JPH107296A - テープレススプライサの制御方法 - Google Patents

テープレススプライサの制御方法

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JPH107296A
JPH107296A JP15988496A JP15988496A JPH107296A JP H107296 A JPH107296 A JP H107296A JP 15988496 A JP15988496 A JP 15988496A JP 15988496 A JP15988496 A JP 15988496A JP H107296 A JPH107296 A JP H107296A
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JP
Japan
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web
winding
splicer
core
shaft
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JP15988496A
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English (en)
Inventor
Takashi Omae
剛史 大前
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウェブカット後に生ずる余分なパスのウェブ
を確実に吸収して、良好な荷姿を達成する。 【解決手段】 ウェブカット後の設定期間は、新しい巻
取軸の回転速度を、一時的にライン速度より高める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表面にウェブ先端
固定用の粘着性物質(例えば粘着テープや糊)が配設さ
れていない巻芯を用いて、ウェブの巻取先を、巻取が所
定の径に達した旧い巻取軸から、それ迄巻取を行ってい
なかった新しい巻取軸に移行するためのテープレススプ
ライサの制御方法に係り、特に、2つ以上の巻取軸を用
いて切替えることによって、巻取軸の交換時にも巻取を
停止することなく巻取を継続可能なフライイングペース
タ型のスプライサに用いるのに好適な、ウェブカット後
に生ずる余分なパスのウェブを確実に吸収することによ
って、良好な巻芯部巻姿を達成することが可能なテープ
レススプライサの制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】フィルムや紙等の帯状連続体(ウェブと
称する)を扱う印刷機やコータ等において、印刷等のユ
ニットを通過したウェブは、所定の長さ毎にカットされ
るか、連続体のままロール状に巻かれている。ロール状
に巻く際には、巻取工程における連続的な巻取を可能と
するため、通常2つ以上の巻取軸を用いて巻取ってお
り、巻取が所定の径に達した場合に、それ迄巻取を行っ
ていなかった軸で新たに巻取を始めるための動作(スプ
ライスと称する)を行う必要がある。
【0003】スプライスには多種多様な方式があるが、
大別すると、巻取軸がライン速度と同調しているもの
と、ラインは運転しているものの、途中のロールにウェ
ブを蓄えることにより、静止又はライン速度に対して遅
くなっているものがある。
【0004】前者のライン速度と同調しているスプライ
サとしては、ウェブを巻取るための巻取軸を2軸備え、
ウェブの巻取先を、巻取が所定の径に達した旧い巻取軸
から、それ迄巻取を行っていなかった新しい巻取軸に切
替えることによって、常時巻取可能なフライイングペー
スタ型が知られている。これは、例えば図1に示す如
く、支点Oを中心として旋回可能なターレット20と、
その両端にそれぞれ保持された、紙管等の巻芯22a、
22bを保持して回転させる巻取軸24a、24bと、
両巻取軸24a、24bの中間位置の上下に配置され
た、ガイド用のクロスロール26a、26bを備えたタ
ーレット式の巻取装置を含み、旧い巻芯(図では22
a)によるウェブ10の巻取が所定の径に達した時点
で、ターレット20を180°回転し、図2に示す如
く、ウェブ10をカッタ28でカットして、図3に示す
如く、それ迄巻取を行っていなかった新しい巻芯(図で
は22b)による巻取を開始するようにしている。巻取
を終了した旧い巻芯22aは巻取軸24aから抜取ら
れ、新しい巻芯が装入されて、次の巻取切替えに備えら
れる。
【0005】このようなフライイングペースタ型のスプ
ライサにおいては、通常、図4に示す如く、表面に粘着
テープや糊等の粘着性物質32が予め付着された巻芯3
0が用いられており、これをライン速度と同調するよう
に回転させ、巻芯切換時のウェブ先端を粘着性物質によ
り新しい巻芯の表面に固定して引張った状態で、それ迄
巻取っていた旧巻取軸24aへのパスのウェブを切るよ
うにされている。
【0006】しかしながら、この粘着性物質32が付着
された巻芯30では、巻取開始時の粘着性物質(特に粘
着テープ)の変形や皺の発生によって、巻芯部の巻姿が
崩れたり、巻芯30に付着したウェブをはがすことが困
難なため、巻芯30のリサイクルに向かない等の問題点
がある。そこで近年、図5に示す如く、表面にウェブ先
端固定用の粘着性物質が配設されていない巻芯34を用
いて巻取を行う技術が開発されており、このような粘着
性物質32が配設されていない巻芯を用いて紙継ぎを行
うテープレススプライサも提案されている。
【0007】このテープレススプライサは、図1に示し
たと同様のターレットを用いて、図6に要部を示す如
く、新しい巻芯22bにウェブ10を挟み付けておくた
めの第1、第2ニップロール40、42と、巻芯22b
から離れたウェブ10を一方(図では下方)のクロスロ
ール26bに導くためのガイドロール44、46を設け
て、ウェブ10のガイドを行うと共に、カッタ28の直
下にエア吹付部48を設けて、カット後のウェブ先端が
確実に巻芯22bの表面に巻付くようにしている。図6
においては、理解を容易とするため、ターレット、上方
のクロスロール、フレーム、駆動機構等は、図示を省略
している。
【0008】このテープレススプライサにおいては、新
たに巻取を開始しようとする巻取軸24bに対して、第
1、第2ニップロール40、42、ガイドロール44、
46、カッタ28等を備えたスプライスアーム(図示省
略)が接近し、図7に示す如く、新しい巻取軸24bに
ウェブ10を巻付けるウェブパスにした後、図8に示す
如く、カッタ28がウェブを切断し、図6に示したエア
吹付部48によってウェブ先端10aを巻芯22bと第
1ニップロール40の間に巻込ませ、スプライスアーム
が退避してスプライスが終了する。
【0009】より詳しくは、図9に示す如く、ターレッ
ト20が旋回した後、第1ニップロール40及びガイド
ロール52を保持したサブスプライスアーム50が矢印
A方向に上昇を開始し、図10に示す如く、ウェブ10
と新しい巻取軸24bを接触させ、図11に示す如く、
所定位置まで上昇する。次いで、第1ニップロール40
を矢印B方向に移動して、図12に示す如く、第1ニッ
プロール40を新巻取軸24bに密着させる。次いで、
第2ニップロール42及びガイドロール44、46を保
持したメインスプライスアーム54が矢印C方向に上昇
を開始して、図13に示す如く、ウェブ10と、メイン
スプライスアーム52に保持されたガイドロール44、
46を接触させる。図14に示す如く、メインスプライ
スアーム52の上昇が終了した時点で、図15に示す如
く、第2ニップロール42を矢印D方向に移動して新巻
取軸24bに密着させ、スプライスの準備が完了する。
【0010】この段階で、図16に示す如く、カッタ
(図示省略)によりウェブを切断する(スプライス)。
【0011】スプライス終了後、図17に示す如く、メ
インスプライスアーム52に保持された第2ニップロー
ル42を矢印E方向に移動して新巻取軸24bから離し
た後、メインスプライスアーム52を矢印F方向に下降
させる。図18に示す如く、メインスプライスアーム5
2の下降が完了した段階で、第1ニップロール40を矢
印G方向に移動して、図19に示す如く、新巻取軸24
bから離し、サブスプライスアーム50の矢印H方向へ
の下降を開始する。サブスプライスアーム50の下降が
完了した時点で、図20に示すような退避位置となり、
スプライスが完了する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、スプラ
イサにおいては、通常、スプライス時にカッタ28が巻
芯に当ったり、カッタがカット時又はメインスプライス
アーム下降時に増大した巻取物に当ることに防止した
り、巻芯の径のばらつきに対応する等の理由で、カッタ
位置を巻芯から離して設置することが多く、図8に示し
た如く、カット後のウェブが余分なパスを作ることにな
る。このようになった場合、紙等の場合、図21に示す
如く、巻取開始当初は、暫く余分なパスのまま巻取られ
ることとなり、その後に形成される巻取物は、特に巻芯
部の巻姿が良くないという問題点を有していた。即ち、
柔かい物や薄い物は、潰されて皺になり、固い物や厚い
物は、ウェブが弛んだまま膨らんでしまう。
【0013】このような問題点を防止するべく、エア吹
付部48(図6参照)からエアが吹付けられているが、
十分では無かった。
【0014】本発明は、前記従来の問題点を解消するべ
くなされたもので、テープレススプラスサにおいて、ウ
ェブカット後に生ずる余分なパスのウェブを確実に吸収
して、良好な巻芯部巻姿を達成することを課題とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、表面にウェブ
先端固定用の粘着材が配設されていない巻芯を用いて、
ウェブの巻取先を、巻取が所定の径に達した旧い巻取軸
から、それ迄巻取を行っていなかった新しい巻取軸に移
行するためのテープレススプライサの制御方法におい
て、ウェブカット後の設定期間は、新しい巻取軸の回転
速度を一時的にライン速度より高めることにより、ウェ
ブカット後に生ずる余分なパスのウェブを吸収するよう
にして、前記課題を解決したものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して、本発明の実
施形態を詳細に説明する。
【0017】本実施形態は、従来例と同様のフライイン
グペースタ型スプライサにおいて、新しい巻取軸(図2
1の例では巻取軸24b)の回転速度を、前記カッタ2
8が動作開始してから所定期間の間は、図22に示す如
く、通常のライン速度より一時的に設定割合だけ高める
ようにしている。
【0018】即ち、新しい巻取軸24bを回転駆動して
いるモータ(図示省略)の回転速度は、図22に示した
如く、旧い巻取軸24aの巻取が所定の径に近づいてス
プライスの準備が開始された時点で、停止状態からライ
ン速度迄立ち上げられ、通常は、ライン速度のまま巻取
るように指令を受けているが、本発明では、カッタ28
が動作してウェブがカットされてから所定期間、例えば
タイマで設定した数秒間の間だけ、所定のアップ率、例
えば数パーセントだけライン速度より高められる。
【0019】前記速度アップの開始、終了時期や速度ア
ップ率(補正値の値)等は、スプライサの機械構造や、
使用フィルム、使用するウェブの違い等により任意に設
定可能であり、前記速度のアップ率は、例えば薄いフィ
ルムや柔らかいフィルムでは小さな値とされ、硬いフィ
ルムや厚いフィルムでは大きな値とすることができる。
又、前記速度アップ期間の長さは、例えば、カッタ28
による切断位置と第1ニップロール40による保持位置
の距離に応じて設定することができる。更に、前記速度
アップの開始時期も、ウェブカット直後に限定されず、
多少時間をおいてから速度アップを開始することも可能
である。
【0020】又、回転速度を一時的に高める方法も、ラ
イン速度に対する速度アップ率に限定されず、予め設定
した所定値迄、一律に高めることも可能である。
【0021】本発明の適用範囲は、フィルムや紙を用い
る印刷機に限定されず、コータ等他の装置のための巻取
装置にも同様に適用できることは明らかである。
【0022】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
ウェブカット後に生ずる余分なパスのウェブを吸収する
ことが可能となり、良好な巻芯部巻姿を達成することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】フライイングペースタ型のスプライサ等で用い
られているターレット式巻取装置の要部構成を示す正面
【図2】同じくターレットを180°回転した状態を示
す正面図
【図3】同じく新しい巻取軸による巻取に移行した直後
の状態を示す正面図
【図4】表面にウェブ先端固定用の粘着性物質が配設さ
れた通常の巻芯を示す斜視図
【図5】表面にウェブ先端固定用の粘着性物質が配設さ
れていないテープレススプライサ用の巻芯を示す斜視図
【図6】テープレススプライサの要部構成を示す斜視図
【図7】テープレススプライサの動作を説明するため
の、ウェブカット直前の状態を示す要部側面図
【図8】従来の問題点を説明するための、ウェブカット
直後の状態を示す要部側面図
【図9】テープレススプライサの動作を詳細に説明する
ための、ターレット旋回直後の状態を示す要部側面図
【図10】同じく、ウェブと新巻取軸及び第1ニップロ
ールが接触した状態を示す要部側面図
【図11】同じく、サブスプライスアームの上昇が終了
した状態を示す要部側面図
【図12】同じく、第1ニップロールが新巻取軸に接触
した状態を示す要部側面図
【図13】同じく、メインスプライスアームが上昇を開
始して、ウェブとガイドロールが接触した状態を示す要
部側面図
【図14】同じく、メインスプライスアームの上昇が終
了した状態を示す要部側面図
【図15】同じく、第2ニップロール新巻取軸に接触し
て、スプライス準備が完了した状態を示す要部側面図
【図16】同じく、スプライスしている状態を示す要部
側面図
【図17】同じく、スプライスが終了して第2ニップロ
ールが離れ始めた状態を示す要部側面図
【図18】同じく、メインスプライスアームの下降が完
了した状態を示す要部側面図
【図19】同じく、第1ニップロールが外れ、サブスプ
ライスアームが下降を開始した状態を示す要部側面図
【図20】同じく、サブスプライスアームの下降が完了
し、スプライスが完了した待機状態を示す要部側面図
【図21】従来の問題点を説明するための、新巻取軸の
荷姿が乱れている状態を示す要部側面図
【図22】本発明の実施形態における新巻取軸の回転速
度の変化状態を示す線図
【符号の説明】
10…ウェブ 20…ターレット 22a、22b、30、34…巻芯 24a、24b…巻取軸 26a、26b…クロスロール 28…カッタ 40、42…ニップロール 44、46、52…ガイドロール 50…サブスプライスアーム 54…メインスプライスアーム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面にウェブ先端固定用の粘着性物質が配
    設されていない巻芯を用いて、ウェブの巻取先を、巻取
    が所定の径に達した旧い巻取軸から、それ迄巻取を行っ
    ていなかった新しい巻取軸に移行するためのテープレス
    スプライサの制御方法において、 ウェブカット後の設定期間は、新しい巻取軸の回転速度
    を一時的にライン速度より高めることにより、 ウェブカット後に生ずる余分なパスのウェブを吸収する
    ようにしたことを特徴とするテープレススプライサの制
    御方法。
JP15988496A 1996-06-20 1996-06-20 テープレススプライサの制御方法 Pending JPH107296A (ja)

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