JPH1065871A - 密着型イメージセンサ及び画像情報読取方法 - Google Patents

密着型イメージセンサ及び画像情報読取方法

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JPH1065871A
JPH1065871A JP8219537A JP21953796A JPH1065871A JP H1065871 A JPH1065871 A JP H1065871A JP 8219537 A JP8219537 A JP 8219537A JP 21953796 A JP21953796 A JP 21953796A JP H1065871 A JPH1065871 A JP H1065871A
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JP
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receiving element
image sensor
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ccd
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JP8219537A
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Toru Kitagawa
亨 北川
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型の駆動手段を使用して装置の小型化を図
ることができるとともに、コストを下げて安価で、かつ
処理スピードも向上する画像読取装置を実現するための
密着型イメージセンサ及び画像情報読取方法を提供す
る。 【解決手段】 原稿2を読み取り電気信号に変換するC
CD受光素子8を画像信号読み取り方向にライン状に配
列してなるものであって、CCD受光素子8を備えたラ
イン状のCCD受光素子配列6A,6Bを複数個並列さ
せて設けるとともに、各CCD受光素子配列6A,6B
共通にスタートパルスを与えるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、密着型イメージセ
ンサの構造及び画像情報読取方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、イメージスキャナやファクシミ
リを始めとする画像読取装置は、原稿等の被記録媒体上
の画像を濃淡情報により読み取るのに、原稿からの反射
光を受光するイメージセンサを備えている。また、画像
読取装置は、形態により被写体を瞬時に読み取るカメラ
型と、原稿を固定してイメージセンサを移動する原稿固
定型、原稿を移動する原稿移動型、画像の読取装置を動
かすスキャナ移動型、イメージセンサを主走査方向に移
動するムービング型等とに分類される。さらに、イメー
ジセンサは、エリアセンサと、縮小系ラインセンサ、密
着系ラインセンサ等に分類される。ここで、本発明では
密着系のラインセンサを用い、また原稿を固定しイメー
ジセンサを移動する原稿固定型のイメージスキャナに適
用する。
【0003】図8は従来のイメージスキャナ(画像読取
装置)の基本構成を概略的に示す模式図である。図8に
おいて、画像読取装置51は、上面に原稿52を載せる
ステージ53を有し、内部にはステージ53上の原稿5
2を読み取るイメージセンサ54と、パルスモータ55
と、このパルスモータ55の駆動で回転されてイメージ
センサ54を副走査方向に移動させるための搬送ベルト
56等が配設されている。
【0004】さらに、イメージセンサ54は、原稿52
を読み取るための光を原稿52に向けて照射する照明光
源57と、セルフォック・レンズ・アレイ58、赤外カ
ットフィルタ59、CCD受光素子60、CCD受光素
子60を支持する基板61、筐体62等で構成されてい
る。なお、図9はCCDセンサの構造を模式的に示して
いる図であり、このCCDセンサの構造では基板61上
に複数個のCCD受光素子60が主走査方向(画像読取
方向)にライン状にして配列されている。
【0005】さらに詳述すると、照明光源57は白色の
蛍光灯や冷陰極管、熱陰極管等が主に用いられ、原稿5
2の色濃度により拡散反射光となり、このうちの0度反
射光がセルフォック・レンズ・アレイ58に入射され
る。すると、セルフォック・レンズ・アレイ58は、こ
の0度反射光を入射する原稿面(イメージセンサ54が
読み取る主走査1ラインの画像情報)をCCD受光素子
60上に投影する。このとき、0度反射光は可視光以外
に赤外光を有しているが、この赤外光は画像情報として
は不要なものであるので、この赤外光を赤外カットフィ
ルタ59によりカットする。そして、CCD受光素子6
0上に結像する上記可視光は、R(赤色光)、G(緑色
光)、B(青色光)よりなり、これらR,G,Bの可視
光をそれぞれ分光して受けるのに、CCD受光素子60
の受光面にはR,G,Bに対応した色フィルタが貼り付
けられている。
【0006】ここで、A4版サイズの原稿52を300
dpiの解像度で読み取る画像読取装置を例に取り、原
稿サイズ、解像度、読み取り速度、受光素子数等の関係
について次に説明する。今、A4原稿サイズの有効読み
取り幅が216ミリとすると、解像度300dpiから
受光素子数(白黒センサの場合)は、次式(1)より2
552画素以上が必要となり、カラー読み取りではR、
G、B3色において一つの画像情報をなすのに受光素子
は3倍(7656画素)以上が必要となる。
【0007】 (216×300)÷25.4≒2552 … (1)
【0008】また、A4版サイズの有効読み取り幅(2
16ミリ)を一つのCCDセンサ(本例では白黒で25
52画素、カラーで7656画素)で構成することは困
難である。このため、一般には基板61上にCCDセン
サを主走査方向に複数個(通常、4個以上)並べて構成
している。したがって、本例では、CCDセンサは4個
で、また1個のCCDセンサ当たり白黒で2552/4
=638画素、カラーで1914画素を有する場合とし
て説明する。さらに、速度を必要としない画像読取装置
では、4個のCCDセンサをカスケードに接続して使用
するが、高速読み取りを目的とする画像読取装置ではパ
ラレルに駆動する。このパラレル駆動では4個のCCD
センサを同時(パラレル)に駆動し、これら4個の画像
情報をアナログ加算やデジタル加算の手法により、あた
かも1個のCCDセンサであるかのように走査する。ま
た、パラレル駆動は4個のCCDセンサを駆動するもの
であっても、主走査1ラインの電荷蓄積時間、つまり走
査時間は1個のCCDセンサ駆動時間により決定する。
ここで、一般にCCD受光素子60のサンプリング時間
は約5MHzであることから、主走査1ラインの走査時
間は白黒センサ(638画素)で127.8μs、カラ
ーセンサ(1914画素)で382.8μsとなる。
【0009】図10はタイムチャートであり、ここでは
主走査1ラインの電荷蓄積時間あるいは走査時間を決定
するスタートパルス(A)と、CCD受光素子60のサ
ンプリング時間を決定するクロックパルス(B)と、こ
れらスタートパルスとクロックパルスにより得られるC
CDセンサの出力画像信号(C)とを示している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した密
着型イメージセンサを用いた原稿読取装置は、カメラ
式、縮小光学系等の画像読取装置に比べて収差が少ない
のが特徴であることから、イメージセンサ54が副走査
方向に移動する際の移動量も正確なものであることが望
ましい。通常、イメージセンサ54を走査方向に1ライ
ン移動させるためには、パルスモータを1パルス駆動さ
せる。したがって、前述したようなパラレル駆動(白黒
で127.8μs、カラーで382.8μs)の画像読
取装置においては、パルスレートが白黒読み取りで約7
800PPS、カラー読み取りで約2600PPSとな
る。このため、イメージセンサ54を走行させるための
パルスモータを高出力形にしたり、スローアップ・スロ
ーダウンの制御方法をとる必要があり、装置が大型化
し、またコスト的及び処理時間上でも問題があった。
【0011】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的は小型の駆動手段を使用して装置の
小型化を図ることができるとともに、コストを下げて安
価で、かつ処理スピードも向上する画像読取装置が実現
できる密着型イメージセンサ及び画像情報読取方法を提
供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、次の技術手段を講じたことを特徴とする。
すなわち、被記録媒体の原稿を読み取り電気信号に変換
する受光素子を画像信号読み取り方向にライン状に配列
してなる密着型イメージセンサにおいて、前記受光素子
を備えたライン状の受光素子配列を複数個並列させて設
け、各前記受光素子配列共通にスタートパルスを与える
ようにしたものである。
【0013】これによれば、1つのスタートパルスを与
えると複数ラインの画像を読み取ることができ、受光素
子配列数をnとすると、パルスレートがn分の1とな
る。これにより、低価格、低出力な駆動源が可能とな
り、また装置の小型化も可能になる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の幾つかの形態例を
図面を用いて説明する。なお、以下の形態例で説明する
各イメージセンサは、図8に示した画像読取装置(イメ
ージスキャナ)51内のイメージセンサ54に代えて使
用できるものである。したがって、各形態例では図8に
示したイメージセンサ54に代えて使用する場合として
説明する。よって、以下の説明において図8中の符号と
同じ符号を付して説明するものは、図8中の部材に対応
しているものとする。
【0015】図2は本発明における実施の第1の形態例
として示すイメージセンサの内部構造を示す模式図であ
る。図2において、このイメージセンサ1は、原稿2を
照射する蛍光灯,冷陰極管,熱陰極管等からなる白色の
照明光源3と、セルフォック・レンズ・アレイ4と、基
板上7上にCCD受光素子8を多数配列してなるCCD
センサ5等で構成されている。
【0016】図1は上記CCDセンサ5の一部を受光面
側より見て基板7上に設けられているCCD受光素子8
の配列状態を示している図である。このCCDセンサ5
は、基板7上に、R(赤色光),G(緑色光),B(青
色光)全てのCCD受光素子8を備えて1ラインの読み
取りをそれぞれ可能とする、第1のCCD受光素子配列
6Aと第2のCCD受光素子配列6Bが配列されてい
る。なお、図1中、符号Wは第1のCCD受光素子配列
6Aと第2のCCD受光素子配列6Bの間隔(この間隔
は副走査方向の解像度に依存するものであり、例えば3
00dpiの解像度であれば0.0847ミリ)であ
る。また、符号LWは副走査有効読み取り幅で、第1の
CCD受光素子配列6Aと第2のCCD受光素子配列6
Bの外壁間における距離である。
【0017】次に、読み取り動作を説明する。まず、イ
メージセンサ1の動作を説明すると、照明光源3を点灯
し原稿2を照射すると、この照射光は正反射光と拡散反
射光となり、このうち拡散反射光の0度反射光がセルフ
ォック・レンズ・アレイ4に入射される。すると、セル
フォック・レンズ・アレイ4は、この0度反射光を入射
する原稿面(原稿読取部)における読み取り画像をCC
Dセンサ5上に投影する。すると、CCDセンサ5には
多数のCCD受光素子8が配されているが、各CCD受
光素子8毎に投影された光信号(原稿2の読み取り画
像)を電気信号に変換し、これを画像電気信号として出
力する。
【0018】次に、CCD受光素子8側の動作を説明す
ると、この第1の形態例でのCCDセンサ5は第1のC
CD受光素子配列6Aと第2のCCD受光素子配列6B
から構成されているとともに、パラレル駆動されるもの
で2ラインの読み取りを可能とする。また、第1のCC
D受光素子配列6Aと第2のCCD受光素子配列6Bの
それぞれのスタートパルスを1つのものとして駆動する
ことにより、2ライン分の画像電気信号を同時に出力と
して得ることができる構成となっている。なお、以下の
説明では、副走査方向の解像度を300dpiとして説
明する。CCDセンサ5にスタートパルスを1パルス与
え、副走査方向にイメージセンサ1を走行させるパルス
モータ55を1パルス駆動(このときの副走査方向の移
動量は0.1894ミリ)させると、このパルスモータ
1パルスにおける読み取りは2ライン分となる。ここ
で、上記間隔Wを0.0847ミリ、副走査有効読み取
り幅LWは例えばCCD受光素子8のサイズを0.05
ミリ角とすると0.1447ミリとなる。次に、2ライ
ンの光信号をCCD受光素子8上に投影したときの影響
を図3にて説明する。図3において図1及び図2と同一
符号を付したものは図1及び図2と同一のものを示して
おり、また△Yはセルフォック・レンズ・アレイ(4)
がCCD受光素子(8)上を投影したとき光量ムラの影
響の無い範囲であり、図1にて説明した副走査有効読み
取り幅LWである。また、図3の△Yは光量ムラの影響
のない範囲を2分の1にて表した値であり、実際に読み
取れる範囲は0.4ミリ(以後、△2Yで説明する)で
ある。すなわち、図1の副走査有効読み取り幅LW
(0.1447ミリ)は△2Yに比べて十分に狭い範囲
である。つまり、2ライン分の読み取りを一つのセルフ
ォック・レンズ・アレイ4で行っても光量ムラに対して
は何ら影響の無いものである。
【0019】したがって、この第1の形態例の場合で
は、パルスモータ55を1パルス駆動させる毎に2ライ
ン(第1のCCD受光素子配列6Aと第2のCCD受光
素子配列6B)のカラー画像を読み取ることが可能であ
るため、パルスモータ55のパルスレートが2分の1と
なり、低価格、低出力なパルスモータ55が使用でき
る。また、第1の形態例のCCDセンサ5は、2ライン
のCCD受光素子配列6A,6Bを配し、かつスタート
パルスを1つのものとしたため、あたかも2ラインのC
CD受光素子配列6A,6Bが1ラインであるかのよう
に動作し、画像読取装置の高速処理化が可能となる。
【0020】図4は本発明における実施の第2の形態例
として示すイメージセンサの内部構造を示す模式図であ
る。図4において、このイメージセンサ21は、原稿2
2を照射する蛍光灯,冷陰極管,熱陰極管等からなる白
色の照明光源23と、セルフォック・レンズ・アレイ2
4と、基板27上にCCD受光素子28を多数配列して
いるCCDセンサ25等で構成されている。
【0021】図5はCCDセンサ25の一部を受光面側
より見て基板27上に設けられているCCD受光素子の
配列状態を示している図である。このCCDセンサ25
上には、R(赤色光),G(緑色光),B(青色光)全
てのCCD受光素子28を備えて1ラインの読み取りを
それぞれ可能とする、第1のCCD受光素子配列26A
と第2のCCD受光素子配列26Bと第3のCCD受光
素子列26Cが配列されている。なお、図5中、符号W
は第1のCCD受光素子配列26Aと第2のCCD受光
素子配列26Bの間隔(この間隔も副走査方向の解像度
に依存するものであり例えば300dpiの解像度であ
れば0.0847ミリ)である。また、符号LWは副走
査有効読み取り幅で、第1のCCD受光素子配列26A
と第3のCCD受光素子配列26Cの外壁間における距
離である。
【0022】次に、読み取り動作を説明する。まず、イ
メージセンサ21の動作を説明すると、照明光源23を
点灯し原稿22を照射すると、この照射光は正反射光と
拡散反射光となり、このうち拡散反射光の0度反射光が
セルフォック・レンズ・アレイ24に入射される。する
と、セルフォック・レンズ・アレイ24は、この0度反
射光を入射する原稿面(原稿読取部)における読み取り
画像をCCDセンサ25上に投影する。すると、CCD
センサ25には多数のCCD受光素子28が配されてい
るが、各CCD受光素子28毎に投影された光信号(原
稿22の読み取り画像)を電気信号に変換し、これを画
像電気信号として出力する。
【0023】次に、CCD受光素子28側の動作を説明
すると、この第2の形態例でのCCDセンサ25は第1
のCCD受光素子配列26Aと第2のCCD受光素子配
列26Bと第3のCCD受光素子26Cから構成されて
いるとともに、パラレル駆動されるもので3ラインの読
み取りを可能とする。また、第1のCCD受光素子配列
26Aと第2のCCD受光素子配列26Bと第3のCC
D受光素子配列26Cのそれぞれのスタートパルスを1
つのものとして駆動することにより、3ライン分の画像
電気信号を同時に出力として得ることができる構成とな
っている。さらに、第1のCCD受光素子配列26Aと
第2のCCD受光素子配列26Bと第3のCCD受光素
子26Cは、図5に示すように、R,G,Bそれぞれが
副走査方向に斜めに配列されるようにしてあり、これは
原稿22の縦線や横線によるモアレの影響を緩和するの
が目的である。なお、以下の説明では、副走査方向の解
像度を300dpiとして説明する。そして、CCDセ
ンサ25にスタートパルスを1パルス与え、副走査方向
にイメージセンサ21を走行させるパルスモータ55を
1パルス駆動(このときの副走査方向の移動量は0.2
841ミリ)させると、このパルスモータ1パルスにお
ける読み取りは3ライン分となる。ここで、上記間隔W
を0.0847ミリ、副走査有効読み取り幅LWは例え
ばCCD受光素子28のサイズを0.05ミリ角とする
と、0.2394ミリとなる。また、3ラインの光信号
をCCD受光素子28上に投影したときの影響を第1の
形態例の場合と同様に図3を用いて説明すると、△Yは
セルフォック・レンズ・アレイ(4)がCCD受光素子
上を投影したとき光量ムラの影響の無い範囲で、図5に
て説明した副走査有効読み取り幅LWである。この副走
査有効読み取り幅LW(0.2394ミリ)は△2Y
(0.4ミリ)に比べて十分に狭い範囲である。つま
り、3ライン分の読み取りを一つのセルフォック・レン
ズ・アレイ24で行っても何ら影響の無いものである。
【0024】したがって、この第2の形態例の場合で
は、パルスモータ55を1パルス駆動させる毎に3ライ
ン(第1のCCD受光素子配列26Aと第2のCCD受
光素子配列26Bと第3のCCD受光素子配列26C)
のカラー画像を読み取ることが可能であるため、パルス
モータ55のパルスレートが3分の1となり、低価格、
低出力なパルスモータ55が使用できる。また、第2の
形態例のCCDセンサ21は、3ラインのCCD受光素
子配列26A,26B,26Cを配し、かつスタートパ
ルスを1つのものとしたため、あたかも3ラインのCC
D受光素子配列26A,26B,26Cが1ラインであ
るかのように動作し、画像読取装置の高速処理化が可能
となる。また、3ラインのCCD受光素子配列をR,
G,BそれぞれのCCD受光素子28が、各列で原稿2
2の副走査方向に対して斜めになるようにしているの
で、原稿22の縦線、横線等によるモアレの影響を緩和
させることが可能となる。
【0025】図6は本発明における実施の第3の形態例
として示すイメージセンサの内部構造を示す模式図であ
る。図6において、このイメージセンサ31は、原稿3
2を照射する光源としてのLEDアレイ33と、セルフ
ォック・レンズ・アレイ34と、基板37上にCCD受
光素子38を多数配列しているCCDセンサ35等で構
成されている。なお、光源はLEDアレイ33に変え
て、R,G,Bからなる蛍光灯等であっても差し支えな
いものである。
【0026】図7はCCDセンサ35の一部を受光面側
より見て基板37上に設けられているCCD受光素子3
8の配列状態を示している図である。このCCDセンサ
35上には、各々色フィルタを備えない白黒読み取りの
CCD受光素子(Bk)を備え、1ラインの読み取りを
可能とする第1のCCD受光素子配列36Aと第2のC
CD受光素子配列36Bがそれぞれ配列されている。な
お、図7中、符号Wは第1のCCD受光素子配列36A
と第2のCCD受光素子配列36Bの間隔(この間隔は
副走査方向の解像度に依存するものであり、例えば30
0dpiの解像度であれば0.0847ミリ)である。
また、符号LWは副走査有効読み取り幅で、第1のCC
D受光素子配列36Aと第2のCCD受光素子配列36
Bの外壁間における距離である。
【0027】次に、読み取り動作を説明する。まず、イ
メージセンサ31の動作を説明すると、光源33のR
(赤色LED)を点灯し原稿32を照射すると、この照
射光は正反射光と拡散反射光となり、このうち拡散反射
光の0度反射光がセルフォック・レンズ・アレイ34に
入射される。すると、セルフォック・レンズ・アレイ3
4は、この0度反射光を入射する原稿面(原稿読取部)
における読み取り画像をCCDセンサ35上に投影す
る。すると、CCDセンサ35には多数のCCD受光素
子38が配されているが、投影された光信号(原稿32
の赤色の読み取り画像)を電気信号に変換し、赤色の画
像電気信号を出力する。以下、同様にG(緑色)のLE
Dを照射して緑色の画像電気信号を出力し、B(青色)
のLEDを照射して青色の画像電気信号を出力する。な
お、白黒のCCDセンサ35は、カラーに比べてCCD
受光素子数が3分の1になる。このため、第1の形態例
及び第2の形態例で説明したようなカラーセンサの読み
取り方法に比べ、例え3回(R,G,BそれぞれのLE
D照射による)の読み取りを行うものであっても読み取
り速度はほとんど変わらない。
【0028】次に、CCD受光素子側の動作を説明する
と、この第3の形態例でのCCDセンサ35は第1のC
CD受光素子配列36Aと第2のCCD受光素子配列3
6Bから構成されているとともに、パラレル駆動される
もので2ラインの読み取りを可能とする。また、第1の
CCD受光素子配列36Aと第2のCCD受光素子配列
36Bのそれぞれのスタートパルスを1つのものとして
駆動することにより、2ライン分の画像電気信号を同時
に出力として得ることができる構成となっている。な
お、以下の説明では、副走査方向の解像度を300dp
iとして説明する。そして、CCDセンサ35にスター
トパルスを3パルス(1パルス毎に光源を切り換える)
与え、副走査方向にイメージセンサ31を走行させるパ
ルスモータ55を1パルス駆動(このときの副走査方向
の移動量は0.1894ミリ)させると、このパルスモ
ータ1パルスにおける読み取りは2ライン分となる。こ
こで、上記間隔Wを0.0847ミリ、副走査有効読み
取り幅LWは例えばCCD受光素子のサイズを0.05
ミリ角とすると0.1447ミリとなる。また、2ライ
ンの光信号をCCD受光素子38上に投影したときの影
響を第1,第2の形態例との場合と同様に図3を用いて
説明すると、△Yはセルフォック・レンズ・アレイ
(4)がCCD受光素子上を投影したとき光量ムラの影
響の無い範囲で、図7にて説明した副走査有効読み取り
幅LWである。この副走査有効読み取り幅LW(0.2
394ミリ)は△2Y(0.4ミリ)に比べて十分に狭
い範囲である。つまり、2ライン分の読み取りを一つの
セルフォック・レンズ・アレイ34で行っても何ら影響
の無いものである。
【0029】したがって、この第3の形態例の場合で
は、パルスモータ55を1パルス駆動させる毎にR,
G,Bそれぞれに3回の発光を繰り返し、2ラインのカ
ラー画像情報を読み取ることが可能であるため、パルス
モータ55のパルスレートが2分の1となり、低価格、
低出力なパルスモータが使用できる。また、第3の形態
例のCCDセンサ31は、2ラインのCCD受光素子配
列36A,36Bを配し、かつスタートパルスを1つの
ものとしたため、あたかも2ラインのCCD受光素子配
列36A,36Bが1ラインであるかのように動作し、
画像読取装置の高速処理化が可能となる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
1つのスタートパルスを与えると複数ラインの画像を読
み取ることができ、受光素子配列数をnとすると、パル
スレートがn分の1となる。したがって、低価格、低出
力な駆動源が可能となり、また小型化も可能になる等の
効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の形態例におけるCCD受光素子の配列状
態を示す図である。
【図2】第1の形態例におけるイメージセンサの内部構
造を示す模式図である。
【図3】光量ムラの影響を説明する図である。
【図4】第2の形態例におけるイメージセンサの内部構
造を示す模式図である。
【図5】第2の形態例におけるCCD受光素子の配列状
態を示す図である。
【図6】第3の形態例におけるイメージセンサの内部構
造を示す模式図である。
【図7】第3の形態例におけるCCD受光素子の配列状
態を示す図である。
【図8】従来装置の基本構成を示す模式図である。
【図9】従来装置におけるCCD受光素子の配列状態を
示す図である。
【図10】従来装置におけるタイムチャートを示す図で
ある。
【符号の説明】
1,21,31 イメージセンサ 2,22,32 原稿 5,25.35 CCDセンサ 6A,6B,26A,26B,26C,36A,36B
CCD受光素子配列 8,28,38 CCD受光素子

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被記録媒体の原稿を読み取り電気信号に
    変換する受光素子を画像信号読み取り方向にライン状に
    配列してなる密着型イメージセンサにおいて、 前記受光素子を備えたライン状の受光素子配列を複数個
    並列させて設けているとともに、 各前記受光素子配列共通にスタートパルスを与える駆動
    手段、 を備えたことを特徴とする密着型イメージセンサ。
  2. 【請求項2】 被記録媒体の原稿を読み取り電気信号に
    変換する受光素子を画像信号読み取り方向にライン状に
    配列してなる密着型イメージセンサにおいて、 R(赤色光),G(緑色光),B(青色光)の前記受光
    素子を備えたライン状の受光素子配列を複数個並列させ
    て設けているとともに、 各前記受光素子配列共通にスタートパルスを与える駆動
    手段、 を備えたことを特徴とする密着型イメージセンサ。
  3. 【請求項3】 前記受光素子配列を2列平行に設けてな
    る請求項2に記載の密着型イメージセンサ。
  4. 【請求項4】 前記受光素子配列を3列平行に設けると
    ともに、前記R,G,Bそれぞれの受光素子を各列で斜
    めとなるように配列してなる請求項2に記載の密着型イ
    メージセンサ。
  5. 【請求項5】 被記録媒体の原稿を読み取り電気信号に
    変換する受光素子を画像信号読み取り方向にライン状に
    配列してなる密着型イメージセンサにおいて、 白黒の受光素子を備えたライン状の前記受光素子を複数
    個並列させて設けているとともに、 各前記受光素子配列共通にスタートパルスを与える駆動
    手段、 とを備えたことを特徴とする密着型イメージセンサ。
  6. 【請求項6】 前記原稿を読み取るための光源としてL
    EDアレイを用いてなる請求項5に記載の密着型イメー
    ジセンサ。
  7. 【請求項7】 被記録媒体の原稿を読み取り電気信号に
    変換する受光素子を画像信号読み取り方向にライン状に
    配列してなる密着型イメージセンサにおいて、 R(赤色光),G(緑色光),B(青色光)の前記受光
    素子をライン状に配して1ラインの画像情報を読み取る
    ことのできる受光素子配列を複数個設け、これら複数個
    の受光素子配列共通に一つのスタートパルスを付与する
    ようにしたことを特徴する密着型イメージセンサによる
    画像情報読取方法。
  8. 【請求項8】 被記録媒体の原稿を読み取り電気信号に
    変換する受光素子を画像信号読み取り方向にライン状に
    配列してなる密着型イメージセンサにおいて、 R(赤色光),G(緑色光),B(青色光)の前記受光
    素子をライン状に配して1ラインの画像情報を読み取る
    ことのできる受光素子配列を3列設けるとともに、前記
    R,G,Bそれぞれの受光素子を各列で斜めとなるよう
    に配列し、 前記3列の受光素子配列共通に一つのスタートパルスを
    付与するようにしたことを特徴する密着型イメージセン
    サによる画像情報読取方法。
  9. 【請求項9】 被記録媒体の原稿を読み取り電気信号に
    変換する受光素子を画像信号読み取り方向にライン状に
    配列してなる密着型イメージセンサにおいて、 白黒の受光素子を備えたライン状の前記受光素子を複数
    個並列させて設けているとともに、 各前記受光素子配列共通にスタートパルスを付与するよ
    うしたことを特徴する密着型イメージセンサによる画像
    情報読取方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9059064B2 (en) 2009-07-27 2015-06-16 Stmicroelectronics (Research & Development) Limited Sensor module with dual optical sensors for a camera

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