JPH106531A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JPH106531A
JPH106531A JP18396796A JP18396796A JPH106531A JP H106531 A JPH106531 A JP H106531A JP 18396796 A JP18396796 A JP 18396796A JP 18396796 A JP18396796 A JP 18396796A JP H106531 A JPH106531 A JP H106531A
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recording
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ink
recording head
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JP18396796A
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Yutaka Kawamata
裕 川又
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Copyer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】記録終了時や放置状態の条件に応じて、適切な
タイミングで強制インク排出動作を行う。 【解決手段】計時部3は記録動作終了後の放置時間を計
時する。回復装置4は、記録ヘッド2の吐出孔部分のイ
ンクを吸引して強制排出させ、記録ヘッド2の機能を回
復させる。排出制御部5は回復装置4を制御して記録ヘ
ッド2からインクを強制排出させる。温度センサ6は記
録ヘッド2内の温度を検出する。比較部52は、計時部
3による放置時間の計時カウント値と基準値保持部51
に保持される前記基準値とを比較し、前記計時カウント
値が前記基準値に達すると回復装置4を駆動して、イン
クを強制排出させる。重み補正部53は、温度センサ6
から与えられる記録終了時の記録ヘッド内の温度情報に
基づいて、比較部52に入力される前記放置時間および
基準値の設定時間の少なくとも一方に重み付け係数を乗
算して、前記強制排出のための放置時間を補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録ヘッドからイ
ンクを吐出して被記録材への記録を行うインクジェット
記録装置に係り、特に、記録ヘッドのクリーニング技術
の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ、ワードプロセッサおよび
ワークステーション等の出力機器として用いられるプリ
ンタおよびプロッタ等の記録装置、あるいは複写機およ
びファクシミリ等における記録装置は、与えられる画像
情報に基づいて、記録媒体すなわち被記録材に、文字ま
たは記号をも含む画像を記録する。前記被記録材として
は、普通紙または専用紙等の紙からなる記録用紙、ある
いはOHP(オーバヘッドプロジェクタ)用紙または一
部の専用紙等として使用されるプラスチック薄板が用い
られる。前記記録装置は、記録方式によって、インクジ
ェット式、ワイヤドット式、感熱式(熱転写式を含む)
またはレーザビーム式等に大別される。
【0003】シリアルタイプ等と称されるタイプの記録
装置においては、記録ヘッドによる直接走査である主走
査の方向と交差する方向に被記録材を搬送して副走査を
行う記録方式を採る。このタイプの記録装置において
は、被記録材を所定の記録位置にセットした後、被記録
材に沿って移動するキャリッジ上に搭載した記録ヘッド
によって、画像(文字または記号を含む)を記録し(主
走査)、1行分の記録を終了した後に所定量の紙送り
(副走査)を行い、その後に次の行の画像を記録(主走
査)するという動作を繰り返す事により、被記録材の所
望範囲に画像が記録される。一方、被記録材を所定の記
録位置にセットし、記録ヘッドを走査せず、被記録材の
走査方向全域に記録部を配置し、一括して1行分の記録
を行いながら、被記録材を所定量ずつ送るピッチ送りを
行い、被記録材の全体に画像を記録するタイプの記録装
置もある。
【0004】インクジェット式の記録装置であるインク
ジェット記録装置は、記録ヘッドから、機械的運動また
は加熱により、被記録材に対してインクを吐出させて記
録を行うものである。このインクジェット記録装置は、
記録ヘッド部分のコンパクト化が容易であり、高精細な
画像を高速で記録することができ、普通紙に特別の処理
をしなくとも記録することができ、ランニングコストが
安く、ノンインパクト方式であるため騒音が少なく、し
かも、多色のインクを使用してカラー画像を記録するの
が容易である等の利点を有している。
【0005】特に、熱エネルギを利用して、インクの吐
出孔であるノズルの近傍を加熱してインクを吐出させる
インクジェット式の記録ヘッドは、エッチング、蒸着、
およびスパッタリング等の半導体製造プロセスを経て、
基板上に成膜された電気熱変換体、電極、液路壁、天板
などを形成することにより、高密度の液路配置、すなわ
ちノズル配置を有するものを容易に製造することがで
き、一層のコンパクト化を図ることができる。さらに、
IC(集積回路)技術およびマイクロ加工技術を活用す
ることにより、容易に、記録ヘッドの長尺化および2次
元化すなわち面状化することができ、記録ヘッド部分の
フルマルチ化および高密度実装化も容易である。
【0006】ところで、このようなインクジェット記録
装置では、記録液であるインクを記録ヘッドのノズルか
ら直接吐出させて記録を行うことから、常にインクを吐
出し得る状態に保つ必要があり、そのために、他の記録
装置には見られない特別な問題がある。
【0007】例えば、吐出孔であるノズルにインクを供
給するインク供給路や、ノズル近傍の共通液室と称され
るインク溜まりに気泡が混入し、その気泡がある程度の
大きさになると、ノズルへのインクの供給を妨げるなど
して、インクが吐出されないことがある。
【0008】このように気泡が混入する原因として、 (1) 記録ヘッド内に大気が侵入する。
【0009】上述したインクの供給路および共通液室を
形成する部分は、複数の部材から構成され、各部材の接
合部の隙間を封止材により塞いでいる。記録ヘッド内
は、インクの漏れを防ぐため、あるいはその他の理由に
より、大気圧より低い圧力に保たれている。そのため、
空気等の気体が封止材または封止部のごくわずかな隙間
から記録ヘッド内に侵入してしまう。
【0010】(2) インクに溶けている溶存気体が気泡と
して発生する。
【0011】インクに溶けこんでいる溶存気体がインク
温度の上昇などによって飽和して、溶存できなくなり、
インク内に気泡を発生し、インク供給路やノズル近傍に
溜まってしまう。
【0012】従来は、このような問題に対して、記録ヘ
ッド内の気泡の存在やその大きさなどを直接検出するこ
とが困難であるため、例えば、長期間インクの吐出が行
われなかった場合等に、放置時間を計測し、その放置時
間が所定の時間を超えると、インクの吸引等による強制
インク排出動作を行うことにより、インク内に侵入した
気体による気泡をインクと共に強制的に排出する方法が
採られていた。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のよう
に放置時間を計測し、放置時間が所定の時間を超えたと
きに強制排出動作を行うようにした場合、放置される直
前の状況、放置されるまでの履歴、放置中の環境の変化
等の条件によって、気泡の発生の仕方が変わるため、吐
出に不都合をきたすまでの時間が変動するという問題が
ある。このため、ある条件下では、強制排出動作を行う
前に記録ヘッド内の気泡が成長して、ノズルからのイン
クの吐出が不可能となってしまう。逆に別の条件下で
は、気泡が未だ成長しておらず強制排出動作を行わなく
とも記録を続けることが可能な状態でも強制排出動作が
行われてしまい、必要以上に強制排出を行ってインクを
無駄に消費してしまい、ランニングコストの低下を招い
てしまう。
【0014】本発明は、上述した問題に対処すべくなさ
れたもので、放置前や放置中の状態の条件に応じて、適
切なタイミングで強制排出動作を行うことを可能とする
インクジェット記録装置を提供することを目的としてい
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の態様によるインクジェット記録装置
は、吐出孔を有し、該吐出孔からインクを吐出して記録
を行う記録ヘッドと、前記記録ヘッドの少なくとも吐出
孔内のインクを強制排出する回復手段と、前記回復手段
による前回の強制排出動作からの経過時間を検知する時
間検知手段と、少なくとも最後の記録終了時における前
記記録ヘッド内部の温度を検知する温度検知手段と、前
記時間検知手段により検知される経過時間と所定値とを
比較し、経過時間が所定値を超えると前記回復手段によ
り強制排出動作を行わせるとともに、前記温度検知手段
により検知される前記記録終了時の前記記録ヘッドの温
度に応じて前記経過時間および所定値の少なくとも一方
を補正し、前記記録終了から前記回復手段による強制排
出動作までの時間間隔を調整する制御を行う制御手段と
を具備することを特徴としている。
【0016】前記インクジェット記録装置は、前回の前
記回復手段による強制排出動作から最後の記録終了まで
に吐出したインク吐出回数を計数する計数手段をさらに
備え、且つ前記制御手段は、前記計数手段による吐出回
数の計数値に応じて前記経過時間および所定値の少なく
とも一方を補正する手段を含んでいてもよい。
【0017】前記インクジェット記録装置は、少なくと
も最後の記録終了後の所定期間における前記記録ヘッド
周囲の環境温度を検知する環境温度検知手段をさらに備
え、且つ前記制御手段は、前記環境温度検知手段により
検知される環境温度に応じて前記経過時間および所定値
の少なくとも一方を補正する手段を含んでいてもよい。
【0018】前記インクジェット記録装置は、少なくと
も最後の記録終了後の所定期間における前記記録ヘッド
周囲の気圧を検知する気圧検知手段をさらに備え、且つ
前記制御手段は、前記気圧検知手段により検知される気
圧に応じて前記経過時間および所定値の少なくとも一方
を補正する手段を含んでいてもよい。
【0019】本発明の第2の態様によるインクジェット
記録装置は、吐出孔を有し、該吐出孔からインクを間欠
的に吐出して記録を行う記録ヘッドと、前記記録ヘッド
の少なくとも吐出孔内のインクを強制排出する回復手段
と、前記回復手段による前回の強制排出動作からの経過
時間を検知する時間検知手段と、前回の前記回復手段に
よる強制排出動作から最後の記録終了までに吐出したイ
ンク吐出回数を計数する計数手段と、前記時間検知手段
により検知される経過時間と所定値とを比較し、経過時
間が所定値を超えると前記回復手段により強制排出動作
を行わせるとともに、前記計数手段による吐出回数の計
数値に応じて前記経過時間および所定値の少なくとも一
方を補正し、前記記録終了から前記回復手段による強制
排出動作までの時間間隔を調整する制御を行う制御手段
とを具備することを特徴としている。
【0020】本発明の第3の態様によるインクジェット
記録装置は、吐出孔を有し、該吐出孔からインクを吐出
して記録を行う記録ヘッドと、前記記録ヘッドの少なく
とも吐出孔内のインクを強制排出する回復手段と、前記
回復手段による前回の強制排出動作からの経過時間を検
知する時間検知手段と、少なくとも最後の記録終了後の
所定期間における前記記録ヘッド周囲の環境温度を検知
する環境温度検知手段と、前記時間検知手段により検知
される経過時間と所定値とを比較し、経過時間が所定値
を超えると前記回復手段により強制排出動作を行わせる
とともに、前記環境温度検知手段により検知される環境
温度に応じて前記経過時間および所定値の少なくとも一
方を補正し、前記記録終了から前記回復手段による強制
排出動作までの時間間隔を調整する制御を行う制御手段
とを具備することを特徴としている。
【0021】前記環境温度検知手段は、当該インクジェ
ット記録装置の外部および内部の少なくとも一方の温度
を検知する手段を含んでいてもよい。
【0022】本発明の第4の態様によるインクジェット
記録装置は、吐出孔を有し、該吐出孔からインクを吐出
して記録を行う記録ヘッドと、前記記録ヘッドの少なく
とも吐出孔内のインクを強制排出する回復手段と、前記
回復手段による前回の強制排出動作からの経過時間を検
知する時間検知手段と、少なくとも最後の記録終了後の
所定期間における前記記録ヘッド周囲の気圧を検知する
気圧検知手段と、前記時間検知手段により検知される経
過時間と所定値とを比較し、経過時間が所定値を超える
と前記回復手段により強制排出動作を行わせるととも
に、前記気圧検知手段により検知される気圧に応じて前
記経過時間および所定値の少なくとも一方を補正し、前
記記録終了から前記回復手段による強制排出動作までの
時間間隔を調整する制御を行う制御手段とを具備するこ
とを特徴としている。
【0023】前記気圧検知手段は、当該インクジェット
記録装置の外部および内部の少なくとも一方の気圧を検
知する手段を含んでいてもよい。
【0024】前記制御手段は、比較する経過時間および
所定値の少なくとも一方に標準状態を基準とする重み係
数を作用させて補正を行う手段を含んでいてもよい。
【0025】本発明によるインクジェット記録装置は、
放置経過時間および比較基準となる所定値の少なくとも
一方に放置の条件に応じた補正を行い、記録終了から強
制排出動作までの時間間隔を適切に調整して強制排出動
作を行う。
【0026】このような制御により、記録終了時の記録
ヘッドの温度に基づく溶存気体が気泡となる度合いの変
化、記録終了時までの印字量に伴うヘッド内の気体の量
に基づく封止材からの外気の混入の度合いの変化、放置
中の温度変化に基づく溶存気体が気泡となる度合いの変
化、および放置中の気圧の変化に基づくヘッド内に外気
の混入する度合いの変化などの条件が考慮された、適正
な放置時間で的確な強制排出動作が行われる。したがっ
て、早すぎる強制排出動作によって、インクを無駄に排
出することがなくなり、また、遅すぎる強制排出動作に
よって生じる気泡による記録画像不良の発生を未然に防
止することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0028】〔第1の実施の形態〕図1〜図5を参照し
て、本発明の第1の実施の形態に係るインクジェット記
録装置を説明する。本発明の第1の実施の形態によるイ
ンクジェット記録装置は、例えばインクジェット方式の
プロッタとして構成されている。
【0029】図1は、本発明の第1の実施の形態による
インクジェットプロッタの機能構成を、図2はその記録
部近傍の構成を、そして図3は記録ヘッドおよび回復装
置近傍の概略構成の断面を、それぞれ模式的に示してい
る。
【0030】図1に示す、インクジェットプロッタは、
記録制御部1、記録ヘッド2、計時部3、回復装置4、
排出制御部5および温度センサ6を具備している。
【0031】記録制御部1は、プロッタとしての基本的
な動作を制御する部分であり、外部からの入力処理、該
入力処理に基づく記録のための信号処理および記録動作
機構の駆動処理等の制御を行う。記録ヘッド2は、記録
制御部1の制御により駆動され、記録用紙に対してイン
クを吐出して記録を行う。
【0032】計時部3は、例えばクロックパルスをカウ
ントして、経過時間を計測する計時カウンタとして構成
され、通常のタイマ回路、時計回路等を用いることもで
きる。計時部3は、この場合、少なくとも記録動作が終
了してからの経過時間、すなわち放置時間を計時する。
【0033】回復装置4は、後述するクリーニングユニ
ット14を含み、記録ヘッド2の吐出孔すなわちインク
ノズル部分のインクを吸引して強制排出させ、記録ヘッ
ド2の機能を回復させる。
【0034】排出制御部5は、回復装置4を制御して記
録ヘッド2からのインクの強制排出を行わせる。温度セ
ンサ6は、記録ヘッド2内の温度を検出して、排出制御
部5に与える。
【0035】排出制御部5は、基準値保持部51、比較
部52および重み補正部53を備えている。基準値保持
部51は、記録終了から強制排出を行うまでの経過時間
つまり放置時間の設定時間値すなわち基準値を保持す
る。この基準値保持部51に保持される強制排出のため
の放置時間の基準値の設定時間は、例えば260×10
3秒とし、所望に応じて変更設定し得るようにしてもよ
い。比較部52は、計時部3による放置時間の計時カウ
ント値と基準値保持部51に保持される前記基準値とを
比較し、基本的には、放置時間の計時カウント値が前記
基準値に達すると回復装置4を駆動して、インクの強制
排出を行わせる。重み補正部53は、温度センサ6から
与えられる記録終了時の記録ヘッド内の温度情報に基づ
いて、比較部52の入力である前記放置時間および基準
値の設定時間の少なくとも一方に重み付け係数を乗算し
て、前記強制排出のための放置時間を補正する。重み補
正部53は、例えば前記計時カウント値に前記温度情報
に応じた重み付け係数を乗算する。具体的には、重み補
正部53は、予め設定し記憶させたテーブルを用いて記
録終了時の温度センサ6の検出温度に応じた重み付け係
数を求め、この重み付け係数を比較部52に作用させ
る。なお、重み補正部53において、テーブルを用いる
代わりに、検出温度から重み付け係数を求めるための演
算式を用いるようにしてもよい。
【0036】図2には、記録ヘッド2に加えて、プラテ
ン11、ガイドシャフト12、キャリッジ13、クリー
ニングユニット14、制御装置15および記録用紙Pが
示されている。
【0037】プラテン11は、被記録材である記録用紙
Pを上面に載置する。記録用紙Pは、プラテン11上で
記録ヘッド2により記録されるとともに、駆動搬送され
てこのプラテン11上を移動する。
【0038】プラテン11の上方には、プラテン11と
平行に例えば2本の互いに平行なガイドシャフト12が
架設されている。ガイドシャフト12には、スライド軸
受け(図示していない)を介して往復移動自在にキャリ
ッジ13が取り付けられており、キャリッジ13をガイ
ドシャフト12に沿って平行に移動し得るようにしてい
る。このキャリッジ13には、インクを吐出する記録ヘ
ッド2が搭載されている。キャリッジ13は、モータお
よびベルト(いずれも図示していない)により、記録制
御部1の制御に応じて動作し、搭載している記録ヘッド
2をガイドシャフト12に平行に往復移動させることが
できる。
【0039】キャリッジ13の移動可能範囲の一端の画
像形成領域外の退避位置に、記録ヘッド2のインクの吸
引による強制排出を行って、クリーニングを行うための
クリーニングユニット14が設けられている。このクリ
ーニングユニット14は回復装置4の一部である。
【0040】制御装置15は、記録制御部1および排出
制御部5を含んでおり、このインクジェットプロッタの
動作を制御する。
【0041】図3に示すクリーニングユニット14は、
キャップ21、吸引シリンダ22、ポンプ23、廃イン
ク排出パイプ24および廃インク収容容器25を備えて
いる。図3には記録ヘッド2も示されている。
【0042】記録ヘッド2は、内部にインクを収容し、
このインクをノズル2aから吐出させて記録を行う。記
録に際しては、記録すべきドット毎に、例えばノズル2
a部分に設けられている発熱体(図示していない)によ
り、ノズル2a部分のインクを加熱して吐出させる。こ
の記録ヘッド2の記録動作は、記録制御部1により制御
される。記録ヘッド2の内部のノズル2a部分近傍には
温度センサ6が設けられている。
【0043】キャップ21は、ゴム等の可撓性材料から
なり、開口部21aおよびインク排出部21bを有して
いる。キャップ21は、ノズル2aの面を覆うようにし
て記録ヘッド2に開口部21aを密着させることによ
り、記録ヘッド2とキャップ21とで密閉した空間を形
成する。
【0044】吸引シリンダ22は、インク吸入口22
a、ポンプ口22b、排出口22c、逆止弁22dおよ
び22eを有している。インク吸入口22aは、キャッ
プ21のインク排出部21bに嵌合してキャップ21を
保持し、且つインクを吸引する際の吸入路を形成する。
ポンプ口22bは、ポンプ23を嵌合連結する。排出口
22cは、インクを排出する排出路を形成する。逆止弁
22dおよび22eは、インクを吸引した際に、吸引し
たインクの逆流を防ぐ。
【0045】ポンプ23は、ピストン23aを有し、吸
引シリンダ22のポンプ口22bに連結されて、ポンプ
駆動機構(図示していない)によりピストン23aを図
示矢印A方向に往復移動させて、吸引シリンダ22内に
負圧を発生させる。
【0046】廃インク排出パイプ24は、可撓性を有
し、一端が吸引シリンダ22に連結され、他端のインク
排出端24aを廃インク収容容器25の上方に位置させ
て設けられる。
【0047】キャップ21、吸引シリンダ22、ポンプ
23および廃インク排出パイプ24からなる部分は、例
えばソレノイド等の吸引ユニット駆動機構(図示してい
ない)により、上下方向すなわち図示矢印B方向に移動
させることができる。
【0048】記録ヘッド2の内部に組み込まれた温度セ
ンサ6の出力は、リード線等の適宜なる伝送路によって
排出制御部5に伝達される。
【0049】インクの強制排出時には、記録ヘッド2
を、退避位置に移動させて、キャップ21の真上に位置
させた状態で、キャップ21、吸引シリンダ22、ポン
プ23および廃インク排出パイプ24からなる部分は、
前記吸引ユニット駆動機構により、図示矢印B方向に沿
って、図示上方に移動させて、キャップ開口部21aを
記録ヘッド2のノズル2aに圧接させる。ポンプ23の
ピストン23aを矢印A方向に沿って図示左方に移動さ
せて、負圧を発生させることにより、記録ヘッド2から
インクを吸引する。吸引された廃インクは、キャップ2
1または吸引シリンダ22内に一旦滞留される。そし
て、キャップ21、吸引シリンダ22、ポンプ23およ
び廃インク排出パイプ24からなる部分を、一体とし
て、矢印B方向に沿って図示下方に移動させキャップ2
1を記録ヘッド2から離間させる。ピストン23aを、
矢印A方向に数回往復移動させると、キャップ21およ
び吸引シリンダ22内に滞留している廃インクを排出す
る。排出された廃インクは廃インク排出パイプ24を通
り、排出端24aから廃インク収容容器25に排出され
る。
【0050】次に上述したように構成されたインクジェ
ットプロッタにおける動作の流れを、図4を参照して具
体的に説明する。
【0051】インクジェットプロッタの電源を最初に投
入したときに図4の動作が開始される。
【0052】まず、計時部3の放置時間カウンタの放置
時間のカウントがスタートされる(ステップS11)。
次に、記録命令の有無が判定され(ステップS12)、
記録命令が与えられていると、放置時間カウンタのカウ
ントを停止し、且つその時点でのカウント値データを保
留する(ステップS13)。記録ヘッド2は、記録制御
部1の制御により、プラテン11上を往復動作しながら
プラテン11上の記録媒体である記録用紙P上にインク
を吐出して記録を行い、記録ヘッド2内部の温度センサ
6が、記録に伴うヘッド温度を検出している。この状態
で、記録命令の終了を待ち(ステップS14)、記録命
令が終了すると、排出制御部5が温度センサ6により記
録ヘッド2の内部の温度情報を取り込み(ステップS1
5)、ヘッド温度に応じた重み付け係数を決定する(ス
テップS16)。
【0053】このヘッド温度と重み付け係数の関係は、
例えば図5に示す通りである。
【0054】すなわち、ヘッド温度が、30℃未満のと
き重み付け係数は0.9、30℃以上で且つ40℃未満
のとき重み付け係数は1.0、40℃以上で且つ50℃
未満のとき重み付け係数は1.1、50℃以上で且つ6
0℃未満のとき重み付け係数は1.2、60℃以上のと
き重み付け係数は1.3とする。
【0055】重み付け係数が決定すると、放置時間カウ
ンタによる放置時間のカウントを再スタートさせる(ス
テップS17)。以後の、放置時間のカウント値は 保留データ+以後のカウント値×重み付け係数 とする。
【0056】この放置時間のカウント中において、記録
命令の有無がチェックされ(ステップS18)、記録命
令がなければ、設定時間未満であるか否かがチェックさ
れる(ステップS19)。ステップS19で設定時間未
満であると判定されれば、再度ステップS18に戻り、
ステップS18およびステップS19の判定を繰り返
す。ステップS19で設定時間未満でない、すなわち設
定時間に達していると判定された場合、電源がオン状態
であるか否かがチェックされ(ステップS20)、電源
がオン状態であれば、強制インク排出動作が行われて
(ステップS21)、放置時間カウンタのカウント値が
クリアされる(ステップS22)。ステップS20の判
定で、電源がオン状態でないと判定されれば、電源がオ
ンとなるのを待って強制インク排出およびカウンタクリ
アが行われる。なお、この強制インク排出動作は、放置
時間が設定時間に達すると即座に実施するのではなく、
再び記録開始信号が与えられた時点で記録動作の開始前
に行うようにしてもよい。
【0057】また、ステップS12において、記録命令
がないと判定された場合、設定時間未満であるか否かが
判定され(ステップS23)、設定時間未満であれば、
ステップS12に戻り、設定時間に達していれば、ステ
ップS20に移行する。
【0058】ステップS18において、記録命令が与え
られていると判定された場合、ステップS13に戻る。
【0059】ステップS22でカウント値がクリアされ
ると、ステップS11に戻り、上述の処理を繰り返す。
強制インク排出後も、記録が行われていない放置時間が
長くなると、気泡が成長するので、再度計時して強制排
出動作を行う。例えば、放置後、一旦電源をオンとして
強制排出を行ったが、記録せずに再び電源をオフとし
て、長時間放置したような場合は、当然強制排出が必要
となる。この場合、記録終了時の状態に基づく重み付け
は、不要である。
【0060】このようにして、記録に伴う記録ヘッド内
の昇温による気泡発生の度合いに応じた強制インク排出
を行うことができ、インクの無駄な消費および記録画像
の不良を防止することができる。
【0061】〔第2の実施の形態〕図6〜図8を参照し
て、本発明の第2の実施の形態に係るインクジェットプ
ロッタを説明する。
【0062】図6は、本発明の第2の実施の形態による
インクジェットプロッタの機能構成を模式的に示し、そ
して図7はその動作のフローチャートを示している。
【0063】図6に示す、インクジェットプロッタは、
図1と同様の記録制御部1、記録ヘッド2、計時部3、
回復装置4および排出制御部5を具備し、さらに温度セ
ンサ6に代えてドット数カウンタ7を備えている。
【0064】ドット数カウンタ7は、前回の強制排出動
作以後のインク吐出回数、すなわち記録ドット数をカウ
ントする。
【0065】この場合、排出制御部5の重み補正部53
は、ドット数カウンタ7から与えられる記録終了時にお
けるカウント値すなわち記録ドット数に基づいて、比較
部52の入力である前記放置時間および基準値の設定時
間の少なくとも一方に重み付け係数を乗算して、前記強
制排出のための放置時間を補正する。重み補正部53
は、例えば前記計時部3の計時カウント値に前記カウン
ト値に応じた重み付け係数を乗算する。具体的には、重
み補正部53は、予め設定し記憶させたテーブルを用い
て記録終了時のドット数カウンタ7のカウント値に応じ
た重み付け係数を求め、この重み付け係数を比較部52
に作用させる。なお、重み補正部53において、テーブ
ルを用いる代わりに、カウント値から重み付け係数を求
めるための演算式を用いるようにしてもよい。
【0066】次に上述したように構成されたインクジェ
ットプロッタにおける動作の流れを、図7を参照して具
体的に説明する。
【0067】インクジェットプロッタの電源を最初に投
入したときに図7の動作が開始される。
【0068】まず、計時部3の放置時間カウンタの放置
時間のカウントがスタートされる(ステップS31)。
次に、記録命令の有無が判定され(ステップS32)、
記録命令が与えられていると、放置時間カウンタのカウ
ントを停止し、且つその時点でのカウント値データを保
留する(ステップS33)。記録ヘッド2は、記録制御
部1の制御により、プラテン11上を往復動作しながら
プラテン11上の記録媒体である記録用紙P上にインク
を吐出して記録を行い、ドット数カウンタ7は、記録制
御部1の動作に基づき、前回の強制インク排出動作以後
の、記録時のインク吐出回数、すなわち記録ドット数を
積算カウントしている。この状態で、記録命令の終了を
待ち(ステップS34)、記録命令が終了すると、排出
制御部5がドット数カウンタ7の積算カウント値を取り
込み(ステップS35)、記録ドット数に応じた重み付
け係数を決定する(ステップS36)。
【0069】この記録ドット数と重み付け係数の関係
は、例えば図8に示す通りである。
【0070】すなわち、記録ドット数が、6×107
ット未満のとき重み付け係数は0.6、6×107ドッ
ト以上で且つ8×107ドット未満のとき重み付け係数
は0.7、8×107ドット以上で且つ10×107ドッ
ト未満のとき重み付け係数は0.8、10×107ドッ
ト以上で且つ12×107ドット未満のとき重み付け係
数は0.9、12×107ドット以上のとき重み付け係
数は1.0とする。
【0071】重み付け係数が決定すると、放置時間カウ
ンタによる放置時間のカウントを再スタートさせる(ス
テップS37)。以後の、放置時間のカウント値は 保留データ+以後のカウント値×重み付け係数 とする。
【0072】この放置時間のカウント中において、記録
命令の有無がチェックされ(ステップS38)、記録命
令がなければ、設定時間未満であるか否かがチェックさ
れる(ステップS39)。ステップS39で設定時間未
満であると判定されれば、再度ステップS38に戻り、
ステップS38およびステップS39の判定を繰り返
す。ステップS39で設定時間未満でない、すなわち設
定時間に達していると判定された場合、電源がオン状態
であるか否かがチェックされ(ステップS40)、電源
がオン状態であれば、強制インク排出動作が行われて
(ステップS41)、放置時間カウンタのカウント値が
クリアされる(ステップS42)。ステップS40の判
定で、電源がオン状態でないと判定されれば、電源がオ
ンとなるのを待って強制インク排出およびカウンタクリ
アが行われる。なお、この強制インク排出動作は、放置
時間が設定時間に達すると即座に実施するのではなく、
再び記録開始信号が与えられた時点で記録動作の開始前
に行うようにしてもよい。
【0073】また、ステップS32において、記録命令
がないと判定された場合、設定時間未満であるか否かが
判定され(ステップS43)、設定時間未満であれば、
ステップS32に戻り、設定時間に達していれば、ステ
ップS40に移行する。
【0074】ステップS38において、記録命令が与え
られていると判定された場合、ステップS33に戻る。
【0075】ステップS42でカウント値がクリアされ
ると、ステップS31に戻り、上述の処理を繰り返す。
強制インク排出後も、記録が行われていない放置時間が
長くなると、気泡が成長するので、再度計時して強制排
出動作を行う。例えば、放置後、一旦電源をオンとして
強制排出を行ったが、記録せずに再び電源をオフとし
て、長時間放置したような場合は、当然強制排出が必要
となる。この場合、記録終了時の状態に基づく重み付け
は、不要である。
【0076】このようにしても、記録に伴う記録ヘッド
内のインク吐出に基づく気泡発生の度合いに応じた強制
インク排出を行うことができ、インクの無駄な消費およ
び記録画像の不良を防止することができる。
【0077】〔第3の実施の形態〕図9〜図12を参照
して、本発明の第3の実施の形態に係るインクジェット
プロッタを説明する。
【0078】図9は、本発明の第3の実施の形態による
インクジェットプロッタの機能構成を模式的に示し、そ
して図10および図11はその動作のフローチャートを
示している。
【0079】図9に示す、インクジェットプロッタは、
図1と同様の記録制御部1、記録ヘッド2、計時部3、
回復装置4および排出制御部5を具備し、さらに温度セ
ンサ6に代えて環境温度センサ8を備えている。
【0080】環境温度センサ8は、例えばインクジェッ
トプロッタの外気に接している部分近傍、例えばプラテ
ン11の端部等に設けられ、常時または放置時間中のイ
ンクジェットプロッタの設置された環境における外気温
度すなわち環境温度を検出する。
【0081】この場合、排出制御部5の重み補正部53
は、環境温度センサ8から与えられる環境温度に基づい
て、比較部52の入力である前記放置時間および基準値
の設定時間の少なくとも一方に重み付け係数を乗算し
て、前記強制排出のための放置時間を補正する。重み補
正部53は、例えば前記放置時間カウント値に前記環境
温度に応じた重み付け係数を乗算する。具体的には、重
み補正部53は、予め設定し記憶させたテーブルを用い
て環境温度に応じた重み付け係数を求め、この重み付け
係数を比較部52に作用させる。なお、重み補正部53
において、テーブルを用いる代わりに、環境温度から重
み付け係数を求めるための演算式を用いるようにしても
よい。
【0082】次に上述したように構成されたインクジェ
ットプロッタにおける動作の流れを、図10および図1
1を参照して具体的に説明する。
【0083】インクジェットプロッタの電源を最初に投
入したときに図10の動作が開始される。
【0084】まず、計時部3の放置時間カウンタの放置
時間のカウントがスタートされる(ステップS51)。
次に、記録命令の有無が判定され(ステップS52)、
記録命令が与えられていると、放置時間カウンタのカウ
ントを停止し、且つその時点でのカウント値データを保
留する(ステップS53)。記録ヘッド2は、記録制御
部1の制御により、プラテン11上を往復動作しながら
プラテン11上の記録媒体である記録用紙P上にインク
を吐出して記録を行う。この状態で、記録命令の終了を
待ち(ステップS54)、記録命令が終了すると、放置
時間カウンタによる放置時間のカウントを再スタートさ
せる(ステップS55)。以後の、放置時間のカウント
値は 保留データ+以後のカウント値 とする。
【0085】この放置時間のカウント中において、記録
命令の有無がチェックされ(ステップS56)、記録命
令がなければ、設定時間未満であるか否かがチェックさ
れる(ステップS57)。ステップS57で設定時間未
満であると判定されれば、再度ステップS56に戻り、
ステップS56およびステップS57の判定を繰り返
す。ステップS57で設定時間未満でない、すなわち設
定時間に達していると判定された場合、電源がオン状態
であるか否かがチェックされ(ステップS58)、電源
がオン状態であれば、強制インク排出動作が行われて
(ステップS59)、放置時間カウンタのカウント値が
クリアされる(ステップS60)。ステップS58の判
定で、電源がオン状態でないと判定されれば、電源がオ
ンとなるのを待って強制インク排出およびカウンタクリ
アが行われる。なお、この強制インク排出動作は、放置
時間が設定時間に達すると即座に実施するのではなく、
再び記録開始信号が与えられた時点で記録動作の開始前
に行うようにしてもよい。
【0086】また、ステップS52において、記録命令
がないと判定された場合、設定時間未満であるか否かが
判定され(ステップS61)、設定時間未満であれば、
ステップS52に戻り、設定時間に達していれば、ステ
ップS58に移行する。
【0087】ステップS56において、記録命令が与え
られていると判定された場合、ステップS53に戻る。
【0088】ステップS60でカウント値がクリアされ
ると、ステップS51に戻り、上述の処理を繰り返す。
強制インク排出後も、記録が行われていない放置時間が
長くなると、気泡が成長するので、再度計時して強制排
出動作を行う。例えば、放置後、一旦電源をオンとして
強制排出を行ったが、記録せずに再び電源をオフとし
て、長時間放置したような場合は、当然強制排出が必要
となる。この場合にも、状態に基づく重み付けを行う必
要がある。
【0089】一方、環境温度の測定ルーチンは、図10
のルーチンと並行して、図11のように動作する。
【0090】まず、放置時間のカウントに伴い(ステッ
プS71)、所定時間の経過を待って(ステップS7
2)、環境温度が測定される(ステップS73)。環境
温度が測定されると、重み付け係数が決定される(ステ
ップS74)。
【0091】この環境温度と重み付け係数の関係は、例
えば図12に示す通りである。
【0092】すなわち、環境温度が、15℃未満のとき
重み付け係数は0.8、15℃以上で且つ20℃未満の
とき重み付け係数は0.9、20℃以上で且つ25℃未
満のとき重み付け係数は1.0、25℃以上で且つ30
℃未満のとき重み付け係数は1.1、30℃以上のとき
重み付け係数は1.2とする。
【0093】重み付け係数が決定すると、放置時間カウ
ンタによる放置時間のカウントを変更する(ステップS
75)。以後の、放置時間のカウント値は 保留データ+以後のカウント値×重み付け係数 とする。
【0094】ステップS75でカウント値を変更した後
は、ステップS71に戻って、上述の処理を繰り返す。
【0095】このようにしても、外気の環境温度による
気泡発生の度合いに応じた強制インク排出を行うことが
でき、インクの無駄な消費および記録画像の不良を防止
することができる。
【0096】〔第4の実施の形態〕図13〜図16を参
照して、本発明の第4の実施の形態に係るインクジェッ
トプロッタを説明する。
【0097】図13は、本発明の第4の実施の形態によ
るインクジェットプロッタの機能構成を模式的に示し、
そして図14および図15はその動作のフローチャート
を示している。
【0098】図13に示す、インクジェットプロッタ
は、図1と同様の記録制御部1、記録ヘッド2、計時部
3、回復装置4および排出制御部5を具備し、さらに温
度センサ6に代えて大気圧センサ9を備えている。
【0099】大気圧センサ9は、例えばインクジェット
プロッタの外気に接している部分、例えばプラテン11
の端部等に設けられ、常時または放置時間中のインクジ
ェットプロッタの設置された環境における外気圧すなわ
ち大気圧を検出する。
【0100】この場合、排出制御部5の重み補正部53
は、大気圧センサ9から与えられる大気圧に基づいて、
比較部52の入力である前記放置時間および基準値の設
定時間の少なくとも一方に重み付け係数を乗算して、前
記強制排出のための放置時間を補正する。重み補正部5
3は、例えば前記放置時間カウント値に前記大気圧に応
じた重み付け係数を乗算する。具体的には、重み補正部
53は、予め設定し記憶させたテーブルを用いて大気圧
に応じた重み付け係数を求め、この重み付け係数を比較
部52に作用させる。なお、重み補正部53において、
テーブルを用いる代わりに、大気圧から重み付け係数を
求めるための演算式を用いるようにしてもよい。
【0101】次に上述したように構成されたインクジェ
ットプロッタにおける動作の流れを、図14および図1
5を参照して具体的に説明する。
【0102】インクジェットプロッタの電源を最初に投
入したときに図14の動作が開始される。
【0103】まず、計時部3の放置時間カウンタの放置
時間のカウントがスタートされる(ステップS81)。
次に、記録命令の有無が判定され(ステップS82)、
記録命令が与えられていると、放置時間カウンタのカウ
ントを停止し、且つその時点でのカウント値データを保
留する(ステップS83)。記録ヘッド2は、記録制御
部1の制御により、プラテン11上を往復動作しながら
プラテン11上の記録媒体である記録用紙P上にインク
を吐出して記録を行う。この状態で、記録命令の終了を
待ち(ステップS84)、記録命令が終了すると、放置
時間カウンタによる放置時間のカウントを再スタートさ
せる(ステップS85)。以後の、放置時間のカウント
値は 保留データ+以後のカウント値 とする。
【0104】この放置時間のカウント中において、記録
命令の有無がチェックされ(ステップS86)、記録命
令がなければ、設定時間未満であるか否かがチェックさ
れる(ステップS87)。ステップS87で設定時間未
満であると判定されれば、再度ステップS86に戻り、
ステップS86およびステップS87の判定を繰り返
す。ステップS87で設定時間未満でない、すなわち設
定時間に達していると判定された場合、電源がオン状態
であるか否かがチェックされ(ステップS88)、電源
がオン状態であれば、強制インク排出動作が行われて
(ステップS89)、放置時間カウンタのカウント値が
クリアされる(ステップS90)。ステップS88の判
定で、電源がオン状態でないと判定されれば、電源がオ
ンとなるのを待って強制インク排出およびカウンタクリ
アが行われる。なお、この強制インク排出動作は、放置
時間が設定時間に達すると即座に実施するのではなく、
再び記録開始信号が与えられた時点で記録動作の開始前
に行うようにしてもよい。
【0105】また、ステップS82において、記録命令
がないと判定された場合、設定時間未満であるか否かが
判定され(ステップS91)、設定時間未満であれば、
ステップS82に戻り、設定時間に達していれば、ステ
ップS88に移行する。
【0106】ステップS86において、記録命令が与え
られていると判定された場合、ステップS83に戻る。
【0107】ステップS90でカウント値がクリアされ
ると、ステップS81に戻り、上述の処理を繰り返す。
強制インク排出後も、記録が行われていない放置時間が
長くなると、気泡が成長するので、再度計時して強制排
出動作を行う。例えば、放置後、一旦電源をオンとして
強制排出を行ったが、記録せずに再び電源をオフとし
て、長時間放置したような場合は、当然強制排出が必要
となる。この場合にも、状態に基づく重み付けを行う必
要がある。
【0108】一方、大気圧の測定ルーチンは、図14の
ルーチンと並行して、図15のように動作する。
【0109】まず、放置時間のカウントに伴い(ステッ
プS101)、所定時間の経過を待って(ステップS1
02)、大気圧が測定される(ステップS103)。大
気圧が測定されると、重み付け係数が決定される(ステ
ップS104)。
【0110】この環境温度と重み付け係数の関係は、例
えば図16に示す通りである。
【0111】すなわち、大気圧が、0.6atm未満のと
き重み付け係数は0.8、0.6atm以上で且つ0.8a
tm未満のとき重み付け係数は0.9、0.8atm以上で
且つ1.0atm未満のとき重み付け係数は1.0、1.
0atm以上で且つ1.1atm未満のとき重み付け係数は
1.1、1.1atm以上のとき重み付け係数は1.2と
する。
【0112】重み付け係数が決定すると、放置時間カウ
ンタによる放置時間のカウントを変更する(ステップS
105)。以後の、放置時間のカウント値は 保留データ+以後のカウント値×重み付け係数 とする。
【0113】ステップS105でカウント値を変更した
後は、ステップS101に戻って、上述の処理を繰り返
す。
【0114】このようにして、大気圧による気泡発生の
度合いに応じた強制インク排出を行うことができ、イン
クの無駄な消費および記録画像の不良を防止することが
できる。
【0115】上述した各実施の形態においては、それぞ
れ記録終了時の記録ヘッド温度、記録終了時の積算記録
ドット数、環境温度および大気圧に応じた重み付け係数
を、通常の標準状態に近い条件を、標準の重み付け係数
1.0として設定しているが、他の条件を標準の重み付
け係数1.0とする重み付けを行ってもよい。
【0116】また、各実施の形態においては、それぞれ
記録終了時の記録ヘッド温度、記録終了時の積算記録ド
ット数、環境温度および大気圧に応じて、強制排出動作
のタイミングを補正するようにしたが、これらの2つ以
上を適宜組み合わせて実施することもできる。このよう
にした場合、標準の重み付け係数を1.0としておけ
ば、重み付け係数を互いに乗算することにより、種々の
要因に対処した総合的な補正を実現することができる。
【0117】なお、上述した実施の形態に示した総ドッ
ト数、補正のための重み付けの数値等は一例であり、本
発明を限定するものではない。また、補正の方法も参照
テーブルを用いた重み付けに限らず、補正のために計測
あるいは検知した値の関数を用いるなどの適正な補正方
法を適用することができる。
【0118】プロッタに限らず、インクジェット方式の
プリンタ、複写機、ファクシミリ装置等においても上述
と同様にして実施することができる。
【0119】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るイン
クジェット記録装置においては、放置経過時間および比
較基準となる所定値の少なくとも一方に放置の条件に応
じた補正を行い、記録終了から強制排出動作までの時間
間隔を適切に調整して強制排出動作を行う。このような
制御により、記録終了時の記録ヘッドの温度に基づく溶
存気体が気泡となる度合いの変化、記録終了時までの印
字量に伴うヘッド内の気体の量に基づく封止材からの外
気の混入の度合いの変化、放置中の温度変化に基づく溶
存気体が気泡となる度合いの変化、および放置中の気圧
の変化に基づくヘッド内に外気の混入する度合いの変化
などの条件が考慮された、適正な放置時間で的確な強制
排出動作が行われる。したがって、強制排出動作によっ
て、インクを無駄に排出することがなくなり、また、気
泡による記録画像不良の発生を未然に防止することがで
きる。
【0120】すなわち、本発明に係るインクジェット記
録装置によれば、放置状態の条件に応じて、適切なタイ
ミングで強制排出動作を行うことができ、インクの無駄
な消費や、記録画像不良を効果的に防止することを可能
とするインクジェット記録装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態に係るインクジェ
ットプロッタの構成を示すブロック図である。
【図2】 図1のプロッタの一部の構成を示す模式的斜
視図である。
【図3】 図1のプロッタの他の一部の構成を示す模式
的断面図である。
【図4】 図1のプロッタの動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図5】 図1のプロッタの動作を説明するための重み
付け変数を説明するための図である。
【図6】 本発明の第2の実施の形態に係るインクジェ
ットプロッタの構成を示すブロック図である。
【図7】 図6のプロッタの動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図8】 図6のプロッタの動作を説明するための重み
付け変数を説明するための図である。
【図9】 本発明の第3の実施の形態に係るインクジェ
ットプロッタの構成を示すブロック図である。
【図10】 図9のプロッタの動作を説明するための第
1のフローチャートである。
【図11】 図9のプロッタの動作を説明するための第
2のフローチャートである。
【図12】 図9のプロッタの動作を説明するための重
み付け変数を説明するための図である。
【図13】 本発明の第4の実施の形態に係るインクジ
ェットプロッタの構成を示すブロック図である。
【図14】 図13のプロッタの動作を説明するための
第1のフローチャートである。
【図15】 図13のプロッタの動作を説明するための
第2のフローチャートである。
【図16】 図13のプロッタの動作を説明するための
重み付け変数を説明するための図である。
【符号の説明】
1…記録制御部、2…記録ヘッド、3…計時部、4…回
復装置、5…排出制御部、6…温度センサ、7…ドット
数カウンタ、8…環境温度センサ、9…大気圧センサ、
11…プラテン、12…ガイドシャフト、13…キャリ
ッジ、14…クリーニングユニット、15…制御装置、
21…キャップ、22…吸引シリンダ、23…ポンプ、
24…廃インク排出パイプ、25…廃インク収容容器、
51…基準値保持部、52…比較部、53…重み補正部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吐出孔を有し、該吐出孔からインクを吐
    出して記録を行う記録ヘッドと、 前記記録ヘッドの少なくとも吐出孔内のインクを強制排
    出する回復手段と、 前記回復手段による前回の強制排出動作からの経過時間
    を検知する時間検知手段と、 少なくとも最後の記録終了時における前記記録ヘッド内
    部の温度を検知する温度検知手段と、 前記時間検知手段により検知される経過時間と所定値と
    を比較し、経過時間が所定値を超えると前記回復手段に
    より強制排出動作を行わせるとともに、前記温度検知手
    段により検知される前記記録終了時の前記記録ヘッドの
    温度に応じて前記経過時間および所定値の少なくとも一
    方を補正し、前記記録終了から前記回復手段による強制
    排出動作までの時間間隔を調整する制御を行う制御手段
    とを具備することを特徴とするインクジェット記録装
    置。
  2. 【請求項2】 前回の前記回復手段による強制排出動作
    から最後の記録終了までに吐出したインク吐出回数を計
    数する計数手段をさらに備え、且つ制御手段は、前記計
    数手段による吐出回数の計数値に応じて経過時間および
    所定値の少なくとも一方を補正する手段を含むことを特
    徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも最後の記録終了後の所定期間
    における記録ヘッド周囲の環境温度を検知する環境温度
    検知手段をさらに備え、且つ制御手段は、前記環境温度
    検知手段により検知される環境温度に応じて経過時間お
    よび所定値の少なくとも一方を補正する手段を含むこと
    を特徴とする請求項1または2に記載のインクジェット
    記録装置。
  4. 【請求項4】 少なくとも最後の記録終了後の所定期間
    における記録ヘッド周囲の気圧を検知する気圧検知手段
    をさらに備え、且つ制御手段は、前記気圧検知手段によ
    り検知される気圧に応じて経過時間および所定値の少な
    くとも一方を補正する手段を含むことを特徴とする請求
    項1〜3のいずれか1項に記載のインクジェット記録装
    置。
  5. 【請求項5】 吐出孔を有し、該吐出孔からインクを間
    欠的に吐出して記録を行う記録ヘッドと、 前記記録ヘッドの少なくとも吐出孔内のインクを強制排
    出する回復手段と、 前記回復手段による前回の強制排出動作からの経過時間
    を検知する時間検知手段と、 前回の前記回復手段による強制排出動作から最後の記録
    終了までに吐出したインク吐出回数を計数する計数手段
    と、 前記時間検知手段により検知される経過時間と所定値と
    を比較し、経過時間が所定値を超えると前記回復手段に
    より強制排出動作を行わせるとともに、前記計数手段に
    よる吐出回数の計数値に応じて前記経過時間および所定
    値の少なくとも一方を補正し、前記記録終了から前記回
    復手段による強制排出動作までの時間間隔を調整する制
    御を行う制御手段とを具備することを特徴とするインク
    ジェット記録装置。
  6. 【請求項6】 吐出孔を有し、該吐出孔からインクを吐
    出して記録を行う記録ヘッドと、 前記記録ヘッドの少なくとも吐出孔内のインクを強制排
    出する回復手段と、 前記回復手段による前回の強制排出動作からの経過時間
    を検知する時間検知手段と、 少なくとも最後の記録終了後の所定期間における前記記
    録ヘッド周囲の環境温度を検知する環境温度検知手段
    と、 前記時間検知手段により検知される経過時間と所定値と
    を比較し、経過時間が所定値を超えると前記回復手段に
    より強制排出動作を行わせるとともに、前記環境温度検
    知手段により検知される環境温度に応じて前記経過時間
    および所定値の少なくとも一方を補正し、前記記録終了
    から前記回復手段による強制排出動作までの時間間隔を
    調整する制御を行う制御手段とを具備することを特徴と
    するインクジェット記録装置。
  7. 【請求項7】 環境温度検知手段は、当該インクジェッ
    ト記録装置の外部および内部の少なくとも一方の温度を
    検知する手段を含むことを特徴とする請求項6に記載の
    インクジェット記録装置。
  8. 【請求項8】 吐出孔を有し、該吐出孔からインクを吐
    出して記録を行う記録ヘッドと、 前記記録ヘッドの少なくとも吐出孔内のインクを強制排
    出する回復手段と、 前記回復手段による前回の強制排出動作からの経過時間
    を検知する時間検知手段と、 少なくとも最後の記録終了後の所定期間における前記記
    録ヘッド周囲の気圧を検知する気圧検知手段と、 前記時間検知手段により検知される経過時間と所定値と
    を比較し、経過時間が所定値を超えると前記回復手段に
    より強制排出動作を行わせるとともに、前記気圧検知手
    段により検知される気圧に応じて前記経過時間および所
    定値の少なくとも一方を補正し、前記記録終了から前記
    回復手段による強制排出動作までの時間間隔を調整する
    制御を行う制御手段とを具備することを特徴とするイン
    クジェット記録装置。
  9. 【請求項9】 気圧検知手段は、当該インクジェット記
    録装置の外部および内部の少なくとも一方の気圧を検知
    する手段を含むことを特徴とする請求項8に記載のイン
    クジェット記録装置。
  10. 【請求項10】 制御手段は、比較する経過時間および
    所定値の少なくとも一方に標準状態を基準とする重み係
    数を作用させて補正を行う手段を含むことを特徴とする
    請求項1〜9のいずれか1項に記載のインクジェット記
    録装置。
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