JPH1064247A - 記録媒体上に記録されたソース・マテリアルを編集する編集装置及びそのためのデータ記録媒体 - Google Patents

記録媒体上に記録されたソース・マテリアルを編集する編集装置及びそのためのデータ記録媒体

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JPH1064247A
JPH1064247A JP9092278A JP9227897A JPH1064247A JP H1064247 A JPH1064247 A JP H1064247A JP 9092278 A JP9092278 A JP 9092278A JP 9227897 A JP9227897 A JP 9227897A JP H1064247 A JPH1064247 A JP H1064247A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 編集した出力シーケンスの再生を順方向と逆
方向のいずれの方向にも容易に行え、また任意の位置か
ら再生を開始できるようにする。 【解決手段】 編集操作を加えるソース・マテリアルを
表すデータを包含する前記記録媒体上の複数のソース・
ファイルを定める手段を備え、各編集されたマテリアル
・シーケンスに対して1つずつ設けられる前記記録媒体
上の出力ファイルを定める手段を備え、各出力ファイル
はアドレス情報を包含し、このアドレス情報は、その出
力ファイルに対応した編集されたマテリアル・シーケン
スを構成する1つないし複数のソース・マテリアル・ク
リップを表す前記複数のソース・ファイル内のデータ
の、前記記録媒体上における記録位置のシーケンスを定
めた情報である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体上に記録
されたソース・マテリアルの編集装置及びそのためのデ
ータ記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、複数の「生」ソース・ビデオ・
シーケンスに編集操作を加えて、それらシーケンスから
最終的な1本の番組用のビデオを制作したり、或いは番
組用のビデオの一部を制作したりするために、ビデオ編
集コントローラが用いられている。また例えば、短いニ
ュース記事であっても、そのニュース記事の様々な側面
を示すために、複数のビデオ・シーケンスから抜粋した
小さな抜粋部分を幾つもつなぎ合わせてあるのが普通で
あり、ここで使用する複数のビデオ・シーケンスには、
新たに撮影したシーケンスもあれば、以前撮影してアー
カイブ(保存記録)し保管しておいたシーケンスもあ
る。この場合に、先ず、各シーケンスから必要とする部
分、即ち「クリップ」を選出する必要があり、更に、選
出した幾つもの部分を互いに連結させることにより、合
成した1つの出力シーケンスを形成する必要がある。
【0003】最近では、コンピュータで構成した様々な
非線形編集コントローラが利用可能になっている。この
種の編集コントローラを用いることにより、ユーザは、
コンピュータ画面上でソース・シーケンスを見ながら、
必要シーケンスであるクリップの「イン・ポイント(始
点)」及び「アウト・ポイント(終点)」を選定するこ
とができる。また、それらの選定は、コンピュータのキ
ーボードまたはカーソル制御デバイス(例えばマウス、
ジョイスティック、トラックボール等)を操作すること
で行うことができる。続いて、選出した複数のクリップ
の順序を定めることで、所望の出力シーケンスを形成す
ることができる。
【0004】この種の、コンピュータで構成した編集シ
ステムに関しては、編集操作を実行する前に先ず、編集
に必要な幾つものソース・シーケンスを、通常のテープ
媒体から、そのコンピュータに接続したランダム・アク
セス記録装置(例えばハード・ディスクや光磁気ディス
ク等)にロードするという方法が以前より提案されてい
る。こうすることによって、ユーザは、テープ媒体を用
いた場合に通常そうであるように待たされることなく、
種々のビデオ・シーケンスを迅速に次々と見ることがで
きる。テープ媒体を用いた場合に待たされるのは、別の
テープへの交換や、同じテープ上の前後の部分へとぶた
めのシャトル動作に時間がかかるからである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題及び課題を解決するため
の手段】本発明は、記録媒体上に記録されたビデオ・マ
テリアルないしオーディオ・マテリアル等のソース・マ
テリアル(素材)に編集操作を加えることにより、その
ソース・マテリアルから選出した複数のソース・マテリ
アル・クリップより成る編集されたマテリアル・シーケ
ンスを生成する編集装置を提供するものであり、この編
集装置は、編集操作を加えるソース・マテリアルを表し
たデータを包含している前記記録媒体上の複数のソース
・ファイルを定める手段を備え、各々の編集されたマテ
リアル・シーケンスに対応して1つずつ設けられる前記
記録媒体上の出力ファイルを定める手段を備え、各出力
ファイルはアドレス情報を包含しており、このアドレス
情報は、その出力ファイルに対応した編集されたマテリ
アル・シーケンスを構成する1つないし複数のソース・
マテリアル・クリップを表している前記複数のソース・
ファイル内のデータの、前記記録媒体上における記録位
置のシーケンスを定める情報であることを特徴とする。
【0006】本発明は以下の認識に基づいたものであ
り、その認識とは、例えばディスク・ドライブ等のラン
ダム・アクセス記録媒体を用いた編集システムにおい
て、多数のソース・マテリアルのファイル(ソース・フ
ァイル)から選出された幾つものマテリアル・クリップ
より成る編集されたシーケンスを再生する動作は、これ
までは、複雑でしかもプロセッサの負荷の大きな動作で
あったということである。更に具体的に説明すると、こ
の種の従来のシステムにおいては、各々のソース・ファ
イルをオープンし(しかも通常、そのファイルが必要に
なる前にオープンしておく必要がある)、そのソース・
ファイルから然るべきマテリアル・クリップを読み出
し、そして、そのソース・ファイルをクローズするとい
う動作を次々と行わねばならなかった。このような連続
的順次動作は、「時刻表」的動作と呼ばれており、通常
の再生速度で順方向に再生を行う分には良好に動作す
る。しかしながらこの方式の動作は、例えば逆方向再
生、ジョグ再生、それにシャトル再生等の、あまり普通
でない再生動作には不適当であったし、更に、編集され
たシーケンスの中の任意の点から再生を開始するにも不
適当であった。
【0007】本発明は、媒体上に記録するデータの構成
を、編集された出力シーケンスを取り出すのに適したデ
ータ構成とする新規な方式を提供するものであり、その
ために、以下の説明において出力ファイルまたは「仮
想」ファイルと呼ぶファイルによって出力シーケンスを
表すようにする。この仮想ファイルは記録装置上に記録
されるファイルであるが、固有のマテリアル・データを
持たず、その代わりに一連の複数のポインタから成るポ
インタ・シーケンスを包含しており、それらポインタ
は、記録されているデータの「実」ファイル(即ちソー
ス・ファイル)に関する部分を指し示している。
【0008】この仮想ファイルを再生するには、そのポ
インタ・シーケンスに含まれているポインタをたどりつ
つ、ディスク媒体上の該当する部分に含まれている必要
なデータにアクセスして行く。また、少なくとも本発明
の実施態様においては、これを行うために、実ファイル
のフラグメンテーション(断片化)に対処するための技
法と同様の技法を用いている。このようして行う仮想フ
ァイルの再生は、先に説明した「時刻表」的動作とは異
なり、順方向又は逆方向のいずれの方向にも容易に再生
でき、また、仮想ファイル内の任意の始点から再生を開
始することができる。
【0009】本発明はまた、ビデオ・マテリアルないし
オーディオ・マテリアル等のソース・マテリアルが記録
され、その記録されたソース・マテリアルに編集操作が
加えられることで、そのソース・マテリアルから選出さ
れたソース・マテリアル・クリップより成る編集された
マテリアル・シーケンスが生成されるようにしたデータ
記録媒体をも提供するものであり、このデータ記録媒体
は、編集操作を加えるソース・マテリアルを表したデー
タを包含している複数のソース・ファイルが記録されて
おり、各々の編集されたマテリアル・シーケンスに対し
て1つずつ設けられた出力ファイルが記録されており、
各出力ファイルはアドレス情報を包含しており、このア
ドレス情報は、その出力ファイルに対応した編集された
マテリアル・シーケンスを構成する1つないし複数のソ
ース・マテリアル・クリップを表している前記複数のソ
ース・ファイル内のデータの、前記記録媒体上における
記録位置のシーケンスを定めた情報であることを特徴と
する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照しつつ、本
発明をその具体的な実施の形態に即して説明して行く。
なお、添付図面中、同一ないし対応する要素には同一の
参照番号を付した。図1は、ディジタル・ビデオ編集シ
ステム及びそれに付随するビデオ記録装置のブロック図
である。図示のビデオ編集システムはパーソナル・コン
ピュータ(PC)100を含んでおり、このPC100
は、カーソル制御デバイス110(マウス等)と、ディ
スプレイ画面メモリ120と、ディスプレイ画面130
とを有する。本例ではPC100として、ノートブック
型(携帯型)コンピュータであるIBM社の「シンクパ
ッド」を使用しているため、PC100、カーソル制御
デバイス110、ディスプレイ画面メモリ120、及び
ディスプレイ画面(LCD画面)の全てが、単一の携帯
型装置として一体化されている(なお、IBM社のシン
クパッドのカーソル制御デバイス110はジョイスティ
ック型の制御デバイスである)。従って、PCとその構
成要素との間のデータ通信は、PCの内部バスを介して
行われる。
【0011】PC100は、SCSIバスを介してビデ
オ記録コントローラ140との間で通信を行い、更にビ
デオ記録コントローラ140は同じくSCSIバスを介
して光磁気ディスク150との間で通信を行う。
【0012】本例では、ビデオ記録コントローラ140
と光磁気ディスク150とは、使用時にノートブック型
コンピュータをその上に載せて結合する「ドッキングス
テーション」として製作されている。
【0013】このビデオ編集システムは、オフライン方
式の非線形編集コントローラとして動作するようにした
ものであり、入力してくる放送品質のオーディオ信号及
びビデオ信号に対して非常に圧縮比の大きなデータ圧縮
処理を施し(この結果、放送用の基準をかなり下回る品
質レベルになる)、それを光磁気ディスク150に記録
する。こうしてソース・ビデオのうちの1つまたは複数
のセクションを光磁気ディスク150に記録したなら
ば、この編集コントローラを操作するオペレータは、そ
の記録したセクションに処理操作を加えることで、エデ
ィット・デシジョン・リスト(EDL)を作成すること
ができる。このEDLは、編集されたビデオ出力シーケ
ンスを構成する連続した複数の部分の各々を構成するソ
ース・マテリアル(素材)の「イン・ポイント(始
点)」及び「アウト・ポイント(終点)」を定めるビデ
オのタイムコードのリストである。ただし、光磁気ディ
スク150に記録されるビデオ信号は、放送用の基準を
かなり下回る品質レベルのものであるため、このEDL
は、それをオリジナルのビデオ・データ(即ち、最初に
ビデオ記録コントローラ140へ供給されたデータ)に
適用することで、放送用ないし配布用のビデオを制作す
ることを意図したものである。
【0014】図2は、ビデオ記録コントローラ140及
び光磁気ディスク150のブロック図である。光磁気デ
ィスク150は着脱可能なディスク媒体160を使用す
る自立型の装置であり、読み書きヘッド及びそれに付随
する回路170と、プロセッサ180とを備えている。
プロセッサ180は、ディスク媒体のフォーマッティン
グ及びディスク媒体上でのデータ操作の作業のうちの非
常に低レベルの部分を担当するものである。この種の製
品の一例は、ソニー社の「HSD−650型」光磁気デ
ィスク・ドライブである。このソニー社の製品を用いた
場合には、光磁気ディスク150は「論理ブロック・ア
ドレス(LBA)」を(外部の回路から)受け取る。1
つのLBAは、ディスク媒体上の多数の論理データ・ブ
ロック(LB)のうちの1つを定めている。ディスク媒
体160上の論理ブロックの位置設定及びフォーマッテ
ィングはプロセッサ180に委されているため、外部か
ら光磁気ディスク150を見た限りでは、1つの大容量
の(この場合は652メガバイト)記録媒体に見え、L
BAにより、その大容量の記録媒体上の小さな記録ブロ
ックに個別にアドレスすることができる。なお、光磁気
ディスク150は、SCSIリンクを介して、読み書き
用バッファ及び制御回路190との間で通信を行うよう
にしている。
【0015】SCSIインターフェース200は、ノー
トブック型PC100との間で通信を行うために備えら
れており、また、オーディオ/ビデオ(A/V)圧縮/
伸長回路210は、光磁気ディスク150に書き込むオ
ーディオ・データ/ビデオ・データに圧縮処理を施し、
光磁気ディスク150から読み出されたオーディオ・デ
ータ/ビデオ・データに伸長処理を施すために備えられ
ている。A/V圧縮/伸張回路210は、公知の画像内
圧縮法を採用しており、光磁気ディスクに記録されてい
るデータから個々の画像を再生する際に、他の圧縮画像
を参照する必要がない。更に詳しく説明すると、入力ポ
ート220へ供給されて入力してくる放送用品質の画像
(画像データ)に対して、先ず最初に、水平方向と垂直
方向との各々に関して4:1の間引き処理を施す。その
間引き処理を施した画像に対して更に、公知のJPEG
圧縮法を用いて圧縮処理を施すことにより、1画像面あ
たり約5キロバイトの圧縮画像データを生成する。この
ように圧縮して記録した画像を光磁気ディスク150か
ら読み出すときには、その読み出した圧縮画像に対して
JPEG伸長処理だけを施す。そのため、PC100へ
供給される画像は、フル・レートのビデオ画像と比べて
はるかに小さなサイズ(4:1に間引かれたサイズ)に
なっている。しかし、これによって不都合が生じること
はなく、なぜならば、こうしてPC100へ供給される
画像は、エディット・デシジョンの位置をどこにするか
を決めるためだけに用いられるからである。こうして決
定されたエディット・デシジョンが、引き続いて(ED
Lを介して)オリジナルの(即ち、圧縮されていない)
ビデオ信号に適用される。
【0016】光磁気ディスク150に記録するオーディ
オ及びビデオ・データをフォーマッティングする作業の
一部を、読み書きバッファ及び制御回路190に関する
プログラム・ファームウェアに担当させることも可能で
あるが、本例では、事実上その作業の全てをPC100
に担当させている。従って、ビデオ記録コントローラ1
40は、「能動」記録コントローラというよりはむしろ
「非能動」記録コントローラとして動作するように設定
してあり、即ち、このビデオ記録コントローラ140
は、PC100からの指示(この指示はLBアドレス信
号の信号レベルの形で発せられる)に従って、光磁気デ
ィスク150に対するデータの読み書きを行う。
【0017】光磁気ディスク150に記録されているビ
デオ・データの再生を開始するときには、PC100
が、再生すべき複数のLBをその順序に従って記したL
Bリストを、ビデオ記録コントローラ140へダウンロ
ードする。すると、そのリスト中のそれらLBに記録さ
れているビデオ・フレームが、そのリスト中の順序に従
って再生され、伸長処理を施されてPC100へ返さ
れ、ディスプレイされる。このことから明らかなよう
に、PC100は、ビデオ記録コントローラ140へ送
出するLBリストを作成するために、光磁気ディスク1
50のヘッダ領域に記録されているデータにしばしばア
クセスする必要がある。
【0018】そのために、光磁気ディスク150にデー
タをどのように書き込んでおくかということが、本例の
動作上の多くの特徴を成しているので、これより、光磁
気ディスクのデータ構成について説明する。
【0019】先ず手始めに、図3のA及びBは、525
ライン方式(走査線数が525本のテレビジョン方式)
のビデオ信号の場合及び625ライン方式のビデオ信号
の場合における、ディスク媒体160上のデータ構成を
模式的に示したものである。
【0020】それら2つの場合のいずれにおいても、基
本的に、ディスク媒体上の領域が、次のように分割され
ている。即ち、先頭にヘッダ領域があり、続いてビデオ
・データ領域があり、その次にオーディオ・データ領域
があり、更にその次に、僅かの使用しないセクタ(論理
ブロック)がある。1つのセクタに対応するデータ量は
2048バイトである。ビデオ及びオーディオ・データ
に対して施す圧縮処理は、2種類のライン方式の各々に
ついて調節され、1枚のディスク媒体に約44〜45分
のビデオ素材及びオーディオ素材を収められるようにし
ている。
【0021】以下に、図4〜図15を参照して、ヘッダ
領域、ビデオ・データ領域、及びオーディオ・データ領
域について詳細に説明する。重要なことなのでここで再
度述べておくが、それら3つの領域のフォーマッティン
グは、論理ブロック・アドレス(LBA)に関して行わ
れるものである。非常に低レベルのフォーマッティング
はディスク・ドライブが自ら担当するのに対して、この
LBレベルのフォーマッティングは、ソフトウェア制御
の下にPC100が担当するものである。
【0022】図4は、1枚のディスク媒体のヘッダ領域
の内容を模式的に示した図である。このディスク・ヘッ
ダ領域は、長さが256セクタ(論理ブロック256
個)であり、以下に列挙する部分から構成されている。 ディスク・ヘッダ: 論理ブロック1個 実ファイル・マスク: 論理ブロック1個 実ファイル・ネーム・テーブル: 論理ブロック2個 実ファイル・ヘッダ・テーブル: 論理ブロック16個 仮想ファイル・マスク: 論理ブロック1個 仮想ファイル・ネーム・テーブル: 論理ブロック2個 仮想ファイル・ヘッダ・テーブル: 論理ブロック16個 ルート・マップ: 論理ブロック64個 ビデオ編集テーブル・マスク: 論理ブロック1個 ビデオ編集テーブル: 論理ブロック64個 オーディオ編集テーブル・マスク: 論理ブロック1個 オーディオ編集テーブル: 論理ブロック64個 これら部分の各々について、以下に更に詳細に説明す
る。
【0023】図5はディスク・ヘッダの部分のファイル
を更に詳細に示した図である。このディスク・ヘッダ・
ファイルの構成要素の殆どは、説明するまでもなく、そ
の名称を見ただけで内容が明らかなものである。ディス
ク・ヘッダ・ファイルは、ディスク媒体を(PCの制御
の下に)初めてフォーマットする際に書き込まれるファ
イルであり、このファイルに含まれているのは、使用し
ているソフトウェアの識別データ、ボリューム・ラベ
ル、そのディスク媒体上の実ファイル及び「仮想ファイ
ル」の個数を表すデータ(実ファイル及び仮想ファイル
については後に詳述する)、それにルート・マップを定
めるデータ(ルート・マップについても後に詳述する)
であり、またその最後に、そのディスク媒体上に記録さ
れているビデオ・データのライン方式(走査線が何本の
テレビジョン方式か)を示すための1ビットを割り当て
てある。本例では、1枚のディスク媒体160上には、
525ライン方式のビデオ・データか、625ライン方
式のビデオ・データかの、いずれか一方しか記録させな
いようにしており、そのため同じ1枚のディスク媒体上
に異なったライン方式のビデオ・データが混在すること
はない。
【0024】1枚のディスク媒体上に記録し得るデータ
・ファイルの最大個数は、ファイル・ネーム・テーブル
及びファイル・ヘッダ・テーブルの夫々にどれほどのス
ペースを割り当てるかによって予め決められる。本例の
場合、記録可能なデータ・ファイルの最大個数は、実フ
ァイルが255個、それに仮想ファイルが255個であ
る。
【0025】「実」ファイルは、入力ポート220から
のオーディオ/ビデオ・データを、ディスク媒体160
上に記録することによって作成されるファイルである。
1個の実ファイルは、ファイル・ネームと、ファイル・
ヘッダと、ディスク媒体160上にデータが記録された
データ領域とで構成される。ディスク媒体160上に記
録されたデータの位置は、ファイル・ヘッダによって
(LBAで)定められる。一度作成された実ファイル
は、編集操作によって変更を受けることはなく、作成さ
れたときと同じ形のまま維持されるか、さもなくばディ
スク上から削除されるかのいずれかである。
【0026】これに対して「仮想」ファイルは、編集作
業を実行することによって作成されるファイルである。
1個の仮想ファイルは、ファイル・ネームと、1つのビ
デオ編集テーブルを指し示すファイル・ヘッダとだけで
構成される。仮想ファイルはディスク媒体上に記録され
ている特定のデータに対して持続的な関連性を持つもの
ではなく、そのディスク媒体上に記録されている1つな
いし複数の実ファイルに含まれているデータのセクショ
ンを指し示す一連のポインタを間接的に与えるものであ
る。
【0027】この構成によれば、実際にディスク媒体上
のスペースを大幅に節約することができ、これが可能で
あるのは、編集作業時にデータを記録し直す必要がない
からである。一例として、あるディスク媒体上に3個の
実ファイルが記録されており、オペレータが、それら3
個の実ファイルの各々から例えば10秒ずつの部分を取
り出してつなぎ合わせたものをもって、編集されたビデ
オ出力シーケンスとしたいと考えたものとする。この場
合、それら3個の実ファイルの夫々の部分を物理的に新
たな出力用ファイルへコピーする必要はない。即ち、そ
のようなコピーを行う代わりに、1つの仮想ファイルを
作成して、その仮想ファイルが各実ファイル内の選択さ
れた部分を指し示すポインタを与えるようにするのであ
る。しかも実際には、仮想ファイルのためのファイル・
ヘッダ領域は前もって割り当てられているため、新たに
仮想ファイルを作成するのにディスク媒体上のスペース
を更に余計に取ることもない。
【0028】ヘッダ領域内には、実ファイルのためのフ
ァイル・ネーム・テーブルが1つ設けられると共に、そ
れとは別に、仮想ファイルのための同様のファイル・ネ
ーム・テーブルがもう1つ設けられている。それら2つ
のファイル・ネーム・テーブルは同一形式であり、その
具体例を図6に模式的に示した。
【0029】これら2つのファイル・ネーム・テーブル
の各々は、ファイル・ネームのリスト(1つのファイル
・ネームは最大16文字までである)から成り、そのリ
スト内における個々のファイル・ネームの位置が、実フ
ァイル・ヘッダ・テーブルまたは仮想ファイル・ヘッダ
・テーブル内の対応する位置を指し示すインデックス
(即ちファイル番号)となる。従って図示例において、
第1番ファイルとは、そのファイル・ネームが、ファイ
ル・ネーム・テーブル内のバイト17〜32を占めてい
るファイルである。ファイル・ヘッダ・テーブル内に記
入されている当該ファイルについての更に詳細な情報に
アドレスする際にも同じファイル番号が使用されるが、
それについては後に詳述する。
【0030】図7は、実ファイル・ヘッダ・テーブルを
模式的に示した図である。実ファイル・ヘッダ・テーブ
ルには、ディスク媒体上に記録できる実ファイルの各々
に対応して1つずつのレコード(即ちエントリ)が含ま
れている。この実ファイル・ヘッダ・テーブルの1つの
エントリには、最初にファイル・ネームを転記した項目
があり、次にその実ファイルの作成日及び作成時刻があ
る。次にくるのがその実ファイル内の先頭フレームのタ
イムコードであり、その次がその実ファイルに含まれる
フレームの個数である。
【0031】実ファイル・ヘッダ・テーブルのエントリ
内の次の3つの項目は、ディスク媒体上におけるその実
ファイルのフラグメンテーション(断片化)に関するも
のである。フラグメンテーションとは、ある1つのファ
イルのデータが、ディスク媒体上にある連続していない
2箇所以上の領域(ここでいう領域は、LBAで表され
る領域である)に亘って分割されている状態をいう。こ
れらの項目については後に図9を参照して説明する。
【0032】更に続いてテキスト形式の注記のためのス
ペースとして64バイトが割り当てられており、それに
続く2つの項目は、その実ファイルからの先頭部画像と
末尾部画像とを定めている。これら2つの画像は、編集
操作時にPCのディスプレイ画面上に表示され、それに
よって、その実ファイルが如何なる性質のものであるか
を示すと共に、その実ファイルを識別できるようにする
ものである。通常は、先頭部画像にはその実ファイル中
の文字通り先頭の画像を使用し、末尾部画像にはその実
ファイル中の文字通り最後の画像を用いればよい。ただ
し、オペレータが、その実ファイル中のその他の画像を
もって先頭部画像及び末尾部画像としたいのであれば、
そのように設定することも可能にしてある。
【0033】続く次の1バイトは、考えられる4本のオ
ーディオ・チャネルのうちのどれをその実ファイルに使
用するのかを示すために割り当てられているものであ
る。このレコード(エントリ)内の残りのスペースは使
用されていない。
【0034】この実ファイル・ヘッダ・テーブルに関し
ては、更にルート・マップの説明もせねばならないが
(後に図9を参照して説明する)、ここで特に次の点を
再度強調しておく。それは、実ファイル・ヘッダ・テー
ブルは、ファイル・ネームとの間に持続的な(少なくと
もその実ファイルが削除されるまでは持続的な)対応関
係を有する実データの、ディスク媒体上における位置を
定めるものだということである。
【0035】図8は、仮想ファイル・ヘッダ・テーブル
を模式的に示した図である。仮想ファイル・ヘッダ・テ
ーブルの1つのエントリ内の項目のうちの幾つかは、実
ファイル・ヘッダ・テーブルの1つのエントリ内の対応
する項目と完全に同一であり、それらについては重複を
避けるために説明を省略する。
【0036】仮想ファイル・ヘッダ・テーブルと実ファ
イル・ヘッダ・テーブルとの主たる相違は、仮想ファイ
ル・ヘッダ・テーブルが、ビデオ編集テーブル・インデ
ックスの中の1以上のエントリ及びオーディオ編集テー
ブル・インデックスの中の1以上のエントリによって、
その仮想ファイルに関連したデータを定めていることで
ある(なお、ダブルチェックのために、仮想ファイル・
ヘッダ・テーブルのエントリには、予想されるフレーム
の総数を示す項目を含めてあり、また、編集された出力
シーケンスのタイムコードをタイム・プリセット・ワー
ドによって特定の値に設定できるようにしてある)。
【0037】ビデオ編集テーブル・インデックス及びオ
ーディオ編集テーブル・インデックスについては後に詳
述することとし、ここでは、それらインデックスの概要
だけを簡単に述べておく。それらインデックスの各々
は、その編集テーブル内の幾つかのエントリが連結され
て構成された1つの連結リストであり、各エントリは夫
々、1個の実ファイルの1つの部分を表している。それ
らの連結は、オペレータが、PC100に記憶させたE
DLエントリをモニタするために、編集された出力シー
ケンスのプレビューを行うPCコマンドを発したときに
作成される。ビデオ編集テーブル(VET)の適正なエ
ントリに対応した仮想ファイルも、この時点で(即ち、
出力プレビュー・コマンドが発せられた時点で)作成さ
れる。
【0038】即ち、仮想ファイル・ヘッダ・テーブル内
の1つのエントリが、VET内の先頭のエントリを指し
示すと共に、そのVET内のエントリの総数を定めるこ
とによって、1以上の実ファイルにおける複数の部分が
連続したシーケンスを定める、特定の長さの連結リスト
が形成される。
【0039】仮想ファイルは、実ファイルの場合と同様
にオープンして再生することができる。即ち、ある仮想
ファイルを再生するには、ディスク媒体160からその
仮想ファイルに対応した複数のVETエントリのリスト
を読み出し、そして、それら部分をディスク媒体160
から正しい順序で再生できるように導出されたルート・
マップのそれらVETエントリに対応した部分を読み出
す。
【0040】図9は、ディスク媒体の「ルート・マッ
プ」を模式的に示した図である。ルート・マップ(R
M)は、インデックスによって互いにつなぎ合されて幾
つかの連結リストが形成される、ディスク媒体上に記録
されたレコードのテーブルである。それら連結リストの
各々が、そのディスク媒体の表面の複数の物理的位置の
パス即ち「ルート」を記述している。RM内の複数のレ
コードの各々は、ディスク媒体上の連続する複数のセク
タのブロックである「フラグメント」を記述しており、
またそれと共に、後続のフラグメントを連結順に記述し
ている別のルート・マップ・レコードのインデックスを
含んでいる。1つのルートの記述は、先ず、ディスク媒
体上の1つのフラグメントを記述することから始まり、
その次に、ルート・マップ内の一連のルート・マップ・
インデックスが続き、「ネクスト・レコード」インデッ
クス値が「0」に設定されたレコード(エントリ)で終
わる。即ち、「ネクスト・レコード」インデックス値が
「0」であることは、そのレコードがそのルートの終点
であることを表している(なお、これを可能にするため
に、ルート・マップ内の先頭のレコード(本来はインデ
ックス「0」で表される)は、使用しないようにしてい
る)。
【0041】各実ファイルは、ルート・マップ内に、デ
ィスク媒体上のどこにその実ファイルのデータが存在す
るのかを記述する1つのルートを有する。また、ルート
・マップには、各実ファイルに対応した1つのルートに
加えて、ディスク媒体上の空きスペースを記述した別の
ルート(空きスペース・ルート)が含まれている。この
「空きスペース・ルート」の始点は、ディスク・ヘッダ
領域内の「空きスペース始点」インデックスによって示
されており(図5)、このインデックスは、RM内のあ
る1つのエントリを指している。この「空きスペース・
ルート」は常に、ディスク媒体上のスペースの現在割り
当て状態を反映するように維持されている。
【0042】新たに1つのファイルを記録する際には、
データ書き込み作業を前述の「空きスペース・ルート」
に沿って行う。そのデータ書き込みが完了した時点で、
RM内のインデックスの書き直しを行って、その「空き
スペース・ルート」から新ファイルのために使用された
ルートを削除する。その結果、「空きスペース始点」イ
ンデックスは「空きスペース・ルート」に沿う更に向こ
うの位置を指し示すようになり、新ファイルのために使
用されたスペースはとばされる。また、その新ファイル
のために作成されたファイル・ヘッダは、その新ファイ
ルのデータを書き込んだ場所を記述したルートを指し示
すポインタを含んでいる。こうして、空きスペースであ
った幾つかのフラグメントにデータが書き込まれるが、
書き込みが行われたフラグメントのうち、最後のフラグ
メントは、通常、その一部分だけしか新ファイルによっ
て消費されていない。この場合には、部分的にしか消費
されていないそのフラグメントの残りの部分を記述した
新たなエントリをRM内に作成し、その作成したエント
リを「空きスペース・ルート」の先頭に連結させる。
【0043】一方、幾つかの実ファイルを削除したとき
には、削除した実ファイルがそれまで占めていた夫々の
ルートを「空きスペース・ルート」の末尾に連結させる
ことによって、それらルートを「空きスペース・ルー
ト」に再編入させる。ここで、それらルートを「空きス
ペース・ルート」に連結させる位置が「空きスペース・
ルート」の末尾であるという点は重要である。なぜなら
ば、そうすることで、ディスク媒体が満杯に近くなるま
でフラグメンテーションを発生させずに済むからであ
る。また、RM内の複数のルートの各々について、その
ルートを構成している複数のフラグメントのうちの、最
後のフラグメントを指し示すポインタを維持することに
よって、各連結最後の項目(エントリ)にアクセスする
際に、その連結を表す連結リストをわざわざサーチする
ことなく、それらの項目に迅速にアクセスできるように
している。
【0044】また、RM内のエントリ(レコード)の総
数のカウントを、ディスク・ヘッダ領域内に含まれてい
る変数「ディスク上のフラグメント数」で示し(図
5)、この値を更新維持するようにしている。このカウ
ントは、ディスク媒体のフラグメンテーションの程度を
表す指標にもなる。
【0045】図10は、ビデオ編集テーブル(VET)
を模式的に示した図である。VETは、1つまたは複数
のビデオ編集操作を表したテーブルであり、個々のビデ
オ編集操作を表すのに、その編集操作に必要と判断され
た部分(編集部分)を含んでいる実ファイルを特定する
のに必要な情報と、その編集部分の始点及び長さを特定
するのに必要な情報とで表すようにしている。このテー
ブルの各エントリ(VETエントリ)は、それらの情報
に加えて更に、仮想ファイル内でそのVETエントリの
後に続くネクストVETエントリを指し示すインデック
スをも含んでいる。
【0046】またこのVETにおいては、1つの編集部
分の始点を表すのに、その編集部分を含んでいる実ファ
イルの始点からのオフセットを用いるのではなく、その
編集部分の始点を含んでいるフラグメント(即ちルート
・マップ・エントリ)の始点からのオフセットを用いて
いる。従って、そのフラグメントの始点からのオフセッ
トと、フレーム個数で表したその編集部分の長さとが定
められている。このようにして編集部分を表すようにし
たため、実ファイル・ヘッダ・テーブルを参照した上で
ルート・マップをたどるという面倒な手順を取ることな
く、編集部分の始点を発見することができる。
【0047】図11は、オーディオ編集テーブル(AE
T)を模式的に示した図である。AETは、以上に説明
したVETと基本的に同一のテーブルであるが、AET
は、出力素材における左右の出力チャネルへのオーディ
オ・チャネルの割り当てを定めたバイトを含んでいる点
が異なっている。この割り当てバイト内に適切なビット
を設定することで、4本のオーディオチャネル(第1チ
ャネル〜第4チャネル)の各々を個別に、左出力チャネ
ル、右出力チャネル、或いは両出力チャネルに割り当て
ることができ、また、いずれの出力チャネルにも割り当
てないようにすることもできる。
【0048】図12は、「使用状態」マスクがどのよう
に用いられるかを説明した図である。ここで再び図4を
参照して説明すると、ヘッダ領域内の複数の部分のうち
マスクが割り当てられている部分は、2番目、5番目、
9番目、及び11番目の部分であり、それら部分に割り
当てられているマスクは、夫々、「実ファイル・マス
ク」、「仮想ファイル・マスク」、「VETマスク」、
及び「AETマスク」と名付けられている。
【0049】それらマスクの各々は、複数のデータ・ビ
ットから成る小さなサイズのデータ・アレイである。1
つのマスク内の各データビットは、そのマスクに対応し
たテーブル内の夫々のエントリが、現在使用されている
か否かを表す。例えば、実ファイル・マスクでは、その
中の各ビットが実ファイル・ネーム・テーブル内の1つ
1つのエントリに対応しており、また、VETマスクで
は、その中の各ビットがビデオ編集テーブル(VET)
内の1つ1つのエントリに対応しており、その他のマス
クも同様である。
【0050】既述のごとく、ネーム・テーブル、ヘッダ
・テーブル、及び編集テーブルはいずれも、その中のエ
ントリが、特に決められた順番に従うことなく使用され
たり、また(エントリ削除によって)空いたりする。そ
れらテーブルに対応した夫々の「使用状態」マスクは、
対応するテーブルに新たに1つのエントリを加える必要
が生じたとき(例えば、新たに1個の実ファイルを記録
しようとするとき)に、そのテーブル内のエントリのう
ちのどのエントリが空きエントリになっているのかを、
PCに迅速に知らせるために用いられている。
【0051】即ち、あるテーブルに新たに1つのエント
リを加える必要が生じたときには、使用状態マスク内の
「0」に設定されている最初のビット(この設定は「非
使用」を表す)を特定すれば、その使用状態マスクの始
点からのそのビットの位置が、その使用状態マスクに対
応したテーブル内の空きエントリを指し示すインデック
スとなる。そして、そのテーブルのエントリを使用する
ときに、使用状態マスク内のその対応するビットの論理
状態を「1」に設定する(この設定は「使用」を表
す)。
【0052】以上の技法によれば、様々なテーブルの中
を空きエントリを求めてサーチする時間を節約すること
ができ、また、その空きエントリをサーチする際にそれ
らテーブル(それらテーブルが非常に長大なものである
場合がある)からの読み出しを行うために何度もディス
クにアクセスせずに済む。
【0053】図13は、オーディオ・データ・パケット
を模式的に示した図であり、このパケットは、対応する
ビデオ信号の1フレームに関するオーディオ・データを
含んでいる。
【0054】このオーディオ・データ・パケットは、ヘ
ッダと、対応するビデオ・フレームのタイムコードと、
必要なオーディオ・サンプルとを含んでいる。(同じラ
イン方式の)オーディオ・データ・パケットは、全て同
じ長さ(一定長)であるため、オーディオ・データ領域
内における、ある1つのオーディオ・データ・パケット
から別の1つのオーディオ・データ・パケットまでのオ
フセットが、オーディオ・データ・パケット何個分に相
当するかが分かれば、それらオーディオ・データ・パケ
ットの一方に対する他方の相対位置を知ることができ
る。
【0055】図14は、図13と同様のビデオ・データ
・パケットを模式的に示した図である。このビデオ・デ
ータ・パケットも、ヘッダと、1個のビデオ・フレーム
のタイムコードと、その1ビデオ・フレームのビデオ・
データとを含んでいる。ここでも、1枚のディスク媒体
上に記録される、1つのビデオ・ライン方式に対応して
いるビデオ・データ・パケットは、全て同じ長さ(一定
長)である。
【0056】最後の図15は、実ファイルを表すのにル
ート・マップをどのように使用するか、また、仮想ファ
イルを表すのにビデオ編集テーブル(VET)をどのよ
うに使用するかを説明した模式図である。
【0057】図15は、ディスク媒体の表面を模式的に
示しており、このディスク媒体の表面には複数個の論理
ブロックが、図中の左上から右下への順序で並んで存在
している。図中に細長い長方形で示した4つのセクショ
ン300、310、320、及び330は、ディスク媒
体上のフラグメントを表したものであり、ここでいうフ
ラグメントとは、ディスク媒体上の1つの連続したデー
タ・セクションのことである(実ファイルのフラグメン
テーション(断片化)は、先に作成したファイルを削除
した後に、新たなファイルを作成した場合に発生しう
る)。
【0058】フラグメント320及び330は、その一
部分だけにハッチングを施してあるが、このことについ
ては後に詳述する。
【0059】フラグメント300、310、320、3
30は、その各々がルート・マップ内の夫々1つのエン
トリに対応している。ルート・マップ内の1つのエント
リは、ただ1つの実ファイルにしか関与することができ
ない。もし、ある1つの実ファイルを作成する際にある
フラグメントの一部だけが使用されたとしても、そのフ
ラグメントの残りの部分はより小さな別のフラグメント
として表されるようになる。
【0060】フラグメント300、310、320、3
30は、ルート・マップを構成しているリストが連結さ
れていることによって、互いに連係している。即ち、ル
ート・マップ内の各エントリが、ルート・マップ内のネ
クスト・レコード(ネクスト・エントリ)を指し示して
いる。従って、ルート・マップ内のエントリのうち、フ
ラグメント300に対応したエントリは、フラグメント
310に対応したエントリを指し示すポインタを含んで
おり、このフラグメント310に対応したエントリは、
フラグメント320に対応したエントリを指し示すポイ
ンタを含んでおり、以下同様である。フラグメント30
0〜330に対応した夫々のエントリは、ルート・マッ
プ内においてどんな順序であっても構わず、特に、連続
して並んでいる必要はない。
【0061】図15に示した4つのフラグメント300
〜330は、1個の実ファイルに対応したものであり、
実ファイル・ヘッダ・テーブルのエントリに含まれてい
る「ルート・マップ内の先頭エントリ」という名の項目
(図7参照)が、フラグメント300に対応したエント
リを指している。
【0062】従って、この実ファイルをオープンして再
生するとき、そのファイル・ヘッダが光磁気ディスク1
50からPC100へロードされる。PC100はその
ロードされたファイル・ヘッダから、RM内の先頭エン
トリ(図15の例ではフラグメント300を指してい
る)と、RM内のエントリ個数、即ちフラグメント個数
(図示例では4個である)と、RM内の最後のエントリ
(図15の例ではフラグメント340を指している)と
を読み取る。
【0063】この実ファイルを再生するには、先ず最初
にフラグメント300からオーディオ・データ・フレー
ム及びビデオ・データ・フレームを読み出して再生す
る。フラグメント300の末尾に達したならば、このフ
ラグメント300に対応したRMエントリ内のポインタ
に基づいて、RMを形成している連結リスト内のネクス
トRMエントリ(このネクストRMエントリはフラグメ
ント310に対応している)にアクセスする。そしてフ
ラグメント310のデータを続けて再生する。更に続け
てフラグメント320のデータを再生し、それに続けて
フラグメント330のデータを再生する。
【0064】ここで、この実ファイルに含まれているフ
ラグメントが以上の4個だけであるとするならば、フラ
グメント330の末尾まで再生した時点で、再生動作は
停止する。なぜならば、この時点で (a)それまでに再生
したフラグメントの個数が実ファイル・ヘッダ内に定め
られているフラグメント総数に等しくなり、また、 (b)
「最終フラグメント」ポインタがフラグメント330を
指し示しているからである。ただし、ルート・マップ内
でフラグメント330に対応したエントリはなお、ネク
スト・ルート・マップ・エントリを指し示しており、そ
れによって1つの連続した連結リストが形成されてい
る。
【0065】ビデオ編集テーブルの1つのエントリ(1
つのVETエントリ)は、この実ファイル内の一部分、
即ちハッチングを施した部分340を表している。この
場合、そのVETエントリには、フラグメント320に
対応したルート・マップ・エントリを指し示すインデッ
クスと、この部分340のフラグメント320の始点か
らのオフセットを表すオフセット値(フレーム数で表さ
れる)と、この部分340の全長を表す長さ値(これも
フレーム数で表される)とが含まれている。従って、こ
の項目(即ち部分340)をVETに基づいて再生する
際には、先ず、フラグメント320に対応したルート・
マップ・エントリにアクセスし、このフラグメント32
0の始点から数えて然るべき数の(この数は変数「オフ
セット」値に等しい)フレームのところから再生動作を
開始する。この再生動作は、ルート・マップに定められ
ているフラグメントの連結リストに従って後続のフラグ
メント330へ続き、所要の長さ(フレーム数で表され
る)の再生が完了した時点で停止する。
【0066】ある1つの仮想ファイルを再生するには、
ディスク媒体160からその仮想ファイルに対応した一
連のVETエントリを読み出す。それには先ず、その仮
想ファイルのヘッダ(仮想ファイル・ヘッダ)をロード
する。この仮想ファイル・ヘッダには、対応した一連の
VETエントリのうちの先頭VETエントリと、それら
VETエントリの総数とが定められている。VETは連
結リストであって、その中の各エントリがただ1つのネ
クスト・エントリを指し示しているため、1つの仮想フ
ァイルに対応した一連のVETエントリを適切に取り出
すことができる。そして、PC100が(上で説明した
ようにして)その仮想ファイルの各VETエントリに夫
々が対応した、一連のルート・マップ・エントリと一連
のオフセットとを取り出して、ビデオ記録コントローラ
140へダウンロードすることにより、ディスク媒体1
60からの再生動作が開始する。
【0067】更にオーディオ・データについても、AE
Tに基づいて以上と同様の処理を行う。従って、ビデオ
記録コントローラ140に関する限り、再生するファイ
ルが実ファイルと仮想ファイルとのいずれであるかにか
かわらず、単に、ディスク媒体160上の再生すべきL
B(論理ブロック)を順序に従って記したリストを受け
取り、それに従って再生を行うだけである。
【0068】
【発明の効果】以上のように、編集された出力シーケン
スを表すのに、ディスク上の複数の実データ領域を連結
させて指し示す仮想ファイルの形で表すようにしたた
め、再生を順方向にも逆方向にも行え、また様々な再生
速度で行うことができる。というのは、1つの編集され
たの出力シーケンスの全体を単一のファイル、即ち、複
数の記録領域を連結させた単一のシーケンスで表すよう
にしたからである。従って、編集された出力シーケンス
を見るために幾つもの実ファイルを特定の順序で次々と
オープンしたりクローズしたりせずに済むのである。
【0069】また、仮想ファイル及びVETエントリ
は、ディスク媒体160上に記録されるため、編集作業
が完了した時点でディスク媒体160上に保持されてい
る。従って、編集作業が完了した後にそのディスク媒体
160を使用する際には、編集コントローラで仮想ファ
イルをオープンして再生することができる。
【0070】また、ルート・マップを用いることによっ
て、以上に説明したものとは異なったタイプの「ダミ
ー」ファイルである「ALL」というファイル・ネーム
を持つファイルを作成することができる。このファイル
をオープンして再生するときには、PC100は、ビデ
オ記録コントローラ140に対して単に、ディスク媒体
160上に記録されている全てのビデオ・データをルー
ト・マップによって指定されている順序で再生するよう
に命令する。これを利用することで、オペレータはディ
スク媒体160の全ての内容を極めて容易に見ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディジタル・ビデオ編集システムのブロック図
である。
【図2】ビデオ記録コントローラのブロック図である。
【図3】夫々525ライン方式のビデオと625ライン
方式のビデオとに対応した、ディスク媒体上のデータ構
成を模式的に示した図である。
【図4】ディスク・ヘッダ領域の内容を模式的に示した
表図である。
【図5】ディスク・ヘッダ・ファイルの内容を模式的に
示した表図である。
【図6】ファイル・ネーム・テーブルを模式的に示した
図である。
【図7】実ファイル・ヘッダ・テーブルを模式的に示し
た図である。
【図8】仮想ファイル・ヘッダ・テーブルを模式的に示
した図である。
【図9】ディスク媒体のルート・マップを模式的に示し
た図である。
【図10】ビデオ編集テーブルを模式的に示した図であ
る。
【図11】オーディオ編集テーブルを模式的に示した図
である。
【図12】A及びBは使用状態マスクの機能を説明した
模式図である。
【図13】オーディオ・データ・パケットを模式的に示
した図である。
【図14】ビデオ・データ・パケットを模式的に示した
図である。
【図15】実ファイルを及び仮想ファイルを表すのにル
ート・マップ及びビデオ編集テーブルをどのように用い
るかを示した模式図である。
【符号の説明】
100 パーソナル・コンピュータ(PC) 140 ビデオ記録コントローラ 150 光磁気ディスク 160 ディスク記録媒体 300、310、320、330 フラグメント

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体上に記録されたビデオ・マテリ
    アルないしオーディオ・マテリアル等のソース・マテリ
    アルに編集操作を加えることにより、そのソース・マテ
    リアルから選出した複数のソース・マテリアル・クリッ
    プより成る編集されたマテリアル・シーケンスを生成す
    る編集装置において、 編集操作を加えるソース・マテリアルを表したデータを
    包含している前記記録媒体上の複数のソース・ファイル
    を定める手段を備え、 各々の編集されたマテリアル・シーケンスに対応して1
    つずつ設けられる前記記録媒体上の出力ファイルを定め
    る手段を備え、各出力ファイルはアドレス情報を包含し
    ており、このアドレス情報は、その出力ファイルに対応
    した編集されたマテリアル・シーケンスを構成する1つ
    ないし複数のソース・マテリアル・クリップを表してい
    る前記複数のソース・ファイル内のデータの、前記記録
    媒体上における記録位置のシーケンスを定める情報であ
    る、ことを特徴とする編集装置。
  2. 【請求項2】 前記記録媒体はディスク記録媒体である
    ことを特徴とする請求項1記載の編集装置。
  3. 【請求項3】 前記記録媒体上に編集テーブルを記録し
    てあり、該編集テーブル内の各エントリが、前記複数の
    ソース・ファイルのうちの1つによって表されているソ
    ース・マテリアルから選出された1つの連続したソース
    ・マテリアル・クリップを表したデータの、当該ソース
    ・ファイル内における記録位置を定めており、 各出力ファイルはファイル・ヘッダを包含しており、こ
    のファイル・ヘッダは、前記編集テーブル内の複数のエ
    ントリを順序付けて示した1つのリストを定めている、
    ことを特徴とする請求項1または2記載の編集装置。
  4. 【請求項4】 前記記録媒体上にルーティング・テーブ
    ルを記録してあり、該ルーティング・テーブルが包含し
    ている複数のエントリが、前記複数のソース・ファイル
    を記録してある前記記録媒体上の夫々の記録位置を示し
    た1つの連結リストを定めていることを特徴とする請求
    項3記載の編集装置。
  5. 【請求項5】 前記複数のソース・ファイルの各々がソ
    ース・ファイル・ヘッダを包含しており、そのソース・
    ファイル・ヘッダが、前記ルーティング・テーブル内の
    1個のエントリまたは互いに連結された一連のエントリ
    から成るエントリ・グループを定めており、そのエント
    リ・グループが、そのソース・ファイルから選出された
    データ部分が夫々に記録されている前記記録媒体上の夫
    々の記録位置を定めていることを特徴とする請求項4記
    載の編集装置。
  6. 【請求項6】 前記編集テーブルの各エントリが、前記
    ルーティング・テーブル内の1個のエントリまたは互い
    に連結された一連のエントリから成るエントリ・グルー
    プを定めており、そのエントリ・グループが、ある1つ
    のソース・ファイルから選出されたデータ部分が夫々に
    記録されている前記記録媒体上の夫々の記録位置を定め
    ていることを特徴とする請求項4または5記載の編集装
    置。
  7. 【請求項7】 ビデオ・マテリアルないしオーディオ・
    マテリアル等のソース・マテリアルが記録され、その記
    録されたソース・マテリアルに編集操作が加えられるこ
    とで、そのソース・マテリアルから選出されたソース・
    マテリアル・クリップより成る編集されたマテリアル・
    シーケンスが生成されるようにしたデータ記録媒体にお
    いて、 編集操作を加えるソース・マテリアルを表したデータを
    包含している複数のソース・ファイルが記録されてお
    り、 各々の編集されたマテリアル・シーケンスに対して1つ
    ずつ設けられた出力ファイルが記録されており、各出力
    ファイルはアドレス情報を包含しており、このアドレス
    情報は、その出力ファイルに対応した編集されたマテリ
    アル・シーケンスを構成する1つないし複数のソース・
    マテリアル・クリップを表している前記複数のソース・
    ファイル内のデータの、前記記録媒体上における記録位
    置のシーケンスを定めた情報である、ことを特徴とする
    データ記録媒体。
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