JPH1080869A - 回転対象物保持装置付箱形スパナ - Google Patents
回転対象物保持装置付箱形スパナInfo
- Publication number
- JPH1080869A JPH1080869A JP9240834A JP24083497A JPH1080869A JP H1080869 A JPH1080869 A JP H1080869A JP 9240834 A JP9240834 A JP 9240834A JP 24083497 A JP24083497 A JP 24083497A JP H1080869 A JPH1080869 A JP H1080869A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- box
- polygonal
- holding device
- seat
- plug
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B25—HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
- B25B—TOOLS OR BENCH DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, FOR FASTENING, CONNECTING, DISENGAGING OR HOLDING
- B25B23/00—Details of, or accessories for, spanners, wrenches, screwdrivers
- B25B23/02—Arrangements for handling screws or nuts
- B25B23/08—Arrangements for handling screws or nuts for holding or positioning screw or nut prior to or during its rotation
- B25B23/12—Arrangements for handling screws or nuts for holding or positioning screw or nut prior to or during its rotation using magnetic means
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B25—HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
- B25B—TOOLS OR BENCH DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, FOR FASTENING, CONNECTING, DISENGAGING OR HOLDING
- B25B13/00—Spanners; Wrenches
- B25B13/48—Spanners; Wrenches for special purposes
- B25B13/483—Spanners; Wrenches for special purposes for spark plugs
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
補助回転工具に接続可能な端部（３）と、開口端部
（４）に回転対象物の多角形部（１１）と係合可能な内
部多角形座（５）とを備えた回転対象物保持装置付箱形
スパナ（１３）であって、スパナ開き（Ｋ）の多角形座
（５）に続けて箱（１）の本体によって規定される中空
空間（２）が設けられ、多角形座（５）が横幅（Ｄ）を
有し、かつ箱（１）の本体が多角形座（５）の側面に永
久磁石（６）を収容するハウジング（９）を有する回転
対象物保持装置付箱形スパナ（１３）。
（４）に回転対象物の多角形部（１１）と係合可能な内
部多角形座（５）とを備えた回転対象物保持装置付箱形
スパナ（１３）であって、スパナ開き（Ｋ）の多角形座
（５）に続けて箱（１）の本体によって規定される中空
空間（２）が設けられ、多角形座（５）が横幅（Ｄ）を
有し、かつ箱（１）の本体が多角形座（５）の側面に永
久磁石（６）を収容するハウジング（９）を有する回転
対象物保持装置付箱形スパナ（１３）。
Description
【０００１】本発明は、回転対象物を保持する装置を備
えた箱形スパナに関する。
えた箱形スパナに関する。
【０００２】特に自動車用エンジンの点火プラグを回転
させる回転対象物把持手段を有する箱形スパナは公知で
ある。これらの把持手段により、箱形スパナを用いて締
め付ける前に、プラグ又は接続すべき締結部品を例えば
エンジンのシリンダヘッド等のねじ座に押しつけるのを
回避でき、また該部品のねじ戻し時、特にアクセスが困
難であったり、エンジンのシリンダヘッド等の熱源に近
い場合に該部品を容易に回収することができる。
させる回転対象物把持手段を有する箱形スパナは公知で
ある。これらの把持手段により、箱形スパナを用いて締
め付ける前に、プラグ又は接続すべき締結部品を例えば
エンジンのシリンダヘッド等のねじ座に押しつけるのを
回避でき、また該部品のねじ戻し時、特にアクセスが困
難であったり、エンジンのシリンダヘッド等の熱源に近
い場合に該部品を容易に回収することができる。
【０００３】これらの工具によりまた、非常に狭く深い
空間での作業も、例えば補助回転工具と、必要な場合は
延長具とを用いることにより可能となり、ねじ込み又は
ねじ戻すべき対象物への望みのねじりトルクの適用も正
確かつ容易なものとなる。
空間での作業も、例えば補助回転工具と、必要な場合は
延長具とを用いることにより可能となり、ねじ込み又は
ねじ戻すべき対象物への望みのねじりトルクの適用も正
確かつ容易なものとなる。
【０００４】現在、点火プラグ用箱形スパナの保持装置
を具体化したものとして、箱形スパナのねじりトルクを
伝達する多角形座の上の空間に位置する弾性材料のリン
グから成るものがある。このリングはスパナの中空空間
の壁部に固定され、該空間の中心に向けて突出する複数
のフィンガーを有し、該フィンガーの中心には大きさが
プラグのセラミック延長部の横寸法より小さい開口が形
成される。
を具体化したものとして、箱形スパナのねじりトルクを
伝達する多角形座の上の空間に位置する弾性材料のリン
グから成るものがある。このリングはスパナの中空空間
の壁部に固定され、該空間の中心に向けて突出する複数
のフィンガーを有し、該フィンガーの中心には大きさが
プラグのセラミック延長部の横寸法より小さい開口が形
成される。
【０００５】プラグのねじ込み又はねじ戻し操作時、プ
ラグの締め付けナットを超えて延長する該セラミック部
は、箱形スパナの中空空間に嵌入し、プラグのナットの
多角形面が箱形スパナの口の内側に形成された同様に多
角形の座と係合するまで、弾性リングから突出するフィ
ンガー間に締りばめにより係合する。
ラグの締め付けナットを超えて延長する該セラミック部
は、箱形スパナの中空空間に嵌入し、プラグのナットの
多角形面が箱形スパナの口の内側に形成された同様に多
角形の座と係合するまで、弾性リングから突出するフィ
ンガー間に締りばめにより係合する。
【０００６】この具体化物の欠点は、使用時弾性リング
が耐えられる温度変化に限界があることである。このこ
とは、低い気候温度と、運転直後の内燃エンジンが帯び
る高温の両者において使用しうることが箱形スパナの必
須の要件であるので受け入れることのできない限界であ
る。しかしながら、この具体化物の場合、低温では通常
ゴムで作られる弾性リングが弾性を失い、把持力がなく
なってプラグが抜け出てしまう結果となる。
が耐えられる温度変化に限界があることである。このこ
とは、低い気候温度と、運転直後の内燃エンジンが帯び
る高温の両者において使用しうることが箱形スパナの必
須の要件であるので受け入れることのできない限界であ
る。しかしながら、この具体化物の場合、低温では通常
ゴムで作られる弾性リングが弾性を失い、把持力がなく
なってプラグが抜け出てしまう結果となる。
【０００７】他方、高温では弾性リングはスパナに対し
ゆるみがちとなり、リングが抜け出てしまうこととな
る。
ゆるみがちとなり、リングが抜け出てしまうこととな
る。
【０００８】箱形スパナ用保持装置の先行技術による第
２の具体化物としては、箱形スパナのプラグを回転させ
る多角形座の上の中空空間の内面に固定した中空円筒状
の永久磁石から成るものがある。該円筒状の永久磁石は
同軸の孔を有し、該孔のサイズは必然的に箱形スパナの
空洞より小さいが、プラグのセラミック延長部を通すに
は十分な大きさのものである。
２の具体化物としては、箱形スパナのプラグを回転させ
る多角形座の上の中空空間の内面に固定した中空円筒状
の永久磁石から成るものがある。該円筒状の永久磁石は
同軸の孔を有し、該孔のサイズは必然的に箱形スパナの
空洞より小さいが、プラグのセラミック延長部を通すに
は十分な大きさのものである。
【０００９】プラグの保持は、セラミック延長部の底部
に位置するプラグの金属部分に対する永久磁石の作用に
よって行われる。
に位置するプラグの金属部分に対する永久磁石の作用に
よって行われる。
【００１０】この具体化物は、磁性材料の円筒状物が箱
形スパナの中空空間を部分的に塞ぐ突出部を形成すると
いう欠点を有する。ねじ部材への直接的なアクセスが困
難な状況で箱形スパナを用いる場合によくあることであ
るが、スパナと完全に同軸となるようプラグを挿入しな
いと、プラグのセラミック延長部の非常にデリケートな
表面を磁石で削ってしまうこととなる。この削りはセラ
ミック部分を損傷させ、該損傷がほんのわずかであって
もプラグを機能させなくする原因となる。
形スパナの中空空間を部分的に塞ぐ突出部を形成すると
いう欠点を有する。ねじ部材への直接的なアクセスが困
難な状況で箱形スパナを用いる場合によくあることであ
るが、スパナと完全に同軸となるようプラグを挿入しな
いと、プラグのセラミック延長部の非常にデリケートな
表面を磁石で削ってしまうこととなる。この削りはセラ
ミック部分を損傷させ、該損傷がほんのわずかであって
もプラグを機能させなくする原因となる。
【００１１】プラグの破損は、時に目には見えないもの
であるが、点火プラグが機能しないと、特に触媒装置を
備えたエンジンでは触媒コンバータの完全性を傷つける
ので非常に重大であり、非常に高価な損傷となる。
であるが、点火プラグが機能しないと、特に触媒装置を
備えたエンジンでは触媒コンバータの完全性を傷つける
ので非常に重大であり、非常に高価な損傷となる。
【００１２】本発明の目的は、上述した先行技術の欠点
を克服し、プラグのセラミック部分が箱形スパナに対し
削りを行う可能性を減らし、もってプラグが損傷する可
能性を減らすことにある。本発明の別の目的は、動作温
度が相当変化しても影響されない、確実で効率的な保持
を可能とすることにある。
を克服し、プラグのセラミック部分が箱形スパナに対し
削りを行う可能性を減らし、もってプラグが損傷する可
能性を減らすことにある。本発明の別の目的は、動作温
度が相当変化しても影響されない、確実で効率的な保持
を可能とすることにある。
【００１３】本発明の上記目的は、補助回転工具に接続
可能な端部と、開口端部に回転対象物の多角形部と係合
可能な内部多角形座とを備えた回転対象物保持装置付箱
形スパナにおいて、所定のスパナ開きの多角形座に続け
て箱の本体によって規定される中空空間が設けられ、多
角形座が該多角形座のスパナ開きと略同等の横幅を有
し、かつ箱の本体が多角形座の側面に永久磁石を収容す
るハウジングを有することを特徴とする回転対象物保持
装置付箱形スパナによって達成される。
可能な端部と、開口端部に回転対象物の多角形部と係合
可能な内部多角形座とを備えた回転対象物保持装置付箱
形スパナにおいて、所定のスパナ開きの多角形座に続け
て箱の本体によって規定される中空空間が設けられ、多
角形座が該多角形座のスパナ開きと略同等の横幅を有
し、かつ箱の本体が多角形座の側面に永久磁石を収容す
るハウジングを有することを特徴とする回転対象物保持
装置付箱形スパナによって達成される。
【００１４】有利には、回転対象物保持装置は、永久磁
石が多角形座の互いに隣接する側面に、該多角形の半周
のまわりに延長するよう配置されることを特徴とする。
有利には、保持装置は、箱形スパナの開口端部の近くに
おいて、箱形スパナの外側に弾性リングを収容するのに
適した周方向の溝を設けたことを特徴とする。
石が多角形座の互いに隣接する側面に、該多角形の半周
のまわりに延長するよう配置されることを特徴とする。
有利には、保持装置は、箱形スパナの開口端部の近くに
おいて、箱形スパナの外側に弾性リングを収容するのに
適した周方向の溝を設けたことを特徴とする。
【００１５】有利には、永久磁石は接着剤接着によりハ
ウジングに固定される。有利には、永久磁石はキャップ
で保護され、幾何学的に締りばめによりハウジングに接
続される。有利には、永久磁石と、箱の本体に形成され
たそれらのハウジングとは断面円形である。
ウジングに固定される。有利には、永久磁石はキャップ
で保護され、幾何学的に締りばめによりハウジングに接
続される。有利には、永久磁石と、箱の本体に形成され
たそれらのハウジングとは断面円形である。
【００１６】本発明による保持装置付箱形スパナにより
以下の利点が得られる。箱形スパナの中空空間は、内側
に危険な突出部を有さず、従ってプラグのセラミック部
分と箱形スパナ間の削りを防止することができる。
以下の利点が得られる。箱形スパナの中空空間は、内側
に危険な突出部を有さず、従ってプラグのセラミック部
分と箱形スパナ間の削りを防止することができる。
【００１７】また、このように形成された保持装置は、
プラグ又は回転対象物を直接多角形部で保持し、多角形
座の半分の周囲のまわりに配置した磁石により挿入及び
保持作用を容易化し、プラグに対する箱形スパナの同軸
位置決めが保証されるという利点が得られる。
プラグ又は回転対象物を直接多角形部で保持し、多角形
座の半分の周囲のまわりに配置した磁石により挿入及び
保持作用を容易化し、プラグに対する箱形スパナの同軸
位置決めが保証されるという利点が得られる。
【００１８】さらに、プラグの金属部分の保持に永久磁
石を用いることにより、本発明による箱形スパナはきわ
めて変わりやすい気候条件でも使用可能である。
石を用いることにより、本発明による箱形スパナはきわ
めて変わりやすい気候条件でも使用可能である。
【００１９】本発明の主題を以下に添付図面に例示する
実施態様を参照しながらより詳細に説明する。
実施態様を参照しながらより詳細に説明する。
【００２０】図１−３から明かなように、全体を１３で
示す本発明の主題である箱形スパナは箱１から成り、該
箱は上端部３に、例えばレバー、トルクレンチ、関節式
延長具等の補助回転工具に接続するための外部多角形座
と、また有利には内部多角形座をも有する。有利には、
箱１は上記の代わりに回転部材に固定される接続部で終
端するようにしてもよい。
示す本発明の主題である箱形スパナは箱１から成り、該
箱は上端部３に、例えばレバー、トルクレンチ、関節式
延長具等の補助回転工具に接続するための外部多角形座
と、また有利には内部多角形座をも有する。有利には、
箱１は上記の代わりに回転部材に固定される接続部で終
端するようにしてもよい。
【００２１】箱形スパナは、下方開口端部４の内側に多
角形、例えば六角形の座５を有し、該座は回転すべき締
結部品、特に自動車エンジン用の点火プラグ１０を回転
させ、これに締付トルクを伝達する面を形成する。
角形、例えば六角形の座５を有し、該座は回転すべき締
結部品、特に自動車エンジン用の点火プラグ１０を回転
させ、これに締付トルクを伝達する面を形成する。
【００２２】箱１の本体は内側に、突出部がなく、多角
形座５の側面の垂直延長として形成された中空空間２を
有する。これにより、空間２の横寸法（Ｄ）−−空間２
が断面例えば円形の場合は直径（Ｄ）−−は多角形座５
のスパナ開き（Ｋ）に対応する。
形座５の側面の垂直延長として形成された中空空間２を
有する。これにより、空間２の横寸法（Ｄ）−−空間２
が断面例えば円形の場合は直径（Ｄ）−−は多角形座５
のスパナ開き（Ｋ）に対応する。
【００２３】正確かつ容易な回転対象物の導入を実質的
に制限することにならない限り、製造上の理由から空間
２の直径Ｄの寸法と多角形座５のスパナ開きＫとの間に
多少の誤差があってももちろんかまわない。
に制限することにならない限り、製造上の理由から空間
２の直径Ｄの寸法と多角形座５のスパナ開きＫとの間に
多少の誤差があってももちろんかまわない。
【００２４】箱１の本体は、下端部４の近くにおいて、
内部多角形座５の側面に永久磁石６を挿入、固定するハ
ウジング９を有する。多角形座５の側面におけるハウジ
ング９の形成数及び方法は、それらが互いに隣接して同
一の半周のまわりに配置されるようにすると特に有利で
ある。
内部多角形座５の側面に永久磁石６を挿入、固定するハ
ウジング９を有する。多角形座５の側面におけるハウジ
ング９の形成数及び方法は、それらが互いに隣接して同
一の半周のまわりに配置されるようにすると特に有利で
ある。
【００２５】同様に、下端部４の近くにおいて、箱１の
本体外側には高さが多角形座５と等しいか、より大きい
水平溝７が形成される。この溝７には本体１中に挿入さ
れる永久磁石６のための保護弾性リング８が挿入される
が、該リングは磁束を閉鎖するのに必要である。弾性リ
ング８による磁束の閉鎖により、永久磁石６の保持作用
は強化される。
本体外側には高さが多角形座５と等しいか、より大きい
水平溝７が形成される。この溝７には本体１中に挿入さ
れる永久磁石６のための保護弾性リング８が挿入される
が、該リングは磁束を閉鎖するのに必要である。弾性リ
ング８による磁束の閉鎖により、永久磁石６の保持作用
は強化される。
【００２６】有利には、永久磁石６は例えば黄銅製のキ
ャップで保護して、ハウジング９に幾何学的に締りばめ
により接続し、弾性リング８がその抜けを防止する。溝
７の深さは、有利には弾性リング８の厚さと等しくして
箱形スパナの外部表面に突出部が形成されないように
し、安全な取り扱いに資するようにする。有利には、永
久磁石６はハウジング９内に接着剤により接着し、衝撃
によりそれらが抜けでることがないようにする。
ャップで保護して、ハウジング９に幾何学的に締りばめ
により接続し、弾性リング８がその抜けを防止する。溝
７の深さは、有利には弾性リング８の厚さと等しくして
箱形スパナの外部表面に突出部が形成されないように
し、安全な取り扱いに資するようにする。有利には、永
久磁石６はハウジング９内に接着剤により接着し、衝撃
によりそれらが抜けでることがないようにする。
【００２７】また有利には、ハウジング９を断面円形の
貫通孔とし、タブレット状の永久磁石６を多角形座５の
側面の内部表面と整列するよう孔９に収容する。これに
より、多角形座５の側面の内部表面のほんのわずかな不
連続をも回避することができる。
貫通孔とし、タブレット状の永久磁石６を多角形座５の
側面の内部表面と整列するよう孔９に収容する。これに
より、多角形座５の側面の内部表面のほんのわずかな不
連続をも回避することができる。
【００２８】本発明の主題である箱形スパナ１３の、例
えば点火プラグ１０をねじ戻して自動車エンジンのシリ
ンダヘッドから取り外す場合の作用は、図１及び２から
明かである。その動作には特に狭い場所への該工具の挿
入が前提となるが、箱形スパナ１３の開口又は中空空間
２内に突出部がないため、プラグ１０の延長部１２を箱
１の開口端部４内に導入するのは非常に容易、正確であ
り、妨げられることがない。
えば点火プラグ１０をねじ戻して自動車エンジンのシリ
ンダヘッドから取り外す場合の作用は、図１及び２から
明かである。その動作には特に狭い場所への該工具の挿
入が前提となるが、箱形スパナ１３の開口又は中空空間
２内に突出部がないため、プラグ１０の延長部１２を箱
１の開口端部４内に導入するのは非常に容易、正確であ
り、妨げられることがない。
【００２９】また、タブレット状の永久磁石６が互いに
隣接し、スパナの下方端部４内に位置する多角形座５の
半周上に位置することにより、プラグ１０の多角形金属
面１１をスパナ１３の箱１の内側に引き寄せるよう集中
し、配向された磁気引力のベクトル組成がもたらされ
る。
隣接し、スパナの下方端部４内に位置する多角形座５の
半周上に位置することにより、プラグ１０の多角形金属
面１１をスパナ１３の箱１の内側に引き寄せるよう集中
し、配向された磁気引力のベクトル組成がもたらされ
る。
【００３０】また、全体の磁気作用はプラグ１０をスパ
ナ１３に対し同軸に配向するものであるので、セラミッ
ク延長部１２が空間２の壁部に内部で当たったり、削っ
てしまったりすることがない。それというのも、プラグ
１０の多角形金属面１１は、スパナ１３の箱１への進入
時、インサートである永久磁石６が位置するスパナ１３
の多角形座５の半周の引力に引かれ、プラグ１０の多角
形座１１の半周がスパナ１３の多角形座５の半周と対向
した状態に保持されるからである。
ナ１３に対し同軸に配向するものであるので、セラミッ
ク延長部１２が空間２の壁部に内部で当たったり、削っ
てしまったりすることがない。それというのも、プラグ
１０の多角形金属面１１は、スパナ１３の箱１への進入
時、インサートである永久磁石６が位置するスパナ１３
の多角形座５の半周の引力に引かれ、プラグ１０の多角
形座１１の半周がスパナ１３の多角形座５の半周と対向
した状態に保持されるからである。
【００３１】ひとたびプラグのナットの多角形面１１が
箱形スパナ１３の多角形座５と対向すればプラグ１０は
必然的に箱形スパナ１３と同軸となる。ひとたびスパナ
１３の多角形座５がプラグ１０の多角形座１１と係合
し、プラグ１０がエンジンのシリンダヘッドからねじ戻
されると、プラグ１０は箱形スパナ１３の磁気作用によ
りしっかりと空間２内に挿入され、エンジンのシリンダ
ヘッドからのプラグの取り外しが可能となる。
箱形スパナ１３の多角形座５と対向すればプラグ１０は
必然的に箱形スパナ１３と同軸となる。ひとたびスパナ
１３の多角形座５がプラグ１０の多角形座１１と係合
し、プラグ１０がエンジンのシリンダヘッドからねじ戻
されると、プラグ１０は箱形スパナ１３の磁気作用によ
りしっかりと空間２内に挿入され、エンジンのシリンダ
ヘッドからのプラグの取り外しが可能となる。
【図１】点火プラグに係合した箱形スパナの横断面図で
ある。
ある。
【図２】図１のＩ−Ｉ線に沿った断面図である。
【図３】箱形スパナの分解不等角投影図である。
１ 箱 ２ 中空空間 ３ 端部 ４ 開口端部 ５ 多角形座 ６ 永久磁石 ９ ハウジング １１ 多角形部 １３ 箱形スパナ Ｄ 横幅 Ｋ スパナ開き
Claims (6)
- 【請求項１】 補助回転工具に接続可能な端部（３）
と、開口端部（４）に回転対象物の多角形部（１１）と
係合可能な内部多角形座（５）とを備えた回転対象物保
持装置付箱形スパナ（１３）において、スパナ開き
（Ｋ）の多角形座（５）に続けて箱（１）の本体によっ
て規定される中空空間（２）が設けられ、多角形座
（５）が横幅（Ｄ）を有し、かつ箱（１）の本体が多角
形座（５）の側面に永久磁石（６）を収容するハウジン
グ（９）を有することを特徴とする回転対象物保持装置
付箱形スパナ（１３）。 - 【請求項２】 永久磁石（６）が多角形座（５）の互い
に隣接する側面に該多角形の半周のまわりに延長するよ
う設けられていることを特徴とする請求項１に記載の回
転対象物保持装置付箱形スパナ（１３）。 - 【請求項３】 箱（１）の本体の開口端部（４）の近く
において、該本体外側に弾性リング（８）を収容する周
方向の溝（７）を設けたことを特徴とする請求項１に記
載の回転対象物保持装置付箱形スパナ（１３）。 - 【請求項４】 永久磁石（６）がハウジング（９）内に
接着剤接着されていることを特徴とする請求項１に記載
の回転対象物保持装置付箱形スパナ（１３）。 - 【請求項５】 永久磁石（６）がキャップで保護され、
幾何学的に締りばめによりハウジング（９）に接続され
ることを特徴とする請求項１に記載の回転対象物保持装
置付箱形スパナ（１３）。 - 【請求項６】 永久磁石（６）と、箱（１）の本体に設
けられた関連のハウジング（９）とが円形形状を有する
ことを特徴とする請求項１に記載の回転対象物保持装置
付箱形スパナ（１３）。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| IT96A001844 | 1996-09-06 | ||
| IT96MI001844A IT1284487B1 (it) | 1996-09-06 | 1996-09-06 | Chiave a tubo con un dispositivo di ritegno dell'oggetto da manovrare |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1080869A true JPH1080869A (ja) | 1998-03-31 |
Family
ID=11374857
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9240834A Pending JPH1080869A (ja) | 1996-09-06 | 1997-09-05 | 回転対象物保持装置付箱形スパナ |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5924343A (ja) |
| EP (1) | EP0827812A1 (ja) |
| JP (1) | JPH1080869A (ja) |
| IT (1) | IT1284487B1 (ja) |
Families Citing this family (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2367778A (en) * | 2000-10-10 | 2002-04-17 | Hsieh Chih Ching | Magnetic member and tool mounting arrangement |
| TW566285U (en) * | 2001-08-28 | 2003-12-11 | Chiuan-Cheng Chen | Wrench capable of attracting nut |
| US6810774B2 (en) * | 2002-11-19 | 2004-11-02 | Chih-Ching Hsien | Wrench tool having magnet connected thereto |
| US20050034574A1 (en) * | 2003-08-15 | 2005-02-17 | Chih - Ching Hsien | Hand tool having an extendable handle structure |
| US20060191383A1 (en) * | 2004-11-02 | 2006-08-31 | Woods Anthony T | Multiple bit tool system |
| US7788997B2 (en) * | 2005-04-08 | 2010-09-07 | Combined Products Co., #1, Inc. | Magnetic device for holding and driving bits and fasteners |
| US7313988B2 (en) * | 2006-04-20 | 2008-01-01 | Lisle Corporation | Tie rod removal and installation tool |
| US20100186556A1 (en) * | 2009-01-28 | 2010-07-29 | Jack Lin | Socket |
| US20130213191A1 (en) * | 2012-02-17 | 2013-08-22 | Milwaukee Electric Tool Corporation | Fastener driver hand tool |
| TWI625201B (zh) * | 2016-01-06 | 2018-06-01 | Chen Jia Lin | Magnetic sleeve |
| BR102020010701A2 (pt) * | 2020-05-28 | 2021-12-07 | M3 Health Ind E Comercio De Produtos Medicos Odontologicos E Correlatos S A | Instrumento de inserção de dispositivo odontológico e médico e ferramenta de inserção de dispositivo odontológico e médico compreendendo dito instrumento |
Family Cites Families (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR895073A (fr) * | 1942-05-30 | 1945-01-15 | Porsche Kg | Clef à douille pour bougies d'allumage de moteurs à combustion interne |
| IT991098B (it) * | 1972-08-22 | 1975-07-30 | Zerver H | Chiave di innesto per candele di accensione di autoveicol |
| GB1464808A (en) * | 1975-12-01 | 1977-02-16 | Tin Wah Cheung | Open ended spanners |
| DE3142528C2 (de) * | 1981-10-27 | 1983-11-03 | Peter Welter GmbH + Co. KG, 5042 Erftstadt | Steckschlüssel, insbesondere Zündkerzenschlüssel |
| US5074172A (en) * | 1989-11-28 | 1991-12-24 | Fetter Jack E | Spark plug socket wrench |
| DE9102751U1 (de) * | 1991-03-08 | 1991-05-29 | Hazet-Werk Hermann Zerver Gmbh & Co Kg, 5630 Remscheid | Zündkerzenschlüssel sowie Zündkerze |
| DE9415487U1 (de) * | 1994-09-24 | 1994-11-17 | Krall, Horst, Dipl.-Ing., 49762 Sustrum | Pumpe für verunreinigte Flüssigkeiten |
| DE9415879U1 (de) * | 1994-10-01 | 1994-11-17 | Bauer, Karl, 42897 Remscheid | Innenmehrkant-Schraubwerkzeug, z.B. Zündkerzenschlüssel |
| DE9419441U1 (de) * | 1994-10-01 | 1995-02-09 | Bauer, Karl, 42897 Remscheid | Innenmehrkant-Schraubwerkzeug, z.B. Zündkerzenschlüssel |
| US5544555A (en) * | 1995-05-23 | 1996-08-13 | Corley; Ronald E. | Wrench socket |
-
1996
- 1996-09-06 IT IT96MI001844A patent/IT1284487B1/it active IP Right Grant
-
1997
- 1997-08-12 EP EP97113876A patent/EP0827812A1/en not_active Withdrawn
- 1997-09-04 US US08/923,836 patent/US5924343A/en not_active Expired - Fee Related
- 1997-09-05 JP JP9240834A patent/JPH1080869A/ja active Pending
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| IT1284487B1 (it) | 1998-05-21 |
| US5924343A (en) | 1999-07-20 |
| ITMI961844A1 (it) | 1998-03-06 |
| EP0827812A1 (en) | 1998-03-11 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP4280457B2 (ja) | ねじ保持形ドライバービット及びねじとの組合せ | |
| JPH1080869A (ja) | 回転対象物保持装置付箱形スパナ | |
| US10596685B2 (en) | Engaging portion for a hand tool | |
| JPH0642324A (ja) | ドレンプラグとして有用なファスナ組立体 | |
| JPH11267979A (ja) | プラグレンチ | |
| CA1190583A (en) | Brush holder assembly for portable electric tools | |
| US6364565B1 (en) | Piston pin assembly | |
| JP2872423B2 (ja) | 点火プラグの締め付け具 | |
| JP2007192133A (ja) | 内燃機関の点火プラグ取付装置 | |
| US4494670A (en) | Removable freeze plug | |
| JPS5939867B2 (ja) | 円形プラグコネクタ | |
| JP2001289224A (ja) | 雄ねじ部材 | |
| JPH0344457Y2 (ja) | ||
| US20030041700A1 (en) | Close end wrench | |
| US9995332B2 (en) | Fastening device for tamper-proof fastening, and component arrangement | |
| JPH041578Y2 (ja) | ||
| JP2003137322A (ja) | ネジ部材とこれを用いた容器 | |
| JPH102316A (ja) | ねじ穴用埋込栓 | |
| JPH0814148A (ja) | 火花点火式エンジンの配電装置 | |
| JP2002080051A (ja) | キャップ | |
| KR20070048941A (ko) | 러버호스 체결용 클램프 | |
| JPH0764362B2 (ja) | パイプ保護用端部キャップ | |
| JP2002106540A (ja) | ボルトの封印装置 | |
| KR200158468Y1 (ko) | 엔진의 스파크 플러그 분해조립 렌치 | |
| JPH0453906Y2 (ja) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040106 |