JPH1087446A - エアゾール組成物 - Google Patents
エアゾール組成物Info
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- JPH1087446A JPH1087446A JP9254080A JP25408097A JPH1087446A JP H1087446 A JPH1087446 A JP H1087446A JP 9254080 A JP9254080 A JP 9254080A JP 25408097 A JP25408097 A JP 25408097A JP H1087446 A JPH1087446 A JP H1087446A
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- amino
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- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K8/00—Cosmetics or similar toiletry preparations
- A61K8/18—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
- A61K8/30—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
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- A61K8/04—Dispersions; Emulsions
- A61K8/046—Aerosols; Foams
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61Q—SPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
- A61Q5/00—Preparations for care of the hair
- A61Q5/06—Preparations for styling the hair, e.g. by temporary shaping or colouring
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K2800/00—Properties of cosmetic compositions or active ingredients thereof or formulation aids used therein and process related aspects
- A61K2800/40—Chemical, physico-chemical or functional or structural properties of particular ingredients
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- A61K2800/526—Corrosion inhibitors
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Abstract
(57)【要約】
【課題】白色合金やアルミニウム製のエアゾール缶に充
填した際に、溶接継ぎ目部や首接続部等に腐食を生じな
いエアゾール組成物を提供する。 【解決手段】１種以上の溶剤及び１種以上の噴射剤なら
びに所望により水を含有するエアゾール組成物中に、２
−アミノ−２−メチル−１−プロパノール、２−アミノ
−２−メチル−１，３−プロパンジオール及びトリイソ
プロパノールアミンからなる群から選択された１種以上
のアミン化合物を全組成物を基準として０．００１重量
％以上添加する。
填した際に、溶接継ぎ目部や首接続部等に腐食を生じな
いエアゾール組成物を提供する。 【解決手段】１種以上の溶剤及び１種以上の噴射剤なら
びに所望により水を含有するエアゾール組成物中に、２
−アミノ−２−メチル−１−プロパノール、２−アミノ
−２−メチル−１，３−プロパンジオール及びトリイソ
プロパノールアミンからなる群から選択された１種以上
のアミン化合物を全組成物を基準として０．００１重量
％以上添加する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、１種以上の低級ア
ルコール等の溶剤及び１種以上の噴射剤を含有し、ヘア
スプレー等として用いられるエアゾール組成物に関す
る。
ルコール等の溶剤及び１種以上の噴射剤を含有し、ヘア
スプレー等として用いられるエアゾール組成物に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】エアゾール組成物は、通常溶接継ぎ目を
有する白色合金製の缶、又は内側に保護コーティングを
施したアルミニウム製のモノブロック缶に充填される。
しかしながら、このような缶では、溶接継ぎ目部や首接
続部等にひんぱんに腐食ポイントが出現する。この問題
を解決するために、例えば種々の腐食防止剤を添加する
等多くの提案がされているが、実用に適するものは殆ど
無かった。
有する白色合金製の缶、又は内側に保護コーティングを
施したアルミニウム製のモノブロック缶に充填される。
しかしながら、このような缶では、溶接継ぎ目部や首接
続部等にひんぱんに腐食ポイントが出現する。この問題
を解決するために、例えば種々の腐食防止剤を添加する
等多くの提案がされているが、実用に適するものは殆ど
無かった。
【０００３】アルコール性及び／又は水性アルコール性
担体を含むヘアスプレー用の腐食防止剤としては、例え
ば有機リン酸塩及び／又は第４級アンモニウム化合物が
提案されているが〔ケー・シュレイダー（Ｋ．Ｓｃｈｒ
ａｄｅｒ）著の学術論文「化粧品の基礎と処方（Ｇｒｕ
ｄｌａｇｅｎ ｕｎｄ Ｒｅｚｅｐｔｕｒｅｎ ｄｅｒ
Ｋｏｓｍｅｔｉｋａ）」第２版（１９８９年）第８８
５頁参照〕、必ずしも満足できるものではない。また、
安息香酸ナトリウムを腐食防止剤としてエアゾール組成
物に使用することも提案されているが、その効果はｐＨ
値により変動し、必ずしも満足できるものではない。
担体を含むヘアスプレー用の腐食防止剤としては、例え
ば有機リン酸塩及び／又は第４級アンモニウム化合物が
提案されているが〔ケー・シュレイダー（Ｋ．Ｓｃｈｒ
ａｄｅｒ）著の学術論文「化粧品の基礎と処方（Ｇｒｕ
ｄｌａｇｅｎ ｕｎｄ Ｒｅｚｅｐｔｕｒｅｎ ｄｅｒ
Ｋｏｓｍｅｔｉｋａ）」第２版（１９８９年）第８８
５頁参照〕、必ずしも満足できるものではない。また、
安息香酸ナトリウムを腐食防止剤としてエアゾール組成
物に使用することも提案されているが、その効果はｐＨ
値により変動し、必ずしも満足できるものではない。
【０００４】ヨーロッパ特許出願第３８２０６１号に
は、ボイラーで供給する水中に、アミノジオールを好ま
しくは他の揮発性アミンとの混合物として添加すること
によって、水蒸気／凝縮水系の腐食を防止する方法が記
載されている。しかし、この方法は、ヘアスプレー等の
エアゾール組成物とは全く異なる技術分野におけるもの
であり、当業者に上記エアゾール組成物に特有の問題を
解決するための示唆を何ら与えるものではない。また、
米国特許第３９７６４４１号には、モーターオイル中の
錆及び腐食防止剤として置換アミノアルキルプロパンジ
オールを使用することが開示されているが、この技術も
同様に全く異なる技術分野のものであり、当業者に上記
エアゾール組成物に特有の問題を解決するための示唆を
何ら与えるものではない。
は、ボイラーで供給する水中に、アミノジオールを好ま
しくは他の揮発性アミンとの混合物として添加すること
によって、水蒸気／凝縮水系の腐食を防止する方法が記
載されている。しかし、この方法は、ヘアスプレー等の
エアゾール組成物とは全く異なる技術分野におけるもの
であり、当業者に上記エアゾール組成物に特有の問題を
解決するための示唆を何ら与えるものではない。また、
米国特許第３９７６４４１号には、モーターオイル中の
錆及び腐食防止剤として置換アミノアルキルプロパンジ
オールを使用することが開示されているが、この技術も
同様に全く異なる技術分野のものであり、当業者に上記
エアゾール組成物に特有の問題を解決するための示唆を
何ら与えるものではない。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明は、白色
合金やアルミニウム製のエアゾール缶に充填するための
非腐食性のエアゾール組成物を提供することを目的とす
るものである。
合金やアルミニウム製のエアゾール缶に充填するための
非腐食性のエアゾール組成物を提供することを目的とす
るものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意検討し
た結果、従来のエアゾール組成物中にきわめて少量の特
定のアミン化合物を添加することによって、腐食防止効
果が達成されることを見出し、本発明を完成したもので
ある。すなわち、本発明は、１種以上の溶剤及び１種以
上の噴射剤ならびに所望により水を含有するエアゾール
組成物中に、２−アミノ−２−メチル−１−プロパノー
ル、２−アミノ−２−メチル−１，３−プロパンジオー
ル及びトリイソプロパノールアミンからなる群から選択
された１種以上のアミン化合物を全組成物を基準として
０．００１重量％以上添加することによって、腐食防止
効果を達成したものである。
た結果、従来のエアゾール組成物中にきわめて少量の特
定のアミン化合物を添加することによって、腐食防止効
果が達成されることを見出し、本発明を完成したもので
ある。すなわち、本発明は、１種以上の溶剤及び１種以
上の噴射剤ならびに所望により水を含有するエアゾール
組成物中に、２−アミノ−２−メチル−１−プロパノー
ル、２−アミノ−２−メチル−１，３−プロパンジオー
ル及びトリイソプロパノールアミンからなる群から選択
された１種以上のアミン化合物を全組成物を基準として
０．００１重量％以上添加することによって、腐食防止
効果を達成したものである。
【０００７】
【発明の実施の形態】本発明では、上記特定のアミン化
合物をエアゾール組成物中に添加するが、これらのアミ
ン化合物の最小有効量は、全組成物を基準として０．０
００１重量％であり、特に好ましい添加量は０．０１〜
０．１重量％である。
合物をエアゾール組成物中に添加するが、これらのアミ
ン化合物の最小有効量は、全組成物を基準として０．０
００１重量％であり、特に好ましい添加量は０．０１〜
０．１重量％である。
【０００８】本発明のエアゾール組成物として特に好ま
しいものは、アルコール性及び／又は水性アルコール性
担体を含むヘアスプレーである。特に好適なヘアスプレ
ーは、好ましくは約１５〜７０重量％の噴射剤又は噴射
剤混合物を含むものである。噴射剤としては、例えばｎ
−ブタン、イソブタン、プロパン、ｎ−ペンタン（溶剤
成分とみなすこともできる）及び／又はジメチルエーテ
ルが挙げられる。噴射剤として空気又は二酸化炭素の圧
縮噴射剤を使用することもでき、その場合には噴射剤の
量は必要な圧力（通常二酸化炭素では４〜６バール、空
気では〜１２バール）によって決められる。
しいものは、アルコール性及び／又は水性アルコール性
担体を含むヘアスプレーである。特に好適なヘアスプレ
ーは、好ましくは約１５〜７０重量％の噴射剤又は噴射
剤混合物を含むものである。噴射剤としては、例えばｎ
−ブタン、イソブタン、プロパン、ｎ−ペンタン（溶剤
成分とみなすこともできる）及び／又はジメチルエーテ
ルが挙げられる。噴射剤として空気又は二酸化炭素の圧
縮噴射剤を使用することもでき、その場合には噴射剤の
量は必要な圧力（通常二酸化炭素では４〜６バール、空
気では〜１２バール）によって決められる。
【０００９】溶剤としては、エタノール、ｎ−プロパノ
ール及びイソプロピルアルコール等の低級アルコール
が、全組成物を基準として好ましくは約２０〜７０重量
％、特に好ましくは約３０〜５０重量％の量で使用され
る。いわゆる「低ＶＯＣ−スプレー」を製造するには、
アルコールは約７５重量％迄、好ましくは１５〜５０重
量％水で置換される。
ール及びイソプロピルアルコール等の低級アルコール
が、全組成物を基準として好ましくは約２０〜７０重量
％、特に好ましくは約３０〜５０重量％の量で使用され
る。いわゆる「低ＶＯＣ−スプレー」を製造するには、
アルコールは約７５重量％迄、好ましくは１５〜５０重
量％水で置換される。
【００１０】ヘアスプレーは、約０．５〜１０重量％
の、好ましくは非イオン性及び／又はカチオン性ポリマ
ーからなる膜形成剤を含有する。好適な非イオン性ポリ
マーとしては、「ルビスコールＶＡＰ３４３」等のビニ
ルピロリドン／ビニルアセテート／ビニルプロピオネー
ト共重合体が挙げられ、好ましくは全組成物を基準とし
て約１乃至２．５〜５重量％の量で使用される。カチオ
ン性ポリマーとしては種々のものを使用することがで
き、その配合量はポリマーの性状に依存して決められる
が、約０．１〜７．５乃至１０重量％、好ましくは約
０．２５〜５重量％、特に好ましくは約０．５０〜７．
５重量％である。カチオン性ポリマー及び非イオン性ポ
リマーの混合物を使用することもできる。
の、好ましくは非イオン性及び／又はカチオン性ポリマ
ーからなる膜形成剤を含有する。好適な非イオン性ポリ
マーとしては、「ルビスコールＶＡＰ３４３」等のビニ
ルピロリドン／ビニルアセテート／ビニルプロピオネー
ト共重合体が挙げられ、好ましくは全組成物を基準とし
て約１乃至２．５〜５重量％の量で使用される。カチオ
ン性ポリマーとしては種々のものを使用することがで
き、その配合量はポリマーの性状に依存して決められる
が、約０．１〜７．５乃至１０重量％、好ましくは約
０．２５〜５重量％、特に好ましくは約０．５０〜７．
５重量％である。カチオン性ポリマー及び非イオン性ポ
リマーの混合物を使用することもできる。
【００１１】好ましいカチオン性ポリマーとしては、例
えば公知の「ポリマーＪＲ」タイプの第４級セルロース
誘導体、商品名「マーコート」として市販されているよ
うな４級化されたジメチルジアリルアンモニウムクロラ
イドの単独又は共重合体、第４級ビニルピロリドン共重
合体、特に商品名「ガフコート」として知られているよ
うなジアルキルアミノアルキル（メタ）アクリレート、
商品名「ルビコート」として市販されているビニルピロ
リドン及びビニルイミダゾリニウムメトクロライド共重
合体、ポリアミノ−ポリアミド誘導体、例えば商品名
「カルタレティンＦ」として市販されているようなアジ
ピン酸−ジメチルアミノヒドロキシプロピルジエチレン
トリアミンの共重合体、ならびに米国特許第４，１５
７，３８８号に記載され、商品名「ミラポールＡ１５」
として市販されている尿素構造を有する両第４級化長鎖
アンモニウム化合物等が挙げられる。
えば公知の「ポリマーＪＲ」タイプの第４級セルロース
誘導体、商品名「マーコート」として市販されているよ
うな４級化されたジメチルジアリルアンモニウムクロラ
イドの単独又は共重合体、第４級ビニルピロリドン共重
合体、特に商品名「ガフコート」として知られているよ
うなジアルキルアミノアルキル（メタ）アクリレート、
商品名「ルビコート」として市販されているビニルピロ
リドン及びビニルイミダゾリニウムメトクロライド共重
合体、ポリアミノ−ポリアミド誘導体、例えば商品名
「カルタレティンＦ」として市販されているようなアジ
ピン酸−ジメチルアミノヒドロキシプロピルジエチレン
トリアミンの共重合体、ならびに米国特許第４，１５
７，３８８号に記載され、商品名「ミラポールＡ１５」
として市販されている尿素構造を有する両第４級化長鎖
アンモニウム化合物等が挙げられる。
【００１２】同様に、ドイツ特許出願第２５２１９６０
号、ドイツ特許出願第２８１１０１０号、ドイツ特許出
願第３０４４７３８号及びドイツ特許出願第３２１７０
５９号に記載されているカチオン性ポリマー、ならびに
ヨーロッパ特許出願第３３７３５４号の第３〜７頁に記
載されている製品をも使用することができる。種々のカ
チオン性ポリマーの混合物もまた使用することができ
る。カチオン性ポリマーの好ましい含有量は、全組成物
の約０．１〜５重量％、特に好ましくは約０．２５〜
２．５重量％、さらに好ましくは約０．５〜１．５重量
％である。ヨーロッパ特許出願第６４０６４３号に記載
されているオルガノポリシロキサンのカチオン性誘導
体、特に第４級アミノアルキルジメチルポリシロキサン
／ポリエチルオキサゾリン共重合体もまた好適なもので
ある。所望により非イオン性及び／又はカチオン性ポリ
マーと混合した、アニオン性及び／又は両性ポリマーも
また使用することができる。
号、ドイツ特許出願第２８１１０１０号、ドイツ特許出
願第３０４４７３８号及びドイツ特許出願第３２１７０
５９号に記載されているカチオン性ポリマー、ならびに
ヨーロッパ特許出願第３３７３５４号の第３〜７頁に記
載されている製品をも使用することができる。種々のカ
チオン性ポリマーの混合物もまた使用することができ
る。カチオン性ポリマーの好ましい含有量は、全組成物
の約０．１〜５重量％、特に好ましくは約０．２５〜
２．５重量％、さらに好ましくは約０．５〜１．５重量
％である。ヨーロッパ特許出願第６４０６４３号に記載
されているオルガノポリシロキサンのカチオン性誘導
体、特に第４級アミノアルキルジメチルポリシロキサン
／ポリエチルオキサゾリン共重合体もまた好適なもので
ある。所望により非イオン性及び／又はカチオン性ポリ
マーと混合した、アニオン性及び／又は両性ポリマーも
また使用することができる。
【００１３】ヘアスプレー中のアニオン性及び／又は両
性ポリマーの中和剤としてアミンを使用することは、勿
論公知である。したがって、これらのポリマーが本発明
の組成物で使用されている場合には、中和されるべきカ
ルボキシル基又はスルホン酸基の量に応じて、より多量
のアミンが腐食を防止するために使用される。換言すれ
ば、腐食の防止に使用されるアミンの量は、カルボキシ
ル基及び／又はスルホ基を有する膜形成剤が存在する場
合には、これらの基を中和するのに必要なアミンの量に
追加して考慮しなければならない。本発明の腐食防止法
が使用可能な他のエアゾール組成物としては、水性担体
を使用したフォームエアゾールがある。このような製品
自体は、勿論公知である。
性ポリマーの中和剤としてアミンを使用することは、勿
論公知である。したがって、これらのポリマーが本発明
の組成物で使用されている場合には、中和されるべきカ
ルボキシル基又はスルホン酸基の量に応じて、より多量
のアミンが腐食を防止するために使用される。換言すれ
ば、腐食の防止に使用されるアミンの量は、カルボキシ
ル基及び／又はスルホ基を有する膜形成剤が存在する場
合には、これらの基を中和するのに必要なアミンの量に
追加して考慮しなければならない。本発明の腐食防止法
が使用可能な他のエアゾール組成物としては、水性担体
を使用したフォームエアゾールがある。このような製品
自体は、勿論公知である。
【００１４】
【実施例】次に実施例により本発明を説明するが、これ
らの実施例は本発明を限定するものではない。以下の実
施例では、本発明組成物の腐食防止効果は、ヨーロッパ
標準ＥＮ１０２０３にしたがって、組成物を白色合金製
の缶中で４０℃で６か月間保存し、従来の組成物との対
比試験により評価した。以下の実施例では、各成分の含
有量は全て重量％で表示した。
らの実施例は本発明を限定するものではない。以下の実
施例では、本発明組成物の腐食防止効果は、ヨーロッパ
標準ＥＮ１０２０３にしたがって、組成物を白色合金製
の缶中で４０℃で６か月間保存し、従来の組成物との対
比試験により評価した。以下の実施例では、各成分の含
有量は全て重量％で表示した。
【００１５】（実施例１） （成分） （含有量） エタノール ２３．７６ イソプロピルアルコール １０．００ フェニルジメチコン(200mm2s-1) ０．２０ ＰＶＡ／ＶＡ−共重合体(50%) １０．００ トリイソプロパノールアミン ０．０４ ｎ−ブタン ２６．００ ジメチルエーテル ３０．００
【００１６】（比較例１）トリイソプロパノールアミン
を含まず、２３．８０重量％のエタノールを含有する他
は、実施例１と同じ組成を有する。
を含まず、２３．８０重量％のエタノールを含有する他
は、実施例１と同じ組成を有する。
【００１７】（実施例２） （成分） （含有量） エタノール ３８．７８ イソプロピルミリステート ０．２０ ＰＶＡ／ＶＡ−共重合体(50%) ８．００ ポリクォーテリニウム−１１(50%) １．００ ２−アミノ−２−メチル−１− ０．０２ プロパノール（ＡＭＰ） ｎ−ペンタン ２４．００ ジメチルエーテル ２８．００
【００１８】（比較例２）ＡＭＰを含まず、３８．８０
重量％のエタノールを含有する他は、実施例２と同じ組
成を有する。
重量％のエタノールを含有する他は、実施例２と同じ組
成を有する。
【００１９】（実施例３） （成分） （含有量） エタノール ２６．２６ 水 ５．００ イソプロピルミリステート ０．２０ ダウコーニングコスメチック− ０．５０ ワックス２５０１ ＰＶＡ／ＶＡ−共重合体(50%) １２．００ ２−アミノ−２−メチル−１，３− ０．０４ プロパンジオール（ＡＭＰＤ） ｎ−ペンタン ２４．００ ジメチルエーテル ３２．００
【００２０】（比較例３）ＡＭＰＤを含まず、２６．３
０重量％のエタノールを含有する他は、実施例３と同じ
組成を有する。
０重量％のエタノールを含有する他は、実施例３と同じ
組成を有する。
【００２１】（腐食防止試験）上記各組成物をそれぞれ
１０個の白色合金製の缶に充填した。４０℃で６か月間
保存した後に、缶を開けて、特に溶接継ぎ目及び首接続
部の腐食ポイントの有無を調べた。結果を腐食ポイント
の生じた缶の数により、次に示す。 （組成物） （腐食ポイントの生じた缶の数） 実施例１ ０ 比較例１ ８ 実施例２ ０ 比較例２ ８ 実施例３ ０ 比較例３ １０ 上記結果から、本発明の組成物はきわめて優れた腐食防
止効果を有することがわかる。
１０個の白色合金製の缶に充填した。４０℃で６か月間
保存した後に、缶を開けて、特に溶接継ぎ目及び首接続
部の腐食ポイントの有無を調べた。結果を腐食ポイント
の生じた缶の数により、次に示す。 （組成物） （腐食ポイントの生じた缶の数） 実施例１ ０ 比較例１ ８ 実施例２ ０ 比較例２ ８ 実施例３ ０ 比較例３ １０ 上記結果から、本発明の組成物はきわめて優れた腐食防
止効果を有することがわかる。
【００２２】（実施例４）ヘアスプレー （成分） （含有量） エタノール ２３．７８ イソプロピルアルコール １０．００ フェニルジメチコン ０．２０ ＰＶＡ／ＶＡ−共重合体 １０．００ ＡＭＰ ０．０１ ＡＭＰＤ ０．０１ 香料 ０．２５ ｎ−ブタン ２６．００ ジメチルエーテル ３０．００
【００２３】（実施例５）ヘアスプレー （成分） （含有量） エタノール ２３．２５ イソプロピルアルコール １０．００ フェニルジメチコン ０．２０ ポリシリコーン−９（註１） ０．５０ ＰＶＡ／ＶＡ／ビニルプロピオネート １０．００ −共重合体(50%) ＡＭＰ ０．０２ トリイソプロパノールアミン ０．０３ 香料 ０．３０ ｎ−ペンタン ２６．００ ジメチルエーテル ３０．００ （註１）ヨーロッパ特許出願第６４０６４３号に記載さ
れたカチオン性アミノアルキルジメチルポリシロキサン
／ポリエチルオキサゾリン共重合体。
れたカチオン性アミノアルキルジメチルポリシロキサン
／ポリエチルオキサゾリン共重合体。
【００２４】（実施例６）ヘアスプレー （成分） （含有量） エタノール ３５．００ ＰＶＡ／ＶＡ−共重合体(50%) １０．００ 香料 ０．３０ ＡＭＰ ０．０１ ジメチルエーテル ４０．００ ジフルオロエタン（１５２Ａ） バランス
【００２５】（実施例７）ヘアスプレー （成分） （含有量） エタノール ５１．５０ ＰＶＡ／ＶＡ−共重合体(50%) ３．００ ビニルカプロラクタム／ＰＶＰ／ ７．２０ ジメチルアミノエチルメタクリレート 共重合体 ナトリウムステアリルラクチレート １．００ 香料 ０．２０ ＡＭＰＤ ０．０５ ジメチルエーテル ２５．００ 水 バランス
【００２６】（実施例８）低ＶＯＣヘアスプレー （成分） （含有量） ＰＶＡ／ＶＡ−共重合体 １０．００ エタノール １５．００ ＡＭＰ ０．０５ ジメチルエーテル ３５．００ 香料 ０．３０ 水 バランス
【００２７】（実施例９）フォームスプレー （成分） （含有量） ＰＶＡ／ＶＡ−共重合体(50%) ４．００ エタノール ８．００ セテアレス−２５ ０．２０ ヒドロキシエチルセチルジモニウム ０．５０ ホスフェート セトリモニウムクロライド ０．５０ 香料 ０．３０ プロパン／ブタン ７．００ ＡＭＰ ０．０３ ＡＭＰＤ ０．０３ 水 バランス
【００２８】上記実施例４〜９の各組成物は、白色合金
製の缶に入れて４０℃で６か月間保存した後にも、腐食
の兆候は全く示さなかった。
製の缶に入れて４０℃で６か月間保存した後にも、腐食
の兆候は全く示さなかった。
【００２９】
【発明の効果】本発明は、従来のエアゾール組成物中に
きわめて少量の２−アミノ−２−メチル−１−プロパノ
ール、２−アミノ−２−メチル−１，３−プロパンジオ
ール及びトリイソプロパノールアミンからなる群から選
択された１種以上のアミン化合物をを添加することによ
って、きわめて顕著な腐食防止効果を達成したものであ
り、実用的価値の高い発明である。
きわめて少量の２−アミノ−２−メチル−１−プロパノ
ール、２−アミノ−２−メチル−１，３−プロパンジオ
ール及びトリイソプロパノールアミンからなる群から選
択された１種以上のアミン化合物をを添加することによ
って、きわめて顕著な腐食防止効果を達成したものであ
り、実用的価値の高い発明である。
Claims (5)
- 【請求項１】 １種以上の溶剤及び１種以上の噴射剤な
らびに所望により水を含有するエアゾール組成物におい
て、２−アミノ−２−メチル−１−プロパノール、２−
アミノ−２−メチル−１，３−プロパンジオール及びト
リイソプロパノールアミンからなる群から選択された１
種以上のアミン化合物を、全組成物を基準として０．０
０１重量％以上含有することを特徴とするエアゾール組
成物。 - 【請求項２】 アミン化合物の含有量が、全組成物を基
準として０．０１〜０．１重量％であることを特徴とす
る請求項１に記載のエアゾール組成物。 - 【請求項３】 全組成物を基準として、膜形成剤０．５
〜１０重量％、エタノール、ｎ−プロパノール及びイソ
プロピルアルコールからなる群から選択された１種以上
のアルコール２０〜７０重量％、プロパン、ブタン、イ
ソブタン、ｎ−ペンタン、ジメチルエーテル、空気及び
二酸化炭素からなる群から選択された１種以上の噴射
剤、所望により添加される水、ならびに２−アミノ−２
−メチル−１−プロパノール、２−アミノ−２−メチル
−１，３プロパンジオール及びトリイソプロパノールア
ミンからなる群から選択された１種以上のアミン化合物
０．００１重量％以上を含有することを特徴とするヘア
スプレー組成物。 - 【請求項４】 膜形成剤として１種以上の非イオン性及
び／又はカチオン性ポリマーを含有することを特徴とす
る請求項３に記載のエアゾール組成物。 - 【請求項５】 １種以上の溶剤及び１種以上の噴射剤な
らびに所望により水を含有するエアゾール組成物中で
の、腐食を防止するために全組成物を基準として０．０
０１重量％以上の量で２−アミノ−２−メチル−１−プ
ロパノール、２−アミノ−２−メチル−１，３プロパン
ジオール及びトリイソプロパノールアミンからなる群か
ら選択された１種以上のアミン化合物の使用。
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|---|---|---|---|
| DE19637045 | 1996-09-12 | ||
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|---|---|---|---|---|
| JP2003511562A (ja) * | 1999-10-14 | 2003-03-25 | ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ | 化粧品用腐蝕抑制剤 |
| JP2009256367A (ja) * | 2009-02-27 | 2009-11-05 | Kao Corp | エアゾール整髪剤 |
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-
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