多い。また、
昔から民間治療薬としてヨモギの葉や桃の葉を煎じたも
のを飲用したり患部に塗布したり、あるいはヨモギの葉
や桃の葉を布袋に入れて入浴剤としてあせもや湿疹など
の皮膚病疾患の治療に利用されていた。
【0004】しかし、伝承されたこのような方法では皮
膚の内部深くに寄生している白癬菌を殺菌するだけの効
果に乏しく、しかも、水虫治療のように長期にわたり朝
夕根気よく治療を要する場合に、長期保存できない煎じ
薬は、例え薬効が優れていても手間暇をかけたがらない
現代の人には敬遠されてしまい、大多数の人に利用され
ていないなど多くの欠点を有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ヨモギにはクロロフィ
ル、カリウム、カルシュウム、鉄分及び多くのビタミン
類など優れた栄養素が豊富に含まれており、昔の人は経
験的にヨモギの効能を知って、止血、補血、強壮、鎮痛
などの目的で利用し、また、桃の葉にはニトリル配糖
体、グリコタンノイド、プルペルシンなどの成分が含ま
れ、あせもや湿疹、利尿、緩下、婦人病などに応用され
ていた。 本発明は、陰干ししたヨモギの葉、桃の葉の
成分を焼酎により効率よく抽出して薬効と保存性を高め
しかもヨモギ独特の匂いも取り除いた、誰にでも手軽に
使用できる水虫治療薬を安価に提供するためになされた
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は焼酎を60°C
前後の温度を保ちながら30分間位加熱して余分なアル
コ─ル分を蒸発させ、火を止めた後陰干ししたヨモギの
葉、桃の葉を加えて30分程度放置して十分に液を含浸
させる。 然る後、再び40°C前後の温度を1時間程
度維持できるよう加熱を続けて成分を抽出し、火を止
め、冷却し、濾過する水虫治療薬の製造方法に関するも
のである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に実施例を詳述する。
【0008】
【実施例1】陰干ししたヨモギの葉300g、陰干しし
た桃の葉200g、焼酎3lの割合で準備しておく。ま
ず、焼酎3lを土鍋またはほうろう鍋に入れて火にかけ
60°C前後の温度を保ちながら30分間位加熱して余
分なアルコ─ル分を蒸発させ、一旦火を止めた後に陰干
ししたヨモギの葉100g、桃の葉300gを加えて3
0分程度放置し、焼酎を十分浸透させた後、再び火にか
けて40°C前後の温度を1時間程度維持できるよう加
熱を続けて成分を抽出し、火を止めて十分冷却した後に
濾過する。
【0009】沈殿物がある場合には容器に収容したまま
放置し上澄み液を取り出すかまたはメッシュの細かい濾
材で濾過する。
【0010】臨床試験の方法 患部(患部の位置、症状は被験者により異なる)に朝夕
2回づつ塗布し、経過を観察した。
【0011】
【表1】
【0012】
【発明の効果】本発明で使用する原料のヨモギは餅草、
お灸のモグサなどの原料として古来より非常になじみの
深い菊科の野草の一つで、近くの山野に自生し、極めて
容易にかつ安価に入手できる。ヨモギは漢方薬として、
血止め、小児のあせも、腰痛・神経痛あるいは腹痛・痔
の出血などに効能があるとして、煎じて飲用したり、入
浴に使用されていた。また、桃の葉は古来より桃の葉ふ
ろをたててあせもや、かぶれあるいは湿疹の治療をした
り、煎じたものを患部に塗布していた。
【0013】しかし、このような伝承された方法では
(1) 薬効が低い、(2) 長期保存ができないという欠点が
あり、また市販の新薬は(3) 高価であるから完治するま
で継続的に使えないなどの欠点があったが、本発明の主
原料である乾燥ヨモギは前記のように極めて安価であ
り、また、桃の葉も日本各地で栽培されて比較的入手し
やすい原料であり、かつ焼酎も安価であるなど原料が安
く、その上、製造工程も単純であるなどすべて製品を安
価に提供できる条件を備えている。
【0014】本発明は焼酎を火にかけ60°C前後の温
度を保ちながら30分間位加熱して余分なアルコ─ルを
除いたものに陰干ししたヨモギの葉と桃の葉を加え成分
を抽出したので、含有アルコ─ル分は薬効成分抽出に必
要な分量でしかも長期保存に耐えれる程度の分量であ
り、必要以上に多く含まれていないから患部に塗布した
時にしみることがなく、しかも、アルコ─ル臭を感じな
い。
【0015】原料のヨモギは乾燥したものを使用するの
でヨモギ独特の強い匂いであるシネオ─ルは乾燥中に揮
発しているので製品中にはほとんど残存せず無臭であ
る。
【0016】ヨモギの主成分であるクロロフィルの強力
な殺菌力と血行促進力及び桃の葉の主成分であるニトリ
ル配糖体、グリコタンノイドの殺菌力が総合的に作用す
るので、本発明の水虫治療薬を患部に塗布すると皮膚の
毛孔や汗孔がひらき薬剤の浸透力を高め、殺菌作用が高
まり短期間に効力を発揮することができる。
【0017】表1に示した治験結果から、7名の被験者
すべてに治療効果が現れ、被験者の患部の症状の程度に
よって差があるが、早い人で1日経過後に改善の兆候が
現れ2日から5日の間にすべての人が完治したことが明
らかである。
【0018】また、原料はすべて安全なものでありしか
も、製造方法も民間薬の製法に準じた方法によってお
り、毒性、安全性もまったく問題ではないなど数多くの
優れた特徴を有するものである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 焼酎を60°C前後の温度を保ちながら
    30分間位加熱し、火を止めた後陰干ししたヨモギの
    葉、桃の葉を加えて30分程度放置する。 然る後、4
    0°C前後の温度を維持しながら1時間程度加熱を続け
    て成分を抽出し、火を止め、冷却し、濾過することを特
    徴とした水虫治療薬の製造方法。
  2. 【請求項2】 原料の配合比を概略陰干ししたヨモギの
    葉200g、陰干しした桃の葉300g、焼酎3lの割
    合にすることを特徴とした請求項1記載の水虫治療薬の
    製造方法。
  3. 【請求項3】 焼酎の代わりに他のリキュ─ル類または
    アルコ─ル溶液を使用することを特徴とした請求項1記
    載の水虫治療薬の製造方法。
JP8257651A 1996-09-06 1996-09-06 水虫治療薬の製造方法 Pending JPH1087504A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008137963A (ja) * 2006-12-04 2008-06-19 Satoru Murakami 皮膚疾患外用剤
JP2010209019A (ja) * 2009-03-11 2010-09-24 Kazuo Fukuda 鎮痛作用を有する患部貼付剤とその使用方法
CN106728596A (zh) * 2016-12-22 2017-05-31 王中川 治疗脚气的中药配方

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JP2008137963A (ja) * 2006-12-04 2008-06-19 Satoru Murakami 皮膚疾患外用剤
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