JPH1058162A - ハンダ無し冶金的接合 - Google Patents

ハンダ無し冶金的接合

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JPH1058162A
JPH1058162A JP24111396A JP24111396A JPH1058162A JP H1058162 A JPH1058162 A JP H1058162A JP 24111396 A JP24111396 A JP 24111396A JP 24111396 A JP24111396 A JP 24111396A JP H1058162 A JPH1058162 A JP H1058162A
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copper
aluminum
tube
tubular
metallurgical
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JP24111396A
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English (en)
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X Uoorusutain Franz
エツクス ウオールスタイン フランツ
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Peerless of America Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 銅およびアルミニウムチューブ間にハンダ無
しの冶金的接合を形成することである。 【解決手段】 銅チューブおよびアルミニウムチューブ
間の冶金的な接合が開示されている。このチューブ間の
冶金的接合ははめ込まれたチューブの長さ方向に沿って
広がりかつ伸びており、そしてここには銅およびアルミ
ニウム以外の物質は混入していない。このような冶金的
接合を形成する方法および装置が開示されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はハンダ無しの冶金的接合
の改良に関し、特に銅およびアルミニウムチューブ間の
冶金的接合を行うための新しい方法および装置に関す
る。
【0002】銅とアルミニウム間の冶金的接合あるいは
結合を生成するのに必要な要因は良く知られている。例
えば、その金属が共に接合される領域あるいは点に於い
てはその金属の両方に最少の酸化物しかあってはならな
いと云うことがこの分野に於いては知られている。同様
に、その金属が接合される総ての点に於いて極めて近接
するように機械的な圧力が必要であると云う点も知られ
ている。最後に2つの金属間に冶金的結合を与えるため
には銅およびアルミニウムの境界部分を適切な温度に加
熱することが必要であると云うということも知られてい
る。
【0003】現在の所、銅とアルミニウム間の冶金的結
合を与えるための方法は幾つか知られている。例えば、
日本の特開昭54−133450は銅およびアルミニウ
ムのチューブあるいはパイプを一緒に突き合わせ溶接す
る技術を開示している。この方法はある種の突き合わせ
溶接接合を形成するためにこれらのチューブの端部間に
生じる機械的圧力および摩擦熱を利用している。さら
に、米国特許第3,633,266は銅およびアルミニ
ウムチューブ間の接合を画成する表面にハンダのコーテ
ィングを必要とするプロセスを開示している。この加熱
およびこれらチューブの一方に対する他方の相対的なは
め込み方向への加圧移動はハンダコーティング上の酸化
物膜をバラバラにし、そして銅およびアルミニウムチュ
ーブの外側および内側表面間の一体化を容易にする。こ
の結果として生じた接合は、この2つの金属間の表面を
画成している接合上に位置するハンダの固体膜を有して
いる。また同様に、銅およびアルミニウムのシートが結
合されたシート材料を生成するために一緒に圧延加圧出
来ることも示唆されてきた。このシート材料から銅およ
びアルミニウムの結合されたチューブが引き抜き加工さ
れる。しかしこのプロセスは高価でありかつ時間のかか
る操作を必要とする。
【0004】上で説明した銅およびアルミニウムチュー
ブ間の金属接合を与える技術および方法は、銅およびア
ルミニウム間に均一でかつ線状の冶金的接合あるいは結
合を与えることが出来なかった。例えば、突き合わせ溶
接のプロセスでは、接合の厚みが銅およびアルミニウム
のチューブの幅あるいは壁の厚みに制限されている。従
って十分な溶接領域を与えるために種々のスエージング
加工技術を使って壁の幅あるいは厚みを増すことがしば
しば必要である。しかし突き合わせ溶接プロセスを使う
時に利用出来る溶接の領域は、通常幅方向に0.075
インチ以下である。突き合わせ溶接に先立ってしっかり
としたあるいは厚いチューブ壁を生成するためには付加
的な製造ステップが必要であり、そのようなステップは
追加の装置を必要とし、時間がかかりかつ非常に高価で
ある。
【0005】アルミニウムおよび銅のチューブ間のハン
ダコーティングを堆積するために必要なステップの多く
は除かれているが、アルミニウムチューブのスエージン
グ加工による準備および亜鉛あるいはアルミニウムおよ
びまたは銅チューブあるいは銅チューブ単独を使う時の
超音波洗浄は時間を要し、かつ高価な操作である。ハン
ダコーティングの冶金的接合を完成するための従来のプ
ロセスは、銅およびアルミニウムの接合のためにその接
合あるいはチューブ端を溶融した亜鉛中に垂直に浸漬す
る必要がある。即ち、製造中の部品の方向付けについて
の自由度が制限されるプロセスである。最後に、突き合
わせ溶接接合の結果チューブ中にバリが生成しまた超音
波洗浄プロセス中でのハンダコーティングあるいは鉛の
使用はしばしばそのチューブの内側に残骸を取り残すこ
とになり、これは熱交換器の動作中にそのコンプレッサ
ーの突然の故障を引き起こすことになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の一つの目的
は、銅およびアルミニウムチューブあるいはパイプ間に
ハンダ無しの冶金的接合を与えることである。
【0007】本発明のさらにもう一つの目的は銅および
アルミニウムチューブあるいはパイプ間に均一でかつ線
状の冶金的接合を与えることである。
【0008】本発明のさらにもう一つの目的は、種類の
異なるチューブあるいはパイプ間に冶金的接合を与える
ことである。
【0009】本発明のさらにもう一つの目的は、銅およ
びアルミニウムチューブ間に冶金的接合を与える新規な
方法を提供することである。
【0010】本発明のさらにもう一つの目的は、銅およ
びアルミニウムチューブ間にハンダ無しの冶金的接合を
形成する新規な方法を提供することである。
【0011】本発明のさらにもう一つの目的は、銅およ
びアルミニウムチューブあるいはパイプ間に冶金的接合
を与えるための新規な装置を提供することである。
【0012】本発明のさらにもう一つの目的は、銅およ
びアルミニウムチューブ間にフラックス不要の冶金的接
合を与えることである。
【0013】本発明のさらにもう一つの目的は、銅およ
びアルミニウムチューブ間に銅およびアルミニウムの共
融混合物を含む線形の冶金的接合を提供することであ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は銅およびアルミ
ニウムチューブ間の冶金的接合およびそのような冶金的
接合を形成するための方法に関する。
【0015】銅およびアルミニウムチューブ間に線形の
冶金的接合を形成するためのプロセスはその外径が約
0.100〜1.00インチの銅のチューブあるいはパ
イプを使用することを含んでいる。この銅チューブはそ
の一端にスエージング加工を施し、約0.25〜1.0
0インチの長さに対して約1/2 〜30度のテーパーが与
えられている。銅チューブが接合されるアルミニウムチ
ューブあるいはパイプは通常、銅チューブのスエージ加
工された先端部分の仕上がった外側の直径より大きな内
側の直径を有している。このアルミニウムチューブは銅
のチューブと接合するためチューブ上に角ばった端部を
残して所定の長さにカットされている。アルミニウムは
銅よりもその引張り強度が低い、従ってアルミニウムの
チューブは銅のチューブより簡単に変形する。
【0016】本発明の望ましい実施例に於いては、銅お
よびアルミニウムチューブ間に線形の冶金的接合を完成
しかつ与えるためにその接合部分でアルミニウムチュー
ブを広げるためにスエージ加工された銅チューブの端部
がアルミニウムチューブ中へ挿入されることを提案して
いる。このアルミニウムチューブは油および汚れの無い
状態に保たれかつ締め付け手段あるいはブロック中に位
置決めされており、そして銅チューブのテーパー付きの
表面に極めて近接する位置に移動される。このテーパー
付きの表面はスエージ加工が施されそしてこの銅チュー
ブをアルミニウムチューブと接合する直前に汚れの無い
乾燥したかつ酸素の無い表面を与えるように1あるいは
複数の手段、例えば化学的に、機械的に、あるいは超音
波を使って酸化物が洗浄される。この銅チューブは所定
の長さにカットされかつ誘導加熱コイルを通して挿入さ
れかつストッパーによって止められている取り付けブラ
ケット上に保持される。
【0017】この誘導加熱コイルはテーパー付きの銅端
部およびそれに直ぐ連なるアルミニウムの端部の廻りに
配置されているので、銅チューブ部分がアルミニウムチ
ューブの端部に係合すると、加熱コイルの大部分は銅チ
ューブ部分を包囲することになる。誘導加熱コイルはそ
の熱がチューブに与えられ出来るだけ早く900度Fを
越える温度に達するように励磁される。そのチューブが
そのような高温に達すると、アルミニウムチューブおよ
びそのクランプされたフォルダーはピストン部材によっ
て一定の力で銅チューブ上に押し込まれる。このアルミ
ニウムチューブが銅チューブのスエージ加工された端部
の囲りに位置決めされかつはめ込まれると、誘導加熱コ
イルは遮断される。短い冷却期間が与えられた後、この
接合されたチューブは解除されそして装置から取り出さ
れる。
【0018】銅およびアルミニウムチューブ間の完成さ
れた接合あるいは結合について分散型のX線分光器を使
った化学的な分析が行われた。この分析および試験の結
果、これらのチューブ間には銅およびアルミニウムチュ
ーブ間に金属間結合を与える金属間層と思われる層が形
成されていることが判明した。この金属間層あるいは結
合は約60〜70%のアルミニウムおよび約40〜30
%の銅およびアルミニウムの共融混合物であると信じら
れる。そしてこの共融混合物は約1018度Fの共融形
成温度を有している。
【0019】この銅およびアルミニウムチューブ間の金
属間共融混合物層の厚みは、銅およびアルミニウムチュ
ーブ間の接合の開口部間の距離に依存して約0.000
2〜0.0010インチの間である。この金属間共融混
合物層はチューブの長さに関して軸方向に線形の接合を
与えるために銅およびアルミニウムチューブ間の接合の
はめ込み線形長さの実質的に全体に亙って伸びている。
このようにして得られた結合は、銅−アルミニウム冶金
的接合を含む突き合わせ溶接およびハンダよりも高い引
張り強度を有するより強い結合を与えることが出来る。
【0020】本発明はアルミニウムおよび銅の共融混合
物である金属間結合を与えることによって銅およびアル
ミニウム間の接合の近接および近接性を最大にする方法
を提供する。
【0021】さらに本発明の方法によって金属の表面の
酸化物は最少にされる。一般的に洗浄された銅チューブ
あるいはパイプの急速な電気的加熱によって酸化物の無
い層が生じる。また同様に銅チューブ上へのアルミニウ
ムチューブのはめ込み方向への移動の際に、形成された
総てのアルミニウム酸化物はアルミニウムチューブ内側
あるいは外側表面から機械的にはがされそして取り除か
れる。その結果、銅の酸化物の無い層と係合しかつ接触
するためアルミニウムの酸化物の無い層が露出する。
【0022】その他のおよびさらに重要な本発明の目的
は、以下の説明および請求項から明らかとなるであろ
う。そしてそれらは添付した図面に示されている。そし
て添付した図面は、例示として、本発明の望ましい一実
施例およびその原理をおよびこれらの原理が適用されて
いる最良のモードと我々が今考えるものを示している。
同一あるいは均等な原理を与える本発明のその他の実施
例も同様に利用することが出来、かつ本発明の範囲から
逸脱しない限りは当業者の必要に応じて成される構造的
な変更も可能である。
【0023】
【実施例】本発明の理解を容易にするために、その望ま
しい実施例が添付図面に示されている。以下の説明と共
にこれらを検討すれば、本発明、その構成、動作および
多くの効果が直ちに理解され認められるであろう。
【0024】さてここでは図面全体に亙って同じあるい
は同様な部分を示すために同じ数字が使われている。図
1〜8には、本発明の一実施例による銅およびアルミニ
ウムチューブ間に冶金的接合を形成するための装置およ
び方法が概略的に図示されている。銅チューブあるいは
パイプ12とアルミニウムチューブあるいはパイプ14
間に線形の冶金的接合10(図8)を形成するための方
法が以下で説明される。この銅チューブあるいはパイプ
12は望ましくは約0.100〜1.00インチ間の外
径を有しており、この銅チューブの端部13(図6)は
スエージ加工された部分16を有しており、この部分は
この銅チューブの長手方向の軸に対して銅チューブの端
部13から約1/2 〜30度の間の角度にテーパーが付け
られている。このスエージ加工された部分16は図6に
示すように、銅チューブあるいはパイプの端部13から
約0.25〜1.00インチの間伸びている。スエージ
加工され、脱グリース処理され、かつ脱酸化物処理され
たこの突出部あるいはチューブ12はこのチューブを取
り囲みかつこの銅チューブ12に対して軸方向に相対的
に可動な誘導加熱コイル18内に取り付けられている。
この銅の突出部あるいはチューブ12は誘導加熱コイル
18を通して挿入されているピン17上に取り付けら
れ、そしてストッパー(図示せず)と係合して止められ
ている。
【0025】アルミニウムチューブあるいはパイプ14
は所定の長さに一般的に直交するあるいは角ばった端部
15を残してカットされている。アルミニウムチューブ
14はオイルの無い出来るだけきれいな状態に保持され
ており、かつチューブの掴み部材あるいはクランプ手段
22中に位置決めされており、このクランプ手段22は
このアルミニウムチューブを銅チューブのスエージ加工
された端部と軸方向に並ぶようにしっかりと係合し、か
つ保持している。図2に示すように、アルミニウムチュ
ーブの端部15は次にクランプ手段22によって銅チュ
ーブのテーパーのついたスエージ加工された部分16と
係合するように著しく近接した位置に軸方向に移動され
る。
【0026】次に誘導加熱コイル18が誘導加熱コイル
18の大部分が銅チューブを取り巻きそれを加熱するよ
うに銅チューブのスエージ加工された端部16の囲りに
移動されかつ位置決めされる。誘導加熱コイル18の主
要な部分をアルミニウムチューブの端部ではなく銅パイ
プのテーパーの付いた端部の囲りに位置決めすることが
重要である。それは加熱の大半が銅チューブに対して行
なわれねばならないからである。銅およびアルミニウム
チューブの相対的な質量に対して裕度が維持されねばな
らない。例えば、薄い壁の銅チューブは希望する温度に
到達するために少しの熱しか必要としない。従って図3
に示す本発明の実施例による場合よりも加熱コイル中へ
の挿入のサイクルを短くすべきである。アルミニウムチ
ューブおよび銅チューブの重量および壁厚についての種
々のその他の組み合わせについても、加熱コイル中にお
けるチューブの配置によって対応出来る。加熱コイルが
この2つのチューブを出来るだけ早く900度Fを越え
る温度に加熱した後、アルミニウムチューブが図4の矢
印の方向に掴み部材22に係合しているピストン部材2
5によって一定の力で銅のチューブ上に押し込まれある
いははめ込まれる。アルミニウムチューブが銅チューブ
上に押し込まれそして誘導加熱コイルが切られると、可
塑状あるいは液状の冶金的接合部を完成するために固体
化するように数秒間の短い冷却期間が与えられる。その
後、図5に示すように、掴み部材22は解除され接合さ
れた銅およびアルミニウムのチューブが装置から取り出
される。
【0027】図8は銅およびアルミニウムチューブ間に
線形の冶金的接合を完成するため、銅チューブ12のス
エージ加工された部分16の囲りをアルミニウムチュー
ブの端部15が包囲する係合状態を示す拡大図である。
本発明の望ましい実施例から直ぐに理解出来るように、
銅およびアルミニウムチューブ間に望ましい冶金的な結
合を与えるために銅チューブ上にアルミニウムチューブ
をはめ込む方向に移動する際、アルミニウムチューブを
連続して広げるように銅のチューブがアルミニウムチュ
ーブ中に挿入されることが目論まれている。接合される
チューブの円形状はより硬い金属の規則的なスエージ加
工を可能にし、銅チューブのより鍛造可能な金属、即ち
アルミニウムチューブ中へのはめ込みを可能にする。銅
チューブ端の特別なテーパー構造は銅チューブがアルミ
ニウムチューブ中に押し込まれるにつれて、アルミニウ
ムのチューブが連続してその径を拡大するように働く。
【0028】しかし上記とは逆の手順、即ちアルミニウ
ムチューブを拡大されているスエージ加工された銅チュ
ーブ中に挿入することも本発明の範囲の中にある。この
場合には、銅チューブのテーパーの付いた広がった端部
はアルミニウムチューブが銅チューブ中に押し込まれる
につれてアルミニウムチューブの径が連続して縮少する
方向に働く。本発明による新規な接合を達成するため
に、チューブ端部の加熱を制御するために銅およびアル
ミニウムチューブの端部の相対的な寸法および形状を手
直しして開示した装置を使うことも可能である。
【0029】分散型のX線分光器を使った銅およびアル
ミニウムチューブ間の完成された冶金的結合について行
った分析はチューブ間の金属間層が銅およびアルミニウ
ムチューブ間の金属間結合を与えていることを示した。
この金属間層の結合は約60%〜70%のアルミニウム
および約40%〜30%の銅を含む銅およびアルミニウ
ムの共融混合物であることが観察された。望ましい銅お
よびアルミニウムの共融混合物は約67%のアルミニウ
ムと約33%の銅である。このような共融混合物から生
じた冶金的接合は約1018度Fの共融形成温度を有し
ている。
【0030】銅およびアルミニウムチューブ間の金属間
共融混合物層の厚みはアルミニウムおよび銅チューブ間
の接合部の開口間の距離に依存して約0.0002〜
0.0010インチの間であることが観察された。さら
に分析の結果は、この金属間共融混合物層はチューブ部
材間の軸方向の線形冶金的接合を与えるように銅および
アルミニウムチューブ間の接合の線形長さ全体に亙って
伸びていることが観察された。
【0031】熱交換器産業で最も一般的に行われる銅お
よびアルミニウムの冶金的な接合に関連して本発明およ
びプロセスについて説明してきたが、アルミニウムをア
ルミニウムに接合することあるいは異なる種類の金属例
えばアルミニウムをスチールに結合することも本発明の
範囲にある。
【0032】
【発明の効果】本発明はアルミニウムおよび銅の共融混
合物である金属間の結合を与えるために銅およびアルミ
ニウムチューブ間の接合の近接あるいは近接性を最大限
にする方法を提供する。このような接合は銅およびアル
ミニウムチューブ間にこれらのチューブの接合について
公知であった突き合わせ溶接およびハンダコーティング
によるものよりもより高い引張り強度を有するより強力
な結合を与える。
【0033】銅およびアルミニウムチューブ間にこれら
の冶金的接合を生成する際の本発明による装置および方
法はあらゆる長さおよびあらゆる方向、例えば垂直方向
あるいは水平方向の銅およびアルミニウムチューブの接
合に利用出来る。さらに、本発明による冶金的接合は鉛
を使用せず、従って熱交換器動作中にコンプレッサーが
後になって故障する原因となるチューブ中へのくずの混
入と云う問題を解消し、同時に従来のプロセスを使った
時に生じていたバリおよび再度のドリル掛けの問題をも
除去出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】銅およびアルミニウムチューブ間に冶金的な結
合を完成するための装置の概略図であって、ここでは本
発明に従って銅チューブが加熱部材中に位置決めされて
いる。
【図2】誘導加熱コイル中への銅チューブの位置決めお
よび掴み部材中に位置決めされかつクランプされたアル
ミニウムチューブを示す概略図であって、本発明に従っ
てアルミニウムチューブ端部が銅チューブのスエージ加
工された端部と係合するように軸方向に位置決めされて
いる。
【図3】本発明に従って誘導加熱コイルが銅チューブの
スエージ加工された端部およびアルミニウムチューブの
端部の囲りに位置決めされ、そして励磁される様子を示
す概略図。
【図4】本発明に従って誘導加熱コイルが切られ、そし
てアルミニウムチューブを銅チューブのスエージ加工さ
れた表面上に一定の力で押し込むため、掴み部材によっ
てアルミニウムチューブを銅チューブの軸方向に前進お
よび移動させる様子を示す概略図である。
【図5】本発明に従ってアルミニウムチューブの掴み部
材からの解除および銅およびアルミニウムチューブ間の
完成した冶金的接合部の取り出しを可能とするため誘導
加熱コイルをその最初の休止位置にもどす様子を示して
いる概略図。
【図6】本発明に従ったアルミニウムチューブの端部と
係合する前の銅チューブのスエージ加工された端部の軸
方向の並びを示す拡大断面図である。
【図7】本発明に従った冶金的接合部の加熱および接合
前のスエージ加工された銅チューブ上へのアルミニウム
チューブのカットされた端部の係合を示す拡大断面図で
ある。
【図8】本発明の一実施例による銅チューブおよびアル
ミニウムチューブ間に生じる冶金的接合を示す拡大断面
図である。
【符号の説明】
10 線形冶金的接合 12 銅チューブ 13 銅チューブ端部 14 アルミニウムチューブ 15 角ばったアルミニウムチューブ端部 16 スエージ加工された銅チューブの端部 17 ピン 18 誘導加熱コイル 22 クランプ手段 25 ピストン部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B23K 103:18

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1および第2の管状部材間を冶金的に
    接合する方法に於いて:第1および第2の管状部材を互
    いに軸方向に並んだ位置に取り付けること;第1および
    第2の管状部材の端部を突き合せ関係に位置決めするこ
    と;上記第1および第2の管状部材の端部を少なくとも
    その冶金的接合の共融温度にまで加熱すること;上記第
    1および第2の管状部材のいずれか一方を他方の部材に
    対して上記部材の一方の外表面と上記部材の他方の内表
    面間をプレスばめし、上記管状部材間に線状に伸びる接
    合を与えるようにはめ込み方向に移動すること;および
    上記接合された管状部材の端部を上記管状部材間に線状
    の冶金的接合を与えるように冷却することから成る方
    法。
  2. 【請求項2】 上記第1あるいは第2の管状部材の一方
    は銅でありかつ上記第1および第2の管状部材の他方は
    アルミニウムである請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 上記銅の管状部材をアルミニウムの管状
    部材に対して軸方向に並んだ位置に取り付けるステップ
    に先立って上記銅の管状部材の端部に隣接した外表面に
    テーパーを与えるために上記銅の管状部材の端部をスエ
    ージング加工をするステップをさらに有する請求項2の
    方法。
  4. 【請求項4】 上記銅の管状部材を取り付けるステップ
    に先立って上記銅の管状部材のテーパー付きの外表面を
    脱酸素処理をするステップをさらに有する請求項3の方
    法。
  5. 【請求項5】 上記管状部材の相互のはめ込み方向への
    移動は所定の一定の力で行われる請求項1の方法。
  6. 【請求項6】 冶金的接合部の上記共融温度は約101
    8度Fである請求項1の方法。
  7. 【請求項7】 第1および第2の管状部材はアルミニウ
    ムである請求項1の方法。
  8. 【請求項8】 上記第1および第2の管状部材は種類の
    異なる金属である請求項1の方法。
  9. 【請求項9】 上記種類の異なる金属はアルミニウムお
    よびスチールである請求項8の方法。
  10. 【請求項10】 銅チューブおよびアルミニウムチュー
    ブ間の冶金的接合であって、その冶金的接合はその長手
    方向に約0.25〜1.00インチ伸びておりかつ約6
    0〜70%のアルミニウムと40〜30%の銅を含んで
    いる冶金的接合。
  11. 【請求項11】 上記アルミニウムチューブは上記銅チ
    ューブの外径よりも大きな内径を有する請求項10の冶
    金的接合。
  12. 【請求項12】 上記銅チューブはその端部に隣接して
    スエージ加工された部分を有する請求項10の冶金的接
    合。
  13. 【請求項13】 上記冶金的接合の厚みは約0.000
    2〜0.001インチの間である請求項10の冶金的接
    合。
  14. 【請求項14】 上記のアルミニウム含有量が約67%
    銅の含有量が約33%である請求項10の冶金的接合。
  15. 【請求項15】 上記スエージ加工された部分は上記銅
    のチューブの軸方向中心線に対して1/2 〜30度の角度
    が付けられている請求項12の冶金的接合。
  16. 【請求項16】 第1および第2の管状部材間の冶金的
    接合を行う装置に於いて:上記第1の管状部材を受け入
    れかつ取り付けるような構造に配置された取り付け部
    材;取り付けられた第1の管状部材を軸方向に並ぶよう
    に第2の管状部材を受け入れかつ取り付ける構造に配置
    された掴み部材であって、この掴み部材は係合関係にあ
    る第1および第2の管状部材の端部を位置決めするよう
    に軸方向に移動可能に構成されており;上記第1の管状
    部材の少なくとも外側の管状表面を加熱する構造に配置
    されている加熱部材;および上記第1あるいは第2の管
    状部材の一方の外表面と上記部材の他方の内表面間では
    め込みのプレスばめを行い、両者間に冶金的接合を与え
    るように上記掴み部材と上記取り付けられた管状部材を
    一定の力で軸方向に移動する駆動手段から成る装置。
  17. 【請求項17】 上記掴み部材は接合の形成後接合され
    た管状部材をその装置から解除する構造に配置されてい
    る請求項16の装置。
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