JPH1087454A - 非発泡性ゲル状シェービング剤組成物 - Google Patents
非発泡性ゲル状シェービング剤組成物Info
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- JPH1087454A JPH1087454A JP19876197A JP19876197A JPH1087454A JP H1087454 A JPH1087454 A JP H1087454A JP 19876197 A JP19876197 A JP 19876197A JP 19876197 A JP19876197 A JP 19876197A JP H1087454 A JPH1087454 A JP H1087454A
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Abstract
また剃刀の滑り性に優れ、剃刀負けを発生させず、しか
も洗浄後に良好な使用感を使用者に与えることができる
保形性に優れた非発泡性ゲル状シェービング剤組成物を
提供する。 【解決手段】 非発泡性ゲル状シェービング剤組成物
を、以下の成分(A)、(B)及び(C) (A) カルボキシビニルポリマー又はアクリル酸とメ
タクリル酸アルキルエステルとの共重合体 0.1〜
5.0重量% (B) 数平均分子量が10万以上の高重合ポリエチレ
ンオキサイド 0.005〜2.0重量% (C) 水 バランス から構成する。
Description
剃刀やレザー等(以下、剃刀と総称する。)を用いて剃
る際に使用するシェービング剤組成物に関する。
応力を低下させ、また剃刀の当たる皮膚を柔軟化させ、
剃刀の皮膚への密着性を改善するために、水を髭や皮膚
に接触させ浸透させることが有効であることが一般に知
られている。しかし、単に水を髭や皮膚へ適用した場合
には、髭や皮膚への水の付着性が十分でないために直ぐ
に垂れ落ちてしまい、結果的に髭や皮膚を十分に柔軟化
できないという問題があった。また、皮膚上での剃刀の
滑り性が十分でないという問題もあった。
あるいはブラシなどを使用して水に溶解させながら泡立
てて保形性を向上させ、その泡を髭と皮膚とに適用した
後に剃刀で剃ることが行なわれている。しかし、石鹸か
ら得られる泡は、泡持ちが不十分であるので、泡が時間
の経過に従って液体に変化して垂れ落ちてしまい、依然
として髭や皮膚を十分に柔軟化できないという問題があ
った。また、髭剃りの度毎に泡立てる必要があり、利便
性に欠けるという問題もあった。
利便性とを向上させた製品として、シェービングフォー
ムエアゾール製品や「後発泡性」のシェービングジェル
エアゾール製品が開発された。このシェービングフォー
ムエアゾール製品は、石鹸とその他の界面活性剤とを含
有する含水シェービングフォーム剤原液を噴射剤である
液化ガスとともに耐圧容器に充填したものである。シェ
ービングジェルエアゾール製品は、水とヒドロキシエチ
ルセルロースやヒドロキシプロピルメチルセルロースな
どのゲル化剤と石鹸(界面活性剤)との混合物に、イソ
ペンタンなどの発泡剤を可溶化させたシェービングジェ
ル剤を2重構造耐圧容器の内袋に充填し、内袋と外筒缶
との間に圧縮ガスを封入したものである。
シェービングフォームエアゾール製品やシェービングジ
ェルエアゾール製品の場合、それらから形成された泡の
大半は気体であり、相対的に髭や皮膚に接触する水分量
が大きく減少するために、髭や皮膚を十分に柔軟化させ
ることが困難であるという問題があった。このため、剃
刀の滑り性が不十分となり、角質層がめくれあがったり
鬱血やヒリヒリ感などの剃刀負けが生じたりという問題
があった。また、界面活性剤として石鹸を使用している
ために、水で洗浄後の皮膚につっぱり感を残し、しっと
りとした滑らかな感触が得られにくいという問題があっ
た。
は、皮膚の同一領域を複数回剃ることができるようにす
ることが求められている。
とするものであり、十分に髭や皮膚を柔軟化させること
ができ、また、剃刀の滑り性を向上させ、剃刀負けを発
生させず、洗浄後に良好な使用感を付与することがで
き、しかも、皮膚の同一領域を複数回剃ることが可能な
シェービング剤組成物を提供することを目的とする。
泡性ゲル状シェービング剤組成物を調製する際に、ゲル
化剤としてカルボキシビニルポリマー又はアクリル酸と
メタクリル酸アルキルエステルとの共重合体と、数平均
分子量が10万以上の高重合ポリエチレンオキサイドと
を特定の配合割合で併用することにより上述の目的を達
成できることを見出し、本発明を完成させるに至った。
(B)及び(C) (A) カルボキシビニルポリマー又はアクリル酸とメ
タクリル酸アルキルエステルとの共重合体 0.1〜
5.0重量% (B) 数平均分子量が10万以上の高重合ポリエチレ
ンオキサイド 0.005〜2.0重量% (C) 水 バランス を含有することを特徴とする非発泡性ゲル状シェービン
グ剤組成物を提供する。
は、成分(A)のカルボキシビニルポリマー又はアクリ
ル酸とメタクリル酸アルキルエステルとの共重合体と、
成分(B)の高重合ポリエチレンオキサイドとを使用す
る。これらを併用する理由は以下の通りである。
マー又はアクリル酸とメタクリル酸アルキルエステルと
の共重合体は、良好な保形性の抱水性ゲルを形成するこ
とができる。そのような抱水性ゲルは、皮膚や毛髪に適
用した場合にはそれらに水分を十分に供給することがで
き、しかも皮膚に対するベタツキが少なく、好ましい使
用感を使用者に与えることができる。しかし、成分
(A)のカルボキシビニルポリマー又はアクリル酸とメ
タクリル酸アルキルエステルとの共重合体からなる抱水
性ゲルは、耐塩性が不十分であるために、汗などに由来
する塩成分が多量に付着している非洗浄の皮膚に適用し
た場合には、粘度が急激に低下して髭や皮膚上に保持さ
れにくくなるという欠点を有する。また、この抱水性ゲ
ルは、通常の髭剃り時には同一領域を複数回剃れるよう
にすることが求められているにもかかわらず、1回の剃
り操作により皮膚上から容易に除去されてしまうという
欠点を有する。従って、特に乾燥した髭や皮膚に、成分
(A)のカルボキシビニルポリマー又はアクリル酸とメ
タクリル酸アルキルエステルとの共重合体からなる抱水
性ゲルを適用した場合には、髭は剃りにくく、また、剃
刀の滑り性が不十分となり、皮膚の角質層のめくれや鬱
血などの剃刀負けが生じる。
キサイドは、耐塩性が良好であり、また、皮膚への付着
性に優れており、しかも剃刀の滑り性を向上させ、同一
領域での複数回の剃り操作に耐えるものである。しか
し、保形性が十分でなく、皮膚につけた場合には垂れ落
ちたりするという問題がある。
リマー又はアクリル酸とメタクリル酸アルキルエステル
との共重合体と、成分(B)の高重合ポリエチレンオキ
サイドとを併用して非発泡性ゲル状シェービング剤組成
物を調製した場合、両者の欠点が現れることが予想され
る。ここで、非発泡性とは、噴射剤を用いてエアゾール
化しようとした場合や、機械的な装置で発泡させようと
した場合や、手でこすり合わせて発泡させようとした場
合でも泡立たないことを意味する。
特定の配合割合で併用した場合には予想に反して、優れ
た保形性の非発泡性ゲル状シェービング剤組成物が得ら
れ、しかもその組成物は、髭や皮膚を十分に柔軟化させ
ることができ、剃刀の滑り性にも優れ、剃刀負けを発生
させず、同一領域に対して複数回の剃り操作が可能とな
り、しかも洗浄後に良好な使用感を付与できることがわ
かった。この知見に従い、本発明においては、成分
(A)のカルボキシビニルポリマー又はアクリル酸とメ
タクリル酸アルキルエステルとの共重合体と、成分
(B)の高重合ポリエチレンオキサイドとを特定の配合
割合で併用する。
しては、カルボキシル基を有する水溶性のビニルポリマ
ーであり、例えば、式(1)
される構造を有するポリマーが挙げられ、具体的にはカ
ーボポール940、カーボポール941(B.F.Goodrich
社)などの商品名で特定されるものを使用することが
できる。
ル酸アルキルエステルとの共重合体としては、式(2)
アルキル基である。n及びmはそれぞれ1000〜60
000の数である。)で表される構造を有するポリマー
が挙げられ、具体的にはペムレンTR−1、ペムレンT
R−2(B.F.Goodrich 社)などの商品名で特定される
ものを使用することができる。
リマー又はアクリル酸とメタクリル酸アルキルエステル
との共重合体のシェービング剤組成物中の配合量は、
0.1〜5.0重量%、好ましくは0.2〜1.0重量
%である。0.1重量%を下回ると組成物の保形性が不
十分となり、5.0重量%を超えると塗布時に組成物を
延ばしにくくなり、また、剃っている際に二枚刃剃刀の
間への目詰まりが生じやすくなり、更に洗い落としにく
くなる。
成物は、成分(B)として高重合ポリエチレンオキサイ
ドを含有する。ここで、高重合ポリエチレンオキサイド
の数平均分子量は10万以上、好ましくは200万〜4
00万である。数平均分子量が10万未満であると、剃
刀の滑り性が不十分となる。また、成分(B)の高重合
ポリエチレンオキサイドのシェービング剤組成物中の配
合量は、0.005〜2.0重量%、好ましくは0.0
1〜0.5重量%である。0.005重量%を下回ると
剃刀の滑り性の改善効果を十分に発揮することができ
ず、2.0重量%を超えると剃刀の上滑りが発生して深
剃りしにくくなり、また、二枚刃剃刀の間へ目詰まりし
やすくなり、濯ぎ落としにくくもなる。しかもベタツキ
や糸曳きが発生して使用感が低下する。
成物は、上述の成分(A)及び(B)に加えて成分
(C)として水をバランス量で含有する。この水は、髭
や皮膚を柔軟化させるための成分である。
グ剤組成物のブルックフィールド粘度(30℃)は、好
ましくは1000〜70000cP、より好ましくは1
0000〜40000cPである。これは、粘度が10
00cP未満であると髭や皮膚上への付着性が低下し過
ぎ、70000cPを超えると髭や皮膚上へ塗布しにく
くなり、しかも皮膚上で剃刀が上滑りするためである。
ここで、ブルックフィールド粘度は、B型回転粘度計
(T−A型ローター、5rpm/60秒)を使用して測
定することができる。
グ剤組成物は、成分(D)として多価アルコールを含有
することが好ましい。これにより、シェービング剤組成
物を皮膚に塗布して剃刀で剃った後に直ぐに皮膚が乾燥
してしまうことを抑制し、皮膚の適度な湿潤状態を保持
することができる。従って、皮膚の同じ場所を複数回剃
ることが容易となる。また、シェービング剤組成物の皮
膚へのなじみや伸びを改善することができる。更に、使
用後の皮膚にしっとりした好ましい感触を付与すること
ができる。
ビトール、グリセリン、プロピレングリコール、1,3
−ブチレングリコール、ジグリセリン、ジプロピレング
リコール、ポリプロピレングリコール、分子量10万未
満のポリエチレンオキサイド等を挙げることができる。
の配合量は、少な過ぎると皮膚を十分に湿潤させること
ができず、多すぎると洗い落としにくくなり、しかも洗
い落とした後に皮膚がべたつくので、好ましくは0.0
1〜5.0重量%とするが、より好ましくは2.0重量
%以下とする。また、これらの多価アルコールを非発泡
性ゲル状シェービング剤組成物に配合する際、一種類を
単独で配合してもよく、二種類以上を組み合わせて配合
してもよい。
成物には、pH調整や粘度調整するために、一般に化粧
料に使用されている水酸化ナトリウム、トリエタノール
アミンなどのpH調整剤を適宜配合することができる。
粘度を調整することにより、、シェービング剤組成物に
適度な保形性を保持させたり、塗布時に延ばし易くする
ことができる。
グ剤組成物には、必要に応じて一般的に化粧料に使用さ
れている界面活性剤や油性物質を適宜配合することがで
きる。これらの成分を配合することにより、シェービン
グ剤組成物の使用後の皮膚にしっとり感を付与すること
ができる。また、剃った後のスキンケアにも役立つ。
性界面活性剤、アニオン系界面活性剤又は両性界面活性
剤を挙げることができ、一種又は二種以上を併用しても
よい。
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油;ポリオキシエチレン
ソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレンソル
ビタンテトラオレエート等のポリオキシエチレンソルビ
タン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリルモ
ノイソステアレート、ポリオキシエチレングリセリルト
リイソステアレート等のポリオキシエチレングリセリル
脂肪酸エステル、ポリエチレングリコールモノイソステ
アレート等のポリエチレングリコール脂肪酸エステル、
ポリオキシエチレンヘキシルデシルエーテル、ポリオキ
シエチレンオクチルドデシルエーテル、ポリオキシエチ
レンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンセチルエー
テル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオ
キシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンノ
ニルフェニルエーテル等のポリオキシエチレンアルキル
エーテルなどのポリオキシエチレン付加型界面活性剤;
ポリグリセリンアルキルエーテル、ポリグリセリン脂肪
酸エステルなどのポリグリセリン型界面活性剤;ポリオ
キシエチレンメチルポリシロキサン共重合体、ポリ(オ
キシエチレン・オキシプロピレン)メチルポリシロキサ
ン共重合体等のシリコーン誘導体界面活性剤を挙げるこ
とができる。
ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム、
ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸トリエタノー
ルアミン等のポリオキシエチレンアルキル硫酸塩;ラウ
ロイルサルコシンナトリウム、ラウロイルメチルアラニ
ンナトリウム等のN−アシルアミノ酸塩;ポリオキシエ
チレンラウリルエーテルリン酸ナトリウム、ポリオキシ
エチレンセチルエーテルリン酸ナトリウム、ジポリオキ
シエチレンアルキルエーテルリン酸、トリポリオキシエ
チレンアルキルエーテルリン酸、ジポリオキシエチレン
ノニルフェニルエーテルリン酸、ポリオキシエチレンラ
ウリルエーテルリン酸ナトリウム、ジポリエチレンラウ
リルエーテルリン酸ナトリウム等のポリオキシエチレン
アルキルエーテルリン酸塩などを挙げることができる。
ルベタイン、アルキルアミドベタイン、アルキルスルホ
ベタインなどを挙げることができる。
性のないものであれば特に制限はなく、従来より化粧品
や外用薬剤などの基剤と同様のものを使用することがで
きる。例えば、ワセリン、セレシン、固体パラフィン、
流動パラフィン、スクワランなどの炭化水素;オリーブ
油、ホホバ油、ラノリン、ヒマシ油、カカオ油、ミンク
油等の天然動植物油脂;ミリスチン酸オクチルドデシ
ル、イソプロピルミリステート、イソプロピルパルミテ
ート等の合成エステル油;ジメチルポリシロキサン、メ
チルフェニルポリシロキサン等のシリコーン誘導体;セ
ラミド等のアミド誘導体;高級アルコール;コレステロ
ールやセラミドなどの細胞間脂質などを挙げることがで
きる。
配合する際、油性物質に前述の界面活性剤と精製水とで
常法により水中油型エマルジョンを調製し、そのエマル
ジョン形態で配合することが好ましい。これによりスキ
ンケア効果を高めることができる。
グ剤組成物には、化粧料に使用される一般的なその他の
添加物、例えば、グリチルリチン酸ジカリウム等の抗炎
症剤、パラオキシ安息香酸エステル、安息香酸ナトリウ
ム等の防腐剤、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油などの
可溶化剤、水酸化ナトリウム、エチレングリコール等の
脂肪酸エステル、デキストリン脂肪酸エステル等の粘度
調整剤、ジブチルヒドロキシトルエン等の酸化防止剤、
オキシベンゾスルホン酸などの紫外線吸収剤、トリクロ
サン、トリクロロカルバン等の殺菌剤、色素、香料など
を適宜添加することができる。
て、一般に皮膚刺激性を示し、しかも洗浄後の皮膚につ
っぱり感を与える石鹸を使用しないことが好ましい。
成物は、常法により製造することができ、例えば、成分
(C)の水の中に、成分(A)のカルボキシビニルポリ
マー又はアクリル酸とメタクリル酸アルキルエステルと
の共重合体と、成分(B)の高重合ポリエチレンオキサ
イドと、必要に応じて成分(D)の多価アルコール並び
に他の添加剤とを添加し、均一に撹拌することにより製
造することができる。特に、シェービング剤組成物のp
Hや粘度を調整する必要がある場合には、水酸化ナトリ
ウムなどのpH調整剤を更に添加して均一に混合するこ
とが好ましい。
成物の具体的な製剤形態としては、チューブやボトルに
充填した形態としてもよく、あるいは従来の後発泡性シ
ェービングジェルエアゾール製品と同様な二重耐圧容器
に充填した形態としてもよい。
ル状シェービング剤組成物においては、成分(C)の水
に、成分(A)のカルボキシビニルポリマー又はアクリ
ル酸とメタクリル酸アルキルエステルとの共重合体と、
成分(B)の高重合ポリエチレンオキサイドとを加えて
ゲル化させている。従って、成分(A)及び成分(B)
のそれぞれの欠点を互いに補いながら、それぞれの長所
を有効に利用可能となっている。このため、本発明の非
発泡性ゲル状シェービング剤組成物は、十分に髭や皮膚
を柔軟化させることができ、また剃刀の滑り性に優れ、
剃刀負けを発生させず、同一領域の複数回の剃り操作が
可能となり、しかも洗浄後に良好な使用感を皮膚に付与
することができる。
る。
組成物を常法に従って製造した。
泡性ゲル状シェービング剤組成物を用いて、10名の成
人男性パネルに髭剃りをさせ、「剃刀の滑り性」、「剃
刀負け」、「濯ぎ性」、「剃刀の目づまり」及び「保形
性」の評価項目について以下の評価基準に従って官能評
価させた。その結果を表1〜表2に示す。
水気をふき取った後、恒温恒湿度(20℃、65%R
H)条件下で、シェービング剤組成物を手で髭に適用
し、2枚刃の安全剃刀を用いて行った。
以上の場合 △: 剃刀の滑りが良好と評価したパネルの人数が4〜
6名の場合 ×: 剃刀の滑りが良好と評価したパネルの人数が3名
以下の場合 (2) 「剃刀負け」 ランク 状態 ○: カミソリ負けしにくいと評価したパネルの人数が
7名以上の場合 △: カミソリ負けしにくいと評価したパネルの人数が
4〜6名の場合 ×: カミソリ負けしにくいと評価したパネルの人数が
3名以下の場合 (3) 「濯ぎ性」 ランク 状態 ○: シェービング剤組成物を水で濯ぎ易いと評価した
パネルの人数が7名以上の場合 △: シェービング剤組成物を水で濯ぎ易いと評価した
パネルの人数が4〜6名の場合 ×: シェービング剤組成物を水で濯ぎ易いと評価した
パネルの人数が3名以下の場合 (4) 「剃刀の目づまり」 ランク 状態 ○: 剃刀が目づまりしにくいと評価したパネルの人数
が7名以上の場合 △: 剃刀が目づまりしにくいと評価したパネルの人数
が4〜6名の場合 ×: 剃刀が目づまりしにくいと評価したパネルの人数
が3名以下の場合 (5) 「保形性」 ランク 状態 ○: シェービング剤組成物が皮膚から垂れ落ちないと
評価したパネルの人数が7名以上の場合 △: シェービング剤組成物が皮膚から垂れ落ちないと
評価したパネルの人数が4〜6名の場合 ×: シェービング剤組成物が皮膚から垂れ落ちないと
評価したパネルの人数が3名以下の場合
グ剤組成物は、カルボキシビニルポリマー(0.70重
量%)と高重合ポリエチレンオキサイド(0.30重量
%)とを併用しているので、いずれの評価項目について
も優れた結果を示していることがわかる。
は、実施例1と同じ量のカルボキシビニルポリマーを使
用しているが、高重合ポリエチレンオキサイドを使用し
ていないので、皮膚への付着性が不十分となり、「剃刀
の滑り性」と「剃刀負け」とについては不十分な結果と
なった。
合ポリエチレンオキサイドを使用しているが、カルボキ
シビニルポリマーを含有していないために、実施例1の
場合に比べ「保形性」が低い評価となった。
リマーと高重合ポリエチレンオキサイドとを使用せず、
数平均分子量が570〜630のポリエチレンオキサイ
ドを使用しているので、「剃刀の滑り性」と「剃刀負
け」と「保形性」とについて不十分な結果となった。
は、実施例1と同じ量のカルボキシビニルポリマーを使
用しているが、高重合ポリエチレンオキサイドに代えて
数平均分子量が570〜630のポリエチレンオキサイ
ドを使用しているので、「剃刀の滑り性」と「剃刀負
け」とについては不十分な結果となった。
オキサイドを過大に含有しているので、「剃刀の目づま
り」と「濯ぎ性」とについて不十分な結果となった。
リマーを過大に含有しているので、「剃刀の目づまり」
と「濯ぎ性」とについて不十分な結果となった。しかも
「剃刀の滑り性」も低下した。
リマーの含有量が過少なので、「保形性」が低下した。
オキサイドの含有量が過少なので、「剃刀の滑り性」と
「剃刀負け」とについて低下した。
剤組成物を実施例1と同様に製造した。また、得られた
組成物について実施例1と同様に、剃刀の滑り性、剃刀
負け、剃刀の目づまり、保形性及び濯ぎ性を評価した。
その結果、いずれの評価項目についても良好な結果を示
した。
100),三洋化成社製
を実施例1と同様に製造した。得られた組成物について
実施例1と同様に、剃刀の滑り性、剃刀負け、剃刀の目
づまり、保形性及び濯ぎ性を評価した。その結果、いず
れの評価項目についても良好な結果を示した。
組成物は、保形性が良好であり、しかも十分に髭や皮膚
を柔軟化させることができる。また、剃刀の滑り性に優
れ、剃刀負けを発生させず、しかも同一領域の複数回の
剃り操作を可能とする。しかも、二枚刃剃刀の目詰まり
がなく、濯ぎ易いものであり、洗浄後に良好な使用感を
使用者に与えることができる。
Claims (11)
- 【請求項1】 以下の成分(A)、(B)及び(C) (A) カルボキシビニルポリマー又はアクリル酸とメ
タクリル酸アルキルエステルとの共重合体 0.1〜
5.0重量% (B) 数平均分子量が10万以上の高重合ポリエチレ
ンオキサイド 0.005〜2.0重量% (C) 水 バランス を含有することを特徴とする非発泡性ゲル状シェービン
グ剤組成物。 - 【請求項2】 成分(A)のカルボキシビニルポリマー
が、式(1) 【化1】−(CH2CH(COOH))n− (1) (式中、nは5000〜60000の数である。)で表
される構造を有する請求項1記載の非発泡性ゲル状シェ
ービング剤組成物。 - 【請求項3】 成分(A)のアクリル酸とメタクリル酸
アルキルエステルとの共重合体が、式(2) 【化2】 −(CH2CH(COOH))n−(CH2CCH3(COOR))m− (2) (式中、Rはアルキル基である。n及びmはそれぞれ1
000〜60000の数である。)で表される構造を有
する請求項1記載の非発泡性ゲル状シェービング剤組成
物。 - 【請求項4】 成分(B)の高重合ポリエチレンオキサ
イドの数平均分子量が、200万〜400万である請求
項1記載の非発泡性ゲル状シェービング剤組成物。 - 【請求項5】 成分(A)のカルボキシビニルポリマー
又はアクリル酸とメタクリル酸アルキルエステルとの共
重合体 0.2〜1.0重量%と、成分(B)の高重合
ポリエチレンオキサイド 0.01〜0.5重量%とを
含有する請求項1〜4のいずれかに記載の非発泡性ゲル
状シェービング剤組成物。 - 【請求項6】 ブルックフィールド粘度(30℃)が1
000〜70000センチポアズ(cP)である請求項
1〜5のいずれかに記載の非発泡性ゲル状シェービング
剤組成物。 - 【請求項7】 ブルックフィールド粘度(30℃)が1
0000〜40000センチポアズ(cP)である請求
項6記載の非発泡性ゲル状シェービング剤組成物。 - 【請求項8】 以下の成分(D) (D) 多価アルコール 0.01〜5.0重量% を更に含有する請求項1〜6のいずれかに記載の非発泡
性ゲル状シェービング剤組成物。 - 【請求項9】 成分(D)の多価アルコールが、ソルビ
トール、グリセリン、プロピレングリコール、1,3−
ブチレングリコール、ジグリセリン、ジプロピレングリ
コール、ポリプロピレングリコール、及び分子量10万
未満のポリエチレンオキサイドからなる群より選択され
る少なくとも一種である請求項8記載の非発泡性ゲル状
シェービング剤組成物。 - 【請求項10】 更に、非イオン性界面活性剤、アニオ
ン系界面活性剤又は両性界面活性剤の少なくとも一種を
含有する請求項1〜9のいずれかに記載の非発泡性ゲル
状シェービング剤組成物。 - 【請求項11】 石鹸を含有しない請求項1〜10のい
ずれかに記載の非発泡性ゲル状シェービング剤組成物。
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Cited By (5)
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1997
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