JPH1062326A - 曲げ試験における載荷方法 - Google Patents

曲げ試験における載荷方法

Info

Publication number
JPH1062326A
JPH1062326A JP21382196A JP21382196A JPH1062326A JP H1062326 A JPH1062326 A JP H1062326A JP 21382196 A JP21382196 A JP 21382196A JP 21382196 A JP21382196 A JP 21382196A JP H1062326 A JPH1062326 A JP H1062326A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sample
sheet
bending test
loading method
distributed load
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21382196A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Kimura
吉宏 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP21382196A priority Critical patent/JPH1062326A/ja
Publication of JPH1062326A publication Critical patent/JPH1062326A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な操作で均一な等分布荷重を載荷しうる
曲げ試験における載荷方法を提供すること。 【解決手段】 下面の両端を固定または自由支持した試
料上にシール材を介してシート状物を載置し、前記試料
と前記シート状物との間隙を減圧し、前記試料と前記シ
ート状物とを密着させることにより、試料に等分布荷重
を載荷することを特徴とする曲げ試験における載荷方
法、ならびに下面の両端を固定または自由支持した試料
上にシール材を介してシート状物を載置し、前記試料上
に水圧を加え、前記試料と前記シート状物とを密着させ
ることにより、試料に等分布荷重を載荷することを特徴
とする曲げ試験における載荷方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、曲げ試験における
載荷方法に関する。さらに詳しくは、均一な等分布荷重
を載荷しうる曲げ試験における載荷方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、構造部分の曲げ試験において、曲
げ荷重の載荷を等分布荷重とする必要があるばあい、一
般に砂袋を搭載する方法が採用されている。
【0003】しかしながら、前記砂袋を搭載する方法に
おいては、均一な等分布荷重の載荷を行なうことが困難
であるのみならず、砂袋の載荷が煩雑であり、また時に
は危険を伴うことがあるという欠点がある。
【0004】そこで、均一な等分布荷重の載荷を行なう
方法として、被試験体である構造部材に第1の滑車群を
等間隔で吊し、その下方に平行に横設した滑車梁に第2
の滑車群を固定し、第1の滑車群と第2の滑車群との間
にワイヤーをかけわたし、前記滑車梁に荷重をかける載
荷方法が提案されている(特公昭51−25754号公
報)。
【0005】しかしながら、前記滑車梁に荷重をかける
載荷方法には、均一な等分布荷重の載荷を行なうことが
困難であるのみならず、数多くの滑車を必要とし、また
該滑車を構造部材に取り付けなければならないなどの煩
雑な操作を必要とするという欠点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来技
術に鑑みてなされたものであり、簡単な操作で均一な等
分布荷重を載荷しうる曲げ試験における載荷方法を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、下面の両端
を固定または自由支持した試料上にシール材を介してシ
ート状物を載置し、前記試料と前記シート状物との間隙
を減圧し、前記試料と前記シート状物とを密着させるこ
とにより、試料に等分布荷重を載荷することを特徴とす
る曲げ試験における載荷方法(以下、第1発明とい
う)、ならびに下面の両端を固定または自由支持した
試料上にシール材を介してシート状物を載置し、前記試
料上に水圧を加え、前記試料と前記シート状物とを密着
させることにより、試料に等分布荷重を載荷することを
特徴とする曲げ試験における載荷方法(以下、第2発明
という)に関する。
【0008】
【発明の実施の形態】第1発明によれば、下面の両端を
固定または自由支持した試料上にシール材を介してシー
ト状物を載置し、前記試料と前記シート状物との間隙を
減圧し、前記試料と前記シート状物とを密着させること
により、試料に等分布荷重を均一に載荷することができ
る。
【0009】また、第2発明によれば、下面の両端を固
定または自由支持した試料上にシール材を介してシート
状物を載置し、前記試料上に水圧を加え、前記試料と前
記シート状物とを密着させることにより、試料に等分布
荷重を均一に載荷することができる。
【0010】なお、第2発明においては、前記試料上に
水圧を加えると同時に、前記試料と前記シート状物との
間隙を減圧してもよい。
【0011】以下に、第1〜2発明を図面に基づいて説
明する。
【0012】図1は、第1発明の曲げ試験における載荷
方法の概略説明図である。
【0013】図1において、1a、1bは支持体であ
り、支持体1a、1b上に試料2が載置されている。試
料2としては、たとえば合板などの単板や、FRPサン
ドイッチパネルなどの構造部材などがあげられる。
【0014】試料2上にはシール材3が載置されてい
る。シール材3としては、たとえばブチルゴム、フッ素
樹脂などの合成樹脂などからなる直径10〜100mm
程度の紐状、幅30〜100mm、高さ5〜30mm程
度の断面形状が矩形状などのシール材があげられる。シ
ール材3は、シール材3上に載置されたシート状物4と
試料2とのあいだに形成された間隙5が外部空間から遮
蔽されるように配置される。シール材3が設けられる位
置は、支持体1aと支持体1bとの間で試料2の曲げ試
験が行なわれるため、図1に示されるように、少なくと
も支持体1a、1bよりも試料2の端部に近い側である
ことが望ましい。このように、シール材3を設けたばあ
いには、支持体1aと支持体1bとの間に設けられた試
料2に等分布荷重を均一に加えることができる。
【0015】シート状物4としては、たとえばブタジエ
ンゴム、ブチルゴム、クロロプレンゴム、スチレンブタ
ジエンゴム、イソプレンゴム、ニトリルゴムなどのゴム
からなるゴムシート、軟質塩化ビニル樹脂、ポリエチレ
ンなどの樹脂からなる樹脂シートなどの非透気性シート
があげられる。かかるシート状物4の厚さは、とくに限
定がないが、通常、機械的強度および試料2との密着性
を考慮して1〜5mm程度であればよい。
【0016】つぎに、間隙5を減圧し、試料2とシート
状物4とを密着させる。このように、試料2とシート状
物4とを密着させたばあいには、試料2には、シート状
物4を介して大気圧が加わり、この大気圧が荷重とな
る。かかる大気圧を利用したばあいには、試料2には、
大気圧が等分布荷重として均一に載荷される。
【0017】したがって、第1発明の方法によれば、大
気圧を等分布荷重として均一に試料2に載荷することが
できる。
【0018】第1発明の方法においては、従来のような
砂袋や滑車群などを必要とせず、基本的には、試料2上
にシート状物4を載置し、減圧する程度の操作でよいの
で、簡便かつ均一に等分布荷重を試料2上に載荷するこ
とができる。
【0019】図2は、第2発明の曲げ試験における載荷
方法の概略説明図である。
【0020】図2において、支持体1a、1b、試料
2、シール材3およびシート状物4の種類および材質、
ならびにそれらの位置関係は、図1に示された態様と同
様であればよい。
【0021】第2発明においては、試料2上に水圧を加
え、試料2とシート状物4とを密着させることにより、
試料2に等分布荷重を載荷する方法が採られているの
で、図2に示されるように、シート状物4上には、水圧
付与枠6が載置される。このとき、水圧付与枠6とシー
ト状物4との境界は、水が漏出さないようにするため
に、たとえばシリコン系弾性シール材などにより、充分
にシールしておくことが好ましい。
【0022】前記水圧付与枠6としては、たとえば各種
金属、ゴム、プラスチックなどからなる型枠があげられ
る。
【0023】水圧付与枠6の大きさは、支持体1aと支
持体1bとの間で試料2の曲げ試験が行なわれるため、
図2に示されるように、少なくとも支持体1a、1bよ
りも試料2の端部に近い部分に水圧付与枠6が載置され
る程度であることが望ましい。
【0024】水圧付与枠6内に水7を注入することによ
り、試料2に均一な等分布荷重を載荷することができ
る。このとき、水圧付与枠6内に注入された水7の水柱
を調整することにより、試料2に載荷される等分布荷重
を容易に調節することができる。
【0025】また、水圧付与枠6内の水7の上に、板状
体を水圧付与枠6との間隙がないように載置し、その板
状体上に圧力を付与するか、または板状体と水7との間
に空間を設け、その空間に加圧空気を吹き込むことによ
り、水圧付与枠6内の水を加圧状態にすることにより、
より大きな等分布荷重を発生させることが可能である。
【0026】なお、第2発明においては、さらに、第1
発明と同様に、試料2とシート状物4との間隙を減圧
し、試料2とシート状物4とを密着させることにより、
大気圧を利用して均一な等分布荷重を試料2に載荷する
ことができる。
【0027】第2発明の方法においては、従来のような
砂袋や滑車群などを必要とせず、基本的には、試料2上
にシート状物4を載置し、ついで水圧付与枠6を載置
し、水7を水圧付与枠6に注入するだけで均一に等分布
荷重を試料2に載荷することができるので、その操作が
簡便であるという利点がある。また、第2発明には、水
圧付与枠6内に注入された水7の水柱の高さを調節する
だけで、試料2に付与される等分布荷重を容易に調節す
ることができるという利点がある。
【0028】
【実施例】つぎに、本発明の曲げ試験における載荷方法
を実施例にもとづいてさらに詳細に説明するが、本発明
はかかる実施例のみに限定されるものではない。
【0029】実施例1 図1に示されるような態様を有する載荷方法を採用し
た。
【0030】すなわち、支持体1a、1bとして直径5
0mmの鋼管を用い、支持体1aと支持体1bとが平行
状態となるように配設し、両者の間隔を2000mmに
設定した。
【0031】支持体1a、1b上に試料2として、24
00×1200×50mmのFRPサンドイッチパネル
を載置し、試料2の端部から100mmの位置に、枠型
のシール材3(材質:ブチルゴム、断面形状:50×2
0mm)を載置し、ついで該シール材3上にシート状物
4として3000×1800×3mmのブチルゴム製シ
ートを載置した。
【0032】つぎに、試料2とシート状物4との間隙を
真空ポンプを用いて減圧し、試料2とシート状物4とを
密着させたところ、試料2に均一に等分布荷重720m
mHgが載荷されていることが試料2とシート状物4と
の間隙に設置された真空圧力計によって確認された。
【0033】実施例2 実施例1と同様にして、支持体1a、1b上に試料2、
シール材3およびシート状物4を順次載置した。
【0034】つぎに、シート状物4上に、水圧付与枠6
として500×12mmの合板製型枠を載置し、シート
状物4と水圧付与枠6との接触部を目地でシールした。
【0035】水圧付与枠6内に水7を水柱が400mm
となるように注入したところ、試料2に均一に等分布荷
重400mm水柱が載荷されていることがストレインゲ
ージによって確認された。
【0036】以上のことから、実施例1〜2の曲げ試験
における載荷方法によれば、試料2に均一に等分布荷重
を載荷することができることがわかる。
【0037】
【発明の効果】本発明の曲げ試験における載荷方法によ
れば、簡単な操作で均一な等分布荷重を載荷することが
できるという効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の曲げ試験における載荷方法の概略説明
図である。
【図2】本発明の曲げ試験における載荷方法の概略説明
図である。
【符号の説明】
2 試料 3 シール材 4 シート状物

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下面の両端を固定または自由支持した試
    料上にシール材を介してシート状物を載置し、前記試料
    と前記シート状物との間隙を減圧し、前記試料と前記シ
    ート状物とを密着させることにより、試料に等分布荷重
    を載荷することを特徴とする曲げ試験における載荷方
    法。
  2. 【請求項2】 下面の両端を固定または自由支持した試
    料上にシール材を介してシート状物を載置し、前記試料
    上に水圧を加え、前記試料と前記シート状物とを密着さ
    せることにより、試料に等分布荷重を載荷することを特
    徴とする曲げ試験における載荷方法。
  3. 【請求項3】 前記試料上に水圧を加えるとともに、前
    記試料と前記シート状物との間隙を減圧する請求項2記
    載の曲げ試験における載荷方法。
JP21382196A 1996-08-13 1996-08-13 曲げ試験における載荷方法 Pending JPH1062326A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21382196A JPH1062326A (ja) 1996-08-13 1996-08-13 曲げ試験における載荷方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21382196A JPH1062326A (ja) 1996-08-13 1996-08-13 曲げ試験における載荷方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1062326A true JPH1062326A (ja) 1998-03-06

Family

ID=16645593

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21382196A Pending JPH1062326A (ja) 1996-08-13 1996-08-13 曲げ試験における載荷方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1062326A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020046180A (ja) * 2018-09-14 2020-03-26 Jfeスチール株式会社 自動車の積雪強度簡易試験方法
CN111929147A (zh) * 2020-07-13 2020-11-13 中国石油天然气集团有限公司 油气管道环焊缝缺陷修复用b型套筒承载能力检验方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020046180A (ja) * 2018-09-14 2020-03-26 Jfeスチール株式会社 自動車の積雪強度簡易試験方法
CN111929147A (zh) * 2020-07-13 2020-11-13 中国石油天然气集团有限公司 油气管道环焊缝缺陷修复用b型套筒承载能力检验方法
CN111929147B (zh) * 2020-07-13 2023-04-07 中国石油天然气集团有限公司 油气管道环焊缝缺陷修复用b型套筒承载能力检验方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4451518A (en) Reinforcing member
JPH02501817A (ja) ガスケットによりガラスを包囲するための型のためのシール構造
ITMI962673A1 (it) Procedimento ed apparecchiatura per la schiumatura sottovuoto di pannelli isolanti con insufflaggio di gas inerte
US6464811B1 (en) Method and device for applying pretensed tension-proof reinforcing strips to a construction
JPH1062326A (ja) 曲げ試験における載荷方法
CA1076834A (en) Testing cord-to-elastomer adhesion
JP4609745B2 (ja) Frpの真空成形方法
JP3270224B2 (ja) 表示パネルの基板の貼り合わせ方法及び装置
CN108724895B (zh) 用于组装细长复合结构的***和方法
CN211710131U (zh) 等静压胶套端口快速密封夹具
JP7286158B2 (ja) 貼り付け装置及び貼り付け方法
JPS6315132A (ja) コンクリ−ト系板材の気密試験法
CN207256912U (zh) 气流环境声学材料热复合机
US4323413A (en) Apparatus for making truck bodies, unitized shells and panels
CA3042071C (en) System and methods for bonding a structural component within a channel of a rail
JPH0731817A (ja) エアフィルタ用ガスケット
CN214427211U (zh) 一种胶水粘合度测试装置
JPH1034751A (ja) 大型ゴム製品の継ぎ加硫方法
CN210714723U (zh) 用于隧道内壁砼衬砌施工的钢模板台车
JP2691699B2 (ja) グラウンドアンカー頭部定着方法
JPS5929069Y2 (ja) 型枠装置
JPS5993682A (ja) パネル水槽の止水工法
JPH0567586B2 (ja)
JPH0296097A (ja) トンネル覆工型枠装置
CN206721826U (zh) 一种用于防撞护舷水下安装的装置