JPH1066303A - ブレーキ構造 - Google Patents

ブレーキ構造

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JPH1066303A
JPH1066303A JP22013296A JP22013296A JPH1066303A JP H1066303 A JPH1066303 A JP H1066303A JP 22013296 A JP22013296 A JP 22013296A JP 22013296 A JP22013296 A JP 22013296A JP H1066303 A JPH1066303 A JP H1066303A
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JP
Japan
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brake
rotor
knob
stator
floating plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP22013296A
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English (en)
Inventor
Akihiro Kubota
晃弘 久保田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tamagawa Seiki Co Ltd
Original Assignee
Tamagawa Seiki Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tamagawa Seiki Co Ltd filed Critical Tamagawa Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のブレーキ構造においては、ブレーキを
解除するための手動の解放レバーが半円状をなしている
ため大形化し、かつ、ブレーキを解除した状態で手を離
すと元に戻り、解除状態を継続することが困難であっ
た。 【解決手段】 本発明によるブレーキ構造は、ツマミ部
(7)を左右何れかに回転することによりロータ(3)が直動
して遊動板(15)及びガイドピン(19)が直動し、ガイドピ
ン(19)によるブレーキパッド(6)の接離を行い、自在に
ブレーキの制動及び非制動を行うようにした構成であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブレーキ構造に関
し、特に、ツマミ部を回転するのみで回転軸のブレーキ
の手動制動及び制動の解除を自在とし、全体形状を従来
よりも小形化するための新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、用いられていたこの種のブレーキ
構造としては、例えば、図3及び図4で示す構成が採用
されていた。すなわち、図3で示す構成の場合、電磁駆
動部としてのコイル1を有するステータ2に対してスプ
ラインハブ3を有するロータ4が回転自在に設けられ、
このロータ4にモータ(図示せず)の回転軸が嵌合して
接続されるように構成されている。前記ロータ4のブレ
ーキディスク5の両側にはブレーキパッド6が設けら
れ、このブレーキパッド6は、前記ステータ2の外周位
置に回動自在に設けられた解放レバー7と連結する解放
ピン8により、前記ブレーキディスク5に対する制動及
び非制動状態を選択することができるように構成されて
いる。従って、図3の状態において解放レバー7を矢印
Aの方向に回動させると、解放レバー7の端部7aがス
テータ2に当接して解放ピン8がブレーキパッド6を軸
方向に移動させ、ブレーキパッド6とブレーキディスク
5との制動状態が解除される。また、図4で示す従来構
成の場合は、基本構造は図3と同じであるが、解放レバ
ー7の端部7aの構造が異なるのみで、その作用は全く
同一であるため、同一又は同等部分には同一符号を付
し、その説明は省略する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のブレーキ構造
は、以上のように構成されていたため、次のような課題
が存在していた。すなわち、解放レバーを回動させる
と、ブレーキディスクに対する制動を解除することはで
きるが、この解放レバーは手を離すと元に戻るため、解
除した非制動状態を継続することは不可能であった。ま
た、この解放レバーは全体形状が半円状をなしているた
め、ブレーキ本体から突出した形状となり、モータにブ
レーキ本体を装着した場合に、一部が突出することにな
り、機能的及び外見的にも不利となっていた。
【0004】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、ツマミ部を回転するのみで
回転軸のブレーキの手動制動及び制動の解除を自在と
し、全体形状を従来よりも小形化するようにしたブレー
キ構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によるブレーキ構
造は、ケーシング内に回転自在に設けられた回転軸のブ
レーキディスクに対し、前記ケーシング内に設けられ電
磁駆動部により復帰自在なブレーキパッドを、前記電磁
駆動部内のばねにより押圧して前記ブレーキディスクを
制動状態とし、前記電磁駆動部の駆動により前記ブレー
キパッドを前記ばねのばね力に抗して復帰させて前記ブ
レーキディスクを非制動状態とする構成としたブレーキ
構造において、前記ケーシングに固定され内周に第1ね
じ部を有するステータと、前記ステータの内周に同軸配
置され前記第1ねじ部と螺合するロータと、前記ステー
タの外周に同軸配置されたツマミ部と、前記ロータに同
心配置され前記ステータよりも大なる外径の遊動板と、
前記遊動板に設けられ前記ブレーキパッドと当接自在な
ガイドピンとを設け、前記ツマミ部の回転により前記ロ
ータ、遊動板及びガイドピンを軸方向に移動できるよう
にした構成である。
【0006】さらに詳細には、前記ステータとツマミ部
との間には、Oリングが設けられている構成である。
【0007】さらに詳細には、前記ロータとツマミ部と
は、一体又は別体で構成されている構成である。
【0008】さらに詳細には、前記ロータと遊動板との
間には、皿ばねが設けられている構成である。
【0009】さらに詳細には、前記ツマミ部には、前記
ステータの外周に形成された凹部と当接するためのスプ
リングプランジャが設けられている構成である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明によるブ
レーキ構造の好適な実施の形態について説明する。な
お、従来例と同一又は同等部分には同一符号を付して説
明する。図1及び図2において符号1で示されるもの
は、ケーシング11に設けられた周知の電磁駆動部10
のコイルであり、この電磁駆動部10に設けられたブレ
ーキパッド6は、周知のようにこの電磁駆動部10内に
設けられた図示しないばねにより常に図1の右側に付勢
されていると共に、電磁駆動部10のオンによりブレー
キパッド6をばねのばね力に抗して吸着し、復帰させる
ことができるように構成されている。
【0011】前記ケーシング11内には、前記電磁駆動
部10と隣接する状態でブレーキディスク5を有する回
転軸12が回転自在に設けられており、この回転軸12
は図示しないモータの軸に接続されている。前記ブレー
キディスク5は前記ブレーキパッド6と対応して配設さ
れており、前記ブレーキパッド6は前記ばねのばね力に
より常にこのブレーキディスク5に当接している(な
お、図1の状態は、電磁駆動部10をオンとするか又は
後述のガイドピン19の押圧によりブレーキパッド6を
ブレーキディスク5から離し、モータによる回転軸12
の回転をオンとしているものである)。
【0012】前記ケーシング11には、全体形状が輪状
をなすステータ2が前記回転軸12と同軸配置されてお
り、このステータ2の内周に形成された第1ねじ部13
には、前記ステータ2と同軸配置のロータ3が螺合され
ており、このロータ3の外周に形成された第2ねじ部1
4が前記第1ねじ部13と螺合している。前記ロータ3
の軸心位置には断面T字型をなす遊動板15が設けら
れ、この遊動板15の軸部15aはC型ワッシャ16及
び段部17を介して前記ロータ3と連結している。前記
遊動板15とロータ3との軸方向における間には、皿ば
ね18が設けられ、この遊動板15とロータ3間のガタ
を吸収するように構成されている。
【0013】前記遊動板15の一端にはガイドピン19
が軸方向に沿って設けられており、このガイドピン19
の先端は前記ブレーキパッド6に対して接離自在に構成
されている。前記ステータ2の外周には、断面形状がほ
ぼコ字型をなすツマミ部7が回転自在に設けられてお
り、このツマミ部7と前記ロータ3とは連結ピン20に
よって一体となるように構成されている。なお、このツ
マミ部7とロータ3とは前述のように別体とした場合に
は、ツマミ部7に表示を形成する場合に位置決めを容易
とするためであるが、別体の他に一体とすることも可能
である。さらに、前記ツマミ部7は、その半径方向に形
成された保持孔21を有しており、この保持孔21内に
は周知のスプリングプランジャ22が設けられ、このス
プリングプランジャ22のボール23は前記ステータ2
の外周に形成された複数の凹部24に嵌合する状態で当
接することにより、ツマミ部7の回転時の位置決めを行
うことができるように構成されている。また、ステータ
2とツマミ部7との間には防水用のOリング30が設け
られている。
【0014】次に、動作について述べる。まず、図1の
状態では、ツマミ部7を一方向に回転することによって
ロータ3が内方向に移動し、皿ばね18を介して遊動板
15及びガイドピン19が内方(図1で左側)に移動
し、ガイドピン19の先端がブレーキパッド6を内方へ
押圧し、ブレーキパッド6とブレーキディスク5との当
接が解除され、回転軸12が自在に回転できる非制動状
態である。
【0015】前述と逆に、図1の状態で、ツマミ部7を
逆方向に回転させると、ロータ3は外方向(図1で右
側)に移動し、C型ワッシャ16を介して遊動板15及
びガイドピン19が外側へ移動するため、ガイドピン1
9とブレーキパッド6との当接は解除され、ブレーキパ
ッド6が電磁駆動部10内のばね(図示せず)によって
外側へ押されてブレーキディスク5と当接して回転軸1
2の回転は不能となり、制動状態となる。なお、前述の
制動及び非制動状態においては、ツマミ部7は凹部24
とスプリングプランジャ22によってその回転位置にお
いて停止状態が維持され、次にツマミ部7を再び回転さ
せるまでは前の状態を維持することができる。なお、回
転軸12を回転中においても、ツマミ部7の回転のみに
より手動で回転軸12を制動することができる。
【0016】
【発明の効果】本発明によるブレーキ構造は、以上のよ
うに構成されているため、次のような効果を得ることが
できる。すなわち、ツマミ部の回転のみによって手動で
自在にブレーキの制動及び解除(非制動)を行うことが
できる。また、ツマミ部にスプリングプランジャが設け
られているため、制動又は非制動の状態を継続すること
ができる。さらに、ツマミ部はケーシングよりは小径化
されているため、従来の解放レバーのように全体形状を
大形化することもなく、従来よりも大幅な小形化を達成
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるブレーキ構造を示す断面図であ
る。
【図2】図1のA矢視図である。
【図3】従来のブレーキ構造を示す一部切欠断面図であ
る。
【図4】図3の他例を示す一部切欠断面図である。
【符号の説明】
2 ステータ 3 ロータ 5 ブレーキディスク 6 ブレーキパッド 7 ツマミ部 10 電磁駆動部 11 ケーシング 12 回転軸 13 第1ねじ部 15 遊動板 18 皿ばね 19 ガイドピン 22 スプリングプランジャ 24 凹部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング(11)内に回転自在に設けられ
    た回転軸(12)のブレーキディスク(5)に対し、前記ケー
    シング(11)内に設けられ電磁駆動部(10)により復帰自在
    なブレーキパッド(6)を、前記電磁駆動部(10)内のばね
    により押圧して前記ブレーキディスク(5)を制動状態と
    し、前記電磁駆動部(10)の駆動により前記ブレーキパッ
    ド(6)を前記ばねのばね力に抗して復帰させて前記ブレ
    ーキディスク(5)を非制動状態とする構成としたブレー
    キ構造において、前記ケーシング(11)に固定され内周に
    第1ねじ部(13)を有するステータ(2)と、前記ステータ
    (2)の内周に同軸配置され前記第1ねじ部(13)と螺合す
    るロータ(3)と、前記ステータ(2)の外周に同軸配置され
    たツマミ部(7)と、前記ロータ(3)に同心配置され前記ス
    テータ(2)よりも大なる外径の遊動板(15)と、前記遊動
    板(15)に設けられ前記ブレーキパッド(6)と当接自在な
    ガイドピン(19)と、を設け、前記ツマミ部(7)の回転に
    より前記ロータ(3)、遊動板(15)及びガイドピン(19)を
    軸方向に移動できる構成としたことを特徴とするブレー
    キ構造。
  2. 【請求項2】 前記ステータ(2)とツマミ部(7)との間に
    は、Oリング(30)が設けられていることを特徴とする請
    求項1記載のブレーキ構造。
  3. 【請求項3】 前記ロータ(3)とツマミ部(7)とは、一体
    又は別体で構成されていることを特徴とする請求項1又
    は2記載のブレーキ構造。
  4. 【請求項4】 前記ロータ(3)と遊動板(15)との間に
    は、皿ばね(18)が設けられていることを特徴とする請求
    項1ないし3の何れかに記載のブレーキ構造。
  5. 【請求項5】 前記ツマミ部(7)には、前記ステータ(2)
    の外周に形成された凹部(24)と当接するためのスプリン
    グプランジャ(22)が設けられていることを特徴とする請
    求項1ないし4の何れかに記載のブレーキ構造。
JP22013296A 1996-08-21 1996-08-21 ブレーキ構造 Pending JPH1066303A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103078441A (zh) * 2013-01-10 2013-05-01 奔宇电机集团有限公司 旁磁式实心转子制动电动机
CN110611398A (zh) * 2019-10-23 2019-12-24 六安正辉优产机电科技有限公司 一种刹车电机
JP2021080972A (ja) * 2019-11-15 2021-05-27 株式会社豊田自動織機 ブレーキシステム
WO2023202032A1 (zh) * 2022-04-22 2023-10-26 广州广电运通金融电子股份有限公司 一种机器人关节制动装置及机器人关节

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Effective date: 20040915

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Effective date: 20040921

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Effective date: 20050201