JPH1084430A - 携帯電話機を用いた車載用データ通信装置 - Google Patents

携帯電話機を用いた車載用データ通信装置

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JPH1084430A
JPH1084430A JP8236933A JP23693396A JPH1084430A JP H1084430 A JPH1084430 A JP H1084430A JP 8236933 A JP8236933 A JP 8236933A JP 23693396 A JP23693396 A JP 23693396A JP H1084430 A JPH1084430 A JP H1084430A
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JP
Japan
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vehicle
line
external device
data
modem
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JP8236933A
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English (en)
Inventor
Tatsuro Nagao
達郎 長尾
Katsuaki Kawamura
克明 川村
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Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯電話機と上記変復調装置とを車載用外部
装置に装着したまま、ハンズフリー通話とデータ通信と
を選択的に行う。 【解決手段】 車載用外部装置1に、携帯電話機2とフ
ァックスモデム3とを接続する。車載用外部装置1は、
ファックスモデム3の接続と作動状態とを検出自在な制
御回路8を備える。又、上りシリアルライン9と上り、
下り、各データ・音声信号ライン11、12とを設け
る。上りシリアルライン9は、携帯電話機2とファック
スモデム3との間でシリアル通信を行う。上り、下り、
各データ・音声信号ライン11、12は、携帯電話機2
とファックスモデム3及び車載用外部装置1との間でデ
ータ信号或いは音声信号を送受する。これら各ライン
9、11、12には、スイッチ15、16、17を設け
る。通話或いはデータ通信を行う場合、制御回路8は、
適宜スイッチ15、16、17を切り換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明の携帯電話機を用いた
車載用データ通信装置は、自動車内に設けた車載用外部
装置に携帯電話機を装着するとともに、小型コンピュー
タ等の情報処理装置に接続された変復調装置(モデム)
を接続装置(アダプタ)を介して上記車載用外部装置に
接続することにより、上記変復調装置を携帯電話機に接
続した状態とし、通話とデータ通信とを自動的に切り換
えて行える、携帯電話機を用いた車載用データ通信装置
を提供する。
【0002】
【従来の技術とその課題】近年、無線により通話を行え
る、持ち運び自在な携帯電話機が、急速に普及してい
る。更に、このような携帯電話機を、シガーソケットを
介して、自動車に装備されているバッテリ電源により使
用できるようすることも考えられ、又、実際に利用され
ている。携帯電話機を自動車内で利用する場合、自動車
に、いわゆるカーマウントキットと称される車載用外部
装置を取り付け、この車載用外部装置に携帯電話機を装
着して使用する。このような車載用外部装置には、例え
ば、携帯電話機を手に取ることなく通話可能とする機能
(いわゆる、ハンズフリー通話機能)が設けられてい
る。
【0003】一方、コンピュータ関連産業の発展に伴っ
て、パーソナルコンピュータの小型化が図られ、いわゆ
るノート型コンピュータ、サブノート型コンピュータと
称される、携帯可能なコンピュータが普及している。更
に、機能が限定されはするが、携帯情報端末(PDA)と
称される、更に小型の装置も普及している。
【0004】そして、このような小型コンピュータの普
及に伴い、上述した小型のコンピュータ等を常時携帯
し、外出先から、各種データの送受信を行ったり、電子
メールを利用すること(以下、本明細書においては、こ
れら各種データの送受信や電子メールの利用を総称して
データ通信と称する。)が行われるようになっている。
このような、外出先におけるデータ通信は、例えば公衆
電話機を用いて行う他、上記携帯電話機を利用して行え
る。携帯電話を利用してデータ通信を行う場合、コンピ
ュータと携帯電話機とモデムとを接続することで行う。
【0005】ところで、従来においては、データ通信を
自動車内で行う場合も、上述したように、自動車外で行
うのと同様に行っているが、自動車内に上記車載用外部
装置を装備している場合、この車載用外部装置に携帯電
話機と上記モデムとのいずれをも装着しておき、通話と
データ通信とを選択して行えれば、利便性が向上する。
しかしながら、上記モデムを接続しておけるような車載
用外部装置は存在していない。本発明の携帯電話機を用
いた車載用データ通信装置は、このような事情に鑑みて
発明したものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の携帯電話機を用
いた車載用データ通信装置は、自動車内に設置される車
載用外部装置と、この車載用外部装置に着脱自在な携帯
電話機と、通信データを入出力自在な情報処理装置と、
上記通信データを表すデータ信号を変復調する変復調装
置と、この変復調装置を車載用外部装置を介して携帯電
話機に接続すべく、この変復調装置を上記車載用外部装
置に接続するための接続装置と、上記携帯電話機と変復
調装置或いは車載用外部装置との間でシリアル通信を行
うための上りシリアルライン及び下りシリアルライン
と、上記携帯電話機と変復調装置或いは車載用外部装置
との間でデータ信号或いは音声信号を送受するための上
りデータ・音声信号ライン及び下りデータ・音声信号ラ
インと、上記変復調装置が接続装置を介して車載用外部
装置に接続されているか否かを表す検出ラインと、上記
変復調装置が作動状態にあるか否かを表す制御ラインと
を備えている。
【0007】そして、上記上りシリアルラインと上記上
りデータ・音声信号ラインと下りデータ・音声信号ライ
ンとには、それぞれのラインを、上記接続装置側と車載
用外部装置側とに切り換え自在なスイッチを設けてい
る。
【0008】又、上記車載用外部装置は、この車載用外
部装置に付設されたスピーカ及びマイクを介して通話自
在とするハンズフリー通話手段と、上記検出ライン及び
制御ラインを監視し、これら各ラインの状態に応じて、
上記スイッチを切り換える制御手段とを備えている。
【0009】上記制御手段は、上記検出ライン及び制御
ラインのそれぞれの状態に応じて、上記スイッチを、そ
れぞれ以下のように切り換える。すなわち、変復調装置
が上記接続装置を介して車載用外部装置に接続していな
い状態を、上記検出ラインが表している場合には、上記
上りシリアルラインと上記上りデータ・音声信号ライン
と下りデータ・音声ラインとが車載用外部装置側に接続
するよう、それぞれのスイッチを切り換える。又、上記
変復調装置が上記接続装置を介して車載用外部装置に接
続している状態を、上記検出ラインが表しており、且
つ、上記変復調装置が作動していない状態にあること
を、上記制御ラインが表している場合には、上記上りシ
リアルラインが接続装置側に接続するとともに、上記上
りデータ・音声信号ラインと下りデータ・音声信号ライ
ンとが車載用外部装置側に接続するよう、それぞれのス
イッチを切り換える。更に、上記変復調装置が上記接続
装置を介して車載用外部装置に接続している状態を、上
記検出ラインが表しており、且つ、上記変復調装置が作
動している状態にあることを、上記制御ラインが表して
いる場合に、上記上りシリアルラインと上りデータ・音
声信号ラインと下りデータ・音声信号ラインとが接続装
置側に接続するよう、それぞれのスイッチを切り換え
る。
【0010】
【作用】上述のように構成される本発明の携帯電話機を
用いた車載用データ通信装置においては、車載用外部装
置に携帯電話機を装着するとともに、この車載用外部装
置に接続装置を介して、コンピュータやPDA等の情報
処理装置に接続した変復調装置を接続しておくことがで
きる。そして、この状態で、ハンズフリー通話と、ファ
ックスの受信及び送信或いは電子メールの利用等のデー
タ通信とを、選択的に行える。すなわち、上記車載用外
部装置が接続装置を接続していない状態を、検出ライン
が表している場合に、制御手段は、上りシリアルライン
と上りデータ・音声信号ラインと下りデータ・音声ライ
ンとが車載用外部装置側に接続するよう、上述した各ラ
インのそれぞれのスイッチを切り換える。この結果、ハ
ンズフリー通話を行える状態となる。
【0011】これに対して、上記車載用外部装置が上記
接続装置を接続している状態を、上記検出ラインが表し
ており、且つ、上記変復調装置が作動していない状態で
あることを表している場合には、上記上りシリアルライ
ンが接続装置側に、上りデータ・音声信号ラインと下り
データ・音声信号ラインとが車載用外部装置側に、それ
ぞれ接続するよう、上記制御手段が、上記それぞれのス
イッチを切り換える。この状態においても、上記ハンズ
フリー通話を行える。
【0012】更に、上記車載用外部装置が上記接続装置
を接続している状態を、上記検出ラインが表しており、
且つ、上記変復調装置が作動している状態であることを
表している場合には、上記上りシリアルラインと上りデ
ータ・音声信号ラインと下りデータ・音声信号ラインと
が接続装置側に接続するよう、上記制御手段が、それぞ
れのスイッチを切り換える。この結果、上記フリーハン
ズ通話が不能になるとともに、各種データの送受信を行
えるようになる。例えば、上記変復調装置として、FAX
機能を備えた、いわゆるファックスモデムを採用した場
合、自動車室内でファクシミリの送信或いは受信を行え
るようになる。
【0013】従って、本発明の携帯電話機を用いた車載
用データ通信装置においては、車載用外部装置に、上記
携帯電話機と、入出力装置に接続された変復調装置と
を、いずれも装着したままにできる。すなわち、通話を
行う場合とデータ通信を行う場合とで、接続状態を変更
する必要がない。言い換えれば、携帯電話機と上記変復
調装置とを車載用外部装置に装着したまま、通話(ハン
ズフリー通話)とデータ通信とを選択的に行える。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明の実施
の形態の1例を示すブロック図である。本例の携帯電話
機を用いた車載用データ通信装置は、自動車内に設置さ
れる、いわゆるカーマウントキットと称される車載用外
部装置1と、この車載用外部装置1に着脱自在なデジタ
ル式携帯電話機2と、通信すべきデータを入出力自在な
情報処理装置である小型コンピュータ(図示せず)と、
上記通信データを表すデータ信号を変復調する、ファッ
クスモデム3と、このファックスモデム3と上記車載用
外部装置1とを接続するための接続装置である、ファッ
クスモデムアダプタ4とを備えている。上記ファックス
モデム3が、特許請求の範囲に記載した変復調装置であ
る。このファックスモデム3は、上記コンピュータに接
続できるものであれば、形状等は問わないが、実際の場
合、例えば、PCMCIAカード型のものが好ましく使用でき
る。
【0015】更に、上記携帯電話機2と、上記ファック
スモデム3を接続するファックスモデムアダプタ4及び
車載用外部装置1の制御回路8との間には、これらの間
でシリアル通信を行うための上りシリアルライン9及び
下りシリアルライン10とを設けている。又、上記携帯
電話機2とファックスモデム3を接続するファックスモ
デムアダプタ4及び車載用外部装置1のハンズフリー通
話回路7との間には、これらの間でデータ信号或いは音
声信号を送受するための上りデータ・音声信号ライン1
1及び下りデータ・音声信号ライン12を設けている。
又、上記携帯電話機2と、上記ファックスモデム3を接
続するファックスモデムアダプタ4及び車載用外部装置
1の制御回路8に付設された監視回路18との間には、
上記ファックスモデム3がファックスモデムアダプタ4
を介して車載用外部装置1に接続されているか否かを表
すアダプタ検出ライン13と、上記ファックスモデムが
作動状態にあるか否かを表すアダプタ制御ライン14と
を備えている。上記アダプタ検出ライン13及びアダプ
タ制御ライン14が、それぞれ特許請求の範囲に記載し
た検出ライン及び制御ラインである。
【0016】更に、上記上りシリアルライン9と上記上
りデータ・音声信号ライン11と下りデータ・音声信号
ライン12とには、それぞれに、ライン9、11、12
を、上記ファックスモデムアダプタ4側と車載用外部装
置1側とに切り換え自在なスイッチ15、16、17を
設けている。
【0017】上記上りシリアルライン9及び下りシリア
ルライン10は、従来の車載用外部装置の場合、この車
載用外部装置と携帯電話機2との間でのみ通信を行うも
のであるが、本発明の構造の場合、上記各ライン9〜1
4は、携帯電話機2とファックスモデムアダプタ4との
間、及び、携帯電話2と車載用外部装置1との間で、通
信自在である。但し、上記上りシリアルライン9は、ス
イッチ15の切り換えにより、上記携帯電話機2とファ
ックスモデムアダプタ4及び車載用外部装置1の制御回
路8と通信自在である。又、上記上りデータ・音声信号
ライン11と下りデータ・音声信号ライン12とにおい
ても、スイッチ16、17の切り換えにより、上記携帯
電話機2とファックスモデムアダプタ4及び車載用外部
装置1のハンズフリー通話回路7と通信自在である。こ
れら上りデータ・音声信号ライン11と下りデータ・音
声信号ライン12とは、音声データ及びデータ信号を伝
送自在である。
【0018】すなわち、上記ファックスモデム3及びフ
ァックスモデムアダプタ4が車載用外部装置1に接続さ
れ、上記ファックスモデム3が作動している場合には、
これら上りデータ・音声信号ライン11と下りデータ・
音声信号ライン12とは、上記データ信号を伝送する。
上記ファックスモデム3及びファックスモデムアダプタ
4が車載用外部装置1に接続されていないか、或いは、
接続されていても上記ファックスモデム3が作動してい
ない場合には、これら上りデータ・音声信号ライン11
と下りデータ・音声信号ライン12とは、上記音声デー
タを伝送する。
【0019】上記アダプタ検出ライン13は、上記ファ
ックスモデム3がファックスモデムアダプタ4を介して
車載用外部装置1へ接続されているか否かを表す。すな
わち、本例の場合、非接続時であればHレベル(高イン
ピーダンス状態)に、接続時であればLレベル(低イン
ピーダンス状態)に、それぞれ保持される。
【0020】上記アダプタ制御ライン14は、上記ファ
ックスモデム3が作動可能となった場合に、上記携帯電
話機2により、Hレベルに制御される。そして、作動終
了後に、Lレベルに復帰する。
【0021】上記車載用外部装置1は、この車載用外部
装置1に付設されたスピーカ5及びマイク6を介して通
話自在とするハンズフリー通話回路7を備えている。こ
のハンズフリー通話回路7が、特許請求の範囲に記載し
たハンズフリー通話手段である。更に、上記アダプタ検
出ライン13及びアダプタ制御ライン14を常時監視
し、これら各ライン13、14が表す状態に応じて、上
記スイッチ15、16、17を切り換える制御回路8を
備えている。この制御回路8が、特許請求の範囲に記載
した制御手段である。本例においては、この制御回路8
に、上記アダプタ検出ライン13とアダプタ制御ライン
14とのそれぞれのレベル(Lレベル及びHレベル)を監
視し検出する、監視回路18を付設している。
【0022】上述のような制御回路8は、上記アダプタ
検出ライン13及びアダプタ制御ライン14のそれぞれ
の状態に応じて、上記スイッチ15、16、17を、そ
れぞれ以下のように切り換える。すなわち、ファックス
モデム3が上記ファックスモデムアダプタ4を介して車
載用外部装置1に接続していない状態を、上記アダプタ
検出ライン13が表している場合、すなわち、このアダ
プタ検出ライン13がHレベルである場合には、図2に
示すように、上記上りシリアルライン9と上記上りデー
タ・音声信号ライン11と下りデータ・音声信号ライン
12とが、車載用外部装置1側に接続するよう、それぞ
れのスイッチ15、16、17を切り換える。この結
果、ハンズフリー通話を行えるようになる。
【0023】又、上記ファックスモデム3が上記ファッ
クスモデムアダプタ4を介して車載用外部装置1に接続
している状態を、上記アダプタ検出ライン13が表して
おり、且つ、上記ファックスモデム3が作動していない
状態にあることを、上記アダプタ制御ライン14が表し
ている場合、すなわち、上記アダプタ検出ライン13と
アダプタ制御ライン14とがいずれもLレベルである場
合には、図3に示すように、上記上りシリアルライン9
がファックスモデムアダプタ4側に接続するように、ス
イッチ15を切り換える。上りデータ・音声信号ライン
11と下りデータ・音声信号ライン12とは、前記図2
に示すように、車載用外部装置1側に接続したままであ
る。これにより、上記ハンズフリー通話は、そのまま行
えるとともに、携帯電話機2とファックスモデム3との
間でシリアル通信が行えるようになる。
【0024】更に、上記ファックスモデム3が上記ファ
ックスモデムアダプタ4を介して車載用外部装置1に接
続している状態を、上記アダプタ検出ライン13が表し
ており、且つ、上記ファックスモデム3が作動している
状態にあることを、上記アダプタ制御ライン14が表し
ている場合、すなわち、アダプタ検出ライン13がLレ
ベルであり、アダプタ制御ライン14がHレベルである
場合には、図4に示すように、上記上りデータ・音声信
号ライン11と下りデータ・音声信号ライン12とがフ
ァックスモデムアダプタ4側に接続するよう、それぞれ
のスイッチ16、17を切り換える。上記上りシリアル
ライン9のスイッチ15は、前記図3に示すように、フ
ァックスモデム3をファックスモデムアダプタ4を介し
て車載用外部装置1に接続した時点で、図4に示す状態
に切り換わっている。これにより、上記小型コンピュー
タで作成された通信データ、或いはこの小型コンピュー
タに送り込まれる通信データが、上記携帯電話機2を介
して伝送自在となる。これとともに、上記ハンズフリー
通話回路7の機能が停止され、ハンズフリー通話が行え
なくなる。
【0025】上記ファックスモデム3の作動が終了した
場合には、上記制御ライン14がLレベルとなり、上記
ファックスモデム3の動作が行われない旨を表す。この
場合に、上記制御回路8は、上記上りデータ・音声信号
ライン11と下りデータ・音声ライン12とが車載用外
部装置1側に接続するよう、それぞれのスイッチ15、
16、17を切り換える。
【0026】尚、車載用外部装置1に上記ファックスモ
デム3をファックスモデムアダプタ4を介して接続して
いる場合においても、上記下りシリアルライン10によ
り、上記携帯電話機1の動作をモニタすることができ
る。
【0027】上述のように構成される本発明の携帯電話
機を用いた車載用データ通信装置の作用は、以下のとお
りである。すなわち、図5(A)に示すように、先ず、
車載用外部装置1を初期化した上で処理ステップ番号を
初期化する。尚、図示の例の場合、ステップ0は、ファ
ックスモデム3がファックスモデムアダプタ4を介して
車載用外部装置1に接続していない状態を、ステップ1
は、ファックスモデム3がファックスモデムアダプタ4
を介して車載用外部装置1に接続しているが、このファ
ックスモデムアダプタ4が非作動である状態を、ステッ
プ2は、ファックスモデム3がファックスモデムアダプ
タ4を介して車載用外部装置1に接続しており、且つ、
このファックスモデムアダプタ4が作動している状態
を、それぞれ表している。
【0028】上記ステップ0の場合、図5(B)に示す
ように、上りシリアルライン9と上りデータ・音声信号
ライン11と下りデータ・音声ライン12とが、それぞ
れ車載用外部装置1側に接続するよう、制御回路8がそ
れぞれのスイッチ15、16、17を、図2に示すよう
に切り換える。これにより、ハンズフリー通話回路7が
作動可能な状態になり(スピーカ5とマイク6とのミュ
ートがOFFされ)、ハンズフリー通話を行える状態とな
る。上記制御回路8の監視回路18は、上記アダプタ検
出ライン13のとるレベルを監視しており、上記Hレベ
ルの場合には、上記スイッチ15、16、17を上述の
ままとし、上記Lレベルとなった場合には、ファックス
モデム3がファックスモデムアダプタ4を介して車載用
外部装置1に接続されたとして上記ステップ1に進む。
【0029】上記アダプタ検出ライン13がLレベルと
なった場合には、図5(C)に示すように、上記上りシ
リアルライン9がファックスモデムアダプタ4側に接続
するよう、上記制御回路8がそれぞれのスイッチ15
を、図3に示すように、切り換える。上記スイッチ1
6、17は切り換えない。この結果、ハンズフリー通話
が可能であるとともに、携帯電話機2とファックスモデ
ム3との間でシリアル通信が可能になる。更に、上記監
視回路18は、アダプタ検出ライン13及びアダプタ制
御ライン14を監視しており、これら各ラインがいずれ
もLレベルである場合は、スイッチ15、16、17
を、このままの状態とする。上記アダプタ検出ライン1
3がHレベルになった場合には、上記ステップ0の状態
に戻る。アダプタ検出ライン13がLレベルで、アダプ
タ制御ライン14がHレベルとなった場合には、ステッ
プ2に進む。
【0030】ステップ2においては、図5(D)に示す
ように、先ず、ハンズフリー通話回路7の作動を不能に
する。すなわち、上記スピーカ5とマイク6とのミュー
トをONにする。更に、上記上りデータ・音声信号ライ
ン11と下りデータ・音声信号ライン12とがファック
スモデムアダプタ4側に接続するよう、上記制御回路8
が、それぞれのスイッチ16、17を、図4に示すよう
に切り換える。上記上りシリアルライン9は、上述した
ように、既にこの図4の状態に切り換わっている。この
結果、上記フリーハンズ通話回路7が作動しないまま、
通信データの送受信を行えるようになる。
【0031】更に、上記監視回路18は、アダプタ検出
ライン13及びアダプタ制御ライン14を監視してお
り、アダプタ検出ライン13がLレベルで、アダプタ制
御ライン14がHレベルである場合は、上記通信データ
の送信或いは受信が続いているとして、スイッチ15、
16、17を、このままの状態とする。上記アダプタ検
出ライン13がHレベルになった場合には、上記ステッ
プ0の状態に戻る。アダプタ検出ライン13及びアダプ
タ制御ライン14が、いずれもLレベルとなった場合に
は、上記通信データの送信或いは受信が終了したとし
て、ステップ2の状態に戻る。すなわち、この場合に
は、上記アダプタ制御ライン14が、ファックスモデム
3の作動が行われない状態となったことを表しているた
め、上りデータ・音声信号ライン11と下りデータ・音
声信号ライン12とが、車載用外部装置1側に接続する
よう、上記制御回路8が、それぞれのスイッチ16、1
7を切り換える。この結果、上記ハンズフリー通話回路
7が作動自在となり、ハンズフリー通話を行えるように
なる。
【0032】次に、上記ステップ2に進んだ場合におけ
る、通信データの送信或いは受信について、ファックス
の送信及び受信を行う場合を例に、図6を参照しつつ、
簡単に説明する。ファックス送信については、図6
(A)に示すように、上りシリアルライン9を介して、
ファックスモデム3から携帯電話機1へ送信要求が出さ
れる。この際に、ファックス送信が可能であれば、下り
シリアル信号10を介して、携帯電話機1からファック
スモデム3へ送信可能である旨の返答が行われる。これ
により、アダプタ制御ライン14がHレベルとなり、送
信が開始される。送信を終了したならば、上記アダプタ
制御ライン14をLレベルとし、ハンズフリー通話回路
7を作動可能にしておく。
【0033】一方、ファックス受信については、図6
(B)に示すように、下りシリアルライン10を介し
て、携帯電話機2からファックスモデム3へ受信要求が
出される。そして、ファックス受信が可能であれば、上
りシリアル信号10を介して、ファックスモデム3から
携帯電話機1へ受信可能である旨の返答が行われる。こ
れにより、アダプタ制御ライン14がHレベルとなり、
受信が開始される。受信を終了したならば、上記アダプ
タ制御ライン14をLレベルとし、ハンズフリー通話回
路7を作動可能にしておく。
【0034】本例の携帯電話機を用いた車載用データ通
信装置は、上述のように構成され作用するため、車載用
外部装置1に、携帯電話機2を装着するとともに、ファ
ックスモデム3をファックスモデムアダプタ4を介して
接続できる。そして、これらの接続状態を、ハンズフリ
ー通話を行う場合とデータ通信を行う場合とで変更する
必要がない。言い換えれば、携帯電話機2と上記ファッ
クスモデム3とを車載用外部装置1に装着したまま、デ
ータ通信及びハンズフリー通話を選択的に行える。
【0035】尚、上述した例においては、変復調装置と
して、ファックス機能を有する、いわゆるファックスモ
デムを採用した場合について説明したが、本発明はこの
例に限定されるものではない。例えば、上記変復調装置
として、データ通信を行うための、ファックス機能を有
しないモデムを採用したり、或いは、ファクシミリ(模
写電送や写真電送を行う装置)を採用することもでき
る。
【0036】
【発明の効果】本発明の携帯電話機を用いた車載用デー
タ通信装置は、上述のように構成され作用するため、車
載用外部装置に、上記携帯電話機と変復調装置とを、い
ずれも装着したままにできる。そして、これらの接続状
態を、通話を行う場合とデータ通信を行う場合とで変更
する必要がない。すなわち、携帯電話機と上記変復調装
置とを車載用外部装置に装着したまま、データ通信とハ
ンズフリー通話とを選択的に行うことが可能になり、実
用上の効果が大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の第1例を示す、ブロック
図。
【図2】ファックスモデムを接続していない場合の、各
種制御を行うためのラインの状態を示す図。
【図3】ファックスモデムを接続しているが、このファ
ックスモデムを使用していないない場合の、各種制御を
行うためのラインの状態を示す図。
【図4】ファックスモデムを接続し、このファックスモ
デムを使用している場合の、各種制御を行うためのライ
ンの状態を示す図。
【図5】本発明の実施の1例の作用を示す、フローチャ
ート。
【図6】ファックス送信時及び受信時における作用を示
す、フローチャート。
【符号の説明】
1 車載用外部装置 2 携帯電話機 3 ファックスモデム 4 ファックスモデムアダプタ 7 ハンズフリー通話回路 8 制御回路 9 上りシリアルライン 10 下りシリアルライン 11 上りデータ・音声信号ライン 12 下りデータ・音声信号ライン 13 アダプタ検出ライン 14 アダプタ制御ライン 15、16、17 スイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車内に設置される車載用外部装置
    と、この車載用外部装置に着脱自在な携帯電話機と、通
    信データを入出力自在な情報処理装置と、上記通信デー
    タを表すデータ信号を変復調する変復調装置と、この変
    復調装置を車載用外部装置を介して携帯電話機に接続す
    べく、この変復調装置を上記車載用外部装置に接続する
    ための接続装置と、上記携帯電話機と変復調装置或いは
    車載用外部装置との間でシリアル通信を行うための上り
    シリアルライン及び下りシリアルラインと、上記携帯電
    話機と変復調装置或いは車載用外部装置との間でデータ
    信号或いは音声信号を送受するための上りデータ・音声
    信号ライン及び下りデータ・音声信号ラインと、上記変
    復調装置が接続装置を介して車載用外部装置に接続され
    ているか否かを表す検出ラインと、上記変復調装置が作
    動状態にあるか否かを表す制御ラインとを備えた、携帯
    電話機を用いた車載用データ通信装置であって、 上記上りシリアルラインと上記上りデータ・音声信号ラ
    インと下りデータ・音声信号ラインとには、それぞれの
    ラインを、上記接続装置側と車載用外部装置側とに切り
    換え自在なスイッチを設けており、 上記車載用外部装置は、この車載用外部装置に付設され
    たスピーカ及びマイクを介して通話自在とするハンズフ
    リー通話手段と、上記検出ライン及び制御ラインを監視
    し、これら各ラインの状態に応じて、上記スイッチを切
    り換える制御手段とを備え、 この制御手段は、変復調装置が上記接続装置を介して車
    載用外部装置に接続していない状態を、上記検出ライン
    が表している場合に、上記上りシリアルラインと上記上
    りデータ・音声信号ラインと下りデータ・音声ラインと
    が車載用外部装置側に接続するよう、それぞれのスイッ
    チを切り換え、 上記変復調装置が上記接続装置を介して車載用外部装置
    に接続している状態を、上記検出ラインが表しており、
    且つ、上記変復調装置が作動していない状態にあること
    を、上記制御ラインが表している場合に、上記上りシリ
    アルラインが接続装置側に接続するとともに、上記上り
    データ・音声信号ラインと下りデータ・音声信号ライン
    とが車載用外部装置側に接続するよう、それぞれのスイ
    ッチを切り換え、 上記変復調装置が上記接続装置を介して車載用外部装置
    に接続している状態を、上記検出ラインが表しており、
    且つ、上記変復調装置が作動している状態にあること
    を、上記制御ラインが表している場合に、上記上りシリ
    アルラインと上りデータ・音声信号ラインと下りデータ
    ・音声信号ラインとが接続装置側に接続するよう、それ
    ぞれのスイッチを切り換えるものである、 携帯電話機を用いた車載用データ通信装置。
JP8236933A 1996-09-06 1996-09-06 携帯電話機を用いた車載用データ通信装置 Pending JPH1084430A (ja)

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