JPH1087060A - 仕分けコンベヤ - Google Patents

仕分けコンベヤ

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Publication number
JPH1087060A
JPH1087060A JP24362796A JP24362796A JPH1087060A JP H1087060 A JPH1087060 A JP H1087060A JP 24362796 A JP24362796 A JP 24362796A JP 24362796 A JP24362796 A JP 24362796A JP H1087060 A JPH1087060 A JP H1087060A
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JP
Japan
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belt
pulley
article
sprocket
rotating
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JP24362796A
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Inventor
Hiroshi Yoshida
博 吉田
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Toyo Kanetsu KK
Original Assignee
Toyo Kanetsu KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】物品の形状および状態に関わりなく、仕分け作
業及び載せ込み作業が確実に行えるとともに、構造が簡
単で故障等の不都合が少なく、メンテナンスが容易な仕
分けコンベヤを提供する。 【解決手段】台車10に設けられベルト3を回転させる
1対のプーリ5A,5Bのうち、一方のプーリ5Bの軸
方向一方端部に設けられた従動スプロケット15と、こ
の従動スプロケット15とタイミングベルト21介して
連繋された駆動スプロケット23とが備えられ、コンベ
ヤ本体7、従動スプロケット23、タイミングベルト2
1、および駆動スプロケット23が傾倒機構9により、
同時かつ一体的に回動されるのに伴って、ベルト回転機
構11によって駆動スプロケット23が回転され、それ
に追従して従動スプロケット15が回転されることによ
り、ベルト3が傾倒している側のプーリ5B方向へベル
ト3が回転されて物品Pが台車10から移出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物品が台車によっ
て所望位置まで搬送されるとともに、特定の位置で物品
が台車から移出されることにより仕分作業が行われる際
に好適な仕分けコンベヤに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、空港において、旅客荷物(物
品)が各々行き先等に応じて仕分けされる場合、レール
状の案内軌道に沿って移動する台車に、それらの物品が
各々載置されて所望の位置まで移動され、その所望の位
置で物品を台車から別の搬送路などに移出させる作業が
行われる。
【0003】そのような仕分け作業時に、物品を台車か
ら移出させる機構として、特開昭48−98580号公
報に示された仕分けコンベヤでは、軌道に沿って移動可
能な台車にベルトコンベヤとされた主コンベヤを備え、
その主コンベヤのシャーシに組み合わされたピニオン
と、かさ歯車とにより、物品を移出させるための動力伝
達装置が構成されている。
【0004】そして、台車の走行方向(移動方向)に沿
って設けられた歯付きのラック部材に対してそのピニオ
ンギヤが係合された状態で、台車の走行に伴ってピニオ
ンギヤがラック部材上を転がることより、台車を走行さ
せる動力が、主コンベヤのベルトを回転させるための駆
動力に変換させる機構が採用されている。
【0005】また、特開昭61−64622号公報に記
載された仕分けコンベヤでは、自身の幅方向両方向に傾
斜することが可能なトレイと、2つの異なる案内軌道の
うち、どちらか一方側に、そのトレイを傾斜させるトレ
イ傾斜機構とを備えている。この場合、そのトレイ傾斜
機構から延出させて設けられている軌道追従部材を案内
することにより、その可傾トレイを傾斜させる構成が採
用されており、その傾斜トレイの傾斜動作に伴って、物
品がキャリア装置(台車)から移出される。
【0006】そして、上記前者の仕分けコンベヤでは、
実際に仕分け作業を行うために必要となる主コンベヤの
回転駆動力は、台車を走行させるための駆動力から分岐
されて直接伝達させる構成が採用されている。また、上
記後者の仕分けコンベヤでは、トレイを傾斜させるため
の駆動力が、キャリア装置自体の駆動力から分岐させて
直接伝達させる構成が採用されているので、これらの仕
分けコンベヤにおいては、発電器などを含む仕分け装置
の駆動系を別途設ける必要がなく、全体構成が簡素化さ
れるという利点がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記前
者の仕分けコンベヤにおいては、物品を横、または斜め
方向から、移載コンベヤなどで、主コンベヤ上に載せ込
む際に、主コンベヤ表面の摩擦力が、物品を移動させる
方向に反する力を有する負荷となり、最適な荷姿で物品
を主コンベヤに載せ込むのは困難である。
【0008】この場合、移載コンベヤの稼働動作とタイ
ミングを合わせて、そのタイミングと同時に主コンベヤ
も回転させることにより、物品をスムーズに載せ込むと
いう構成も考えられるが、主コンベヤを駆動する装置等
が別途必要となり、全体構成が複雑になるとともに、移
載コンベヤや主コンベヤ等の動作制御も複雑になるとい
う問題がある。
【0009】一方、上記後者の仕分けコンベヤでは、仕
分け作業時に、単にトレイが傾斜されるだけの構成であ
るため、仕分けされる物品の形状に制限があることに加
え、物品の状態が、静電気を帯電しやすい包装材で包装
されており、かつ軽量である場合、あるいは水分を含ん
でいる場合等においては、物品がトレイ上に残留して、
仕分け作業がスムーズに行えなくなるという問題があ
る。
【0010】本発明の目的は、物品の形状、状態に関わ
りなく、仕分け作業及び載せ込み作業が確実に行えると
ともに、構造が簡単で故障等の不都合が少なく、メンテ
ナンスが容易な仕分けコンベヤを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、ベ
ルトと、該ベルト上に載置された物品を所望位置まで搬
送する台車の移動方向と直交する方向に前記ベルトを回
転させる1対のプーリとが備えられて前記台車に設けら
れたコンベヤ本体と、前記1対のプーリのうち、いずれ
か一方のプーリと一体または別体に形成されて該プーリ
の軸方向一方端部に設けられ、該プーリと一体的に回動
可能とされた円盤状の従動ホイールと、前記従動ホイー
ルと、無端状の動力伝達部材を介して連繋されるるとと
もに、前記台車に設けられた回動軸の軸周りに回動自在
とされて配設された円盤状の駆動ホイールと、前記コン
ベヤ本体、前記従動ホイール、前記動力伝達部材、およ
び前記駆動ホイールを、一体的に円運動させることによ
り、前記ベルトを、前記1対のプーリのうち、いずれか
一方のプーリ側に傾倒された姿勢、または水平となる姿
勢に変位させる傾倒機構と、前記傾倒機構が動作するの
に応答して前記駆動ホイールを回動させ、該駆動ホイー
ルの回動力を前記動力伝達部材を介して前記従動ホイー
ルに伝達させることにより、前記ベルトが傾倒している
側の前記プーリ方向へ前記ベルトを回転させるベルト回
転機構とを有することを特徴とする仕分けコンベヤによ
って達成される。
【0012】
【作用】本発明に係る仕分けコンベヤでは、前記傾倒機
構が動作するのに応答して、前記ベルト回転機構によ
り、前記駆動ホイールが回動されるとともに、該駆動ホ
イールの回動力が前記動力伝達部材を介して連繋された
前記従動ホイールに伝達されることにより、該従動ホイ
ールが取り付けられている前記プーリが回転されるの
で、前記ベルトが傾倒されるのに応答して、該ベルトが
傾倒されている側の前記プーリ方向へ前記ベルトが回転
される。また、ベルトが傾倒状態から水平状態に戻ると
きの動作によりベルトは上記と逆方向に回転される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る仕分けコンベ
ヤの好適な実施の形態を図面に基づいて説明する。図1
および図2から理解されるように、本発明に係る仕分け
コンベヤ1は、仕分け設備2において使用される台車1
0に適用される。その仕分け設備2では、複数の台車1
0が備えられ、それら各々の台車10には、ベルト3
と、このベルト3が懸架される1対のプーリ5A,5B
とを主体として構成されるコンベヤ本体7が設けられ、
物品Pはベルト3上に載置されて台車10により所望の
位置まで搬送される。
【0014】台車10は、各々図示しない駆動機構(リ
ニア方式、フリクションドライブ方式等が挙げられる)
によって駆動され、ガイドローラ20がガイドレール3
0により案内されつつ、そのガイドレール内30Aで回
転することにより、所定の経路、かつ所定の方向(図1
中、A方向)に移動される。そして、台車10の移動に
伴い、供給装置40からベルト3上に導入された物品P
が搬送され、搬送された物品Pは、所定のシュート50
に移載される。
【0015】なお、ガイドローラ20は、台車10を構
成するフレーム10Aの下面位置に複数個(例えば、台
車10の移動方向Aに対して、前後左右位置にそれぞれ
1個づつ、合計4個)設けられるとともに、各々のガイ
ドローラ20は、フレーム10Aに対して垂直姿勢で突
出させて設けられた回動軸20Aの軸周りに回動自在と
されて配設されている。
【0016】また、供給装置40により物品Pが導入さ
れる方向Eは、台車10が直進する区間における台車1
0の移動方向Aに対して所定の角度θをなすように設定
されている。従って、各々移動方向Aに沿う位置に隣接
して配置された2つの台車10,10に設けられた各々
のベルト3,3に対して、供給装置40から供給される
物品Pは、移動方向Aに対して所定の角度θをなす姿勢
となる。すなわち、各々のベルト3,3に対して斜め方
向となる方向に沿って、物品Pは供給装置40からベル
ト3,3上へ移動されて載置される。
【0017】従って、例えば、物品Pの長手方向におけ
る幅が、ベルト3の長手方向における幅よりも、ある許
容範囲内で大きい場合であっても、物品Pは2つのベル
ト3,3にまたがった状態となるように移動されて載置
されるので、そのような長尺の物品Pの取り扱いも可能
である。
【0018】ここで、図2から理解されるように、仕分
けコンベヤ1は、台車10に設けられ、ベルト3および
ベルト3が懸架される1対のプーリ5A,5Bを主体と
して構成されたコンベヤ本体7と、ベルト7を、いずれ
か一方のプーリ5A側、または5B側に傾倒された姿
勢、または水平となる姿勢に変位させる傾倒機構9と、
傾倒機構9によってベルト3が傾倒されるのに応答し
て、ベルト3が傾倒しているプーリ5A側方向、または
5B側方向へベルト3を回転させるベルト回転機構11
とを主体として構成されている。
【0019】両プーリ5A,5Bは、各々回動軸13
A,13Bにより回動自在に配設されている。また、一
方側(図2中、右側)のプーリ5Bには、その軸方向一
方端部位置に、そのプーリ5Bと、一体、または別体に
形成された従動スプロケット(円盤状の従動ホイール)
15が取り付けられている。
【0020】そして、従動スプロケット15の外周縁部
位置には、後述するベルト21と係合される歯部15A
が周回して形成されており、従動スプロケット15は、
回動軸13Bの軸周りにプーリ5Bと一体的に回動する
ように設定されているとともに、従動スプロケット15
は、いわゆるタイミングプーリとしての機能を有する。
【0021】次に、傾倒機構9には、コンベヤ本体7
と、ベルト回転機構11とが各々取り付けられる板状取
り付け部材17が備えられている。すなわち、取り付け
部材17は、逆三角形形状に形成されてコンベヤ本体7
が取り付けられるコンベヤ本体取り付け部17Aと、コ
ンベヤ本体取り付け部17A の頂点位置(図2中、下
側の頂点位置)から、図2中下方に向けて矩形形状に延
出形成され、ベルト回転機構11が取り付けられるベル
ト回転機構取り付け部17Bとを有している。
【0022】また、ベルト回転機構取り付け部17B
の延出基部位置は、台車10の機枠(図示せず)に設け
られた回動軸19によって支持されており、これによ
り、取り付け部材17が回動軸19に軸周りに回動自在
となるように設定されている。従って、取り付け部材1
7が回動軸19の軸周りに回動されるのに伴って、コン
ベヤ本体7とベルト回転機構11とを、同時かつ一体的
に回動軸19を中心として円運動させることができる。
【0023】次に、ベルト回転機構11には、従動スプ
ロケット15と動力伝達用のタイミングベルト21を介
して連繋される駆動スプロケット(円盤状の駆動ホイー
ル)23と、駆動スプロケット23と一体的かつ同軸に
回動自在とされたピニオンギヤ25と、ピニオンギヤ2
5が噛合される歯部27Aが形成されたラック部材27
とを主体として構成されている。
【0024】そして、駆動スプロケット23の外周縁部
位置には、歯部23Aが周回して形成される一方、タイ
ミングベルト21には、駆動スプロケット23および従
動スプロケット15の歯部23Aおよび15Aと噛合可
能な多数の歯部(図示せず)が形成されている。なお、
それらの歯部は、タイミングベルト21の内周面を周回
させて形成されるとともに、隣接する歯部と歯部との間
は、歯部23Aおよび歯部15Aの歯部ピッチ幅に対応
する間隔となるように設定されている。
【0025】従って、タイミングベルト21は、駆動ス
プロケット23および従動スプロケット15に対して滑
り止めがなされた状態で、駆動スプロケット23の回動
力を従動スプロケット15に伝達することができる。こ
の場合、タイミングベルト21に代えて、無端チェーン
などを使用する(駆動スプロケット23と従動スプロケ
ット15の歯部形状も異なる)構成も可能である。
【0026】そして、駆動スプロケット23とピニオン
ギヤ25とは、ベルト回転機構取り付け部17Bに設け
られた回動軸29に回動自在に取り付けられており、駆
動スプロケット23とピニオンギヤ25は、回動軸29
の軸周りに同軸かつ一体的に回動することができる。
【0027】また、ラック部材27がピニオンギヤ25
と対向する側面27Bは円弧状に形成されている。そし
て、その円弧の曲率は、傾倒機構9によってピニオンギ
ヤ25(ベルト回転機構11全体)が回動軸19の軸周
りに回動(円運動)された場合に、ピニオンギヤ25が
回転移動する経路となる円弧と略同一の曲率となるよう
に設定されている。また、その円弧状の側面27Bの円
弧に沿う方向に、歯部27Aが連続して形成されてい
る。
【0028】この実施の形態における仕分けコンベヤ1
は以上のように構成されているので、例えば、物品P
を、図2中、右方向に移動させて、台車10から移出さ
せる場合、左側のガイドレール30の位置が、右側のガ
イドレール30の位置よりも高い位置となるように設定
される。
【0029】その結果、左側のガイドローラ20は、矢
印X方向へ移動し、それに伴って、コンベヤ本体7およ
びベルト回転機構11は、傾倒機構9によって回動軸1
9を回転中心として、Y方向に回転(円運動)される。
従って、ピニオンギヤ25はラック部材27の歯部27
A上をY方向へ移動(円運動)する。このとき、歯部2
3Aと27Aとが噛合されているので、ピニオンギヤ2
5には回動軸29の軸周りに、Z1方向へ回転される力
が作用する。
【0030】そして、ピニオンギヤ25を回転させる力
は、回動軸29を介して駆動スプロケット23の回動力
として伝達され、その回動力はタイミングベルト21を
Z2方向へ回転させるので、従動スプロケット15も、
回動軸13Bの軸周りにZ1方向へ回転される。従っ
て、ベルト3は、Q方向へ回転されることができる。
【0031】すなわち、右側に設けられているシュート
50等へ物品Pを移出させるときには、ベルト3および
ベルト回転機構11が右側に傾倒され、ベルト回転機構
11の傾倒動作に応答してベルト3は右方向(Q方向)
へ円運動して傾倒する。一方、物品Pを左側に移出させ
るときには、ベルト3およびベルト回転機構11が左側
に傾倒され、ベルト回転機構11の傾倒動作に応答して
ベルト3は左側(R方向)へ円運動して傾倒する。
【0032】このように、ベルト3が傾倒されると、ベ
ルト3は、必ず傾倒されたプーリ5B方向(または5A
方向)へ回転し、物品Pが自重でベルト3上を滑って移
動することに加え、ベルト3の回転によっても物品Pが
移出方向へ移動されるように構成されている。また、ベ
ルト3が傾倒状態から水平状態に戻るときには、各部材
は上記と逆方向に回転する。従って、物品Pをベルト3
に載せ込むときには、ベルト3を傾倒状態にしておき、
物品Pの載せ込みとともにベルト3を水平状態に変位さ
せれば、物品Pに余計な負荷が加わらず、物品Pをベル
ト3上に適正な向きで載せ込むことができる。
【0033】以上説明したように、この実施の形態で
は、傾倒機構9が動作するのに応答して、ベルト回転機
構11により、駆動スプロケット23が回動されるとと
もに、駆動スプロケット23の回動力がタイミングベル
ト21を介して連繋された従動スプロケット15に伝達
される。すなわち、ベルト3がプーリ5B側に傾倒され
るのに応答して、ベルト3はプーリ5B方向(Q方向)
へ回転される。
【0034】従って、例えば、空港における荷物等、物
品Pの形状が各々異なり、かつ物品Pに水分が含まれて
いる等、物品Pの状態も各々異なっている場合において
も、仕分け作業及び載せ込み作業が確実に行えるという
利点を有する。また、上記従来の仕分けコンベヤで必要
となるモータやシリンダ等の装置が不要となるので、構
造が簡単で故障等の不都合が少なく、メンテナンスが容
易になるという利点をも有する。
【0035】なお、物品Pが、例えば、図2中右側に移
出される場合、右側のガイドレール30の位置を、左側
のガイドレール30の位置よりも低くすることにより、
ベルト3が右側に傾倒される構成も可能である。
【0036】すなわち、両ガイドレール30,30の鉛
直方向における相対的位置が水平であれば物品Pは移出
されずに搬送等され、物品Pを移出させる場合には、移
出させる場所において、移出させる側のガイドレール3
0の鉛直方向位置が、対向するガイドレール30の鉛直
方向位置よりも相対的に低い位置となるように設定して
おけば良い。
【0037】また、ラック部材27をピニオンギヤ25
の下方に配設する構成も可能であり、この場合に使用さ
れるラック部材では、ピニオンギヤ25との対向側にラ
ック部材27の側面27Bと同様の形状とされた側面が
形成され、その側面にピニオンギヤ25と噛合する歯部
が歯部27Aと同様に形成される。
【0038】次に本発明に係る仕分けコンベヤに好適な
他の実施の形態について説明する。図3から理解される
ように、この実施の形態では、駆動スプロケット23の
回動軸が、傾倒機構9に備えられた回動軸19と兼用さ
れている。また、駆動スプロケット23には矩形外縁形
状の動歯車31が固定され、この動歯車31には、略半
円形の歯部31Aが形成されている。
【0039】また、回動軸19には、固定歯車33が回
動軸19の軸周りに回動自在に取り付けられており、こ
の固定歯車33の歯部33Aは、動歯車31の歯部31
Aと噛合されている。すなわち、固定歯車33は従動ス
プロケット23と一体的に回動軸19の軸周りに回動す
るとともに、傾倒機構9によって、従動スプロケット2
3と一体的に回動軸19を中心として円運動する。
【0040】一方、固定歯車33は、傾倒機構9が動作
したときには、回動軸19の軸周りに回動するが、傾倒
機構9が動作しても、回動軸19の位置は変位しないの
で、固定歯車33の位置は変位しない。このように、こ
の実施の形態では、駆動スプロケット23、動歯車3
1、固定歯車33、およびタイミングベルト21を主体
としてベルト回転機構11が構成されている。
【0041】以上の構成により、上記実施の形態と同様
にして、傾倒機構9が動作すると(図3中、ベルト3が
右側に傾倒される)、動歯車31は固定歯車33と噛合
された状態で、回動軸19を中心としてY方向へ円運動
する。従って、駆動スプロケット23が回動軸19の軸
周りにY方向へ回動するので、タイミングベルト21が
U方向へ回転するとともに、従動スプロケット15がY
方向へ回転し、ベルト3がQ方向へ回転する。また、ベ
ルト3が左側に傾倒された場合には、従動スプロケット
15がY方向と逆方向へ回転されるので、プーリ5Bも
Y方向へ回転する結果、ベルト3はR方向へ回転され
る。
【0042】以上説明したように、この実施の形態で
は、傾倒機構9が動作するのに応答して、ベルト回転機
構11により、駆動スプロケット23が回動されるとと
もに、駆動スプロケット23の回動力がタイミングベル
ト21を介して連繋された従動スプロケット15に伝達
される。すなわち、ベルト3がプーリ5B側に傾倒され
るのに応答して、ベルト3はプーリ5B方向(Q方向)
へ回転される。
【0043】従って、例えば、空港における荷物等、物
品Pの形状が各々異なり、かつ物品Pに水分が含まれて
いる等、物品Pの状態も各々異なっている場合において
も、仕分け作業及び載せ込み作業が確実に行えるという
利点を有する。また、上記従来の仕分けコンベヤで必要
となるモータやシリンダ等の装置が不要となるので、構
造が簡単で故障等の不都合が少なく、メンテナンスが容
易になるという利点をも有する。加えて、駆動スプロケ
ット23の回動軸が、傾倒機構9の回動軸19と兼用さ
れているので、構成がさらに簡素化され、メンテナンス
が一層容易になる等の特有の利点をも有する。
【0044】
【発明の効果】以上の説明で理解されるように、本発明
に係る仕分けコンベヤでは、前記傾倒機構が動作するの
に応答して、前記ベルト回転機構により、前記駆動ホイ
ールが回動されるとともに、該駆動ホイールの回動力が
前記動力伝達部材を介して連繋された前記従動ホイール
に伝達されることにより、該従動ホイールが取り付けら
れている前記プーリが回転されるで、前記ベルトが傾倒
されるのに応答して、該ベルトが傾倒されている側の前
記プーリ方向へ前記ベルトが回転される。
【0045】従って、例えば、空港における荷物等、物
品の形状が各々異なり、かつ物品に水分が含まれている
等、物品の状態も各々異なっている場合においても、仕
分け作業及び載せ込み作業が確実に行えるという効果を
有するとともに、構造が簡単で故障等の不都合が少な
く、メンテナンスが容易であるという効果をも有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る仕分けコンベヤの好適な実施の形
態における仕分け設備を示す全体概略構成図である。
【図2】上記実施の形態における仕分けコンベヤの要部
構成、および動作を示す説明図である。
【図3】他の実施の形態における仕分けコンベヤの要部
構成、および動作を示す説明図である。
【符号の説明】
1 仕分けコンベヤ 2 仕分け設備 3 ベルト 5A,5B プーリ 7 コンベヤ本体 9 傾倒機構 10 台車 10A フレーム 11 ベルト回転機構 13A,13B 回動軸 15 従動スプロケット 15A 歯部 17 取り付け部材 17A コンベヤ本体取り付け部 17B 回転機構取り付け部 19 回動軸 20 ガイドローラ 20A 回動軸 21 タイミングベルト 23 駆動スプロケット 23A 歯部 25 ピニオンギヤ 27 ラック部材 27A 歯部 29 回動軸 30 ガイドレール 31 動歯車 31A 歯部 33 固定歯車 33A 歯部 40 供給装置 50 シュート P 物品 Q,R ベルト回転方向 X ガイドローラ変位方向 Y ピニオンギヤ移動方向 Z1 駆動スプロケットおよび従動スプロケット回転方
向 Z2,U タイミングベルト回転方向

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベルト(3)と、該ベルト(3)上に載
    置された物品(P)を所望位置まで搬送する台車(1
    0)の移動方向(A)と直交する方向に前記ベルト
    (3)を回転させる1対のプーリ(5A,5B)とが備
    えられて前記台車(10)に設けられたコンベヤ本体
    (7)と、 前記1対のプーリ(5A,5B)のうち、いずれか一方
    のプーリ(5B)と一体または別体に形成されて該プー
    リ(5B)の軸方向一方端部に設けられ、該プーリ(5
    B)と一体的に回動可能とされた円盤状の従動ホイール
    (15)と、前記従動ホイール(15)と、無端状の動
    力伝達部材(21)を介して連繋されるとともに、前記
    台車(10)に設けられた回動軸(29)の軸周りに回
    動自在とされて配設された円盤状の駆動ホイール(2
    3)と、 前記コンベヤ本体(7)、前記従動ホイール(15)、
    前記動力伝達部材(21)、および前記駆動ホイール
    (23)を、一体的に円運動させることにより、前記ベ
    ルト(3)を、前記1対のプーリ(5A,5B)のう
    ち、いずれか一方のプーリ(5B)側に傾倒された姿
    勢、または水平となる姿勢に変位させる傾倒機構(9)
    と、 前記傾倒機構(9)が動作するのに応答して前記駆動ホ
    イール(23)を回動させ、該駆動ホイール(23)の
    回動力を前記動力伝達部材(21)を介して前記従動ホ
    イール(15)に伝達させることにより、前記ベルト
    (3)が傾倒している側の前記プーリ(5B)方向へ前
    記ベルト(3)を回転させるベルト回転機構(11)
    と、 を有することを特徴とする仕分けコンベヤ(1)。
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