JPH1066825A - 脱硫制御装置 - Google Patents

脱硫制御装置

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JPH1066825A
JPH1066825A JP8226964A JP22696496A JPH1066825A JP H1066825 A JPH1066825 A JP H1066825A JP 8226964 A JP8226964 A JP 8226964A JP 22696496 A JP22696496 A JP 22696496A JP H1066825 A JPH1066825 A JP H1066825A
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JP
Japan
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control means
gas
set value
absorption tower
value
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Application number
JP8226964A
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English (en)
Inventor
Kenji Yonekura
憲治 米倉
Toru Saito
徹 斎藤
Ryoji Takahashi
良治 高橋
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Chiyoda Corp
Chiyoda Chemical Engineering and Construction Co Ltd
Original Assignee
Chiyoda Corp
Chiyoda Chemical Engineering and Construction Co Ltd
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Publication date
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  • Treating Waste Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 排ガスから亜硫酸ガスを除去する装置で、排
ガスの流入が急激に増加してもそれに対処したい。この
ときハードウェアの大規模な改造は避けたい。 【解決手段】 ハードウェアの改造はせず、設定された
目標値に収束する制御を行っているこれまでの制御体系
に、仮の目標値を一時的に設定する。この仮の目標値は
脱硫出口亜硫酸ガス濃度を一定に保つように設定され、
排ガスの急激な増減に対しては、制御体系が仮の目標値
に向けて急峻な制御を行うことによって対処する。 【効果】 既存のハードウェアの改造をせずに、排ガス
の急激な増加に対処することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、火力発電所のボイ
ラーで発生する排ガスその他大規模プラントの排ガスか
ら亜硫酸ガスを連続的に除去するための装置として利用
する。
【0002】
【従来の技術】火力発電所その他のプラントから排出さ
れる亜硫酸ガスを含む排ガスを排出基準に適合したガス
に処理するための装置がある。この従来例を図5を参照
して説明する。図5は従来例の排ガス脱硫処理装置の全
体構成図である。図中のsは設定値入力を示し、mは測
定値入力を示す。排ガスは吸収塔1に貯留された吸収液
の中に微細な気泡として放出される。吸収液は石灰石ス
ラリーと水とを混ぜ合わせた液体である。排ガスに含ま
れる亜硫酸ガス(SO2 )は、石灰石スラリー(CaC
3 )と反応し、石膏(CaSO4 ・2H2 O)を生じ
る。その反応式は次のとおりである。
【0003】SO2 +CaCO3 +1/2O2 +2H2
O→CaSO4 ・2H2 O↓+CO2 ↑ 吸収液にはpH(ペーハー)目標値が設定され、その目
標値を満足するように石灰石スラリーの流量制御(F
C)が行われる。具体的には、亜硫酸ガスを石灰石スラ
リーによって中和するので、pHの目標値は、例えば
“4”とする。吸収液のpHの値が目標値よりも下にあ
れば目標値に近づけるためにはアルカリ性である石灰石
スラリーの流量を増加させる。逆に、吸収液のpHの値
が目標値よりも上にあれば、目標値に近づけるためには
石灰石スラリーの流量を減少させる。
【0004】第二の従来例を図6を参照して説明する。
図6は第二の従来例の排ガス脱硫処理装置の全体構成図
である。第二の従来例では、吸収液のpH値の他に排ガ
ス流量および脱硫入口亜硫酸ガス濃度を加味した制御を
行う。これは、装置の入口で排ガス流量および脱硫入口
亜硫酸ガス濃度を検出し、石灰石スラリーの流量をあら
かじめ制御するものである。吸収液のpH値による制御
はPID(Proportional Integral and Differential)制
御によるフィードバック制御であるが、排ガス流量およ
び脱硫入口亜硫酸ガス濃度の値による制御はフィードフ
ォワード制御である。したがって、図5で示した従来例
に比較すると、排ガスの流入量および亜硫酸ガス濃度の
変化による制御時間遅れを小さくすることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一方、大気中に放出さ
れる排ガスの残留硫黄成分の基準は厳しくなるが、この
ような大型設備は改造が大規模になることから、厳しい
基準に対して追従することがむつかしくなる。特に、装
置が定常状態で作動しているときには、排ガス中の有害
成分排出基準に対して満足するように動作させることが
できても、装置が過渡的に動作している期間には排出基
準を満足することができないことがある。上記のように
フィードフォワード制御を行うことにより、制御時間遅
れを小さくして、過渡的な時間を短縮することは効果的
であるが、なお、精度の高い制御を行うことが必要にな
った。
【0006】一般に、このような大規模設備はハードウ
エアの改造は困難である。すなわち、吸収塔の設備、配
管設備、流量加減設備などは簡単に改造することはでき
ない。かりに設計を変更するとしても、30mのタワー
を60mに変更するとなれば、付随する設計変更は膨大
なものになる。これに対して制御系は電子回路を基礎と
する設備であるから、改造あるいは設備の付加は比較的
簡単であり、制御系を改良して制御精度を向上すること
になる。
【0007】本発明は、このような背景に行われたもの
であって、ボイラー出力が変更されて、排ガス(未処理
ガス)の流量が変更されるときなど、制御条件の変更に
伴い制御が変動する過渡的な期間をできるだけ短くし
て、大気汚染を小さくすることができる装置を提供する
ことを目的とする。本発明は、制御系のハンチングある
いは制御遅れを小さくすることを目的とする。本発明
は、速やかに吸収液のpH目標値を満足することができ
る脱硫制御装置を提供することを目的とする。本発明
は、脱硫出口亜硫酸ガス濃度目標値に応じた吸収液の液
位設定値を決定することができる脱硫制御装置を提供す
ることを目的とする。本発明は、設備に大きな改造を加
えることなく、大気中に排出される硫黄成分を小さくす
ることができる脱硫制御装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、吸収液のpH
目標値を一時的に変更して仮の目標値とし、制御系統全
体がその仮の目標値にしたがって制御を行うことによ
り、脱硫出口亜硫酸ガス濃度を目標値に速やかに収束さ
せることを特徴とする。仮の目標値をいずれの値に設定
するか、あるいは、仮の目標値をどのように変化させて
いくかなどは、あらかじめ定めてメモリに設定しておい
た動特性モデルから計算される。
【0009】すなわち、本発明は脱硫制御装置であっ
て、亜硫酸ガスを含む未処理ガスを石灰石スラリーを主
成分とする吸収液に接触反応させて石膏スラリーを沈澱
させる吸収塔と、前記吸収液のpH値が設定値になるよ
うに制御出力を送出するpH制御手段と、この制御出力
を設定値入力としこの吸収塔への石灰石スラリー供給量
を測定値入力としてこの石灰石スラリー供給量を加減す
る流量制御手段と、前記吸収塔内の前記吸収液の液位が
設定値になるようにこの吸収塔に供給する水量を加減す
る液位制御手段とを備えた脱硫制御装置である。本発明
の特徴とするところは、前記pH値を取込みこのpH値
が所定値を越えて変動したとき、前記未処理ガスの亜硫
酸ガス濃度を取込みこの亜硫酸ガス濃度が所定値を越え
て変動したとき、および前記吸収塔を通過した処理ガス
の亜硫酸ガス濃度を取込みこの亜硫酸ガス濃度が所定値
を越えて変動したときに、動特性モデルにしたがって前
記pH制御手段の設定値を変更制御する付加制御手段を
備えたところにある。
【0010】動特性モデルは、ハードウエア設備の特性
にしたがって、それぞれ個別に設定しなければならな
い。ハードウエアの制御応答を観測し、その応答データ
を基にしてシミュレーションにより個別に作成する。
【0011】動特性モデルのパターンをあらかじめ多数
用意し、未処理ガスの亜硫酸ガス濃度を取込みその値に
したがって適応的に動特性モデルのパターンを変更する
手段を備える構成とすることが望ましい。
【0012】これにより、例えば、ボイラー出力が変更
されて、排ガス(未処理ガス)の流量が変更されるとき
など、制御条件の変更に伴い制御が変動する過渡的な期
間をできるだけ短くして、大気汚染を小さくすることが
できる。
【0013】前記未処理ガスの亜硫酸ガス濃度と前記未
処理ガスの流量との積に相当する値を演算しその積に相
当する値にしたがって前記流量制御手段の設定値入力を
加算制御するフィードフォワード制御手段を備える構成
とすることもできる。
【0014】さらに、前記付加制御手段を細分化し、前
記pH値を取込みこのpH値が所定値を越えて変動した
ときに第一の動特性モデルにしたがって前記pH制御手
段の設定値を変更制御する第一の付加制御手段、前記未
処理ガスの亜硫酸ガス濃度を取込みこの亜硫酸ガス濃度
が所定値を越えて変動したときに第二の動特性モデルに
したがって前記pH制御手段の設定値を変更制御する第
二の付加制御手段、前記吸収塔を通過した処理ガスの亜
硫酸ガス濃度を取込みこの亜硫酸ガス濃度が所定値を越
えて変動したときに第三の動特性モデルにしたがって前
記pH制御手段の設定値を変更制御する第三の付加制御
手段をそれぞれ備える構成とすることもできる。
【0015】前記第一ないし第三の動特性モデルのそれ
ぞれについて、動特性モデルのパターンをあらかじめ多
数用意し、未処理ガスの亜硫酸ガス濃度を取込みその値
にしたがって適応的に動特性モデルのパターンを変更す
る手段を備える構成とすることが望ましい。
【0016】前記未処理ガスの亜硫酸ガス濃度と前記未
処理ガスの流量との積に相当する値を演算しその積に相
当する値にしたがって前記流量制御手段の設定値入力を
加算制御するフィードフォワード制御手段を備える構成
とすることができる。
【0017】あるいは、前記pH値を取込みこのpH値
が所定値を越えて変動したとき、前記未処理ガスの亜硫
酸ガス濃度を取込みこの亜硫酸ガス濃度が所定値を越え
て変動したとき、および前記吸収塔を通過した処理ガス
の亜硫酸ガス濃度を取込みこの亜硫酸ガス濃度が所定値
を越えて変動したときに、動特性モデルにしたがって前
記液位制御手段の設定値を変更制御する付加制御手段を
備えることもできる。
【0018】動特性モデルのパターンをあらかじめ多数
用意し、未処理ガスの亜硫酸ガス濃度を取込みその値に
したがって適応的に動特性モデルのパターンを変更する
手段を備える構成とすることが望ましい。
【0019】前記未処理ガスの亜硫酸ガス濃度と前記未
処理ガスの流量との積に相当する値を演算しその積に相
当する値にしたがって前記流量制御手段の設定値入力を
加算制御するフィードフォワード制御手段を備える構成
とすることができる。
【0020】さらに、前記付加制御手段を細分化し、前
記pH値を取込みこのpH値が所定値を越えて変動した
ときに第一の動特性モデルにしたがって前記液位制御手
段の設定値を変更制御する第一の付加制御手段、前記未
処理ガスの亜硫酸ガス濃度を取込みこの亜硫酸ガス濃度
が所定値を越えて変動したときに第二の動特性モデルに
したがって前記液位制御手段の設定値を変更制御する第
二の付加制御手段、前記吸収塔を通過した処理ガスの亜
硫酸ガス濃度を取込みこの亜硫酸ガス濃度が所定値を越
えて変動したときに第三の動特性モデルにしたがって前
記液位制御手段の設定値を変更制御する第三の付加制御
手段を備えることが望ましい。
【0021】前記第一ないし第三の動特性モデルのそれ
ぞれについて、動特性モデルのパターンをあらかじめ多
数用意し、未処理ガスの亜硫酸ガス濃度を取込みその値
にしたがって適応的に動特性モデルのパターンを変更す
る手段を備える構成とすることが望ましい。
【0022】前記未処理ガスの亜硫酸ガス濃度と前記未
処理ガスの流量との積に相当する値を演算しその積に相
当する値にしたがって前記流量制御手段の設定値入力を
加算制御するフィードフォワード制御手段を備える構成
とすることができる。
【0023】また、前記pH値を取込みこのpH値が所
定値を越えて変動したとき、前記未処理ガスの亜硫酸ガ
ス濃度を取込みこの亜硫酸ガス濃度が所定値を越えて変
動したとき、および前記吸収塔を通過した処理ガスの亜
硫酸ガス濃度を取込みこの亜硫酸ガス濃度が所定値を越
えて変動したときに、動特性モデルにしたがって前記p
H制御手段および前記液位制御手段の設定値を変更制御
する付加制御手段を備えてもよい。
【0024】動特性モデルのパターンをあらかじめ多数
用意し、未処理ガスの亜硫酸ガス濃度を取込みその値に
したがって適応的に動特性モデルのパターンを変更する
手段を備える構成とすることが望ましい。
【0025】前記未処理ガスの亜硫酸ガス濃度と前記未
処理ガスの流量との積に相当する値を演算しその積に相
当する値にしたがって前記流量制御手段の設定値入力を
加算制御するフィードフォワード制御手段を備える構成
とすることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
【0027】
【実施例】本発明実施例の構成を図1を参照して説明す
る。図1は本発明実施例の全体構成図である。図中のs
は設定値入力を示し、mは測定値入力を示す。
【0028】本発明は脱硫制御装置であって、亜硫酸ガ
スを含む未処理ガスを石灰石スラリーを主成分とする吸
収液に接触反応させて石膏スラリーを沈澱させる吸収塔
1と、前記吸収液のpH値が設定値になるように制御出
力を送出するpH制御部PHCと、この制御出力を設定
値入力としこの吸収塔1への石灰石スラリー供給量を測
定値入力としてこの石灰石スラリー供給量を加減する流
量制御部FCと、吸収塔1内の前記吸収液の液位が設定
値になるようにこの吸収塔1に供給する水量を加減する
液位制御部LCとを備えた脱硫制御装置である。
【0029】ここで、本発明の特徴とするところは、前
記pH値を取込みこのpH値が所定値を越えて変動した
とき、前記未処理ガスの亜硫酸ガス濃度を取込みこの亜
硫酸ガス濃度が所定値を越えて変動したとき、および吸
収塔1を通過した処理ガスの亜硫酸ガス濃度を取込みこ
の亜硫酸ガス濃度が所定値を越えて変動したときに、動
特性モデルにしたがってpH制御部PHCの設定値およ
び吸収液の液位制御部LCの設定値を変更制御する付加
制御手段としての統括制御部Cを備えたところにある。
前記未処理ガスの亜硫酸ガス濃度と前記未処理ガスの流
量との積に相当する値を演算しその積に相当する値にし
たがって流量制御部FCの設定値入力を加算制御するフ
ィードフォワード制御手段としての積算器2および加算
器3を備えている。
【0030】図2は統括制御部Cのブロック構成図であ
る。統括制御部Cには、あらかじめ吸収液pH目標値お
よび脱硫出口亜硫酸ガス濃度目標値が設定される。これ
らの目標値は真の目標値格納部13に格納される。仮の
目標値計算部10は、未処理ガスの亜硫酸ガス濃度であ
る脱硫入口亜硫酸ガス濃度、吸収塔を通過した処理ガス
の亜硫酸ガス濃度である脱硫出口亜硫酸ガス濃度、吸収
液pHを入力し、吸収塔液位設定値および仮の目標値と
しての吸収塔pH設定値を計算する。このとき、動特性
モデル選択部11は、脱硫入口亜硫酸ガス濃度を取込み
その値にしたがって適応的に動特性モデルのパターンを
変更する。選択すべき動特性モデルは、動特性モデル格
納部12に多数格納されており、脱硫入口亜硫酸ガス濃
度の値にしたがって動特性モデル選択部11によりいず
れか一つが選択、もしくは内挿により新しい動特性モデ
ルが作成される。
【0031】仮の目標値計算部10で行われる計算は、
一般にモデル予測演算と呼ばれている演算である。本発
明では、動特性モデルを固定的に設定せず、脱硫入口亜
硫酸ガス濃度を取込みその値にしたがって適応的に動特
性モデルのパターンを変更することを特徴としている。
【0032】ここで、モデル予測演算とは、制御対象で
ある実際のプラントの運転データやシミュレータによる
計算結果にしたがって、そのプラントの動特性モデルを
複数のパターンとして用意しておき、現在のプラントの
状態と目標とするプラントの状態の差から、最適な操作
量を決定する演算である。図3はモデル予測演算を説明
するための図である。縦軸には、吸収塔pH設定値、吸
収塔液位設定値の操作変数および脱硫入口亜硫酸ガス濃
度の外乱変数をそれぞれとり、横軸には、時間とともに
変化する脱硫出口亜硫酸ガス濃度および吸収塔pHの制
御変数をとる。図3は吸収塔1のpH設定値、吸収塔1
の液位設定値、脱硫入口亜硫酸ガス濃度がそれぞれ所定
の1ステップ分増加したときに、脱硫出口亜硫酸ガス濃
度、吸収塔1のpHが時間とともにどのように変化して
いくか(図中の太線)を概念的に示している。なお、吸
収塔1の液位設定値は吸収塔1のpHに対して影響を与
えないため空欄となっている。また、脱硫入口亜硫酸ガ
ス濃度も吸収塔1のpHに対して空欄になっているが、
これは従来の制御で補償されているため見かけ上無相関
となっているだけである。モデル予測演算では、このよ
うな動特性モデルを統括制御部Cに記憶しておき、操作
変数と外乱変数の変化から、制御変数が将来どのように
変化するのかを予測しながら制御を行う。
【0033】吸収塔1は例えば直径30m・高さ30m
の円柱形状のタワーであり、内部に吸収液が貯留され、
ボイラーから送られる排ガス(未処理ガス)をこの吸収
液の底部で多数の管から放出し、細かい泡を形成し、こ
の泡が吸収液の中を上昇してゆくときに、排ガスと吸収
液とを接触させるようになっている。この排ガスは吸収
液の上面に設けられた空間で回収される。排ガスと反応
することにより、上記反応式にしたがって生成される二
酸化炭素(CO2 )はこの上面の空間に回収され、石膏
(CaSO4 ・2H2 O)は石膏スラリーとして底面に
沈澱し回収される。石膏スラリーは沈澱槽5で石膏(固
体)と清澄液とに分離され、石膏は建築用材の原料とさ
れ、清澄液はピット6に回収貯留される。このピット6
には工業用水が供給され、ポンプ(図外)により加圧さ
れて制御パルブ7を介して吸収塔1に供給される。この
吸収塔1の上面の空間に回収された気体は処理ガスであ
り、煙突から大気中に放出される。
【0034】次に、本発明実施例の動作を図4を参照し
て説明する。図4は本発明実施例の動作を示すフローチ
ャートである。吸収液のpH値を取込む(S1)。この
pH値の目標値との偏差をみる(S2)。出口亜硫酸ガ
ス濃度を取込む(S3)。この出口亜硫酸ガス濃度の目
標値との偏差をみる(S4)。入口亜硫酸ガス濃度を取
込み(S5)、その増減をみる(S6)。pH値のその
目標値との偏差および出口亜硫酸ガス濃度のその目標値
との偏差は共にフィードバック制御のための制御変数で
あり、入口亜硫酸ガス濃度の増減はフィードフォワード
制御のための外乱変数である。これらの制御変数および
外乱変数にしたがってモデル予測演算(S7)が実行さ
れる。
【0035】モデル予測演算の結果にしたがって、操作
変数である吸収塔pH設定値(S8)および吸収塔液位
設定値が決定される(S9)。吸収塔pHには目標値が
あるが、モデル予測演算の結果決定された吸収塔pH設
定値は仮の目標値である。このように吸収塔pHに真の
目標値があるにもかかわらず仮の目標値を設定する理由
は、出口亜硫酸ガス濃度を目標値に維持するためであ
る。これにより、急激な排ガスの流入があった場合でも
安定的に出口亜硫酸ガス濃度を目標値に維持できる。S
1からS9までのステップを一定周期(例えば1分)で
繰り返し実行することにより、仮の目標値であるpH設
定値は、モデル予測演算の結果決定される吸収液位設定
値の変更によって、真の目標値に収束する。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ボイラー出力が変更されて、排ガス(未処理ガス)の流
量が変更されるときなど、制御条件の変更に伴い制御が
変動する過渡的な期間をできるだけ短くして、大気汚染
を小さくすることができる。すなわち、制御系のハンチ
ングあるいは制御遅れを小さくすることができる。ま
た、速やかに吸収液のpH目標値を満足するとともに、
脱硫出口亜硫酸ガス濃度目標値に応じた吸収液の液位設
定値を決定することができる。本発明によれば、設備に
大きな改造を加えることなく、大気中に排出される硫黄
成分を小さくすることができる脱硫制御装置を実現する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の全体構成図。
【図2】統括制御部のブロック構成図。
【図3】モデル予測演算を説明するための図。
【図4】本発明実施例の動作を示すフローチャート。
【図5】従来例の排ガス脱硫処理装置の全体構成図。
【図6】第二の従来例の排ガス脱硫処理装置の全体構成
図。
【符号の説明】
1 吸収塔 2 積算器 3 加算器 5 沈澱槽 6 ピット 7 制御バルブ 10 仮の目標値計算部 11 動特性モデル選択部 12 動特性モデル格納部 13 真の目標値格納部 C 統括制御部 FC 流量制御部 LC 液位制御部 PHC pH制御部

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 亜硫酸ガスを含む未処理ガスを石灰石ス
    ラリーを主成分とする吸収液に接触反応させて石膏スラ
    リーを沈澱させる吸収塔と、前記吸収液のpH値が設定
    値になるように制御出力を送出するpH制御手段と、こ
    の制御出力を設定値入力としこの吸収塔への石灰石スラ
    リー供給量を測定値入力としてこの石灰石スラリー供給
    量を加減する流量制御手段と、前記吸収塔内の前記吸収
    液の液位が設定値になるようにこの吸収塔に供給する水
    量を加減する液位制御手段とを備えた脱硫制御装置にお
    いて、 前記pH値を取込みこのpH値が所定値を越えて変動し
    たとき、前記未処理ガスの亜硫酸ガス濃度を取込みこの
    亜硫酸ガス濃度が所定値を越えて変動したとき、および
    前記吸収塔を通過した処理ガスの亜硫酸ガス濃度を取込
    みこの亜硫酸ガス濃度が所定値を越えて変動したとき
    に、動特性モデルにしたがって前記pH制御手段の設定
    値を変更制御する付加制御手段を備えたことを特徴とす
    る脱硫制御装置。
  2. 【請求項2】 未処理ガスの亜硫酸ガス濃度を取込みそ
    の値にしたがって適応的に動特性モデルのパターンを変
    更する手段を備えた請求項1記載の脱硫制御装置。
  3. 【請求項3】 前記未処理ガスの亜硫酸ガス濃度と前記
    未処理ガスの流量との積に相当する値を演算しその積に
    相当する値にしたがって前記流量制御手段の設定値入力
    を加算制御するフィードフォワード制御手段を備えた請
    求項1または2記載の脱硫制御装置。
  4. 【請求項4】 亜硫酸ガスを含む未処理ガスを石灰石ス
    ラリーを主成分とする吸収液に接触反応させて石膏スラ
    リーを沈澱させる吸収塔と、前記吸収液のpH値が設定
    値になるように制御出力を送出するpH制御手段と、こ
    の制御出力を設定値入力としこの吸収塔への石灰石スラ
    リー供給量を測定値入力としてこの石灰石スラリー供給
    量を加減する流量制御手段と、前記吸収塔内の前記吸収
    液の液位が設定値になるようにこの吸収塔に供給する水
    量を加減する液位制御手段とを備えた脱硫制御装置にお
    いて、 前記pH値を取込みこのpH値が所定値を越えて変動し
    たときに第一の動特性モデルにしたがって前記pH制御
    手段の設定値を変更制御する第一の付加制御手段を備え
    たことを特徴とする脱硫制御装置。
  5. 【請求項5】 亜硫酸ガスを含む未処理ガスを石灰石ス
    ラリーを主成分とする吸収液に接触反応させて石膏スラ
    リーを沈澱させる吸収塔と、前記吸収液のpH値が設定
    値になるように制御出力を送出するpH制御手段と、こ
    の制御出力を設定値入力としこの吸収塔への石灰石スラ
    リー供給量を測定値入力としてこの石灰石スラリー供給
    量を加減する流量制御手段と、前記吸収塔内の前記吸収
    液の液位が設定値になるようにこの吸収塔に供給する水
    量を加減する液位制御手段とを備えた脱硫制御装置にお
    いて、 前記未処理ガスの亜硫酸ガス濃度を取込みこの亜硫酸ガ
    ス濃度が所定値を越えて変動したときに第二の動特性モ
    デルにしたがって前記pH制御手段の設定値を変更制御
    する第二の付加制御手段を備えたことを特徴とする脱硫
    制御装置。
  6. 【請求項6】 亜硫酸ガスを含む未処理ガスを石灰石ス
    ラリーを主成分とする吸収液に接触反応させて石膏スラ
    リーを沈澱させる吸収塔と、前記吸収液のpH値が設定
    値になるように制御出力を送出するpH制御手段と、こ
    の制御出力を設定値入力としこの吸収塔への石灰石スラ
    リー供給量を測定値入力としてこの石灰石スラリー供給
    量を加減する流量制御手段と、前記吸収塔内の前記吸収
    液の液位が設定値になるようにこの吸収塔に供給する水
    量を加減する液位制御手段とを備えた脱硫制御装置にお
    いて、 前記吸収塔を通過した処理ガスの亜硫酸ガス濃度を取込
    みこの亜硫酸ガス濃度が所定値を越えて変動したときに
    第三の動特性モデルにしたがって前記pH制御手段の設
    定値を変更制御する第三の付加制御手段を備えたことを
    特徴とする脱硫制御装置。
  7. 【請求項7】 未処理ガスの亜硫酸ガス濃度を取込みそ
    の値にしたがって適応的に前記第一ないし第三の動特性
    モデルのパターンを変更する手段を備えた請求項4ない
    し6のいずれかに記載の脱硫制御装置。
  8. 【請求項8】 前記未処理ガスの亜硫酸ガス濃度と前記
    未処理ガスの流量との積に相当する値を演算しその積に
    相当する値にしたがって前記流量制御手段の設定値入力
    を加算制御するフィードフォワード制御手段を備えた請
    求項4ないし7のいずれかに記載の脱硫制御装置。
  9. 【請求項9】 亜硫酸ガスを含む未処理ガスを石灰石ス
    ラリーを主成分とする吸収液に接触反応させて石膏スラ
    リーを沈澱させる吸収塔と、前記吸収液のpH値が設定
    値になるように制御出力を送出するpH制御手段と、こ
    の制御出力を設定値入力としこの吸収塔への石灰石スラ
    リー供給量を測定値入力としてこの石灰石スラリー供給
    量を加減する流量制御手段と、前記吸収塔内の前記吸収
    液の液位が設定値になるようにこの吸収塔に供給する水
    量を加減する液位制御手段とを備えた脱硫制御装置にお
    いて、 前記pH値を取込みこのpH値が所定値を越えて変動し
    たとき、前記未処理ガスの亜硫酸ガス濃度を取込みこの
    亜硫酸ガス濃度が所定値を越えて変動したとき、および
    前記吸収塔を通過した処理ガスの亜硫酸ガス濃度を取込
    みこの亜硫酸ガス濃度が所定値を越えて変動したとき
    に、動特性モデルにしたがって前記液位制御手段の設定
    値を変更制御する付加制御手段を備えたことを特徴とす
    る脱硫制御装置。
  10. 【請求項10】 未処理ガスの亜硫酸ガス濃度を取込み
    その値にしたがって適応的に動特性モデルのパターンを
    変更する手段を備えた請求項9記載の脱硫制御装置。
  11. 【請求項11】 前記未処理ガスの亜硫酸ガス濃度と前
    記未処理ガスの流量との積に相当する値を演算しその積
    に相当する値にしたがって前記流量制御手段の設定値入
    力を加算制御するフィードフォワード制御手段を備えた
    請求項9または10記載の脱硫制御装置。
  12. 【請求項12】 亜硫酸ガスを含む未処理ガスを石灰石
    スラリーを主成分とする吸収液に接触反応させて石膏ス
    ラリーを沈澱させる吸収塔と、前記吸収液のpH値が設
    定値になるように制御出力を送出するpH制御手段と、
    この制御出力を設定値入力としこの吸収塔への石灰石ス
    ラリー供給量を測定値入力としてこの石灰石スラリー供
    給量を加減する流量制御手段と、前記吸収塔内の前記吸
    収液の液位が設定値になるようにこの吸収塔に供給する
    水量を加減する液位制御手段とを備えた脱硫制御装置に
    おいて、 前記pH値を取込みこのpH値が所定値を越えて変動し
    たときに第一の動特性モデルにしたがって前記液位制御
    手段の設定値を変更制御する第一の付加制御手段を備え
    たことを特徴とする脱硫制御装置。
  13. 【請求項13】 亜硫酸ガスを含む未処理ガスを石灰石
    スラリーを主成分とする吸収液に接触反応させて石膏ス
    ラリーを沈澱させる吸収塔と、前記吸収液のpH値が設
    定値になるように制御出力を送出するpH制御手段と、
    この制御出力を設定値入力としこの吸収塔への石灰石ス
    ラリー供給量を測定値入力としてこの石灰石スラリー供
    給量を加減する流量制御手段と、前記吸収塔内の前記吸
    収液の液位が設定値になるようにこの吸収塔に供給する
    水量を加減する液位制御手段とを備えた脱硫制御装置に
    おいて、 前記未処理ガスの亜硫酸ガス濃度を取込みこの亜硫酸ガ
    ス濃度が所定値を越えて変動したときに第二の動特性モ
    デルにしたがって前記液位制御手段の設定値を変更制御
    する第二の付加制御手段を備えたことを特徴とする脱硫
    制御装置。
  14. 【請求項14】 亜硫酸ガスを含む未処理ガスを石灰石
    スラリーを主成分とする吸収液に接触反応させて石膏ス
    ラリーを沈澱させる吸収塔と、前記吸収液のpH値が設
    定値になるように制御出力を送出するpH制御手段と、
    この制御出力を設定値入力としこの吸収塔への石灰石ス
    ラリー供給量を測定値入力としてこの石灰石スラリー供
    給量を加減する流量制御手段と、前記吸収塔内の前記吸
    収液の液位が設定値になるようにこの吸収塔に供給する
    水量を加減する液位制御手段とを備えた脱硫制御装置に
    おいて、 前記吸収塔を通過した処理ガスの亜硫酸ガス濃度を取込
    みこの亜硫酸ガス濃度が所定値を越えて変動したときに
    第三の動特性モデルにしたがって前記液位制御手段の設
    定値を変更制御する第三の付加制御手段を備えたことを
    特徴とする脱硫制御装置。
  15. 【請求項15】 未処理ガスの亜硫酸ガス濃度を取込み
    その値にしたがって適応的に前記第一ないし第三の動特
    性モデルのパターンを変更する手段を備えた請求項12
    ないし14のいずれかに記載の脱硫制御装置。
  16. 【請求項16】 前記未処理ガスの亜硫酸ガス濃度と前
    記未処理ガスの流量との積に相当する値を演算しその積
    に相当する値にしたがって前記流量制御手段の設定値入
    力を加算制御するフィードフォワード制御手段を備えた
    請求項12ないし15のいずれかに記載の脱硫制御装
    置。
  17. 【請求項17】 亜硫酸ガスを含む未処理ガスを石灰石
    スラリーを主成分とする吸収液に接触反応させて石膏ス
    ラリーを沈澱させる吸収塔と、前記吸収液のpH値が設
    定値になるように制御出力を送出するpH制御手段と、
    この制御出力を設定値入力としこの吸収塔への石灰石ス
    ラリー供給量を測定値入力としてこの石灰石スラリー供
    給量を加減する流量制御手段と、前記吸収塔内の前記吸
    収液の液位が設定値になるようにこの吸収塔に供給する
    水量を加減する液位制御手段とを備えた脱硫制御装置に
    おいて、 前記pH値を取込みこのpH値が所定値を越えて変動し
    たとき、前記未処理ガスの亜硫酸ガス濃度を取込みこの
    亜硫酸ガス濃度が所定値を越えて変動したとき、および
    前記吸収塔を通過した処理ガスの亜硫酸ガス濃度を取込
    みこの亜硫酸ガス濃度が所定値を越えて変動したとき
    に、動特性モデルにしたがって前記pH制御手段および
    前記液位制御手段の設定値を変更制御する付加制御手段
    を備えたことを特徴とする脱硫制御装置。
  18. 【請求項18】 未処理ガスの亜硫酸ガス濃度を取込み
    その値にしたがって適応的に動特性モデルのパターンを
    変更する手段を備えた請求項17記載の脱硫制御装置。
  19. 【請求項19】 前記未処理ガスの亜硫酸ガス濃度と前
    記未処理ガスの流量との積に相当する値を演算しその積
    に相当する値にしたがって前記流量制御手段の設定値入
    力を加算制御するフィードフォワード制御手段を備えた
    請求項17または18記載の脱硫制御装置。
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