JPH1077595A - 衛生用紙 - Google Patents

衛生用紙

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JPH1077595A
JPH1077595A JP8235304A JP23530496A JPH1077595A JP H1077595 A JPH1077595 A JP H1077595A JP 8235304 A JP8235304 A JP 8235304A JP 23530496 A JP23530496 A JP 23530496A JP H1077595 A JPH1077595 A JP H1077595A
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JP
Japan
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pulp
paper
cellulose
bacterial cellulose
wet
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JP8235304A
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Inventor
Makoto Fujita
誠 藤田
Toru Katsura
徹 桂
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Mitsubishi Paper Mills Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】植物性繊維からなるパルプを各種の叩解機によ
って叩解を施すことなく、あるいは極く軽度に叩解を施
すことによって、パルプの柔軟性を保持しつつ、適度の
乾燥強度、湿潤強度および吸収性を付与した各種の衛生
用紙を提供することにある。 【解決手段】未叩解あるいは極く軽度に叩解を施した植
物性繊維からなるパルプを主体とし、さらに膨潤性セル
ロース好ましくはバクテリアセルロースおよび湿潤紙力
増強剤を含有することを特徴とする衛生用紙に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、未叩解あるいは極
く軽度に叩解を施した植物性繊維からなるパルプを主体
とし、さらに膨潤性セルロース好ましくはバクテリアセ
ルロースおよび湿潤紙力増強剤を含有した衛生用紙に関
する。さらに詳しくは、本発明の衛生用紙においては、
膨潤性セルロース好ましくはバクテリアセルロースを含
有させることにより、植物性繊維からなるパルプ(以
下、単にパルプと呼称することがある)を各種の叩解機
によって叩解を施すことなく、あるいは極く軽度に叩解
を施すことによって、パルプの柔軟性を保持しつつ、適
度の乾燥強度、湿潤強度および吸収性を付与した各種の
衛生用紙を提供することにある。
【0002】
【従来の技術】周知の通り、トイレットペーパー、ちり
紙、フェイシャルティシュ、京花紙、ペーパーナプキ
ン、ペーパータオル、ワイパー、生理用紙、おむつ用紙
などのような衛生用紙としては、柔らかく、手触り感が
良く、強度も強く、伸縮性もあり、しかも吸収性に優れ
ていることが望まれている。
【0003】従来、ティシュペーパー用のパルプとして
は広葉樹、針葉樹からの木材チップ、すなわちリグノセ
ルロース材料を蒸解して得られる。パルプ及び古紙を脱
墨処理して得られる脱墨処理パルプが使用されており、
これらのパルプは未漂白、漂白パルプの状態で適度に叩
解され、品質に応じて単独、または数種混合して使用さ
れている。
【0004】紙に柔軟性を付与する方法としては、長
網、短網、ツインワイヤー、円網ヤンキーマシンなどの
抄紙機を適宜選択すること、あるいは各種の柔軟化剤な
どの添加薬品をパルプに添加する方法が各種提案されて
いる。
【0005】これらの方法により、良好な柔軟化効果が
得られる場合もあるが、操業条件が限られること、ある
いは起泡性が大きいために抄紙作業そのものに支障をき
たすこと、紙の強度と吸収性の低下を招き得るという問
題点があった。
【0006】上記の問題点を改良するための最近の技術
としては、例えばティッシュペーパーの分野で特開平5
−98597号公報には、ふるい分け試験(JIS P
8207による)における150メッシュ残留分のカ
ールファクターが2.5〜4.0であるパルプ繊維を用
いることにより、柔らかさ、手触り感の優れたティシュ
ペーパーが得られることが開示されている。
【0007】しかしながら、この方法は、柔らかさと手
触り感に優れてはいるものの、使用時に要求される適度
の強度の面で不十分であった。
【0008】また、衛生薄葉紙の分野である特開平5−
148794号公報には、植物性繊維から成るパルプに
セルロース分解酵素を添加しリファイナー、ビーター等
の叩解機による叩解を施すことなく製造された衛生薄葉
紙は、柔軟性、吸水性、嵩高性などが未叩解パルプから
のシートと同様に優れると共に強度が未叩解パルプから
のシートよりも高いという特性を有している旨、開示さ
れている。
【0009】衛生用紙は、品質特性として柔軟性、吸水
性、嵩高さのみならず使用時には必要最小限の強度が要
求される。パルプとしては、通常木材繊維に代表される
植物性繊維を原料としたパルプが用いられる。柔軟性、
吸水性、嵩高さの品質を維持するためには、原料パルプ
を未叩解の状態で抄造することが最も好ましいが、未叩
解で抄造した場合には、必要最小限の強度を維持するこ
とが難しい。したがって、従来よりリファイナー、ビー
ターなどの叩解機を用いて叩解することが行われてい
る。叩解により繊維の外部フィブリル化、並びに内部フ
ィブリル化が引き起こされ、繊維同士の接触が増すた
め、強度が向上する。しかし、叩解により、強度上昇が
はかれる反面、柔軟性、吸水性、嵩高さといった衛生用
紙にとって重要な特性が損なわれるという問題点があ
る。さらに、叩解により繊維の切断が避けられず、微細
繊維が発生する。この微細繊維により、紙粉量が増加す
るという問題が生じる。
【0010】特開平5−148794号公報の目的は、
上述のような既往の技術の有する欠点を克服することを
意図したものであり、その目的は、衛生薄葉紙抄造に用
いられる植物性繊維、すなわち木材パルプ、非木材パル
プ、および古紙の単独、またはこれらの配合物から成る
パルプスラリーに植物性繊維の主成分であるセルロース
を分解する酵素を添加し、一定時間攪拌処理した後、ビ
ーター、リファイナー等の叩解機を通過させることなく
希釈し、単層又は多層のヘッドボックスを有する通常の
長網、丸網又はツインワイヤー等の抄紙機を用いて抄紙
乾燥し、その際の熱量でセルロース分解酵素を失活させ
ることにより達成される。斯くして得られる衛生薄葉紙
は、柔軟性、吸水性、嵩高さが未叩解パルプからのもの
と同等で強度が未叩解パルプからのものより優れてお
り、且つ、叩解による繊維の切断が起こっていないので
紙が量も少なく、ワイヤー上での脱水性の問題も生じな
い。光学顕微鏡による観察では、繊維の外観上の変化は
殆ど見られておらず、主として内部フィブリル化が進行
し、繊維の柔軟性が増しているものと思われる旨、記載
されている。
【0011】この方法によれば、柔軟性、吸水性、強度
などは多少優れた衛生薄葉紙が得られるものと思われる
が、セルロース分解酵素をパルプに添加してからの処理
時間は、30分〜3時間と長時間を要する欠点がある。
【0012】平2−500116号公表特許公報には、
細菌セルロースを使用する不織布状製品及びその製造方
法が開示されている。ここでは、細菌セルロースを湿式
製造の前に、接合剤として繊維に対し添加することが記
載されているが、合成繊維を主体とした不織布の技術分
野である。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる課題
の解決を目的としてなされたものである。すなわち、本
発明は、未叩解あるいは極く軽度に叩解を施した植物性
繊維からなるパルプを主体とし、さらに膨潤性セルロー
ス好ましくはバクテリアセルロースおよび湿潤紙力増強
剤を含有した衛生用紙に関するものであって、本発明の
衛生用紙においては、膨潤性セルロース好ましくはバク
テリアセルロースを含有させることにより、パルプを各
種の叩解機によって叩解を施すことなく、あるいは極く
軽度に叩解を施すことによって、パルプの柔軟性を保持
しつつ、適度の乾燥強度、湿潤強度および吸収性を付与
した各種の衛生用紙を提供することにある。なお、本発
明でいう極く軽度に叩解を施したパルプとは、外見上、
フィブリルが認められない程度の叩解を意味し、詳しく
は、抄紙乾燥後のシート中でのパルプ繊維の状態を走査
電子顕微鏡で観察し、フィブリルがほとんど認められな
い状態を意味する。操業条件の具体的な一例を示せば、
パルパーなどの離解機で離解したパルプスラリーをダブ
ルディスクリファイナーなどの叩解機中を無負荷、ある
いは極めて微弱な負荷下で通過させたパルプをいう。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために、鋭意検討した結果、以下の発明に至
った。
【0015】すなわち、本発明は、未叩解あるいは極く
軽度に叩解を施した植物性繊維からなるパルプを主体と
し、さらに膨潤性セルロースおよび湿潤紙力増強剤を含
有する衛生用紙の発明である。
【0016】また、上記の発明において、膨潤性セルロ
ースが、バクテリアセルロースである衛生用紙の発明で
ある。
【0017】また、上記の発明において、植物性繊維か
らなるパルプに対して、膨潤性セルロースを0.1〜
5.0重量%含有した衛生用紙の発明である。
【0018】また、上記の発明において、バクテリアセ
ルロースが、静置培養バクテリアセルロース、通気攪拌
培養バクテリアセルロースの少なくとも1種であって、
かつ十分離解させたものである衛生用紙の発明である。
【0019】さらに、上記の発明において、湿潤紙力増
強剤が、エポキシ化ポリアミドポリアミン系樹脂である
衛生用紙の発明である。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の衛生用紙について
詳細に説明する。
【0021】本発明における衛生用紙の特徴は、未叩解
あるいは極く軽度に叩解を施した植物性繊維からなるパ
ルプを主体とし、さらに膨潤性セルロース好ましくはバ
クテリアセルロースおよび湿潤紙力増強剤を含有させる
ことにある。
【0022】段落0009でも触れたが、衛生用紙に
は、通常木材繊維に代表される植物性繊維を原料とした
パルプが用いられる。柔軟性、吸水性、嵩高さの品質を
維持するためには、原料パルプを繊維状にほぐしただけ
の状態、いわゆる未叩解状態で抄造することが最も好ま
しいが、未叩解で抄造した際には、品質特性の一つであ
る必要最小限の強度を維持することが難しいため、叩解
が行われる。叩解には、強度上昇がはかれる反面、柔軟
性、吸水性、嵩高さといった衛生用紙にとって重要な特
性が損なわれるという重大な欠陥がある。また、未叩解
状態では、ワイヤー上での適度の保水性が得られないた
めに、抄造上でも問題となる。
【0023】すなわち、衛生用紙にとっての重要特性で
ある柔軟性、吸水性、嵩高さなどを、犠牲にしてまでも
適度の強度を維持するために、行なわねばならない原料
パルプの叩解処理は、衛生用紙を製造する上で、いわば
必要悪なものである。
【0024】この点に着目した本発明者らは、未叩解あ
るいは極く軽度に叩解を施した植物性繊維からなるパル
プを主体とし、さらに膨潤性セルロース好ましくはバク
テリアセルロースおよび湿潤紙力増強剤を含有させるこ
とによって、ワイヤー上での適度の保水性が保たれた状
態で好適に抄造ができ、しかもパルプの柔軟性を保持し
つつ、適度の乾、湿強度と吸水性を付与した各種の衛生
用紙を得ることが可能となった。
【0025】本発明でいう膨潤性セルロースとは、ミク
ロフィブリル化セルロースやバクテリアセルロースのよ
うにTAPPI標準法UM256に準拠して測定した保
水度が300%以上の高度に膨潤したセルロースを指
す。ミクロフィブリル化セルロースとは、例えば特開昭
56−100801号公報、特開昭59−120638
号公報および特開平6−136681号公報などに開示
されているようなパルプに対して強度に機械的処理を施
して膨潤性を高めた微細繊維状セルロースのことであ
る。
【0026】本発明のバクテリアセルロースとは、微生
物により生産された、セルロース、セルロースを主鎖と
したヘテロ多糖、β−1,3、β−1,2等のグルカ
ン、のいずれか或はそれらの混合物である。なお、ヘテ
ロ多糖の場合のセルロース以外の構成成分は、マンノー
ス、フラクトース、ガラクトース、キシロース、アラビ
ノース、ラムノース、グルクロン酸等の6炭糖、5炭糖
及び有機酸等である。
【0027】バクテリアセルロースを生産する微生物
は、とくに限定されないが、アセトバクター・アセチ・
サブスピーシス・キシリナム(Acetobactor acetisubsp
xylinum) ATCC 10821或は同パストウリアン
(A.pasteurium)、同ランセンス(A.rancens)、サルシナ
・ベントリクリ(Sarcina ventriculi)、バクテリウム・
キシロイデス(Bacterium xyloides)、シュードモナス属
細菌、アグロバクテリウム属細菌等で、バクテリアセル
ロースを生産するものを利用することができる。なお、
培養方法としては、静置培養で作られたものの他に、例
えば特開昭62−175190号公報(発明の名称、網
状セルロース生成物及び微生物によるその製造方法)、
特公平5−68235号公報(発明の名称、微生物によ
るセルロース性物質の製造方法)などに記載された通気
攪拌培養で作られたものなど、何れも使用することがで
きる。
【0028】静置培養で得られるバクテリアセルロース
は、膜状のゲルであるため、離解した後、紙料に添加す
る。又、通気攪拌培養で得られるバクテリアセルロース
は、粒子状のゲルであるため、軽度の離解処理後、紙料
に添加することができる。
【0029】バクテリアセルロースを、衛生用紙に適用
するには、静置培養バクテリアセルロース、通気攪拌培
養バクテリアセルロースとも、軽度の離解処理後、パル
プスラリー中に含有させて抄造しても、本発明の目的は
達成されるが、これらのバクテリアセルロースを十分に
離解させてから使用するのが、なお一層効果的である。
また、これらのバクテリアセルロースは、パルプに対し
て、0.1〜5.0重量%含有させるのが良く、特に好
ましくは、0.1〜3.0重量%であり、最も好ましく
は、0.1〜1.0重量%未満である。
【0030】本発明における静置培養バクテリアセルロ
ース離解物または通気攪拌培養バクテリアセルロース
を、十分に離解させるには、例えば、パルパー、ミキサ
ー、ホモジナイザー、高速ホモジナイザー、ビーター、
リファイナーなどの機械的剪断力を作用させる分散機を
用いればよい。
【0031】さらに、パルプスラリー中に、これらのバ
クテリアセルロースを含有させて抄造する際には、パル
プと十分攪拌・混合できる系でバクテリアセルロースを
添加するのが好ましい。
【0032】本発明における膨潤性セルロース好ましく
はバクテリアセルロースを衛生用紙に適用することによ
り、種々の優れた特性を発揮する理由としては、下記の
ことが考えられる。通常、衛生用紙に用いられるパルプ
は、木本類、草本類が造る繊維を、適度に叩解して抄造
している。本発明において使用される膨潤性セルロース
好ましくはバクテリアセルロースは、そのほとんど全て
がフィブリルであるため、単にパルプスラリー中に添加
すれば良く、前述の特開平5−148794号公報に記
載のセルロース分解酵素を用いたときのような処理時間
は一切必要としない。特に、バクテリアセルロースのフ
ィブリル幅は、0.5μm以下と極めて細く、しかも全
てがフィブリルであるため、パルプ繊維、微細繊維など
との絡み合いが、極めて良好であり、未叩解パルプや極
く軽度に叩解を施したパルプを用いて抄造した場合で
も、ワイヤー上で適度の保水性が保たれること、また、
十分に離解されたバクテリアセルロースは、それ自身の
強度も保たれているので、未叩解パルプや極く軽度に叩
解を施したパルプの柔軟性を保持しつつ、衛生用紙とし
ての適度な強度と吸収性が得られるものと考えられる。
【0033】さらに、本発明においては、未叩解パルプ
や極く軽度に叩解を施したパルプにバクテリアセルロー
スを含有させた系は、従来の技術ではみられない優れた
柔軟性と適度な強度が得られるが、これに湿潤紙力増強
剤を含有させると柔軟性を損ねることなく、少量で特異
的に湿潤強度が向上する。
【0034】本発明の衛生用紙で使用するパルプは、通
常の衛生用紙に使用できるものであれば特に限定されな
い。例えば、広葉樹、針葉樹などの木本類パルプ、亜
麻、麻類等の草本類パルプおよびこれらの混合物であ
る。また、生理用紙、おむつ用紙などに用いられる各種
の合成パルプも用いられる。必要に応じて、古紙からの
再生パルプも使用可能である。さらに、パルプとはいえ
ないが、生理用紙、おむつ用紙などに使用される吸水性
ポリマーも上記の各種パルプと共に膨潤性セルロース好
ましくはバクテリアセルロースと併用可能である。すな
わち、本発明における衛生用紙は、単に衛生用紙のみの
用途に留まらず、各種衛生用紙の素材としても有効に使
用されるものである。
【0035】本発明における衛生用紙には、必要に応じ
て、澱粉、澱粉誘導体などの紙力増強剤を含有させても
よい。また、通常の抄紙で使用される添加剤を必要に応
じて含ませることができ、特に限定されない。しかしな
がら、これまで詳述してきたとおり、本発明において
は、バクテリアセルロースを用いることにより、適度な
強度が得られるので、湿潤紙力増強剤の使用は少量で目
的が達せられ、現在の技術志向である人と環境に優しい
抄紙配合によって、衛生用紙を抄造することができる。
【0036】本発明において使用される湿潤紙力増強剤
としては、尿素・ホルマリン系樹脂、メラミン・ホルマ
リン系樹脂、ジアルデヒドデンプン、エポキシ化ポリア
ミドポリアミン系樹脂など当業界において使用される汎
用の湿潤紙力増強剤を使用することができる。本発明に
おいては、エポキシ化ポリアミドポリアミン系樹脂が、
特に有効に用いられる。その使用量は、衛生用紙に要求
される品質により一概には決め難いが、通常、パルプに
対して有効成分として、0.01〜0.2%、好ましく
は0.05〜0.1%と少量の使用で、良く効果を発揮
する。一般に、未叩解パルプや極く軽度に叩解を施した
パルプに対しては、エポキシ化ポリアミドポリアミン系
樹脂は湿潤紙力増強剤として良く機能し難いものである
が、未叩解パルプや極く軽度に叩解を施したパルプと膨
潤性セルロース好ましくはバクテリアセルロースとの系
においては、特異的に良く効果を発揮するものである。
【0037】このようにして得られた本発明における衛
生用紙、すなわち、未叩解あるいは極く軽度に叩解を施
した植物性繊維からなるパルプを主体とし、さらに膨潤
性セルロース好ましくはバクテリアセルロースおよび湿
潤紙力増強剤を含有させた衛生用紙は、パルプの柔軟性
を保持しつつ、適度の乾燥強度、湿潤強度および吸収性
を付与した各種の衛生用紙が得られる。
【0038】本発明においては、柔軟性、および乾燥強
度、湿潤強度は、以下の方法でにより求めた。
【0039】<柔軟性>TAPPI T−408 に基
づいた試験器であるハンドルオートメーター(熊谷理機
工業株式会社製)を用いて、試験片100×100mm
で、隙間64mmで測定した。単位はg/cmである。
実用上は5.0未満である。 <引張強度>JIS P8113 に基づいて測定し
た。等速引張試験機(東洋ボールドウィン社製テンシロ
ン)を用いて、試験幅25mm、スパン100mmでの
破断強度を測定した。単位はg/25mmである。湿潤
引張強度は、20℃のイオン交換水に10分間浸漬した
後、表面の水を濾紙で拭き取り、上記の方法で同様に測
定した。
【0040】
【実施例】以下では、本発明を実施例により詳細に説明
する。なお、本発明は実施例に限定されるものではな
い。以下における部、%は、すべて絶乾重量によるもの
である。
【0041】通気攪拌培養バクテリアセルロース調製例 シュークロース5%、リン酸1カリウム0.3%、硫酸
マグネシウム(7水塩)0.05%、カザミノ酸(Di
fco社製)0.8%、pH5の組成の培地400ml
を500ml容フラスコに張り込み、120℃30分間
殺菌した。
【0042】上記の組成の培地に寒天2%を加えた斜面
寒天培地で30℃6日間生育させたアセタバクター・ア
セチ・サブスパーシス・キシリナムATCC10821
を上記の殺菌した培地に接種し30℃2日間振とう培養
し種母とした。
【0043】上記培地のそれぞれ単独に酵母エキス(D
ifco社製)0.50%を加え、pH4に調整した培
地350mlをガラス製の気泡塔(全容量500ml)
に無菌的に入れ、また、50mlの種母をあわせて入
れ、通気1/10VVmにて、攪拌しつつ30℃で2週
間培養したところ、粒状のペレットが得られた。この粒
状ペレットの乾燥重量の200倍の水を入れ、高速ホモ
ジナイザーを用いて15000rpmで十分に離解し、
バクテリアセルロースの懸濁液を調製した。
【0044】静置培養バクテリアセルロース離解物調製
例 シュークロース50g/l、酵母エキス5g/l、硫安
5g/l、リン酸水素カリウム(KH2PO4)3g/
l、硫酸マグネシウム(MgSO4 7H2O)0.5g
/lからなる組成の培地(pH5.0)50lを容量2
00lの培養タンクに張り込み、120℃で20分間蒸
気殺菌して培養液を作製した。次いで、この培養液に酵
母エキス5g/l、ペプトン3g/l、マンニトール2
5g/lからなる組成の斜面寒天培地(pH6.0)で
30℃、3日間生育させたアセトバクター・アセチ・サ
ブスピーシス・キシリナム(ATCC 10821)を
接種し、30℃で培養した。
【0045】上記条件で30日間培養したところ、培養
液の上層に白色のバクテリアセルロース性多糖類を含む
ゲル状の膜が形成された。このセルロース性多糖類のゲ
ル状膜を水洗後、乾燥重量の200倍の水を加え、バク
テリアセルロース離解物を得るために、高速ホモジナイ
ザーを用いて15000rpmで十分に離解し、バクテ
リアセルロース離解物の懸濁液を調製した。
【0046】実施例1〜9 針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP)および広葉樹晒ク
ラフトパルプ(LBKP)50:50を離解機で十分離
解した。このときのカナダ標準濾水度は680mlであ
った。このパルプスラリー100部に対して、表1に記
載されたとおりの、通気攪拌培養バクテリアセルロース
または静置培養バクテリアセルロースを所定量配合し、
さらに、これらに対して、エポキシ化ポリアミドポリア
ミン樹脂を0.1%(有効成分として)配合して、バク
テリアセルロースおよびエポキシ化ポリアミドポリアミ
ン樹脂を配合した紙料を調製した。
【0047】Tappi Standardに準拠した
手抄き機により、それぞれの紙料から、坪量15g/m
2 の各実施例9種類の手抄き試料を作製した。これら9
種類の手抄き試料を、105℃で5分間乾燥し、20
℃,85%RH中で調湿後、軽度のカレンダー処理を行
い、衛生用紙とした。
【0048】このようにして得られた9種類の衛生用紙
を20℃,65%RHで調湿後、柔軟性、乾燥引張強度
および湿潤引張強度について試験した結果を表1に示
す。
【0049】実施例10 実施例4と同様であるが、離解後のパルプスラリーをダ
ブルディスクリファイナーを極く微弱な負荷条件の下で
通過させたところ、上記の未叩解パルプのカナダ標準濾
水度(680ml)より、30ml低いカナダ標準濾水
度のものを得た。このパルプを使用した以外は、実施例
4と同様にして実施例10の衛生用紙を作製し、上記と
同様に試験した結果を表1に示す。
【0050】実施例11 バクテリアセルロースの代わりに、特開昭59−120
638号公報に記載されているような高圧ホモジナイザ
ーを用いて作製された微細繊維状セルロースをパルプに
対して0.8重量%配合したこと以外は、実施例4と同
様にして実施例11の衛生用紙を作製し、上記と同様に
試験した結果を表1に示す。
【0051】実施例12 エポキシ化ポリアミドポリアミン樹脂の代わりに、メラ
ミン・ホルムアルデヒド樹脂を0.1%と硫酸バンドを
2.0%配合したこと以外は、実施例4と同様にして、
実施例12の衛生用紙を作製し、上記と同様に試験した
結果を表1に示す。
【0052】比較例1 実施例1からバクテリアセルロースおよびエポキシ化ポ
リアミドポリアミン樹脂を除いた以外は、実施例1と同
様にして作製し、比較例1の衛生用紙とした。 比較例2 実施例1からバクテリアセルロースを除いた以外は、実
施例1と同様にして作製し、比較例2の衛生用紙とし
た。
【0053】比較例3 実施例4からエポキシ化ポリアミドポリアミン樹脂を除
いた以外は、実施例4と同様にして作製し、比較例3の
衛生用紙とした。
【0054】比較例4 実施例9からバクテリアセルロースを除いた以外は、実
施例9と同様にして作製し、比較例4の衛生用紙とし
た。
【0055】比較例5 比較例4と同様であるが、離解後のパルプスラリーをダ
ブルディスクリファイナーを負荷条件の下で通過させた
ところ、未叩解パルプのカナダ標準濾水度より、80m
l低いカナダ標準濾水度のものを得た。このパルプを使
用した以外は、比較例4と同様にして作製し、比較例5
の衛生用紙とした。
【0056】比較例6 比較例5と同様であるが、パルプに対して通気攪拌培養
バクテリアセルロースを0.8%配合した以外は、比較
例5と同様にして作製し、比較例6の衛生用紙とした。
このようにして得られた6種類の比較用の衛生用紙につ
いて、試験した結果を表1に示す。
【0057】
【表1】
【0058】表1における実施例11の*は、バクテリ
アセルロースの代わりに、微細繊維状セルロース0.8
%配合したことを意味する。表1における実施例12の
**は、エポキシ化ポリアミドポリアミン樹脂の代わり
に、メラミン・ホルムアルデヒド樹脂を0.1%と硫酸
バンドを2.0%配合したことを意味する。
【0059】<評価>表1の結果から、未叩解パルプ、
通気攪拌バクテリアセルロースおよび湿潤紙力増強剤の
系において、実施例1〜8は、柔軟性、乾燥引張強度お
よび湿潤引張強度とも、良好な結果が得られた。特に、
実施例2〜5は、柔軟性、乾燥引張強度および湿潤引張
強度の3特性全てに亘ってバランスの良い、優秀な結果
が得られた。また、通気攪拌バクテリアセルロースに代
えて、静置培養バクテリアセルロースを使用した実施例
9は、実施例4の通気攪拌バクテリアセルロースと同様
の良好な結果が得られた。極く軽度に叩解を施したパル
プ(未叩解パルプのカナダ標準濾水度より30ml低
い)を使用した実施例10は、実施例4に比べて、柔軟
性が極くわずか低下する傾向がみられたが、他の特性は
良好であった。バクテリアセルロースの代わりに、微細
繊維状セルロースを使用した実施例11は、実施例4に
比べて、乾燥引張強度および湿潤引張強度が劣る傾向が
みられたが、実用上は支障ない程度であった。エポキシ
化ポリアミドポリアミン樹脂の代わりに、メラミン・ホ
ルムアルデヒド樹脂と硫酸バンドを使用した実施例12
は、実施例4に比べて、柔軟性と湿潤引張強度が劣る傾
向がみられたが、実用上は支障ない程度であった。一
方、未叩解パルプを使用し、バクテリアセルロースを使
用しない系では、湿潤紙力増強剤の有無に拘らず、湿潤
引張強度が甚だしく不良であった(比較例1および
2)。また、実施例4より湿潤紙力増強剤を除いた比較
例3は、比較例1および2と同様に湿潤引張強度が甚だ
しく不良であった。この結果から、未叩解パルプ、バク
テリアセルロースおよび湿潤紙力増強剤の系は、湿潤引
張強度に対して特異的に極めて効果的であることが良く
解る。また、極く軽度に叩解を施したパルプに湿潤紙力
増強剤を含有させ、バクテリアセルロースを除いた系
(比較例4)は、乾燥引張強度が不良であった。また、
叩解を施したパルプ(未叩解パルプのカナダ標準濾水度
より80ml低い)に湿潤紙力増強剤を含有させた系で
は、バクテリアセルロースの有無に拘らず、いずれも柔
軟性が不良であって、実用上好ましくないものであった
(比較例5および6)。実施例8は、実施例7と比べ
て、特性値が向上しないのみでなく、若干の濾水性の悪
化がみられた。
【0060】
【発明の効果】本発明における未叩解あるいは極く軽度
に叩解を施した植物性繊維からなるパルプを主体とし、
さらに膨潤性セルロース好ましくはバクテリアセルロー
スおよび湿潤紙力増強剤を含有した衛生用紙は、植物性
繊維からなるパルプを各種の叩解機によって叩解を施す
ことなく、あるいは極く軽度に叩解を施すことによっ
て、パルプの柔軟性を保持しつつ、適度の乾燥強度、湿
潤強度および吸収性を付与した各種の衛生用紙が得られ
る。さらに、本発明における衛生用紙は、単に衛生用紙
のみの用途に留まらず、各種衛生用紙の素材としても有
効に使用されるものである。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 未叩解あるいは極く軽度に叩解を施した
    植物性繊維からなるパルプを主体とし、さらに膨潤性セ
    ルロースおよび湿潤紙力増強剤を含有することを特徴と
    する衛生用紙。
  2. 【請求項2】 膨潤性セルロースが、バクテリアセルロ
    ースであることを特徴とする請求項1記載の衛生用紙。
  3. 【請求項3】 植物性繊維からなるパルプに対して、膨
    潤性セルロースを0.1〜5.0重量%含有することを
    特徴とする請求項1または2記載の衛生用紙。
  4. 【請求項4】 バクテリアセルロースが、静置培養バク
    テリアセルロース、通気攪拌培養バクテリアセルロース
    の少なくとも1種であって、かつ十分離解させたもので
    あることを特徴とする請求項1、2または3記載の衛生
    用紙。
  5. 【請求項5】 湿潤紙力増強剤が、エポキシ化ポリアミ
    ドポリアミン系樹脂であることを特徴とする請求項1、
    2、3または4記載の衛生用紙。
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