JPH1061833A - 内面にフッ素樹脂フィルムを接着した合成樹脂管 - Google Patents
内面にフッ素樹脂フィルムを接着した合成樹脂管Info
- Publication number
- JPH1061833A JPH1061833A JP8232627A JP23262796A JPH1061833A JP H1061833 A JPH1061833 A JP H1061833A JP 8232627 A JP8232627 A JP 8232627A JP 23262796 A JP23262796 A JP 23262796A JP H1061833 A JPH1061833 A JP H1061833A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- synthetic resin
- resin film
- fluorine resin
- adhesive
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- Pending
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- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
- Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 この発明は従来の使用されていた給，排水用
パイプである塩化ビニール製管の改良に関するもので、
水あるいは湯垢の堆積しないパイプを提供しようとする
ものである。 【解決手段】 塩化ビニールあるいはポリエステル等の
合成樹脂管の内面に接着剤（ＡＧ−９０１４Ａ）を介し
てフッ素樹脂フィルムを貼付して流体の流れを円滑にし
たものである。
パイプである塩化ビニール製管の改良に関するもので、
水あるいは湯垢の堆積しないパイプを提供しようとする
ものである。 【解決手段】 塩化ビニールあるいはポリエステル等の
合成樹脂管の内面に接着剤（ＡＧ−９０１４Ａ）を介し
てフッ素樹脂フィルムを貼付して流体の流れを円滑にし
たものである。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は内面にフッ素樹脂
フィルムを接着した合成樹脂管に関し、具体的には塩化
ビニールなどの合成樹脂管の管内面の全周面にフッ素樹
脂フィルムを貼付した上，下水用および給排水用管に係
る。
フィルムを接着した合成樹脂管に関し、具体的には塩化
ビニールなどの合成樹脂管の管内面の全周面にフッ素樹
脂フィルムを貼付した上，下水用および給排水用管に係
る。
【０００２】
【従来の技術】従来の給，排水用管特に合成樹脂製管と
して利用されているものは、塩化ビニール製管であり、
この管の場合経年の使用により内面に水，湯垢等が堆積
して管路を縮径し流水量を低下させるものとなってい
た。
して利用されているものは、塩化ビニール製管であり、
この管の場合経年の使用により内面に水，湯垢等が堆積
して管路を縮径し流水量を低下させるものとなってい
た。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】この発明は合成樹脂管
特に上，下および給，排水用合成樹脂管の内面に水垢等
の挟雑物の付着しない管を提供しようとするものであ
る。
特に上，下および給，排水用合成樹脂管の内面に水垢等
の挟雑物の付着しない管を提供しようとするものであ
る。
【０００４】この出願の発明者はフッ素樹脂材（ポリテ
トラフルオロエチレン）例えばテフロン（商標名）材あ
るいはアフレックス（商品名：旭硝子株式会社）を用い
た場合の給，排水管の使用特性を極めて良好な点に着目
し、他の樹脂材に比較して極めて高価な前記材料を用い
た比較的経済的にすぐれた給排水管を提供しようとする
ものである。
トラフルオロエチレン）例えばテフロン（商標名）材あ
るいはアフレックス（商品名：旭硝子株式会社）を用い
た場合の給，排水管の使用特性を極めて良好な点に着目
し、他の樹脂材に比較して極めて高価な前記材料を用い
た比較的経済的にすぐれた給排水管を提供しようとする
ものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この出願の発明者は前記
したテフロン材の有効利用としてテフロン材をシート状
あるいは筒状のフィルムとして形成し、このフィルムを
合成樹脂管の内面全周に貼付（接着）してテフロンフィ
ルム付きの合成樹脂管を案出したものである。
したテフロン材の有効利用としてテフロン材をシート状
あるいは筒状のフィルムとして形成し、このフィルムを
合成樹脂管の内面全周に貼付（接着）してテフロンフィ
ルム付きの合成樹脂管を案出したものである。
【０００６】
【発明の実施の形態】この発明に係る内面にフッ素樹脂
フィルムを接着した合成樹脂管が図１に示されており、
前記合成樹脂管１０は合成樹脂製のパイプ１の内面接着
剤２を介してフッ素樹脂フィルム３を前記パイプの全内
周面に貼着した構成とされている。前記した接着剤とし
ては「ＡＧ−９０１４Ａ」（開発名：旭硝子株式会社）
がある。なお、このＡＧ−９０１４Ａは線状ポリエステ
ル系接着剤にイソシアネートを混入したもので、特開平
号として技術公開されている。
フィルムを接着した合成樹脂管が図１に示されており、
前記合成樹脂管１０は合成樹脂製のパイプ１の内面接着
剤２を介してフッ素樹脂フィルム３を前記パイプの全内
周面に貼着した構成とされている。前記した接着剤とし
ては「ＡＧ−９０１４Ａ」（開発名：旭硝子株式会社）
がある。なお、このＡＧ−９０１４Ａは線状ポリエステ
ル系接着剤にイソシアネートを混入したもので、特開平
号として技術公開されている。
【０００７】
【実施例】この発明のフッ素樹脂を内設した合成樹脂管
の実施例を製造手段を参照にして説明すれば次のとおり
である。図２は平板状のフッ素樹脂フィルム３にＡＧ−
９０１４Ａの接着剤を塗布したもので接着剤付フッ素樹
脂フィルム２０が形成されている。前記接着剤は約５〜
１０μｍ塗布し、約１分程度乾燥させた後、７０〜１２
０℃、約５kgf/cm2 で塩化ビニール材の円筒内面に貼付
するものである。
の実施例を製造手段を参照にして説明すれば次のとおり
である。図２は平板状のフッ素樹脂フィルム３にＡＧ−
９０１４Ａの接着剤を塗布したもので接着剤付フッ素樹
脂フィルム２０が形成されている。前記接着剤は約５〜
１０μｍ塗布し、約１分程度乾燥させた後、７０〜１２
０℃、約５kgf/cm2 で塩化ビニール材の円筒内面に貼付
するものである。
【０００８】図３は塩化ビニール製のパイプ１に前記し
た接着剤付フッ素樹脂フィルム２０を貼付する手段を示
したもので、パイプ内の頂部ロール５で前記フィルム２
０をパイプ内面に押圧貼付した後、このロール５を左右
方向に転動して（鎖線図参照）前記フィルム２０を塩化
ビニールパイプ１内面全周に貼付して図４に示す内面に
フッ素樹脂フィルムを接着した塩化ビニールパイプが製
造される。
た接着剤付フッ素樹脂フィルム２０を貼付する手段を示
したもので、パイプ内の頂部ロール５で前記フィルム２
０をパイプ内面に押圧貼付した後、このロール５を左右
方向に転動して（鎖線図参照）前記フィルム２０を塩化
ビニールパイプ１内面全周に貼付して図４に示す内面に
フッ素樹脂フィルムを接着した塩化ビニールパイプが製
造される。
【０００９】なお前記したフィルム２０はポリエステル
材に対しても適用できるものである。またこの発明は先
の実施例に限定されるものでなく、フィルム２０をパイ
プ内面に貼付する手段などは他の技術を採用できるもの
であり、しかも二層成形手段を用いて一体成形を行うこ
ともできるものである。
材に対しても適用できるものである。またこの発明は先
の実施例に限定されるものでなく、フィルム２０をパイ
プ内面に貼付する手段などは他の技術を採用できるもの
であり、しかも二層成形手段を用いて一体成形を行うこ
ともできるものである。
【００１０】
【発明の効果】この発明に係る内面にフッ素樹脂フィル
ムを接着した合成樹脂管、特に塩化ビニール管あるいは
ポリエステル管を上，下あるいは給，排水用または樋に
使用する場合は内部に水垢が発生せず、従来のように水
垢を原因とするパイプ縮径を生じさせないので流体の流
れがスムーズであり、従来必要としていたパイプ内面の
洗浄に使用していた洗剤が不必要となりエコロジー面で
も有効である。また、この発明に係る合成樹脂管は耐
圧，耐薬品性でも良好な性情を有するもので化学分野で
の利用を行うことができる。
ムを接着した合成樹脂管、特に塩化ビニール管あるいは
ポリエステル管を上，下あるいは給，排水用または樋に
使用する場合は内部に水垢が発生せず、従来のように水
垢を原因とするパイプ縮径を生じさせないので流体の流
れがスムーズであり、従来必要としていたパイプ内面の
洗浄に使用していた洗剤が不必要となりエコロジー面で
も有効である。また、この発明に係る合成樹脂管は耐
圧，耐薬品性でも良好な性情を有するもので化学分野で
の利用を行うことができる。
【図１】この発明に係るフッ素樹脂フィルムを接着した
合成樹脂管の説明図である。
合成樹脂管の説明図である。
【図２】フッ素樹脂フィルムに接着剤を塗布した接着剤
付フッ素樹脂フィルムの説明図である。
付フッ素樹脂フィルムの説明図である。
【図３】塩化ビニールパイプに接着剤付フッ素樹脂フィ
ルムを貼付する製作手段の説明図である。
ルムを貼付する製作手段の説明図である。
【図４】フッ素樹脂フィルムを貼付した塩化ビニールパ
イプの説明図である。 〔図面の簡単な説明〕 １ 合成樹脂（塩化ビニール）パイプ ２ 接着剤（ＡＧ−９０１４Ａ） ３ フッ素樹脂フィルム ５ ローラ １０ フッ素樹脂フィルムを接着した合成樹脂管 ２０ 接着剤付フッ素樹脂フィルム
イプの説明図である。 〔図面の簡単な説明〕 １ 合成樹脂（塩化ビニール）パイプ ２ 接着剤（ＡＧ−９０１４Ａ） ３ フッ素樹脂フィルム ５ ローラ １０ フッ素樹脂フィルムを接着した合成樹脂管 ２０ 接着剤付フッ素樹脂フィルム
Claims (2)
- 【請求項１】 合成樹脂管の内面にフッ素樹脂フィルム
を接着剤（ＡＧ−９０１４Ａ）を介して接着して構成し
たことを特徴とする内面にフッ素樹脂フィルムを接着し
た合成樹脂管。 - 【請求項２】 請求項（１）記載の合成樹脂管を上，下
および給，排水あるいは樋として使用することを特徴と
する内面にフッ素樹脂フィルムを接着した合成樹脂管。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8232627A JPH1061833A (ja) | 1996-08-15 | 1996-08-15 | 内面にフッ素樹脂フィルムを接着した合成樹脂管 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8232627A JPH1061833A (ja) | 1996-08-15 | 1996-08-15 | 内面にフッ素樹脂フィルムを接着した合成樹脂管 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1061833A true JPH1061833A (ja) | 1998-03-06 |
Family
ID=16942291
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8232627A Pending JPH1061833A (ja) | 1996-08-15 | 1996-08-15 | 内面にフッ素樹脂フィルムを接着した合成樹脂管 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1061833A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100784856B1 (ko) | 2005-04-28 | 2007-12-14 | (주) 삼정디씨피 | 합성수지 보강 수도관 및 그의 제조방법 |
| US8092881B2 (en) | 2008-05-01 | 2012-01-10 | Saint-Gobain Performance Plastics Corporation | Multi-layered fuel tubing |
| JP2016070414A (ja) * | 2014-09-30 | 2016-05-09 | 積水化学工業株式会社 | 成形体および真空下水道システム |
-
1996
- 1996-08-15 JP JP8232627A patent/JPH1061833A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100784856B1 (ko) | 2005-04-28 | 2007-12-14 | (주) 삼정디씨피 | 합성수지 보강 수도관 및 그의 제조방법 |
| US8092881B2 (en) | 2008-05-01 | 2012-01-10 | Saint-Gobain Performance Plastics Corporation | Multi-layered fuel tubing |
| US8679609B2 (en) | 2008-05-01 | 2014-03-25 | Saint-Gobain Performance Plastics Corporation | Multi-layered fuel tubing |
| US9221206B2 (en) | 2008-05-01 | 2015-12-29 | Saint-Gobain Performance Plastics Corporation | Multi-layered fuel tubing |
| US9528637B2 (en) | 2008-05-01 | 2016-12-27 | Saint-Gobain Performance Plastics Corporation | Multi-layered fuel tubing |
| US9772052B2 (en) | 2008-05-01 | 2017-09-26 | Saint-Gobain Performance Plastics Corporation | Multi-layered fuel tubing |
| JP2016070414A (ja) * | 2014-09-30 | 2016-05-09 | 積水化学工業株式会社 | 成形体および真空下水道システム |
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