JPH1076641A - インク組成物 - Google Patents

インク組成物

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JPH1076641A
JPH1076641A JP9187080A JP18708097A JPH1076641A JP H1076641 A JPH1076641 A JP H1076641A JP 9187080 A JP9187080 A JP 9187080A JP 18708097 A JP18708097 A JP 18708097A JP H1076641 A JPH1076641 A JP H1076641A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】優れたデキャップ特性を示し、乾燥時間の短い
インク組成物。 【解決手段】一実施例は約0.5〜20重量%の水溶性染料と
末端ヒドロキシル基をもつ分枝した低級アルキル化合物
を含む約5〜30重量%の有機溶媒と水を含む。溶媒が2位
置に低級アルキル基を有する1,3-プロパンジオール、例
えば、2-メチル-1,3-プロパンジオール又は1,3-プロパ
ンジオールと1,4-ブタンジオール等のブタンジオールと
の混合物がもっとも好ましい結果を得る。従って、好適
なインク組成物は、約10〜20重量%、好ましくは約15%の
2-メチル-1,3-プロパンジオールと約0.1〜10重量%、よ
り好ましくは約5重量%の1,4-ブタンジオールを含む。殺
生物剤、界面活性剤及びpH緩衝剤も添加してよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インク組成物に関する
ものである。
【0002】
【発明の背景】インクジェット・プリンタは、信頼性が
あり且つ効率的なプリンティング装置としてその有用性
を確立している。典型的には、インクジェット・プリン
タは、プリント媒体の表面に相対して移動するキャリッ
ジに取り付けたペンを利用するものである。ペンには、
オリフィスプレートを備えたプリントヘッドが組み込ま
れている。オリフィスプレートには、それを通してイン
ク液滴を噴射する極めて小さいノズルがある。インクの
小滴は、形成され、ペンからそのノズルを通して媒体に
むかって噴射される。ノズルに隣接して噴射される前の
インクを貯めているインクチャンバがある。インクは、
インク供給源と流体連絡しているインクチャネルを通し
てインクチャンバに送られる。インクの供給は、例え
ば、その供給源がペンの容器部分に内蔵されていてもよ
いし、又は離れた場所からペンへ供給されてもよい。
【0003】インク液滴は、インクチャンバ内部の一定
量のインクを急速加熱することによりノズルから噴射さ
れる。これによって、チャンバ内のインクが過熱(super
heat)されて蒸気バブルが形成される。インク蒸気の急
速な膨張によりプリントヘッドノズルを通してインク滴
が押し出される。チャンバのインクは、例えば、制御信
号に応答する抵抗体で加熱する。
【0004】インクジェット・プリンタに使える新規の
且つ効果的なインク製品を作り出すべく研究が行われて
きた。近年、サーマルインクジェット・プリンティング
の研究は、優れたプリントヘッド・デキャップ(printh
ead decap)性能、インク乾燥時間の短縮及び透明媒体
上のプリンティングイメージの高像質化を実現するイン
ク組成を開発することに関連している。インク組成物の
デキャップ性能は、プリントヘッドが一定時間の間、キ
ャップのない(uncapped)状態で放置された後に作られる
プリントイメージの品質を表す。デキャップ性能は、一
般的に、インク組成物の蒸発に起因する場合が考えられ
る、ノズルのクラスティング又は目詰まりを測ることを
含む。デキャップ性能はまたその両方ともインク組成物
の蒸発によって悪影響を受けることもある、インク液滴
の形成と飛跡(trajectory)を測ることも含んでいる。
【0005】特に、プリントヘッド・ノズルは、ペンが
キャップのない状態にある時は、空気に露出している。
このため、インク組成物の中でより揮発性の成分が蒸発
する。インク組成物の水その他の成分の蒸発によって、
染料がプリントヘッドノズルに沈殿する原因になること
がある。これが、ノズルを閉塞又は詰まらせるクラスト
を作る。目詰まりしたノズルのため、インク液滴の部分
的又は全体的な不発が起こる。厳密なノズルの公差(典
型的には直径10-50μm)では、インクがノズルを詰まら
せないことが要求される。
【0006】加えて、インク組成物の1以上の成分の蒸
発によって、残っている組成物の粘性が変化することが
ある。プリント品質は、インク粘性が増大するにつれマ
イナスに影響される。例えば、ペンは、形成又は成形が
不十分な、より小さいインク液滴を噴射したり及び/又
はプリント媒体上に不正確に液滴を配置することがあ
る。
【0007】また、インク成分の蒸発により、特定のイ
ンク組成物の成分が不適当な濃度になる恐れもある。こ
れは、しばしば、異なったインクカラー間のブリード
(にじみ)の制御の損失を生じさせる。色のにじみは、
2つの異なった色が互いに直ぐ隣りにプリントされる時
のそれらの色の望ましからざる相互混合として定義され
る。色のにじみ程度が著しく大きいと、2色間の境界が
ぎざぎざになり、ぼけてみえる原因となる。
【0008】プリントイメージの乾燥時間を短縮するイ
ンク組成物を開発することも、サーマル・インクジェッ
ト・プリンティングにおいて重要なことである。イメー
ジの乾燥時間、即ち、インクがプリント媒体上に噴射さ
れた後それが湿っている期間は、インク組成の重要な特
性である。一般に、乾燥時間が短いほど、よりはっきり
したイメージとなり且つより速いプリント速度が得られ
る。インクドットが乾くのに時間がかかればかかるほ
ど、そのドットが汚れる機会がますます増え、隣り合っ
たカラーインク中へしみ出したり又はプリント媒体の繊
維中へ吸い込まれる(wick)ことになる。インク組成物の
乾燥時間は、乾燥時間が用紙上の時より遅くなるところ
の、ゼラチン被覆の透明フィルム等の高分子材料上にプ
リントする時は特に重要である。
【0009】インク組成物のさらに別の重要な特性は、
透明媒体上のプリントイメージの品質である。品質は、
特殊なプリント媒体及び/又はプリンタユーザに関係し
たプリントイメージの品質に相当する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】インクは、前述の1以
上の性質とその他の重要なインク組成物の特性を有する
ことが知られている。そのどれか1つの性質の改善によ
り、しばしば、別の性質の悪化が招来されるので、所望
の性質の全てを備えているインクはほとんどない。さら
に、種々の媒体へのプリント用として開発されるインク
組成物には、付加的な特殊な特性が要求される。従っ
て、デキャップ特性が改善され、乾燥時間が短縮され、
そして、イメージ形成特性が改善されたインク組成物の
開発に向かって研究が継続されるている。また、重要な
ことは、どの特性の改善も、インク組成物の他の特性を
犠牲にするものであってはならないということである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願発明は、限定するも
のではないが、様々なプリント媒体上のカラーインクジ
ェット・プリンティングに特に適したインク組成物を提
供するものである。本願発明のインク組成物は、インク
組成物の他の重要な諸特性を犠牲にすることなく、優れ
たデキャップ特性と画像乾燥時間の短縮を実現するもの
である。
【0012】本願発明によるインク組成物の一実施例
は、重量で、約0.5から約20%の水溶性染料と、末端ヒド
ロキシル基をもつ分枝した低級アルキル化合物から成る
約5から約30%の有機溶媒とで構成され、水でバランスが
とられている。
【0013】現時点では、有機溶媒が、2位置に低級ア
ルキル基をもつ1,3-プロパンジオール、例えば、2-メチ
ル-1,3-プロパンジオール、又は2位置に低級アルキル
基をもつ1,3-プロパンジオールと1,4-ブタンジオール等
のブタンジオールとの混合物である場合、最良の結果が
得られるようにみえる。従って、好適なインク組成物
は、有機溶媒として、重量で、約10から約20%、より典
型的には、約15%の2-メチル-1,3-プロパンジオールと、
約0.1から約10%、より典型的には、約5%の1,4-ブタンジ
オールとを含有する。インクジェット・インク組成物に
通常見られるその他の成分、例えば、殺生物剤、界面活
性剤及びpH緩衝剤も、本願発明のインク組成物に添加し
てよい。
【0014】
【発明の実施の形態】本願発明は、必ずしもということ
ではないが、好ましくは、サーマルインクジェット・プ
リンタと共に使えるインク組成物に関連するものであ
る。特殊に調製されるインク組成物によって、劣等なデ
キャップ特性(例えば、ノズルのクラスティング、イン
ク滴の不十分な飛跡)と遅いインク乾燥時間(例えば、
ブリード、汚れ)に係わるプリント品質の諸問題が回避
される。
【0015】本願発明のインク組成物は、セルロース系
用紙及びその他の繊維状及び樹脂状シートのような基板
を含む、本願明細書で「プリント媒体」、「媒体」又は
「サブストレート」に定義される広範囲の各種材料の上
にイメージをプリントするのに用いてよい。フィルム材
料、非多孔性透明ポリエステルフィルム及びマークを付
けるのが困難な類似材料も本願のインク組成物に適する
プリント媒体として用いることができる。本願発明のイ
ンク組成物は、酢酸セルロース、マイラー及びゼラチン
被覆透明フィルム上へのイメージのプリンティングには
特に適切である。
【0016】I. インク組成物 インク組成物の実用的な実施例は、重量で(別途表示し
ない限り、本願明細書に記述されるパーセント値は全て
重量パーセントである)、約0.5から約20%の水溶性染料
と、分枝した低級アルキルジオールを含む約5から約30%
の有機溶媒とで構成される。本願明細書で用いる場合、
「分枝した」という用語は、ジオール化合物の炭素鎖を
形成する炭素原子群のうち少なくとも1つは、そこに、
(メチル基等の)別の炭素原子又は炭素鎖が付着される
ことを表す。本願発明に係るインク組成物に使われる全
ての成分の純度は、インク組成物、特にサーマルインク
ジェット・プリンタに開発されるインク組成物を調製す
る標準的な市場実務に採用されるものである。低級アル
キルジオールは、必ずしもということではないが、一般
に、末端ヒドロキシル又はスルフヒドリル基を含む。こ
こで用いられる時、「末端」は、炭素鎖における末端炭
素群に付着される基に相当するもので、好ましい化合物
では、炭素基質鎖の対向する末端に位置した炭素原子群
に、ヒドロキシル基又はスルフヒドリル基の何れか、又
はヒドロキシル基とスルフヒドリル基とが付着される。
インク組成物のバランスは、ほとんど水でおこなわれ
る。
【0017】インク組成物が、重量で約15%〜約25%の、
2-メチル-1,3-プロパンジオール等の分枝した低級アル
キルジオールを含む時、好適な結果が得られる。優れた
結果は、低級アルキルジオール有機溶媒が重量で約20%
含まれる時に達成される。最良の結果は、現在は、有機
溶媒が重量で約10から約20%の2-メチル-1,3-プロパンジ
オールを含有する時に得られると思われ、優れた結果
は、重量で約20%の量の2-メチル-1,3-プロパンジオール
が存在する時に達成される。インク組成物に通常見られ
る他の成分、例えば、殺生物剤、界面活性剤及びpH緩衝
剤、さらにインク組成物を形成するのに有用であること
が現在知られているか以後に見出されるその他の任意の
化合物も用いることができる。
【0018】II.インク組成物の諸材料 1.染料 本願発明に従ってインク組成物を作るために、1以上の
染料を先ず選択する。広範囲の有用な染料を利用するこ
とができる。染料は水溶性の、黒色又は着色染料であっ
てよい。ここで用いる時、用語「水溶性染料」は、水で
のその溶解度の限界値が、プリントイメージの所望の色
飽和を作り出せるほど十分高い染料を意味する。一般
に、2重量パーセントを超える水に対する溶解度の限界
値は、最も望ましい色飽和の目標を満足するであろう。
「水不溶性染料」は、室温において水に対する明確な溶
解を示さない染料である。
【0019】水溶性染料は、本願発明のインク組成物を
形成する上で好ましい種類の染料である。適切な水溶性
染料には、これらには本願発明は限定はされないが、次
の染料が含まれる。Acid Red52 (AR52)、Acid Red 28
9、Acid Red 27、Reactive Red180 (RR180)、Direct Re
d 227、Basic Red 3、Acid Yellow 23 (AY23)、DirectY
ellow 86、Basic Yellow 9、Basic Yellow 11、Acid Bl
ue 9 (AB9)、Basic Blue 9、Direct Blue 199 (DB19
9)、Process Reactive Black 31 (PRB31)及びその混合
物。
【0020】水不溶性染料が本インク組成物と共に使う
のに適する場合もある。該染料には、制限なしに、油溶
性染料染料、バット(建染め)染料及びある種の媒染染
料も含まれる。これらの染料は、各種の黒色及びカラー
に用いられる。水不溶性染料例としては、これらに本願
発明は限定されるものではないが、Solvent Black(SB)
3、SB5、SB46、SB48、Solvent Blue 36、Solvent Blue
59、Solvent Red 1、Solvent Red 24、Solvent Red 6
8、Solvent Yellow(SY)13、SY14、SY33及びSY93があ
る。適当なバット染料の例としては、限定されるもので
はないが、Vat Black9、Vat Black 25、Vat Blue 1、Va
t Blue 6、Vat Red 10、Vat Yellow 4及びその混合物が
ある。
【0021】水不溶性媒染染料の例としては、これらに
限定されるものではないが、Mordant Black 1、Mordant
Black 9、Neazopond Black X52(BASF Corp., Chemica
l Division (Holland, Michigan)から入手可)、Mordan
t Blue 1、Mordant Red 7、Mordant Red 9、Mordant Ye
llow 26及びその混合物がある。
【0022】上述の染料は、しばしば、電荷平衡用の対
イオンを含有する。Acid Red 27等の陰イオンの水溶性
染料は、典型的にナトリウム対イオンを含んでいる。し
かし、対イオンは、K+、Li+及びNH+ 4であってもよい。A
cid Yellow 23とDirect Blue199に関しては、テトラメ
チルアンモニウム[(CH3)4N+、TMA]の対イオンが望まし
い。なぜなら、この対イオンは、明らかにさらにノズル
のクラスティングを軽減するからである。Basic Yellow
11等の陽イオンの水溶性染料は、典型的に、Cl-、B
r-、ZnCl4 2-、及びNO3 -等の対イオンを含有する。
【0023】説明した特定の染料は、実例として説明す
ることだけを意図したものである。現在知られているか
又はこれ以後開発される染料は、該染料が適切な特性を
有する限り、何れも発明の実施に用いてよいものと理解
すべきである。適切な特性には、十分な色相、高い彩
度、受け入れ可能な光退色性(photofade)、十分に高い
光学濃度、インク媒質(本願発明では、好ましくは水)
として作用する流体における十分な溶解度、良好な飽和
性及びクラスティング性能が含まれる。さらに、適切な
染料は、サーマルインクジェット・プリントイメージを
生成する際のインク組成物の有用性を損なうこともな
い。
【0024】インク組成物は、好ましくは、インク組成
物の全重量を基として、約0.5から約20重量%の、より好
ましくは、約1から約10重量%の染料又は染料の混合物を
含有する。
【0025】2.有機溶媒 本願発明に従い、優れたデキャップ性能とイメージ形成
特性並びに短縮されたインク乾燥時間をもたらすインク
組成物を調製するため、1以上の有機溶媒を用いる。最
良の結果は、その有機溶媒が次の化学式1で表される化
合物を含有する時に得られる。
【化2】 ここで、R1は、水素と低級アルキル基から成る群から選
択され、XとYはヒドロキシル(-OH)とスルフヒドリル(-S
H)から成る群から独立して選択される。本願明細書で用
いる時、用語「低級アルキル」は、10個以下の炭素元素
を有する化合物に相当し、より典型的には、約1から5個
の炭素原子を有する化合物に相当し、また、アルケン及
びアルキン等の不飽和部位を有し、さらに全ての立体異
性体を含む、分枝したアルキル基を包含するものであ
る。特に好ましい低級アルキル基は、メチルとエチルで
ある。インク組成物の実用的実施例では、XとYが共に末
端ヒドロキシル基であり、R1がメチル又はエチル基であ
るところの、有機溶媒を含んでいてもよい。
【0026】インク組成物の実用的な実施例では、化学
式1に従う化合物から成る有機溶媒は、インク組成物
中、約5重量%から約30重量%の量が存在し、約15重量%か
ら約25重量%の範囲では特に良好な結果を生ずる。デキ
ャップ性能と乾燥時間の優れた結果は、有機溶媒の量が
インク組成物において、約20重量%のときに得られる。
最良の結果は、現時点では、有機溶媒がインク組成物に
おいて約20重量%の量の2-メチル-1,3-プロパンジオール
を含有する時に得られると考察されている。
【0027】本願発明の別の実施例は、混合有機溶媒を
含み、このような混合物は、化学式1に従う1以上の化
合物を含む第2の有機溶媒との混合物を含有する。第2
の有機溶媒は、任意の水溶性ジオールを含んでいてよい
が、好ましくは、ヘキサンジオール、ペンタンジオー
ル、ブタンジオール、ピロリドン、2-ピロリドン、ジエ
チレングリコール及びその混合物と異性体から成る群か
ら選択される。
【0028】好ましくは、化学式1による有機溶媒が、
1以上の付加的有機溶媒と混合される時は、本願発明の
インク組成物において約10重量%から約20重量%の範囲の
量が存在し、1以上の第2の有機溶媒が約0.1重量%から
約10重量%の範囲で存在する。最良の結果が得られるの
は、インク組成物が有機溶媒の混合物から成り、化学式
1による有機溶媒がインク組成物において、約15重量%
の量が存在し、1以上の第2の有機溶媒が約5重量%の量
が存在する時である。1つのインク組成物に2以上の有
機溶媒が使われる時は、化学式1による有機溶媒は、好
ましくは、2-メチル-1,3-プロパンジオールであり、第
2の有機溶媒は、好ましくは、1,4-ブタンジオール等の
ブタンジオールである。
【0029】3.界面活性剤 約0.1重量%から約5重量%の、好ましくは、約0.1重量%か
ら約2重量%の1以上の界面活性剤を本願発明のインク組
成物に添加してよい。該界面活性剤によって、ブリード
制御が実施され、均一なインクの許容範囲とプリント媒
体上のインクのレベリング(水平化)が促進され、より
高いイメージが達成され、インクの蒸発が軽減される。
界面活性剤は、また、プリント媒体中へインクを浸透さ
せることによってインクイメージの乾燥時間を短縮させ
ることもできる。適切な界面活性剤の例としては、限定
されるものではないが、商品名TERGITOL, TERGITOL 15-
S-5及びTERGITOL 15-S-7としてUnion Carbide社から市
販されているアルキルポリエチレンオキシド、同じくUn
ion Carbide社から商品名TRITON及びTRITON GR-5Mを付
して市販されているノニルフェニルポリエチレンオキシ
ド、Union Carbide社から市販の、SILWET L-77及びSILW
ET-L707等のシリコーン、American Cyanamid社から入手
できるAEROSOL OT、Air Products and Chemicals社市販
のSURFYNOL 465等のヒドロキシル化又はアルコキシル化
アセチレンポリエチレンオキシド、商品名RHODAPEX CD-
128でRhone-Poulenc社より市販の化合物である、次の化
学式2にしたがう:アンモニウムアルコールエトキシル
化硫酸塩(ここで、R2は脂肪族アルキル又はアルキルア
リール基)、商品名RHODAPEX CO-433及びRHODAPEX CO-4
36を付して市販されているアンモニウムノンオキシノル
-4硫酸塩及び約12,000から80,000の分子量を有し、アル
ギン酸ナトリウム等の約60から400のという典型的な重
合度の範囲を有する多糖類がある。 化学式2 R2(OCH2CH2)OSO3-
NH4 +
【0030】4. pH緩衝剤 インク組成物のpHが下がると、そのインクがノズルを閉
塞させるか又は金属光沢が与えられる(bronzing)傾向
がある。インクの金属光沢は、一般に、用紙上の黒色イ
ンクが乾燥すると褐色に変わる特性をいう。約7から約
9.5の動作範囲でのpHの安定化は、本願発明のインク組
成物では、pH緩衝剤の添加によって達成することができ
る。しかし、7未満のpH値を有するインク組成物が本願
発明の使用に適していることもある。約7から約9.5のpH
範囲については、約0.1重量%から約5重量%の濃度の1以
上の緩衝剤が適している。該緩衝剤は、好ましくは、約
6.5から10の範囲にあるpKaをもつ。TES(N-tris[ヒドロ
キシメチル]-メチル-2-スルホン酸アミノエタン)、BICI
NE (N,N-bis[2-ヒドロキシエチル]グリシン)、TEA(トリ
エタノールアミン)、TRIS(tris[ヒドロキシメチル]-ア
ミノメタン)及びBORAX(ホウ酸ナトリウム・10水和物)
等の緩衝剤は、単独で、互いに組合せて又は他の緩衝剤
と組合せて用いてよい。
【0031】5.殺生物剤 約0.1重量%から約0.5重量%の範囲の量の殺生物剤も本願
発明のインク組成物の調製に用いてよい。適当な殺生物
剤の例としては、限定するものではないが、PROXEL CRL
とPROXEL GXL(英国ICI社から市販)及びNUOSEPT CとNU
OSEPT 95(Nuodex社、Piscataway, New Jerseyから市
販)がある。
【0032】
【実施例】本発明をさらに詳しく説明するため、幾つか
の実際的な例を挙げる。これらの実施例は、説明のため
であっって、どの点においても記述された種々の特徴に
本願発明を限定するものと解釈すべきでない。
【0033】実施例1 ヒューレット・パッカード・カンパニーのサーマル・イ
ンクジェット・ペンを使って、幾つかの異なったセルロ
ース系媒体及びオーバヘッド透明フィルムにプリントを
おこなった。使用したインク組成物は、次の票に示す水
性の組成物であった。
【0034】
【表1】
【0035】インク組成物のデキャップ性能とプリント
イメージの乾燥時間は、プリントサンプルのイメージ品
質を評価して測定した。イメージ品質の評価は、内部基
準に照らし合わせてイメージを定性的に測定し、10ポイ
ントの等級に基づいてイメージサンプルに得点を割り振
ることによってイメージを評価する少なくとも7名の委
員会にプリントイメージのサンプルを送付して得られる
ものである。そして、各サンプルの得点を平均する。受
け容れることができるのは、5点以上の得点である。上
記のインク組成物は、約5.8から約6.2点というイメージ
品質の得点を得た。
【0036】デキャップ性能も次のように試験してよ
い。測定対象のインク組成物を使って、10滴のインクを
サーマルインクジェットプリンタより発射させた。5mm
の等間隔をあけたインクベタ刷りバーのパターンで、あ
る延長された時間の間で液滴を発射する。不発液滴の最
初の発生が、「デキャップ時間」、ノズルのクラスティ
ング又は許容できないインク組成物の蒸発率についての
点を表す。これが起こるのに要する時間が長ければ長い
ほど、インク組成物のデキャップ性能及びインクの乾燥
時間特性が更に良いといえる。
【0037】上述のインク組成物に関するデキャップ性
能とインク乾燥時間の結果は優れていた。インク組成物
は、カラー/カラー又は黒色/カラーのブリードを何ら
生ぜず、シャープな、はっきりしたキャラクタが得られ
た。ブリード特性も、上述のイメージ品質の評価法によ
り測定した。このインク組成物を利用するインクジェッ
トペンは、オペレータの介在をほとんど必要とせず且つ
本質的に類似用途用の従来のインク組成物を使う時より
多くのページを印刷した。オペレータ介在の必要性の軽
減は、デキャップ性能がより劣っていれば、少なくとも
部分的に、インク組成物の蒸発のために、より頻繁にオ
ペレータの介在が必要となるという理由で、デキャップ
性能に直接関わるものである。
【0038】実施例2 ヒューレット・パッカード・カンパニーのDeskJet 850C
サーマルインクジェット・ペンを用い(DeskJetはヒュ
ーレット・パッカード・カンパニーの商標である)、下
記の水性組成を有する水性インク組成物を使って、幾つ
かの異なったセルロース系媒体及びオーバヘッド透明フ
ィルムをプリントした。
【0039】
【表2】
【0040】デキャップ性能、インク組成物の乾燥時間
及びブリードを上述の方法の1つもしくは両方に基づき
測定した。デキャップ性能と乾燥時間は満足できるもの
であり、黒色/カラーのブリードもそうであった。
【0041】実施例3 ヒューレット・パッカード・カンパニーのDeskJet 850C
サーマルインクジェット・ペンを用い(DeskJetはヒュ
ーレット・パッカード・カンパニーの商標)、下記の水
性組成を有するインク組成物を使い、36 pLのインク液
滴の容積で、幾つかの異なったセルロース系媒体及びオ
ーバヘッド透明フィルムをプリントした。
【0042】
【表3】
【0043】デキャップ性能、インク組成物の乾燥時間
及びブリードを上述の方法の1もしくは両方に基づき測
定した。デキャップ性能と乾燥時間は優れていた。プリ
ントイメージは、シャープで、はっきりしており、カラ
ー/カラーのブリード又は複合の黒色/カラーのブリー
ドも何ら見せなかった。
【0044】実施例4 ヒューレット・パッカード・カンパニーのDeskJet 850C
サーマルインクジェット・ペンを用い( DeskJetはヒュ
ーレット・パッカード・カンパニーの商標)、下記の水
性組成を有するインク組成物を使って、幾つかの異なっ
たセルロース系媒体及びオーバヘッド透明フィルムをプ
リントした。
【0045】
【表4】
【0046】デキャップ性能、インク組成物の乾燥時間
及びブリードを上述の方法の1もしくは両方に基づき測
定した。結果は、テキストプリント品質、デキャップ性
能及び乾燥時間において優れており、カラー/カラーの
ブリード又は黒色/カラーのブリードも生じなかった。
【0047】実施例5 ヒューレット・パッカード・カンパニーのDeskJet 850C
サーマルインクジェット・ペンを用い(DeskJetはヒュ
ーレット・パッカード・カンパニーの商標)、下記の水
性組成を有するインク組成を使って、オーバヘッド透明
フィルムをプリントした。
【0048】
【表5】
【0049】このインク組成物のデキャップ性能とブリ
ードを上述の方法の1もしくは両方に基づき測定した。
この実施例のインク組成物は、満足のできるプリント品
質及びデキャップ性能を生じ、カラー/カラーのブリー
ド又は黒色/カラーのブリードもほとんど無かった。
【0050】実施例6 ヒューレット・パッカード・カンパニーの850Cサーマル
インクジェット・ペンを用い( DeskJetはヒューレット
・パッカード・カンパニーの商標)、下記の水性組成を
有するインク組成物を使って、Gilbert Bond Paperの媒
体上にプリントした。
【0051】
【表6】
【0052】デキャップ性能を上述の方法の1つもしく
は両方に基づき測定した。結果は、カラー染料に関して
優れたデキャップ性能を示した。
【0053】実施例7 ヒューレット・パッカード・カンパニーのサーマルイン
クジェット・ペンを用い、下記の水性組成を有するイン
ク組成物を使って、ゼラチン被覆媒体をプリントした。
【0054】
【表7】
【0055】インク組成物の乾燥時間を上述の方法の1
つもしくは両方に基づき測定した。結果は、上述のイン
ク組成物によってゼラチン被覆媒体上に許容できる写真
品質のイメージが作り出されることを示した。Y104(イ
エロー)およびM377(マゼンダ)は染料であり、これら
は、イギリスのチェスショア、ナッツフォードのIlford
Limitedにより製造および販売されているものである。
【0056】以上、本発明の実施例について詳述した
が、以下、本発明の各実施態様の例を示す。 (実施態様1)約5〜約30重量%の次の式で表される
第1の化合物を含むことを特徴とするインク組成物。
【化3】 ここで、R1は水素と低級アルキル基から成る群より選択
され、XとYは-OHと-SHから成る群から独立して選択され
る。 (実施態様2)本発明はさらに約0.重量5%から約20重量%
の染料を含有する前項1記載のインク組成物。 (実施態様3)R1がメチル又はエチルである前項1記載
のインク組成物。 (実施態様4)XとYがヒドロキシルである前項1記載の
インク組成物。 (実施態様5)XとYがヒドロキシルであり、R1がメチル
である請求項1記載のインク組成物。 (実施態様6)本発明はさらに約0.1から約10重量%のグ
リコールを含む第2の化合物を含む前項1記載のインク
組成物。 (実施態様7)本発明はさらにブタンジオール、ペンタ
ンジオール、ヘキサンジオール、ジエチレングリコー
ル、ピロリドン及びその混合物から成る群から選択さ
れ、約0.1から約10重量%の第2の化合物を含む前項1記
載のインク組成物。 (実施態様8)第2の化合物が1,4-ブタンジオールであ
る前項7記載のインク組成物。 (実施態様9)第1の化合物は、約10重量%から約20重
量%の量が存在し、第2の化合物は、約0.1重量%から約1
0重量%の量が存在することを特徴とする前項7記載のイ
ンク組成物。 (実施態様10)第1化合物が2-メチル-1,3-プロパン
ジオールであり、第2の化合物が1,4-ブタンジオールで
ある前項99記載のインク組成物。
【0057】本願発明の原理を説明し記述してきたが、
説明した実施例は前述の原理から逸脱することなく変更
してよいことは、熟練した当業者には明らかなはずであ
る。特許請求の範囲並びにその等価物の範囲と精神の範
囲内に帰着してよい前述の実施例は全て本願発s名とし
てその権利を主張するものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】約5〜約30重量%の次の式で表される第
    1の化合物を含むことを特徴とするインク組成物。 【化1】 ここで、R1は水素と低級アルキル基から成る群より選択
    され、XとYは-OHと-SHから成る群から独立して選択され
    る。
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