JPH1063606A - Dma転送制御方法 - Google Patents

Dma転送制御方法

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JPH1063606A
JPH1063606A JP21854296A JP21854296A JPH1063606A JP H1063606 A JPH1063606 A JP H1063606A JP 21854296 A JP21854296 A JP 21854296A JP 21854296 A JP21854296 A JP 21854296A JP H1063606 A JPH1063606 A JP H1063606A
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dma
control
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JP21854296A
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English (en)
Inventor
Hitoya Nakamura
人也 中村
Koji Niitaka
宏治 新▲高▼
Etsuji Kuraya
悦治 倉矢
Tokuo Tashiro
徳男 田代
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 DMA転送機能を有する電子装置における演
算処理回路の処理能力を向上する。 【解決手段】 初期設定時にマイクロプロセサ(μP)
44から時間設定データが定期周期起動回路46に与え
られ、定期周期起動回路46から起動指示S46がDM
AC転送起動制御回路47に出力される。DMAC転送
起動制御回路47には、初期設定時にμP44から転送
制御情報が与えられている。DMAC転送起動制御回路
47は、定期周期起動回路46から起動信号S46が与
えられた時、DMAC45を起動する。DMAC45
は、起動信号S46に基づいてRAM32内の制御情報
有無用情報の定期読み取り起動処理を実行する。その結
果、上位装置30から電子装置40に転送される制御情
報データがある場合、μP44は制御情報読み取り処理
を起動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電子交換機
等のようなDMA(ダイレクト・メモリ・アクセス)機
能を有して情報の送受信を行うDMA制御構成に用いら
れるDMA転送制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は、DMA機能を有した従来のDM
A制御構成の一例を示すブロック図である。このDMA
制御構成は、上位装置10を有している。上位装置10
は、該上位装置10によって制御される電子装置20に
バスBを介して接続されている。上位装置10は、プロ
グラムが格納されるリード・オンリ・メモリ(以下、R
OMという)11、電子装置20との間で送受信される
制御情報データを格納するランダム・アクセス・メモリ
(以下、RAMという)12、バスBに接続するための
バスインタフェース13及びROM11内のプログラム
を実行する演算処理回路(以下、MPUという)14を
備えている。電子装置20は、プログラムが格納される
ROM21、上位装置10との間で送受信される制御情
報データを格納するRAM22、バスBに接続するため
のバスインタフェース23、ROM21内のプログラム
を実行する演算処理回路(以下、μPという)24及び
RAM12内の制御情報データをRAM22に転送する
ためのDMAコントローラ(以下、DMACという)2
5を備えている。
【0003】図3は、図2中のRAM12とRAM22
間におけるデータ処理を説明する図である。この図で
は、RAM12,22内の各データ領域及び該各データ
領域間のデータの引き継ぎ方法が示されている。即ち、
RAM12には、制御情報有無用情報領域aと制御情報
領域bとが割り当てられている。この制御情報有無用情
報領域aは、上位装置10から電子装置20に送る制御
情報データが制御情報領域bにあるか否かを該電子装置
20に認識させるための判別情報を格納する領域であ
る。この判別情報は、ヘッダポインタ(以下、HPとい
う) とテールポインタ(以下、TPという) とで構成され
ている。HPは、上位装置10が電子装置20へ送るべき
制御情報データが格納されている制御情報領域b中の最
終番号を示す情報である。TPは、電子装置20が上位装
置10から制御情報データを受信完了したことを該上位
装置10に通知する情報である。又、制御情報領域b
は、電子装置20に送る制御情報データを格納する一定
サイズの複数の領域#0〜#Nで構成されている。又、
RAM22には、制御情報有無用情報領域cと制御情報
領域dとが割り当てられている。制御情報有無用情報領
域cは、上位装置10から転送されたHPを格納する領域
と、前記TPを格納する領域とで構成されている。制御情
報領域dは、上位装置10から転送された制御情報デー
タを格納する領域である。以下、この図3を用いて上位
装置/電子装置内RAMにおける情報データの引き継ぎ
方法を説明する。
【0004】初期状態 上位装置10は、RAM12中のHP,TPをMPU14に
よって“0”にクリアする。同様に、電子装置20は、
RAM22内のHP,TPをμP24によって“0”にクリ
アする。制御情報有無用情報定期読み取り 電子装置20は、上位装置10との間で制御情報データ
の転送を開始するために、DMAC25を用いてRAM
12内のHPに対して予め設定された定期間隔でDMAリ
ード起動を行う。そして、DMAリード結果のHP値とR
AM22内のTP値に差分がない場合、μP24は上位装
置10から通知される制御情報がないと判断する。情報データ書き込み 上位装置10から電子装置20に通知する制御情報があ
る時、MPU14はRAM12内の制御情報領域bに制
御情報データを書き込む。登録 MPU14は、制御情報領域bに制御情報データの書き
込みを行った後、書き込んだ制御情報データのHP値(図
3ではM)を制御情報有無用情報領域aに書き込む。
【0005】制御情報有り&制御情報読み取り 電子装置20は、DMAC25を用いてRAM12に対
して定期的にHP値のリード起動を行い、その結果、RA
M22内のTP値との間に差分がある場合、制御情報領域
b内の制御情報データから該差分だけ読み取ってDMA
転送し、RAM22内に書き込む。制御情報読み取り完了 制御情報データの読み取りを完了した後、RAM22内
のTP値を読み取った該制御情報データが格納されている
領域の最終番号(図3ではM)に更新する。電子装置側制御情報受信完了 RAM12内のTPを格納する領域に最終番号(M)をD
MA転送することにより、電子装置20が制御情報デー
タを受信完了したことが上位装置10に通知される。
【0006】図4は、図2のDMA制御構成におけるD
MA転送制御方法を説明するためのフローチャートであ
る。この図4では、電子装置20内のμP24の制御情
報読み取りまでの処理フローが示されている。μP24
は、制御情報読み取り終了まで以下の処理シーケンスを
実行する。ステップS1において、μP24は、予め設
定された定期間隔で制御情報有無用情報の定期読み取り
起動処理を実行し、ステップS2へ進む。ステップS2
において、μP24は、定期読み取り起動処理として、
制御情報有無用情報を読み取るためのRAM12内のHP
のアドレス、RAM22内のHPアドレス、RAM12か
らRAM22へのリード指示、及び転送サイズ等、DM
AC25を起動するための各種DMAC設定処理を実行
し、ステップS3へ進む。ステップS3において、μP
24は、DMAC25に対する起動処理を実行し、ステ
ップS4へ進む。ステップS4において、DMA転送終
了割り込みがDMAC25からμP24に入力される。
そして、μP24は、割り込み要因がDMA転送終了割
り込みであるか否かを判別するため、割り込み要因の読
み出しを実行し、ステップS5へ進む。ステップS5に
おいて、μP24は、割り込み要因がDMA転送終了割
り込みであることを確認する。尚、DMA転送終了割り
込み以外の割り込みであった場合、その割り込みに対応
した別処理を行う。ステップS6において、μP24
は、RAM22にDMA転送された制御情報有無用情報
のHP値の読み取りを実行し、ステップS7へ進む。ステ
ップS7において、μP24は、読み取ったHP値とRA
M22に格納されているTP値とを比較し、差分があれば
上位装置10から電子装置20に転送される制御情報デ
ータがあると判断し、制御情報読み取り処理を起動して
ステップS8へ進む。尚、この差分がなければ、再びス
テップS1に戻る。
【0007】制御情報読み取り処理 ステップS8において、μP24は、RAM12内にあ
る制御情報をRAM22内へDMA転送するためのRA
M12に対するアクセスアドレス、電子装置20内にD
MAリード格納するためのRAM22に対するアクセス
アドレス、転送サイズ等、制御情報データの読み取りの
ためのDMAC25に対する設定処理を実行する。ステ
ップS9において、μP24は、DMAC25の起動処
理を実行し、ステップS10へ進む。ステップS10に
おいて、DMA転送終了割り込みがμP24に入力され
る。そして、μP24は、割り込み要因がDMA転送終
了割り込みであるか否かを判別するために割り込み要因
の読み出しを実行し、ステップS11へ進む。ステップ
S11において、μP24は、割り込み要因がDMA転
送終了割り込みであることを確認する。尚、DMA転送
終了割り込み以外の割り込みであった場合、その割り込
みに対応した別処理を行う。ステップS12において、
μP24は、RAM22内にDMA転送された制御情報
データを読み取る。その後、μP24は、RAM22内
のHP値を該RAM22内のTP領域に書き込む。更に、μ
P24がRAM22内のTP値をRAM12内のTP領域へ
DMA転送して書き込むことにより、上位装置10は電
子装置20が情報データを読み取ったことを認識する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図2の
DMA制御構成に用いられる図4のDMA転送制御方法
では、次のような課題があった。即ち、図4のDMA転
送制御方法において、μP24は、上位装置10から電
子装置20へ通知する制御情報データの有無にかかわら
ず、RAM12中のHPに対して予め設定された時間間隔
でDMA転送処理を実行している。そのため、上位装置
10から電子装置20へ通知する制御情報データがない
場合、μP24は無効なDMA転送処理を行うことにな
り、このμP24の本来の処理機能を活用できないとい
う問題があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、前記課題
を解決するために、第1の記憶手段と、第2の記憶手段
と、前記第1の記憶手段と前記第2の記憶手段との間の
データ転送を制御するDMAコントローラと、前記デー
タ転送時の前記第1の記憶手段に対するアクセスアドレ
スと前記第2の記憶手段に対するアクセスアドレスとそ
れらに対するリード/ライト指示と転送情報量とを生成
し、かつ前記DMAコントローラを一定時間間隔で起動
する演算処理回路とを備えた電子装置に用いられるDM
A転送制御方法において、次のような手段を講じてい
る。即ち、前記一定時間間隔の起動信号を生成する定期
周期起動制御手段と、前記演算処理回路により生成され
た前記第1の記憶手段に対するアクセスアドレスと前記
第2の記憶手段に対するアクセスアドレスと前記リード
/ライト指示と前記転送情報量とを含む転送制御情報を
保持するDMAコントローラ転送起動制御手段とを設け
ておき、前記起動信号のタイミングで前記転送制御情報
を前記DMAコントローラに与え、該DMAコントロー
ラを起動して前記データ転送を制御するようにしてい
る。
【0010】第2の発明では、上位装置と、電子装置
と、前記上位装置内に設けられた第1の記憶手段に保持
された前記電子装置を制御するための制御情報データ及
び該制御情報データの有無を判別するための判別情報を
該電子装置内に設けられた第2の記憶手段にDMA転送
するDMAコントローラと、前記DMA転送時の前記第
1の記憶手段に対するアクセスアドレスと前記第2の記
憶手段に対するアクセスアドレスとそれらに対するリー
ド/ライト指示と転送情報量とを生成し、かつ前記DM
Aコントローラを一定時間間隔で起動する演算処理回路
とを備えたDMA制御システムに用いられるDMA転送
制御方法において、次のような手段を講じている。即
ち、前記一定時間間隔の起動信号を生成する定期周期起
動制御手段と、前記演算処理回路により生成された前記
第1の記憶手段に対するアクセスアドレスと前記第2の
記憶手段に対するアクセスアドレスと前記リード/ライ
ト指示と前記転送情報量とを含む転送制御情報を保持す
るDMAコントローラ転送起動制御手段とを設けてお
き、前記起動信号のタイミングで前記転送制御情報を前
記DMAコントローラに与え、該DMAコントローラを
起動して前記DMA転送を制御するようにしている。
【0011】第1及び第2の発明によれば、以上のよう
にDMA転送制御方法を構成したので、初期設定時にお
いて、定期周期起動制御手段は一定時間間隔の起動信号
を生成するように設定され、かつDMAコントローラ転
送起動制御手段に転送制御情報が設定される。そして、
前記転送制御情報は、前記起動信号のタイミングでDM
ACに与えられる。そのため、DMACは、前記転送制
御情報に基づいて第1の記憶手段に保持された判別情報
を演算処理回路の制御を受けずに第2の記憶手段に転送
し、該判別情報が該第1の記憶手段に制御情報データが
有ることを示した場合、前記転送制御情報に基づいて第
1の記憶手段から第2の記憶手段へ制御情報データを演
算処理回路の制御によりDMA転送する。従って、前記
課題を解決できるのである。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態のDM
A転送制御方法を実施するためのDMA制御構成の一例
を示すブロック図である。このDMA制御構成は、上位
装置30を有している。上位装置30は、該上位装置3
0によって制御される電子装置40にバスBを介して接
続されている。上位装置30は、プログラムが格納され
るROM31と、電子装置40との間で送受信される制
御情報データを格納する第1の記憶手段であるRAM3
2と、バスBに接続するためのバスインタフェース33
及びROM31内のプログラムを実行するMPU34と
を備えている。尚、RAM32には、図2中のRAM1
2と同様に、図3中に示すような制御情報有無用情報領
域aと制御情報領域bとが割り当てられている。
【0013】電子装置40は、プログラムが格納される
ROM41と、上位装置30との間で送受信される制御
情報データを格納する第2の記憶手段であるRAM42
と、バスBに接続するためのバスインタフェース43
と、ROM41内のプログラムを実行する演算処理回路
であるμP44及びRAM32内の制御情報データをR
AM42に転送するためのDMAC45とを備えてい
る。このμP44は、DMAC45のデータ転送時のR
AM32に対するアクセスアドレスと、RAM42に対
するアクセスアドレスと、それらに対するリード/ライ
ト指示と、情報転送量(転送サイズ)とを有した転送制
御情報と、該DMAC45を一定時間間隔で起動させる
時間情報とを生成する機能を有している。尚、RAM4
2には、図2中のRAM22と同様に、図3中に示すよ
うな制御情報有無用情報領域cと制御情報領域dとが割
り当てられている。更に、この電子装置40には、定期
周期起動制御手段である定期周期起動回路46及びDM
Aコントローラ転送起動制御手段であるDMAC転送起
動制御回路47が設けられている。定期周期起動回路4
6は、μP44の指令により一定時間間隔の起動信号S
46を生成する回路である。DMAC転送起動制御回路
47は、μP44により生成された前記転送制御情報を
保持し、起動信号S46のタイミングで該転送制御情報
をDMAC45に送出する回路である。
【0014】図5は、図1中の定期周期起動回路46の
一例を示す構成図である。この定期周期起動回路46
は、クロックckを入力してカウントするカウンタ46
aを有している。カウンタ46aの出力端子は、コンパ
レータ46bの入力端子Aに接続されている。又、この
定期周期起動回路46は、μP44から与えられたライ
ト信号w及びアドレスadを入力してデコードするデコ
ーダ46cを備えている。デコーダ46cの出力端子
は、レジスタ46dのクロック入力端子CKに接続され
ている。レジスタ46dのデータ入力端子には、μP4
4から時間設定データd1が入力されるようになってい
る。レジスタ46dの出力端子は、コンパレータ46b
の入力端子Bに接続されている。コンパレータ46bの
出力端子は、フリップフロップ(以下、FFという)4
6eのデータ入力端子に接続されている。FF46eの
クロック入力端子CKには、クロックckが入力される
ようになっている。FF46eの出力端子からは、起動
信号S46が出力されるようになっている。この定期周
期起動回路46では、初期設定時にμP44から時間設
定データd1がレジスタ46dに与えられる。一方、ク
ロックckがカウンタ46aに入力され、このカウント
値と時間設定データd1とがコンパレータ46bで比較
される。この比較結果が一致した時、クロックckに同
期してFF46eから起動指示S46が出力される。
【0015】図6は、図1中のDMAC転送起動制御回
路47の一例を示す構成図である。このDMAC転送起
動制御回路47は、起動信号S46及びクロックckを
入力してDMACライト制御信号S47aを第1の出力
端子から出力するDMAC起動タイミング作成回路47
aを有している。又、DMAC起動タイミング作成回路
47aの第2の出力端子はセレクタ47bの選択信号入
力端子sに接続されている。又、このDMAC転送起動
制御回路47は、μP44から供給されたライト信号w
及びアドレスadを入力してデコードするデコーダ47
cを備えている。デコーダ47cの各出力端子は、送信
先アドレスレジスタ47d、送信元アドレスレジスタ4
7e、転送サイズレジスタ47f及びリード/ライト
(R/W)レジスタ47gにそれぞれ接続されている。
又、レジスタ47d,47e,47f,47gの各デー
タ入力端子には、μP44により生成された前記転送制
御情報d2が入力されるようになっている。レジスタ4
7d,47e,47f,47gの各出力端子は、セレク
タ47bの各入力端子a,b,c,dにそれぞれ接続さ
れている。セレクタ47bの出力端子からはDMACラ
イト制御データS47bが出力されるようになってい
る。
【0016】このDMAC転送起動制御回路47では、
初期設定時にμP44から転送制御情報d2が与えら
れ、該転送制御情報d2の各情報がレジスタ47d,4
7e,47f,47gにそれぞれ保持される。レジスタ
47d,47e,47f,47gに保持されている各情
報は、定期周期起動回路46から起動信号S46が与え
られた時、DMAC起動タイミング作成回路47aの指
令によりセレクタ47bで選択されてDMACライト制
御データS47bとして出力される。同時に、DMAC
起動タイミング作成回路47aからDMACライト制御
信号S47aが出力される。
【0017】図7は、図1のDMA制御構成におけるD
MA転送制御方法を説明するためのフローチャートであ
る。この図を参照しつつ、図1のDMA転送制御方法を
説明する。ステップS10において、定期周期起動回路
46は、初期設定時にμP44から時間設定データd1
が与えられ、一定の時間間隔で起動信号S46をDMA
C転送起動制御回路47に出力する。DMAC転送起動
制御回路47は、初期設定時にμP44から転送制御情
報d2が与えられ、更に定期周期回路46から起動信号
S46が与えられた時、DMAC45に対してDMAC
ライト制御信号S47a及びDMACライト制御データ
S47bを出力することにより、該DMAC45を起動
する。ステップS11において、DMAC45は、起動
信号S46に基づいてRAM32内のHPに対して制御情
報有無用情報の定期読み取り起動処理を実行し、ステッ
プS12へ進む。ステップS12において、μP44
は、RAM42にDMA転送された制御情報有無用情報
のHP値の読み取りを実行し、ステップS13へ進む。ス
テップS13において、μP44は、RAM42に格納
されているTP値とHP値とを比較し、差分があれば上位装
置30から電子装置40に転送される制御情報データが
あると判断し、制御情報読み取り処理を起動する。尚、
この差分がなければ、再びステップS11に戻る。
【0018】ステップS14において、μP44は、R
AM32内にある制御情報データを読み取るための転送
制御情報d2をDMAC転送起動制御回路47に設定
し、ステップS15へ進む。ステップS15において、
μP44は、DMAC45を起動してDMA転送を実行
し、ステップS16へ進む。ステップS16において、
DMA転送終了割り込みがμP44に入力される。そし
て、μP44は、割り込み要因がDMA転送終了割り込
みであるか否かを判別するために割り込み要因読み出し
を実行し、ステップS17へ進む。ステップS17にお
いて、μP44は、DMAC転送終了割り込みであるこ
とを確認する。尚、DMA転送終了割り込み以外の割り
込みであった場合、その割り込みに対応した別処理を行
う。ステップS18において、μP44は、RAM42
内にDMA転送された制御情報データを読み取る。その
後、μP44は、RAM42内のHP値を該RAM42内
のTP値領域に書き込む。更に、μP44がRAM42内
のTP値をRAM32内のTP値領域へDMA転送して書き
込むことにより、上位装置30は電子装置40が情報デ
ータを読み取ったことを認識する。
【0019】以上のように、本実施形態では、電子装置
40内に定期周期起動回路46及びDMAC転送起動制
御回路47とを設け、初期設定時に定期周期起動回路4
6に起動信号S46を生成するための時間設定データd
1を設定し、かつ該起動信号S46のタイミングで定期
的にDMAC45を転送起動制御するための転送制御情
報d2をDMAC転送起動制御回路47に設定するよう
にしている。そのため、従来では、μPにより定期間隔
でDMAC起動制御処理を実行していたのに対し、本実
施形態ではμP44による制御を受けずに定期間隔でD
MA転送制御が行われ、μP44の負担が従来よりも軽
減される。そして、μP44が本来の電子装置固有の処
理に活用され、処理能力が向上する。
【0020】尚、本発明は上記実施形態に限定されず、
種々の変形が可能である。その変形例としては、例えば
次のようなものがある。 (a) 実施形態では、第1の記憶手段であるRAM3
2が上位装置30内に設けられている例を説明したが、
本発明は、このRAM32を電子装置40内に設け、R
AM32とRAM42との間でデータ転送する場合にも
適用できる。 (b) 実施形態では、定期周期起動回路46は複数の
集積回路で構成されているが、例えばインテル社製の8
253等のようなタイマ機能を有する大規模集積回路で
構成してもよい。 (c) 実施形態では、DMAC転送起動制御回路47
は、送信先アドレスレジスタ47d、送信元アドレスレ
ジスタ47e、転送サイズレジスタ47f、及びR/W
レジスタ47gを内蔵しているが、これらの各レジスタ
を省き、該各レジスタが保持する各データをRAM42
に保持させ、DMAC45が読み出すようにしてもよ
い。
【0021】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1及び第
2の発明によれば、電子装置内に定期周期起動制御手段
及びDMAコントローラ転送起動制御手段とを設け、初
期時に定期周期起動制御手段に起動信号を生成するため
の時間設定データを設定し、かつ該起動信号のタイミン
グで定期的にDMACを転送起動制御するための転送制
御情報をDMAコントローラ転送起動制御手段に設定す
るようにしている。そのため、従来では、演算処理回路
により定期間隔でDMAC起動制御処理を実行していた
のに対し、本発明では演算処理回路の制御を受けずに定
期間隔でDMA転送制御が行われ、演算処理回路の負担
が従来よりも軽減される。そして、演算処理回路が本来
の電子装置固有の処理に活用され、処理能力を向上でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のDMA制御構成の構成図で
ある。
【図2】従来のDMA制御構成の構成図である。
【図3】図2中のRAM12とRAM22間のデータ処
理を説明する図である。
【図4】図2のフローチャートである。
【図5】図1中の定期周期起動回路46の構成図であ
る。
【図6】図1中のDMAC転送起動制御回路47の構成
図である。
【図7】図1のフローチャートである。
【符号の説明】
10,30 上位装置 12,32 RAM(第1の記憶手段) 20,40 電子装置 22,42 RAM(第2の記憶手段) 24,44 μP(演算処理回路) 25,45 DMAコントローラ 46 定期周期起動回路(定期周期
起動制御手段) 47 DMAC転送起動制御回路
(DMAコントローラ転送起動制御手段) d1 時間設定データ d2 転送制御情報 S46 起動信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 倉矢 悦治 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 田代 徳男 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の記憶手段と、第2の記憶手段と、
    前記第1の記憶手段と前記第2の記憶手段との間のデー
    タ転送を制御するDMAコントローラと、前記データ転
    送時の前記第1の記憶手段に対するアクセスアドレスと
    前記第2の記憶手段に対するアクセスアドレスとそれら
    に対するリード/ライト指示と転送情報量とを生成しか
    つ前記DMAコントローラを一定時間間隔で起動する演
    算処理回路とを、備えた電子装置に用いられるDMA転
    送制御方法において、 前記一定時間間隔の起動信号を生成する定期周期起動制
    御手段と、前記演算処理回路により生成された前記第1
    の記憶手段に対するアクセスアドレスと前記第2の記憶
    手段に対するアクセスアドレスと前記リード/ライト指
    示と前記転送情報量とを含む転送制御情報を保持するD
    MAコントローラ転送起動制御手段とを設けておき、 前記起動信号のタイミングで前記転送制御情報を前記D
    MAコントローラに与え、該DMAコントローラを起動
    して前記データ転送を制御することを特徴とするDMA
    転送制御方法。
  2. 【請求項2】 上位装置と、電子装置と、前記上位装置
    内に設けられた第1の記憶手段に保持された前記電子装
    置を制御するための制御情報データ及び該制御情報デー
    タの有無を判別するための判別情報を該電子装置内に設
    けられた第2の記憶手段にDMA転送するDMAコント
    ローラと、前記DMA転送時の前記第1の記憶手段に対
    するアクセスアドレスと前記第2の記憶手段に対するア
    クセスアドレスとそれらに対するリード/ライト指示と
    転送情報量とを生成しかつ前記DMAコントローラを一
    定時間間隔で起動する演算処理回路とを、備えたDMA
    制御システムに用いられるDMA転送制御方法におい
    て、 前記一定時間間隔の起動信号を生成する定期周期起動制
    御手段と、前記演算処理回路により生成された前記第1
    の記憶手段に対するアクセスアドレスと前記第2の記憶
    手段に対するアクセスアドレスと前記リード/ライト指
    示と前記転送情報量とを含む転送制御情報を保持するD
    MAコントローラ転送起動制御手段とを設けておき、 前記起動信号のタイミングで前記転送制御情報を前記D
    MAコントローラに与え、該DMAコントローラを起動
    して前記DMA転送を制御することを特徴とするDMA
    転送制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2008126657A1 (ja) * 2007-04-11 2008-10-23 Renesas Technology Corp. Dmaコントローラ
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