JPH1065664A - ネットワーク管理方法及び装置 - Google Patents

ネットワーク管理方法及び装置

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Publication number
JPH1065664A
JPH1065664A JP22013196A JP22013196A JPH1065664A JP H1065664 A JPH1065664 A JP H1065664A JP 22013196 A JP22013196 A JP 22013196A JP 22013196 A JP22013196 A JP 22013196A JP H1065664 A JPH1065664 A JP H1065664A
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JP
Japan
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message
mdl
lock
nodes
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Application number
JP22013196A
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English (en)
Inventor
Tomokazu Ebata
智一 江端
Masayuki Orimo
昌之 織茂
Hiroki Nakadai
浩樹 中代
Yasuhiro Fujino
泰弘 藤野
Hideo Aoe
英夫 青江
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 共通のネットワークに接続され各々分散して
ネットワーク管理機能を有する複数のノード1,2,3
が稼働している状態で新規のノード4がこのネットワー
クに参入するとき、効率的な参入手続きを行う。 【解決手段】 ノード4から参入支援をするノード1に
ノードアドレス・テーブル(MDL)の取得要求をする
と、ノード1は他ノード2,3に対してMDLロック要
求を送信する。すべてのノード1,2,3のMDLロッ
クに成功したとき、ノード1はノード4へ成功の通知と
ともに自身のMDLを送信する。ノード4は他ノード
1,2,3に接続要求を行ってコネクションを確立する
とともに他ノード1,2,3のMDLがノード4のアド
レスを含むよう更新する。ノード4は他ノード1,2,
3とのコネクションを確立するとともに受信したMDL
を含むようにMDLを更新する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワーク管理
方法及び装置に係わり、特に新規のノードがネットワー
クに参入するときのネットワーク管理方法及び装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】共通のネットワークに複数のノードが接
続され、ノード間で通信を行うようなネットワーク・シ
ステムにおいては、通信先ノードのノードアドレスを知
る必要がある。ノードアドレスを管理する方法を大別す
ると、ネットワークに接続されるサーバが全ノードのノ
ードアドレスを集中して管理する方法と、このようなア
ドレスについてのサービスを行うサーバを設けずに各ノ
ードが分散してノードアドレスを管理する方法とがあ
る。
【0003】例えばHal Stern著、アスキー出
版局発行の「NSF&NIS」のNIS(Networ
k Information Service)によれ
ば、サーバがネットワーク内の全ノードのノードアドレ
スを登録する構成情報ファイルを保有し、このネットワ
ークに接続される各クライアントがこの構成情報ファイ
ルを参照することによって他ノードのノードアドレスを
取得する。また松原由高監修、アスキー出版局発行の
「ネットワークOS教科書」によれば、大規模ネットワ
ーク用OSのアドレス管理方式として、StreetT
alkと呼ばれるグローバルネームサービスを提案す
る。このサービスを利用すれば、ユーザはユニークなS
treetTalk名のみを知っていればよく、実際の
ネットワーク構成が複雑であってもネットワークの物理
的構成に関知する必要はない。すなわちユーザからはネ
ットワークが論理的に単一のネットワークにしか見えな
い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】各ノードが分散してネ
ットワークの構成情報を管理する方法に比べて上記例の
ようにサーバが集中して管理する方法は、ネットワーク
の構成の頻繁な変更に対して容易に対処できるという利
点がある。すなわちネットワーク構成に変更があったと
き、分散管理方式ではこの変更情報をすべてのノードに
通知し各ノードで構成情報のファイルを更新しなければ
ならないのに対し、集中管理方式ではサーバの構成情報
ファイルを更新するだけでよい。しかし集中管理方式に
は次のような問題点がある。 (1)構成情報ファイルを保有するサーバマシンにクラ
イアントからのアクセスが集中し、そのサーバやサーバ
に接続するネットワークの負荷が増大する。 (2)サーバマシン及びその予備マシンに障害が発生し
たとき、システムは全面的に停止する。 (3)広域ネットワークでは、ローカルエリアネットワ
ークと異なり接続するノードの数が多く、その中から管
理サーバのアドレスを取得するのがユーザの負担とな
る。
【0005】上記のようにネットワーク構成の集中管理
方式にも問題があるので、分散管理方式も充分実用性が
あるが、その場合にネットワーク構成の変更に対して各
ノードの構成情報ファイルを効率よく更新する方法が望
まれる。特に新規のノードがネットワークに参入する場
合に、従来技術によれば、新規参入ノードは他のノード
に対して1つずつコネクションを確立した後、他のノー
ドの構成情報ファイルをロックして行かねばならず、い
ずれかのノードでコネクションに失敗したとき、それま
でに構成情報ファイルをロックしたノードについて1つ
ずつ構成情報ファイルのロック解除をした後、コネクシ
ョンを解放して行かねばならないという問題があった。
【0006】本発明の目的は、ネットワーク構成情報を
分散して管理するネットワーク管理方法において、新規
ノードの参入を効率的に行うネットワーク管理方法及び
装置を提供することにある。
【0007】本発明の他の目的は、ネットワーク構成情
報を分散して管理するネットワーク管理方法において、
新規ノードの参入を阻害するような要因を除去すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、ネットワーク
に接続される各ノードがメッセージの送信先ノードアド
レスのテーブルを保有し、このノードアドレス・テーブ
ルを参照して送信先ノードアドレスのノードへメッセー
ジを送信するネットワーク・システムのネットワーク管
理方法において、新規のノードがネットワークに参入す
るとき、参入支援をするノードを介して他のノードのノ
ードアドレス・テーブルについて書き込み禁止のロック
を行い、このノードアドレス・テーブルのロックが完了
した後、新規ノードから他のノードに対して接続要求を
行って他ノードとコネクションを確立するとともに他ノ
ードのノードアドレス・テーブルに新規ノードのノード
アドレスを追加させるネットワーク管理方法を特徴とす
る。
【0009】また本発明は、各ノードに上記のようなネ
ットワーク管理機能を備えたネットワーク管理装置を特
徴とする。
【0010】本発明によれば、参入支援ノードと他のノ
ードとの間にはすでにコネクションが確立されているた
めに、他のノードのノードアドレス・テーブルのロック
が完了すれば新規ノードが他ノードとのコネクション確
立に成功する確率は非常に高く、一度コネクション確立
した他ノードとの間の無駄なコネクション解放を回避す
ることができる。
【0011】さらに本発明は、上記のアドレス管理方法
を支援する方法として、あるノードから他のノードに対
して他ノードの生存を問い合わせるメッセージを送信
し、連続して所定回数以上応答がないとき、ノードアド
レス・テーブルから応答のないノードのノードアドレス
を削除するネットワーク管理方法を特徴とする。
【0012】本発明によれば、かなり長い期間稼働して
いないノードや、ノードアドレス・テーブルに登録され
ているにもかかわらずすでにシステムから撤退したノー
ドについてノードアドレス・テーブルからそのノードア
ドレスを削除するので、新規ノードの参入を阻害するよ
うな要因を除去することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施形態について図
面を用いて説明する。
【0014】(1)第1の実施形態 図1は、本発明が適用されるネットワーク・システムの
構成図である。10,20,30,・・・は、それぞれ
広域ネットワークである。ノード1,2,3は、広域ネ
ットワーク10に直接接続され、その内部のメモリにプ
ログラムを格納しこれを実行するプロセッサである。同
様に他の広域ネットワーク20,30にもそれぞれノー
ドが接続される。ゲートウェイマシン(GW)9は、広
域ネットワーク10及び広域ネットワーク30に接続さ
れ、広域ネットワーク10と広域ネットワーク30の間
で通信メッセージを受け渡す装置であり、その内部のメ
モリにプログラムを格納しこれを実行するプロセッサで
ある。同様に他の広域ネットワーク間、例えば広域ネッ
トワーク20と広域ネットワーク30との間にも両ネッ
トワークを接続するGWが設置される。ノード1,2又
は3は広域ネットワーク10を介して通信できるととも
にGW9などのGWを介して他の広域ネットワークに接
続されるノードと通信することができる。各広域ネット
ワーク10,20,30を地域系広域ネットワークと呼
ぶことがある。またGWで接続されるネットワーク・シ
ステムの全体を全国系広域ネットワークと呼ぶことがあ
る。各ノード1,2,3,・・・及びGWには、各ノー
ド及びGWの間で認識可能なアドレスが割り付けられて
いる。また各ノード及びGWには、それぞれの地域系広
域ネットワーク内でのみユニークなノード名が付与され
ている。GWも一種のノードであるが、接続される広域
ネットワークの数に応じて2つ以上のノードアドレスが
割り付けられている。以下符号を付けずに単にノードと
いうとき、それはGWも含むものとする。
【0015】図2は、ノード1,2又は3の構成を示す
図である。ノード1,2,3を構成するプロセッサのメ
モリには、ユーザプログラム(UP)11,12,・・
・、メッセージ生成プログラム15及びメッセージ配送
プログラム(MDA)16が格納される。ユーザプログ
ラム11,12,・・・は、業務処理を行うユーザのプ
ログラムである。配送先テーブル21は、メッセージに
含まれる内容コードとメッセージの配送先のUP名との
対応を格納するテーブルである。メッセージ生成プログ
ラム15は、ユーザプログラム11,12,・・・から
送信データを受け取り、これを定められた形式のメッセ
ージに変換してMDA16に渡す。またメッセージ生成
プログラム15は、MDA16からメッセージを受け取
り、配送先テーブル21を参照してメッセージ中の内容
コードから配送先のUPを決定し、そのUPに受信デー
タを渡す。メッセージ配送リスト(MDL)22は、メ
ッセージに含まれる内容コードと配送先ノード名との対
応を格納する配送先テーブルと、共通の広域ネットワー
ク10に接続される稼働中のすべてのノードについてノ
ード名とノードアドレスとの対応を格納するテーブルと
から構成される。一時メッセージ格納部23は、広域ネ
ットワーク10とメッセージ生成プログラム15との間
で送受信するメッセージを一時的に格納するバッファ記
憶である。メッセージ組立部25は、広域ネットワーク
10へ送出するメッセージを定められたサイズのメッセ
ージ・セグメントに分割したり、広域ネットワーク10
から受信したメッセージ・セグメントを定められたメッ
セージの形式に組み立てる処理部である。MDA16の
メッセージ送受信部24は、広域ネットワーク10に接
続され、メッセージ生成プログラム15からメッセージ
を受け取って一時メッセージ格納部23に格納する。そ
の後メッセージ送受信部24は、MDL22を参照して
一時メッセージ格納部23のメッセージ中の内容コード
から配送先のノードアドレスを取得し、メッセージ組立
部25を介してメッセージをセグメントに分割した後、
配送先のノードに向けて広域ネットワーク10に送出す
る。またMDA16が他のノードからメッセージ・セグ
メントを受け取ったとき、メッセージ送受信部24は、
メッセージ組立部25を介してメッセージ・セグメント
をメッセージに組み立てて一時メッセージ格納部23に
格納する。その後メッセージ送受信部24は、適当なタ
イミングで一時メッセージ格納部23からメッセージを
取り出してメッセージ生成プログラム15に渡す。GW
9には、接続される広域ネットワーク10及び広域ネッ
トワーク30に対応してそれぞれMDA16が設けられ
る。各MDA16にはそれぞれノードアドレスが付与さ
れる。一方のMDA16と他方のMDA16とが接続さ
れ、一方のMDA16は接続される広域ネットワークか
ら受信したメッセージを他方のMDA16に渡し、他方
のMDA16は受信したメッセージを接続される広域ネ
ットワークに送出する。ノード1,2,3と同様にGW
9にもユーザプログラム11〜14及びメッセージ生成
プログラム15を設けてもよい。
【0016】なおノード1〜3又はGW9のMDA16
は、ユーザプログラム11〜14と広域ネットワーク1
0との間のメッセージの送受信を制御するだけでなく、
以下に述べるように他のノード1〜3又はGW9のMD
A16とネットワーク管理のためのメッセージの送受信
を行う。すなわちノード1〜3又はGW9は、ネットワ
ーク管理装置としても機能する。
【0017】図3は、広域ネットワーク10に新規のノ
ード4が参入するときの各ノード1〜4及びGW9のM
DA16の処理の流れの概略を示す図である。ノードが
ネットワークに新規参入する場合、広域ネットワーク1
0に接続される稼働中のノード1〜3又はGW9のノー
ドアドレスの少なくとも1つを知らねばならない。ここ
ではノード1のアドレスを取得しているものとして説明
を進める。この場合ノード1が参入支援をするノードと
なる。
【0018】新規ノード4のMDA16は、参入支援ノ
ード1へMDL取得要求メッセージを送信する。このメ
ッセージを受けた参入支援ノード1のMDA16は、M
DL22を参照して他ノード2,3及びGW9にネット
ワーク参入を希望する新規ノードの存在を知らせ、かつ
他ノード2,3及びGW9のMDL22への書き込みを
禁止するMDLロック要求メッセージを送信する。他ノ
ード2,3及びGW9は、それぞれ自分のMDLの状態
を調べ、MDLがロック中でなく新規ノードの参入を受
け入れ可能であると判断すれば、自MDLをロックして
書き込みを禁止し、MDLをロックしたことを報告する
MDLロック成功メッセージを参入支援ノード1に送信
する。一方ノード1自身も同様にMDLロックが可能で
あればMDLをロックする。ノード1のMDA16は広
域ネットワーク10に接続されるすべてのMDA16か
らMDLロック成功メッセージを受信し、自身のMDL
ロックも完了すれば、新規ノード4へMDL取得成功メ
ッセージを送るとともに、ノード1が所有するMDLの
ノード名とノードアドレスの対応テーブルを送信する。
【0019】MDL取得成功メッセージとノード1のM
DLを受信したノード4は、ノード1〜3及びGW9に
MDA接続要求メッセージを送信してコネクション要求
を行う。このメッセージを受け取った各MDA16は、
コネクション確立が可能であればMDA接続成功のメッ
セージをノード4に送信する。コネクション確立後、各
MDA16は、所有するMDL22にノード4のノード
名とノードアドレスを追加することによって自MDLを
更新した後、MDL22のロックを解除する。ノード4
のMDA16は、ノード4のノード名とノードアドレス
が登録されているMDL22にノード1から受信したM
DLのノード名とノードアドレスを追加することによっ
てMDL22を更新する。
【0020】図4は、広域ネットワーク10,20,・
・・上を流れるメッセージの形式を示す図である。CC
部はデータ部に格納されるデータを内容によって区分す
る内容コードを示す。例えば0.XXはシステムで使う
データを示し、1.XXはユーザが使うデータを示す。
XXはサービスの種別を示すコードである。ネットワー
ク管理メッセージの場合にはCC部を使用しない。CS
部はこのメッセージを送信するとき適用する通信方式を
示す。SA部は本メッセージを生成したノードのアドレ
スを格納する。アドレス部は本メッセージが経由したノ
ードのアドレスが格納される。ネットワーク管理メッセ
ージの場合にはアドレス部は1つだけであり、通信先ノ
ードのアドレスを指定する。データ部はデータの実体で
ある。広域ネットワーク10,20,・・・に接続され
る各ノードは、CC部やアドレス部を参照して本メッセ
ージを必要とするノードに配送する。
【0021】図5は、配送先テーブル21のデータ形式
を示す図である。配送先テーブル21は、内容コード
(CC)と配布先のユーザプログラム11,12,・・
・の名称との対応を登録する。
【0022】図6は、MDL22の配送先テーブルのデ
ータ形式を示す図である。配送先テーブルは、内容コー
ド(CC)と配布先ノード名との対応を登録する。
【0023】図7は、MDL22のノード名とノードア
ドレスの対応テーブル(ノードアドレスを登録するテー
ブル)のデータ形式を示す図である。この対応テーブル
は、広域ネットワーク10に接続される稼働中のノード
についてノード名とノードアドレスとの対応を登録する
ものである。各ノード1〜3は、広域ネットワーク10
に接続されるノードのアドレスのみをもち、広域ネット
ワーク20,30など他のネットワークに接続されるノ
ードのアドレスを所有しない。例えばノード1はGW9
にアクセスすることによって他の広域ネットワーク2
0,30に接続されるノードのアドレス情報を間接的に
知ることができる。各広域ネットワークから発信される
情報は、その広域ネットワークに接続されるGWを介し
て目的のノードに届けられる。ノード名−ノードアドレ
ス対応テーブルに付加されている「生存確認メッセージ
送信回数」及び「取得したMDL情報」については、第
3の実施形態の説明の際に説明する。
【0024】MDA16は、MDL22の配送先テーブ
ル及びノード名−ノードアドレス対応テーブルを参照し
てメッセージ生成プログラム15から受け取ったメッセ
ージ中の内容コードをノードアドレスに変換し、図4に
示す形式のメッセージを作成して広域ネットワーク10
に送出する。
【0025】図8(a)及び(b)は、それぞれノード
4が参入する前のノード1〜3とGW9のMDLのノー
ド名−ノードアドレス対応テーブルの内容及びノード4
が参入して更新された同テーブルの内容を示す。
【0026】図9(a)及び(b)は、それぞれノード
4が参入する前のノード4のノード名−ノードアドレス
対応テーブルの内容及びノード4が参入して更新された
同テーブルの内容を示す。
【0027】以下図10〜図15を用いて広域ネットワ
ーク10に新規のノードが参入するときの各ノード及び
GW9のMDA16の処理の流れの詳細について説明す
る。なお新規参入ノード4は、参入支援ノード1とコネ
クション確立しているものとし、参入支援ノード1は他
のノード2,3及びGW9とそれぞれコネクション確立
しているものとする。
【0028】図10は、ネットワークへの参入を開始す
る新規ノード4のMDA16の処理の流れを示すフロー
チャートである。新規ノード4は、参入支援ノード1へ
MDL取得要求メッセージを送信する(ステップ3
1)。所定時間内に(ステップ32NO)、応答メッセ
ージを受信し(ステップ33)、MDL取得成功のメッ
セージであれば(ステップ34YES)、参入支援ノー
ド1へ切断要求メッセージを送信して参入支援ノード1
との切断処理を行う(ステップ35)。次に取得したM
DLのノード名とノードアドレスの対応テーブルの終端
でなければ(ステップ36NO)、次のノードのMDA
のアドレスを取得し(ステップ37)、そのノードへ接
続要求メッセージを送信し(ステップ38)、ステップ
36へ戻る。所定時間内に参入支援ノード1から応答が
なくタイムアウトとなったとき(ステップ32YE
S)、MDL取得失敗のメッセージを受信したとき(ス
テップ34NO)、および取得したMDL中のすべての
ノードへ接続要求メッセージを送信したとき(ステップ
36YES)、処理を終了する。なお取得成功したMD
Lは新規ノード4の内部メモリに確保したままにして、
まだMDL22として登録しない。
【0029】図11は、接続要求メッセージを送信した
後の新規ノード4のMDA16の処理の流れを示すフロ
ーチャートである。新規ノード4は接続要求に対する応
答メッセージを受信待ちする(ステップ41)。所定時
間内に(ステップ42NO)、応答メッセージを受信し
(ステップ43)、それが接続成功メッセージであれば
(ステップ44YES)、MDL中のすべてのMDAか
ら応答があったかどうかを判定する(ステップ45)。
まだ応答のないMDAがあれば(ステップ45NO)、
ステップ41に戻って上記処理を繰り返す。すべてのM
DAから接続成功の応答があれば(ステップ45YE
S)、すべてのMDAとコネクションが確立されたの
で、取得したMDLをMDL22に追加することによっ
てMDL22を更新し(ステップ46)、広域ネットワ
ーク10への新規参入処理を終了する。すべてのMDA
から応答を受信する前にタイムアウトとなったとき(ス
テップ42YES)、それまで接続成功したすべてのM
DAに切断要求メッセージを送信し(ステップ47)、
通信ポートを閉じるなどコネクション解放処理を行って
から処理を終了する。いずれかのMDAから接続失敗の
メッセージを受信したとき(ステップ44NO)、ステ
ップ47へ行き接続中のすべてのMDAとのコネクショ
ンを解放する。
【0030】図12は、参入支援ノード1のMDA16
の処理の流れを示すフローチャートである。参入支援ノ
ード1は、ノード4からMDL取得要求メッセージを受
信し(ステップ51)、MDL22のノード名とノード
アドレスの対応テーブルを参照して同テーブルの終端で
なければ(ステップ52NO)、次のノードのMDAの
アドレスを取得し(ステップ53)、そのノードへMD
Lのロックを要求するメッセージを送信し(ステップ5
4)、ステップ52へ戻る。なおMDAアドレスが自ノ
ード1のアドレスであれば、MDLロック中であるか否
かをチェックし、MDLロック中でなければ自MDL2
2をロックする。MDL22中のすべてのノードへMD
Lロック要求メッセージを送信したとき(ステップ52
YES)、処理を終了する。
【0031】図13は、MDLロック要求メッセージを
送信した後の参入支援ノード1のMDA16の処理の流
れを示すフローチャートである。参入支援ノード1は、
MDLロック要求に対する応答メッセージを受信待ちす
る(ステップ61)。所定時間内に(ステップ62N
O)、応答メッセージを受信し(ステップ63)、それ
がロック成功メッセージであれば(ステップ64YE
S)、MDL中のすべてのMDAから応答があったかど
うかを判定する(ステップ65)。まだ応答のないMD
Aがあれば(ステップ65NO)、ステップ61に戻っ
て上記処理を繰り返す。すべてのMDAからロック成功
の応答があり、自MDLもロック成功であれば(ステッ
プ65YES)、新規ノード4に自MDLのノード名と
ノードアドレスの対応テーブルをデータ部に搭載したM
DL取得成功メッセージを送信し(ステップ66)、処
理を終了する。すべてのMDAから応答を受信する前に
タイムアウトとなったとき(ステップ62YES)、ま
たはいずれかのMDAからロック失敗のメッセージを受
信したとき(ステップ64NO)、それまでにロック成
功したMDAにロック解除要求メッセージを送信し(ス
テップ67)、新規ノード4にMDL取得失敗メッセー
ジを送信し(ステップ68)、処理を終了する。
【0032】なお本実施形態のMDL取得要求は、他ノ
ードのMDLをロックする機能と参入支援ノード1のM
DLを取得する機能とを併せもっているが、両機能を別
々の要求メッセージ発行(例えばMDLロック依頼メッ
セージとMDL要求メッセージ)によって実現してもよ
い。
【0033】図14は、他ノード2,3及びGW9のM
DA16の処理の流れを示すフローチャートである。参
入支援ノード1からMDLロック要求メッセージを受信
したとき(ステップ71)、他ノードのMDA16は、
MDLロック状態を判定する(ステップ72)。MDL
ロック中でなければ(ステップ72NO)、MDL22
をロックし、参入支援ノード1へMDLロック成功メッ
セージを送信し(ステップ74)、処理を終了する。M
DLロック中であれば(ステップ72YES)、参入支
援ノード1へロック失敗メッセージを送信し(ステップ
75)、処理を終了する。
【0034】図15は、新規ノード4からMDLロック
を前提とする接続要求メッセージを受信したノード1〜
3及びGW9のMDA16の処理の流れを示すフローチ
ャートである。新規ノード4から接続要求メッセージを
受信したとき(ステップ81)、他ノードのMDA16
はMDLロックの状態を判定する(ステップ82)。M
DLロック中であれば(ステップ82YES)、新規ノ
ード4へ接続成功メッセージを送信し(ステップ8
3)、その他コネクション確立のための処理を行う。次
にMDL22のノード名とノードアドレスの対応テーブ
ルに参入支援ノード1のノード名とノードアドレスの対
応を追加することによってMDL22を更新し(ステッ
プ84)、MDL22のロックを解除し(ステップ8
5)、処理を終了する。MDLロック中でなければ(ス
テップ82NO)、上記のプロトコルによらない接続要
求メッセージ受信であるか又はMDLロック時間が所定
時間を越えたため自動的にMDLロック解除をした後な
ので、新規ノード4へ接続失敗メッセージを送信し(ス
テップ86)、処理を終了する。
【0035】なお参入支援ノード1のMDL22にすで
に新規ノード4のノード名とノードアドレスの対応が登
録されているのであれば、参入支援ノード1自身のMD
L22をロックしたり、新規ノード4から参入支援ノー
ド1に接続要求を行ってMDL更新を行う処理をバイパ
スすることができる。この場合にはステップ35の参入
支援ノード1との切断処理もない。
【0036】本実施形態によれば、新規ノード4は、参
入支援ノード1をエージェントとし、参入支援ノード1
を介して他のノード2,3及びGW9のMDL22をロ
ックしている。参入支援ノード1と他のノード2,3及
びGW9との間にはすでにコネクションが確立している
のであるから、他のノード2,3及びGW9のいずれか
が無応答か、障害発生か又はMDLロック済みでなけれ
ばノード1〜3及びGW9のMDL22をロックするこ
とができ、参入支援ノード1は新規ノード4へMDL取
得成功のメッセージを送信することができる。新規ノー
ド4がMDL取得成功メッセージを受信すれば、次に新
規ノード4が他ノード1〜3及びGW9とコネクション
確立に成功する確率は非常に高い。すなわち他ノード1
〜3及びGW9のいずれかが無応答又は障害が発生して
上記処理が不能にならない限り、すべての他ノードとの
コネクション確立が保証される。従来技術のエージェン
トを設けない方式では、新規ノード4は他ノード1〜3
及びGW9に対して1つずつコネクションを確立した
後、MDL22をロックして行かねばならない。いずれ
かのノードでコネクションに失敗したとき、それまでに
MDLロックしたノードについて1つずつMDLロック
解除要求を行った後、コネクションを解放して行かねば
ならない。本実施形態によれば、参入支援ノード1が他
のノード2,3及びGW9とのコネクションを確立済み
であり、かつ新規ノード4がMDL取得成功メッセージ
を受信した段階でコネクション確立成功がほぼ保証され
るために、従来技術に比べて一度コネクション確立した
他ノードとの間の無駄なコネクション解放をする確率は
非常に小さく、効率のよい新規参入が可能であることが
理解される。
【0037】なお広域ネットワーク10にノード4が新
規参入したことに伴って、広域ネットワーク10に接続
されるノード1〜4及びGW9のMDL22の配布先テ
ーブルが内容コード(CC)とノード4のノード名を含
むように更新されねばならない。しかしノード4の参入
によって他の広域ネットワーク20,30等に接続され
るノード及びGWのMDL22を更新する必要はない。
広域ネットワーク10,20,30等を接続する全国系
広域ネットワークにおいては、内容コード(CC)が共
通の宛先を示しており、各GWのMDAはMDL22の
配布先テーブル及びノード名とノードアドレスの対応テ
ーブルを参照してそのMDAに接続される広域ネットワ
ーク上の配布先ノードを決定する。
【0038】(2)第2の実施形態 第1の実施形態では、新規参入しようとするノードが同
時に2台以上存在する場合に、参入支援ノードの間でデ
ッドロックが発生することがある。例えば新規ノード
4,6がそれぞれ参入支援ノード1,5にMDL取得要
求を発行するとし、その他ノードとしてノード2,3が
稼働中とするとき、参入支援ノード1は先にノード2に
MDLロック要求を発行した後にノード3にMDLロッ
ク要求を発行し、参入支援ノード5は先にノード3にM
DLロック要求を発行した後にノード2にMDLロック
要求を発行するとき、参入支援ノード1はノード3のM
DLをロックできないと同時に参入支援ノード5はノー
ド2のMDLをロックできずデッドロックが発生する。
このようなデッドロックの対策としてロック成功したM
DLをロック解除することによってロールバックし、適
当なタイミングでMDLロックを再試行する方式がいく
つか考えられる。以下に説明する第2の実施形態もこの
ような方式の一例である。第2の実施形態では、参入支
援ノードはMDLロックに失敗したノードの数をカウン
トし、ロック失敗ノードの数がロック成功ノードの数以
上のときMDLロック処理を断念し、MDLロックに成
功したノードの数がロック失敗ノードの数より大きいと
きロック失敗したノードについてMDLロックを再試行
する。第2の実施形態は、第1の実施形態の図13に示
すMDLロック要求メッセージを送信した後の参入支援
ノード1のMDA16の処理に変更を加えるだけであ
り、これ以外のテーブル構成及び処理はすべて第1の実
施形態と同じである。
【0039】図16は、MDLロック要求メッセージを
送信した後の参入支援ノード1のMDA16の処理の流
れを示す第2の実施形態のフローチャートである。参入
支援ノード1はMDLロック要求に対する応答メッセー
ジを受信待ちする(ステップ91)。所定時間内に(ス
テップ92NO)、応答メッセージを受信し(ステップ
93)、それがロック成功メッセージであれば(ステッ
プ94YES)、MDL中のすべてのMDAから応答が
あったかどうかを判定する(ステップ95)。まだ応答
のないMDAがあれば(ステップ95NO)、ステップ
91に戻って上記処理を繰り返す。すべてのMDAから
応答があり(ステップ95YES)、失敗ノードがなけ
れば(ステップ96NO)、新規ノード4に自MDLの
ノード名とノードアドレスの対応テーブルをデータ部に
搭載したMDL取得成功メッセージを送信し(ステップ
97)、処理を終了する。ここまでの処理は第1の実施
形態と同等である。
【0040】ロック失敗のメッセージを受信したとき
(ステップ94NO)、失敗したノードを計数するカウ
ンタに1を加えて(ステップ98)、ステップ95へ行
く。このようにしてすべてのMDAから応答があり(ス
テップ95YES)、ロック失敗ノードがあれば(ステ
ップ96YES)、ロック成功ノードの数と失敗ノード
の数を比較し(ステップ99)、リトライするか否かを
判定する(ステップ100)。ロック成功ノードの数>
失敗ノードの数であればリトライし、ロック成功ノード
の数≦失敗ノードの数であればリトライをしないと判定
する。リトライする場合(ステップ100する)には、
ロック失敗ノードに再度ロック要求メッセージを送信し
て(ステップ101)、ステップ91へ行く。すべての
MDAから応答を受信する前にタイムアウトとなったと
き(ステップ92YES)、またはリトライをしない場
合(ステップ100しない)には、それまでにロック成
功したノードにロック解除要求メッセージを送信し(ス
テップ102)、新規ノード4にMDL取得失敗メッセ
ージを送信し(ステップ103)、処理を終了する。
【0041】第2の実施形態によれば、新規参入しよう
とするノードが同時に2台以上存在する場合に、より多
くのロック成功ノードを獲得した参入支援ノードを優先
させるとともにデッドロックを回避することができる。
【0042】なお上記実施形態ではロック成功ノードの
数とロック失敗ノードの数を比較してリトライするか否
かを判定したが、新規参入ノードが同時に3台以上存在
するときには有効でないことがある。より一般的にはロ
ック成功ノードの数が所定数より大きい場合にリトライ
を行うことにし、ロック失敗ノードの数が所定数より小
さい場合にMDLロック処理を断念するようにすること
ができる。
【0043】(3)第3の実施形態 第1の実施形態では、新規ノードが広域ネットワーク1
0に参入するとき、参入支援ノードのMDL22に登録
されるすべてのノードから参入支援ノードへMDLロッ
ク成功の応答がなければ新規ノードが広域ネットワーク
10に参入することができない。従ってあるノードが障
害中などによってMDLロック要求メッセージに対して
無応答であれば新規ノードの参入ができない。またある
ノードが参入支援ノードのMDL22に登録されている
にもかかわらず、その後広域ネットワーク10から撤退
していれば新規ノードの参入ができない。第3の実施形
態は、このようなノードの新規参入を阻害する要因を除
去するためにMDA16に設けられる処理である。第3
の実施形態は、第1の実施形態に追加される機能であ
り、上記第1の実施形態は何ら変更を受けない。
【0044】第3の実施形態では、図7に示すMDLの
ノード名−ノードアドレスの対応テーブルの各エントリ
に「生存確認メッセージ送信回数」と「取得したMDL
情報」の項目を追加する。「生存確認メッセージ送信回
数」は、当該ノードに対して生存確認メッセージを送信
して応答がなかった回数を記録する。送信回数0はまだ
生存確認メッセージを送信していないか、または応答が
あったことを示す。「取得したMDL情報」は、当該ノ
ードから取得したMDL情報を示し、ノード名とノード
アドレスの対応を示す情報である。自分のノードの「取
得したMDL情報」は、ノード名とノードアドレスの対
応テーブルと同一の内容をもつ。
【0045】各ノードのMDAは、定期的に他ノードへ
生存確認メッセージを送信し、MDL22上でそのノー
ドの「生存確認メッセージ送信回数」に1を加える。こ
れを受けた他ノードはその応答としてデータ部に自分の
MDL情報を搭載する生存通知メッセージを送信する。
この生存通知メッセージを受けたノードは、当該他ノー
ドの「生存確認メッセージ送信回数」を0クリアし、受
信したMDL情報によって「取得したMDL情報」を更
新する。なお各ノードは自発的に他ノードへ生存通知メ
ッセージを送信してもよい。これを受けた他ノードは上
記のMDL22更新の処理を行う。
【0046】図17は、生存するノードに応じて自MD
L22を更新するMDA16の処理の流れを示すフロー
チャートである。この処理は定期的に実行される。MD
A16は自MDL22がロック中かどうかを判定する
(ステップ111)。MDLロック中でなければ(ステ
ップ111NO)、MDL22に登録されている他ノー
ドを1つ選択し(ステップ112)、その「生存確認メ
ッセージ送信回数」を参照する(ステップ113)。同
送信回数が所定の回数に達していなければ(ステップ1
14NO)、選択した他ノードの「取得したMDL情
報」と自ノードの「取得したMDL情報」とを比較する
(ステップ115)。両者が同一内容であって差分がな
ければ(ステップ116NO)、当該他ノードへデータ
部に自MDL情報を搭載する生存通知メッセージを送信
して(ステップ117)、処理を終了する。他ノードの
「生存確認メッセージ送信回数」が所定回数以上であれ
ば(ステップ114YES)、他ノードは正常に稼働し
ていないと判断してその情報をMDL22から削除し、
通信ポートを閉じるなどコネクション解放の処理を行っ
て(ステップ118)、処理を終了する。選択した他ノ
ードの「取得したMDL情報」と自ノードの「取得した
MDL情報」との内容に差異があれば(ステップ116
YES)、差分が自MDLの方にあるか他MDLの方に
あるかを判定する(ステップ119)。ここで自MDL
にはあり他MDLにはないノードアドレスの差分を「自
MDLの差分」、その逆を「他MDLの差分」と言うこ
とにする。自MDLの方に差分があれば(ステップ11
9YES)、差分のノードに生存確認メッセージを送信
し(ステップ120)、同差分ノードの「生存確認メッ
セージ送信回数」に1を加える(ステップ121)。同
差分ノードとのコネクションが解放状態であれば(ステ
ップ122YES)、同差分ノードの情報をMDL22
から削除し、必要なコネクション解放処理を行って(ス
テップ123)、ステップ116に戻る。コネクション
が解放状態でなければ(ステップ122NO)、ステッ
プ116に戻る。他MDLの方に差分があれば(ステッ
プ119NO)、差分ノードにMDLロックを要しない
接続要求メッセージを送信し(ステップ124)、応答
があれば(ステップ125YES)、必要なコネクショ
ン確立の処理を行い、同差分ノードの情報をMDL22
に追加し(ステップ126)、ステップ116に戻る。
接続応答がなければ(ステップ125NO)、そのまま
ステップ116に戻る。
【0047】第3の実施形態によれば、生存確認メッセ
ージを所定回数以上送っても応答のないノードについて
の情報をMDL22から削除するので、相当期間の間正
常に稼働していないノードや広域ネットワーク10から
撤退したノードがあっても、新規ノードの参入を阻害す
る他ノードを回避することができる。さらに自MDL情
報と他MDL情報とを比較して差異があるとき、他ノー
ドの実際の稼働状態に合わせて自MDLを更新すること
ができる。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、参入支援ノードと他の
ノードとの間にはすでにコネクションが確立しており、
このコネクションを利用してノードアドレス・テーブル
のロックを行うので、他のノードのノードアドレス・テ
ーブルのロックが完了した時点で新規参入ノードと他ノ
ードとの間のコネクション確立がほぼ保証され、効率的
な新規ノードの参入が可能である。
【0049】また本発明によれば、新規ノードがネット
ワークに参入する際に生じる可能性のあるデッドロック
を回避することができる。
【0050】さらに本発明によれば、障害等によって相
当期間稼働していないノードやノードアドレス・テーブ
ルに登録されているにもかかわらずすでにシステムから
撤退したノードについてノードアドレス・テーブルから
そのノードアドレスを削除するので、新規ノードがネッ
トワークに参入するに際してこれを阻害するような要因
を除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態のネットワークシステムの構成図であ
る。
【図2】実施形態のノード1,2,3の構成を示す図で
ある。
【図3】実施形態の新規ノード4が参入するときの各ノ
ードの処理の概略を示す図である。
【図4】実施形態の広域ネットワーク10,20等を流
れるメッセージの形式を示す図である。
【図5】実施形態の配送先テーブル21のデータ形式を
示す図である。
【図6】実施形態のMDL22の配布先テーブルのデー
タ形式を示す図である。
【図7】実施形態のMDL22のノードアドレス・テー
ブルのデータ形式を示す図である。
【図8】実施形態の新規ノード4が参入する前後の他ノ
ードのノードアドレス・テーブルの内容の変遷を示す図
である。
【図9】実施形態の新規ノード4が参入する前後の新規
ノード4のノードアドレス・テーブルの内容の変遷を示
す図である。
【図10】実施形態のネットワークへの参入を開始する
新規ノード4の処理の流れを示すフローチャートであ
る。
【図11】実施形態で接続要求メッセージを送信した後
の新規ノード4の処理の流れを示すフローチャートであ
る。
【図12】実施形態の参入支援ノード1の処理の流れを
示すフローチャートである。
【図13】第1の実施形態のMDLロック要求メッセー
ジを送信した後の参入支援ノード1の処理の流れを示す
フローチャートである。
【図14】実施形態の他ノード2,3及びGW9の処理
の流れを示すフローチャートである。
【図15】実施形態の新規ノード4から接続要求メッセ
ージを受信したノード1〜3及びGW9の処理の流れを
示すフローチャートである。
【図16】第2の実施形態のMDLロック要求メッセー
ジを送信した後の参入支援ノード1の処理の流れを示す
フローチャートである。
【図17】第3の実施形態の生存するノードに合わせて
自MDL22を更新するノードの処理の流れを示すフロ
ーチャートである。
【符合の説明】
1,2,3:ノード、9:ゲートウェイマシン(G
W)、10,20,30:広域ネットワーク、16:メ
ッセージ配送プログラム(MDA)、22:メッセージ
配送リスト(MDL)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤野 泰弘 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株 式会社日立製作所情報通信事業部内 (72)発明者 青江 英夫 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株 式会社日立製作所情報通信事業部内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】共通のネットワークに複数のノードが接続
    され、各ノードがメッセージの送信先ノードアドレスの
    テーブルを保有し、該ノードアドレス・テーブルを参照
    して送信先ノードアドレスのノードへメッセージを送信
    するネットワーク・システムのネットワーク管理方法に
    おいて、 新規のノードが該ネットワークに参入するとき、参入支
    援をする該複数のノードの1つを介して他のノードの該
    ノードアドレス・テーブルについて書き込み禁止のロッ
    クを行い、該ノードアドレス・テーブルのロックが完了
    した後、該新規ノードから他のノードに対して接続要求
    を行って他ノードとコネクション確立するとともに他ノ
    ードのノードアドレス・テーブルに該新規ノードのノー
    ドアドレスを追加させることを特徴とするネットワーク
    管理方法。
  2. 【請求項2】参入支援をするノードから該新規ノードへ
    ロック成功を通知するメッセージに参入支援ノードのノ
    ードアドレス・テーブルを搭載して送信することを特徴
    とする請求項1記載のネットワーク管理方法。
  3. 【請求項3】共通のネットワークに複数のノードが接続
    され、各ノードはメッセージの送信先ノードアドレスの
    テーブルを保有し、該ノードアドレス・テーブルを参照
    して送信先ノードアドレスのノードへメッセージを送信
    するとともに、ネットワーク管理を行う装置としても機
    能するネットワーク・システムのネットワーク管理装置
    において、 該ネットワーク管理装置となる各ノードは、新規に該ネ
    ットワークに参入するとき参入支援をするノードに対し
    て他のノードの該ノードアドレス・テーブルをロックす
    るよう依頼するメッセージを送信する手段と、該ノード
    アドレス・テーブルをロックするよう依頼を受けたとき
    参入支援ノードとして他のノードに対してロック要求を
    するメッセージを送信する手段と、ロック要求メッセー
    ジを受信したとき該ノードアドレス・テーブルをロック
    してロック成功の応答メッセージを送信する手段と、参
    入支援ノードとしてロック成功メッセージを受けたとき
    新規ノードに対してロック成功の通知を行うメッセージ
    を送信する手段と、ロック成功通知メッセージを受けた
    とき他のノードに対して接続要求するメッセージを送信
    する手段と、接続要求メッセージを受けたとき新規ノー
    ドとのコネクションを確立して該ノードアドレス・テー
    ブルに該新規ノードのノードアドレスを追加する手段と
    を有することを特徴とするネットワーク管理装置。
  4. 【請求項4】参入支援をするノードでは、他ノードの該
    ノードアドレス・テーブルについて書き込み禁止のロッ
    クを要求するメッセージを送信し、ロック失敗の応答メ
    ッセージを受けたノードの数を計数し、ロック成功した
    ノードの数が所定の数より大きい場合には、ロック失敗
    したノードに対して該ノードアドレス・テーブルのロッ
    ク要求メッセージを再送信することを特徴とする請求項
    1記載のネットワーク管理方法。
  5. 【請求項5】該ノードから他のノードに対して他ノード
    の生存を問い合わせるメッセージを送信し、連続して所
    定回数以上応答がないとき、該ノードアドレス・テーブ
    ルから応答のないノードのノードアドレスを削除するこ
    とを特徴とする請求項1記載のネットワーク管理方法。
JP22013196A 1996-08-21 1996-08-21 ネットワーク管理方法及び装置 Pending JPH1065664A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7496051B2 (en) 2004-01-09 2009-02-24 Ntt Docomo, Inc. Network topology configuring method and node

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7496051B2 (en) 2004-01-09 2009-02-24 Ntt Docomo, Inc. Network topology configuring method and node

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