JPH1061851A - ヒューム管の継手構造 - Google Patents
ヒューム管の継手構造Info
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- JPH1061851A JPH1061851A JP8223665A JP22366596A JPH1061851A JP H1061851 A JPH1061851 A JP H1061851A JP 8223665 A JP8223665 A JP 8223665A JP 22366596 A JP22366596 A JP 22366596A JP H1061851 A JPH1061851 A JP H1061851A
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Abstract
縮)に対応する耐震性に優れた中・大径ヒューム管とマ
ンホールとの継手構造を提供すること。 【解決手段】 中・大径ヒューム管1とマンホール2と
の継手構造であって、マンホールの下部周壁に開設した
接続孔9にモルタル10を介して接続固定する金属製スリ
ーブ3と、中・大径ヒューム管の接続部外周に嵌合する
耐震ゴムリング5と、その耐震ゴムリングの外側に締付
け固定する周方向に複数分割された固定バンド4とから
なり、前記金属製スリーブの内径は中・大径ヒューム管
の内径と同径とし、固定バンドの開放端側を前記金属製
スリーブにおけるマンホール周壁より外方に突出する突
出部の先部にボルト止めした。
Description
(内径500mm〜3000mm)とマンホール(組立人孔
及び現場打ち人孔)(内径寸法900〜3000mm)と
の継手構造に関する。
をもたらした兵庫県南部地震は、下水処理場やポンプ場
にも被害を与え、土木建築構造物の亀裂や道路の陥没の
ほか、設備機器や配管類の損壊や破断が発生しました。
又、下水道管渠についても、マンホール部分の損傷及び
管の破損、管路の蛇行及び継手が外れるといった被害が
発生しました。又、通常施工においても地盤、工法によ
り継手部損傷は問題となっている。ところで、現在行わ
れている中・大径ヒューム管とマンホールの接続として
は下記のような構造が挙げられる。 (1) マンホール2’の接続孔(削孔穴)9’にヒューム
管1’を差し込み、両者間にモルタル10’を充填して固
定する。(図5参照) (2) マンホールの接続孔(削孔穴)に、ゴム輪を外嵌め
したヒューム管を差し込み、両者間にモルタルを充填し
て固定する。 尚、(1) 及び(2) の場合ともマンホールの接続孔に差し
込まれるヒューム管の側端は該マンホールの内側面と面
一となるように円弧形状に形成される。
造は、(1) の場合は耐震性が全く無く、前記したように
地震に因る損傷、継手が外れるといった問題を防止する
ことは出来ない。又、(2) の場合はヒューム管とマンホ
ールとの間にゴム輪が介在されることで多少の振動は吸
収されるが、地震に因る管路変動(上下移動、軸方向伸
縮)に対応することは出来ない。尚、内径が450mmま
での小径ヒューム管では一部対応しているものがある
が、内径が500mmから3000mmまでの中径から大径
までの各サイズに使用できるものは存在しない。
点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、
水密性を損なわず地震による管路変動(上下移動、軸方
向伸縮)に対応する耐震性に優れた中・大径ヒューム管
とマンホールとの継手構造を提供することにある。
に本発明が講じた技術的手段、マンホールの下部周壁に
開設した接続孔にモルタルを介して接続固定する金属製
スリーブと、中・大径ヒューム管の接続部外周に嵌合す
る耐震ゴムリングと、その耐震ゴムリングの外側に締付
け固定する周方向に複数分割された固定バンドとからな
り、前記金属製スリーブの内径は中・大径ヒューム管の
内径と同径とし、固定バンドの開放端側を前記金属製ス
リーブにおけるマンホール周壁より外方に突出する突出
部の先部にボルト止めすることを特徴とする。本発明で
言うところの中・大径ヒューム管とは、内径が500mm
から3000mm位までのものを意味する。
ルで固定される金属製スリーブのマンホール内面側の端
部は該マンホールの内面と面一となるように円弧状に形
成されている。中・大径ヒューム管の接続部外周に嵌合
する耐震ゴムリングは、固定バンドに対する中・大径ヒ
ューム管の差し込み長さと同じ長さを有した単一のリン
グでも勿論よいが、取扱い性及び経済性などを考慮した
場合は上記した長さを複数本、例えば3本乃至4本でカ
バーする細幅リングとしてもよいものである。又、耐震
ゴムリングは中実体でもよいが、肉厚内に中空部を設け
ることにより、より大きな変動に対応できる。
固定する周方向に複数分割された固定バンドは、2分
割、3分割等任意であり、それら分割されたリング部材
は全てを後取り付けとしても、或いは複数分割のうち少
なくとも一つのリング部材を前記した金属製スリーブに
予め接続固定しておいてもよいものである。その場合、
固定するリング部材は金属製スリーブにおける外周下側
に取り付け、その固定したリング部材に耐震ゴムリング
を嵌めた中・大径ヒューム管を上から載せるようにして
施工出来るようにする。
金属製スリーブと固定バンドを介してマンホールと一体
化され、しかも中・大径ヒューム管は前記固定バンドに
耐震ゴムリングを介して連結されているため、管路の変
動は耐震ゴムで吸収される。
に基づいて説明する。図1は中・大径ヒューム管をマン
ホールに継手を介して接続した状態を示す斜視図出、図
中、1は中・大径ヒューム管、2はマンホールで、この
中・大径ヒューム管1とマンホール2とが継手Aで連結
されている。継手Aは、金属製スリーブ3と、その金属
製スリーブ3の一側部にボルト止めされる複数分割の固
定バンド4と、該固定バンドの内側に位置して中・大径
ヒューム管1の外周に嵌められる耐震ゴムリング5とで
構成され、金属製スリーブ3の内径は中・大径ヒューム
管1の内径と同径とし金属製スリーブ3と中・大径ヒュ
ーム管1との接続部分に段差が生じないようにしてあ
る。又、金属製スリーブ3におけるマンホール2に開設
された接続孔9への差し込み側3a は該マンホール2の
内面と面一となるように円弧状に形成され、マンホール
2から外側に突出する突出部3b の端側には固定バンド
4の取り付け部3cが形成されており、その取り付け部
3c には固定バンド4がボルト止め6されるネジ孔が形
成されている。
される固定バンド4は、接続する中・大径ヒューム管1
の外径よりも大径なヒューム管締付け部4a と、前記し
た金属製スリーブ3の外径と略同径の内径を有した固定
部4b を備えた円弧状の三部材4-1,4-2,4-3とで構
成され、そのうちの一つの部材4-1は固定部4b が前記
した金属製スリーブ3の取り付け部3c に完全にボルト
止めによって固定され、残りの二つの部材4-2,4-3は
金属製スリーブ3に固定された固定バンド部材4-1の上
に、耐震ゴムリング5を嵌めた中・大径ヒューム管1を
載せた後その外周に被せそれら三つの部材相互を連結締
付けると同時に金属製スリーブ3にボルト止めして固定
するようにしてある。尚、金属製スリーブ3に対して中
・大径ヒューム管1をセットした後固定する固定バンド
部材4-2,4-3におけるボルト止めの孔は長孔とし、耐
震ゴムリングを締付ける為に周方向へ移動調整後固定し
得るようにしてある。
周に嵌める耐震ゴムリング5は、図4に示すように内側
面(中・大径ヒューム管の外面と接触する面)は微細な
凹凸面とし、外側面は山形の凹凸面に形成され、且つ肉
厚内には空間5a が形成されて、より大きな変動に対応
出来るように形成されている。この耐震ゴムリング5は
中・大径ヒューム管1の接続部外周に複数個(図面では
3個)が嵌められる。又、中・大径ヒューム管の端面が
対向する前記固定バンド4の底部、及び金属製スリーブ
3の取り付け部3c の端面との間には充填用ゴム材7と
硬質スポンジなどからなるクッションゴム8が装着され
る。
面より1個づつ嵌めて所定数(3個)を取り付ける。そ
して、滑剤を耐震ゴムリング5と固定バンド4を構成す
る三つの部材4-1,4-2,4-3に塗布する。この時、三
つの部材相互の締め付けに使用するボルトにも滑剤を塗
布する。 (2) 金属製スリーブ3をマンホール2内に入れ、該マン
ホール2の周壁に開設した接続孔(削孔穴)9に合わ
せ、接続する中・大径ヒューム管1側に引き寄せる。こ
の時、マンホール2内側の曲線と金属製スリーブ3の差
し込み側3a の側端の曲線を合わせる。 (3) 上記の金属製スリーブ3の取り付け部3c に固定バ
ンド4を構成する三部材のうちの一部材4-1をボルト止
め6によって完全に固定する。 (4) 完全に固定したバンド部材4-1が中・大径ヒューム
管1の下に位置するように金属製スリーブ3を回転させ
る。 (5) 固定バンド4における残りの二部材4-2,4-3の固
定部4b を金属製スリーブ3の取り付け部3c に合わ
せ、それらバンド部材4-2,4-3を金属製スリーブ3に
ボルトで仮止めする。 (6) 三つのバンド部材4-1,4-2,4-3相互を水膨張性
シール材を挟みボルト・ナット11で徐々に締め付ける。
この時、1カ所を締め過ぎないようにして3カ所を均等
に締めにようにする。金属製スリーブ3はマンホールの
接続孔9に樹脂モルタル10を充填して接続一体化する。
は継手Aでマンホール2と一体化され、管路の変動は耐
震ゴムリング5で吸収される。そして、金属製スリーブ
3の内径は中・大径ヒューム管1の内径と同径としたの
で、マンホールの周壁に開設する接続孔の径は従来の中
・大径ヒューム管1をマンホール2に直接差し込んで接
続する場合の接続孔(ヒューム管外径+α)の径より小
さくてよく、孔開け作業が楽になる。更に、従来の孔径
であれば、1サイズ大きい管の接続が可能である。ま
た、孔開け作業は、管種、管厚に関係なく、同一径でよ
く、削孔作業が容易となる。又、中・大径ヒューム管は
金属製スリーブに対して接合するため、該ヒューム管の
端面は直線的に切断する加工でよく、従来の円弧状に切
断加工する作業に比べて加工が容易になる。
は請求項1に記載の構成により、中・大径ヒューム管は
金属製スリーブ及び固定バンドからなる継手によってマ
ンホールと一体化され、しかも管路の変動(上下移動、
軸方向伸縮)は耐震ゴムリングで吸収される。従って、
地震に因ってマンホールからヒューム管が外れるといっ
たことを確実に防止できる耐震性に優れた継手を提供す
ることができる。しかも、継手は金属製スリーブと複数
分割の固定バンドからなる二分割式であるため、単一構
造の継手に比べて軽量化を計ることができると共に、接
続作業の省力化を計ることができる。又、中・大径ヒュ
ーム管は金属製スリーブに対して接合するため、該ヒュ
ーム管の端面は直線的に切断する加工でよく、従来の円
弧状に切断加工する作業に比べて加工が容易になる。
又、請求項2に記載の構成により、ヒューム管と金属製
スリーブとの接続作業を容易に行うことができる。更
に、請求項3に記載の構成により、金属製スリーブは面
倒な溶接加工は無く製作が容易であり、経済的な継手構
造を提供できる。
ールとを接続した状態を示す斜視図である。
ある。
示す断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 中・大径ヒューム管とマンホールとの継
手構造であって、マンホールの下部周壁に開設した接続
孔にモルタルを介して接続固定する金属製スリーブと、
中・大径ヒューム管の接続部外周に嵌合する耐震ゴムリ
ングと、その耐震ゴムリングの外側に締付け固定する周
方向に複数分割された固定バンドとからなり、前記金属
製スリーブの内径は中・大径ヒューム管の内径と同径と
し、固定バンドの開放端側を前記金属製スリーブにおけ
るマンホール周壁より外方に突出する突出部の先部にボ
ルト止めすることを特徴とする中・大径ヒューム管の継
手構造。 - 【請求項2】 上記固定バンドが周方向に3分割され、
そのうちの一つが金属製スリーブに予め固定されている
ことを特徴とする請求項1記載の中・大径ヒューム管の
継手構造。 - 【請求項3】 上記継手構造中の金属製スリーブを、直
接流水に接する部分は耐蝕性金属とし、それ以外は他の
金属として両者をボルト・ナットによって連結一体化し
たことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の中・大
径ヒューム管の継手構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8223665A JP2906394B2 (ja) | 1996-08-26 | 1996-08-26 | ヒューム管の継手構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8223665A JP2906394B2 (ja) | 1996-08-26 | 1996-08-26 | ヒューム管の継手構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1061851A true JPH1061851A (ja) | 1998-03-06 |
JP2906394B2 JP2906394B2 (ja) | 1999-06-21 |
Family
ID=16801739
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8223665A Expired - Lifetime JP2906394B2 (ja) | 1996-08-26 | 1996-08-26 | ヒューム管の継手構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2906394B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102632413B1 (ko) * | 2023-12-11 | 2024-02-02 | 동양특수콘크리트 (주) | 침하방지용 맨홀 |
-
1996
- 1996-08-26 JP JP8223665A patent/JP2906394B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102632413B1 (ko) * | 2023-12-11 | 2024-02-02 | 동양특수콘크리트 (주) | 침하방지용 맨홀 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2906394B2 (ja) | 1999-06-21 |
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