JPH1070740A - 立体カメラおよびビデオ映像伝送システム - Google Patents

立体カメラおよびビデオ映像伝送システム

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JPH1070740A
JPH1070740A JP24561896A JP24561896A JPH1070740A JP H1070740 A JPH1070740 A JP H1070740A JP 24561896 A JP24561896 A JP 24561896A JP 24561896 A JP24561896 A JP 24561896A JP H1070740 A JPH1070740 A JP H1070740A
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JP
Japan
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camera
cameras
video
image
stereoscopic
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JP24561896A
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English (en)
Inventor
Kaichi Tatezawa
加一 立沢
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 立体撮影ができる立体カメラにおいて、ズー
ミングしても正しく立体感が再現できるようにする。 【解決手段】 カメラ1aおよび1bで目標点2を撮影
する際に、仮想的な両眼3aおよび3bの位置から見た
視野と同様になるように、カメラ1aおよび1bとをズ
ーミングする際に、カメラ1aおよび1bは、目標点2
と、仮想的な両眼3aおよび3bのそれぞれとを結ぶ線
の延長上に、それぞれの光軸が一致するように配置され
る。このようにカメラ1aおよび1bの位置および角度
を制御することによって、ズーミングを行っても、カメ
ラ1aおよび1bと両眼3aおよび3bとの視野がそれ
ぞれ一致するため、カメラ1aおよび1bからの再生映
像は、正しく立体感を再現することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、被写体の立体感
を保ったままズーム撮影が可能な立体カメラおよびこの
立体カメラを応用することにより仮想現実感を味わえる
ようにしたビデオ映像伝送システムに関する。
【0002】
【従来の技術】例えばスタジアムにおけるスポーツ観戦
の場合、実際にそのスタジアムに居る観客は、そのスタ
ジアムの雰囲気と相まって、迫力のある試合を楽しむこ
とができる。ところが、このようなスタジアムには収容
できる観客数に制限があり、試合の観戦をしたい全ての
人の収容は不可能である。そのため、例えば試合を実況
中継することにより、テレビジョン受像機などでの試合
の観戦ができるようにされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来のテレビジョン受像機による観戦は、2次元による平
面画像でなされ、奥行き感を表示することができないた
め、スピード感や迫力、臨場感などに欠けるという問題
点があった。そのため、立体的な表示をなし得る表示装
置ならびに撮影装置が求められていた。
【0004】ところで、現在では、動画像を立体的に表
示可能な表示装置は、既に幾つかが実用化されている。
また、これらに対応可能なような、立体撮影装置も提案
されている。図13は、この、従来技術による立体カメ
ラの原理を概略的に示す。連動的にズーム可能なカメラ
100aおよび100bが、標準的な右目101aおよ
び左目101bの間隔Ed などの間隔で以て並行して、
固定的に配置される。Ed は、例えば7〜10cm程度
とされる。これらカメラ100aおよび100bによっ
て、被写体102が撮影される。このような構成をとる
ことによって、肉眼での立体感の再現が可能とされる。
【0005】ここで、図14に示されるように、位置s
において肉眼101aおよび101bで、位置tにおい
てカメラ100aおよび100bにおいて、恰も位置s
で肉眼101aおよび101bで以て見るかの如く、被
写体103における点aを注目点としてそれぞれ被写体
103および104を撮影する場合について考える。こ
の場合、カメラ100aおよび100bは、点aから位
置sおよび位置tまでの距離の比に応じてズーミングさ
れる。
【0006】肉眼101aが視野角φを有している場
合、この肉眼101aは、被写体103および104上
に太線で示される範囲AおよびBを見ることができる。
また、肉眼101aでは、注目点である点aに焦点が合
い、それに対して被写体104の範囲Bが奥に見える。
【0007】周知であるが、カメラのズーミングは、カ
メラの視野角を狭めることによってなされる。したがっ
て、固定的に配置されているカメラ100aでは、位置
tにおいて位置sで見たときと同じ大きさに被写体10
3および104を撮影できるようにズーミングを行う
と、肉眼101aに対して、例えば図中のCで示される
範囲に視野の差が生じてしまうと共に、被写体103に
おける点a’に焦点が合うことになる。これは、カメラ
100bにおいても同様である。そのため、カメラ10
0aおよび100bとでは、位置sで見たような立体感
を正しく表現できないという問題点があった。
【0008】また、テレビジョン受像機による観戦で
は、所詮、スタジアムにおける雰囲気などを伝えること
ができないため、物足りなさが残ることは拭いきれない
という問題点があった。
【0009】したがって、この発明の目的は、ズーミン
グを可能としながら正しく立体感を表現できるような立
体カメラ、および、この立体カメラを用いて、恰も現場
に居るかのような臨場感をも再現できるようなビデオ映
像伝送システムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述した課
題を解決するために、右目側の撮影を行う第1のカメラ
と、左目側の撮影を行う第2のカメラと、被写体と仮想
的な右目の位置とを結ぶ第1の線の延長上に、第1の線
と光軸を合わせて第1のカメラが配置され、目標点と右
目と対の仮想的な左目の位置とを結ぶ第2の線の延長上
に、第2の線と光軸を合わせて第2のカメラが配置され
るように、第1および第2のカメラの位置および角度を
所定の関係に制御する制御手段とを有し、ズーミングに
よって被写体と仮想的な右目および左目との距離が変化
しても、所定の関係が保たれることを特徴とする立体カ
メラである。
【0011】また、この発明は、上述した課題を解決す
るために、第1の場所の複数の箇所にそれぞれ配置され
る複数台のカメラと、第1の場所の複数の箇所にそれぞ
れ配置される複数台の立体的な撮影が可能な立体カメラ
と、複数台のカメラおよび映像信号と複数台の立体カメ
ラのそれぞれの映像信号を多重化する多重化手段と、多
重化信号を、第2の場所に伝送する第1の伝送手段と、
第2の場所に存在する1または複数の観客がそれぞれ有
する携帯可能な立体映像表示手段と、第2の場所に配置
され、多重化信号を受信する受信手段と、受信された多
重化信号を立体映像表示手段に伝送する第2の伝送手段
と、を有し、立体映像表示手段は、多重化信号をそれぞ
れの映像信号に分離し、それぞれの映像信号の中から必
要な映像信号を選択可能とされていることを特徴とする
ビデオ映像伝送システムである。
【0012】上述したように、この発明は、被写体と仮
想的な左右それぞれの目とを結ぶ線の延長上に、左右の
目に対応したそれぞれのカメラが光軸を合わせて配置さ
れ、さらにこの配置は、被写体に対してズーミングを行
っても保たれるようにされているため、撮影された映像
を正しい立体感で以て再現することができる。
【0013】また、この発明は、第1の場所で立体的に
撮影された映像を第2の場所で立体感を再現させながら
映出させることができるため、別の場所でも臨場感あふ
れる映像を見ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態
を、図面を参照しながら説明する。図1は、この発明に
よる立体カメラの原理を概略的に示す。この発明におい
ては、このように、立体カメラを構成するカメラ1aお
よび1bのそれぞれを、被写体2と肉眼3aおよび3b
とをそれぞれ結んだ線の延長上に配置する。また、この
ときのカメラ1aおよび1bの光軸がこれらの線と一致
するように、これらカメラ1aおよび1bは、それぞれ
被写体2の方向に向けられる。このようにカメラ1aお
よび1bとを配置することによって、これらカメラ1a
および1bと肉眼3aおよび3bとの、ズーム時におけ
る視野範囲を一致させることができる。
【0015】なお、以下の説明において、特に説明の無
い限りは、このようなカメラ,肉眼,および被写体との
関係を示す図は、上面方向から見た図とする。
【0016】図2に示されるように、ズームがなされて
いない場合の視野角がα0 であるカメラ1aにおいて、
ズーミングがなされると、視野角は、α<α0 である視
野角αとされる。この視野角αとα0 との差がズーミン
グの有無に対応する。また、視野角βを有する肉眼3a
においては、被写体4および5における範囲AおよびB
が視野範囲とされる。したがって、この肉眼3aでの視
野範囲とカメラ1aによる視野範囲とが一致するように
カメラ1aの視野角αを設定することによって、ズーム
時のカメラ1aによるカメラ映像と位置sにおける肉眼
3aでの視野内の映像とを一致させることができる。な
お、この説明は、カメラ1bについても同様である。
【0017】一方、カメラ100aのように、上述の従
来例で説明したカメラ位置では、カメラ1aと同一のズ
ーム率でズームを行った場合に、図2中でCで示した範
囲だけ視野の差が生じてしまい、ズーム時でのカメラ1
00aのカメラ画像と位置sにおける肉眼3aでの視野
内の画像とが一致しない。
【0018】次に、右側のカメラ1aおよび左側のカメ
ラ1bとの関係について説明する。先ず、図3を用い
て、以下の説明に用いられる各変数および固定値につい
ての定義を行う。Ed は、人間の左右の目の間隔であ
る。d(またはd’)は、目と被写体6との距離であ
る。この距離dは、実際には仮想的な値とされる。l
は、カメラ1aおよび1bの間隔である。Dは、カメラ
1aおよびカメラ1bとを結ぶ直線の中心点と被写体6
との距離である。
【0019】このように定義した場合、d:Ed /2=
D:l/2の関係から、ズーム率Zは、Z=D/dと求
められる。図3において、目の位置がdからd’へと近
付くと、左右のカメラ1aおよび1bとの距離がlから
l’へと広がる。勿論、目の間隔Ed は、一定とされ
る。したがって、カメラ1aおよび1bとの距離は、被
写体2に近付く程広がることになる。
【0020】図4は、カメラ1aおよび1bから成る視
差を示す。例えば被写体4に対して奥行きを伴って表現
されるべき被写体5に対して、上述の従来例の方法で以
て位置tに配置されたカメラ100aおよび100bと
からは、図中にFで示される視差しか得られないのに対
して、この発明による方法で以て同様の位置tに配置さ
れたカメラ1aおよび1bとからは、図中にGで示され
るように、十分な視差を得ることができる。
【0021】次に、この実施の一形態のより具体的な例
について説明する。図5は、カメラ1aおよび1bとか
らなる、この発明による立体カメラのより具体的な構成
例を示す。カメラ1aは、例えば外部から制御されるス
テッピングモータによって回転角が制御される回転台1
0aに対して取り付けられる。同様に、カメラ1bが回
転台10bに対して取り付けられる。このとき、回転台
10aおよび回転台10bの回転の中心がそれぞれカメ
ラ1aおよび1bの光軸の開始点に一致していると好ま
しい。
【0022】これらカメラ1aおよび1bがそれぞれ取
り付けられた回転台10aおよび10bは、アーム11
に取り付けられる。回転台10aおよび10bには、そ
れぞれアーム11に対して横方向に対して移動可能で、
外部からの制御によって動作を制御される稼働部分が設
けられており(図示しない)、この稼働部分によって、
カメラ1aおよび1bが例えばアーム11に設けられた
レール12のガイドに基づき横方向に移動される。アー
ム11は、例えば外部から制御されるステッピングモー
タによって回転角を制御される回転台13によって、雲
台などに固定される。
【0023】回転台10aおよび回転台10bによっ
て、カメラ1aおよびカメラ1bのそれぞれの光軸が互
いに成す角は、θに制御される。また、同様に、カメラ
1aおよびカメラ1bとの間の、互いの光軸の開始点の
距離がlになるように制御される。図6は、このときの
光軸の成す角θおよび光軸の開始点間の距離lについて
示す。θは、カメラ1aおよび1bの光軸の開始点と、
仮想的な肉眼3aおよび3bをそれぞれ介して被写体2
とを結ぶ直線の成す角度である。上述の、ズーム率Z=
D/dとこの図とから、次に示す数式(1)および数式
(2)が導き出される。
【0024】l=Z・Ed ・・・ 数式(1)
【0025】 θ=2tan-1(Z・Ed /2D) ・・・ 数式(2)
【0026】すなわち、Ed は、固定値であるため、ズ
ーム率Zおよびカメラ1aおよび1b(実際には、これ
らの中心点)と被写体2との距離Dが分かれば、これら
lおよびθが算出でき、カメラ1aおよび1bの位置お
よび角度とが制御可能とされる。なお、観客席からみた
立体像(カメラ位置からズーム率”10”)を構成する
アーム11の大きさを決めるlは、例えばEd =0.0
7mとして、d=5m,D=50mと見積もっても高々
70cm程度である。
【0027】図7は、このようにカメラ1aおよび1b
の位置および角度を制御するための構成の一例を示す。
詳細は後述するが、左右のカメラ1aおよび1bにおい
て、何方か一方のカメラを基準カメラとして、他方のカ
メラのフォーカスやズームなどが制御される。ここで
は、基準カメラをカメラ1aとする。
【0028】カメラ1aおよび1bは、以下に示す方法
に従い自動フォーカスおよびズームの制御がなされる。
この制御の説明に先立ち、カメラ1aおよび1bの出力
レベルの調整について説明する。先ず、これらカメラ1
aおよび1bの出力信号の差分をとる。そして、差分の
小さい画像部分で、出力信号における最小および最大の
振幅部分を見つけ、この部分の、カメラ1aおよび1b
の出力信号が同一のレベルになるように、カメラ1bの
出力信号レベルを基準カメラであるカメラ1aの出力信
号レベルに対して合わせる。カメラ1a,1bは、この
ように調整される。
【0029】回転台10aには、2つのモータ30およ
び31とが含まれる。モータ30aは、例えばステッピ
ングモータから成り、カメラ1aの回転を制御する。モ
ータ31bは、カメラ1aの、ガイド12に沿った横方
向への移動を制御する。同様に、回転台10bにも、回
転を制御するモータ30bおよび横方向への移動を制御
するモータ31bとが含まれる。
【0030】カメラコントローラ20に対して、外部か
らコントロール信号が供給される。このコントロール信
号の供給方法については、後述する。このコントロール
信号には、カメラ1aおよび1bに対してズーミング指
示を出すための情報であるズーム率Zが含まれる。ま
た、このコントロール信号に対して、被写体までの距離
Dを含ませ、カメラ1aおよび1bにおけるオートフォ
ーカス情報とすることもできる。
【0031】カメラ1aで撮影された映像情報がカメラ
コントローラ20に対して送出される。カメラコントロ
ーラ20において、この供給された映像情報に基づい
て、カメラ1aにおけるズームおよびオートフォーカス
制御を行うための処理がなされる。カメラ1aにおい
て、この結果に基づきズームおよびオートフォーカスが
行われる。このオートフォーカス処理の結果および上述
のズーミング指示は、カメラ1bにも共に供給される。
これにより、カメラ1bにおいて、カメラ1aと同様の
動作がなされる。
【0032】カメラコントローラ20に供給されるコン
トロール信号に対して距離Dの情報が含まれている場合
には、これに基づいてオートフォーカス動作を行っても
よい。
【0033】カメラコントローラ20においてオートフ
ォーカス処理が行われることによって、被写体までの距
離Dを得ることができる。カメラコントローラ20から
モータ制御部21に対して、距離Dおよびズーム率Zと
が供給される。モータ制御部21において、供給された
距離Dおよびズーム率Zとから上述の数式(2)の演算
がなされ、この演算結果に基づきモータ30aおよび3
0bとが制御され、カメラ1aおよびカメラ1bの角度
がそれぞれ内側に角度θ/2とされる。また、カメラコ
ントローラ20からモータ制御部22に対して、ズーム
率Zが供給される。モータ制御部22において、供給さ
れたズーム率Zから上述の数式(1)の演算がなされ、
この演算結果に基づきモータ31aおよび31bとが制
御され、カメラ1aおよび1bとの間隔が距離lとされ
る。
【0034】一方、被写体自動追尾部23において、被
写体の追尾が行われ、コントロール信号が生成される。
このコントロール信号は、カメラコントローラ20に対
して供給される。この追尾は、例えばカメラ24によっ
て撮影され、カメラコントローラ25において所定の処
理を施された映像と、予め記憶されている被写体の例え
ば形状とが比較されることによってなされる。また、こ
の追尾は、自動的に行わずに、例えばカメラ24をオペ
レータが操作し被写体を追いかけることによって行って
もよい。この場合には、カメラ24は、アーム11に対
して一体的に動くように取り付けられるのが望ましい。
さらに、広角のレンズで広範囲を捉え、モニタ画面を見
ながらオペレータがジョイスティックなどの所定の指示
手段で以て被写体を追うようにしてもよい。さらにま
た、被写体に対して発信器などを設け、この発信器から
発信される電波や超音波を複数の受信装置で以て受信す
ることにより、被写体の追尾を行うこともできる。
【0035】このような、被写体の追尾により、被写体
の位置情報が時間経過に伴って得られる。この得られた
位置情報に基づき、カメラ1aおよび1bから被写体ま
での距離Dが得られる。被写体の位置情報および時間情
報とが方向・速度検出部26に対して供給される。方向
・速度検出部26において、供給されたこれら被写体の
位置情報および時間情報とから、被写体の移動方向,移
動速度,および移動の際の加速度が得られる。
【0036】この実施の一形態では、被写体の自動追尾
が行われている際のカメラ1aおよび1bのズーム率Z
は、これら被写体の移動方向,移動速度,および加速度
に基づいて選択される。例えば、移動速度が速い場合に
は、ズーム率Zが小さい値とされ、遅い場合にはズーム
率Zが大きい値とされる。また、被写体の自動追尾をせ
ずに、オペレータのカメラ24の操作によって被写体の
追尾が行われる場合には、オペレータの操作に基づい
て、直接的にズーム率Zを得ることができる。また、こ
の場合でも、ズーム率Zを自動的に選択するようにもで
きる。こうして得られた距離Dおよびズーム率Zは、上
述のコントロール信号として、カメラコントローラ25
からカメラコントローラ20に対して供給される。
【0037】次に、この実施の一形態による立体カメラ
の応用例について説明する。図8は、この立体カメラを
例えばサッカー競技が行われるスタジアムに設置し、こ
のスタジアムにおいて行われる競技の実況中継を行う例
である。この場合、実際に競技が行われるスタジアム4
0に幾つかのカメラが設置され、これらのカメラで撮影
された映像信号が多重化され別のスタジアム60に対し
て送信される。スタジアム60では、観客61a,61
b,61c,・・・がそれぞれ映像を立体的に表示可能
な表示装置(詳細は後述する)を有し、スタジアム40
から送信された信号をスタジアム60の受信システムを
介して受信する。これにより、スタジアム40で行われ
ている競技が実況され、スタジアム60に居ながらスタ
ジアム40における競技を立体的に観戦することができ
る。
【0038】スタジアム40には、この発明による立体
カメラが立体カメラ41a,41b,41c,および4
1dというように複数台設置される。さらに、高解像度
カメラがカメラ42a,42b,42c,および42d
というように複数台設置される。高解像度カメラ42
a,42b,42c,および42dは、例えば垂直解像
度で1125本を有するHDTV方式程度乃至それ以上
の解像度を有するカメラが用いられ、それぞれ固定的に
広範囲をカバーする。立体カメラ41a,41b,41
c,および41dは、上述したように、被写体(例え
ば、サッカー競技であればサッカーボール)を追尾す
る。また、この立体カメラ41a,41b,41c,お
よび41dは、それぞれ移動が可能とされる。これら立
体カメラ41a,41b,41c,および41d、およ
び高解像度カメラ42a,42b,42c,および42
dによって撮影された映像信号は、それぞれエンコーダ
50に対して供給される。
【0039】エンコーダ50において、これらの供給さ
れた映像信号が所定の圧縮方式、例えばMPEG−2方
式で以てそれぞれ圧縮される。圧縮されたこれら映像信
号は、多重化器51によって多重され多重ストリームと
され、送信システム52に対して供給される。そして、
送信システム52において変調,増幅といった処理を施
され、多重ストリームから成る送信電波とされ送信され
る。
【0040】一方、上述のスタジアム40とは別の場所
に存在するスタジアム60内には、多数の観客61a,
61b,61c,・・・が存在しており、これら観客6
1a,61b,61c,・・・のそれぞれは、後述する
携帯用立体映像表示装置および付属信号処理器とから成
る受信システムを有している。
【0041】スタジアム40の送信システム52から送
信された送信電波は、このスタジアム60に設けられた
受信システム53によって受信される。受信された信号
は、コンバータ54によって所定の形式に変換され、ス
タジアム60内の観客に対して送信を行うローカル送信
システム55に供給される。ローカル送信システム55
から観客61a,61b,61c,・・・がそれぞれ有
する受信システムに対して、この変換された信号が送信
される。上述したように、この送信された信号は、送信
側においてMPEG−2方式で以て圧縮された映像信号
が多重化され多重ストリームとされている。
【0042】制御センター56では、スタジアム60の
観客61a,61b,61c,・・・がそれぞれ有する
携帯用立体映像表示装置および付属信号処理器に対する
サービス情報の提供が行われる。また、これらの機器が
観客61a,61b,61c,・・・に対して貸与され
るものである場合には、制御センター56において機器
の管理が行われる。この、制御センター56による情報
の提供および機器の管理は、所定の方法で以て処理され
た信号を、スタジアム内に設置されたアンテナ57によ
って送信/受信することによってなされる。この送信/
受信には、例えばPHS(簡易型携帯電話システム)で
用いられている方式を適用することが可能である。
【0043】図9は、観客61a,61b,61c,・
・・がそれぞれ有する受信システムの、携帯用立体映像
表示装置の一例を示す。これは、既に存在する眼鏡型デ
ィスプレイを応用したものである。図9Aおよび図9B
は、この携帯用立体映像表示装置が人間の頭部に装着さ
れた様子を、それぞれ上部および横方向から見た図であ
る。この表示装置70は、このように眼鏡型の形状を有
しており、弦71およびに伸縮性のバンド72,73に
よって頭部に装着される。光学系は、前部に取り付けら
れた箱体74内部に構成される。弦71に対して、アン
テナを伴った受信装置76および各種の操作を行うため
のスイッチ77a,77b,および77cが設けられ
る。また、図示されないが、両側の弦71からそれぞれ
ケーブルが引き出され、両耳に装着されたイヤホンに対
して接続される。
【0044】弦71には、ケーブル78が接続される。
このケーブル78の他端は、付属信号処理器90に接続
される。図10は、この付属信号処理器90の構成の一
例を示す。この付属信号処理器90は、表示装置70を
装着するそれぞれの観客が有するものである。この付属
信号処理器90は、通信コントローラ部91,信号処理
部93,および電源部94とで構成される。通信コント
ローラ部91には、アンテナ92が接続される。
【0045】通信コントロール部91は、メモリ,マイ
クロプロセッサおよびその周辺回路,通信回路などから
成る。この通信コントロール部91には、この表示装置
70および付属信号処理器90を管理するための情報、
例えばID情報が記憶されている。例えば、この表示装
置70や付属信号処理器90においてエラーなどが発生
した場合、アラームを鳴らして所持者にエラーの発生を
知らせると共に、アンテナ92からアンテナ57に対し
てID情報とエラー情報とを送信し、制御センター56
に装置の異状を自動的に知らせることが可能とされる。
【0046】また、この表示装置70および付属信号処
理器90が貸与されたものである場合、制御センター5
6とこの通信コントロール部91との間で定期的に通信
を行いID情報の管理を行うことによって、貸与した観
客にこれらの装置を勝手に持ち帰られないようにするこ
とも可能である。
【0047】制御センター56からアンテナ57によっ
て送信されたサービス情報は、アンテナ92を介して通
信コントローラ91に供給される。この情報は、例えば
実況を行っている競技に関するデータベースとしてメモ
リなどに記憶される。
【0048】信号処理部93は、メモリ,マイクロプロ
セッサおよびその周辺回路,ビデオ/オーディオ信号処
理回路などから成り、ビデオ/オーディオ信号の処理お
よびサービス情報の処理が行われる。信号処理部93に
対して、表示装置70のアンテナ76で受信された多重
ストリームが供給される。この信号処理部93におい
て、この多重ストリームが分離され、分離されたストリ
ームのデコードがなされる。また、表示装置70のスイ
ッチ77a,77b,および77cなどの操作によりな
された、仮想的位置の切り換え,ズーム率選択,表示モ
ードの選択,および情報ウィンドウの表示制御などの情
報がこの信号処理部93に供給される。また、通信コン
トローラ91においてメモリに記憶されている、実況さ
れた競技に関するデータなどがこの信号処理部93に対
して供給される。
【0049】供給されたこれらの情報に基づき、この信
号処理部93において、分離されデコードされたストリ
ームの選択、映像データの切り出しおよび拡大処理、状
況表示部81および情報ウィンドウ82の生成および表
示画面80への多重などの処理がなされる。このような
処理を施されたビデオ信号がケーブル78を介して表示
装置70に対して供給される。また、この信号処理部9
3では、ストリームに含まれる音声信号の処理もなさ
れ、処理されたこの音声信号も、ビデオ信号と共にケー
ブル78を介して表示装置70に供給される。
【0050】電源部94は、表示装置70のための電源
およびこの付属信号処理器90自身の電源から成る。表
示装置70のための電源は、ケーブル78を介して表示
装置70に対して供給される。
【0051】図11は、箱体74内に構成された光学系
を概略的に示す。液晶パネル81は、図示されない駆動
回路によって、供給されるビデオ信号に基づき駆動され
る。このビデオ信号は、上述のカメラ1aおよび1bか
らの映像信号を合成して得られるもので、表示の際に
は、液晶パネル81の中心線を境界として、それぞれ対
応する側にカメラ1aおよびカメラ1bによる映像が映
出される。実際には、この液晶パネル81により透過光
の光量が制御されることによって、ビデオ映像の映出が
なされる。例えば白色蛍光管から成るバックライト80
で発せられた白色光がRGBフィルタを有する液晶パネ
ル81およびディフーザ82を介してハーフミラー83
に照射される。ディフーザ82は、液晶パネル81から
の光を適当に拡散させることによって、画素の境界を目
立たなくさせるものである。
【0052】ハーフミラー83に照射されたビデオ映像
は、図11において左方向に反射され、凹面ハーフミラ
ー84に照射される。そして、凹面ハーフミラー84に
入射されたビデオ映像が反射され、ハーフミラー83を
透過し、肉眼85に対して入射する。肉眼85に対し
て、反射面が凹面状とされた凹面ハーフミラー84によ
って反射された映像が照射されるため、この携帯用立体
映像表示装置70を装着した人は、実際の凹面ハーフミ
ラー84の位置よりも遠くに、より大きく映像の表示が
なされたかのように感じることができる。この例では、
肉眼85の位置から2m程の距離に、52型画面の大き
さで以て仮想的に映像86の表示がなされたかのように
感じることができる。
【0053】この場合、映像86は、左右の目の視差分
の差異を有する2つの映像が横に並んで表示されること
になる。そのため、左右の目の視野が重ならないよう
に、例えば箱体74の内部を仕切ることによって、立体
的な映像の表示が可能とされる。
【0054】なお、上述の構成を両眼のそれぞれに対し
て設け、例えば、右目に対応する液晶パネル81を上述
のカメラ1aの出力で、また、左目に対応する液晶パネ
ル81をカメラ1bの出力でというように、それぞれ対
応する側のビデオ映像信号によって駆動することでも、
立体的な映像の表示が可能とされる。
【0055】なお、箱体74の前面は透明または半透明
とされているため、液晶シャッタ87をON/OFFす
ることで、ビデオ映像だけを見るか、ビデオ映像と外部
の情景とを同時に見るかを選択することができる。
【0056】図12は、携帯用立体映像表示装置70に
おける表示の例を示す。主画面80の右下には、状況表
示部81が表示される。この状況表示部81には、この
表示装置70を装着した観客の、スタジアム40におけ
る仮想的な位置,被写体(この例ではボール)の位置お
よび方向,および画面モードなどの情報の表示がなされ
る。主画面80の左下には、この装置70を装着した観
客の指示により、所定の方法で以て情報ウィンドウ82
を表示することができる。この情報ウィンドウ82に
は、例えばこの中継が行われている競技の主催者側から
提供された情報を表示することができる。
【0057】主画面80の表示には、平面的な表示を行
う2D切り出し表示モードと、立体的な表示を行う3D
表示モードとの、2種類の表示モードがある。これら2
種類の表示モードは、表示装置70の弦71に設けられ
たスイッチ71aによって選択することができる。選択
されたモードは、状況表示部81の中央部に表示され
る。
【0058】2D切り出し表示モードにおいては、上述
の高解像度カメラ42a〜42dのうちの、後述する方
法によって選択されたカメラの映像が所定の大きさで以
て切り出されることによってズーミングされ表示され
る。このときのズーム率の選択は、表示装置70の弦7
1に設けられたスイッチ77bによってなされる。この
選択は、スイッチ77bを1回押す毎に段階的に変化す
るズーム率を選択する方法や、スイッチ77bを押し続
けることで連続的に変化するズーム率を選択する方法な
どが考えられる。これら何れの方法においても、ズーム
率を循環的に変化させると操作性の面で好ましい。
【0059】3D表示モードにおいては、上述の立体カ
メラ41a〜41dのうちの、後述する方法によって選
択されたカメラの映像が表示される。このモードでは、
表示装置70において両眼のそれぞれに対応して設けら
れた液晶パネル81が、立体カメラの右側用カメラ1a
および左側用カメラ1bそれぞれの映像信号によって独
立に駆動される。そのため、観客は、立体カメラ41a
〜41dにおいて適切にズーミングがなされた画面を、
立体的に見ることができる。
【0060】この表示装置70を装着した観客は、表示
装置70の弦71に設けられたスイッチ77cによっ
て、スタジアム40における観客の仮想的な位置を選択
することができる。表示装置70に受信された信号は、
上述したように、多重化されている。このスイッチ77
cを切り換えることによってこの多重化された信号の中
から、カメラ41a〜41d,およびカメラ42a〜4
2dのうち希望のカメラ位置の信号を選択することで、
この仮想的な位置の選択がなされる。選択された位置
は、状況表示部81に表示される。この例では、この観
客は、状況表示部81中のスタジアムの全体表示におけ
る上側で表される場所に、仮想的に位置していることが
示されている。
【0061】また、この表示装置70を装着した観客
は、情報ウィンドウ82を表示させることができる。こ
の情報ウィンドウ82には、例えばサッカー中継を行う
この例では、選手の個人情報、チームの対戦成績など、
提供される様々な情報を表示させることができる。観客
は、情報ウィンドウ82に表示されるメニュー画面に従
い所定の方法で以て項目の指定などを行うことによっ
て、容易に表示させる情報の選択を行うことが可能とさ
れる。
【0062】この情報ウィンドウ82の表示/非表示の
切り換えや項目指定などの操作は、例えば表示装置70
に対して細いケーブルで接続されたリモートコントロー
ラによって行うことができる。このコントローラには、
例えば所謂十字キーを設けると、快適に操作を行うこと
ができる。勿論、赤外線などによるワイヤレスのリモー
トコントローラで行ってもよい。また、上述のスイッチ
77a,77b,および77cと同様に、弦71にスイ
ッチを設け、このスイッチによって操作するようにもで
きる。
【0063】さらに、この操作を、この装置70を装着
した観客の、例えば左右何方かの目のウィンク、また、
このウィンクの組み合わせに基づいて行うことも可能で
ある。これは、この装置70の内側、すなわち目の側
に、眼球に影響を与えない程度の微弱な赤外線を発光す
る赤外線発光器および赤外線検出器を設け、瞼の部分と
眼球との赤外線の反射率の差などを検出することによっ
て、ウィンクなどの目や瞼の動きを検出することで実現
することができる。
【0064】なお、上述の説明では、この発明は、実況
中継の別スタジアムによる観戦に用いられるとしたが、
勿論、これはこの例に限定されるものではない。例え
ば、この発明による立体カメラで以て撮影された映画を
劇場で鑑賞する場合にも適用可能なものである。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、立体映像を撮影するための2つのカメラが適切な配
置とされているために、ズーミングをした場合でも正確
な立体感を再現することができる効果がある。
【0066】また、この発明の応用例では、実際に競技
などが行われているスタジアムに居なくても、そのスタ
ジアムの最良位置からの観戦が可能とされ、また観戦場
所が予め用意された別のスタジアムである場合には、他
の観客との一体感などまで感じ取ることができ、臨場感
あふれる観戦を行うことができる効果がある。
【0067】さらに、別のスタジアムにおいて臨場感あ
ふれる観戦が可能とされるため、実際に競技が行われる
スタジアムの収容人数に捕らわれずに、より多くの人が
競技を楽しむことができるという効果がある。
【0068】また、この発明の応用例においては、テレ
ビジョン放映のような流れに沿った観戦と、見る者の意
思による、主体的に視点を変えてなされる観戦の両方を
楽しむことができるため、通常のスタジアムでの観戦よ
りも魅力ある観戦を楽しむことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による立体カメラの原理を概略的に示
す略線図である。
【図2】この発明による立体カメラの原理を概略的に示
す略線図である。
【図3】説明に用いられる各変数および固定値について
の定義を行うための略線図である。
【図4】2台のカメラから成る視差を示す略線図であ
る。
【図5】2台のカメラからなる立体カメラのより具体的
な構成例を示す略線図である。
【図6】2台のカメラの光軸の成す角θおよび光軸の開
始点間の距離lについて示す略線図である。
【図7】立体カメラを構成する2台のカメラの位置およ
び角度を制御するための構成の一例を示すブロック図で
ある。
【図8】この発明による立体カメラの応用例について説
明するための図であり、立体カメラをスタジアムに設置
し、このスタジアムにおいて行われる競技の実況中継を
行う例をを示す略線図である。
【図9】観客が有する受信システムの、携帯用立体映像
表示装置の一例を示す略線図である。
【図10】付属信号処理器の構成の一例を示す略線図で
ある。
【図11】箱体内に構成された光学系を概略的に示す略
線図である。
【図12】携帯用立体映像表示装置における表示の例を
示す略線図である。
【図13】従来技術による立体カメラの原理を概略的に
示す略線図である。
【図14】従来技術による立体カメラの原理を概略的に
示す略線図である。
【符号の説明】
1a,1b・・・カメラ、3a,3b・・・肉眼、2,
4,5,6・・・被写体、40,60・・・スタジア
ム、41a〜41d・・・立体カメラ、42a〜42d
・・・高解像度カメラ、70・・・携帯用立体映像表示
装置、80・・・表示画面、81・・・状況表示部、8
2・・・情報ウィンドウ、90・・・付属信号処理器、
D・・・立体カメラから被写体までの距離、d・・・仮
想的な肉眼位置から被写体までの距離、Ed ・・・両眼
の間隔、l・・・立体カメラを構成する2つのカメラの
光軸の開始点の間隔、Z・・・ズーム率、θ・・・立体
カメラを構成する2つのカメラの光軸の成す角

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ズーミングが可能で、被写体を立体的に
    撮影する立体カメラにおいて、 右目側の撮影を行う第1のカメラと、 左目側の撮影を行う第2のカメラと、 被写体と仮想的な右目の位置とを結ぶ第1の線の延長上
    に、上記第1の線と光軸を合わせて上記第1のカメラが
    配置され、上記目標点と上記右目と対の仮想的な左目の
    位置とを結ぶ第2の線の延長上に、上記第2の線と光軸
    を合わせて上記第2のカメラが配置されるように、上記
    第1および第2のカメラの位置および角度を所定の関係
    に制御する制御手段とを有し、 ズーミングによって上記被写体と上記仮想的な右目およ
    び左目との距離が変化しても、上記所定の関係が保たれ
    ることを特徴とする立体カメラ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の立体カメラにおいて、 上記被写体を追尾する追尾手段をさらに有することを特
    徴とする立体カメラ。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の立体カメラにおいて、 上記被写体の移動の速度に応じて上記第1および第2の
    カメラのズーム率を自動的に選択することを特徴とする
    立体カメラ。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の立体カメラにおいて、 上記第1および第2のカメラのうち何方か一方を基準カ
    メラとし、上記一方のカメラと異なる他方のカメラの制
    御を上記基準カメラの制御に基づき行うことを特徴とす
    る立体カメラ。
  5. 【請求項5】 第1の場所から第2の場所へとビデオ映
    像を伝送するビデオ映像伝送システムにおいて、 第1の場所の複数の箇所にそれぞれ配置される複数台の
    カメラと、 上記第1の場所の複数の箇所にそれぞれ配置される複数
    台の立体的な撮影が可能な立体カメラと、 上記複数台のカメラおよび映像信号と上記複数台の立体
    カメラのそれぞれの映像信号を多重化する多重化手段
    と、 上記多重化信号を、第2の場所に伝送する第1の伝送手
    段と、 上記第2の場所に存在する1または複数の観客がそれぞ
    れ有する携帯可能な立体映像表示手段と、 上記第2の場所に配置され、上記多重化信号を受信する
    受信手段と、 上記受信された多重化信号を上記立体映像表示手段に伝
    送する第2の伝送手段とを有し、 上記立体映像表示手段は、上記多重化信号を上記それぞ
    れの映像信号に分離し、該それぞれの映像信号の中から
    必要な上記映像信号を選択可能とされていることを特徴
    とするビデオ映像伝送システム。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のビデオ映像伝送システ
    ムにおいて、 上記立体映像表示手段に対して所定の情報の供給および
    上記立体映像表示手段の管理を行う管理手段と、 上記立体映像表示手段と上記管理手段との間で通信を行
    う通信手段とをさらに有することを特徴とするビデオ映
    像伝送システム。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載のビデオ映像伝送システ
    ムにおいて、 上記立体映像表示手段は、上記映像信号による映像と上
    記選択情報とを多重して表示することを特徴とするビデ
    オ映像伝送システム。
  8. 【請求項8】 請求項5に記載のビデオ映像伝送システ
    ムにおいて、 上記立体映像表示手段は、上記映像信号による映像と上
    記所定の情報に基づく表示とを多重して表示することを
    特徴とするビデオ映像伝送システム。
  9. 【請求項9】 請求項7または請求項8に記載のビデオ
    映像伝送システムにおいて、 上記立体映像表示手段は、該立体映像表示手段を装着し
    た人間の目の動きを検出する検出手段をさらに有し、 上記映像信号による映像に多重される表示は、上記検出
    結果に基づきなされることを特徴とするビデオ映像伝送
    システム。
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