JPH1065713A - Ａｔｍシステム用セル検出方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 非同期伝送モード（ＡＴＭ）適応層（ＡＡ
Ｌ）に用いられ、損失セルまたは誤挿入セルを効果的に
検出してメッセージのリアルタイムサービスが可能なＡ
ＴＭシステム用セル検出方法を提供する。 【解決手段】 各々が現データセル及び前データセル
からなる複数のデータセルを、チャネルを介して順次受
信し（Ｓ９）、前データセル内のヘッダーに含まれた前
シーケンス番号を検出し、前データセルを上部層を伝送
し（Ｓ１０）、現データセル内のヘッダーに含まれた現
シーケンス番号を検出し、両シーケンス番号に基づい
て、前データセルが正常、損失または挿入誤りされたか
を表す前データセルの状態情報を決め（Ｓ１２）、この
状態情報を上部層に伝送する（Ｓ１３）。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、非同期伝送モード
（ＡＴＭ）システムにおけるシーケンス番号の処理方法
に関し、特に、ＡＴＭ適応層（ＡＡＬ）に用いられ、こ
のＡＡＬのデータセルに含まれた複数のシーケンス番号
に基づいて、損失セルまたは誤挿入セルを検出するＡＴ
Ｍシステム用セル検出方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】広帯域サービス総合ディジタル網（Ｂ−
ＩＳＤＮ）からの高速データ伝送率の範囲内では、互い
に交換される必要のある多くの異なるデータ伝送率を用
いる様々な用途がある。

【０００３】ＡＴＭは、パッケット単位の伝達モードで
あって、単一の物理的インタフェースを通じて、複数の
論理的接続構造が多重化される。各論理的接続構造上の
情報の流れは、一定の大きさのパッケット、即ち、セル
として構成され、リンクの間のエラーの制御及び流れの
制御はない。

【０００４】ＡＴＭにおける論理的接続構造は仮想チャ
ネルと呼ばれる。Ｂ−ＩＳＤＮにおいて、各仮想チャネ
ルはスイッチングの基本単位となる。仮想チャネルはネ
ットワークを通じて２つのエンドユーザーの間で構成さ
れる。仮想チャネルのデータ伝送率は、変更可能であ
り、一定の大きさを有するセルの全２重通信の流れはこ
の論理的接続構造を通じて交換される。

【０００５】ＡＴＭは図１に示したように、各々が５オ
クテットのヘッダー及び４８オクテットの情報フィール
ドからなる複数の一定の大きさのセルを用いる。

【０００６】その大きさが小さい一定の大きさのセルを
用いる場合、いくつかの長所を有する。第一に、優先順
位の高いセルは、優先順位の低いセルよりも先にリソー
スにアクセスするので、小さい大きさのセルを用いて優
先順位の高いセルに対する待ち時間を減らし得、また、
大きい大きさのセルより小さい大きさのセルがより短い
待ち時間を有する。第二に、一定大きさのセルがより効
率的にスイッチングされ、これはＡＴＭの高速データ伝
送率において非常に重要である。

【０００７】図２は、ユーザー・ネットワーク間のイン
タフェースにおけるヘッダーフォーマットを示した図で
あって、４ビットの一般流れ制御（ｇｅｎｅｒｉｃ ｆ
ｌｏｗ ｃｏｎｔｒｏｌ；ＧＦＣ）、８ビットの仮想経
路識別子（ｖｉｒｔｕａｌｐａｔｈ ｉｄｅｎｔｉｆｉ
ｅｒ；ＶＰＩ）、１６ビットの仮想チャネル識別子（ｖ
ｉｒｔｕａｌ ｃｈａｎｎｅｌ ｉｄｅｎｔｉｆｉｅ
ｒ；ＶＣＩ）、３ビットのペイロードタイプ（ｐａｙｌ
ｏａｄ ｔｙｐｅ；ＰＴ）、１ビットのセル損失優先順
位（ｃｅｌｌ ｌｏｓｓ ｐｒｉｏｒｉｔｙ；ＣＬＰ）
及び８ビットのヘッダーエラー制御（ｈｅａｄｅｒ ｅ
ｒｒｏｒ ｃｏｎｔｒｏｌ；ＨＥＣ）からなる。一般流
れ制御（ＧＦＣ）フィールドは終端間の流れ制御に用い
られ、かつ、幾つかの異なる種類のデータの流れに用い
られ得る。仮想経路識別子（ＶＰＩ）フィールドはユー
ザー間、またはユーザーとネットワークとの間の仮想経
路を表し、仮想チャネル識別子（ＶＣＩ）フィールドは
ユーザー間、またはユーザーとネットワークとの間の仮
想チャネルを表し、ペイロードタイプ（ＰＴ）フィール
ドは情報フィールドでの情報の形態を表す。セル損失優
先順位（ＣＬＰ）フィールドは混雑（ｃｏｎｇｅｓｔｉ
ｏｎ）が生じた場合、ネットワークに対するガイダンス
を提供するのに用いられる。「０」値は比較的に高い優
先順位のセルを表すもので、可能な他の代案がない限り
捨てられることはなく、「１」値はそのセルがネットワ
ーク内で捨てられ得る低い順位のセルであることを表
す。

【０００８】ヘッダーエラー制御（ＨＥＣ）フィールド
は、ヘッダー内の単一ビットエラーを訂正し、二重ビッ
トエラーを検出するのに用いられる８ビットのエラー符
号である。

【０００９】図３は、ネットワークの内部のセルヘッダ
ーフォーマットを示す模式図である。図中で、終端間の
フアンクションを実行する一般流れ制御フィールドは含
まれない。そのかわり、仮想経路識別子フィールドが８
ビットから１２ビットに拡張されている。これから、ネ
ットワークの内部での仮想経路の数を増加して、加入者
への支援及びネットワーク管理に必要な要素を有するこ
とになる。

【００１０】ＡＴＭを使用する場合、ＡＴＭに基づかず
に情報伝送プロトコルを支援するための適応層が必要で
ある。図４を参照すると、メッセージモードサービスが
ＡＴＭ適応層（ＡＡＬ）によって具現される様子を示す
ための一例として、ＡＴＭ通信ネットワークにおける階
層別データ構造が示されている。より高い層（ＨＬ）
（即ち、ユーザー入力データ）からの情報ブロック（即
ち、ユーザーサービスデータユニット（Ｕ−ＳＤＵ））
は、ＡＡＬサービスアクセス（ＡＡＬ−ＳＡＰ）を通過
した後、ＡＡＬ先入れ先出しバッファ（ＡＡＬ−ＦＩＦ
Ｏ）にＡＡＬサービスデータユニット（ＡＡＬ−ＳＤ
Ｕ）として格納される。その後、収束副層（ＣＳ）がＣ
Ｓプロトコルデータユニット（ＣＳ−ＰＤＵ）を生成す
る。このＣＳ−ＰＤＵは、ヘッダー（Ｈ）と、 ＣＳ−
ＰＤＵを３２ビットの整数倍として生成するためのプロ
トコル制御情報及びパディングと、トレイラー（Ｔ）と
からなり、ＡＡＬ分割及び再組立（ＡＡＬ−ＳＡＲ）副
層に送られる。ＡＡＬ−ＳＡＲにおいて、ＣＳ−ＰＤＵ
は伝送されるべきメッセージに基づいて４７オクテット
を有する１つまたは複数のセグメントに分けられる。こ
こで、各セグメントは、１オクテットのＳＡＲヘッダー
と組み合わせられて、ＳＡＲ−ＰＤＵを発生することに
よって、このＳＡＲ−ＰＤＵはＡＴＭ−ＳＡＰを通じて
ＡＴＭ層に送られる。ＡＴＭ層における各ＳＡＲ−ＰＤ
Ｕは、５オクテットのＡＴＭセルヘッダーと結合され
て、５３オクテットのＡＴＭセルを形成することによっ
て、ＡＴＭセルは物理的層の１つまたは複数の送信路を
通じて、他の端末器またはＡＴＭ交換器に伝送される。

【００１１】ＡＡＬは情報を複数のセルに対応させ、セ
ルの分割及び再組立てを行う。サービス領域において、
４種類のサービスが、以下の表１に示すように定義され
る。

【００１２】

【表１】

【００１３】このような４種類は、時間関係がソースと
伝送先との間に維持されるべきか、またはその用途にお
いてビット伝送率が一定であるか否か、及びデータ伝送
が接続構造に基づくか否かによって分類されている。

【００１４】クラスＡのサービスの例として回路エミュ
レーションがある。この場合、ソースと伝送先との間の
時間関係を必要とする一定のビット伝送率が用いられ、
データの伝送は接続構造に基づいて行われる。クラスＢ
の例として、例えば、電子会議に用いられる可変ビット
レートのビデオがある。この場合、用途は接続構造に基
づき、時間関係が重要であるが、ビット伝送率はシーン
におけるアクティビティの量によって変化され得る。ク
ラスＣ及びクラスＤは、データ伝送の用途に相当する。
この２つの場合に、ビット伝送率は変化され、特定な時
間関係は要求されない。ビット伝送率の差は各バッファ
を用いて終端システムによって調節される。データの伝
送は、接続構造（クラスＣ）または非接続構造（クラス
Ｄ）のうちの何れか１つになる。

【００１５】これらのクラスのサービスの支援のため、
ＡＡＬレベルのプロトコルの組が定義される。ＡＡＬ層
は、２つの論理的副階層、即ち、収束副階層（ＣＳ）と
分割及び再組立て副階層（ＳＡＲ）とから構成される。
この収束副階層（ＣＳ）はサービスの用途のため、ＡＡ
Ｌにおいて必要とされる機能を提供する。ＡＡＬのサー
ビスへの使用は、サービスアクセス点（ＳＡＰ）を通じ
て行われ、このＳＡＰは該当する用途のアドレスを表
す。従って、ＳＡＲはサービスによって変化される。

【００１６】分割及び再組立て（ＳＡＲ）副階層は、Ｃ
Ｓから受け取られた情報を伝送用のセルにパッキング
し、他の端末で情報をアンパッキング（unpaking）する
働きを果たす。即ち、ＳＡＲ副階層は、あるＳＡＲヘッ
ダー、トレイラー及びＣＳ情報を、４８オクテットブロ
ックにパッキングしなければならない。ＡＡＬプロトコ
ルタイプ１は、クラスＡを、タイプ２は、クラスＢを、
タイプ３は、クラスＣを、タイプ４は、クラスＤを、各
々支援する。

【００１７】図５は、ＡＡＬプロトコルタイプ１に対す
るＳＡＲレベルにおけるプロトコルデータユニット（Ｐ
ＤＵ）のフォーマットを示す模式図である。このＰＤＵ
のフォーマットは、１オクテットのＳＡＲ−ＰＤＵヘッ
ダー及び４７オクテットのＳＡＲ−ＰＤＵペイロードか
ら構成されている。ＳＡＲプロトコルは、各ビットを複
数の伝送用セルにパッキングし、受信端ではアンパッキ
ングする働きのみを果たす。各ブロックには、シーケン
ス番号（ＳＮ）が付されていて、エラーのある各ＰＤＵ
が検出され得る。ここで、シーケンス番号は、１ビット
の収束副階層識別子（ＣＳＩ）及び３ビットのシーケン
スカウント（ＳＣ）から構成されている。３ビットのサ
イクリック冗長度検出符号（ＣＲＣ）及び１ビットのパ
リティー（Ｐ）を有するシーケンス番号保護（ＳＮＰ）
フィールドは、シーケンス番号フィールド上のエラー検
出及び可能な範囲でのエラー訂正のためのエラー符号で
ある。

【００１８】しかし、複数のシーケンス番号の処理によ
るセルの損失セルまたは誤挿入セルを検出するために
は、複数のシーケンス番号を互いに比較しなければなら
ないので、メッセージが複数の時間間隙だけ遅延され大
容量のメモリが必要になる。従って、メッセージに対す
るリアルタイムのサービスが困難になるという不都合が
ある。

【００１９】

【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の主な
目的は、非同期伝送モード（ＡＴＭ）適応層（ＡＡＬ）
に用いられ、このＡＡＬのデータセルに含まれた複数の
シーケンス番号に基づいて、損失セルまたは誤挿入セル
を効果的に検出することによって、メッセージに対する
リアルタイムサービスが可能なＡＴＭシステム用セル検
出方法を提供することにある。

【００２０】

【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明によれば、非同期伝送モード（ＡＴＭ）シ
ステムに用いられ、選択チャネルを通じて伝送されたデ
ータセルの伝送順序を表すシーケンス番号を有するヘッ
ダーを備えるデータセル内のシーケンス番号に基づい
て、損失セルまたは誤挿入セルを検出するＡＴＭシステ
ム用セル検出方法であって、各々が現データセル及び前
データセルからなる複数のデータセルを、チャネルを介
して順次受信する第１過程と、前記前データセル内の前
記ヘッダーに含まれた前シーケンス番号を検出する第２
過程と、前記前データセルを上部層に伝送する第３過程
と、前記現データセル内の前記ヘッダーに含まれた現シ
ーケンス番号を検出する第４過程と、前記前シーケンス
番号及び前記現シーケンス番号に基づいて、前記前デー
タセルが正常、損失または誤挿入されたかを表す前記前
データセルの状態情報を決める第５過程と、前記状態情
報を前記上部層に伝送する第６過程とを有することを特
徴とするＡＴＭシステム用セル検出方法が提供される。

【００２１】

【発明の実施の形態】以下、本発明の好適実施例につい
て図面を参照しながらより詳しく説明する。

【００２２】図６は、本発明の一実施例によるＡＴＭシ
ステム用セル検出方法を説明するためのフロー図であっ
て、データセルに含まれた各シーケンス番号に基づい
て、損失セルまたは挿入セルを検出する。ここで、デー
タセルは、選択チャネルを通じて伝送されたデータセル
の伝送順序を表すシーケンス番号を有するヘッダーを備
える。最初、１つのセル（例えば、第ｉ目のセル）がス
テップＳ９でＡＴＭ階層から入力され、ステップＳ１０
でより高い階層に伝送される。この時、第ｉ目のセルの
ＳＡＲヘッダーに含まれた第ｉ目のシーケンス番号が再
び格納される。その後、ステップＳ１１で、５オクテッ
トのヘッダー及び４８オクテットの情報フィールドを有
する次のセル（即ち、第（ｉ＋１）目のセル）が受け取
られ、第（ｉ＋１）目のシーケンス番号が第（ｉ＋１）
目のセルのＳＡＲヘッダーから取り出される。続いて、
ステップＳ１２で、第（ｉ＋１）目のシーケンス番号に
基づいて、第ｉ目のセルの第ｉ目のシーケンス番号が適
正でかるか否かが判断される。即ち、第（ｉ＋１）目の
シーケンス番号に基づいて第ｉ目のセルが正常、損失ま
たは誤挿入されたか否かを判断する。

【００２３】図７を参照すると、図６中のプロセスステ
ップＳ１２の詳細なアルゴリズムを説明するためのフロ
ー図が示されている。ステップＳ１で、第ｉ目のシーケ
ンス番号ＳＮiは、該第ｉ目のシーケンス番号に対する
期待番号Ｅｘｐ＿ＳＮiと比較される。ここで、第ｉ目
のシーケンス番号に対する期待番号Ｅｘｐ＿ＳＮiは、
適正であると判断された前シーケンス番号を用いて推定
される。ステップＳ１で、第ｉ目のシーケンス番号が期
待番号Ｅｘｐ＿ＳＮiと一致すると判定された場合、第
ｉ目のシーケンス番号が正しいと判断し、ステップＳ２
で、該第ｉ目のセルが正常であることを表す第ｉ目の正
常情報を発生し、Ｅｘｐ＿ＳＮiを１だけ増加させて、
次のシーケンス番号ＳＮi+1に対するプロセスに用いら
れるべき期待番号Ｅｘｐ＿ＳＮi+1とする。そうでない
場合には、ステップＳ３で、次のシーケンス番号（即
ち、ＳＮi+1）がＳＮiに対する期待番号Ｅｘｐ＿ＳＮi
と比較される。

【００２４】ステップＳ３で、ＳＮi+1がＥｘｐ＿ＳＮi
と等しいと判定された場合、ステップＳ４にて、第ｉ目
のセルが誤挿入されたと判定すると共に、第ｉ目のセル
がエラーであることを表す第ｉ目の誤挿入情報を発生し
て、次のシーケンス番号ＳＮi+1の処理のための期待番
号Ｅｘｐ＿ＳＮi+1をＥｘｐ＿ＳＮiと同じく維持する。
しかし、ステップＳ３にて、ＳＮi+1がＥｘｐ＿ＳＮiと
異なると判定された場合、元の第ｉ目のセルが損失され
たと判断して、ステップＳ５で、第ｉ目のセル以前の１
つまたは複数のセルが損失されたことを表す第ｉ目の損
失情報を発生し、期待番号Ｅｘｐ＿ＳＮi+1をＳＮi+1に
代替して、次のシーケンス番号ＳＮi+1が現シーケンス
番号ＳＮiに基づいて予測された期待番号Ｅｘｐ＿ＳＮi
+1を用いて、次のシーケンス番号ＳＮi+1を処理する。

【００２５】図６に示したように、ステップＳ１３、上
記第ｉ目の正常情報、誤挿入情報または損失情報は、該
第ｉ目のセルに対する第ｉ目の状態情報としてより高い
階層に伝送される。続いて、ステップＳ１４で、ｉを１
だけ増加し、ステップＳ１５で、ｉを最後のシーケンス
番号Ｎと比較する。最後のシーケンス番号Ｎに対応する
最後のセルが入力されるまで、上記のステップＳ１０よ
りステップＳ１５が繰り返して行われる。もし、ｉがＮ
である場合、第ｉ目のセル（即ち、第Ｎ目のセル）がよ
り高い階層に伝送され、プロセスは終了される。

【００２６】図８は、本発明の他の実施例によるＡＴＭ
システム用セル検出方法を説明するためのフロー図であ
る。ここで、第（ｉ＋１）目のシーケンス番号に基づい
て、第ｉ目のシーケンス番号が正しいか否かが判定され
た後、第ｉ目のシーケンス番号に対する上記判定結果に
よって、該第ｉ目のセルは伝送されるか捨てられる。詳
述すると、ステップＳ２０で、第ｉ目のセルがＡＴＭの
階層から順に受信され、ステップＳ２１で、第（ｉ＋
１）目のセルの第（ｉ＋１）目のシーケンス番号がＡＴ
Ｍ階層から受信される。その後、ステップＳ２２で、第
ｉ目及び第（ｉ＋１）目のシーケンス番号を処理して、
図７に示したような方法にて第ｉ目のシーケンス番号が
正しいか否かが決定される。続いて、ステップＳ２３
で、ステップＳ２２の結果に基づいて、第ｉ目のセルは
伝送されるか捨てられる。即ち、第ｉ目のセルが正常で
ある場合、第ｉ目のセルはより高い階層に伝送され、そ
うでない場合には、第ｉ目のセルは捨てられる。ステッ
プＳ２４で、第（ｉ＋１）目のシーケンス番号を有する
ＳＡＲヘッダーを除いた第（ｉ＋１）目のセルの第（ｉ
＋１）目のデータがＡＴＭ階層から受信される。その
後、ステップＳ２５で、ｉを１だけ増加し、ステップＳ
２６で、ｉを最後のシーケンス番号Ｎと比較し、最後の
シーケンス番号Ｎを有する最後のセルが入力されるまで
上記のステップＳ２１よりステップＳ２６までを繰り返
して行う。

【００２７】上記において、本発明の好適な実施の形態
について説明したが、本発明の請求範囲を逸脱すること
なく、当業者は種々の改変をなし得るであろう。

【００２８】

【発明の効果】従って、本発明によれば、非同期伝送モ
ード適応層のデータセルに含まれたシーケンス番号に基
づいて、訂正セル、損失セルまたは誤挿入セルを効果的
に検出してメッセージをより一層リアルタイムサービス
で提供する事ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】従来のＡＴＭセルのデータフォーマットを示し
た図。

【図２】ユーザー網インタフェースにおけるヘッダーフ
ォーマットを示した図。

【図３】網の内部のセルヘッダーフォーマットを示す
図。

【図４】ＡＴＭ通信網における階層別データ構造を示し
た模式図。

【図５】ＡＡＬプロトコルタイプ１に対するＳＡＲレベ
ルにおけるプロトコルデータユニット（ＰＤＵ）のフォ
ーマットを示す模式図。

【図６】本発明の一実施例によるＡＴＭシステム用セル
検出方法を説明するためのフロー図。

【図７】図６中のプロセスステップＳ１２の詳細なアル
ゴリズムを説明するためのフロー図。

【図８】本発明の他の実施例によるＡＴＭシステム用セ
ル検出方法を説明するためのフロー図。

【符号の説明】

ＧＦＣ ４ビットの一般流れ制御 ＶＰＩ ８ビットの仮想経路識別子 ＶＣＩ １６ビットの仮想チャネル識別子 ＰＴ ３ビットのペイロードタイプ ＣＬＰ １ビットのセル損失順位 ＨＥＣ ８ビットのヘッダーエラー制御 Ｕ−ＳＤＵ ユーザーサービスデータユニット ＡＡＬ−ＦＩＦＯ ＡＡＬ先入れ先出しバッファ ＡＡＬ−ＳＡＰ ＡＡＬサービスアクセス ＣＳ 収束副層 ＣＳ−ＰＤＵ ＣＳプロトコルデータユニット ＡＡＬ−ＳＡＲ ＡＡＬ分割及び再組立副層 Ｈ ヘッダー Ｔ トレイラー

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 非同期伝送モード（ＡＴＭ）システム
   に用いられ、選択チャネルを通じて伝送されたデータセ
   ルの伝送順序を表すシーケンス番号を有するヘッダーを
   備えるデータセル内のシーケンス番号に基づいて、損失
   セルまたは誤挿入セルを検出するＡＴＭシステム用セル
   検出方法であって、 各々が現データセル及び前データセルからなる複数のデ
   ータセルを、チャネルを介して順次受信する第１過程
   と、 前記前データセル内の前記ヘッダーに含まれた前シーケ
   ンス番号を検出する第２過程と、 前記前データセルを上部層に伝送する第３過程と、 前記現データセル内の前記ヘッダーに含まれた現シーケ
   ンス番号を検出する第４過程と、 前記前シーケンス番号及び前記現シーケンス番号に基づ
   いて、前記前データセルが正常、損失または誤挿入され
   たかを表す前記前データセルの状態情報を決める第５過
   程と、 前記状態情報を前記上部層に伝送する第６過程とを有す
   ることを特徴とするＡＴＭシステム用セル検出方法。
2. 【請求項２】 前記第５過程が、 前記前シーケンス番号と予め決められた期待番号とを比
   較する第５−１過程と、 前記前シーケンス番号が前記期待番号と等しい場合、前
   記前シーケンス番号が適正であるということを表す正常
   状態情報を前記状態情報として発生し、前記前シーケン
   ス番号が前記期待番号と等しくない場合、前記現シーケ
   ンス番号と前記期待番号とを比較する第５−２過程と、 前記現シーケンス番号が前記期待番号と等しい場合、前
   記前シーケンス番号が合わないということを表す誤挿入
   状態情報を前記状態情報として発生し、前記現シーケン
   ス番号が前記期待番号と等しくない場合、前記前データ
   セル以前の１つまたは複数のデータセルが損失されたと
   いうことを表す損失状態情報を前記状態情報として発生
   する第５−３過程とを有することを特徴とする請求項１
   に記載のＡＴＭシステム用セル検出方法。
3. 【請求項３】 該当各シーケンス番号が適正であると
   みなされたとき、前記期待番号が前記前データセル以前
   に伝送された先行データセルのシーケンス番号に基づい
   て決定されることを特徴とする請求項２に記載のＡＴＭ
   システム用セル検出方法。
4. 【請求項４】 前記損失セルの個数が、前記前シーケ
   ンス番号と前記期待番号との間の差分の大きさとして定
   義されることを特徴とする請求項２に記載のＡＴＭシス
   テム用セル検出方法。
5. 【請求項５】 非同期伝送モード（ＡＴＭ）システム
   に用いられ、選択チャネルを通じて伝送されたデータセ
   ルの伝送順序を表すシーケンス番号を有するヘッダーを
   備えるデータセル内のシーケンス番号に基づいて、損失
   セルまたは誤挿入セルを検出するＡＴＭシステム用セル
   検出方法であって、 各々が現データセル及び前データセルからなる複数のデ
   ータセルを、チャネルを介して順次受信する第１過程
   と、 前記前データセル内の前記ヘッダーに含まれた前シーケ
   ンス番号を検出する第２過程と、 前記現データセル内の前記ヘッダーに含まれた現シーケ
   ンス番号を検出する第３過程と、 前記前シーケンス番号及び前記現シーケンス番号に基づ
   いて、前記前データセルが正常、損失または誤挿入され
   たかを表す前記前データセルの状態情報を決める第４過
   程と、 前記前データセルの前記状態情報が正常である場合、前
   記前データセルを上部層に伝送し、前記前データセルの
   前記状態情報が正常でない場合には、前記前データセル
   を捨てる第５過程とを有することを特徴とするＡＴＭシ
   ステム用セル検出方法。
6. 【請求項６】 前記第４過程が、 前記前シーケンス番号と予め決められた期待番号とを比
   較する第４−１過程と、 前記前シーケンス番号が前記期待番号と等しい場合、前
   記前シーケンス番号が適正であるということを表す正常
   状態情報を前記状態情報として発生し、前記前シーケン
   ス番号が前記期待番号と等しくない場合、前記現シーケ
   ンス番号と前記期待番号とを比較する第４−２過程と、 前記現シーケンス番号が前記期待番号と等しい場合、前
   記前シーケンス番号が合わないということを表す誤挿入
   状態情報を前記状態情報として発生し、前記現シーケン
   ス番号が前記期待番号と等しくない場合、前記前データ
   セル以前の１つまたは複数のデータセルが損失されたと
   いうことを表す損失状態情報を前記状態情報として発生
   する第４−３過程とを有することを特徴とする請求項５
   に記載のＡＴＭシステム用セル検出方法。
7. 【請求項７】 該当各シーケンス番号が適正であると
   みなされたとき、前記期待番号が前記前データセル以前
   に伝送された先行データセルのシーケンス番号に基づい
   て決定されることを特徴とする請求項６に記載のＡＴＭ
   システム用セル検出方法。
8. 【請求項８】 前記損失セルの個数が、前記前シーケ
   ンス番号と前記期待番号との間の差分の大きさとして定
   義されることを特徴とする請求項６に記載のＡＴＭシス
   テム用セル検出方法。