JPH108590A - 配管防音材及びその施工方法 - Google Patents

配管防音材及びその施工方法

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JPH108590A
JPH108590A JP8162569A JP16256996A JPH108590A JP H108590 A JPH108590 A JP H108590A JP 8162569 A JP8162569 A JP 8162569A JP 16256996 A JP16256996 A JP 16256996A JP H108590 A JPH108590 A JP H108590A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配管への配管防音材の施工、取り付けを容易
とし、配管防音材の施工に必要な空間を確保できるよう
にし、また、誰が施工しても、短時間で優れた仕上がり
が得られるようにすることである。 【解決手段】 配管の外周に設置するべき配管防音材で
あって、遮音材、防振材、制振材、吸音材の中から選ば
れた材質からなる層1、40、7を少なくとも2層以上
組合せてなる筒状物35からなる。この筒状物が偏平形
状に変形可能な材質からなり、筒状物中に配管8を挿入
したときに、配管8の外周に、筒状物を密に接触させう
るような外径寸法を有しており、かつ筒状物中に配管8
を挿入したときに、筒状物の内周面が配管8の外周に対
して接着せずに移動しうることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配管内を物体が通
過する際に発生する音を防止し、配管の振動を防止する
事により、配管騒音を防止する配管防音材と、当該配管
防音材を誰でも容易に施工でき、しかも誰が施工しても
同じ施工が出来る防音施工方法に関するものである。本
発明は、配管内を気体、固体、液体が通過する配管に
は、広汎に利用出来る。具体的には、送風ダクト、工場
の粉体、粒体等の搬送装置、集合住宅におけるゴミのシ
ューター、戸建、事務所、集合住宅に於ける排水、給
水、給湯配管等に好適に使用出来る。特に、配管を物体
が通過する場合、音源が配管に密接した場合等、音が配
管を透過したり、配管が曲折部等で振動する場合の様に
音や振動を防止する必要のある所に広く用いると、効果
が高いものである。
【0002】
【従来の技術】従来、配管の音や振動に対する対策とし
ては、配管自体を重くする方法があった。これには、鉄
製や鋳鉄製の配管を使用する方法や、セメントを管の外
周につける方法が知られている。この方法によると、配
管内の音の透過損失は増す。しかし、配管は曲折部を伴
うのが通常であり、曲折部では、流れ方向が強制的に変
えられる為、必然的に通過する物体により曲折部が大き
く振動させられ、即ち配管自体が振動する。つまり、配
管それ自体が発音源となるため、配管の重量を増加させ
ても、音の発生を防止することは出来なかった。
【0003】又、空気ダクト等では、アクティブノイズ
コントロールという方法によって、配管内で発生した音
を瞬時に判断し、音と逆位相の音をスピーカーから発し
て、音を減衰させている。しかし、この方法は高コスト
であり、配管の径が大きくないと高周波の音に対応出来
ない。特に、配管本体が音源となる場合は、配管それ自
体の振動を抑制できないので、効果が得られない。又、
固体や液体に対しては使用出来ない等の問題点があっ
た。
【0004】又、配管の周囲に、吸音材、遮音材、制振
材、防振材を巻き付けたり、貼りつける事が行われてい
る。この方法は、配管内の音や配管本体の振動を防止す
る上では非常に効果があるために、本発明者は、特開平
1−1175号明細書において、配管に対して貼付け可
能なタイプの配管防音材を提案した。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この配管防音材および
その施工方法は、配管それ自体の振動を著しく減衰させ
るという点で極めて優れたものであった。しかし、本発
明者が、更に検討を進めたところ、新たに施工上の観点
から、次の問題点があることが判明してきた。即ち、シ
ート状物や異型部専用部材の貼り付けタイプを施工する
際には、まず、直管部、エルボー部、分岐部等の各配管
の全体を取り付け、次いで各配管の外周面に沿って配管
防音材を取り付ける必要があった。これは、従来知られ
ているいずれの配管防音材においても同様である。
【0006】しかし、実際の建築現場においては、配管
業者と貼付業者とが別のケースも多い。配管を取り付け
終わった後には、パイプスペースや、天井と上階の床下
スペースという狭い現場で配管防音材を取り付ける施工
を行う必要がある。しかもこの現場には、配管構造以外
の配線等も施工されているので、配管防音材の取り付け
作業に必要な空間を確保することは困難である。
【0007】この結果、配管の全体にわたって配管防音
材を施工する事が出来ないケースや、配管防音材の施工
箇所に作業者の手が届きにくい場合が多く、更にジョイ
ントテープの張り忘れも発生しうる。
【0008】本発明の課題は、配管への配管防音材の施
工、取り付けを容易とし、配管防音材の施工に必要な空
間を確保できるようにし、また、誰が施工しても、短時
間で優れた仕上がりが得られるようにすることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、配管の外周に
設置するべき配管防音材であって、遮音材、防振材、制
振材、吸音材の中から選ばれた材質からなる層を少なく
とも2層以上組合せてなる筒状物からなり、この筒状物
が偏平形状に変形可能な材質からなり、筒状物中に前記
配管を挿入したときに配管の外周に筒状物を密に接触さ
せうるような外径寸法を有しており、かつ筒状物中に前
記配管を挿入したときに筒状物の内周面が配管の外周に
対して接着せずに移動しうることを特徴とする、配管防
音材に係るものである。
【0010】また、本発明は、前記配管防音材を施工す
るのに際して、配管の直管部を配管防音材の内側に挿入
し、この配管防音材を直管部の外周面上で管軸方向へと
向かって移動させて所定位置で停止させ、次いで配管を
取り付けることを特徴とする、配管防音材の施工方法に
係るものである。
【0011】本発明者は、種々の試行錯誤の結果、遮音
材、防振材、制振材、吸音材の中から選ばれた材質から
なる層を少なくとも2層以上組合せてなる筒状物からな
る配管防音材を予め作製し、この筒状物を偏平形状に変
形可能な材質とし、筒状物中に配管を挿入したときに配
管の外周に筒状物を密に接触させうるような外径寸法を
付与し、筒状物中に配管を挿入したときに筒状物の内周
面が配管の外周に対して接着せずに移動しうるようにし
た。この配管防音材を配管の直管部用として用い、即
ち、直管部を配管防音材の中に挿入し、直管部の周囲に
沿って筒状物を管軸方向にすべらせて所定位置で止める
ことによって、配管を枠に対して取り付ける前に直管部
への配管防音材の取り付けを終了させることを想到し
た。
【0012】この結果、配管防音材の取り付け作業は極
めて容易になり、配管の全体にわたって配管防音材を施
工することが容易になり、ジョイントテープの張り忘れ
もなくなり、誰が施工しても、短時間で優れた仕上がり
が得られるようになった。
【0013】ここで、筒状物中に配管を挿入したときに
配管の外周に筒状物を密に接触させうるような外径寸法
を付与するためには、配管の外径と筒状物の内径との差
を20mm以下とすることが好ましく、10mm以下と
することが一層好ましい。
【0014】更に、本発明者は、配管の異形部に、この
異形部の形状に沿った形状の異形部材を取り付け、配管
の直管部に配管防音材を取り付け、直管部と前記異形部
との合わせ目をジョイントテープで止めることを想到し
た。この結果、配管の直管部と異形部との全体を枠に対
して取り付ける前に、異形部を含んだ配管の全体にわた
って極めて容易に配管防音材を施工できるようになっ
た。
【0015】配管の異形部用の部材は、(イ)異型管材
に予め取り付けておくことができ、または、(ロ)異型
管にピッタリ密接する様に2つ割り又は1カ所に背割り
した異形部材を使用し、これを異形部に対して現場では
め合わせることができる。
【0016】
【発明の実施形態】以下、筒状の配管防音材、異型部用
の配管防音材の構成材料について説明し、次に施工方法
について説明する。
【0017】遮音材、防振材、制振材、吸音材の中から
選ばれた少なくとも2層以上を組合せて、筒状物を製造
する。筒状物は、これを押し潰すような方向に、偏平に
変形させうるようにする。つまり、本発明の配管防音材
の構成材料は、容易に折り曲げることができ、直管部を
挿入したときに復元する事が条件である。これによっ
て、筒状物を輸送したり、保管したりするときに、輸送
や保管に必要なスペースを減らすことができる。
【0018】配管防音材の内側は、直管部の外周面と密
接しながらも、直管部の管軸方向へと向かって移動可能
でなければならない。このためには、配管防音材の内側
部を構成する各層の材質は、配管に対して接着、粘着す
ることがなく、かつ動摩擦の少ない材質である必要があ
る。こうした材質としては、不織布、フェルト、織布、
ニードルパンチカーペット、植毛ゴム、植毛プラスチッ
ク等の繊維、独立気泡体、連続気泡体、二枚のフィルム
を用いて独立気泡構造部の凸部とフィルムのみの凹部を
交互に有する物、網目状物、表面凹凸状のゴム;プラス
チック;発泡体,片ダンボール状断面波型のゴム;プラ
スチック,ストロー状物を管外周に設けたものが好まし
い。
【0019】本発明で好適な遮音材としては、ゴムシー
ト、プラスチックシート、金属シート(復元性を考える
と出来るだけ薄いもの)で、ゴムシートやプラスチック
シートと積層する方が良い。
【0020】防振材としては、独立気泡シートや表面凹
凸状シートが好適である。制振材としては粘弾性体が挙
げられ、出来るだけ剛性の異なる材質と積層すると拘束
効果が生じる為好ましい。また、前記独立気泡シートや
後述の吸音材も他種材料と積層して使用する事により制
振効果が得られる。特に吸音材はやや圧縮して管と密接
する様に使用した方が効果が得られる。これは異型部の
様に管内の流れが変わる部位より直管部の方が効果が高
い。異型部は粘着剤や、粘弾性体で一層強固に密着させ
る方が振動レベルを低下させる上で有効である。吸音剤
としては、不織布、フェルト等の繊維径、連続気泡構造
を有する発泡体が良好である。
【0021】又、本発明の筒状体を製造する際には、シ
ート状の原反の両端を接合することが好ましいが、この
際には継ぎ目の隙間の大きさを少なくすることが好まし
い。この場合には、特に、筒状物を構成する各層のう
ち、最も内側の層の末端面が一か所で突き合せされて接
合されており、最も外側の層が、最も内側の層が接合さ
れている位置とは別の位置で重ね合わされ、かつ接合さ
れていることが好ましい。これによって、特に防音性能
が向上する。
【0022】特に、配管防音材が、架橋粘弾性体、発泡
体、または独立気泡体を備えた制振層を備えている場合
には、前記した最も内側の層と共に、架橋粘弾性体、発
泡体、または独立気泡体を備えた制振層を重ね合わせる
と、配管防音材の全体の厚さが非常に大きくなる上、こ
の重ね合わせた部分で剥離が生じやすくなる。しかし、
最も内側の層の末端面を一か所で突き合せて接合すると
きに、架橋粘弾性体、発泡体、または独立気泡体を備え
た制振層をも同時に突き合わせて接合するようにする
と、これらの層が重ね合わされないので、剥離等の問題
が生じにくくなる。
【0023】ただし、この場合には各層の接合部分に隙
間が生じやすくなり、これが音の漏れの原因となりう
る。しかし、最も外側の層を、最も内側の層が接合され
ている位置とは別の位置で重ね合わせ、接合するように
すると、前記した隙間に起因するおと漏れも防止される
ので、特に好ましい。
【0024】また、施工面を考慮すると、配管防音材は
ハサミやカッターナイフ等で容易に切れる事が必要であ
る。従って、特に金属シートを使用する場合には、厚さ
0.5mm以下であることが好ましく、かつ鉛、銅、ア
ルミニウムを使用することが最も適している。また、金
属層を設ける場合には、金属層をできる限り配管防音材
の外周側に設けることによって、筒状物に管を挿入する
ときに、金属の座屈が生じにくくなり、配管を挿入しや
すくなる。
【0025】また、異型部材は、予じめ管に貼付けてお
くことが、施工性、防音性能面で最も好ましい。配管の
異形部と異形部材とは一体にセットし、梱包すること
が、最も好ましい。従って、異型部材をより早く施工す
る為には、予じめ一体成型品で1か所に背割りをする
か、二ツ割りにして取り付け作業を容易にする事が望ま
しい。
【0026】施工方法については、配管を配管防音材へ
と挿入し、配管防音材を管軸方向に移動させ、配管用継
手の差し込み代を残して配管防音材の位置合わせを行
う。直管部に複数の配管防音材を取り付けた場合には、
隣り合う配管防音材の間にジョイントテープを貼付け、
配管防音材の間に隙間が生じない様にする必要がある。
また、配管防音材と異型部材との間にも、同様にジョイ
ントテープを貼付け、処理する必要がある。
【0027】異型部材は、予じめ配管に貼付けてある場
合は、そのまま通常の異型管と同じ処理で良い。異形部
材に1か所背割れを設けた場合や、異形部材を二ツ割に
した場合は、異形部材を予じめ異型部に取り付けて配管
すると、一層施工し易くなる。
【0028】配管の防音工事も、他の防音工事と同様
に、管と建物の壁、床、天井柱、梁等の躯体に接触させ
ないことと、隙間を作らないこととの2点を守って、施
工すれば良い。
【0029】
【実施例】以下、更に詳細な実験結果について述べる。 (実施例1)図1は、実施例1に用いた配管防音材を製
造するためのシートの横断面の構成を示す断面図であ
る。上から見て、順次に、不織布1、フィルム2、2枚
のフィルム3によって形成された、凹凸状シートの上に
架橋防弾性体5と独立気泡体4とを交互に設けた制振シ
ート40を備えている。また、制振シート40の下側の
表面に対して、粘着層6の付いた非加硫ブチルゴムシー
ト7が、一部重ね合わされている。
【0030】制振層40を製造する際には、2枚のフィ
ルム3を使用して、独立気泡体の凸部4と2枚のフィル
ム3とを融着一体化させた。凹部を同一平面上に交互に
有するシート上に、水酸基末端液状ポリブタジエンゴム
とイソシアネートとからなる架橋粘弾性体を塗布し、厚
さ4mmのシートを作製した。このシートを制振層40
として使用した。厚さ20μmのポリエステルフィルム
2付きの厚さ2mmの不織布1を、不織布1のポリエス
テルフィルム2側の面が、制振層40の架橋粘弾性体に
接するように、制振層40と張り合わせた。これによっ
て、厚さ6mmの不織布付き制振シートを得た。架橋を
完了させた後、このシートを切断し、幅320mm×長
さ1000mmのシートを得た。次に、厚さ2mmの粘
着層6付きの非加硫ブチルゴムシート7を切断し、幅3
80mm、長さ1000mmの寸法のシートを得た。非
加硫ブチルゴムシート7の粘着層6側の表面に、凹凸架
橋粘弾性体を形成した前記シートのフィルム面側を、幅
が100mmとなるように貼付け、不織布1を上にし
た。この状態のシートを図1に示す。
【0031】次に、図2に示すように、不織布1の上
に、硬質塩化ビニルパイプ75A(以下、「VU管」と
いう)8を置き、図1に示すシートの全体を、VU管8
を回転させることによってVU管8に対して巻き付け
た。VU管8を抜き取り、筒状の長さ1mの直管部用の
配管防音材35を作製した。この配管防音材35を、図
3に示すように折り曲げ、2つ折りにした。
【0032】次いで、この配管防音材35の中に、図2
に示すように、配管の直管部8を挿入し、両者を密着さ
せることによって、配管防音構造を形成した。直管部8
の外周に不織布1が設けられ、その外周に制振シート4
0が配設され、制振シート40は突き合わせ部9で突き
合わされている。制振シート40の外周に、粘着層6付
きの非加硫ブチルゴムシート7が設けられており、これ
が、突き合わせ部9から離れた所で重ねあわされてい
る。この重ね合わせ部10の作用によって、音漏れのし
にくい構造となっている。
【0033】次に、異形部材として、図4に示す横断面
を有するシートを使用した。即ち、離型紙12の上に非
加硫ブチルゴム粘弾性体シート(厚さ1mm)11が設
けられており、この上に厚さ2mmのフィルム2付き不
織布1が設けられており、この上に、厚さ4mmの制振
層40が設けられている。この制振層40は、独立気泡
体4と架橋粘弾性体5とを備えており、2枚のフィルム
3で作られており、独立気泡体4と架橋粘弾性体5とを
凹凸シート上に交互に有している。この上に、粘着層6
付き非加硫ブチルゴムシート7が積層されている。この
シートを、異型部用に、図5に示すような形に打抜き、
異形部材38を作製した。この異形部材38から離型紙
12を除去し、VU管の90°エルボー部に対して貼り
付けた。この異形部材の継ぎ目を、厚さ1mmの非加硫
ブチルゴムからなるジョイントテープで塞いだ。
【0034】前記配管防音材および異形部材を、それぞ
れ対応する直管部および異形部に対して取り付け、この
取り付けと同時に、各直管部および異形部を図11およ
び図12に示すような構造となるように施工した。図1
1に示す左右の配管のうちの一方を施工し、所要時間を
測定し、表1に示した。
【0035】ここで、筒状の直管部用の配管防音材の施
工端部、直管部用の配管防音材の間および異形部の継ぎ
目にはジョイントテープを張り、各継ぎ目の処理をすべ
て行った。
【0036】VU管75Aは、4m/本の主管から切り
出した。筒状の直管部用の配管防音材は、1m/本から
切り出し、配管の寸法に合わせて、カッターナイフで二
つ折りのままの状態で切断した。
【0037】図11は、試験室の配管状況を示す図であ
る。配管は左右対称であり、各々の上端にはトイレが設
置されている。天井部は、天井取付け枠24が設けられ
ている。片側の配管においては、直管部25の総延長の
長さが4.5mであり、エルボー部26は4ケ所にあ
り、支持バンド27によって4ケ所で取り付けられてい
る。
【0038】図12は、図11の試験室の断面構造を示
すものである。トイレ及びロータンク28から排水さ
れ、流下する排水の配管径路を示している。受音室29
のマイク30から測定室31に接続した精密騒音計3
2、周波数分析器33により音の大きさを測定できる。
図12に示すトイレのロータンクから8リットル排水
し、排水配管内を流れ下る音を測定し、表1に示した。
【0039】(実施例2)図6に示す様に、厚さ2mm
×幅320mm×長さ1000mmの不織布1、厚さ3
mm×幅330×厚さ1000mmの粘着層付きポリエ
チレン連続気泡シート13、0.3mm厚×350mm
幅×1000mm長さの粘着層付き鉛シート14、0.
5mm厚の非加硫ブチル粘弾性体11付きの厚さ0.3
mm、幅380mm×長さ1000mmのアルミニウム
シート15を積層し、積層シート37を得た。このと
き、不織布1、シート13、14、15は、各々50m
mずつずらして貼った。不織布1面を上にして、この積
層シートの上にVU管75Aを置き、VU管75Aを回
転させながら、積層シートを巻き付けて貼った。次に、
VU管75Aを抜き取り、筒状の長さ1mの直管部用の
配管防音材を作り、二ツ折りにした。
【0040】このように、各層1、13、14、15の
突き合わせ部が、管側から直管外周の層でカバーされ、
内外周差が少ない為、隙間ができにくく、それに伴って
音漏れがしにくい構成となる。このために、各層1、1
3、14、15を、段状に少しずつずらしている。
【0041】図7は実施例2で用いた異型部材を示す。
異型部材として、上記の実施例2に係る筒状の直管部用
の配管防音材と同じ断面構成を有している積層シート3
7を、図5に示す平面的形状となるように、打ち抜き加
工した。VU管90°エルボ75Aに沿わせて、この異
形部材を設置し、異形部材の継ぎ目をジョイントテープ
で貼り、図7に示すように、異形部材の内隅部を管軸方
向に切断し、VU管90°エルボ75Aを取り出し、1
6の位置で1ヵ所背割りした異型部材42を得た。
【0042】実施例1と同様にして、図11及び12に
示す様に、配管防音材と異形部材との両方の施工を同時
に行い、一方の配管を完了した。施工所要時間を表1に
示した。また、施工した配管に、トイレロータンクから
8リットルの排水を行い、排水配管内を流下する音を測
定し、表1に示した。
【0043】(実施例3)図8は、直管部用の配管防音
材39を2つ折りにした状態を示すものである。厚さ3
mmのニードルパンチカーペット17と、架橋発泡体シ
ート18との積層シートを製造した。基材を割布とし
た。架橋発泡体シート18としては、水酸基末端液状ポ
リブタジエンとイソシアネートとの架橋発泡体シートを
使用した。シート18の寸法は、厚さ5mm×幅320
mm×長さ1000mmであった。この積層シートに2
カ所で折り込み部19を設け、かつ隙間があかない様に
突き合わせ部9を形成した。次いで、この突き合せ面
に、厚さ3mm×幅380mm×長さ1000mmの粘
着層付きの非加硫ブチルゴムシート7の粘着面を押しつ
け、更に反対面に折り返して外周を巻き付けた。これを
直管部用の配管防音材とした。
【0044】次に、実施例3の前記配管防音材と同一の
断面構成を有する積層シートから、図5に示すような平
面形状となるように打ち抜いた。このシートを、VU管
90°エルボー75Aの周囲に沿わせ、ジョイントテー
プで巻き付け、エルボー外側を背割りした。次いで、V
U管90°エルボー75Aをシートから取り除き、異型
部材を得た。
【0045】図10は、実施例3の異型部材50のエル
ボー部の外周を割った例である。施工時には、この背割
り部16を左右に開いて、VU管90゜エルボーに沿わ
せて隙間なく背割り部16にジョイントテープを貼って
取付け、直管部用の配管防音材との取り合い部分にもジ
ョイントテープを貼った。
【0046】実施例1,2と同様に直管部用の配管防音
材と異形部材とを施工した。90°エルボー部は、配管
取付時に取り付けた。施工所要時間を測定し、表1に示
した。又、上階のトイレロータンクから8リットルの排
水を流下させ、排水音を測定し、表1に示した。
【0047】(実施例4)図9は、実施例4の筒状の直
管用の配管防音材45を、VU管75Aの外周に設けた
例である。VU管8の外周に、厚さ2mmのポリエチレ
ン独立気泡発泡体20を積層し、この外周に、厚さ1m
mの軟質塩化ビニルシート21を積層し、この外周に、
厚さ3mmのフェルト22を積層した。この積層シート
をVU管75Aの外周に巻き付けた。内周の層と外周の
層との間の長さの差に起因して発生する隙間に、連泡ポ
リエチレン発泡体23を充填し、その外周に、接着層付
きの厚さ2mmの非加硫ブチルゴムシート7を設けた。
最外周の非加硫ブチルゴムシート7の重ね合わせ部10
を、内外周の差によって生じた隙間から離れた位置に設
けた。
【0048】次に、異形部材を作製した。異形部材の断
面構成は、厚さ1mmの非加硫ブチルゴム粘弾性体シー
ト、厚さ4mmのフィルム付き不織布、厚さ4mmの凹
凸架橋粘弾性体シート、厚さ2mmの非加硫ブチルゴム
シートを積層したシートを使用した。この積層シート
を、図5に示す形に打ち抜き、VU管90°エルボー7
5Aに非加硫ブチルゴム粘弾性体面を貼りつけ、ジョイ
ントテープで、貼り合せ部の隙間が生じないように貼付
けた。
【0049】前記の筒状の直管部用の配管防音材と、異
型部材を使用して、実施例1と同様に施工した。所要時
間を表1に示すと共に、排水音の測定結果を表1に示し
た。
【0050】(比較例1)厚さ4mmの粘着層付きの凹
凸架橋粘弾性体制振シート(実施例1と同一のもの)、
厚さ2mmの不織布、厚さ2mmの非加硫ブチルゴムシ
ートの積層シートを作製した。この積層シートの寸法
は、8mm厚×400mm幅×1000mmとした。こ
れを直管部用の配管防音材として使用した。エルボー部
材は、図5に示すものを、直管部用の積層シートと同じ
シートから打ち抜いて使用した。
【0051】施工時には、まず配管の取付を終了した
後、配管に上記防音部材を貼り付け、配管取付開始から
の所要時間を測定し、表1に示した。又、施工後の配管
に、上階のトイレロータンクから8リットルの水を流下
させ、排水音を測定し、表1に示した。
【0052】(比較例2)厚さ20mmのグラスウール
からなる幅900mmの長尺の巻物と、厚さ1.2mm
の塩化ビニル製の遮音シートからなる幅910mmの長
尺の巻物を用意した。配管を取付けた後、この積層体を
配管に巻き付けた。施工時間を測定し、表1に示した。
施工後の配管に対して、上階のトイレロータンクから、
8リットルの水を流下させ、排水音を測定し、表1に示
した。
【0053】(比較例3)塩化ビニルVU管75Aを配
管し、配管に要した時間を測定し、表1に示した。この
配管を取り付けた後、防音処理をしない状態で、上階の
トイレロータンクから8リットルの水を流下させ、排水
音を測定し、表1に示した。
【0054】
【表1】
【0055】以下、実施例及び比較例の試験結果をもと
に、本発明の効果を述べる。実施例1においては、騒音
レベルは34dB(A)となり、騒音等級でN−30と
なった。
【0056】これは天井、パイプシャフト等の無い状態
での結果であり、非常に良好な結果である。又、施工時
間も、直管部は筒状であって、二ツ折りが容易に出来る
為、寸法合せによる切断も容易であり、直管を挿入して
管軸方向へ移動させてセットし、継ぎ目をジョイントテ
ープで貼るだけであり、比較例3の配管単体の工事と比
べても10分しか違っていない。特にエルボー部は、予
め貼った部材としている為、通常のVU管と全く同じ作
業であった。
【0057】実施例2は、音性能は騒音レベルは37d
B(A)であり、騒音等級でN−35であり、良好であ
った。作業性は、実施例1と比べるとエルボー部への取
付及び直管部の切断にやや時間を要したものの、防音工
事と配管工事がほぼ20分で同程度で行える事を示して
いる。又、従来使用されている比較例1,2と比べても
良好である。
【0058】実施例3は、音性能は騒音レベルで38d
B(A)であり、騒音等級N−35であり、良好であ
る。作業性は、実施例1と実施例2との中間となり、こ
れも比較例1,2と比べて良好であった。
【0059】実施例4は、音性能は騒音レベルで35d
B(A)であり、騒音等級でN−30であり、良好であ
った。作業性も、予めエルボー部をVU管98エルボー
に貼ったものである為、非常に早く作業が出来た。
【0060】比較例1は、配管スペースに天井枠等が存
在する場合は、若干作業に時間がかかった。音性能面で
は、騒音レベルは38dB(A)であり、騒音等級はN
−35であり、良好であった。
【0061】比較例2は、現在市販され、比較的多量に
使用されているものである。これは長尺の巻物で供給さ
れる為、どの様な管径にも適用出来るメリットはある
が、巻物から一定寸法を切り出す手間と、グラスウール
を1回巻いて、更にその上から塩化ビニルシートを巻く
為に、施工に非常に長い時間を要する。又、エルボーは
決まった施工方法もなく、専用部材である為、特に時間
を要した。
【0062】音性能面では、騒音レベルが45dB
(A)、騒音等級がN−40であり、パイプシャフトや
天井を設けても、充分な効果とは言えない。
【0063】比較例3は、戸建住宅等では非常に多用さ
れている塩化ビニルVU管を使用し、実施例と比較する
ための一つの指標とした。音性能面では、騒音レベルが
51dB(A)であり、騒音等級がN−45である。音
クレームが多発するレベルと言える。
【0064】
【発明の効果】以上の如く、本発明によって、施工性が
非常に良くなると共に、防音性能も良好であった。
【0065】又、予期しなかったメリットとして、例え
ば比較例1と比べると、長手方向は最外周部材のみの重
ね合せですむ為、重ね合せ部分の材料が要らないため、
コストが下がるだけでなく、見た目にもすっきりした形
になった。又、使用材料が少なくなった分だけ重量も軽
くなり、より作業性が向上した。
【0066】本発明は、排水管のみならず、空調ダク
ト、空気輸送配管等への適用も出来る為、工業上利用価
値は大である。特に、従来、管外周に次々と順次に配管
防音材をはめていき、配管防音材を管軸方向に移動させ
て防音層を形成させていく方法は知られていなかった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る直管部用の配管防音材
を作製するための積層シートを示す断面図である。
【図2】図1の積層シートを直管部8上に取り付けた状
態を示す断面図である。
【図3】図2の配管防音材35を2つ折りにしている状
態を示す断面図である。
【図4】図3の配管防音材35の断面の構成を拡大して
示す断面図である。
【図5】エルボー部に取り付けるための異形部材38の
平面的形状を示す平面図である。
【図6】実施例2に係る直管部用の配管防音材を作製す
るための積層シート37を示す断面図である。
【図7】実施例2で用いた異形部材42を示す斜視図で
ある。
【図8】実施例3で用いた直管部用の配管防音材39を
2つ折りにしている状態を示す断面図である。
【図9】実施例4の筒状の直管用の配管防音材を、VU
管8の外周に設けた例を示す断面図である。
【図10】図10は、実施例3の異型部材50のエルボ
ー部の外周を割った例である。
【図11】試験室の配管状況を示す図である。
【図12】試験室の配置を示す模式図である。
【符号の説明】
1 不織布 2 フィルム 3 凹凸シートのフィルム 4 独立気泡体 5 架橋粘弾性体 6 粘着層 7 非加硫ブチルゴムシート 8 VU管、直管部 9 突き合わせ部 10 重ね合わせ部 11 非加硫ブチルゴム粘弾性体 12 離型紙 13 粘着層付ポリエチレン連続気泡シート 14 粘着層付鉛シート 15 アルミニウムシート 16 背割り 17 ニードルパンチカーペット 18 架橋発泡体 19 折り込み部 20 ポリエチレン独立気泡発泡体 21 軟質塩ビシート 22 フェルト 23 連続気泡ポリエチレン発泡体 24 天井取付枠 25 配管直管部 26 エルボー部 27 支持バンド 28 トイレ及びロータンク 29 受音室 30 マイク 31 測定室 32 精密騒音計 33 周波数分析器 35、39、45 直管部用の配管防音材 40 制振層

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配管の外周に設置するべき配管防音材で
    あって、 遮音材、防振材、制振材、吸音材の中から選ばれた材質
    からなる層を少なくとも2層以上組合せてなる筒状物か
    らなり、この筒状物が偏平形状に変形可能な材質からな
    り、前記筒状物中に前記配管を挿入したときに前記配管
    の外周に前記筒状物を密に接触させうるような外径寸法
    を有しており、かつ前記筒状物中に前記配管を挿入した
    ときに前記筒状物の内周面が前記配管の外周に対して接
    着せずに移動しうることを特徴とする、配管防音材。
  2. 【請求項2】 前記筒状物を構成する各層のうち、最も
    内側の層の末端面が一か所で突き合せされて接合されて
    おり、最も外側の層が、最も内側の層が接合されている
    位置とは別の位置で重ね合わされ、かつ接合されている
    ことを特徴とする、請求項1記載の配管防音材。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の配管防音材を施
    工する方法であって、前記配管の直管部を前記配管防音
    材の内側に挿入し、この配管防音材を前記直管部の外周
    面上で管軸方向へと向かって移動させて所定位置で停止
    させ、次いで前記配管を取り付けることを特徴とする、
    配管防音材の施工方法。
  4. 【請求項4】 前記配管の異形部に、この異形部の形状
    に沿った形状の異形部材を取り付け、前記配管の前記直
    管部に前記配管防音材を取り付け、前記配管防音材と前
    記異形部材との合わせ目をジョイントテープで止めるこ
    とを特徴とする、請求項3記載の配管防音材の施工方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013194671A (ja) * 2012-03-22 2013-09-30 Fuji Koki Corp 排水ポンプ
CN114877153A (zh) * 2022-05-26 2022-08-09 山东安泰密封科技有限公司 一种下水管道用隔音止震板材及其生产工艺

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