JPH1056716A - 中間皮剥ぎユニット - Google Patents

中間皮剥ぎユニット

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JPH1056716A
JPH1056716A JP8211521A JP21152196A JPH1056716A JP H1056716 A JPH1056716 A JP H1056716A JP 8211521 A JP8211521 A JP 8211521A JP 21152196 A JP21152196 A JP 21152196A JP H1056716 A JPH1056716 A JP H1056716A
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JP
Japan
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clamp
frame body
cutting
electric wire
fixed
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Pending
Application number
JP8211521A
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English (en)
Inventor
Tomoya Tominaga
智也 冨永
Hironori Haneda
浩規 羽田
Isamu Akatsuka
勇 赤塚
Jun Ubukawa
順 生川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication date
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Priority to US08/896,271 priority patent/US6032366A/en
Priority to CN97115397A priority patent/CN1177223A/zh
Priority to DE69705092T priority patent/DE69705092T2/de
Priority to EP97306013A priority patent/EP0823761B1/en
Publication of JPH1056716A publication Critical patent/JPH1056716A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02GINSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
    • H02G1/00Methods or apparatus specially adapted for installing, maintaining, repairing or dismantling electric cables or lines
    • H02G1/12Methods or apparatus specially adapted for installing, maintaining, repairing or dismantling electric cables or lines for removing insulation or armouring from cables, e.g. from the end thereof
    • H02G1/1202Methods or apparatus specially adapted for installing, maintaining, repairing or dismantling electric cables or lines for removing insulation or armouring from cables, e.g. from the end thereof by cutting and withdrawing insulation
    • H02G1/1204Hand-held tools
    • H02G1/1207Hand-held tools the cutting element not rotating about the wire or cable
    • H02G1/1209Hand-held tools the cutting element not rotating about the wire or cable making a transverse cut
    • H02G1/1212Hand-held tools the cutting element not rotating about the wire or cable making a transverse cut using wire or cable clamping means
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S83/00Cutting
    • Y10S83/929Particular nature of work or product
    • Y10S83/947Particular nature of work or product insulation about wire

Landscapes

  • Removal Of Insulation Or Armoring From Wires Or Cables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】近年要請されている多品種少量生産を効率よく
推進するに当たり、布線後の被覆電線に中間皮剥ぎ加工
を施すこと。 【解決手段】片手で搬送可能な本体部10に、クランプ
部20、裁断部30、駆動部50を設ける。好ましい態
様では、調整コマ40で裁断部30の裁断房かを調整可
能にする。さらに、本体部10を搬送するための把手部
60は、被覆電線Wをすくい上げるようにセッティング
可能な位置関係にレイアウトされている。 【効果】図板上で配索されている被覆電線Wに対して
も、これをクランプ部20でクランプし、裁断部30で
裁断した後、中間皮剥ぎ加工を施すことができるので、
ワイヤーアセンブリとして布線した後の被覆電線Wに中
間皮剥ぎ加工を施すことも可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は中間皮剥ぎユニット
に関し、特に、ワイヤーハーネスやワイヤーハーネスを
構成するサブアセンブリ(以下、「ワイヤーアセンブ
リ」と総称する)の製造過程において被覆電線の途中部
分に皮剥ぎ加工を施すための中間皮剥ぎユニットに関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、ワイヤーアセンブリの製造過程
において、電線同士の電気的な接続を図るために、中間
皮剥ぎ加工が施される。この中間皮剥ぎ加工は、被覆電
線の途中部分に切込みを入れて裁断部分を引離し、芯線
を露出させることをいう。このような中間皮剥ぎ加工を
施すために、従来より、本件出願人は、複数本の被覆電
線を止定し、これらをまとめて中間皮剥ぎ加工を施す設
備を利用していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが従来の設備で
は、被覆電線を比較的大掛かりな機構で止定していたこ
とから、図板に配索された被覆電線を直接加工すること
ができなかった。このため、従来の設備では、ワイヤー
アセンブリとして布線する前の被覆電線に中間皮剥ぎ加
工を施す必要があったので、近年要請されている多品種
少量生産を効率よく推進するに当たり、工程上の制約が
大きく非効率的であった。
【0004】本発明は上記不具合に鑑みてなされたもの
であり、布線後の被覆電線に中間皮剥ぎ加工を施すこと
のできる中間皮剥ぎユニットを提供することを課題とし
ている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、互いに相対変位可能な一対のフレーム体
を連結して構成された本体部と、一方のフレーム体に保
持され、被覆電線をクランプ可能なクランプ部と、他方
のフレーム体に保持され、クランプされた被覆電線の被
覆部を裁断可能な裁断部と、本体部に取り付けられ、ク
ランプ部および裁断部と協働して中間皮剥ぎ加工を行う
ために両フレーム体を所定のタイミングで離反/接近す
る駆動部と、本体部を片手で搬送可能に一対のフレーム
体の何れかに固定されている把手部とを備えていること
を特徴とする中間皮剥ぎユニットである。
【0006】この特定事項を含む発明では、把手部を把
持して裁断部およびクランプ部が担持されている本体部
を片手で搬送することにより、例えば、図板上で配索さ
れている被覆電線をクランプ部でクランプし、裁断部で
裁断した後、駆動部でクランプ部と裁断部とが離反/接
近するように両フレーム体を駆動して中間皮剥ぎ加工を
施すことができる。
【0007】また、好ましい態様において、上記裁断部
は、一対の皮剥ぎ刃と、皮剥ぎ刃の一方を上記他方のフ
レーム体に固定する固定部材と、皮剥ぎ刃の他方を担持
し、両皮剥ぎ刃が互いに被覆電線を裁断可能に上記他方
のフレーム体に対し相対変位可能に配置された可動部材
と、この可動部材と上記他方のフレーム体と一体的な固
定側の部材との何れか一方に設けられ、可動部材の皮剥
ぎ動作時に当該可動部材が固定側の部材に近接する間隔
を調整可能に規定する調整コマとを含んでいるものであ
る。
【0008】この特定事項を含む発明では、調整コマを
操作して固定側の部材との対向間隔を変更することによ
り、可動側の皮剥ぎ刃と固定側の皮剥ぎ刃とによる裁断
深さを所望の寸法に調整することが可能になる。ここで
「固定側の部材」は固定部材または固定部材が取り付け
られている他方のフレーム体、或いはこれらと一体的な
部材の何れであってもよい。
【0009】また、別の好ましい態様において、上記把
手部は、本体部の上に配置されたクランプ部と裁断部と
によって被覆電線をすくい上げるようにセッティング可
能な位置関係にレイアウトされている。この特定事項を
含む発明では、把手で本体部を把持し、クランプ部と裁
断部に被覆電線をセッティングするに当たり、あたかも
やかんを持つような状態で被覆電線をすくい上げること
ができる。また、クランプ部および裁断部が被覆電線を
すくい上げることから、作業者は、被覆電線のセッティ
ングの状態を目視することが可能になる。
【0010】また、さらに別の好ましい態様は、略鉤状
の挿通凹部を有し、この挿通凹部によって、被覆電線
を、それがクランプ部および裁断部から離脱するのを規
制可能に位置決めする位置決め部材をさらに備えている
中間皮剥ぎユニットである。この特定事項を含む発明で
は、位置決め部材に形成された鉤状の挿通凹部によって
被覆電線がクランプ部および裁断部にセッティングされ
るセッティング位置に位置決めされることから、一度被
覆電線がすくい上げられて挿通凹部に挿通されると、被
覆電線は位置決め部材から抜けにくくなる結果、セッテ
ィング位置から離脱しにくくなる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の好ましい実施の形態について詳述する。図1は
本発明の実施の一形態における中間皮剥ぎユニットの概
略構成を示す斜視図であり、図2は図1の中間皮剥ぎユ
ニットの分解斜視図である。これらの図を参照して、図
示の実施の形態における中間皮剥ぎユニット1は、板金
製の固定フレーム体11と可動フレーム体12とによっ
て構成される本体部10と、本体部10の固定フレーム
体11に取り付けられたクランプ部20と、可動フレー
ム体12に取り付けられた裁断部30と、裁断部30に
付設された位置決め部材40と、本体部10に取り付け
られた駆動部としてのエアシリンダ50と、本体部10
を把持するための把手部60とを備えている。
【0012】本体部10は、固定フレーム体11の下面
に設けられた一対のレール部材13によって可動フレー
ム体12を図に示す方向(以下、この方向を仮に前後方
向とする)Aに往復移動可能にガイドし、連結すること
により、構成されているものである。固定フレーム体1
1は、可動フレーム12が往復移動する方向の前端側に
凹部11Aを区画し、後端側に凸部11Bを区画してい
る。そして、凹部11A近傍には、被覆電線W(図5参
照)をクランプするためのクランプ部20が取り付けら
れている。
【0013】クランプ部20は、凹部11Aの近傍に立
設された固定クランプ台21と、固定クランプ台21の
上にビス止めされた固定クランプ22と、固定クランプ
22に対し、固定フレーム体11の幅方向に接離可能に
配置された可動クランプ23と、可動クランプ23を担
持するクランプホルダ24と、クランプホルダ24を上
記幅方向に進退するエアシリンダ25とを含んでいる。
そして、上記エアシリンダ25を後述する所定のタイミ
ングで駆動することにより、両クランプ22、23間で
本体部10の前後方向に沿う被覆電線Wをクランプでき
るようになっている。なお、図示の例において、固定ク
ランプ台21の背後には、電線ガイドブロック26が立
設されている。電線ガイドブロック26の上端部には、
略V字形に切りかかれて前後に延びるガイド溝27が区
画されており、このガイド溝27に被覆電線Wを沿わせ
ることにより、被覆電線Wを大まかに位置決めできるよ
うになっている。
【0014】上記裁断部30は、可動フレーム体12の
前端部に配置された台座31と、台座31の幅方向一端
側に立設された固定刃ブロック32と、固定刃ブロック
32に着脱可能に固定され、可動フレーム体12の幅方
向他端側に向かって開くV字形の固定側皮剥ぎ刃33
と、固定側皮剥ぎ刃33と協働して、上記クランプ部2
0にクランプされた被覆電線Wの被覆部を切込む可動側
皮剥ぎ刃34と、可動側皮剥ぎ刃34を担持する可動刃
ホルダ35と、可動刃ホルダ35を上記幅方向に進退す
るエアシリンダ36とを含んでいる。上記台座31は、
固定フレーム体11の凹部11Aに係脱自在な略下駄形
状に形成されており、この台座31が可動フレーム体1
2の前端上面に固定されることにより、裁断部30全体
が後述するホームポジション(図4に示すポジション)
と皮剥ぎポジション(図7、図8に示すポジション)と
に変位できるようになっている。上記台座31には、可
動フレーム体12の幅方向に延びる矩形のガイドレール
31Aが形成されており、可動刃ホルダ35は、その下
面に形成された図示しない凹部をガイドレール31Aに
摺動可能に嵌合させている。そして、上記エアシリンダ
36を後述する所定のタイミングで駆動することによ
り、クランプ部30にクランプされた被覆電線Wを両皮
剥ぎ刃33、34間で挟み込み、周知の皮剥ぎ装置と同
様に被覆電線Wに切込みを入れることができるようにな
っている。
【0015】図3は図1の実施の形態における裁断部の
要部を拡大して示す斜視図である。同図に示すように、
固定刃ブロック32の手前には、後述する位置決め部材
40が付設されている。この位置決め部材40の前端部
には、突き当てプレート37が固定され、可動フレーム
体12の幅方向一端側に突出している。他方、上記可動
刃ホルダ35には、延設板38が前方に突出しており、
その延設板38には、突き当てプレート37に対して上
記幅方向に対向する調整コマ39が取り付けられてい
る。調整コマ39は、延設板38の上に載置されてい
る。これとともに、調整コマ39は、垂直線回りのボル
ト39Aによって、回転可能に支持されている。他方、
延設板38の下面には、周知のボールプランジャ39B
が取り付けられており、調整コマ39の回動を、一定角
度毎に規制できるようになっている。調整コマ39の周
面には、このボールプランジャ39Bによって回動が規
制される部位毎に径方向に延びて、その一つが裁断動作
時において、上記突き当てプレート37に当接可能に対
向する突起39Eが形成されている。各突起39Eは、
回転中心となるボルト39Aからの先端迄の間隔が一つ
ずつ異なっており、調整コマ39を回動し、突き当てプ
レート37に対向する突起39Eを変更することによっ
て、突き当てプレート37との当接位置を変更できるよ
うに構成されている。この結果、調整コマ39と一体に
変位する可動刃ホルダ35が固定刃ブロック34に近接
する間隔が規定されるので、皮剥ぎ刃33、34による
被覆電線Wの切込み量が調整可能に規定されることにな
る。
【0016】上記位置決め部材40は、クランプ部20
によってクランプされた被覆電線Wを収容する略鉤状の
挿通凹部41を区画している。この挿通凹部41は、そ
の内部に導入された被覆電線Wを固定側皮剥ぎ刃33の
方へ寄せて位置決めすることにより、クランプ部20や
裁断部30に被覆電線Wをセッティングできるようにす
るとともに、一度セッティングされた被覆電線Wが容易
に離脱できないように規制するためのものである。
【0017】図1および図2に戻って、上記エアシリン
ダ50は、そのシリンダ部51が固定フレーム体11の
後端部下面に、ボルト52で止定される。そして、エア
シリンダ50のロッド53の先端に取り付けられた装着
部材54の取付け孔55に、可動フレーム体12の下面
から下方に垂下する連結ロッド56を嵌合させることに
より、固定フレーム体11に対し可動フレーム体12を
前後に相対変位可能に構成している。
【0018】上記把手部60は、固定フレーム体11の
前後方向中間部から幅方向他端側に形成された延設部1
1Cに立設された取付けフレーム61と、取付けフレー
ム61の上端部に取り付けられたハンドル部62とを組
み合わせて構成されたものである。上記取付けフレーム
61は、延設部11Cに沿って固定フレーム体11の幅
方向に延びる水平板部61Aと、水平板部61Aの一端
部から直角に屈曲して上方に延びる垂直板部61Bとを
一体に有するL字形金具であり、上記水平板部61Aに
形成された一対の長孔61Cをそれぞれ挿通するボルト
63により、取付け位置を変更可能に固定フレーム体1
1に固定されている。また、上記ハンドル部62は、取
付け時に前後に延びて上記垂直板部61Bの上端部にビ
ス止めされる取付け板部62Aと、取付け板部62Aか
ら固定フレーム体11の幅方向一端側に向かい直角に延
びる把持部62Bとを一体に有する平面視L字形の板金
部材である。上記取付け板部62Aにも、前後に延びる
長孔62Cが形成されており、この長孔62Cを挿通す
るボルト64によって、取付け位置を変更可能に上記垂
直板部61Bの上端部に固定されている。そして、上記
把持部62Bを片手で把持することにより、あたかもや
かんを持つような状態でユニット1全体をバランスさせ
て搬送することができるように、把手部60の本体部1
0に対する位置関係がレイアウトされている。
【0019】上述したクランプ部20および裁断部30
の各エアシリンダ25、36並びにエアシリンダ50
は、リレー回路や加圧空気供給源を含む図示しない制御
装置によって制御されている。そして、上記把手部60
の把持部62Bには、上記リレー回路に挿入されたスイ
ッチ70が取り付けられており、把持部62Bを把持し
ている手の指でスイッチ70を操作することにより、以
下に説明する動作を自動的に各エアシリンダ25、3
6、50が行うようになっている。
【0020】図4ないし図8は、図1の実施の形態にお
ける動作手順を示す平面略図である。先ず、図4を参照
して、上述した実施の形態では、上記制御装置に電源を
投入することにより、各エアシリンダ25、26、50
は、ロッドを縮長させている。このため、クランプ部2
0の各クランプ22、23および裁断部30の皮剥ぎ刃
33、34は何れも開いた状態になっており、エアシリ
ンダ50は、可動フレーム体12を固定フレーム体11
の前端部に引き寄せたホームポジションになっている。
【0021】図4の状態で、把手部60を片手で把持す
ることにより、あたかもやかんを運ぶように、ユニット
1全体を持ち上げ、所望の位置に搬送することができ
る。その状態で、例えば、布線図板に布線されている被
覆電線Wを電線をすくい上げることにより、作業者は被
覆電線Wのセッティング状態を目視しながら、容易に被
覆電線Wをクランプ部20の各クランプ22、23間お
よび裁断部30の皮剥ぎ刃33、34間(以下、「セッ
ティング位置」という)にセッティングすることが可能
になる。このとき、上述したように、位置決め部材40
の挿通凹部41が鉤状に形成されていることから、一度
被覆電線Wがすくい上げられて挿通凹部41に挿通され
ると、被覆電線Wは位置決め部材40から抜けにくくな
る結果、セッティング位置から離脱しにくくなる。
【0022】次に、図5を参照して、被覆電線Wが上記
セッティング位置にセッティングされたのを確認する
と、作業者は把手部60に設けられたスイッチ70を操
作する。これにより、制御装置のリレー回路によって、
先ず、クランプ部20のエアシリンダ25に加圧空気が
供給され、可動クランプ23が固定クランプ22に駆動
されて、両クランプ22、23に被覆電線Wを挟み込む
ことになる。
【0023】次いで、図6に示すように、一定の時間
(例えば3秒)経過後に、裁断部30のエアシリンダ3
6が駆動されることにより、可動側皮剥ぎ刃34が駆動
され、固定側皮剥ぎ刃33との間で被覆電線Wに切込み
を入れる。次いで、図7に示すように、裁断部30のエ
アシリンダ36が駆動された後、一定の時間経過後に、
駆動部としてのエアシリンダ50が作動し、本体部10
の可動フレーム体12を固定フレーム体11の前方に前
進させる。これにより、クランプ部20にクランプされ
ている被覆電線Wの被覆部位と切り込まれた被覆電線W
の被覆部分とが互いに引き離され、中間皮剥ぎが実現す
る。
【0024】その後、図8に示すように、クランプ部2
0および裁断部30の各エアシリンダ25、36をそれ
ぞれ駆動して、クランプ22、23、皮剥ぎ刃32、3
3を開き、中間皮剥ぎ加工が施された被覆電線Wを解放
した後、図4の姿勢に戻ることにより、一回の中間皮剥
ぎ加工を終了する。上記エアシリンダ36、50のタイ
ミング制御は、上述した制御装置のリレー回路にタイマ
ーを挿入することにより、容易に実現することができ
る。
【0025】以上説明したように、本発明の実施の形態
においては、図板上で配索されている被覆電線Wに対し
ても、これをクランプ部20でクランプし、裁断部30
で裁断した後、エアシリンダ50でクランプ部20と裁
断部30とが離反/接近するように可動フレーム体12
を駆動して中間皮剥ぎ加工を施すことができるので、ワ
イヤーアセンブリとして布線した後の被覆電線Wに中間
皮剥ぎ加工を施すことも可能になり、もって、近年要請
されている多品種少量生産を効率よく推進することがで
きるという顕著な効果を奏する。
【0026】また、裁断部30に設けられた調整コマ3
9により、可動側の皮剥ぎ刃34と固定側の皮剥ぎ刃3
3とによる裁断深さを所望の寸法に調整することが可能
になるので、汎用性が高くなり、より多品種少量生産を
効率よく行うことができるという利点がある。また、被
覆電線Wを目視しながら、あたかもやかんを持つような
状態ですくい上げ、セッティングできるので、本体部1
0が安定し、一層作業性が向上するという利点がある。
【0027】加えて、被覆電線Wが一度すくい上げられ
ると、鉤状に形成されている挿通凹部41によって位置
決め部材40から被覆電線Wが抜けにくくなるので、把
手を片手で把持しながら作業をしても、被覆電線Wを容
易にセッティング/位置決めすることができるという利
点がある。上述した実施の形態は本発明の好ましい具体
例を例示したものに過ぎず、本発明は上述した実施の形
態に限定されない。本発明の特許請求の範囲内で種々の
設計変更が可能であることは云うまでもない。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
記載の発明では、図板上で配索されている被覆電線に対
しても、これをクランプ部でクランプし、裁断部で裁断
した後、駆動部でクランプ部と裁断部とが離反/接近す
るように両フレーム体が相対的に変位するように本体部
を駆動して中間皮剥ぎ加工を施すことができるので、ワ
イヤーアセンブリとして布線した後の被覆電線に中間皮
剥ぎ加工を施すことも可能になり、もって、近年要請さ
れている多品種少量生産を効率よく推進することができ
るという顕著な効果を奏する。
【0029】また、請求項2記載の発明では、可動側の
皮剥ぎ刃と固定側の皮剥ぎ刃とによる裁断深さを所望の
寸法に調整することが可能になるので、汎用性が高くな
り、より多品種少量生産を効率よく行うことができると
いう利点がある。また、請求項3記載の発明では、被覆
電線を目視しながら、あたかもやかんを持つような状態
ですくい上げ、セッティングできるので、本体部が安定
し、一層作業性が向上するという利点がある。
【0030】また、請求項4記載の発明では、被覆電線
が一度すくい上げられると、鉤状に形成されている挿通
凹部によって位置決め部材から被覆電線が抜けにくくな
るので、把手を片手で把持しながら作業をしても、被覆
電線を容易にセッティング/位置決めすることができる
という利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態における中間皮剥ぎユニ
ットの概略構成を示す斜視図である。
【図2】図1の中間皮剥ぎユニットの分解斜視図であ
る。
【図3】図1の実施の形態における裁断部の要部を拡大
して示す斜視図である。
【図4】図1の実施の形態における動作手順を示す平面
略図である。
【図5】図1の実施の形態における動作手順を示す平面
略図である。
【図6】図1の実施の形態における動作手順を示す平面
略図である。
【図7】図1の実施の形態における動作手順を示す平面
略図である。
【図8】図1の実施の形態における動作手順を示す平面
略図である。
【符号の説明】
1 中間皮剥ぎユニット 10 本体部 11 固定フレーム体 12 可動フレーム体 20 クランプ部 22 固定側クランプ 23 可動側クランプ 25 エアシリンダ 30 裁断部 33 固定側皮剥ぎ刃 34 可動側皮剥ぎ刃 36 エアシリンダ 37 突き当てプレート 39 調整コマ 40 位置決め部材 41 挿通凹部 50 エアシリンダ(駆動部) 60 把手部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 生川 順 三重県四日市市西末広町1番14号 エスデ ィエンジニアリング株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに相対変位可能な一対のフレーム体を
    連結して構成された本体部と、 一方のフレーム体に保持され、被覆電線をクランプ可能
    なクランプ部と、 他方のフレーム体に保持され、クランプされた被覆電線
    の被覆部を裁断可能な裁断部と、 本体部に取り付けられ、クランプ部および裁断部と協働
    して中間皮剥ぎ加工を行うために両フレーム体を所定の
    タイミングで離反/接近する駆動部と、 本体部を片手で搬送可能に一対のフレーム体の何れかに
    固定されている把手部とを備えていることを特徴とする
    中間皮剥ぎユニット。
  2. 【請求項2】請求項1記載の中間皮剥ぎユニットにおい
    て、上記裁断部は、一対の皮剥ぎ刃と、皮剥ぎ刃の一方
    を上記他方のフレーム体に固定する固定部材と、皮剥ぎ
    刃の他方を担持し、両皮剥ぎ刃が互いに被覆電線を裁断
    可能に上記他方のフレーム体に対し相対変位可能に配置
    された可動部材と、この可動部材と上記他方のフレーム
    体と一体的な固定側の部材との何れか一方に設けられ、
    可動部材の皮剥ぎ動作時に当該可動部材が固定側の部材
    に近接する間隔を調整可能に規定する調整コマとを含ん
    でいるものである中間皮剥ぎユニット。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の中間皮剥ぎユニッ
    トにおいて、上記把手部は、本体部の上に配置されたク
    ランプ部と裁断部とによって被覆電線をすくい上げるよ
    うにセッティング可能な位置関係にレイアウトされてい
    る中間皮剥ぎユニット。
  4. 【請求項4】請求項1、2または3記載の中間皮剥ぎユ
    ニットにおいて、略鉤状の挿通凹部を有し、この挿通凹
    部によって、被覆電線を、それがクランプ部および裁断
    部から離脱するのを規制可能に位置決めする位置決め部
    材をさらに備えている中間皮剥ぎユニット。
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