JPH1070286A - 半導体圧力センサ - Google Patents

半導体圧力センサ

Info

Publication number
JPH1070286A
JPH1070286A JP22568296A JP22568296A JPH1070286A JP H1070286 A JPH1070286 A JP H1070286A JP 22568296 A JP22568296 A JP 22568296A JP 22568296 A JP22568296 A JP 22568296A JP H1070286 A JPH1070286 A JP H1070286A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resistance
resistor
pressure
semiconductor
elements
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP22568296A
Other languages
English (en)
Inventor
Jiro Hashizume
二郎 橋爪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP22568296A priority Critical patent/JPH1070286A/ja
Publication of JPH1070286A publication Critical patent/JPH1070286A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Fluid Pressure (AREA)
  • Pressure Sensors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】センサ出力を規定範囲内に収め、かつ規定範囲
内でのばらつきを小さくした半導体圧力センサを提供す
る。 【解決手段】ブリッジ接続したピエゾ抵抗効果を持つ4
個の感圧素子R1 〜R4の1つの頂点を開放し、開放端
に4個ずつの抵抗素子RC1 〜RC4 ,RC5 〜RC8
を直列接続する。抵抗素子RC1 〜RC8 はセンサ出力
の補正用であって、センサ出力が規定範囲内となりかつ
センサ出力のばらつきが小さくなるように抵抗値が重み
付けされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ピエゾ抵抗効果を
持つ感圧素子とセンサ出力を調整する補正用の抵抗群と
半導体基板上に形成した半導体圧力センサに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の半導体圧力センサは、
図8のように、半導体基板1にエッチングなどの方法で
薄肉のダイアフラム2を形成し、ダイアフラム2に対応
する部位にボロンを不純物として熱拡散することによっ
てピエゾ抵抗効果を持つ4個の感圧素子R1 〜R4 を形
成し、半導体基板1に形成した配線パターン3を用いて
感圧素子R1 〜R4 によるブリッジ回路を形成するよう
に接続してある(抵抗素子RC1 〜RC8 については後
述する)。配線パターン3は、半導体基板1に不純物を
拡散させて低抵抗領域を形成したり、アルミニウムを薄
膜形成法により被着させることで形成してある。
【0003】ところで、半導体素子の製造工程では不純
物拡散のばらつきにより同一の半導体基板1の上の感圧
素子R1 〜R4 であっても抵抗値にばらつきが生じる。
また一般に、半導体基板1はシリコンウェハ上に数百個
以上形成されるが、1つのシリコンウェハに設けた各半
導体基板1で感圧素子R1 〜R4 の抵抗値にばらつきが
あり、さらには異なるシリコンウェハの感圧素子R1
4 の抵抗値にもばらつきがある。一つの半導体基板1
の上の感圧素子R1 〜R4 の抵抗値のばらつきは1〜3
%程度であって、感圧素子R1 〜R4 よりなるブリッジ
回路に入力電流を流すと、ダイアフラム2に圧力が作用
していない状態であっても出力電圧(オフセット電圧)
が発生することになる。実際の使用時にはオフセット電
圧を規定値以内に調整する必要がある。
【0004】1ロット当たりのオフセット電圧の分布
は、図9のようにほぼ正規分布的なばらつきを示すこと
が知られている。半導体圧力センサの製品ではオフセッ
ト電圧は±20mV以下であることが規格として要求さ
れ、この規格を満たすために出力補正用の抵抗群(抵抗
素子RC1 〜RC8 からなる)を感圧素子R1 〜R4
接続することが考えられている(実開昭62−1975
9号公報)。つまり、図1に示すように、感圧素子R1
〜R4 よりなるブリッジ回路の一つの頂点を開放してお
き、この開放端にそれぞれ4個ずつの抵抗素子RC1
RC4 ,RC5 〜RC8 を直列接続するのである。これ
らの抵抗素子RC1 〜RC8 はほぼ等しい抵抗値に設定
されている。また、抵抗素子RC1 〜RC8 は半導体基
板1においてダイアフラム2の周囲の厚肉部分に形成さ
れる。抵抗素子RC1 〜RC8 は適宜個数をブリッジ回
路に含まないようにすることでセンサ出力を調節するこ
とになる。
【0005】たとえば、抵抗素子RC5 のみを用いるも
のとし、抵抗素子RC1 〜RC4 および抵抗素子RC6
〜RC8 は使用しないものとする。この場合、感圧素子
1と抵抗素子RC5 との一端とを接続してブリッジ回
路を形成し、感圧素子R1 と抵抗素子RC5 との接続点
をブリッジ回路の一つの頂点とする。感圧素子R1 〜R
4 のみからなるブリッジ回路について入力電流をiとし
たときに生じるオフセット電圧ΔVは次式で表される。 ΔV=i×(R1×R3−R2×R4)/(R1 +R2+R3+R4) 一方、抵抗素子RC5 を上述のように接続した場合に
は、オフセット電圧ΔV′は次式のようになる。 ΔV′=i×(R1×R3−R2× (R4+RC5)/(R1+R2+R3
+R4+RC5) このように、抵抗素子RC1 〜RC8 を設けておくこと
により、オフセット電圧を調節することができる。ここ
に、感圧素子R1 〜R4 は1000〜5000Ω、抵抗
素子RC1 〜RC8 は十Ωないし百Ωのオーダに設定さ
れる。現状では、感圧素子R1 〜R4 を5kΩ、入力電
流を1.5mA、抵抗素子RC1 〜RC8を15Ω程度
に設定しており、抵抗素子RC1 〜RC8 を1個設ける
ことでオフセット電圧を5.6mV程度調節されるよう
にしてある。つまり、4個の抵抗素子RC1 〜RC8
用いると約22.4mV変化する。つまり、8個の抵抗
素子RC1 〜RC8 では±22.4mVの変化になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、1枚のシリ
コンウェハ内での感圧素子R1 〜R4 のみによるオフセ
ット電圧のばらつきと、抵抗素子RC1 〜RC8 を用い
て補正したときの歩留り(規格内に入る良品数)とは、
抵抗素子RC1 〜RC8 の抵抗値と相関があるという知
見が得られた。たとえば、表1のような結果が得られて
いる。表1によれば、抵抗素子RC1 〜RC8 の抵抗値
を高くするほど歩留りが向上して、感圧素子R1 〜R4
でのオフセット電圧が標準偏差の3倍(3σ)以上離れ
ているような場合でも規格に入るように補正することが
可能であるが、オフセット電圧のばらつきが大きくなる
ことがわかる。つまり、抵抗素子RC1 〜RC8 の抵抗
値が高いほど、規格の範囲内に入れるように補正するの
は容易になるが、規格の範囲内において分布が強いピー
クを示さず規格の範囲内で広く分布することになる。つ
まり、規格の範囲内であってもとくに良品となるものは
少なくなる。
【0007】
【表1】
【0008】このような結果になるのは、抵抗素子RC
1 〜RC8 が同じ抵抗値であることによるものと考えら
れる。いま、1枚のシリコンウェハに形成した各半導体
基板1について感圧素子R1 〜R4 のみの場合のオフセ
ット電圧ΔVが図10のような分布であったとする。抵
抗素子RC1 〜RC8 は同じ抵抗値であるから、オフセ
ット電圧ΔVの大きさにかかわらずオフセット電圧ΔV
の補正量は同じになる。オフセット電圧ΔVのばらつき
が小さい場合にはとくに問題にならないが、ばらつきが
大きい場合には抵抗素子RC1 〜RC8 の抵抗値を大き
くしなければ、分布の中心から離れているものを補正す
ることができないから、抵抗素子RC1〜RC8 の1個
当たりの補正量が大きくなって補正結果のばらつきが大
きくなってしまう。
【0009】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、センサ出力を所定範囲に収まるよう
に補正することができるのはもちろんのこと、センサ出
力のばらつきを小さくすることができ、製品の全体とし
ての品質を高めることができる半導体圧力センサを提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ピエ
ゾ抵抗効果を持つ圧力検出用の感圧素子を備え、感圧素
子の出力補正用の抵抗群を感圧素子とともに半導体基板
上に形成し、複数種類の抵抗値を持つ抵抗素子を互いに
接続して抵抗群を形成し、抵抗群を形成する抵抗素子の
うちの適宜個数を使用しないことによりセンサ出力を調
節する半導体圧力センサであって、所定個数の半導体基
板について、センサ出力が規定範囲内となる個数を多く
しかつセンサ出力のばらつきが小さくなるように抵抗群
を形成する各抵抗素子の抵抗値を重み付けしているので
ある。
【0011】この構成によれば、出力補正用の抵抗群の
各抵抗素子の抵抗値に重み付けを施すことによって、感
圧素子の特性のばらつきの中央付近にセンサ出力を調整
できる可能性が高くなり、結果的に歩留りを比較的高く
かつセンサ出力のばらつきを比較的少なくすることがで
きる。請求項2の発明では、請求項1の発明において、
一部の抵抗素子は一端が他の2つの抵抗素子の一端とと
もにボンディングワイヤを接続可能なパッドに接続され
るとともに、上記2つの抵抗素子の各他端はボンディグ
ワイヤを接続可能な他のパッドに接続されているのであ
る。
【0012】この構成によれば、抵抗素子を各種組み合
わせで接続することができるようになり、抵抗群全体と
しての抵抗値の調整範囲が広くなる。請求項3の発明
は、請求項2の発明において、上記パッドの一部が隣接
して並設されるように配置され、隣接したパッド間の距
離はボンディングワイヤの先端に設けたボールにより短
絡可能に設定されているのである。
【0013】この構成では、パッド間を接続する際に別
途のボンディングワイヤを必要とせず、引出し用のボン
ディングワイヤのみでパッド間の接続が可能になるので
あって生産性の向上につながる。請求項4の発明は、請
求項1の発明において、上記抵抗群が、1つの抵抗体
と、上記抵抗体の表面に絶縁膜で形成した複数個の島部
と、抵抗体の表面を島部とともに覆う導電材料よりなる
配線層とにより形成され、配線層のうち島部に対応する
適宜の2箇所をレーザ切断することにより各島部の両端
間に形成されている抵抗素子を適宜に直列接続した直列
抵抗を形成するのである。
【0014】この構成では、抵抗群を1個の抵抗体によ
り形成するから、製造が容易になる。また、島部の範囲
内で配線層を切断すればよく、レーザ切断を比較的低い
精度で簡単に行なうことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)本実施形態の構成は図1に示すものであ
って、感圧素子R1 〜R4 と抵抗素子RC1 〜RC8
備えるものであるが、従来構成との相違は抵抗素子RC
1 〜RC8 の抵抗値を同じ値とせずに、適宜に重み付け
している点にある。たとえば、感圧素子R1 〜R4 のオ
フセット電圧ΔVが図2のような分布であるときに、分
布曲線により囲まれる部分を、面積が等しくなるように
(つまり、製品の個数が等分になるように)分割し、そ
のように分割したときの電圧値V1 〜V4 に対応するよ
うに抵抗素子RC1 〜RC8 の抵抗値を設定するのであ
る。
【0016】いま、8本の抵抗素子RC1 〜RC8 を用
いているから、オフセット電圧ΔVの中心の値から上方
の面積と下方の面積とをそれぞれ5等分することができ
るように電圧値V1 〜V4 を求め、この電圧値V1 〜V
4 に基づいて抵抗値を決定するのである。上記分布が正
規分布であるものと仮定すると、12.5%ずつに分割
するには、標準偏差をσとして、0.32σ、0.67
σ、1.15σ、3σになる。一方、感圧素子R1 〜R
4 によるオフセット電圧ΔVの標準偏差が12mVであ
るものとすれば、電圧値V1 〜V4 はそれぞれ3.84
mV、8.14mV、13.8mV、36.0mVにな
る。そこで、この圧力センサに流す電流値を1.5mA
とすれば、各抵抗素子RC1 〜RC4 、RC5 〜RC8
の抵抗値は4×(V1 〜V4 /1.5)として求めるこ
とができ、各抵抗素子RC1 〜RC4 、RC5 〜RC8
は、10.0Ω、11.5Ω、15.0Ω、60.0Ω
になる。
【0017】このような設定としてオフセット電圧を調
整したところ、図3のような結果を得ることができた。
抵抗素子RC1 〜RC8 をすべて15Ωとした場合およ
びすべて107Ωとした場合には、それぞれ図4(a)
(b)のようになり、本実施形態の構成によって両者の
中間的な分布になることがわかる。また、歩留りおよび
調整後のオフセット電圧のばらつきは、表2のようにな
った。
【0018】
【表2】
【0019】(実施形態2)実施形態1では抵抗素子R
1 〜RC8 を4個ずつ直列接続した構成を示したが、
本実施形態では図5に示すように、2個の抵抗素子RC
1 ,RC2 を直列接続し、また抵抗素子RC3 ,RC4
の直列回路を抵抗素子RC1 に直列接続してある。抵抗
素子RC4 の一端は外部回路に接続するためのボンディ
ングパッドBPに接続されている。抵抗素子RC1 と抵
抗素子RC2 との接続点、抵抗素子RC1 と抵抗素子R
3 との接続点、抵抗素子RC3 と抵抗素子RC4 との
接続点にはそれぞれパッドP1 〜P3 を形成してある。
オフセット電圧の調整には、ワイヤボンディングを施す
過程において、適宜のパッドP1 〜P3 をボンディング
ワイヤBWにより接続するのである。このような構成を
採用すれば、抵抗素子RC1 〜RC4 を並列にも組み合
わせることができるから、抵抗素子RC1 〜RC 4 を直
列接続している場合よりもさらに細かい調整が可能にな
る。なお、抵抗素子RC5 〜RC8 についても同様であ
る。
【0020】(実施形態3)本実施形態は、図6に示す
ように、抵抗素子RC1 〜RC4 の接続関係は実施形態
2と同様にしてあるが、パッドP1 〜P3 の配置を変更
し、パッドP2 ,P 3 を近接して並設してある。パッド
2 ,P3 の間隔は10〜20μmに設定してあり、こ
のような寸法に設定することで、ボンディングワイヤB
Wの先端に設けた直径が100μm程度あるボンディン
グ用のボールにより両パッドP2 ,P 3 間を短絡するこ
とができる。つまり、1本のボンディングワイヤBWに
より、2つのパッドP2 ,P3 間を接続することが可能
である。このような構成を採用すれば、生産性が向上す
る。
【0021】(実施形態4)本実施形態は、図7に示す
ように、複数個の抵抗素子を1つの抵抗体4により形成
し、この抵抗体4の表面に適宜の間隔で絶縁酸化膜より
なる島部5を形成し、さらに島部5を含む抵抗体4の表
面をアルミニウムの配線層6で覆った構成を有する。こ
のような抵抗素子は半導体製造技術により容易に作成す
ることができる。また、抵抗体4は、たとえばn- 形の
基板にp形不純物を拡散することにより形成することが
できる。感圧素子R1 〜R4 および外部回路への接続部
7a,7bは配線層6の両端に形成される。しかして、
感圧素子R1 〜R4 によるオフセット電圧を調整すると
きには、図7(b)のように適宜の2個の島部5に対応
する部位でレーザ光により配線層6を切断する。これに
より配線層6が切断された部位の島部5の間に抵抗体4
による抵抗素子が挿入されることになり、オフセット電
圧を補正することができる。図の構成では5個の補正用
の抵抗素子を直列接続したものに相当し、直列抵抗の適
宜個数を用いることでオフセット電圧の調整が可能にな
っているものである。したがって、抵抗素子の個数は異
なるが実質的に実施形態1と同様のものである。
【0022】実施形態2ないし実施形態4の構成におい
ても各抵抗素子はそれぞれ適宜に重み付けされるもので
ある。
【0023】
【発明の効果】請求項1の発明は、ピエゾ抵抗効果を持
つ圧力検出用の感圧素子を備え、感圧素子の出力補正用
の抵抗群を感圧素子とともに半導体基板上に形成し、複
数種類の抵抗値を持つ抵抗素子を互いに接続して抵抗群
を形成し、抵抗群を形成する抵抗素子のうちの適宜個数
を使用しないことによりセンサ出力を調節する半導体圧
力センサであって、所定個数の半導体基板について、セ
ンサ出力が規定範囲内となる個数を多くしかつセンサ出
力のばらつきが小さくなるように抵抗群を形成する各抵
抗素子の抵抗値を重み付けしているものであり、出力補
正用の抵抗群の各抵抗素子の抵抗値に重み付けを施すの
で、感圧素子の特性のばらつきの中央付近にセンサ出力
を調整できる可能性が高くなり、結果的に歩留りを比較
的高くかつセンサ出力のばらつきを比較的少なくするこ
とができるという利点がある。
【0024】請求項2の発明のように、一部の抵抗素子
は一端が他の2つの抵抗素子の一端とともにボンディン
グワイヤを接続可能なパッドに接続されるとともに、上
記2つの抵抗素子の各他端はボンディグワイヤを接続可
能な他のパッドに接続されているものでは、抗素子を各
種組み合わせで接続することができるようになり、抵抗
群全体としての抵抗値の調整範囲が広くなるという利点
がある。
【0025】請求項3の発明のように、上記パッドの一
部が隣接して並設されるように配置され、隣接したパッ
ド間の距離はボンディングワイヤの先端に設けたボール
により短絡可能に設定されているものでは、パッド間を
接続する際に別途のボンディングワイヤを必要とせず、
引出し用のボンディングワイヤのみでパッド間の接続が
可能になるのであって生産性の向上につながるという利
点がある。
【0026】請求項4の発明のように、上記抵抗群が、
1つの抵抗体と、上記抵抗体の表面に絶縁膜で形成した
複数個の島部と、抵抗体の表面を島部とともに覆う導電
材料よりなる配線層とにより形成され、配線層のうち島
部に対応する適宜の2箇所をレーザ切断することにより
各島部の両端間に形成されている抵抗素子を適宜に直列
接続した直列抵抗を形成するものでは、抵抗群を1個の
抵抗体により形成するから、製造が容易になるという利
点がある。また、島部の範囲内で配線層を切断すればよ
く、レーザ切断を比較的低い精度で簡単に行なうことが
できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1を示す回路図である。
【図2】同上の抵抗値の設定方法を説明する図である。
【図3】同上の結果を示す図である。
【図4】比較例の結果を示す図である。
【図5】実施形態2を示す要部構成図である。
【図6】実施形態3を示す要部構成図である。
【図7】実施形態4を示す断面図である。
【図8】従来例を示し、(a)は平面図、(b)は断面
図である。
【図9】従来例の結果を示す図である。
【図10】従来例の抵抗素子の設定方法の問題点を示す
図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 4 抵抗体 5 島部 6 配線層 BW ボンディングワイヤ P1 〜P3 パッド R1 〜R4 感圧素子 RC1 〜RC8 抵抗素子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピエゾ抵抗効果を持つ圧力検出用の感圧
    素子を備え、感圧素子の出力補正用の抵抗群を感圧素子
    とともに半導体基板上に形成し、複数種類の抵抗値を持
    つ抵抗素子を互いに接続して抵抗群を形成し、抵抗群を
    形成する抵抗素子のうちの適宜個数を使用しないことに
    よりセンサ出力を調節する半導体圧力センサであって、
    所定個数の半導体基板について、センサ出力が規定範囲
    内となる個数を多くしかつセンサ出力のばらつきが小さ
    くなるように抵抗群を形成する各抵抗素子の抵抗値を重
    み付けしていることを特徴とする半導体圧力センサ。
  2. 【請求項2】 一部の抵抗素子は一端が他の2つの抵抗
    素子の一端とともにボンディングワイヤを接続可能なパ
    ッドに接続されるとともに、上記2つの抵抗素子の各他
    端はボンディグワイヤを接続可能な他のパッドに接続さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の半導体圧力セ
    ンサ。
  3. 【請求項3】 上記パッドの一部は隣接して並設される
    ように配置され、隣接したパッド間の距離はボンディン
    グワイヤの先端に設けたボールにより短絡可能に設定さ
    れていることを特徴とする請求項2記載の半導体圧力セ
    ンサ。
  4. 【請求項4】 上記抵抗群は、1つの抵抗体と、上記抵
    抗体の表面に絶縁膜で形成した複数個の島部と、抵抗体
    の表面を島部とともに覆う導電材料よりなる配線層とに
    より形成され、配線層のうち島部に対応する適宜の2箇
    所をレーザ切断することにより各島部の両端間に形成さ
    れている抵抗素子を適宜に直列接続した直列抵抗を形成
    することを特徴とする請求項1記載の半導体圧力セン
    サ。
JP22568296A 1996-08-27 1996-08-27 半導体圧力センサ Withdrawn JPH1070286A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22568296A JPH1070286A (ja) 1996-08-27 1996-08-27 半導体圧力センサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22568296A JPH1070286A (ja) 1996-08-27 1996-08-27 半導体圧力センサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1070286A true JPH1070286A (ja) 1998-03-10

Family

ID=16833143

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22568296A Withdrawn JPH1070286A (ja) 1996-08-27 1996-08-27 半導体圧力センサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1070286A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020166661A1 (ja) 2019-02-15 2020-08-20 Tdk株式会社 圧力センサ
WO2022050389A1 (ja) 2020-09-03 2022-03-10 Tdk株式会社 圧力センサ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020166661A1 (ja) 2019-02-15 2020-08-20 Tdk株式会社 圧力センサ
WO2022050389A1 (ja) 2020-09-03 2022-03-10 Tdk株式会社 圧力センサ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4462018A (en) Semiconductor strain gauge with integral compensation resistors
US6861276B2 (en) Method for fabricating a single chip multiple range pressure transducer device
JPS62226029A (ja) ロ−ドセルの温度補正方法
JPH03233975A (ja) 半導体センサ
JPS6154269B2 (ja)
US4809536A (en) Method of adjusting bridge circuit of semiconductor pressure sensor
JPH1070286A (ja) 半導体圧力センサ
US6510742B1 (en) Sensor formed on silicon on insulator structure and having reduced power up drift
EP0946980B1 (en) Improved integrated circuit structures and methods to facilitate accurate measurement of the ic devices
JP5248439B2 (ja) 半導体圧力センサ及びその製造方法
WO2010079662A1 (ja) ピエゾ抵抗型圧力センサ
US6204086B1 (en) Method for manufacturing semiconductor components having micromechanical structures
WO2009096407A1 (ja) 圧力センサ
JPH08193901A (ja) 半導体歪みセンサ
JP3140648B2 (ja) 半導体センサ
JP6569066B2 (ja) ストレインゲージ及びこれを備えた歪みセンサ及び力変換器
JP2864700B2 (ja) 半導体圧力センサ及びその製造方法
JPH01302867A (ja) 半導体センサ
JPH01183165A (ja) 半導体圧力センサ
JPS63102377A (ja) 薄膜圧力センサの製造方法
KR860000047B1 (ko) 로오드셀 및 그 제조방법
JP3508962B2 (ja) 増幅回路内蔵型半導体センサ
JPH01199476A (ja) 圧力センサ
TW202234014A (zh) 應變感測器模組
JP2009049026A (ja) 半導体圧力センサ

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20031104