JPH1082133A - 浴室用壁パネル - Google Patents

浴室用壁パネル

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Publication number
JPH1082133A
JPH1082133A JP23539096A JP23539096A JPH1082133A JP H1082133 A JPH1082133 A JP H1082133A JP 23539096 A JP23539096 A JP 23539096A JP 23539096 A JP23539096 A JP 23539096A JP H1082133 A JPH1082133 A JP H1082133A
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JP
Japan
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reinforcing member
surface member
panel main
main body
panel
Prior art date
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Pending
Application number
JP23539096A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiko Inuzuka
明彦 犬塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Living Tech Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Living Tech Co Ltd
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Publication date
Application filed by Yamaha Living Tech Co Ltd filed Critical Yamaha Living Tech Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽量かつ安価で、成形性、防錆性、ビス保持
性及び現場での組立施工性の向上を図るとともに、パネ
ル剛性を高める。 【解決手段】 パネル本体1を箱型形状からなるFRP
製表面部材2と、この表面部材2の裏面側略全面に添設
される板状金属からなる補強部材3とで形成する。パネ
ル本体1の接合端面1a,1bに補強部材3から表面部
材2の外側に一体に延びるジョイント部31,32を折
曲形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばユニット
バスルームなどの浴室の壁面に用いられる繊維強化プラ
スチックス(以下、これをFRPと略記する)製の壁パ
ネルに関し、特に、パネル本体の補強構造に工夫を施す
ことにより、軽量かつ安価で、成形性、防錆性、ビス保
持性及び現場での組立施工性の向上を図るとともに、パ
ネル剛性を高めるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の浴室用壁パネルにおいて
は、図11に示すように、パネル本体aをSMC(シー
トモールディングコンパウンド)成形法により箱型形状
に形成するとともに、その裏面側に、図12に示すよう
に、補強リブbを縦横に一体に突設してなる補強構造と
なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来構造の浴室用壁パネルにあっては、例えばパネ
ル本体aの高さ寸法Hが2,200mm、幅寸法Wが4
00〜1400mm、厚さ寸法Tが25mmで、その外
周側壁部の肉厚t1が6mmと厚く、その表面部の肉厚
t2が2〜3mmと薄いことから、補強リブbの形成に
より表面に反りや捩じれが発生し易く、組立施工時に、
パネル同士の接合部間に隙間が生じるために、パネル同
士の接合部間をコーキングする必要があり、これによっ
て、カビ易く、外観性を低下させている。
【0004】しかも、パネル本体aの曲げ強度やビス保
持性が低いために、通しの金属補強部材や補強合板など
にて種々の補強を行なう必要があることから、全体重量
が重くなり、コスト高になるばかりでなく、表面に通し
の金属補強部材を露出させて補強してなるものでは、錆
び易いために外観性を低下させる。
【0005】また、パネル同士を接合する場合、ジョイ
ント金具を現場にて別途に取付けていることから、組立
施工性に劣るなどの問題があった。
【0006】この発明の目的は、軽量かつ安価で、成形
性、防錆性、ビス保持性及び現場での組立施工性の向上
を図るとともに、パネル剛性を高めることができるよう
にした浴室用壁パネルを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、この発明は、パネル本体を箱型形状からなるF
RP製表面部材と、この表面部材の裏面側略全面に添設
される板状金属からなる補強部材とで形成してなる構成
としたものである。
【0008】この場合、前記パネル本体の接合端面に補
強部材から表面部材の外側に向け一体に延びるジョイン
ト部を折曲形成してなるとともに、前記表面部材と補強
部材との接着剤として、発泡性の接着剤または発泡性合
成樹脂素材を用いてなるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
1から図10に示す図面を参照しながら詳細に説明する
と、図1はこの発明に係る壁パネルが用いられた浴室1
00の全体構造を示すものである。
【0010】この浴室100は、互いに組合せ並設され
た浴槽ユニット101と洗い場ユニット102上に、後
述する複数枚のパネル本体1が接合されて浴室周側壁面
を囲繞形成してなるとともに、これらパネル本体1の上
部には、ドーム型の天井パネル103が載置状態にて接
合されている。
【0011】そして、前記パネル本体1は、図2から図
4に示すように、箱型形状からなるFRP製表面部材2
の裏面2a側の略全面に、板状金属からなる補強部材3
を添設してなる構成を有するとともに、前記表面部材2
と補強部材3とは接着剤4を介して互いに接着されてい
る。
【0012】また、前記パネル本体1の左右両接合端面
1a,1bには、前記補強部材3の左右両端部から前記
表面部材2の外側に向け一体に延びる複数個のジョイン
ト部31,32が折曲形成されていて、これら各々のジ
ョイント部31,32は、互いに対向位置させるか、ま
たは、互いの対向位置をずらせて配設してなる形態を有
する。
【0013】さらに、前記補強部材3には、位置決め用
孔33,33が設けられ、これら位置決め用孔33,3
3を前記表面部材2の裏面2a側に突設した位置決め用
ボス21,21に係合させることにより、組付け時にお
ける両者の位置決めを可能にしている。
【0014】なお、図中34は前記補強部材3の縦方向
及び横方向に切起し形成された補強リブ、35は抜き孔
で、前記補強リブ34の形成によりパネル本体1の強度
を高めるようになっている一方、前記抜き孔35の形成
により、パネル本体1の全体重量の軽減化を図ってい
る。
【0015】すなわち、前記パネル本体1,1同士を互
いに平継ぎするには、図5に示すように、一方のパネル
本体1,1の各々のジョイント部31,32が他方のパ
ネル本体1の立上り壁11を包持するように係合させる
ことにより行なわれる。
【0016】また、前記パネル本体1,1同士を互いに
コーナ継ぎするには、各々のジョイント部31,32の
互いの対向位置をずらしてなる形態の場合、図6に示す
ように、別途のジョイント部材5を用いて行なわれ、こ
のジョイント部材5の一方の端部に設けた係止孔51に
一方のパネル本体1のジョイント部31を係合させ、そ
の他方の端部に折曲形成したジョイント部52にて他方
のパネル本体1の立上り壁11を包持するように係合さ
せることにより行なわれるもので、各々のジョイント部
31,32を互いに対向位置させてなる形態の場合に
は、図7に示すように、双方のパネル本体1,1同士の
ジョイント部31,32をピン6にて結合し、それらの
空隙にパッキン7を嵌め込むことにより行なわれる。
【0017】さらに、例えば洗い場ユニット102の立
上り壁102aにパネル本体1の下端部1cを接合する
には、図8に示すように、パネル本体1の補強部材3の
端部3aを外側に張出させるとともに、この張出し端部
3aを洗い場ユニット102の立上り壁102aに係止
させることにより行なわれる。
【0018】さらにまた、天井パネル103にパネル本
体1の上端部1dを接合するには、図9に示すように、
パネル本体1の補強部材3の端部3bを外側に張出させ
るとともに、この張出し端部3bと天井パネル103の
張出し端部103aとをビス8にて結合し、それらの空
隙にパッキン9を嵌め込むことにより行なわれる。
【0019】図10はこの発明に係る他の実施の形態を
示すもので、前記表面部材2と補強部材3とを接着する
接着剤4として、発泡性の接着剤またはウレタン樹脂等
の発泡性合成樹脂素材を用い、これによって、保温性の
向上を図っている。
【0020】しかして、この発明は、上記の構成を採用
することにより、パネル本体1が箱型形状からなるFR
P製表面部材2と、この表面部材2の裏面側略全面に添
設される板状金属からなる補強部材3とで形成してなる
ために、表面部材2には従前のような反りや捩じれの原
因となる補強リブがなく、成形性の向上が図れるととも
に、補強部材3にて充分な表面部材2の矯正が可能にな
るばかりでなく、金属とFRPと金属との複合でビス保
持性が高められ、しかも、表面部材2がFRPからなる
ために、錆びることがなく、外観性及び耐久性を高め
る。
【0021】また、パネル本体1の接合端面1a,1b
に補強部材3から表面部材2の外側に一体に延びるジョ
イント部31,32を折曲形成してなるために、従前の
ようにジョイント金具を現場にて別途に取付ける必要が
なく、これによって、コストの低減化及び組立施工性の
向上が図れる。
【0022】さらに、補強部材3へのジョイント部3
1,32、位置決め用孔33,33、補強リブ34及び
抜き孔35の成形がプレス成形にて同時に行なえ、しか
も、表面部材2への補強部材3の取付けも多段プレスに
て容易に行なえるために、全体重量の軽減化と共に生産
性の向上が図れる。
【0023】さらにまた、パネル本体1を形成する表面
部材2と補強部材3との接着剤4として、発泡性の接着
剤または発泡性合成樹脂素材を用いることにより、保温
性及びパネル剛性の向上が図れる。
【0024】
【発明の効果】以上の説明したように、この発明は、パ
ネル本体が箱型形状からなるFRP製表面部材と、この
表面部材の裏面側略全面に添設される板状金属からなる
補強部材とで形成してなることから、表面部材には従前
のような反りや捩じれの原因となる補強リブがないため
に、成形性の向上が図れるとともに、補強部材にて充分
な表面部材の矯正ができるばかりでなく、金属とFRP
との複合でビス保持性を高めることができ、しかも、表
面部材がFRPからなるために、錆びることがなく、外
観性及び耐久性を高めることができる。
【0025】また、請求項2において、パネル本体の接
合端面に補強部材から表面部材の外側に一体に延びるジ
ョイント部3を折曲形成してなるために、従前のように
ジョイント金具を現場にて別途に取付ける必要がなく、
これによって、コストの低減化及び組立施工性の向上を
図ることができる。
【0026】さらに、補強部材へのジョイント部、位置
決め用孔、補強リブ及び抜き孔の成形がプレス成形にて
同時に行なえるとともに、表面部材への補強部材の取付
けも多段プレスにて容易に行なえるために、全体重量の
軽減化と共に生産性の向上を図ることができる。
【0027】さらにまた、請求項3において、パネル本
体を形成する表面部材と補強部材との接着剤として、発
泡性の接着剤または発泡性合成樹脂素材を用いることに
より、保温性及びパネル剛性の向上を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る浴室用壁パネルを用いた浴室
の全体構造を示す概略的説明図。
【図2】 同じく壁パネルの正面図。
【図3】 図2のX−X線における要部拡大横断面図。
【図4】 同じく壁パネルの分解斜視図。
【図5】 図1のA部における壁パネル同士の平継ぎ状
態を示す要部拡大横断面図。
【図6】 図1のB部における壁パネル同士のコーナ継
ぎ状態を示す要部拡大横断面図。
【図7】 同じく壁パネル同士のコーナ継ぎ状態の他の
実施の形態を示す要部拡大横断面図。
【図8】 図1のC部における壁パネルと洗い場ユニッ
トとの接合状態を示す要部拡大縦断側面図。
【図9】 図1のD部における壁パネルと天井パネルと
の接合状態を示す要部拡大縦断側面図。
【図10】 この発明に係る浴室用壁パネルの他の実施
の形態を示す要部拡大横断面図。
【図11】 従来の浴室用壁パネルの説明図。
【図12】 同じく従来の壁パネルの要部拡大斜視図。
【符号の説明】 1・・・パネル本体、 1a,1b・・・接合端面、 2・・・表面部材(FRP)、 2a・・・裏面、 3・・・補強部材(板状金属)、 31,32・・・ジョイント部、 4・・・接着剤。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パネル本体を箱型形状からなるFRP製
    表面部材と、この表面部材の裏面側略全面に添設される
    板状金属からなる補強部材とで形成したことを特徴とす
    る浴室用壁パネル。
  2. 【請求項2】 パネル本体の接合端面に補強部材から表
    面部材の外側に一体に延びるジョイント部を折曲形成し
    たことを特徴とする請求項1に記載の浴室用壁パネル。
  3. 【請求項3】 パネル本体を形成する表面部材と補強部
    材との接着剤として、発泡性の接着剤または発泡性合成
    樹脂素材を用いてなることを特徴とする請求項1または
    2に記載の浴室用壁パネル。
JP23539096A 1996-09-05 1996-09-05 浴室用壁パネル Pending JPH1082133A (ja)

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JP23539096A JPH1082133A (ja) 1996-09-05 1996-09-05 浴室用壁パネル

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JPH1082133A true JPH1082133A (ja) 1998-03-31

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JP (1) JPH1082133A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001182215A (ja) * 1999-10-15 2001-07-03 Bridgestone Corp ユニットルームの天井パネル
JP2001193218A (ja) * 1999-10-15 2001-07-17 Bridgestone Corp ユニットルームの収納パネル
WO2009129566A1 (en) * 2008-04-24 2009-10-29 John Gill Surface covering panel and system for covering a surface

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001182215A (ja) * 1999-10-15 2001-07-03 Bridgestone Corp ユニットルームの天井パネル
JP2001193218A (ja) * 1999-10-15 2001-07-17 Bridgestone Corp ユニットルームの収納パネル
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