JPH1060957A - 既設井戸の帯水層遮断工法 - Google Patents
既設井戸の帯水層遮断工法Info
- Publication number
- JPH1060957A JPH1060957A JP21989796A JP21989796A JPH1060957A JP H1060957 A JPH1060957 A JP H1060957A JP 21989796 A JP21989796 A JP 21989796A JP 21989796 A JP21989796 A JP 21989796A JP H1060957 A JPH1060957 A JP H1060957A
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- JP
- Japan
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- aquifer
- well
- groundwater
- pipe
- existing well
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- Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 既設井戸において、安価で容易に不要帯水層
からの地下水を遮断できるようにする。 【解決手段】 既設井戸管１０には、第１〜第３帯水層
２，４，６の位置に地下水を流入させるスクリーン１１
〜１３が設けられている。また、地下水を濾過するため
にフィルター１４〜１６が形成されている。第１，第２
帯水層２，４からの地下水を遮断する場合、まず既設井
戸管１０に内管２０を挿入する。次に既設井戸管１０と
内管２０との間に豆砂利等のフィルター材料３１を第３
帯水層６の位置まで充填する。次に、フィルター材料３
１の上部に粘土等のプラグ３２を充填する。次に、プラ
グ３２の上部にグラウト３３を充填する。グラウト３３
はスクリーン１１，１２を通してフィルター１４，１５
内ヘ浸透し、フィルター１４，１５を不透水化させる。
これにより、不要帯水層２，４からの地下水の井戸内へ
の流れが遮断される。
からの地下水を遮断できるようにする。 【解決手段】 既設井戸管１０には、第１〜第３帯水層
２，４，６の位置に地下水を流入させるスクリーン１１
〜１３が設けられている。また、地下水を濾過するため
にフィルター１４〜１６が形成されている。第１，第２
帯水層２，４からの地下水を遮断する場合、まず既設井
戸管１０に内管２０を挿入する。次に既設井戸管１０と
内管２０との間に豆砂利等のフィルター材料３１を第３
帯水層６の位置まで充填する。次に、フィルター材料３
１の上部に粘土等のプラグ３２を充填する。次に、プラ
グ３２の上部にグラウト３３を充填する。グラウト３３
はスクリーン１１，１２を通してフィルター１４，１５
内ヘ浸透し、フィルター１４，１５を不透水化させる。
これにより、不要帯水層２，４からの地下水の井戸内へ
の流れが遮断される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、既設の井戸内に
不要帯水層の地下水が流れ込まないように遮断する既設
井戸の帯水層遮断工法に関する。
不要帯水層の地下水が流れ込まないように遮断する既設
井戸の帯水層遮断工法に関する。
【０００２】
【従来の技術】通常、井戸が設けられる地下は、地下水
を含む帯水層と、地下水を通さない不透水層とが深さ方
向に交互に現れる地層を有する。そして井戸を新設する
際には、井戸管には、井戸に流入させたい地下水を含む
帯水層（以下、「使用帯水層」という）が形成されてい
る位置に、地下水を井戸管内に流入させるためのスクリ
ーンを設けている。さらに、スクリーンの外側には、流
入する地下水を濾過するために豆砂利等のフィルター材
料によってフィルターを形成している。一方、地中の浅
い層に位置する帯水層の地下水は、生活排水等によって
汚染されているので、井戸管にはこのような汚染された
地下水を含む帯水層（以下、「不要帯水層」という）が
形成されている位置にスクリーンを設けていない。
を含む帯水層と、地下水を通さない不透水層とが深さ方
向に交互に現れる地層を有する。そして井戸を新設する
際には、井戸管には、井戸に流入させたい地下水を含む
帯水層（以下、「使用帯水層」という）が形成されてい
る位置に、地下水を井戸管内に流入させるためのスクリ
ーンを設けている。さらに、スクリーンの外側には、流
入する地下水を濾過するために豆砂利等のフィルター材
料によってフィルターを形成している。一方、地中の浅
い層に位置する帯水層の地下水は、生活排水等によって
汚染されているので、井戸管にはこのような汚染された
地下水を含む帯水層（以下、「不要帯水層」という）が
形成されている位置にスクリーンを設けていない。
【０００３】以上のようにして不要帯水層の地下水が井
戸内に流れ込まないように井戸を新設したとしても、地
下水の水質が変化して井戸の新設時には利用帯水層であ
ったものが不要帯水層となる場合がある。このような場
合には、不要帯水層となった帯水層の地下水が井戸内に
流れ込まないように遮断する必要がある。既設井戸の帯
水層遮断工法としては、老朽化した井戸をリフレッシュ
するために用いられている２重ケーシング工法を用いる
ことが考えられる。この２重ケーシング工法は、既設井
戸の井戸管より細い径の内管を井戸管の内側に挿入して
２重管構造とし、井戸管と内管との間の隙間にフィルタ
ー材料を充填するものである。そして、内管には、利用
帯水層の位置にのみスクリーンが設けられ、不要帯水層
の位置にはスクリーンが設けられていない。この２重ケ
ーシング工法を用いても、既設井戸に設けられているフ
ィルター、井戸管が水みちとなるため不要帯水層の地下
水が利用帯水層に浸入してしまう。以上のように、従来
は、既設井戸において不要帯水層となった帯水層の地下
水が井戸内に流れ込むのを完全に防止できる方法がなか
った。そのため、既設井戸の使用を中止するかあるいは
既設井戸を埋めて新たに井戸を新設する方法しかなかっ
た。しかしながら、井戸を新設する場合には、掘削位置
を再調査しなければならず、また、新設のためのコスト
もかかり、手間と費用がかかるという問題点があった。
戸内に流れ込まないように井戸を新設したとしても、地
下水の水質が変化して井戸の新設時には利用帯水層であ
ったものが不要帯水層となる場合がある。このような場
合には、不要帯水層となった帯水層の地下水が井戸内に
流れ込まないように遮断する必要がある。既設井戸の帯
水層遮断工法としては、老朽化した井戸をリフレッシュ
するために用いられている２重ケーシング工法を用いる
ことが考えられる。この２重ケーシング工法は、既設井
戸の井戸管より細い径の内管を井戸管の内側に挿入して
２重管構造とし、井戸管と内管との間の隙間にフィルタ
ー材料を充填するものである。そして、内管には、利用
帯水層の位置にのみスクリーンが設けられ、不要帯水層
の位置にはスクリーンが設けられていない。この２重ケ
ーシング工法を用いても、既設井戸に設けられているフ
ィルター、井戸管が水みちとなるため不要帯水層の地下
水が利用帯水層に浸入してしまう。以上のように、従来
は、既設井戸において不要帯水層となった帯水層の地下
水が井戸内に流れ込むのを完全に防止できる方法がなか
った。そのため、既設井戸の使用を中止するかあるいは
既設井戸を埋めて新たに井戸を新設する方法しかなかっ
た。しかしながら、井戸を新設する場合には、掘削位置
を再調査しなければならず、また、新設のためのコスト
もかかり、手間と費用がかかるという問題点があった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
を解決するために創案されたものであり、安価で容易に
不要帯水層からの地下水を遮断することができる既設井
戸の帯水層遮断工法を提供することを課題とする。
を解決するために創案されたものであり、安価で容易に
不要帯水層からの地下水を遮断することができる既設井
戸の帯水層遮断工法を提供することを課題とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項１に記載の発明は、既設井戸の井戸管の内部
に使用帯水層に対応させてスクリーンを設けた内管を挿
入する段階と、前記井戸管と前記内管との間に、フィル
ターを形成する材料を使用帯水層に対応させて充填する
段階と、前記フィルターの上部に不透水性の層を形成す
る段階と、前記不透水性の層の上部にグラウトを充填し
て既設井戸管と不要帯水層との間に形成されているフィ
ルターを不透水化する段階とからなる既設井戸の帯水層
遮断工法である。この既設井戸の帯水層遮断工法による
と、井戸管と内管との間の不要帯水層の下部に不透水性
の層が形成され、また不要帯水層に形成されているフィ
ルターが不透水化されるので、容易かつ安価に不要帯水
層からの地下水が井戸内に流れ込むのを遮断することが
できる。
に、請求項１に記載の発明は、既設井戸の井戸管の内部
に使用帯水層に対応させてスクリーンを設けた内管を挿
入する段階と、前記井戸管と前記内管との間に、フィル
ターを形成する材料を使用帯水層に対応させて充填する
段階と、前記フィルターの上部に不透水性の層を形成す
る段階と、前記不透水性の層の上部にグラウトを充填し
て既設井戸管と不要帯水層との間に形成されているフィ
ルターを不透水化する段階とからなる既設井戸の帯水層
遮断工法である。この既設井戸の帯水層遮断工法による
と、井戸管と内管との間の不要帯水層の下部に不透水性
の層が形成され、また不要帯水層に形成されているフィ
ルターが不透水化されるので、容易かつ安価に不要帯水
層からの地下水が井戸内に流れ込むのを遮断することが
できる。
【０００６】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の既設井戸の帯水
層遮断工法の一実施の形態を図面に基づいて説明する。
本実施の形態では、既設井戸が設置されている地下は、
図１ないし図４に示されているように、地上に現れてい
る表面層１、地下水を含む第１帯水層２、地下水を透過
しない第１不透過層３、地下水を含む第２帯水層４、地
下水を透過しない第２不透過層５、地下水を含む第３帯
水層６により構成されている。そして、既設の井戸管が
第３帯水層６まで掘られ、使用帯水層である第１、第
２、第３帯水層２，４，６から地下水を流入させてい
る。
層遮断工法の一実施の形態を図面に基づいて説明する。
本実施の形態では、既設井戸が設置されている地下は、
図１ないし図４に示されているように、地上に現れてい
る表面層１、地下水を含む第１帯水層２、地下水を透過
しない第１不透過層３、地下水を含む第２帯水層４、地
下水を透過しない第２不透過層５、地下水を含む第３帯
水層６により構成されている。そして、既設の井戸管が
第３帯水層６まで掘られ、使用帯水層である第１、第
２、第３帯水層２，４，６から地下水を流入させてい
る。
【０００７】既設井戸の井戸管１０は、図１に示されて
いるように、第１、第２、第３帯水層２，４，６の位置
に地下水を流入させる流入部であるスクリーン１１，１
２，１３がそれぞれ設けられている。各スクリーン８
は、例えば、井戸管１０の外周に多数の細孔を径方向に
開口したものである。また、井戸管１０の外側には豆砂
利等のフィルター材料が充填され、各スクリーン１１〜
１３と第１、第２、第３帯水層２，４，６との間には、
各々フィルター１４，１５，１６が形成されている。
いるように、第１、第２、第３帯水層２，４，６の位置
に地下水を流入させる流入部であるスクリーン１１，１
２，１３がそれぞれ設けられている。各スクリーン８
は、例えば、井戸管１０の外周に多数の細孔を径方向に
開口したものである。また、井戸管１０の外側には豆砂
利等のフィルター材料が充填され、各スクリーン１１〜
１３と第１、第２、第３帯水層２，４，６との間には、
各々フィルター１４，１５，１６が形成されている。
【０００８】そして、環境汚染等により第１および第２
帯水層２，４に含まれる地下水が変質した場合に、本発
明の既設井戸の帯水層遮断工法を用いて不要帯水層とな
った第１および第２帯水層２，４から地下水が井戸内に
流入しないように遮断する方法を説明する。まず、図１
に示すように井戸管１０の内側に井戸管１０より小径の
内管２０を、第３帯水層６の下端付近の底部７に到達す
るまで挿入する。この内管２０には、第３帯水層６の位
置に第３帯水層６からの地下水を流入させるスクリーン
２１が設けられており、第１および第２帯水層２，４の
位置にはスクリーンは設けられていない。
帯水層２，４に含まれる地下水が変質した場合に、本発
明の既設井戸の帯水層遮断工法を用いて不要帯水層とな
った第１および第２帯水層２，４から地下水が井戸内に
流入しないように遮断する方法を説明する。まず、図１
に示すように井戸管１０の内側に井戸管１０より小径の
内管２０を、第３帯水層６の下端付近の底部７に到達す
るまで挿入する。この内管２０には、第３帯水層６の位
置に第３帯水層６からの地下水を流入させるスクリーン
２１が設けられており、第１および第２帯水層２，４の
位置にはスクリーンは設けられていない。
【０００９】次に、図２に示すように、井戸管１０と内
管２０との間の間隙に、使用帯水層、図では第３帯水層
６に対応する既設スクリーン１３が設けられている位置
まで豆砂利等のフィルターを形成するフィルター材料３
１を充填する。フィルター材料３１の充填上端位置は、
使用帯水層の中間位置、上面位置、上面位置より上方の
位置等使用帯水層の地下水を井戸内に流入させることが
できる位置であればよい。次に、図３に示すように、井
戸管１０と内管２０との間の間隙のフィルター材料３１
の上部に粘土等のプラグ３２を充填し不透水性の層を形
成する。不透水性の層を形成する材料としては、地下水
および後述するフィルターを不透水化する材料を透過さ
せず、かつフィルターに浸透しにくい性質を有するもの
であればプラグに限らない。
管２０との間の間隙に、使用帯水層、図では第３帯水層
６に対応する既設スクリーン１３が設けられている位置
まで豆砂利等のフィルターを形成するフィルター材料３
１を充填する。フィルター材料３１の充填上端位置は、
使用帯水層の中間位置、上面位置、上面位置より上方の
位置等使用帯水層の地下水を井戸内に流入させることが
できる位置であればよい。次に、図３に示すように、井
戸管１０と内管２０との間の間隙のフィルター材料３１
の上部に粘土等のプラグ３２を充填し不透水性の層を形
成する。不透水性の層を形成する材料としては、地下水
および後述するフィルターを不透水化する材料を透過さ
せず、かつフィルターに浸透しにくい性質を有するもの
であればプラグに限らない。
【００１０】次に、図４に示すように、井戸管１０と内
管２０との間の間隙のプラグ３２の上部に、フィルター
を不透水化させる材料であるグラウト３３を地表面に至
るまで充填する。これにより、グラウト３３が井戸管１
０の第１および第２帯水層２，４の位置に設けられてい
るスクリーン１１，１２を通ってそれぞれの周囲に形成
されているフィルター１４，１５内ヘ浸透するので、ス
クリーン１１，１２及びフィルター１４，１５が不透水
化される。この時、グラウト３３を第１、第２帯水層
２，４内まで浸透させてもよい。なお、フィルターを不
透水化させる材料としてはグラウトに限らない。
管２０との間の間隙のプラグ３２の上部に、フィルター
を不透水化させる材料であるグラウト３３を地表面に至
るまで充填する。これにより、グラウト３３が井戸管１
０の第１および第２帯水層２，４の位置に設けられてい
るスクリーン１１，１２を通ってそれぞれの周囲に形成
されているフィルター１４，１５内ヘ浸透するので、ス
クリーン１１，１２及びフィルター１４，１５が不透水
化される。この時、グラウト３３を第１、第２帯水層
２，４内まで浸透させてもよい。なお、フィルターを不
透水化させる材料としてはグラウトに限らない。
【００１１】以上の工法を施すことにより、第１帯水層
２および第２帯水層４から各フィルター１４，１５を通
り既設井戸管７の外周に沿ってあるいは既設井戸管７と
内管２０との間に充填されるフィルター材料を通って第
３帯水層６あるいはスクリーン２１に至る水みちが遮断
されるので、第１帯水層２および第２帯水層４からの地
下水の井戸内への流入が完全に阻止される。
２および第２帯水層４から各フィルター１４，１５を通
り既設井戸管７の外周に沿ってあるいは既設井戸管７と
内管２０との間に充填されるフィルター材料を通って第
３帯水層６あるいはスクリーン２１に至る水みちが遮断
されるので、第１帯水層２および第２帯水層４からの地
下水の井戸内への流入が完全に阻止される。
【００１２】上記の実施の形態では、第１帯水層２およ
び第２帯水層４からの地下水を遮断するようにしたが、
内管２０の第２帯水層４の位置にもスクリーンを設ける
とともに、フィルター材料３１を第２帯水層４の位置ま
で充填することにより、第１帯水層２のみを遮断するこ
ともできる。また、井戸管１０の外側全体にフィルター
材料を充填した既設井戸に適用したが、井戸管１０の外
側の使用帯水層に対応する位置にのみフィルター材料を
充填し、使用帯水層に対応しない位置にはプラグ等を充
填した既設井戸に対しても適用可能である。また、内管
２０の第１帯水層２の位置にもスクリーンを設け、グラ
ウト３３を第１帯水層２の下部まで充填するとともに、
その上部にフィルター材料３１を充填することにより、
第２帯水層４のみを遮断することもできる。さらに、本
発明の既設井戸の帯水層遮断工法は３つの帯水層の場合
に限らず任意の複数の帯水層に渡って掘削されている既
設井戸に対しても適用できる。
び第２帯水層４からの地下水を遮断するようにしたが、
内管２０の第２帯水層４の位置にもスクリーンを設ける
とともに、フィルター材料３１を第２帯水層４の位置ま
で充填することにより、第１帯水層２のみを遮断するこ
ともできる。また、井戸管１０の外側全体にフィルター
材料を充填した既設井戸に適用したが、井戸管１０の外
側の使用帯水層に対応する位置にのみフィルター材料を
充填し、使用帯水層に対応しない位置にはプラグ等を充
填した既設井戸に対しても適用可能である。また、内管
２０の第１帯水層２の位置にもスクリーンを設け、グラ
ウト３３を第１帯水層２の下部まで充填するとともに、
その上部にフィルター材料３１を充填することにより、
第２帯水層４のみを遮断することもできる。さらに、本
発明の既設井戸の帯水層遮断工法は３つの帯水層の場合
に限らず任意の複数の帯水層に渡って掘削されている既
設井戸に対しても適用できる。
【００１３】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項１の既設
井戸の帯水層遮断工法によると、容易かつ安価に不要帯
水層からの地下水が井戸内に流れ込むのを遮断すること
ができる。
井戸の帯水層遮断工法によると、容易かつ安価に不要帯
水層からの地下水が井戸内に流れ込むのを遮断すること
ができる。
【図１】本発明の既設井戸の帯水層遮断工法の一実施の
形態を説明するための図である。
形態を説明するための図である。
【図２】本発明の既設井戸の帯水層遮断工法の一実施の
形態を説明するための図である。
形態を説明するための図である。
【図３】本発明の既設井戸の帯水層遮断工法の一実施の
形態を説明するための図である。
形態を説明するための図である。
【図４】本発明の既設井戸の帯水層遮断工法の一実施の
形態を説明するための図である。
形態を説明するための図である。
２，４，６ 帯水層 １０ 既設井戸管 １１，１２，１３，２１ スクリーン １４，１５，１６ フィルター ２０ 内管 ３１ フィルター材料 ３２ プラグ ３３ グラウト
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成８年９月２６日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００２
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００２】
【従来技術】通常、井戸が設けられる地下は、地下水を
含む帯水層と、地下水を通さない不透水層とが深さ方向
に交互に現れる地層を有する。そして、井戸を新設する
際には、井戸管には、井戸に流入させたい地下水を含む
帯水層（以下、「使用帯水層」という）が形成されてい
る位置に、地下水を井戸管内に流入させるためのスクリ
−ンを設けている。さらに、スクリ−ンの外側には、流
入する地下水を濾過するために豆砂利等のフィルタ−材
料によってフィルタ−を形成している。一方、地中の浅
い層に位置する帯水層の地下水は、生活排水等が混入し
ているので、井戸管にはこのような帯水層（以下、「不
要帯水層」という）が形成されている位置にスクリ−ン
を設けていない。
含む帯水層と、地下水を通さない不透水層とが深さ方向
に交互に現れる地層を有する。そして、井戸を新設する
際には、井戸管には、井戸に流入させたい地下水を含む
帯水層（以下、「使用帯水層」という）が形成されてい
る位置に、地下水を井戸管内に流入させるためのスクリ
−ンを設けている。さらに、スクリ−ンの外側には、流
入する地下水を濾過するために豆砂利等のフィルタ−材
料によってフィルタ−を形成している。一方、地中の浅
い層に位置する帯水層の地下水は、生活排水等が混入し
ているので、井戸管にはこのような帯水層（以下、「不
要帯水層」という）が形成されている位置にスクリ−ン
を設けていない。
【手続補正２】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００８
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００８】そして、第１および第２帯水層２，４に含
まれている地下水が変質した場合に、本発明の既設井戸
の帯水層遮断工法を用いて不要帯水層となった第１およ
び第２帯水層２，４から地下水が井戸内に流入しないよ
うに遮断する方法を説明する。まず、図１に示すように
井戸管１０の内側に井戸管１０より小径の内管２０を、
第３帯水層６の下端付近の底部７に到達するまで挿入す
る。この内管２０には、第３帯水層６の位置に第３帯水
層６からの地下水を流入させるスクリ−ン２１が設けら
れており、第１および第２帯水層２，４の位置にはスク
リ−ンは設けられていない。
まれている地下水が変質した場合に、本発明の既設井戸
の帯水層遮断工法を用いて不要帯水層となった第１およ
び第２帯水層２，４から地下水が井戸内に流入しないよ
うに遮断する方法を説明する。まず、図１に示すように
井戸管１０の内側に井戸管１０より小径の内管２０を、
第３帯水層６の下端付近の底部７に到達するまで挿入す
る。この内管２０には、第３帯水層６の位置に第３帯水
層６からの地下水を流入させるスクリ−ン２１が設けら
れており、第１および第２帯水層２，４の位置にはスク
リ−ンは設けられていない。
Claims (1)
- 【請求項１】 既設井戸の井戸管の内側に使用帯水層に
対応させてスクリーンを設けた内管を挿入する段階と、 前記井戸管と前記内管との間に、フィルターを形成する
材料を使用帯水層に対応させて充填する段階と、 前記フィルターの上部に不透水性の層を形成する段階
と、 前記不透水性の層の上部にグラウトを充填して前記井戸
管と不要帯水層との間に形成されているフィルターを不
透水化する段階とからなる既設井戸の帯水層遮断工法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21989796A JPH1060957A (ja) | 1996-08-21 | 1996-08-21 | 既設井戸の帯水層遮断工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21989796A JPH1060957A (ja) | 1996-08-21 | 1996-08-21 | 既設井戸の帯水層遮断工法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1060957A true JPH1060957A (ja) | 1998-03-03 |
Family
ID=16742757
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21989796A Pending JPH1060957A (ja) | 1996-08-21 | 1996-08-21 | 既設井戸の帯水層遮断工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1060957A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100412275C (zh) * | 2007-10-30 | 2008-08-20 | 山东天齐置业集团股份有限公司 | 基坑内降水井的防水与封堵施工方法 |
| CN104895099A (zh) * | 2015-05-13 | 2015-09-09 | 成都佳美嘉科技有限公司 | 止水帷幕装置 |
| CN108590644A (zh) * | 2018-04-10 | 2018-09-28 | 辽宁省水利水电勘测设计研究院有限责任公司（原名称为辽宁省水利水电勘测设计研究院） | 大口径试验井分层抽水试验装置及分层抽水器 |
| CN109024640A (zh) * | 2018-08-10 | 2018-12-18 | 中建局集团建设发展有限公司 | 一种闭水阀装置、封井结构及其施工方法 |
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1996
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