JPH107147A - 炭酸飲料容器 - Google Patents

炭酸飲料容器

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JPH107147A
JPH107147A JP28868096A JP28868096A JPH107147A JP H107147 A JPH107147 A JP H107147A JP 28868096 A JP28868096 A JP 28868096A JP 28868096 A JP28868096 A JP 28868096A JP H107147 A JPH107147 A JP H107147A
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tying
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ウンシク シン
Dokushiku Shin
ドクシク シン
Byonhan Che
ビョンハン チェ
Sonshiku Shin
ソンシク シン
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Abstract

(57)【要約】 【課題】容器の栓を開けてその中の一定量の炭酸飲料を
飲んだ後で容器に栓をしても、炭酸飲料中の溶存二酸化
炭素が流出することなく、最後まで美味しく炭酸飲料を
飲み切れる炭酸飲料容器を提供する。 【解決手段】本発明の炭酸飲料容器は、従来の炭酸飲料
容器において、本体に皺形成部を設けることで本体内容
積を減少可能とし、そして、環突条と本体下部とを連結
して本体内容積減少状態を維持する結束具を備えたこと
を特徴とするものである。 【効果】皺形成部を折り畳むことにより、容器中の気体
が満たされた空間を炭酸飲料の残量に合わせて減少さ
せ、二酸化炭素の流出を防ぐ。また、結束具を設けて折
り畳まれた皺形成部がもとに戻るのを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、炭酸飲料容器に関
するものであり、主に樹脂製の炭酸飲料容器に関するも
のである。
【０００２】
【発明が解決しようとする課題】炭酸飲料とは、炭酸ガ
スを自然に含有するか、炭酸ガスを人工的に添加した飲
料水であり、これに糖類、添加物等を加えたもの、もも
ちろん炭酸飲料に含まれる。ところで、この炭酸飲料に
は高圧の二酸化炭素が含有されており、その味が清々し
く、爽快なものである。しかし、炭酸飲料が飲料を入れ
た容器の注出栓が一度開けられると、炭酸飲料内に溶存
する二酸化炭素が気体中に移行するので、容器内に残存
する二酸化炭素が抜け、時間の経過とともに炭酸飲料固
有の清々しく、爽快な味が喪失されていくことになる。
【０００３】即ち、炭酸飲料は、二酸化炭素がその飲料
中で常に飽和状態となって溶解しているように、容器の
内圧を大気圧より高くして容器内に封入されている。従
って、一度注出栓を開放すると、容器内部が大気圧と同
じ圧にまで減圧されることにより溶存二酸化炭素が外部
に放出され、その結果その固有の味を喪失する。また、
注出栓を一度開放して一定量の炭酸飲料を飲用したあと
では、その状態で容器の注出口を注出栓で塞いでも容器
上部に大気圧と等しい圧の大きな空間ができてしまい、
炭酸飲料に溶存する二酸化炭素が徐々に気体中に移行し
て、結局、いわゆる気の抜けた炭酸飲料になってしま
う。このような理由から、炭酸飲料を、開栓後も味が変
わらないように保管することは困難である。
【０００４】従って、本発明の目的は、一定量の炭酸飲
料を飲用してから注出栓をしても、溶存二酸化炭素が気
化することがなく、炭酸飲料の固有の味をそのまま維持
できる炭酸飲料容器を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の炭酸飲料容器
は、注出口を形成した瓶首部に環突条を有する本体から
なる炭酸飲料容器において、本体に皺形成部を設けるこ
とで本体内容積を減少可能とし、そして、環突条と本体
下部とを連結して本体内容積減少状態を維持する結束具
を備えたことを特徴とする炭酸飲料容器である。
【０００６】この炭酸飲料容器では、本体に皺形成部が
設けられており、それにより容器本体が圧縮可能となっ
ている。従って、容器の注出口を塞ぐ注入栓を開放し
て、容器内の炭酸飲料を一定量飲用した後に、その皺形
成部を本体の容積を減少させるように折り畳むことがで
きる。このようにすると、本体内部の気体が満たされた
空間が減少し、その状態で注入栓をすれば、炭酸飲料中
の溶存二酸化炭素が容器内の気体の満たされた空間に流
出することを防止でき、結果として、炭酸飲料の清々し
く爽快な味を長時間維持できることとなる。
【０００７】また、この炭酸飲料容器には、環突条と本
体下部とを連結して本体内容積減少状態を維持する結束
具が設けられている。この結束具は、上記のように皺形
成部を折り畳んで縮めた本体の形状を維持させるための
ものである。つまり、皺形成部を折り畳んだ場合でも、
炭酸飲料中の二酸化炭素が僅かに残った空間に移行し、
その二酸化炭素の圧力により本体が元の形状に戻ろうと
するため、この結束具により前記環突条と本体下部の距
離の増大を防止して、本体の内容積が減少した状態を維
持するものである。また、この結束具は、環突条と本体
下部間の距離の増減に合わせて環突条と本体下部を連結
して固定するものであるため、容器内の炭酸飲料の残量
に合わせた容器の内容積で本体の形状を維持できる。
【０００８】上記結束具の構造としては、以下のものが
ある。例えば、結束具は、基端部にフランジが形成され
且つ長さ方向に沿って複数の係止溝が設けられてなり、
段部及び長孔を有し本体下部又は支持体に設けられた係
合突部に前記フランジを係合させると共に環突条に穿設
された弾性片付きの通孔に前記係止溝を係止させるよう
にしたものとすることができる。また、結束具は、基端
部にフランジが形成され且つ長さ方向に沿って複数の係
止溝が設けられてなり、段部及び長孔を有する環突条に
前記フランジを係合させると共に本体下部又は支持体の
係合突部に穿設された弾性片付きの通孔に前記係止溝を
係止させるようにしたものとすることができる。
【０００９】更に、同様の結束具を２つ設け、一方の結
束具の先端部に突出片を設けると共に他方の結束具の先
端部に係合孔を設け、これらの突出片と係合孔とを係合
させることにより当該結束具を把手として使用可能とす
ることもできる。このようにすると、炭酸飲料容器の持
ち運びが便利になるため好ましい。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下添付図面に基づいてこの炭酸
飲料容器の実施の形態について説明する。尚、図１及び
図２は本発明の炭酸飲料容器の第１実施形態についての
図であり、図３は第２実施形態についての図である。
【００１１】第１実施形態：この炭酸飲料容器１０は、
注出口２０と、瓶首部４０、本体５０、支持体６０、環
突条７０及び抽出栓とからなる炭酸飲料容器１０におい
て、前記本体５０は、皺形成部５１が設けられて内容積
を減少可能とされたものであり、また、前記環突条７０
と本体５０下部の距離の増大を防ぐ結束具７２が、容器
１０内の炭酸飲料の残量に合わせた内容積で環突条７０
と本体５０下部を連結して固定するように設けられたこ
とを特徴とする炭酸飲料容器１０である。
【００１２】即ち、この炭酸飲料容器１０は、注出栓３
０で密閉可能とされ、容器１０から炭酸飲料を容易に注
げるようにした注出口２０と、注出口２０と本体５０の
間に設けられた瓶首部４０と、炭酸飲料を収容する円筒
形状の本体５０と、容器１０を直立支持する支持体６０
と、容器１０の把持を容易にし、炭酸飲料を注ぐときに
炭酸飲料の飛散を防止する環突条７０で構成される公知
の炭酸飲料容器１０において、本体５０に皺形成部５１
を設けることで本体内容積を減少可能とし、そして、環
突条７０と本体５０下部とを連結して本体５０内容積減
少状態を維持する結束具７２を備えたことを特徴とする
炭酸飲料容器である。そして、この結束具７２は、基端
部にフランジ８１が形成され且つ長さ方向に沿って複数
の係止溝８２が設けられてなり、段部及６３び長孔６２
を有し支持体６０に設けられた係合突部６１に前記フラ
ンジ８１を係合させると共に環突条７０に穿設された弾
性片７２付きの通孔７１に前記係止溝を係止させるよう
にしたものである。
【００１３】この場合、環突条７０の直径を従来の炭酸
飲料容器１０のそれより多少大きくしてある。これによ
り、通孔７１、弾性片７２、段部６３及び係合突部６１
の形成が容易になる。
【００１４】尚、第１実施形態では、２つの結束具７２
を設けているが、これを３以上とするのも自由である。
この場合、その結束具７２の数に対応させて、長孔６２
及び通孔７１を設けることは言うまでもない。
【００１５】また、本発明の炭酸飲料容器１０において
は、瓶首部４０と支持体６０間の本体５０の一部分に皺
を形成して、本体５０の一部を皺形成部５１とし、他の
部分を非皺形成部５２としている。但し、本体５０の全
面に皺を付けて、本体５０の円筒外周面全体を皺形成部
５１とすることもできる。
【００１６】また、上記結束具７２を、係止溝８２が設
けられ、その一端に設けられたフランジ８１が、段部６
３と長孔６２を設けた環突条７０に係止され、且つ他の
一端が、弾性片７２をその内部に有し本体５０下部に設
けられた係合突部６１に穿設した通孔７１に挿入する構
造にすることもできる。この場合、結束具７２を容器１
０上部から下部への方向で挿入することとなる。
【００１７】第２実施形態：第２実施形態の説明にあた
り、第１実施形態と同様の部分には第１実施形態と同じ
符号を付し重複説明を省略する。本発明の炭酸飲料容器
１０の第２実施形態は、第１実施形態の炭酸飲料容器１
０とほぼ同様である。但し、第２実施例においては、２
つの結束具７２を設け、一方の結束具７２のフランジ８
１が設けられた側でない側の先端に突出片８３を形成
し、他方の結束具７２のフランジ８１側でない側の先端
に係合孔８４を形成してある点で第１実施形態と異なっ
ている。そして、この突出片８３は、係合孔８４に挿入
して固定可能となっている。
【００１８】次に、本発明の炭酸飲料容器１０の使用方
法を説明する。本発明の炭酸飲料容器１０は、注出栓３
０を開封して一定量の炭酸飲料類を注いだ後、結束具７
２を引っ張りながら、容器１０の上部を加圧して残存す
る炭酸飲料が瓶首部４０付近に至るまで皺形成部５１を
折り畳む。このようにすると、炭酸飲料容器１０の内部
にあった気体が満たされた空間が減少する。そして、こ
の状態で、注出栓３０で注出口２０を塞ぐ。これによ
り、容器１０内の気体の空間が殆どない状態が維持さ
れ、従って、そこに移行できる二酸化炭素の量も非常に
少ないものとなるので、炭酸飲料固有の清々しく爽快な
味を長時間保存することができることとなる。
【００１９】即ち、容器１０の上部に圧力を加えながら
結束具７２を引っ張ると、結束具７２下端のフランジ８
１が係合突部６１の段部６３に支持固定されたまま、結
束具７２の上部の一定部位が通孔７１を介して上部に引
っ張られる。そして、結束具７２を引っ張るのを中止し
ても、環突条７０の通孔７１に設けられた弾性片７２が
結束具７２の係止溝８２に係止されて、皺形成部５１の
皺が折り畳まれた状態が維持される。
【００２０】従って、僅かに残った容器１０内の気体が
満たされた空間に移行した二酸化炭素の圧力により、こ
の空間が大きくなることがなく、よって、炭酸飲料固有
の清々しく爽快な味を長時間保存することができること
となる。
【００２１】また、この炭酸飲料容器１０を用いれば、
炭酸飲料の残量に応じて容器１０の容積を減少させられ
るため、省スペース化を図ることが可能となる。
【００２２】更に、容器１０に２つの結束具７２を設
け、一方の結束具７２のフランジ８１側でない側の先端
に突出片８３を形成し、他方の結束具７２のフランジ８
１側でない側の先端に係合孔８４を形成した第２実施形
態の場合には、皺形勢部を折り畳んだ状態で上記突出片
８３と係合孔８４を係合させることにより、この結束具
７２を把手として使用できるようになる。
【００２３】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、本体５０に設けられた皺形成部５１を折畳み、残っ
た炭酸飲料が瓶首部４０に至るようにして容器１０内の
気体が満たされている空間を減少させることができ、炭
酸飲料に溶存する二酸化炭素の気体への移行を抑制する
ことが可能となり、従って炭酸飲料固有の清々しく爽快
な味を長時間保存することができることとなり、もっ
て、炭酸飲料を最後まで美味なまま飲み切れることとな
る。また、折り畳んだ容器１０の形状を維持する結束具
７２を２本とし、その結束具７２のフランジ８１のない
側の先端を固定可能として結束具を把手として使用でき
るようにすれば、持ち運びに便利になる。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明による炭酸飲料容器の第１実施形態を
表す全体斜視図。
【図２】この発明による炭酸飲料容器の第１実施形態を
表す断面図。
【図３】この発明による炭酸飲料容器の第２実施形態を
表す部分斜視図。
【符号の説明】
１０ 容器 ２０ 注出口 ３０ 注出栓 ４０ 瓶首部 ５０ 本体 ５１ 皺形勢部 ６０ 支持体 ６２ 長孔 ７０ 環突条 ７１ 通孔 ８０ 結束具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 596157078 チェ ビョンハン 大韓民国，135−110，ソウル，カンナム ク，アプクジョンドン，ヒョンデアパート 116−908 (71)出願人 596157089 シン ソンシク 大韓民国，135−110，ソウル，カンナム ク，アプクジョンドン，ヒョンデアパート 116−907 (72)発明者 シン ウンシク 大韓民国，135−110，ソウル，カンナム ク，アプクジョンドン，ヒョンデアパート 116−907 (72)発明者 シン ドクシク 大韓民国，360−171，チュンチョンブク ド，チョンジュシ，サンダンク，ネドク１ ドン，275−17 (72)発明者 チェ ビョンハン 大韓民国，135−110，ソウル，カンナム ク，アプクジョンドン，ヒョンデアパート 116−908 (72)発明者 シン ソンシク 大韓民国，135−110，ソウル，カンナム ク，アプクジョンドン，ヒョンデアパート 116−907

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 注出口を形成した瓶首部に環突条を有す
    る本体からなる炭酸飲料容器において、本体に皺形成部
    を設けることで本体内容積を減少可能とし、そして、環
    突条と本体下部とを連結して本体内容積減少状態を維持
    する結束具を備えたことを特徴とする炭酸飲料容器。
  2. 【請求項２】 本体を直立支持する支持体が本体下部に
    備えられ、上記環突条とこの支持体とを結束具で連結す
    る請求項１記載の炭酸飲料容器。
  3. 【請求項３】 結束具は、基端部にフランジが形成され
    且つ長さ方向に沿って複数の係止溝が設けられてなり、
    段部及び長孔を有し本体下部又は支持体に設けられた係
    合突部に前記フランジを係合させると共に環突条に穿設
    された弾性片付きの通孔に前記係止溝を係止させるよう
    にした請求項１又は請求項２記載の炭酸飲料容器。
  4. 【請求項４】 同様の結束具を２つ設け、一方の結束具
    の先端部に突出片を設けると共に他方の結束具の先端部
    に係合孔を設け、これらの突出片と係合孔とを係合させ
    ることにより当該結束具を把手として使用可能とした請
    求項３記載の炭酸飲料容器。
  5. 【請求項５】 結束具は、基端部にフランジが形成され
    且つ長さ方向に沿って複数の係止溝が設けられてなり、
    段部及び長孔を有する環突条に前記フランジを係合させ
    ると共に本体下部又は支持体の係合突部に穿設された弾
    性片付きの通孔に前記係止溝を係止させるようにした請
    求項１又は請求項２記載の炭酸飲料容器。
JP28868096A 1996-06-19 1996-10-30 炭酸飲料容器 Pending JPH107147A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR1996U16377 1996-06-19
KR2019960016377U KR0122190Y1 (ko) 1996-06-19 1996-06-19 탄산음료류 용기

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JPH107147A true JPH107147A (ja) 1998-01-13

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JP28868096A Pending JPH107147A (ja) 1996-06-19 1996-10-30 炭酸飲料容器

Country Status (6)

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US (1) US5758789A (ja)
JP (1) JPH107147A (ja)
KR (1) KR0122190Y1 (ja)
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FR (1) FR2750109B1 (ja)
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