JPH105766A - 電解処理による汚濁水浄化装置 - Google Patents

電解処理による汚濁水浄化装置

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JPH105766A
JPH105766A JP16400596A JP16400596A JPH105766A JP H105766 A JPH105766 A JP H105766A JP 16400596 A JP16400596 A JP 16400596A JP 16400596 A JP16400596 A JP 16400596A JP H105766 A JPH105766 A JP H105766A
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electrolytic
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不溶性の電極を用いた電気不選法で、汚濁水
の除濁、殺菌が確実に行える汚濁水浄化装置を提供す
る。 【解決手段】 電解槽7の左側壁20の下部には、汚濁
水の原水を取り入れる原水流入口26が設けられてお
り、右側壁21の上部には、フロック27を排出するフ
ロック排出口8が設けられ、右側壁21の下部には、沈
殿物を排出する沈殿除去口10が設けられ、前記フロッ
ク排出口8と沈殿除去口10の中間部には処理水を排出
する処理水排出口9が設けられている。電解槽7の内側
には、不溶性の陽極16a乃至16cと不溶性の陰極1
7a乃至17cとが交互に設けられ、原水流入口26か
ら流入した原水は、各陽極及び陰極の間を通って除濁、
殺菌されて処理水排出口9から排出される。このとき、
電気浮選法により発生したフロック27はフロック排出
口8から排出され、沈殿物は沈殿除去口10から排出さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、河川水などの汚濁
物質を含有する汚濁水を電気浮選法で除濁、殺菌を行
い、汚濁水を浄化する電解処理による汚濁水浄化装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、汚濁水浄化方法として電解処理な
どを利用した様々な装置が考案されている。例えば、特
開平4−244291号公報に電解処理法による汚濁水
浄化装置が開示されているが、この装置は、可溶性の電
極を用いたもので、溶けた電極成分の金属イオン(例え
ば、アルミニウムイオン等)が凝集剤となり汚濁水中の
水中介在物(汚濁物質)を凝集しフロックとして浮上さ
せ除去するものである。また、不溶性電極を用いて電気
浮選法により汚濁水を浄化する方法も知られている。こ
の電気浮選法は、水を電気分解することによって生ずる
水素ガスや酸素ガスが、汚濁水の原水中に浮遊している
汚濁成分を凝集させて、粗大粒子(以下「フロック」と
いう。)として水の上に浮き上がらせて原水中から除去
する方法である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
4−244291号公報に記載されているような電解処
理法による汚濁水浄化装置では、可溶性の電極を用いる
ために、装置を使用することにより、電極が溶解してい
くという欠点を持ち合わせている。このため、定期的に
電極を交換しなければならないという問題があった。ま
た、可溶性電極を用いると処理水中に可溶性電極から溶
解した金属イオンが含まれるため、飲料水に使用するた
めには金属イオンを処理水中から除かなければならない
という問題もあった。
【0004】さらに、可溶性電極から溶解した金属イオ
ンと汚濁水中に含まれる塩素イオンとにより金属塩化物
が生成するため、汚濁水中に含有される塩素イオンが減
少し、殺菌効果が低下する問題もあった。また、不溶性
電極を用いた浄化装置では、従来は陽極に陰極を対向し
て設けているだけなので、水の殺菌に有効な有効塩素の
生成効率が悪いという問題があった。そこで、本発明
は、河川水などの汚濁物質を含有する汚濁水を、不溶性
の電極を用いた電気浮選法でも除濁、殺菌が確実に行
え、十分に原水の浄化ができる汚濁水浄化装置を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明の電解処理による汚濁水浄
化装置では、電気浮選法により汚濁水中の汚濁成分をフ
ロックとして凝集し除去するために、汚濁水を貯蔵する
電解槽と、前記電解槽に設けられた複数の不溶性の陽極
と、前記陽極と対向するように設けられた複数の陰極と
を備え、前記陽極と前記陰極は交互に配置される構成と
なっている。また、請求項2に記載の発明の電解処理に
よる汚濁水浄化装置では、請求項1に記載の構成に加
え、前記電解槽は沈殿した沈殿物を排出する沈殿除去口
を有し、前記電解槽の底部は前記沈殿除去口に向かって
下り勾配を有する構成となっている。
【0006】さらに、請求項3に記載の発明の電解処理
による汚濁水浄化装置では、請求項1に記載の構成に加
え、前記電解槽には複数の非電導性仕切板を設け、該非
電導仕切板の表面及び裏面には前記陽極及び陰極を各々
配置し、該非電導性仕切板は電解槽の底部に接するもの
と接しないものを交互に配置し、前記電解槽中を流れる
汚濁水が前記非電導性仕切板を境にして上下方向で流れ
る向きが異なるように構成している。また、請求項4に
記載の発明の電解処理による汚濁水浄化装置では、請求
項1に記載の構成に加え、前記電解槽の陽極と陰極の間
には、電解槽を仕切る隔膜を設け、当該隔膜の下端と前
記電解槽の底部との間には汚濁水が通過する間隙が設け
られている。
【0007】さらに、請求項5に記載の発明の電解処理
による汚濁水浄化装置では、請求項4に記載の構成に加
え、前記隔膜は、波状の起伏を有している。また、請求
項6に記載の発明の電解処理による汚濁水浄化装置で
は、請求項4又は5に記載の構成に加え、前記電解槽は
蓋部を有し、前記隔膜は、前記電解槽の蓋部から該電解
槽の底部に向けて形成され、且つ前記隔膜で仕切られた
電解槽の空間ごとにフロックを排出するフロック排出口
を有している。さらに、請求項7に記載の発明の電解処
理による汚濁水浄化装置では、請求項6に記載の構成に
加え、前記電解槽は、前記隔膜により仕切られた空間ご
とに、沈殿物を排出する沈殿除去口を有し、且つ電解槽
の底部は該沈殿除去口に向けて下り勾配を有する構成と
なっている。
【0008】上記の構成を有する請求項1に記載の構成
を有する電解処理による汚濁水浄化装置では、不溶性の
陽極と陰極とを用いることにより、電極の溶解が防止で
き、電極の交換が不要になる。また、処理水中に電極か
ら溶解した金属イオンが含まれないので、金属イオンの
除去が不要になる。さらに、陽極と陰極とを交互に配置
しているので、水の電気分解の効率がよくなり、電気浮
選法によるフロックの生成率も上昇し、汚濁物質を含有
する汚濁水から確実に汚濁成分を除去することができ
る。また、不溶性の陽極と陰極と使用していることか
ら、電極から溶解した金属イオンと汚濁水中に含まれる
塩素イオンが反応して金属塩化合物を作ることがないの
で、塩素イオンが減少せず汚濁水中に含まれる塩素を有
効に活用して殺菌することがきる。さらに、不溶性の陽
極と陰極とを交互に複数配置しているため、陽極と汚濁
水中に含まれる塩素イオンの接触面積が拡大し、有効塩
素の生成効率も向上し、水中に存在する多くの菌を死滅
させることができ、さらに、汚濁水には凝集剤などを加
えないので、凝集剤による水の汚染も防止することがで
きる。
【0009】また、請求項2に記載の構成を有する電解
処理による汚濁水浄化装置では、電解槽の電解槽の底部
が沈殿除去口に向かって下り勾配を有するので、沈殿物
が容易に排出される。さらに、請求項3に記載の構成を
有する電解処理による汚濁水浄化装置では、前記電解槽
中を流れる汚濁水が前記非電導性仕切板を境にして上下
方向で流れる向きを変えて陽極及び陰極間を流れるの
で、陽極及び陰極で発生した気体と水中介在物(汚濁物
質)との接触を促し電気浮選法によるフロックの生成効
率の向上及び汚濁水の殺菌も十分にできる。
【0010】また、請求項4に記載の構成を有する電解
処理による汚濁水浄化装置では、下部に間隙を有する隔
壁を電解槽に設けているので、隔膜を境にして汚濁水の
流れが上下方向で逆に流れる。従って、陽極及び陰極で
発生した気体と水中介在物との接触を促し電気浮選法に
よるフロックの生成効率の向上及び汚濁水の殺菌も十分
にできる。さらに、請求項5に記載の構成を有する電解
処理による汚濁水浄化装置では、前記隔膜が波状の起伏
を有するので、水の流れを乱し、水中介在物と陽極及び
陰極で発生した気体の接触を促しフロックの生成効率の
及び汚濁水の殺菌も十分できる。
【0011】また、請求項6に記載の構成を有する電解
処理による汚濁水浄化装置では、隔膜で仕切られた空間
ごとにフッロク排出口を有するので、フロックの排出が
確実になる。さらに、請求項7に記載の構成を有する電
解処理による汚濁水浄化装置では、隔膜によって仕切ら
れた空間ごとに沈殿除去口を有し、且つ電解槽の底部が
沈殿除去口に向かって下り勾配を有するので、沈殿物の
排出が容易になる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
一実施の形態である電解処理による汚濁水浄化装置につ
いて説明する。図1は、本実施の形態の電解処理による
汚濁水浄化装置の全体構成を示す図である。図1に示す
ように、汚濁水の原水の流入を制御する制御バルブ1
は、原水を圧送するポンプ2に配管3によって接続さ
れ、該ポンプ2は、配管4によって原水中に含まれる比
較的大きな介在物を除去する予備沈殿槽5に接続されて
いる。予備沈殿槽5の具体的構成は図示しないが、予備
沈殿槽5中には板又は網を用いた傾斜板を設け、原水中
に含まれる比較的大きな介在物を沈殿させて除去し、後
述する電解処理の浄化効率を高めるために設けられてい
るものである。前記予備沈殿槽5は、配管6によって電
解槽7に接続されている。電解槽7では、原水は電気浮
選法によって処理され浄化殺菌される。
【0013】また、電解槽7には、電気浮選法によって
生じたフロックを排出するフロック排出口8と浄化殺菌
された処理水が排出される処理水排出口9と電解槽7の
底に沈殿した沈殿物を排出する沈殿除去口10とが設け
られている。電解槽7の処理水排出口9は、配管11に
よって処理水タンク12に接続され、処理水タンク12
には、処理水タンク12中への処理水の貯蔵量を検出す
る水位センサー13が設けられている。水位センサー1
3は、検出信号を伝送するケーブル14によって、汚濁
水浄化装置全体の制御を行う制御装置15に接続されて
いる。なお、制御装置15は、前記制御バルブ1の図示
外の駆動回路、前記ポンプ2、電解槽7の陽極16及び
陰極17にも各々接続されている。制御装置15の構成
については、図示しないが、CPU、RAM、ROM及
び外部装置との入出力回路等により構成されている。
【0014】次いで、第1の実施の形態である汚濁水浄
化装置の主要部である電解槽7について、図2及び図3
を参照して説明する。図2は電解槽7の正面図、図3は
電解槽7の右側面図である。電解槽7の外観形状は、略
直方体形状をしており、図2に示す左側壁20及び右側
壁21と、図3に示す前壁22及び後壁23とによって
側壁部が構成され、図2に示すように、電解槽7の上部
を蓋部24により塞がれ、底部25により電解槽7の底
が塞がれている。また、前記左側壁20の下部には、電
気浮選法により浄化される汚濁水の原水を電解槽7に取
り入れる原水流入口26が設けられており、原水流入口
26には、予備沈殿槽5から原水を導水する配管6が接
続されている。さらに、前記右側壁21の上部には、電
気浮選法により生成したフロック27を排出するフロッ
ク排出口8が設けられ、該右側壁21の下部には、電解
槽7の底部25に沈殿した沈殿物を排出する沈殿除去口
10が設けられ、前記フロック排出口8と沈殿除去口1
0の中間部のフロック排出口8寄りには、浄化殺菌され
た処理水を排出する処理水排出口9が設けられている。
また、前記沈殿除去口10には、沈殿除去口10の開閉
を行う開閉弁28が設けられている。
【0015】次に、電解槽7に設けられている陽極16
及び陰極17について説明する。電解槽7の内側には、
図2に示すように、左側壁20の内面に沿って陽極16
aが設けられ、電解槽7の略中央部には陽極16bが設
けられ、さらに、陽極16bの右側の右側壁21に対向
した位置には陽極16cが設けられている。これらの陽
極16a乃至16cは、前壁22から後壁23まで延設
されており、図3に示す電解槽7の側面図に波線で示さ
れるように、略正方形状の不溶性の材質による板材で構
成されている。その材質は、例えば、プラチナ(P
t)、イリジウム(Ir)等を主成分とする貴金属元素
を焼成被覆したチタン板などが好適である。陰極17
は、図2に示すように、電解槽7の右側壁21の内側に
陰極17aが設けられ、前記陽極16bと陽極16cの
間には陰極17bが設けられ、前記陽極16aと陽極1
6bの間には陰極17cが設けられている。これらの陰
極17a乃至17cは、前記陽極16a乃至16cと同
様の材質及び形状に形成されており、陽極16a乃至1
6cと陰極17a乃至17cとの間隔は略均一の間隔に
なるように電解槽7中に交互に配置されている。また、
図3に示すように陽極16a乃至16c及び陰極17a
乃至17cの下部には、原水が通過するための間隙29
が形成され、また、陽極16a乃至16c及び陰極17
a乃至17cの上部には、処理水及びフロック29が通
過する間隙30が設けられている。従って、各電極の上
下方向長は、処理水排出口9と沈殿除去口10の間の長
さと略同一に形成されている。
【0016】次に、第1の実施の形態の電解処理による
汚濁水処理装置の動作について説明する。先ず、制御装
置15の制御により、制御バルブ1が開かれポンプ2が
起動すると、汚濁水の原水は制御バルブ1から導水さ
れ、配管3を介してポンプ2によって、配管4を経て予
備沈殿槽5をまで圧送される。予備沈殿槽5では、原水
に含まれる比較的大きな介在物が沈殿除去される。その
後、原水は配管6を経て電解槽7の原水流入口26に流
入する。電解槽7の中では、原水は底部25に沿って間
隙29を通過して、各電極の間に図2に示す矢印Aに沿
って流入する。各電極間に入った原水は電極間を通り抜
けて上昇し、図2に示す矢印Bに沿って処理水排出口9
に向かって流れていく。
【0017】このとき、制御装置15の制御により、電
解槽7の内部の原水には2〜4A/dm2 程度の電流が
流れるように、陰極17a乃至17cに対して、陽極1
6a乃至16cの電位が高くなるように所定の電圧を印
加している。従って、水の電気分解が下記のように生じ
ている。 陽極近傍・・・ 2H2O → 4H+ + O2↑ + 4e- 陰極近傍・・・ H2O+4e- → 4OH- + 2H2↑ ここで、原水中の濁度成分はコロイド状となって帯電し
て原水中に存在しているが、上記の水の電気分解によ
り、帯電を失う一方、陽極16a乃至16cからは酸素
ガスが、陰極17a乃至17cからは水素ガスが発生し
ているので、これらのガスが原水中の濁度成分と接触
し、濁度成分をフロック27として処理水の上に浮上さ
せる。そして、フロック27は、処理水の処理水排出口
9への流れに従って、処理水上に浮いたままフロック排
出口8へと流されて行きフロック排出口8から排出され
除去される。従って、原水中の濁度成分が除去され原水
は浄化される。
【0018】また、原水中に存在している菌は、前記電
解槽7の内部での原水への前記2〜4A/dm2 程度の
電流の通電により死滅する。また、原水中に存在する塩
素イオンが電解により次亜塩素酸となり、前記菌死滅の
2次的要因ともなる。従って、前記電解槽7中では、原
水中の菌を死滅させることができ殺菌ができる。さら
に、電解槽7の底部25に溜まった沈殿物は、適宜、沈
殿除去口10に設けた開閉弁28を開くことにより、沈
殿除去口10から排出することができる。電解槽7によ
って処理された水は、処理水排出口9から配管11を経
て処理水タンク12に貯えられる。そして、処理水タン
ク12に設けた水位センサー13からの出力信号によ
り、制御装置15は、制御バルブ1の開閉や、ポンプ2
の駆動を行う、また、前記陽極16及び陰極17間への
電圧の制御を行って、原水中に流れる電流値を一定に制
御する。
【0019】以上説明したように、本実施の形態の電解
処理による汚濁水浄化装置では、不溶性の材質からなる
陽極16a乃至16cと陰極17a乃至17cとを複数
交互に配置して、各電極間に汚濁水の原水を通過させる
ので、発生した気体と汚濁水中の介在物(汚濁物質)と
の接触を促し、汚濁物質を含有する原水から電気浮選法
により汚濁物質を除去することが確実にできる。また、
原水中への電流の通電により、原水中に存在する多くの
菌を死滅させることができるだけでなく、陽極と陰極と
を交互に配置しているので有効塩素の生成効率も向上
し、水中に存在する多くの菌を死滅させることが可能に
なる。さらに、各陽極16a乃至16c及び各陰極17
a乃至17cに不溶性電極を用いることにより、電気分
解によって電極が溶出することがないので、電極の交換
の必要がなくなり、また、凝集剤などを原水に加えない
ため、凝集剤による水の汚染を考慮する必要がなくなる
という効果を有する。
【0020】次に、本発明の第2の実施の形態につい
て、図4を参照して説明する。第2の実施の形態では、
前記第1の実施の形態と異なるのは、電解槽の底部の形
状及び陽極16及び陰極17の長さのみであり、他の構
成は前記と同様であるので同一部分については説明を省
略する。図4に示すように、第2の実施の形態の電解槽
31の底部32は沈殿除去口10に向けて下り勾配で傾
斜している。また、陽極16a乃至16c及び陰極17
a乃至17cは、右側壁21に近づくに従って上下方向
長が長くなっている。この第2の実施の形態の電解槽3
1の底部32は沈殿除去口10に向けて下り勾配で傾斜
しているため、原水の流れが乱れ、且つ原水の流れと底
部32の傾斜により、沈殿物が沈殿除去口10に向けて
流れて行き、沈殿除去口10の近傍に溜まり易くなる。
よって、開閉弁28を開くことにより、沈殿物を容易に
排出することができる。
【0021】次に、本発明の第3の実施の形態につい
て、図5及び図6を参照して説明する。図5は電解槽3
3の正面図、図6は電解槽33の右側面図である。第3
の実施の形態では、前記第1の実施の形態と異なるの
は、電解槽の構成のみであり、他の構成は前記と同様で
あるので同一部分については説明を省略する。図5に示
すように電解槽33の外観形状は、略直方体形状をして
おり、図5に示す左側壁34及び右側壁35と、図6に
示す前壁36及び後壁37とによって側壁部が構成さ
れ、図5に示すように、電解槽33の上部を蓋部38に
より塞がれ、底部39により電解槽33の底が塞がれて
いる。また、前記左側壁34の上部には、汚濁水の原水
を電解槽33に取り入れる原水流入口40が設けられて
おり、原水流入口40には、予備沈殿槽5から原水を導
水する配管6が接続されている。さらに、前記右側壁3
5の上部には、電気浮選法により生成したフロック27
を排出するフロック排出口41が設けられ、該右側壁3
5の下部には、浄化殺菌された処理水を排出する処理水
排出口42が設けられている。また、前壁36の下部中
央には電解槽33の底部39に沈殿した沈殿物を排出す
る沈殿除去口43が設けられ、該沈殿除去口43には、
沈殿除去口43の開閉を行う開閉弁44が設けられてい
る。また、処理水排出口42に接続された屈曲した配管
45の底部にも電解槽33の底部39に沈殿した沈殿物
を排出する沈殿除去口46が設けられ、該沈殿除去口4
6には、沈殿除去口46の開閉を行う開閉弁47が設け
られている。
【0022】次に、電解槽33に設けられている陽極及
び陰極について説明する。電解槽33の内側には、図5
に示すように、左側壁34の内面に沿って陽極48aが
設けられ、右側壁35の内面に沿って陰極49aが設け
られている。陽極48a及び陰極49aの間には、陽極
48a側に下部が電解槽33の底部39に接していない
非電導性仕切板50が配置され、陰極49a側には下部
が電解槽33の底部39に接している非電導性仕切板5
1が配置されている。この非電導性仕切板50,51
は、前記陽極48a及び陰極49aと平行に電解槽33
の前壁36から後壁37まで各々延設されている。ま
た、非電導性仕板50の図5における左側面には陰極4
9cが固定され、右側面には陽極48bが固定されてい
る。さらに、非電導性仕板51の図5における左側面に
は陰極49bが固定され、右側面には陽極48cが固定
されている。従って、各陽極及び陰極は各々対向するよ
うに配置されている。ここで、前記非電導性仕切板5
0,51の材質は、電気的に絶縁特性を有するものであ
れば足り、例えば、ベークライト板、プラスチック樹
脂、ガラス板、アクリル板、セラミック板等、絶縁性及
び耐水性を有するものであればその材質は問わない。ま
た、陽極48a乃至48b、陰極49a乃至49cは第
1の実施の形態の電極と材質は同じである。
【0023】第3の実施の形態の電解槽33では、原水
流入口40から流入した原水は電解槽33の底部39方
向に流れ、図5に示す矢印Cに沿って非導電性仕切板5
0の下を通過し、その後矢印Dに沿って上昇し、次いで
矢印Eに沿って非電導性仕切板51の上部を越えた後、
矢印Fに沿って下降して矢印Gに沿って処理水排出口4
2から排出される。従って、原水は、下降及び上昇を繰
り返しながら処理されるので、原水中に電気分解により
発生した酸素ガス及び水素ガスを十分に撹拌混合するこ
とができる。また、原水の処理経路も長くとることがで
きる。従って、発生気体と水中介在物との接触を促し電
気浮選法による汚濁水の汚濁成分の除去が十分でき、通
電及び発生した次亜塩素酸による殺菌も十分できる。
【0024】次に、本発明の第4の実施の形態につい
て、図7及び図8を参照して説明する。図7は電解槽5
2の正面図、図8は電解槽52の右側面図である。第4
の実施の形態では、前記第1の実施の形態と異なるの
は、電解槽の構成のみであり、他の構成は前記と同様で
あるので同一部分については説明を省略する。図7に示
すように電解槽52の外観形状は、略直方体形状をして
おり、図7に示す左側壁53及び右側壁54と、図8に
示す前壁55及び後壁56とによって側壁部が構成さ
れ、図7に示すように、電解槽52の上部を蓋部57に
より塞がれ、底部58により電解槽52の底が塞がれて
いる。また、前記左側壁53の上部には、汚濁水の原水
を電解槽52に取り入れる原水流入口59が設けられて
おり、原水流入口59には、予備沈殿槽5から原水を導
水する配管6が接続されている。さらに、前記右側壁5
4の上部には、電気浮選法により生成したフロック27
を排出するフロック排出口60が設けられ、該右側壁5
4の上方寄りの中央部には、浄化殺菌された処理水を排
出する処理水排出口61が設けられている。
【0025】次に、電解槽52に設けられている陽極及
び陰極について説明する。電解槽52の内側には、図7
に示すように、左側壁53の内面に沿って陽極62aが
設けられ、右側壁54の内面に沿って陰極63aが設け
られている。また、電解槽52には、陽極62aと対向
するように陰極63bが設けられ、また、陰極63aと
対向するように陽極62bが設けられおり、陽極62
a,62b及び陰極63a,63bは電解槽52の前壁
55から後壁56まで各々平行に延設され、底部58と
も接しており、底部58との間には隙間はなく、上部に
間隙64が形成されている。また、陽極62aと陰極6
3bとの間には非浸透性の隔膜65aが下部間隙66を
有して配置されており、また、陽極62bと陰極63b
との間にも非浸透性の隔膜65bが前記同様に配置され
ており、さらに、陽極62bと陰極63aとの間にも非
浸透性の隔膜65cが前記同様に配置されている。
【0026】また、電解槽52の前壁55の下部には電
解槽52の底部58に沈殿した沈殿物を排出する沈殿除
去口67a乃至67cが、各電極で仕切られた空間ごと
に設けられ、各沈殿除去口67a乃至67cには、沈殿
除去口の開閉を行う開閉弁68が各々設けられている。
第4の実施の形態の電解槽52では、原水は図7に示す
矢印G,H,I,J,Kの順に流れるので、隔膜65a
乃至65cの左右で原水の流れが上下方向において逆に
流れる。従って、原水中に電気分解により発生した酸素
ガス及び水素ガスを十分に撹拌混合することができ、発
生した気体と原水中の水中介在物の接触が促される。ま
た、原水の処理経路も長くとることができる。従って、
電気浮選法による汚濁水の汚濁成分の除去と、通電及び
発生した次亜塩素酸による殺菌が十分にできる。
【0027】尚、第5の実施の形態として、図9に示す
隔膜65a’乃至65c’のように隔膜を折り曲げて隔
膜65a’乃至65c’の表面に略波状の起伏を持たせ
るようにしても良い。このようにすることによって、原
水の流れに乱れが生じ、原水中に電気分解により発生し
た酸素ガス及び水素ガスを更に十分に撹拌混合すること
ができ、発生した気体と原水中の水中介在物の接触が促
される。従って、電気浮選法による汚濁水の汚濁成分の
除去が確実になり、また、通電により発生した次亜塩素
酸の原水への撹拌混合も十分でき殺菌もより確実にでき
る。
【0028】さらに、第6の実施の形態として図10及
び図11に示す隔膜65a”乃至65c”のように、隔
膜65a”乃至65c”を蓋部57まで延設し、電解槽
52内に隔膜65a”乃至65c”によって区切られた
空間毎に、前壁55の上部にフロック排出口60a乃至
60dを各々設けてもよい。このような構成にすること
により、フロックの排出が確実にできるようになる。ま
た、図12に示す第7の実施の形態のように、電解槽5
7の底部58を沈殿排出口67a乃至67cに向けて下
り勾配を有するように形成してもよい。このようにする
ことによって、沈殿物が沈殿排出口67a乃至67cに
向けて集まりやすく、沈殿排出口67a乃至67cから
排出し易くなる。
【0029】
【発明の効果】以上述べたように、上記の構成を有する
請求項1に記載の構成を有する電解処理による汚濁水浄
化装置では、不溶性の陽極と陰極を用いることにより、
電極の溶解が防止でき、電極の交換が不要になる。ま
た、処理水中に電極から溶解した金属イオンが含まれな
いので、金属イオンの除去が不要になる。さらに、陽極
と陰極とを交互に配置しているので、水の電気分解の効
率がよくなり、電気浮選法によるフロックの生成率も上
昇し、汚濁物質を含有する汚濁水から確実に汚濁成分を
除去することができる。また、不溶性の陽極と陰極と使
用していることから、電極から溶解した金属イオンと汚
濁水中に含まれる塩素イオンとが反応して金属塩化合物
を作ることがないので、塩素イオンが減少せず汚濁水中
に含まれる塩素を有効に活用して殺菌することがきる。
さらに、不溶性の陽極と陰極とを交互に複数配置してい
るため、陽極と汚濁水中に含まれる塩素イオンの接触面
積が拡大し、有効塩素の生成効率も向上し、水中に存在
する多くの菌を死滅させることができ、さらに、汚濁水
には凝集剤などを加えないので、凝集剤による水の汚染
も防止することができる。
【0030】また、請求項2に記載の発明の電解処理に
よる汚濁水浄化装置では、電解槽の電解槽の底部が沈殿
除去口に向かって下り勾配を有するので、沈殿物の排出
が容易にできる。さらに、請求項3に記載の発明の電解
処理による汚濁水浄化装置では、前記電解槽中を流れる
汚濁水が前記非電導性仕切板を境にして上下方向で流れ
る向きを変えて陽極及び陰極間を流れるので、陽極及び
陰極で発生した気体と水中介在物との接触を促し電気浮
選法によるフロックの生成効率を向上させることができ
る。また、汚濁水の殺菌も十分にできる。
【0031】また、請求項4に記載の発明の電解処理に
よる汚濁水浄化装置では、下部に間隙を有する隔壁を電
解槽に設けているので、隔膜を境にして汚濁水の流れが
上下方向で逆に流れる。従って、陽極及び陰極で発生し
た気体と水中介在物との接触を促し電気浮選法によるフ
ロックの生成効率を向上させることができる。また、汚
濁水の殺菌も十分にできる。さらに、請求項5に記載の
発明の電解処理による汚濁水浄化装置では、前記隔膜が
略波状の起伏を有するので、水の流れを乱し、水中介在
物と陽極及び陰極で発生した気体の接触を促しフロック
の生成効率を向上させることができる。
【0032】また、請求項6に記載の構成を有する電解
処理による汚濁水浄化装置では、隔膜で仕切られた空間
ごとにフロック排出口を有するので、フロックの排出が
確実にできる。さらに、請求項7に記載の構成を有する
電解処理による汚濁水浄化装置では、隔膜によって仕切
られた空間ごとに沈殿除去口を有し、且つ電解槽の底部
が沈殿除去口に向かって下り勾配を有するので、沈殿物
の排出が容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態の電解処理による
汚濁水浄化装置の全体の構成を示す図である。
【図2】 本発明の第1の実施の形態に使用される電解
槽の縦断面図である。
【図3】 本発明の第1の実施の形態に使用される電解
槽の右側面図である。
【図4】 本発明の第2の実施の形態に使用される電解
槽の縦断面図である。
【図5】 本発明の第3の実施の形態に使用される電解
槽の縦断面図である。
【図6】 本発明の第3の実施の形態に使用される電解
槽の右側面図である。
【図7】 本発明の第4の実施の形態に使用される電解
槽の縦断面図である。
【図8】 本発明の第4の実施の形態に使用される電解
槽の右側面図である。
【図9】 本発明の第5の実施の形態に使用される電解
槽の縦断面図である。
【図10】本発明の第6の実施の形態に使用される電解
槽の縦断面図である。
【図11】本発明の第6の実施の形態に使用される電解
槽の右側面図である。
【図12】本発明の第7の実施の形態に使用される電解
槽の斜視図である。
【符号の説明】
7・・・電解槽、8,41・・・フロック排出口、9,
42,61・・・処理水排出口、10,43・・・沈殿
除去口、16a,16b,16c・・・陽極、17a,
17b,17c・・・陰極、25,32,39,58・
・・底部、48a,48b,48c・・・陽極、49
a,49b,49c・・・陰極、50,51・・・非電
導性仕切板、60a,60b,60c,60d・・・フ
ロック排出口、62a,62b・・・陽極、63a,6
3b・・・陰極、65a,65b,65c・・・隔膜

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気浮選法により汚濁水中の汚濁成分を
    フロックとして凝集し除去する汚濁水浄化装置におい
    て、 汚濁水を貯蔵する電解槽と、 前記電解槽に設けられた複数の不溶性の陽極と、 前記陽極と対向するように設けられた複数の陰極と、を
    備え、 前記陽極と前記陰極は交互に配置されていることを特徴
    とする電解処理による汚濁水浄化装置。
  2. 【請求項2】 前記電解槽は沈殿した沈殿物を排出する
    沈殿除去口を有し、 前記電解槽の底部は前記沈殿除去口に向かって下り勾配
    を有することを特徴とする請求項1に記載の電解処理に
    よる汚濁水浄化装置。
  3. 【請求項3】 前記電解槽には複数の非電導性仕切板を
    設け、該非電導仕切板の表面及び裏面には前記陽極及び
    陰極を各々配置し、該非電導性仕切板は電解槽の底部に
    接するものと接しないものを交互に配置し、前記電解槽
    中を流れる汚濁水が前記非電導性仕切板を境にして上下
    方向で流れる向きが異なることを特徴とする請求項1に
    記載の電解処理による汚濁水浄化装置
  4. 【請求項4】 前記電解槽の陽極と陰極との間には電解
    槽を仕切る隔膜を設け、当該隔膜の下端と前記電解槽の
    底部との間には汚濁水が通過する間隙が設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の電解処理による汚濁
    水浄化装置。
  5. 【請求項5】 前記隔膜は、波状の起伏を有することを
    特徴とする請求項4に記載の電解処理による汚濁水浄化
    装置。
  6. 【請求項6】 前記電解槽は蓋部を有し、前記隔膜は、
    前記電解槽の蓋部から該電解槽の底部に向けて形成さ
    れ、且つ前記隔膜で仕切られた電解槽の空間ごとにフロ
    ックを排出するフロック排出口を有していることを特徴
    とする請求項4又は5に記載の電解処理による汚濁水浄
    化装置。
  7. 【請求項7】 前記電解槽は、前記隔膜により仕切られ
    た空間ごとに、沈殿物を排出する沈殿除去口を有し、且
    つ電解槽の底部は該沈殿除去口に向けて下り勾配を有す
    ることを特徴とする請求項6に記載の電解処理による汚
    濁水浄化装置。
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