JPH1056620A - テレビジョン受信機,記録再生装置,データ記録方法及びデータ再生方法 - Google Patents

テレビジョン受信機,記録再生装置,データ記録方法及びデータ再生方法

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JPH1056620A
JPH1056620A JP9026586A JP2658697A JPH1056620A JP H1056620 A JPH1056620 A JP H1056620A JP 9026586 A JP9026586 A JP 9026586A JP 2658697 A JP2658697 A JP 2658697A JP H1056620 A JPH1056620 A JP H1056620A
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JP9026586A
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English (en)
Inventor
Masamitsu Takagi
理光 高木
Yasushi Yoshida
安志 吉田
Masaaki Fujita
正明 藤田
Eiichiro Naito
英一郎 内藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】テレビジョン受信機において、放送延長された
番組と,それと時間が重なる他のチャンネルの番組と
を、あるいは複数のチャンネルの複数の観たい番組,等
複数の番組を、最初から最後まで通して見ることができ
るようにする。 【解決手段】リングバッファ3を用いて、同時に見るこ
とのできない他のチャンネルの映像部分から記録を開始
し、再生時に書き込みポインタ31よりも速い速度で読
み出しポインタ32を動作させて高速再生を行うこと
で、見たい番組を最初から最後まで通して見ることがで
きるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビジョン受信
機,記録再生装置,データ記録方法及びデータ再生方法
に関し、特に、大容量のRAM手段を搭載してプレイバ
ック機能等の多様な録画/再生を実現できるようにした
テレビジョン受信機,この種のテレビジョン受信機に大
容量RAM手段として内蔵される記録再生装置,データ
記録方法及びデータ再生方法の改良を図ったものに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】最近のテレビジョン受信機の中には、テ
レビジョン受信機に画像メモリを搭載して、ユーザがテ
レビ放送信号をリアルタイムで視聴している際に、視聴
者の指示入力によって、放送中の番組の一部を動画とし
て記録しこれを再生することにより、現時点から一定時
間さかのぼった過去の放送信号をいつでも再生すること
が出来るという、いわゆるプレイバック機能を搭載した
機種がある。
【0003】このような機能を搭載したものでは、コマ
ーシャルやクイズ番組,料理番組等において、視聴者が
メモしたいと思うものを即座に記録することができ、放
送情報の活用を図るうえで非常に有効である。またさら
に、他のテレビジョン受信機では、複数の番組を同時に
画面上で分割表示する機能等を搭載したもの等、多様な
機能を組み込んだものが見られる。
【0004】このようなプレイバック機能付きテレビジ
ョン受信機に搭載される記録再生装置の記録媒体として
は、大容量記録が可能なランダムアクセス(RAM)手
段を使用する必要があるため、通常の半導体メモリを使
用したものではビット単価が高くコストが高くつく。こ
のため、RAM手段としてその一種と見なせるハードデ
ィスクドライブ装置を用いることが考えられる。しかし
ながら、通常の、即ちデータ処理装置用のハードディス
クドライブ装置は、一つの記録面に対して記録,再生兼
用のヘッド(以下、記録・再生ヘッドと称す)を一つだ
け備えているものが一般的である。
【0005】このような通常のハードディスクドライブ
装置を用いて実現したプレイバック機能付きの記録再生
装置では、ユーザがプレイバック機能を使用しないでリ
アルタイムに番組を視聴している場合、ハードディスク
ドライブ装置の記録・再生ヘッドは、単に放送信号を記
録するだけでよいので、通常の記録動作を行うことにな
る。この通常の記録動作とは、例えば、片面記録のハー
ドディスクドライブ装置であれば、そのハードディスク
の外周部から内周部に向かって記録・再生ヘッドを移動
させながら、順次トラックに信号を記録するという動作
である。
【0006】一方、リアルタイムに番組を視聴している
最中に、ユーザがプレイバック機能を使用した場合、記
録・再生ヘッドは、放送信号を記録する動作と、プレイ
バックのための再生動作を、短い周期で交互に繰り返
す。
【0007】このように、従来の記録再生装置は一つの
記録・再生ヘッドを用いて、記録動作と再生動作とを交
互に繰り返すことにより、プレイバック機能を実現して
いる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、プレイ
バック機能等の特殊再生を実行するための記録再生装置
では、上述のような通常のハードディスクドライブ装置
を用いてこれを構成すると、一つの記録・再生兼用ヘッ
ドを用いて記録動作と再生動作とを交互に繰り返すた
め、騒音が発生し易く、また、頻繁な繰り返し動作によ
りヘッド駆動系の寿命が短くなると言った課題を有して
いた。
【0009】また、このような、従来のプレイバック機
能付き記録再生装置の記録のみの動作では、通常、最外
周部のトラックから内周部へ向かって、隣り合うトラッ
クに順番にデータを記録していた。そのため、最内周部
のトラックまで記録が完了すると、ヘッドは、次の記録
を行うために、一旦、多数のトラックを飛び越して、最
外周部のトラック位置まで戻ると言った動作が必要であ
った。このため、一つの記録・再生兼用ヘッドが記録と
再生の繰り返し動作を行う際に記録すべきデータのコマ
落ちが生じると言う現象が発生するばかりでなく、最内
周部のトラックから最外周部のトラックにヘッドが移動
する場合等,ヘッドの移動距離が大きくなると、その移
動の間に発生するコマを記録することができないため、
コマ落ちが一層増加するといった問題も有していた。
【0010】さらに、従来のヘッドの記録動作は、上述
のように外周部から内周部方向へ向かって、移動しなが
ら、トラックに対して順次記録するというものであっ
た。このため、最内周部のトラックまで記録が完了する
と、次に、最外周部のトラックに一旦戻って、そこから
再び記録動作を行うため、ヘッドに無駄な動きが生じる
と言う問題が有った。
【0011】本発明は、従来の装置のこのような課題を
考慮し、騒音の発生が従来に比べて少なく、ヘッド駆動
系の寿命が従来に比べて長く出来るとともに、コマ落ち
の発生が少ない特殊再生機能付きの記録再生装置を提供
することを目的とする。
【0012】また、本発明は、従来の記録再生装置のこ
のような課題を考慮し、記録ヘッドの動きを従来に比べ
てより一層効率よく出来るデータ記録再生方法を提供す
ることを目的とする。
【0013】また、従来のプレイバック機能を搭載した
テレビジョン受信機の構成では、上述したように、現時
点から一定時間さかのぼった過去の放送信号を再生する
ことが出来るにすぎないため、ユーザのプレイバックの
使用が短時間,単数回かつ単チャンネルのみに限定され
てしまい、実際に利用可能な範囲が狭かった。また、例
えば、番組の一部を記録した画像を再生する際に、記録
した映像を全画面表示で再生しているときには、該再生
中に放送されている番組を見ることができなくなるとい
う問題が生じていた。
【0014】例えば、スポーツ番組Aが延長となり、該
スポーツ番組Aの終了予定時刻から、他のチャンネルで
見たいと思う番組Bがある場合、まずは、この他のチャ
ンネルの番組Bを裏番組として記録しておくようにすれ
ばよいと考えられる。しかるにこの場合、上記スポーツ
番組Aを見終わった後で、この他のチャンネルの番組を
見るようにすると、上記スポーツ番組Aを見終わり,他
のチャンネルの番組Bの途中の時間からこの番組Bを見
た後にこの番組Bの初めからの部分を見直すということ
になる。
【0015】これは番組Bが特にドラマの番組である場
合には結末を見た後で始まりを見ることになり、面白く
なくなるため、映像ソフトの再生としては好ましくな
い。従って、このようなときには、先に見ていたスポー
ツ番組Aの終了予定時刻以降の放送延長分を記録してお
き、これを後で見ることも考えられるが、この場合には
やはり、それまで見ていた該スポーツ番組Aのつづきが
気になるということがある。従って、従来のテレビジョ
ン受信機の構成では、上記のように、スポーツ番組Aが
延長となったときに、他のチャンネルに観たい番組Bが
ある場合には、いずれか一方の番組を通して見ることを
断念せざるを得ないことになる。
【0016】本発明は、かかる状況に鑑みてなされたも
のであり、あるチャンネルの番組の放送の延長があった
ような場合にも、その延長のあった番組Aと、その番組
の規定放送時間後に他のチャンネルで放送されている番
組Bとを、所期の予定通りの時間内に、ともに切れるこ
となく、通して見ることのできるテレビジョン受信機を
提供することを目的とする。
【0017】またこの発明は、1つのチャンネルの観た
い番組の視聴を中断しても、最初から最後まで切れるこ
となく、通して見ることのできるテレビジョン受信機を
提供することを目的としている。またこの発明は、複数
のチャンネルの複数の観たい番組を、最初から最後まで
所期の予定通りの時間内に、ともに切れることなく、通
して見ることのできるテレビジョン受信機を提供するこ
とを目的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1にかかる発明は、テレビジョン受信機にお
いて、テレビジョン映像信号を受信するチューナと、該
チューナで受信した映像信号を一定時間分蓄積するデー
タ蓄積部と、該データ蓄積部に上記映像信号を時系列的
に書き込む書き込みポインタと、上記蓄積された映像信
号を時系列的に読み出す読み出しポインタとを含むデー
タ記憶手段と、該データ記憶手段からの出力である再生
映像信号と、上記チューナで受信した映像信号出力とを
切り換えていずれか一方を出力するセレクト手段と、外
部入力に応じて、上記データ記憶手段、及びセレクト手
段の動作を制御する制御手段とを備えたものである。
【0019】また請求項2にかかる発明は、請求項1記
載のテレビジョン受信機において、上記外部入力信号と
して書き込み指示信号が入力されたとき、上記データ記
憶手段の書き込みポインタは、書き込みを開始し、上記
外部入力信号として再生指示信号が入力されたとき、上
記データ記憶手段の読み出しポインタは、読み出しを開
始するとともに、上記セレクト手段は、上記データ記憶
手段からの再生映像信号を選択し出力するようにしたも
のである。
【0020】また請求項3にかかる発明は、請求項2記
載のテレビジョン受信機において、上記書き込み指示信
号が入力された時点から上記再生指示信号が入力される
時点までの間、上記データ記憶手段の読み出しポインタ
は、上記書き込み指示信号が入力された時点で上記チュ
ーナより出力されていた映像信号を、静止画像として再
生出力するようにしたものである。
【0021】また請求項4にかかる発明は、請求項1記
載のテレビジョン受信機において、2つ以上のチューナ
を有し、上記外部入力信号として書き込み指示信号が入
力されたとき、上記セレクト手段は、ある1つのチュー
ナで受信した映像信号を選択し出力する一方、上記デー
タ記憶手段の書き込みポインタは、他の1つのチューナ
で受信した映像信号の書き込みを開始し、上記外部入力
信号として再生指示信号が入力されたとき、上記データ
記憶手段の読み出しポインタは、読み出しを開始して上
記ある1つのチューナで受信した映像信号を再生する一
方、上記セレクト手段は、上記データ記憶手段からの再
生映像信号を選択し出力するようにしたものである。
【0022】また請求項5にかかる発明は、請求項1記
載のテレビジョン受信機において、複数のチューナを有
し、上記外部入力信号として入力された書き込み指示信
号が入力されたとき、上記セレクト手段は、上記複数の
うちの1つのチューナで受信した映像信号を選択し出力
する一方、上記データ記憶手段の書き込みポインタは、
上記複数のうちの他のチューナで受信した映像信号の書
き込みを開始し、上記外部入力信号としてチャンネル切
替指示信号が入力されたとき、上記データ記憶手段の読
み出しポインタは、読み出しを開始して、該チャンネル
切替信号が入力されるまでに記録された上記複数のうち
の他のチューナで受信された映像信号を、上記書き込み
ポインタの書き込み速度よりも高速に再生し、上記セレ
クト手段は、上記データ記憶手段からの再生映像信号を
選択し出力するようにしたものである。
【0023】また、請求項6にかかる発明は、請求項1
記載のテレビジョン受信機において、複数のチューナを
有し、上記データ記憶手段は、上記複数のチューナのう
ちの,外部入力信号により指定された複数のチューナで
受信した映像信号を同時に記録し、外部入力信号として
再生指示信号が入力されたとき、上記データ記憶手段
は、上記データ記録手段に記録された複数の映像信号を
同時に読み出すとともに、上記セレクト手段は、該同時
に読み出した複数の映像信号を選択して出力し、外部入
力信号としてチャンネル決定指示信号が入力されたと
き、上記セレクト手段は、上記複数の再生映像信号のう
ちから、上記チャンネル決定信号で指定されたチューナ
によって受信され記録された再生映像信号のみを選択し
出力するようにしたものである。
【0024】また、請求項7にかかる発明は、請求項1
記載のテレビジョン受信機において、複数のチューナを
有し、上記データ記憶手段は、上記複数のチューナのう
ちの,外部入力信号により指定された複数のチューナで
受信した映像信号を同時に記録し、外部入力信号として
再生指示信号が入力されたとき、上記データ記憶手段
は、上記データ記録手段に記録された複数の映像信号を
同時に読み出すとともに、上記セレクト手段は、該同時
に読み出した複数の映像信号を選択して出力するように
したものである。
【0025】また、請求項8にかかる発明は、請求項
2,4,6,7のいずれかに記載のテレビジョン受信機
において、上記再生指示信号が入力されたとき、上記読
み出しポインタは、該読み出しポインタのアドレスが上
記書き込みポインタのアドレスに一致するまで、上記書
き込みポインタの書き込み速度より高速で読み出しを行
って映像信号を高速再生し、上記両アドレスが一致した
とき、上記セレクト手段は、上記チューナの出力を選択
しこれを出力するようにしたものである。
【0026】また、請求項9にかかる発明は、請求項1
ないし8のいずれかに記載のテレビジョン受信機におい
て、上記データ記憶手段のデータ蓄積部は、最上位アド
レスの次が最下位アドレスに続くリングバッファからな
るものとしたものである。
【0027】また、請求項10にかかる発明は、記録再
生装置において、記録用ディスクの一の記録面にデータ
を記録する記録ヘッドと、前記記録面に記録された記録
データを再生する再生ヘッドと、前記記録ヘッドと、前
記再生ヘッドとを個別的に駆動させるための駆動制御手
段とを備えるようにしたものである。
【0028】また、請求項11にかかる発明は、データ
記録方法において、片面を記録面とする記録用ディスク
の所定トラックから内周又は外周方向へ向かって記録ヘ
ッドを移動させ、飛び飛びのトラックに対してデータを
記録し、その後、前記移動方向とは反対方向へ向かって
記録ヘッドを移動させ、前記記録を行わなかった残りの
トラックに対してデータを記録させるようにしたもので
ある。
【0029】また、請求項12にかかる発明は、データ
記録方法において、両面を記録面とする記録用ディスク
の第1の記録面上の所定トラックから、内周又は外周方
向へ向かって、第1及び第2の記録ヘッドを移動させ、
前記一方の記録面上の各トラックに対して、前記第1の
記録ヘッドを用いてデータを記録し、その後、前記移動
方向と反対方向へ向かって前記第1及び第2の記録ヘッ
ドを移動させ、前記記録用ディスクの第2の記録面上の
各トラックに対して、前記第2の記録ヘッドを用いてデ
ータを記録させるようにしたものである。
【0030】また、請求項13にかかる発明は、請求項
11記載のデータ記録方法により記録されたデータを再
生する方法において、片面を記録面とする記録用ディス
クの所定トラックから内周又は外周方向へ向かって再生
ヘッドを移動させ、飛び飛びのトラックに対してデータ
を再生し、その後、前記移動方向とは反対方向へ向かっ
て再生ヘッドを移動させ、前記再生を行わなかった残り
のトラックに対してデータの再生を行なうようにしたも
のである。
【0031】また、請求項14にかかる発明は、請求項
11記載のデータ記録方法により記録されたデータを再
生する方法において、片面を記録面とする記録用ディス
クの所定トラックから内周又は外周方向へ向かって再生
ヘッドを移動させ飛び飛びのトラックに対して記録時の
間隔より大きな間隔でデータを再生し、その後、前記移
動方向とは反対方向へ向かって再生ヘッドを移動させ、
前記移動方向では再生を行わなかった残りの飛び飛びの
トラックに対して記録時の間隔より大きな間隔でデータ
の再生を行なうようにしたものである。
【0032】また、請求項15にかかる発明は、請求項
13記載のデータ再生方法において、前記再生を記録よ
り高速に行なうようにしたものである。
【0033】また、請求項16にかかる発明は、請求項
12記載のデータ記録方法により記録されたデータを再
生する方法において、両面を記録面とする記録用ディス
クの第1の記録面上の所定トラックから、内周又は外周
方向へ向かって、第1及び第2の再生ヘッドを移動さ
せ、前記一方の記録面上の各トラックに対して、前記第
1の再生ヘッドを用いてデータを再生し、その後、前記
移動方向と反対方向へ向かって前記第1及び第2の再生
ヘッドを移動させ、前記記録用ディスクの第2の記録面
上の各トラックに対して、前記第2の再生ヘッドを用い
てデータを再生するようにしたものである。
【0034】また、請求項17にかかる発明は、請求項
12記載のデータ記録方法により記録されたデータを再
生する方法において、両面を記録面とする記録用ディス
クの第1の記録面上の所定トラックから、内周又は外周
方向へ向かって、第1及び第2の再生ヘッドを移動さ
せ、前記一方の記録面上の飛び飛びのトラックに対し
て、前記第1の再生ヘッドを用いてデータを再生し、そ
の後、前記移動方向と反対方向へ向かって前記第1及び
第2の再生ヘッドを移動させ、前記記録用ディスクの第
2の記録面上の飛び飛びのトラックに対して、前記第2
の再生ヘッドを用いてデータを再生するようにしたもの
である。
【0035】また、請求項18にかかる発明は、請求項
16記載のデータ再生方法において、前記再生を記録よ
り高速に行なうようにしたものである。
【0036】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下、本発明の実施の形態について、図
面を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態1に
おけるテレビジョン受信機の映像信号記録再生装置の主
要な構成を示すブロック図であり、プレイバック機能等
の多様な録画/再生を実行できるものである。図1にお
いて、1は信号源となるチューナ、2はチューナ1から
出力される映像信号を圧縮する情報圧縮回路、3は情報
圧縮回路2から出力される圧縮後の映像信号を記録する
リングバッファであり、入力データの書き込み動作毎に
アドレスが1ずつ進められつつ入力データの書き込みが
行われ、該アドレスが1周すると入力データが古いデー
タの上に上書きされる構成を有し、これにより、現在時
刻からその記録容量に応じた時間分の過去のデータを蓄
積できるようになっている。30はリングバッファ3を
構成するリング状記憶媒体、31はリング状記憶媒体3
0に現在書き込んでいるアドレスを示す書き込みポイン
タ、32はリング状記憶媒体30から現在読み出してい
るアドレスを示す読み出しポインタ、33はリング状記
憶媒体30に既に書き込んだ有効データの最終アドレス
を示す最終位置ポインタ、4はリングバッファ3から読
み出された圧縮された映像信号を伸長する情報伸長回
路、5はチューナ1から出力される映像信号と、情報伸
長回路4から出力される映像信号のいずれか一方を選択
して出力するセレクタ、10はセレクタ5から出力され
る映像信号を映し出すCRT表示装置、6は上記リング
バッファ3、及びセレクタ5の動作をユーザ入力に基づ
いて制御する制御回路である。
【0037】以下、本実施の形態1によるテレビジョン
受信機の構成によって実現される動作モードの例につい
て説明する。
【0038】動作モード1.動作モード1は、いわゆる
“中断テレビ”というべきもので、テレビジョン番組の
視聴を一時中断したのち、その視聴再開時に中断した部
分をも見ることができ、しかも所望の時間内に実際の放
送に追いつくことができるようにしたものである。
【0039】なお以下の説明では、情報圧縮回路2,及
び情報伸長回路4は、データ量と記録メディアのサイ
ズ、及びデータ転送速度との関係によって必要に応じて
用いられるものであり、本実施の形態1の動作説明上重
要ではないので、これらの部分の詳細な動作については
説明を省略する。
【0040】図1において、上記リングバッファ3は、
ハードディスクドライブ装置(以下、HDDと称す)等
の、読み書き可能,かつ比較的大容量のメモリによって
実現され、アドレスが環状、即ち、最上位アドレスの次
のアドレスが最下位アドレスに戻るようにアドレスがリ
ング状に割り当てられたリング状記録媒体30を有する
とともに、該リング状記録媒体30上の現在データを書
き込んでいる位置を示す書き込みポインタ(WP)31
と、現在データを読み出している位置を示す読み出しポ
インタ(RP)32と、読み出しポインタ32からみた
リング状記録媒体30上の有効データの最終位置を示す
最終位置ポインタ(LP)33とを有するものである。
【0041】この最終位置ポインタ33が示す最終位置
は、実際には、書き込みポインタ31によりリング状記
録媒体30に書き込みを開始した位置であり、リング状
記録媒体30上への書き込みポインタ31による記録
が、該記録媒体30の一周分に満たない場合は、読み出
しポインタ32が位置しない側の,最終位置ポインタ3
3が示す位置と、上記書き込みポインタ31が示す位置
との間の,リング状記録媒体30の部分が無効データ領
域、これと反対側,即ち読み出しポインタ32が位置す
る側の,最終位置ポインタ33の位置と書き込みポイン
タ31位置との間の,リング状記録媒体30の部分が有
効データ領域となるものである。
【0042】次に、本実施の形態1による動作モード
1、即ち,いわゆる中断テレビの動作を、図2(a) を用
いて説明する。
【0043】図2(a) において、Moniはテレビジョン映
像の状態を、WPは書き込みポインタWP1(31)の
オン,オフの状態を、RPは読み出しポインタRP1
(32)のオン,オフの状態を、a,bはユーザ入力の
指示の種類を示すものである。
【0044】また、t1 ,t2 ,・・・,tmはこの時刻
t1 ,t2 ,・・・,tmにおいて、リングバッファ3に
書き込みされるデータを示すものであり、tn(t1),tn+1
(t3),・・・,tm-1(tm-2),tm(tm)は時刻tn,tn+1,・
・・,tmにおいてリングバッファ3より読み出されるデ
ータを示すものであり、かっこ内はその読み出されたデ
ータがリングバッファ3に書き込まれた時刻を示してい
る。
【0045】なお、この読み出しは上述のように書き込
んだコマを1コマ以上おきに1コマの書き込み時間と同
じ時間をかけてそれぞれのコマを読み出してもよいし、
適宜コマを飛ばして読みだすことにより、等速よりも速
い高速再生を実現してもよい。例えば1.33倍の高速
再生を実現する場合、t1(t1),t2(t2),t3(t3),t5(t4),t6
(t5),t7(t6),t9(t7),t10(t8),t11(t9)のようにすればよ
い。また、1コマずつ書き込み書き込んだコマを1コマ
の書き込みよりも速い速度で読み出しを行うようにして
もよく、例えば2倍速での読み出しの場合の読み出しデ
ータは、tn(t1),tn+0.5(t2),・・・,tm(tm-1),tm+
0.5(tm)となる。
【0046】そして、視聴者がテレビジョン放送を通常
に視聴している時は、セレクタ5は、チューナ1から出
力される映像信号を、選択出力しており、通常映像がC
RT表示装置10に映し出される。そして、視聴者が番
組を見ている途中で、料理を行う等のために一時的にテ
レビジョン受信機から離れなければならない場合には、
視聴者は、ユーザ入力として、中断テレビ機能の中断指
示入力aを制御回路6に入力する。すると、図1の制御
回路6は、このユーザ入力aを受け、リングバッファ3
に対し、記録開始を指示する。
【0047】即ち、制御回路6は、書き込みポインタ3
1を制御して、情報圧縮回路2によって情報圧縮され
た,チューナ1からの映像信号を該書き込みポインタ3
1を介してリング状記録媒体30上にその書き込みアド
レスを1つずつ進めながら記録を行う。そしてこのと
き、制御回路6は読み出しポインタ32に、書き込み開
始時のアドレスを、その読み出しアドレスとして与える
ことにより、最初に書き込んだ映像情報を静止画として
読み出す。一方、上記セレクタ5は、中断指示入力aの
入力以前と同様、上記チューナ1からの通常の映像信号
を出力し、視聴者が不在ではあっても通常の映像信号を
CRT表示装置10にそのまま表示する。
【0048】そして、一定時間後に視聴者が再びテレビ
ジョン受信機の前に戻ってきて番組の続きを見る場合に
は、視聴者は、中断テレビ機能の再開指示入力bを制御
回路6に入力する。すると、図1の制御回路6は、この
ユーザ入力bを受け、中断指示入力aの入力以降,行っ
ている書き込みポインタ31の書き込みを継続させると
ともに、読み出しポインタ32を制御し、中断指示入力
aの入力時に読み出しポインタ32に与えられた書き込
み開始時のアドレスからアドレスを順次進めながら、し
かもこの読み出しポインタ32の読み出し速度を書き込
みポインタ31の書き込み速度よりも高速で進めなが
ら、読み出しを行う。この高速読み出しは、図2(a) に
示したように、書き込んだコマを適宜飛ばして読み出し
を行ってもよいし、書き込み時よりも速い速度で読み出
しを行ってもよい。
【0049】一方、セレクタ5は制御回路6からの制御
信号によりリングバッファ3からの出力を出力するよう
切り換えられ、従ってCRT表示装置10には、上記読
み出しポインタ32で読み出された高速再生映像が得ら
れる。
【0050】そして、ユーザ入力bとして再開入力の入
力以降、上記のようにして高速再生が行われると、高速
再生映像は、次第に通常の映像、即ちオンエア放送映像
に追いつくようになるが、オンエア放送映像に高速再生
映像が追いついた時点で、即ち読み出しポインタ32の
アドレスが書き込みポインタ31のアドレスと一致した
時点で、制御回路6は書き込みポインタ31の書き込
み,及び読み出しポインタ32による読み出しをともに
中断させ、これと同時に、セレクタ5をチューナ1から
の映像信号を選択し出力する側へ切り換え、これによ
り、CRT表示装置10には通常映像が表示されるよう
になる。
【0051】ここで、高速再生映像を視る時間T2 にお
いては、一時中断中の時間T1 と高速再生映像時間T2
との和T1 +T2 の時間分の映像を、この高速再生時間
T2で見るのであるから、(T1 +T2 )/T2 倍の速
度で高速再生を行っているものである。
【0052】本動作モード1では、このようにして、料
理等を行うためにテレビジョン放送の視聴を一時中断す
る場合にも、高速再生を利用することにより、1つの番
組を最初から最後まで通して見ることができるものであ
る。また、上記動作モード1において、図2(b) に示す
ように、上記中断入力aの入力時にセレクタ5をリング
バッファ3からの出力を出力する側に切り換え、読み出
しポインタ32でその時のデータt1 を中断期間中にわ
たって再生することにより静止画像を映し出しておき、
ユーザ入力bを受けて、読み出しポインタ32の読み出
し速度を書き込みポインタ31の書き込み速度よりも高
速で進めながら、読み出しを行うようにしてもよい。こ
の高速読み出しは、図2(b) に示したように、書き込ん
だコマを適宜飛ばして読み出しを行ってもよいし、1コ
マずつ書き込み時より速い速度で読み出しを行ってもよ
い。
【0053】1コマおきに読み出しを行う場合、その読
み出しデータはtn(t2),tn+1(t4),・・・,tm-1(tm-
2),tm(tm)となる。また、この高速再生を、書き込み時
よりも速い速度で読み出すことにより実現してもよく、
2倍速で読み出しを行う場合、その読み出しデータはtn
(t2),tn+0.5(t3),・・・,tm(tm-1),tm+0.5(tm)とな
る。なお、上記静止画像の読み出しを行う期間の読み出
しデータはt2(t1),t3(t1),・・・,tn-1(t1)である。
【0054】このようにすることにより、中断入力aを
入力した時の映像を静止画としてそのままモニタ上に表
示しておくようにすることができ、再生開始時(再開入
力b入力時)にあたかも一時停止を解除する感覚で再生
を行うことができ、再生時の違和感なくスムーズな再生
を行うことができる。即ち、一時中断中に映像が見えて
いないのに音声だけが耳に入ってきて、再開後に映像を
ちゃんと見るときあらすじがおよそわかってしまってい
てつまらない,といった問題や、通常映像がかなりすす
んだ時点でずいぶん前の画面に戻ってしまい不自然であ
る,といった問題を回避することができる。
【0055】このように本動作モード1によれば、リン
グバッファ3を用いて、それまで見ていた番組の途中で
一時中断,あるいは視聴者の不在のため見ることができ
なかった映像部分から記録を開始し、再生時に書き込み
ポインタ31よりも速い速度で読み出しポインタ32の
読み出しを行い高速再生を行うことで、上記一時中断,
あるいは不在中であった映像部分を含め、見たい番組を
最初から最後まで通して見ることができる。
【0056】なお、上記動作モード1では、上記一時中
断中の映像を再生する際の,読み出しポインタ32の読
み出し速度を書き込みポインタ31の書き込み速度より
も速くするようにしたが、特に引き続き他の番組を見る
予定がない場合には、同じ速度で再生するようにしても
よい。
【0057】また、上記一時中断をしながら見ようとす
る番組Aに続いて、見たい番組Bがある場合には、図3
(a) に示すように、上記再開入力bの入力時に、上記中
断入力aの入力時から番組Aの規定終了時までの時間T
3 と、該再開入力bの入力時から番組Aの規定終了時ま
での時間T4 とから高速再生の速度,即ち読み出しポイ
ンタ32の読み出し速度を、式T3 /T4 によって計算
するか、あるいは、図3(b) に示すように、式(T3 −
t1)/T4 によってこの読み出し速度を計算し、番組A
の高速再生が、その番組Bの放送開始時刻、即ち、番組
Aの規定終了時刻までに終わるようにする,いわゆる追
いつき自動計算機能をもたせるようにすることも可能で
ある。この機能を実現するには、制御回路6に予め番組
Aの規程終了時を与えておけばよい。
【0058】動作モード2.本動作モード2は、上記動
作モード1に複数中断機能を付加したものである。即
ち、視聴者がテレビジョン放送を見ながら料理を行なっ
ているとき等には、ときどきテレビジョン受信機の視聴
を中断して料理の作業をしなければならない場合が多い
が、本動作モード2は、上記動作モード1における中断
を複数行ったときは、該中断時にそれぞれ一時中断中の
番組を記録するとともに、該中断中となった番組部分を
放送時間内であとでまとめて見るようにしたものであ
る。
【0059】以下、図4を用いて説明すると、本動作モ
ード2の動作としては、上記動作モード1の説明におけ
るものと同様の構成を有するテレビジョン受信機におい
て、まず、制御回路6に対して複数中断モードの設定を
行う。その後、番組Aを視聴している途中で、視聴者が
1回目のユーザ入力a1 として中断指示入力を制御回路
6に入力すると、リングバッファ3は、その時点から書
き込みポインタWPに書き込みを開始させて、該一時中
断中の番組部分、即ち図4の通常映像一時中断中I1 の
映像信号を記録する。t1,t2,・・・,tn-1はこの時刻
t1,t2,・・・,tn-1においてリングバッファ3に書き
込まれるデータを示すものである。このとき、CRT表
示装置10では、上記動作モード1におけるのと同様、
視聴者が不在ではあっても通常の映像信号をそのまま表
示する。
【0060】そして、一定時間後に視聴者が再びテレビ
ジョン受信機の前に戻ってきて、番組の続きを見るた
め、ユーザ入力b1 として中断解除指示入力を制御回路
6に入力すると、リングバッファ3は、書き込みポイン
タWPによるデータの書き込みを停止し、以後は視聴者
は単に通常映像を見ることになる。そして、その後、視
聴者が再度視聴を一時中断したい場合が生じると、ユー
ザ入力a2 として再中断指示入力を入力することによ
り、上記と同様の動作により、該一時中断中の番組部
分,即ち図4の通常映像一時中断中I2 の映像,が、上
記リングバッファ3の,上記図4の通常映像一時中断中
I1 の記録部分につづいて記録される。tn,tn+1,・・
・,tm-1はこの時刻tn,tn+1,・・・,tm-1においてリ
ングバッファ3に書き込みされるデータを示すものであ
る。
【0061】そして、視聴者が再びテレビジョン受信機
の前に戻ってきて、再びユーザ入力b2 として中断解除
指示入力を制御回路6に入力すると、上記と同様にリン
グバッファ3による書き込みが停止されて、単に通常映
像を見る状態となる。
【0062】そして、その後適当な時間に、上記一時中
断中で見れなかった映像部分, 及びそれ以降の番組の最
後までの映像を通し見したい場合には、ユーザ入力cと
して通し見指示を入力すると、図1の制御回路6の指示
により、リングバッファ3は、その書き込みポインタ3
1によりその時点からの現在放送中の通常映像をつづけ
て記録していくとともに、その読み出しポインタ32で
リングバッファ3から高速に読み出しを行い、上記2回
の一時中断中の通常映像I1,I2 を高速再生し、しかも
さらにこれに続けて、上記通し見指示cの入力以降記録
している通常映像I3 をも高速再生し、この高速再生出
力がセレクタ5を介してCRT表示装置10に出力され
るとともに、この高速再生が現在放送中の通常映像に追
いついたときには、上記動作モード1におけるのと同様
に、セレクタ5が切り替えられて、チューナ1からの通
常映像がCRT表示装置10に表示されるようになる。
tm,tm+1,・・・,to-1はこの時刻tm,tm+1,・・・,
to-1においてリングバッファ3に書き込みされるデータ
を示すものであり、tm(t1),tm+1(t4),・・・, tα
−1(tn−4), tα(tn-1)は時刻tm,tm+1,・・
・, tα-1, tαにおいてリングバッファ3より読み出
されるデータI1 を示すものであり、 tα+1(tn), tα
+2(tn+3),・・・, tβ-1(tm-4), tβ(tm-1)は時刻 t
α+1, tα+2,・・・, tβ-1, tβにおいてリングバ
ッファ3より読み出されるデータI2 を示すものであ
り、 tβ+1(tm), tβ+2(tm+3),・・・,to-2(to-4),
to-1(to-1)は時刻 tβ+1, tβ+2,・・・,to-2,to-1
においてリングバッファ3より読み出されるデータI3
を示すものであり、それぞれのかっこ内はその読み出さ
れたデータがリングバッファ3に書き込まれた時刻を示
している。
【0063】なお、この読み出しは上述のように書き込
んだコマを2コマおきかそれ以下の速度の高速再生とな
るように適宜コマを飛ばして読み出してもよいし、1コ
マずつ書き込み書き込んだコマを書き込み時の3倍以下
の速度で高速に読み出してもよい。例えば3倍速で読み
出す場合、リングバッファ3より読み出されるデータI
1 はtm(t1),tm+1/3(t2),・・・, tα(tn-2), tα+1
/3(tn-1)となり、データI2 は tα+2/3(tn), tα+1(t
n+1),・・・, tβ(tm-2), tβ+1/3(tm-1)となり、デ
ータI3 は tβ+2/3(tm),tβ+1(tm+1), ・・・, to(to
-2) ,to+1/3(to-1 )となる。
【0064】このとき、第1回目の一時中断中の時間T
1 と、第2回目の一時中断中の時間T2 と、これらを高
速再生した映像I1,I2 、及びこれらの高速映像映像I
1,I2 を再生するためにこの間に放送された通常映像を
本来の放送に追いつかせるために高速再生する時間I3、
これら一連の高速再生期間T3、及びこの高速再生の速
度(α倍)との関係は、T1 +T2 +T3 =αT3 とな
り、上記高速再生は、α=(T1 +T2 +T3 )/T3
の速度で行えばよいものである。従って、高速再生映像
I1,I2 、及びこれに続く通常映像の高速再生の時間I3
の再生時間はそれぞれT1 /α,T2 /α,T3 /αと
なる。
【0065】なお、上記動作モード2において、図5に
示すように、上記中断入力a1 の入力時にセレクタ5を
リングバッファ3からの出力を出力する側に切り換え、
読み出しポインタ32でその時の書き込みデータt1 を
中断期間T1 中にわたって静止再生しておき、この一連
の処理を再中断入力a2の入力時についても同様に行
い、通し見入力cを受けて、読み出しポインタ32の読
み出し速度を書き込みポインタ31の書き込み速度より
も高速で進めながら、読み出しを行ようにしてもよい。
この高速読み出しは、図5に示したような、2コマおき
かそれ以下の速度の高速再生となるようにコマを適宜飛
ばして読み出しを行ってもよいし、1コマずつ3倍速か
それ以下の高速読み出し速度で読み出しを行ってもよ
い。
【0066】この場合、期間T1における書き込みデー
タをt1,t2,・・・,tn-1 、期間T2における書き込
みデータをtm,tm+1,・・・, to-1、期間T3におけ
る書き込みデータをtp,tp+1,・・・, tq-1 とする
と、期間T1における読み出しデータはt2(t1),t3(t1),
・・・,tn-1(t1) 、期間T2における読み出しデータ
はtm+2(tm),tm+3(tm), ・・・,to-1(tm) となる。
【0067】また、期間T3における読み出しデータは
2コマおきかそれ以下の高速再生となるように適宜コマ
を飛ばして読み出しを行えばよく、2コマおきに読み出
しを行う場合、高速再生データI1 の読み出しデータは
tp(t2),tp+1(t5),・・・,tγ-2(tn-4), tγ-1(tn-
1)となり、高速再生データI2の読み出しデータは tγ(t
m+1), tγ+1(tm+4),・・・, tδ-2(to-4), tδ-1(t
o-1)となり、高速再生データI3の読み出しデータは tδ
(tp+1), tδ+1(tp+4),・・・, tq-2(tq-4), tq-1
(tq-1)となる。
【0068】ところで、この期間T3における読み出し
データは1コマずつ書き込み書き込んだコマを1コマの
書き込みの3倍以下の速度で高速に読み出すようにして
もよく、3倍速での読み出しを行う場合、高速再生デー
タI1 の読み出しデータはtp(t2),tp+1/3(t3),・・
・, tγ-4/3(tn-2), tγ-1(tn-1)となり、高速再生デ
ータI2の読み出しデータは tγ(tm+1), tγ+1/3(tm+
2),・・・, tδ-4/3(to-2), tδ-1(to-1)となり、高
速再生データI3の読み出しデータは tδ(tp+1), tδ+1
/3(tp+2),・・・, tq-4/3(tq-2), tq-1(tq-1)とな
る。
【0069】このようにすることにより、中断入力aを
入力した時の映像を静止画としてそのままモニタ上に表
示しておくようにすることができ、複数の中断期間の映
像を後でまとめて高速に視聴することができる。
【0070】このように本動作モード2によれば、複数
中断を行った際にも、番組の終了時間近くに、上記複数
中断で見れなかった部分を番組の残りの部分とともに通
して見ることができるものである。なお、通し見指示c
を番組終了後に与えることにより、番組放送中に複数回
中断された部分の映像のみを番組終了後に見るようにす
ることも可能である。
【0071】実施の形態2.図6は、本発明の実施の形
態2によるテレビジョン受信機の映像信号記録部の主要
な構成を示すブロック図である。本実施の形態2は、図
1に示した実施の形態1における,チューナとリングバ
ッファとの組を複数備え、各リングバッファの出力をセ
レクタ7を用いて選択し、出力するようにしたものであ
る。
【0072】すなわち、図6において、1a〜1nは信
号源となる複数のチューナ、2a〜2nは複数のチュー
ナ1a〜1nから出力される映像信号をそれぞれ圧縮す
る情報圧縮回路、3a〜3nは複数の情報圧縮回路2a
〜2nから出力される圧縮後の映像信号をそれぞれ記録
するリングバッファ、7は複数のリングバッファ3a〜
3nから読み出された圧縮された映像信号のうちの必要
なものを選択してこれを出力する信号源セレクタであ
る。また、セレクタ5は、信号源セレクタ7の出力とメ
インチューナ8の出力を切り換えて出力する。なお、図
7に示すように、メインチューナ8を他のチューナ1a
〜1nと兼用して使用することによりメインチューナを
省略するようにしてもよく、これは、チューナ1a〜1
nのうち、メインチューナ8で受信すべきチャンネルを
受信しているチューナの出力を、例えばチューナ1nの
出力をセレクタ5に入力させることにより実現すること
ができる。
【0073】動作モード3.以下、本発明の実施の形態
2の構成を用いて実現される動作モード3の動作につい
て説明する。本動作モード3は、いわゆる“放送時間の
ダブリ解消”ともいうべきもので、現在見ていた番組A
の放送が延長となった場合に、上記現在見ていた番組A
の次に引き続いて見たい番組Dが、他のチャンネルにあ
り、かつ上記放送の延長によって2つの番組の放送時間
が重なるようになった場合に、両番組A,Dをともに続
けて見ることができるようにしたものである。
【0074】図8に示すように、視聴者が、チャンネル
CH1の観たい番組Aの放送後にチャンネルCH2で観
たい番組Dがある場合において、チャンネルCH1で見
ていた番組Aの放送が延長となったときには、ユーザ入
力aとして、延長指示を入力すると、メインチューナ8
またはチューナ1nはチャンネルCH1の番組Aの受信
をそのまま続け、これがセレクタ5で選択出力され、C
RT表示装置10には、上記番組Aの映像表示が続けら
れる。一方、この延長指示の入力aが制御回路6に入力
されると、該制御回路6からの指示によりチューナ1a
はチャンネルCH2の番組Dを受信し、上述したのと同
等の動作により、リングバッファ3aによりチャンネル
CH2の番組Dの記録を行う。t1,t2,・・・,tmはこ
の時刻t1,t2,・・・,tmにおいてリングバッファ3a
に記録されるデータを示す。
【0075】次に、上記チャンネルCH1の番組Aの延
長放送が終了したときには、視聴者が、ユーザ入力bと
して、延長終了指示を入力すると、上記実施の形態1に
おける動作と同様に、リングバッファ3aは、上記延長
指示入力aの入力以降にチューナ1aで受信しこれに記
録したチャンネルCH2の番組Dの高速再生を行う。
【0076】この高速再生を1コマおきの再生で実現す
る場合、その再生データはts(t1),ts+1(t3),・・・,
tu-1(tm-2),tu(tm)となり、これらは時刻ts,ts+1,・
・・,tu-1,tuにおける再生データであることを示す。
また2倍速で高速再生を実現する場合、その再生データ
は、ts(t1),ts+0.5(t2),・・・,tu(tm-1),tu+0.5(t
m)となり、これらは時刻ts,ts+0.5,・・・,tu,tu+
0.5における再生データであることを示す。なお、かっ
こ内はそのデータが記録された時刻を示す。
【0077】そしてこの高速再生時には、上記セレクタ
7は制御回路6の指示により上記リングバッファ3aか
ら出力される上記番組Dの高速再生映像を選択し出力す
るとともに、上記延長終了指示bの入力時点で上記セレ
クタ5は、チューナ8またはチューナ1nの出力を出力
する側からリングバッファ3a〜3nの出力を出力する
側に切り替わり、これにより、上記番組Dの高速再生映
像がCRT表示装置10に表示出力される。そして、上
記動作モード1における動作と同様に、この番組Dの高
速再生が該番組Dの通常放送に追いついた後は、番組D
の通常放送が行なわれる。以上の操作によって、CRT
モニタ上には、番組A,及びその延長部分が映像表示さ
れるのに続いて、番組Dの最初の部分からの高速再生映
像が映像表示され、これにつづいて番組Dの通常映像が
その内容が途切れることなく映像表示されることとな
る。
【0078】このように本動作モード3によれば、現在
放送中の番組Aが延長された時、これと放送時間の重複
する番組Dについて、裏番組としてリングバッファ3a
を用いてこれに記録を行い、番組Aの延長放送が終了し
た時点で、上記裏番組として記録している番組Dを高速
再生し、該番組Dの通常映像に追いついたときにはこの
通常映像を映し出すようにしたので、先に見ていた番組
Aの延長放送と放送時間が重複する裏番組Dを、番組A
をすべて見終えた後で、その始めから終わりまで通して
見ることができる。
【0079】なお、上記動作モード3では、番組Aの放
送の延長分と放送時間の重複する番組Dを再生する際、
高速再生を行って通常の放送映像に追いつくようにした
が、これは特に引き続き他の番組を見る予定がない場合
には、通常の放送映像の速度と同じ速度で再生するよう
にしてもよい。
【0080】また、上記番組Dの終了後に、引き続き見
たい番組がある場合には、上記番組Dの放送終了前まで
に該番組Dの高速再生が終了するように、即ち、番組D
の高速再生が番組Dの通常放送に時間内に追いつくよ
う、該番組Dの高速再生の速度を、上記実施の形態1に
おけると同様、調整することができるものである。
【0081】さらに、上記動作モードでは、1aから1
nまで有るチューナのうちの1系統または2系統しか使
用しなかったが、残りのチューナも使用してさらに多く
のチャンネルについて放送時間のダブリを解消すること
も可能である。以下、このモードを動作モード4として
説明する。
【0082】動作モード4.次に、本実施の形態2の構
成を用いて実現される動作モード4の動作について説明
する。本動作モード4は、いわゆる“ザッピング(zappi
ng) 繋ぎ”とも言うべきもので、例えば、チャンネルC
H1,CH2,CH3の3つのチャンネルの番組A,
B,Cを、すべて観たいといったような場合に、上述し
たような高速再生を利用してそのすべてを見ることがで
きるようにしたものである。この場合、各番組をとびと
びで良いから3つとも観たいという場合、現行のテレビ
ジョン受信機でも、コマーシャルの時間を利用してチャ
ンネルを次々と変える,所謂ザッピングを行えばある程
度の内容を見ることができるが、本動作モード4は、各
番組A,B,Cを、それぞれ最初から最後まで通して見
ることができるようにしたものである。
【0083】すなわち、図9に示すように、今、3つの
番組A,B,CがチャンネルCH1,チャンネルCH
2,チャンネルCH3で同時に放送されているものとす
る。なお、図中にハッチングを施した部分が該当チャン
ネルを見ている時間、×印を付した部分が該当チャンネ
ルを見れない時間を示すものとする。ここで、チャンネ
ルCH1を例にとると、通常ならチャンネルCH1を見
ている時間帯t1 からt2 およびt4 からt5 では残り
の2つのチャンネルCH2,CH3を見ることができな
い。
【0084】チャンネルCH2に関しても、このチャン
ネルCH1と同様に、チャンネルCH2を見ている時間
帯t2 からt3 およびt5 からt6 では残りの2つのチ
ャンネルCH3,CH1は見ることができず、さらに、
チャンネルCH3に関しても、チャンネルCH3を見て
いる時間帯t3 からt4 およびt6 からt7 では残りの
2つのチャンネルCH1,CH2は見ることができな
い。
【0085】そこで、ザッピングを行いたい3つのチャ
ンネルCH1,CH2,CH3を指定した上で、ユーザ
入力cとしてザッピングコマンドを入力すると、図6に
示す制御回路6の指示により、チューナ1a,1b,1
cが各チャンネルCH1,CH2,CH3の映像信号を
それぞれ受信し、図10に示すように、時刻t11 におい
て、各リングバッファ3a〜3cの書き込みポインタW
P1〜WP3の書き込みが開始され、各チャンネルの番
組A,B,Cをそれぞれ記録する。t11,t111,…,t11n,t
12,t121, …,t12n,…,t151,…,t15n,t16,t161, …,t16
n,…は時刻t11,t111, …,t11n,t12,t121, …,t12n,…,t
151,…,t15n,t16,t161, …,t16n,…において各リングバ
ッファ3a〜3cに書き込まれるデータを示す。
【0086】一方、チューナ8またはチューナ1nは、
図11に示すように、時刻t11 における上記ザッピング
指示の入力時の最初のチャンネルCH1の入力によりチ
ャンネルCH1の映像信号を受信しており、これがセレ
クタ5で選択されてCRT表示装置10上には、チャン
ネルCH1の番組Aが表示される。
【0087】次に、時刻t12 において、ユーザ入力dと
して、チャンネル切替指示が入力されると、上記チュー
ナ8またはチューナ1nは、上記ザッピング指示時の2
番目のチャンネルCH2にチャンネルを切り替えるとと
もに、上記リングバッファ3bは、その読み出しポイン
タRP2に高速の読み出しをさせることによって、ザッ
ピングコマンドc入力時からチャンネル切替信号dの入
力がなされるまでに放送され記録された番組Bを2コマ
おき以上で再生することによりその高速再生を行う。t1
2(t11),t121(t113),…,t12n-1(t11n-3),t12n(t11n)は時
刻t12,t121, …,t12n-1,t12nにおいてリングバッファ3
bより1コマおきに読み出されることにより高速再生さ
れるデータであり、かっこ内はこのデータが書き込まれ
た時点を示す。なお、この高速再生は3倍速以上の再生
によりこれを行うことも可能であり、3倍速の場合の読
み出しデータは、t12(t11),t12+1/3(t111), …,t12n-1/
3(t11n-1),t12n(t11n)である。
【0088】一方、セレクタ5は、上記チャンネル切替
指示dにより、リングバッファ側からの出力を出力する
側に切り替えられ、これにより上記番組Bの高速再生映
像がCRT表示装置10に表示出力される。時刻t13 に
おいて、上記番組Bの高速再生が番組Bの通常放送に追
いついたときには、読み出しポインタRP2の読み出し
を停止し、該リングバッファ3bからは映像出力は出力
されなくなるが、このとき、上記セレクタ5は、上記チ
ューナ8の出力を出力する側に切り替えられ、上記チュ
ーナ8またはチューナ1nからの番組Bの通常放送がC
RT表示装置10に表示される。
【0089】続いて、時刻t14 において、ユーザ入力e
として、チャンネル切替指示が入力されると、上記チュ
ーナ8またはチューナ1nは、上記ザッピング指示時の
3番目のチャンネルCH3にチャンネルを切り替えると
ともに、上記リングバッファ3cは、その読み出しポイ
ンタRP3に1コマおき以上の高速の読み出しを実行さ
せることによって、時刻t11 において上記ザッピングコ
マンドcの入力がなされた時から時刻t14 において上記
チャンネル切替信号eの入力がなされるまでに放送され
記録された番組Cの高速再生を行う。t14(t11),t141(t1
13),…,t14n-1(t14n-3),t14n(t14n)は時刻t14,t141,
…,t14n-1,t14nにおいてリングバッファ3cより2コマ
おきに読み出されることにより高速再生されるデータで
あり、かっこ内はこのデータが書き込まれた時点を示
す。なお、この高速再生は3倍速以上の再生によりこれ
を行うことも可能であり、3倍速の場合の読み出しデー
タは、t14(t11),t14+1/3(t111), …,t14n-1/3(t14n-1),
t14n(t14n)である。
【0090】一方、セレクタ5は、時刻t14 における上
記チャンネル切替指示eにより、リングバッファ3c側
からの出力を出力する側に切り替えられ、これにより上
記番組Cの高速再生映像がCRT表示装置10に表示出
力される。時刻t15 において上記番組Cの高速再生が番
組Cの通常放送に追いついたときには、読み出しポイン
タRP3の読み出しを停止し、該リングバッファ3cか
らは映像出力は出力されなくなるが、このとき、上記セ
レクタ5は、上記チューナ8またはチューナ1nの出力
を出力する側に切り替えられ、上記チューナ8またはチ
ューナ1nからの番組Cの通常放送がCRT表示装置に
表示される。
【0091】次に、時刻t16 において、ユーザ入力fと
して、チャンネル切替信号が入力されると、上記チュー
ナ8またはチューナ1nは、上記ザッピング指示時の3
番目のチャンネルCH3にチャンネルを切り替えるとと
もに、制御回路6の指示により、リングバッファ3a
は、その読み出しポインタRP1を制御して、該リング
バッファ3aに上記ユーザ入力dのチャンネル切替指示
があった時点t12 から記録している番組Aの映像信号を
2コマおき以上で高速再生する。t16(t12),t161(t123),
…,t16n-1(t16n-3),t16n(t16n)は時刻t16,t161, …,t16
n-1,t16nにおいてリングバッファ3aより2コマおきに
読み出されることにより高速再生されるデータであり、
かっこ内はこのデータが書き込まれた時点を示す。な
お、この高速再生は3倍速以上の再生によりこれを行う
ことも可能であり、3倍速の場合の読み出しデータは、
t16(t12),t16+1/3(t121), …,t16n-1/3(t16n-1),t16n(t
16n)である。
【0092】一方、セレクタ5は、上記チャンネル切替
指示fにより、リングバッファ3a側からの出力を出力
する側に切り替えられ、これにより上記番組Aの高速再
生映像がCRT表示装置10に表示出力される。時刻t1
7 において上記番組Aの高速再生が番組Aの通常放送に
追いついたときには、読み出しポインタRP1の読み出
しを停止し、該リングバッファ3aからは映像出力は出
力されなくなるが、このとき、上記セレクタ5は、上記
チューナ8の出力を出力する側に切り替えられ、上記チ
ューナ8からの番組Aの通常放送がCRT表示装置10
に表示される。以降は、この2回目の番組Aの表示のた
めの動作と同様の動作が繰り返される。
【0093】このように、本動作モード4によれば、同
一時間帯において放送中の番組A,B,Cを複数のチュ
ーナとリングバッファを用いて同時に記録し、例えば、
番組Aから番組Bにチャンネルを切り換えた際には、番
組Aを見ていた時間に記録されていたチャンネルCH2
の番組Bの高速再生を行った後、番組Bの通常放送の表
示を行い、その後同様に、チャンネルを番組Cに切り換
えた際には、番組A,Bを見ていた時間に記録されてい
たチャンネルCH3の番組Cの高速再生を行った後、番
組Cの通常放送の表示を行い、以下同様にチャンネルを
切り替えるたびに高速再生の表示と通常放送の表示とを
繰り返すようにしたので、同一時間帯で放送される複数
の番組について、チャンネルを次々に替えながら、全て
の番組の内容を最初から最後まで通して見ることができ
る。なお、本動作モード4では、3チャンネルのザッピ
ングを例にとって説明したが、nチャンネル(nは2以
上の整数)のザッピングとすることもでき、この場合n
倍速の高速再生を行うことにより、これを実現すること
が可能となる。
【0094】また、コマーシャル放送等の視聴者の希望
しない番組部分を自動的に認識する機能を組み込むこと
により、不要な部分の記録,及び表示を行わないように
ようにすることもできる。例えば3チャンネルのザッピ
ングを行うときには、上記で説明した構成では、3倍も
しくはそれ以上の高速再生速度が必要となるが、このコ
マーシャル部分を省く構成では、この3倍もしくはそれ
以上より低い高速再生速度で3チャンネルのザッピング
を実現することが可能となる。
【0095】実施の形態3 図12,図13は、本発明の実施の形態3によるテレビ
ジョン受信機の映像信号記録部の主要な構成を示すブロ
ック図である。本実施の形態3は、図6,図7に示した
実施の形態2におけるセレクタ7の出力に対し、マルチ
画面表示が可能となるように信号処理を行うようにした
ものである。すなわち、図12,図13において、9は
信号処理回路であり、セレクタ7の出力をマルチウイン
ドウ表示が可能となるように信号処理してCRTに出力
する。以下、本発明の実施の形態3の構成を用いて実現
される動作モード5の動作について説明する。
【0096】動作モード5.本動作モード5は、いわゆ
る“早送りインデックス”とも言うべきもので、帰宅時
間の前に放送していた複数の番組をインデックス的に再
生して見て、これを見たのち見たい番組を決定すること
ができるようにしたものである。より詳しくは、予め視
聴者が指定した複数のチャンネルの番組を複数のリング
バッファに記録しておき、任意の時間にテレビジョン受
信機をスイッチオンしたときに上記記録をしている番組
をマルチ画面で複数同時に表示し、その中から面白そう
な番組を探し出し、そのうちの1つの番組を見る、ある
いは複数の番組をマルチ画面で見ることができるように
したものである。
【0097】本実施の形態3の装置においては、図1
2,図13のセレクタ7は、複数のリングバッファ3a
〜3nのうちの所望の複数のチャンネルのものからの出
力を選択出力することができ、信号処理回路9により、
これらの選択出力をマルチ画面化してCRT表示装置1
0にマルチ画面表示することができるようになってい
る。
【0098】次に、動作について説明する。まず、視聴
者が番組選択をしたいと思って複数のチャンネル,ここ
では5つのチャンネル、を設定しておくと、図14に示
すように、電源投入時より以前に2時間等の所定の時間
を上限として、5つのチャンネルCH1〜CH5で放送
されている5つの番組A〜Eがそれぞれチューナ1a〜
1eで受信され、それぞれの情報圧縮回路2a〜2eで
情報圧縮され、それぞれのリングバッファ3a〜3eで
記録がなされる。tx1,…,txn,ty1, …,tyn,tz1, …,tzn
は時刻tx1,…,txn,ty1, …,tyn,tz1, …,tznにおいて、
それぞれのリングバッファ3a〜3eに書き込まれたデ
ータを示している。
【0099】そして、帰宅時に、視聴者が、ユーザ入力
gとして、プレイバック信号を入力すると、このユーザ
入力gを受けた時点ty1 で、図12の制御回路6は、各
リングバッファ3a〜3eにおいて、書き込みポインタ
WP1〜WP5による書き込みを継続させたまま、読み
出しポインタRP1〜RP5によって、書き込みポイン
タWP1〜WP5の書き込み開始アドレスより、各番組
A〜Eの画像信号の読み出し再生を始める。ty1(tx1),
…,tyn(txn) は時刻ty1,…,tynにおいて、それぞれのリ
ングバッファ3a〜3eより読み出されたデータを示し
ており、かっこ内はそのデータが書き込まれた時刻を示
している。
【0100】そしてこの各番組A〜Eの画像信号の読み
出し再生を始めるとともに、上記セレクタ7は、上記5
つのリングバッファ3a〜3eの出力を選択出力し、セ
レクタ5は、該セレクタ7の出力を出力し、これらの出
力を、セレクタ7の後段の信号処理回路9により、1つ
のモニタ画面を複数の画面に分割したマルチ画面表示と
なるように信号処理を行ってCRT表示装置10に出力
することにより、番組A〜Eのマルチ画面表示がなされ
る。
【0101】このマルチ画面表示を見て、視聴者は、番
組A〜Eの中から希望とするものを1つ,ここでは番組
A、を選択し、ユーザ入力hとして、チャンネル決定信
号を入力する。時刻tz1 におけるこのユーザ入力hを受
けて、図12の制御回路6は、他の番組B〜Eを再生し
ている読み出しポインタRP2〜RP5の読み出しを停
止させるとともに、セレクタ7は、上記選択した番組A
の映像を再生しているリングバッファ3aの出力のみを
選択し、出力する。tz1(ty1), …,tzn(tyn) は時刻tz1,
…,tznにおいて、リングバッファ3aより読み出された
データを示しており、かっこ内はそのデータが書き込ま
れた時刻を示している。
【0102】ここで、リングバッファ3aは、その読み
出しポインタRPのアドレスを進める速度を書き込み時
の速度と同じとすることにより通常放送と同じ速度の映
像を再生出力することができる。そして、後段の信号処
理回路9では、マルチ画面表示を解除し、上記リングバ
ッファ3aからの出力である,選択された番組Aのみを
1画面で表示するようにし、これがCRT表示装置10
に表示される。なおこのとき、消費電力を低減するため
に、非選択となった番組を記録していたリングバッファ
の書き込みポインタWP2〜WP5の書き込みを停止す
るようにしてもよい。
【0103】なお、図15に示すように、時刻tz1 にお
いて、ユーザ入力hとして、チャンネル決定信号を入力
し、番組Aを選択した後は、リングバッファ3aのデー
タを等速よりも速い速度で再生することによりその高速
再生を行い、その内容が放送中の番組Aの内容に追いつ
いた時点でセレクタ5を切り替え、メインチューナ8の
信号を表示することもできる。
【0104】tz1(ty1),tz2(ty3),…,tzm-1(tym-2),tzm
(tym)はこの高速再生を1コマおきにの再生で実現する
場合の時刻tz1,tz2,…,tzm-1,tzmの読み出しデータを示
すもので、tz1(ty1),tz1.5(ty2),…,tzm-0.5(tym-1),tz
m(tym)はこの高速再生を2倍速で実現する場合の時刻tz
1,tz1.5,…,tzm-0.5,tzmにおける読み出しデータを示す
ものである。
【0105】そして、時刻tzm において、高速再生がそ
の時点の放送内容に追いつくと、制御回路6はリングバ
ッファ3aからのデータの読み出しを停止させて、セレ
クタ5をメインチューナ8側またはチューナ1n側に切
り替えて、その信号をCRT表示装置10に映し出す。
このように本動作モード5によれば、所定の時間前より
複数のチャンネルの番組を予め記録しておき、テレビの
スイッチオン時に上記記録した複数の番組をマルチ画面
で表示し、面白そうな番組を選択したのち、そのうちの
1つをフルスクリーンで表示する、あるいはそのうちの
複数の番組をマルチ画面で表示する,ようにしたから、
予定より若干遅く帰宅したような場合も、複数の番組の
放送の終わった部分をみて希望する番組を選択してそれ
をその始めの部分から最後まで通してみるようにするこ
とができる。なお、上記動作モード5では5チャンネル
の場合を例にとって説明したが、これは全てのチューナ
1aないし1n全てを用いても良いことは言うまでもな
い。
【0106】動作モード6.本動作モード6は、帰宅時
間の前に放送していた複数の番組を一挙に再生して見る
ことができるようにしたもので、いわゆる“フルタイム
マルチ画面プレイバック”とも言うべきものである。即
ち、本動作モード6において、視聴者が指定した複数の
番組A〜Eすべてをプレイバックして見たい場合には、
図16に示すように、電源投入時より以前から、2時間
等の所定の時間を上限として、リングバッファ3a〜3
nでは、書き込みポインタWP1〜WP5をオン(書き
込み開始)して各番組A〜Eの書き込みを行っている。
tx1,tx2,…,txn-1,txn,ty1,ty2, …,tyn-1,tyn,tz1,
…,tzn-1,tznは時刻tx1,tx2,…,tzn-1,tznにおける書き
込みデータを示している。
【0107】次いで、時刻ty1 において、ユーザ入力g
として、プレイバック信号を入力したときには、読み出
しポインタRP1〜RP5をオンして全番組をマルチ画
面で表示して見ることができる。ty1(tx1),ty2(tx2),
…,tyn-1(txn-1),tyn(txn),tz1(ty1),…はこのときの各
リングバッファ3a〜3eからの読み出しデータを示
し、ty1,ty2,…,tyn-1,tyn,tz1, …はその読み出し時刻
を、かっこ内はデータが書き込まれた時刻を示す。
【0108】なお、この再生時においても、図17に示
すように、勿論高速再生を行うことができ、高速再生が
通常の放送に追いついたときには、通常の放送をそのま
まリアルタイムで見るようにすることができる。即ち、
時刻ty1 において、ユーザ入力gとして、プレイバック
信号を入力した後は、リングバッファ3a〜3eのデー
タを等速より速い速度で再生することによりその高速再
生を行う。ty1(tx1),ty2(tx3),…, tyα-1(ty α-2),ty
α(ty α) はその読み出しを1コマおきに行う場合の読
み出しデータであり、この読み出しは時刻ty1,ty2,…,
tyα-1,ty αにおいて行い、かっこ内はそのデータが書
き込まれた時刻を示す。そして、この高速読み出しが終
わった後の読み出しデータは、tyα+1(ty α+1),tyα+2
(ty α+2),…となり、現在書き込みを行ったデータを直
ちにリングバッファから読み出すことになる。
【0109】また、この高速再生を2倍速で行う場合の
読み出しデータは、ty1(tx1),ty1.5(tx2),…, tyα-0.5
(ty α-1),tyα(ty α) となり、この高速読み出しが終
わった後の読み出しデータは、上述のように、tyα+1(t
y α+1),tyα+2(ty α+2),…となる。
【0110】このように本動作モード6によれば、所定
の時間前より複数のチャンネルの番組を予め記録してお
き、テレビのスイッチオン時に上記記録した複数の番組
をマルチ画面で高速再生することにより、所望の複数の
番組をフルタイムマルチスクリーンプレイバックするこ
とができ、複数の見たい番組を一挙に短時間に見てしま
うことができる。
【0111】なお、上記実施の形態2,3においては、
数百ギガの記憶容量を有するHDDを搭載することも可
能であり、その場合、常時全てのテレビ番組を月単位で
記録して、上記実施の形態2,3の動作(主に記録と再
生)を1ヶ月分のテレビ番組に対して行うことも可能で
ある。また、上記各実施の形態において、再生表示され
ている画面には、時計などのアイコンや、再生表示する
ことを示すメッセージを表示するようにすることも可能
である。
【0112】また、上記実施の形態1,2,3におい
て、高速再生する場合には、読み出しポインタがリング
バッファの無効データ領域に突入しないように、即ち、
読み出しポインタのアドレスが書き込みポインタのアド
レスを追い越さないように制御する必要がある。また、
上記各実施の形態において、再生時に、読み出しポイン
タを書き込みポインタの記録方向とは逆に動かすこと
で、巻き戻し再生をすることも可能である。
【0113】また、上記実施の形態1,2,3で用いら
れるリングバッファとしては、HDD以外にも、ブロッ
ク単位で読み出しアドレスを自由に設定できるメモリで
あれば、光ディスク等の他の記録媒体でもよく、さらに
読み出しポインタを書き込みポインタとは逆方向に動か
さないのであれば、FIFO(First In First Out)等
のメモリを使用することも可能である。さらに、上記実
施の形態1,2,3で用いられる情報圧縮の手法として
は、映像信号を各コマ毎に圧縮する方式が最も適する
が、JPEGやMPEG、さらに他の符号化方法を使用
することも可能である。
【0114】実施の形態4.ところで、以上で述べた実
施の形態1ないし3に示されたようなテレビジョン受信
機を実現するために、その記録再生装置としてのリング
バッファを、ハードディスクドライブ装置等のディスク
媒体を用いるランダムアクセス可能な記憶装置を用いて
構成した場合には、その動作音やディスクアクセスに際
し生じるコマ落ちや、無駄なディスクアクセスの低減を
図る必要がある。
【0115】図18,図19は、このような問題を解決
できる,本発明の実施の形態4による,プレイバック機
能付きの記録再生装置の構成図であり、図18は1枚の
ディスクに片面記録を行うもの、図19は1枚のディス
クに両面記録を行うものである。
【0116】以下、同図を主に参照しながら、本実施の
形態4の構成を説明する。即ち、図18,図19に示す
ように、1は放送信号を受信する手段としてのチューナ
であり、情報圧縮回路2はチューナ1からの放送信号を
圧縮する回路であり、記録回路3は圧縮された圧縮信号
を記録する回路である。
【0117】ハードディスクドライブ装置20は圧縮信
号を記録、再生する装置であり、その最上位アドレスま
で記録が進むと、次に最下位アドレスに戻って記録を行
なう、いわゆるリング状アドレスが与えられたリングバ
ッファを実現する手段として使用されるものであり、図
18のものでは、磁気ディスク14,スピンドルモータ
15,回転軸16,第1記録ヘッド17a,記録ヘッド
駆動機構部21,第1再生ヘッド19a,再生ヘッド駆
動機構部22,制御部23からなるものである。また、
図19のものでは、これにさらに第2記録ヘッド17
b、および第2再生ヘッド19bを有するものである。
【0118】磁気ディスク14は圧縮信号を記録するた
めの記録媒体であり、スピンドルモータ15は磁気ディ
スク14を一定速度で回転させるための回転軸16を備
えたモータである。第1記録ヘッド17a,第2記録ヘ
ッド17bは記録回路13からの出力信号を磁気ディス
ク14に書き込むための磁気ヘッドであり、記録ヘッド
駆動機構部21は第1記録ヘッド17aの移動を行うた
めの手段である。なお、第2記録ヘッド17bも有する
場合、第2記録ヘッド17bは第1記録ヘッド17aと
一体的に移動する。この第1記録ヘッド17aは磁気デ
ィスク14の上面側の記録を行い、第2記録ヘッド17
bは磁気ディスク14の下面側の記録を行うための磁気
ヘッドである。第1再生ヘッド19a,第2再生ヘッド
19bは磁気ディスク14に書き込まれたデータを読み
出すための磁気ヘッドであり、再生ヘッド駆動機構部2
2は第1再生ヘッド19aの移動を行うための手段であ
る。なお、第2再生ヘッド19bも有する場合、第2再
生ヘッド19bは第1再生ヘッド19aと一体的に移動
する。この、第1再生ヘッド19aは磁気ディスク14
の上面側の再生を行い、第2再生ヘッド19bは磁気デ
ィスク14の下面側の再生を行うための磁気ヘッドであ
る。
【0119】制御部23はスピンドルモータ15の回転
駆動と、第1記録ヘッド17aさらには第2記録ヘッド
17bの位置制御のための及び第1再生ヘッド19aさ
らには第2再生ヘッド19bの位置制御のための制御信
号を上記各部に出力するための手段である。ここで、制
御部23は、本発明の特許請求の範囲における駆動制御
手段を含むものであり、第1記録ヘッド17aさらには
第2記録ヘッド17bと、第1再生ヘッド19aさらに
は第2再生ヘッド19bとは、制御部23からの制御信
号に基づいて、各駆動機構部21、22により、それぞ
れ独立に移動出来る構成となっている。
【0120】再生回路24は再生ヘッド19により読み
出された信号を再生するための回路であり、情報伸長回
路4は再生された信号を伸長する回路であり、ディスプ
レイ10はその伸長された信号を表示する手段である。
【0121】図20,図21は、本実施の形態4のプレ
イバック機能付き記録再生装置の磁気ディスク14部分
を主として示す略示斜視図である。図20,図21に示
すように、第1記録ヘッド17aさらには第2記録ヘッ
ド17bと、第1再生ヘッド19aさらには第2再生ヘ
ッド19bとは、磁気ディスク14の中心点を挟んでそ
の両側に設置されている。上記記録ヘッド17aさらに
は17bは、上記記録ヘッド駆動機構部21により図中
に示す矢印Aのように、磁気ディスク14の内周部と外
周部の間をランダムに移動出来る。又、記録ヘッド位置
制御部23bは、記録ヘッド駆動機構部21に対して、
上記記録ヘッド17aさらには17bの位置を制御する
制御信号を出力する手段である。又、上記再生ヘッド1
9aさらには19bは、上記再生ヘッド駆動機構部22
により図中に示す矢印Bのように、磁気ディスク14の
内周部と外周部の間をランダムに移動出来る。又、再生
ヘッド位置制御部23cは、再生ヘッド駆動機構部22
に対して、上記再生ヘッド19aさらには19bの位置
を制御する制御信号を出力する手段である。上述した制
御部23は、記録ヘッド位置制御部23bと、再生ヘッ
ド位置制御部23cと、スピンドルモータ15の回転数
が一定になるようにその駆動を制御するモータ制御部2
3aとを含むものである。尚、これら記録ヘッドと、再
生ヘッドの配置関係は、同図に示す以外の配置であって
ももちろんよい。
【0122】図22ないし図27は、本実施の形態4の
プレイバック機能付き記録再生装置の片面記録型ハード
ディスクドライブ装置における磁気ディスク14部分の
トラック番号と、このハードディスクドライブ装置によ
って実現されたリングバッファのリング状アドレスとの
対応関係を示す概念図である。
【0123】図22において、A1,A2,…,A(n
−1),Anはリングバッファのリング状アドレス、T
1,T2,…,T(n−1),Tnは磁気ディスク14
に形成されたトラックを示す。
【0124】以上のような構成において、図18、図1
9、図20、図21、図22ないし図27を用いて、本
実施の形態4の装置による記録動作及び再生動作を説明
するとともに、併せて、同時に本発明のデータ記録方法
について述べる。
【0125】(I)最初に、n本のトラックを有する片
面記録タイプの磁気ディスクを1枚使用した場合の、記
録・再生動作について述べる。
【0126】(1)先ず、記録動作から説明する。ここ
では、磁気ディスク14の記録面が上側に向く様に取り
付けられており、磁気ディスクには最外周部から最内周
部に向けてトラック番号T1,T2,・・・,T(n−
1),Tnが付されたトラックが形成されており、記録
ヘッドは磁気ディスク14の最外周部に待機しているも
のとする。従って、記録開始時には、第1記録ヘッド1
7aのみにより、磁気ディスク14の最外周部のトラッ
ク番号T1から、内周方向へ向かって順次記録が開始さ
れる。
【0127】具体的には、記録ヘッド位置制御部23b
からの制御信号に基づいて、記録ヘッド駆動機構部21
は、第1記録ヘッド17aを次のように駆動させる。即
ち、第1記録ヘッド17aは、図22(b),図23,図2
4に示すように、リングバッファのリング状アドレスが
A1から順次A2,A3,…,A(m−2),A(m−
1),Amと1ずつ増加するごとに、トラック番号T1
から記録を開始して内周方向へ向かって移動しながら、
1つおきのトラックに、即ち、トラック番号T3,T
5,・・・,T(n−5),T(n−3),T(n−
1)のトラックに順番に次々と記録を行う。
【0128】そして、このように磁気ディスク14の最
外周部のトラック番号T1から、1つおきに順次内周方
向のトラック番号のトラックに移動してリング状アドレ
スがAmからA(m+1)となり、トラックT(n−
1)の記録が終了して最内周部のトラック番号Tnへの
記録が済むと、第1ヘッド17aは、今までとは反対方
向の外周方向へ向かって移動しながら、上記動作で記録
していなかったトラックに対して順次記録を行う。つま
り、第1記録ヘッド17aは、図25ないし図27に示
すように、リングバッファのリング状アドレスがA(m
+1)からA(m+2)になるとトラックTnからT
(n−2)に移動し、次いで、リング状アドレスがA
(m+1)から順次A(m+2),A(m+3),…,
A(n−2),A(n−1),Anと1ずつ増加するご
とに、トラック番号T(n−2),T(n−4),・・
・,T6,T4,T2の順に1つおきにトラックを最外
周部に向けて移動させながら記録動作を行う。
【0129】以上をまとめると、記録ヘッドの位置制御
は以下のようになる。但し、トラック数nは偶数である
とする。 トラックT1→トラックT3→トラックT5→…→トラ
ックTn−3→トラックTn−1→トラックTn→トラ
ックTn−2→トラックTn−4…→トラックT4→ト
ラックT2 そして、記録ヘッドがトラックT2に戻り、リングバッ
ファのリング状アドレスがAnから1だけ増加してA1
に戻った後は、記録ヘッドは再びトラックT1に移動
し、これ以降以上の一連の動作を繰り返す。そして、以
上の一連の動作を、第1記録ヘッド17aが常時繰り返
すことにより、片面記録タイプの磁気ディスク14に、
現時点から一定時間遡った時点までの間に送られてきた
映像信号を常に記録することが出来る。
【0130】上記のように、片面を記録面とする記録用
ディスクの所定トラックから内周又は外周方向へ向かっ
て記録ヘッドを移動させ、飛び飛びのトラックに対して
データを記録し、その後、上記移動方向と反対方向へ向
かって第1記録ヘッド17aを移動させ、記録を行わな
かった残りのトラックに対してデータを記録させること
により、記録動作のための記録ヘッドの移動において、
磁気ディスクの最内周および最外周のトラックを除く全
てのトラックに対し記録ヘッドの移動量が等しくなり、
また、最内周および最外周に関してはその移動量が他の
トラックに関してよりも小さくなる。
【0131】このため、本発明の従来技術のように、最
外周部のトラックから内周部へ向かって、隣り合うトラ
ックに順番にデータを記録し、最内周部のトラックまで
記録が完了すると、次の記録を行うために、一旦、多数
のトラックを飛び越して、最外周部のトラック位置まで
戻ると言った無駄な動作が不要となり、ヘッドの無駄な
動きが無く、記録データのコマ落ちの発生が防止出来る
という極めて有用な効果が得られる。
【0132】(2)次に、上記片面記録タイプの磁気デ
ィスクの再生動作について述べる。磁気ディスク14の
取り付け状態は、上記(1)の場合と同様である。ここ
では、第1再生ヘッド19aのみが再生動作を行う。
又、この再生動作の際には、第1記録ヘッド17aによ
る上記の記録動作も並行して行われる。
【0133】(2−1)先ず、プレイバック再生動作を
説明する。ディスプレイ10において、オンエアの放送
信号が表示されている際に、ユーザから、プレイバック
機能を実行させるためのコマンドの入力があった場合、
第1再生ヘッド19aは、再生ヘッド位置制御部23c
等からの制御信号に基づいて、次のような動作を行う。
【0134】即ち、第1再生ヘッド19aは、上記コマ
ンド入力時より、一定時間前に第1記録ヘッド17aが
居たトラックに移動し、ディスプレイ10における表示
を、第1再生ヘッド19aからの再生信号に切り換え
る。これ以降、リングバッファのリング状アドレスが1
ずつ増加するごとに、第1再生ヘッド19aを第1記録
ヘッド17aと同じようにトラックを移動させる。ここ
で、第1再生ヘッド19aは、第1記録ヘッド17aの
記録動作で説明したように1つおきのトラック番号を順
番に再生することは言うまでもない。
【0135】即ち、磁気ディスク14の最外周部のトラ
ック番号T1から、内周方向へ向かって順次再生が開始
され、トラック番号T3,T5,・・・,T(n−
5),T(n−3),T(n−1)のトラックを順番に
次々と再生を行う。そしてT(n−1)のトラックの再
生が終了した後、Tn,T(n−2),T(n−4),
・・・,T6,T4,T2の順に次々と再生を行う。
【0136】この時、一定時間後に、ディスプレイ10
の表示をオンエアの信号に切り換えて、第1再生ヘッド
19aによる再生動作を終了してもよいし、あるいは、
第1記録ヘッド17aによりデータの記録された記録ト
ラックを記録時よりも高速で再生する動作となるような
間隔で飛ばし飛ばし再生することにより、一部の記録ト
ラックの再生を行わない、いわゆる高速再生を行っても
よい。この高速再生は、言い換えれば、データ上は実質
的に連続記録された放送信号を、飛ばし飛ばし再生する
ことにより、再生時間を短縮するやり方である。
【0137】この高速再生は、等速よりも高速となるよ
うに再生するものであり、例えば1コマおきの場合、ト
ラック番号T1からT5,・・・,T(n−5),T
(n−1)のトラックを順番に次々と再生を行う。そし
て、T(n−1)のトラックの再生が終了した後、T
n,T(n−4),・・・,T6,T2の順に次々と再
生を行う。
【0138】また、この高速再生は、再生ヘッドの1コ
マ再生分の動作のサイクルがヘッド移動→タイミング合
わせ→データ読み出し→待ち時間→・・・の繰り返しで
あり、この待ち時間を切り詰めることが可能であれば、
この待ち時間を切り詰めることにより、通常速度で再生
するのと同じトラックT1,T3,T5,・・・,T
(n−5),T(n−3),T(n−1),Tn,T
(n−2),T(n−4),・・・,T6,T4,T2
を記録ヘッドが記録するよりも高速で再生することによ
り実現することも可能である。
【0139】そして、この様に高速再生を行った場合
は、その高速再生動作を継続している間に、第1再生ヘ
ッド19aが、第1記録ヘッド17aの居るトラックに
追いつくことが出来る。そのためこの様にして追いつい
た後に、ディスプレイ10の表示をオンエアの放送信号
に切り換えて、第1再生ヘッド19aによる再生動作を
終了してもよい。
【0140】そして、このような高速再生が可能になる
ことにより、実施の形態1で示した動作モード1の中断
テレビ機能を実現することが可能となる。即ち、テレビ
ジョン番組の視聴を一時中断した時にその放送内容を記
録しておき、その視聴を再開した時に、その再生を高速
で行うことにより、この間に中断した部分を見ることが
でき、しかも所望の時間内に実際の放送に追いつくこと
ができるテレビジョン受信機が実現可能となる。また、
複数の中断期間のそれぞれを記憶しておき、その再生を
高速に行うことにより、実施の形態1における複数中断
機能を実現することが可能となる。
【0141】(2−2)次に、一時停止再生動作につい
て説明する。ディスプレイ10において、オンエアの放
送信号が表示されている際に、ユーザから一時停止再生
機能を実行させるためのコマンドの入力があった場合
は、そのコマンドの入力があったときに、第1記録ヘッ
ド17aのいたトラックに、第1再生ヘッド19aを移
動させた後に同一トラック上で静止させて、そのトラッ
クの記録信号を繰り返し再生させる。又、ディスプレイ
10において、第1再生ヘッド19aからの再生信号が
表示されている際に、ユーザから一時停止再生機能を実
行させるためのコマンドの入力があった場合は、そのコ
マンドの入力があったときに、第1再生ヘッド19aの
いるトラックに、第1再生ヘッド19aを移動させた後
に静止させて、そのトラックの記録信号を繰り返し再生
させる。トラックに記録される映像信号は、1フレーム
あたり1トラック又は1フィールドあたり1トラックと
して記録されるため、上記再生により、静止画像が再生
される。
【0142】又、一時停止再生解除のコマンドがユーザ
により入力された場合は、第1再生ヘッド19aを第1
記録ヘッド17aと同じように移動させて、タイムシフ
ト再生を行うか、あるいは、第1記録ヘッド17aのい
るトラックに追いつくまで上記高速再生を行う。そし
て、第1再生ヘッド19aが第1記録ヘッド17aに追
いついた後は、第1再生ヘッド19aによる再生動作を
停止して、ディスプレイ14の表示をオンエアの放送信
号の表示に切り替える。この一時停止再生動作が可能に
なることにより、実施の形態1で示した動作モード1の
中断中の静止画再生を実現することが可能となる。
【0143】即ち、中断入力を受けた時点のハードディ
スクドライブ装置の書き込みデータを静止再生してお
き、通し見入力を受けて、ハードディスクドライブ装置
の読み出しを書き込み速度よりも高速で行うことによ
り、1回あるいは複数回の中断期間中にわたって静止画
再生を行い、その視聴を再開した時に、その再生を高速
で行うことにより、この間に中断した部分を見ることが
でき、しかも所望の時間内に実際の放送に追いつくこと
ができるテレビジョン受信機が実現可能となる。
【0144】(2−3)次に、逆転再生動作を説明す
る。この再生動作では、先ずディスプレイ10における
表示をチューナ1からの復調信号から第1再生ヘッド1
9aからの再生信号の表示に切り換える。そして、再生
ヘッド位置制御部23cからの制御信号に基づいて、第
1再生ヘッド19aが、第1記録ヘッド17aにより記
録されたトラック番号の順番とは逆の順番で、各トラッ
クを1つおきに再生する。これにより、再生される画像
は、記録された画像とは時間的に見て逆の動きとして再
生される。
【0145】(2−4)次に、コマ送り再生動作を説明
する。先ず、コマ送り動作の第1の例を説明する。即
ち、この場合、一定時間第1再生ヘッド19aを同一ト
ラック上に静止させ、その間は同じトラックの画像を再
生し続ける。次に、第1再生ヘッド19aを今再生した
トラックの次のコマが記録されているトラックへ移動さ
せて、また上記と同様の再生動作をさせ、この様な動作
を繰り返し行わせるものである。この様なコマ送り再生
動作は、スロー再生の一種であり、画面上では、1コマ
動いては静止すると言う動作を繰り返す様に見える。
【0146】次に、コマ送り動作の第2の例を説明す
る。即ち、この場合、第1の例で説明した内容と、次の
点を除いては、基本的に同じである。つまり、この第2
の例は、再生速度が遅くなりすぎるという第1の例の欠
点を補うものである。具体的には、再生速度が遅くなり
すぎないように、上記一定時間の同一トラック上での静
止再生動作の後、次のコマが記録されたトラックへ移動
するのではなく、数コマ先のコマが記録されたトラック
へ移動させると言うものである。従って、トラックを飛
ばし飛ばし再生すると言う点では、上記高速再生と共通
する。
【0147】又、このコマ送り動作の第2の例では、飛
び越すトラック数を適切に選ぶことにより、トラックを
順次再生する通常の再生動作とほぼ同じ再生時間に設定
することも可能である。この様な、等速再生相当のコマ
送り再生を、ストロボ再生とも呼ぶ。
【0148】具体的には、例えば、通常の再生動作が、
第1トラックから第5トラックまでを順番に再生するの
にT1時間を要し、続く第6トラックから第10トラッ
クまでを順番に再生するのに同じT1時間を要する場合
を例に説明する。この場合に、上記のストロボ再生と呼
ばれる再生を行うと、第1トラックの再生をT1時間よ
り少し短い時間行い、第2トラックから第5トラックを
再生することなく飛び越えて、第1トラックの再生開始
からT1時間後に、丁度第6トラックの再生を開始す
る。この第6トラックの再生は、やはり上記と同様に、
T1時間より少し短い時間である。
【0149】この様に、記録専用のヘッドと再生専用の
ヘッドとを、それぞれ別個に設けたことにより、通常の
データ処理装置用のハードディスクドライブ装置の様
に、一つの記録再生兼用ヘッドを、記録トラックと再生
トラックとの間を短い周期で頻繁に行き来させると言っ
た動作は不要となる。そのために、騒音の発生や、記録
データのコマ落ちが防止出来、ヘッド駆動系の寿命を長
く出来ると言った効果が得られる。
【0150】(II)次に、ディスクの各面にそれぞれ
n本のトラックを有する両面記録タイプの磁気ディスク
を1枚使用した場合の、記録・再生動作について述べ
る。図28ないし図31は、本実施の形態4のプレイバ
ック機能付き記録再生装置の両面記録型ハードディスク
ドライブ装置における磁気ディスク14部分のトラック
番号と、このハードディスクドライブ装置によって実現
されたリングバッファのリング状アドレスとの対応関係
を示す概念図である。
【0151】図28(a) において、A1,…,An,A
(n+1),…,A2nはリングバッファのリング状ア
ドレス、T1(1) ,T2(1) ,…,T(n−1)(1) ,
Tn(1) ,Tn(2) ,T(n−1)(2) ,…,T2(2)
,T1(2) は磁気ディスク14に形成されたトラック
である。但し、添字(1) ,(2) はそれぞれ磁気ディスク
上面,下面に形成されたトラックである旨を示す。
【0152】(1)先ず、記録動作から説明する。ここ
では、第1記録ヘッド17a及び第2記録ヘッド17b
により、磁気ディスク14の両面にデータが記録される
点が、上記(I)の場合との主な相違点であり、その相
違点を中心に説明する。
【0153】磁気ディスク14の上面、即ち、図19に
おける磁気ディスク14の上側の面は第1記録ヘッド1
7aにより記録され、下面、即ち、図19における磁気
ディスク14の下側の面は第2記録ヘッド17bにより
記録される。
【0154】具体的には、記録ヘッド位置制御部23b
からの制御信号に基づいて、記録ヘッド駆動機構部21
は、第1記録ヘッド17aを第2記録ヘッド17bと共
に次のように駆動させる。即ち、第1記録ヘッド17a
は、図28(b) ,図29に示すように、リングバッファ
のリング状アドレスがA1から順次A2,A3,…,A
(n−2),A(n−1),Anと1ずつ増加するごと
に、磁気ディスク14の上面のトラック番号T1(1) か
ら記録を開始して内周方向へ向かって移動しながら、ト
ラック番号T2(1) ,T3(1) ,・・・,T(n−2)
(1) ,T(n−1)(1) ,Tn(1) の順番に隣接するト
ラックに対して次々と記録を行う。この時、第2記録ヘ
ッド17bは、記録動作を行わない。
【0155】そして、磁気ディスク14の最内周部のト
ラック番号Tnへの記録が済むと、今度は、記録ヘッド
位置制御部23bからの制御信号に基づいて、記録ヘッ
ド駆動機構部21は、第2記録ヘッド17bを第1記録
ヘッド17aと共に次のように駆動させる。即ち、第2
記録ヘッド17bは、図30,図31に示すように、リ
ングバッファのリング状アドレスがA(n+1),A
(n+2),…,A(2n−2),A(2n−1),A
2nと1ずつ増加するごとに、磁気ディスク4の下面の
トラック番号Tn(2) から記録を開始して外周方向へ向
かって移動しながら、トラック番号T(n−1)(2) ,
T(n−2)(2) ,・・・,T3(2) ,T2(2) ,T1
(2) の順番に隣接するトラックに対して次々と記録を行
う。
【0156】以上をまとめると、記録ヘッドの位置制御
は以下のようになる。 トラックT1(1) →トラックT2(1) →トラックT3
(1) →…→トラックTn(1) →トラックTn(2) →トラ
ックTn−1(2) …→トラックT1(2) そして、第2記録ヘッドがトラックT1(2) に戻り、リ
ングバッファのリング状アドレスがA2nから1だけ増
加してA1に戻った後は、第1記録ヘッドが再びトラッ
クT1(1) に記録を行い、これ以降以上の一連の動作を
繰り返す。
【0157】以上の一連の動作を、第1記録ヘッド17
a及び第2記録ヘッド17bが常時繰り返すことによ
り、両面記録タイプの磁気ディスク14に、現時点から
一定時間遡った間に送られてきた放送信号を常に記録す
ることが出来る。
【0158】以上のように、ディスクの両面を記録面と
する記録用ディスクの第1の記録面上の所定トラックか
ら、内周又は外周方向へ向かって、第1及び第2の記録
ヘッドを移動させ、上記一方の記録面上の各トラックに
対して、上記第1の記録ヘッドを用いてデータを記録
し、その後、上記移動方向と反対方向へ向かって上記第
1及び第2の記録ヘッドを移動させ、上記記録用ディス
クの第2の記録面上の各トラックに対して、上記第2の
記録ヘッドを用いてデータを記録させ、以後、この一連
の記動作を繰り返し行うことにより、記録動作のための
記録ヘッドの移動において、上述した従来装置の様な記
録動作時における無駄な動きが無く、記録データのコマ
落ちの発生が防止出来るという効果が発揮される。
【0159】(2)次に、上記両面記録タイプの磁気デ
ィスクの再生動作について述べる。再生動作としては、
上述したプレイバック再生動作と、高速再生動作と、一
時停止再生動作と、逆転再生動作と、コマ送り再生動作
がある。これらの動作は、第1再生ヘッド19a及び第
2再生ヘッド19bの両方を使用する点等を除いては、
基本的に上記(I)で説明した内容と同じである。
【0160】即ち、プレイバック再生動作は記録動作と
同様、トラックT1(1) →トラックT2(1) →トラック
T3(1) →…→トラックTn(1) →トラックTn(2) →
トラックTn−1(2) …→トラックT1(2) の順に再生
を行うことにより、現時点から一定時間遡った間に送ら
れてきた放送信号を常に再生することが出来る。
【0161】また、高速再生動作は、例えばトラックT
1(1) →トラックT3(1) →…→トラックTn−2(1)
→トラックTn(1) →トラックTn(2) →トラックTn
−2(2) →…→トラックT3(2) →トラックT1(2) の
ように記録時よりも高速な再生となるように適宜コマを
飛ばして再生を行うことにより実現可能である。また、
再生専用ヘッドの動作サイクルのうちの待ち時間を切り
詰めることが可能であれば、これを切り詰めることによ
り、高速再生を実現することが可能である。
【0162】そして、このような高速再生が可能になる
ことにより、実施の形態1で示した動作モード1の中断
テレビ機能を実現することが可能となる。即ち、テレビ
ジョン番組の視聴を一時中断した時にその放送内容を記
録しておき、その視聴を再開した時に、その再生を高速
で行うことにより、この間に中断した部分を見ることが
でき、しかも所望の時間内に実際の放送に追いつくこと
ができるテレビジョン受信機が実現可能となる。
【0163】また、複数の中断期間のそれぞれを記憶し
ておき、その再生を高速に行うことにより、実施の形態
1における複数中断機能を実現することが可能となる。
【0164】また、一時停止再生動作は、第1再生ヘッ
ド19aまたは第2再生ヘッドを所要のトラックに移動
させた後に静止させて、そのトラックの記録信号を繰り
返し再生させる。トラックに記録される映像信号は、1
フレームあたり1トラック又は1フィールドあたり1ト
ラックとして記録されるため、上記再生により、静止画
像が再生される。
【0165】この一時停止再生動作が可能であるため
に、実施の形態1で示した動作モード1の中断中の静止
画再生を実現することが可能となる。即ち、中断入力を
受けた時点のハードディスクドライブ装置の書き込みデ
ータを静止再生しておき、通し見入力を受けて、ハード
ディスクドライブ装置の読み出しを書き込み速度よりも
高速で行うことにより、1回あるいは複数回の中断期間
中にわたって静止画再生を行い、その視聴を再開した時
に、その再生を高速で行うことにより、この間に中断し
た部分を見ることができ、しかも所望の時間内に実際の
放送に追いつくことができるテレビジョン受信機が実現
可能となる。
【0166】また、逆転再生動作は、第1再生ヘッド1
9aまたは第2再生ヘッド19bが、第1記録ヘッド1
7aまたは第1記録ヘッド17bにより記録されたトラ
ック番号の順番とは逆の順番で、各トラックを1つおき
に再生することにより、再生画像は、記録画像とは時間
的に見て逆の動きとして再生される。
【0167】さらに、コマ送り再生動作は、一定時間第
1再生ヘッド19aまたは第2再生ヘッド19bを同一
トラック上に静止させ、その間は同じトラックの画像を
再生し続ける。次に、第1再生ヘッド19aまたは第2
再生ヘッド19bを今再生したトラックの次のコマが記
録されているトラックへ移動させて、また上記と同様の
再生動作をさせ、この様な動作を繰り返し行わせるもの
である。
【0168】また、上記一定時間の同一トラック上での
静止再生動作の後、次のコマが記録されたトラックへ移
動するのではなく、数コマ先のコマが記録されたトラッ
クへ移動させることにより、ストロボ再生を行うことも
可能である。
【0169】また、再生動作の際には、言うまでもなく
第1記録ヘッド17a及び第2記録ヘッド17bによる
上記の記録動作も行われており、上記(I)で説明した
のと同様に、記録動作のための記録ヘッドの移動におい
て、上述した従来装置の様な記録動作時における無駄な
動きが無く、記録データのコマ落ちの発生が防止出来る
という効果が得られる。
【0170】実施の形態5.次に、本発明の実施の形態
5として、n本のトラックを有する磁気ディスクを複数
枚使用したプレイバック機能付き記録再生装置の構成を
図32,図33を用いて説明する。本実施の形態5と上
記実施の形態4との主な相違点は、磁気ディスクを複数
枚使用した点等であり、この相違点を中心に説明する。
ここで、上記実施の形態4と基本的に同じものには同じ
符号を付し、その説明を省略する。
【0171】図32に示すように、本実施の形態5の記
録再生装置は、m枚(mは、2以上の整数)の磁気ディ
スク141,142,・・・,14mを使用する構成で
ある。従って、記録ヘッド及び再生ヘッドは、上記実施
の形態1で説明したものと同じ構成のヘッド(図20,
図21参照)が、各磁気ディスク毎に設けられている。
具体的には、片面記録を行う図32のものでは第1磁気
ディスク141に用いる、第1記録ヘッド171aと第
1再生ヘッド191aと、第2磁気ディスク142に用
いる、第1記録ヘッド172aと第1再生ヘッド192
aと、・・・、第m磁気ディスク14mに用いる、第1
記録ヘッド17maと第1再生ヘッド19maとから構
成されている。これら記録ヘッド171a,・・・,1
7maは、記録ヘッド駆動機構部21により一体となっ
て動き、又、これら再生ヘッド191a,・・・,19
maは、再生ヘッド駆動機構部22により一体となって
動く様に構成されている。
【0172】また、両面記録を行う図33のものでは第
1磁気ディスク141に用いる、第1及び第2記録ヘッ
ド171a,171bと第1及び第2再生ヘッド191
a,191bと、第2磁気ディスク142に用いる、第
1及び第2記録ヘッド172a及び172bと第1及び
第2再生ヘッド192a及び192bと、・・・、第m
磁気ディスク14mに用いる、第1及び第2記録ヘッド
17ma及び17mbと第1及び第2再生ヘッド19m
a及び19mbとから構成されている。これら記録ヘッ
ド171a,171b,・・・,17ma,17mb
は、記録ヘッド駆動機構部21により一体となって動
き、又、これら再生ヘッド191a,191b,・・
・,19ma,19mbは、再生ヘッド駆動機構部22
により一体となって動く様に構成されている。
【0173】図34ないし図51は本実施の形態5のプ
レイバック機能付き記録再生装置の片面記録型ハードデ
ィスクドライブ装置における磁気ディスク141,・・
・,14m部分のトラック番号と、このハードディスク
ドライブ装置20によって実現されたリングバッファの
リング状アドレスとの対応関係を示す概念図である。
【0174】図において、RBはリングバッファを、D
1 ないしDm は磁気ディスクを示す。以上のような構成
について、図32,図34ないし図51を用いて、本実
施の形態5の記録及び再生動作を説明する。
【0175】(III)最初に、各面にn本のトラック
を有する片面記録タイプの磁気ディスクをm枚使用した
場合の、記録・再生動作について述べる。 (1)先ず、記録動作から説明する。各記録ヘッドは、
各磁気ディスク141,・・・,14mの最外周部から
内周部に向かって移動しつつ1つのトラックおきに各磁
気ディスクの上面の記録面に対して記録動作を行い、そ
の後、最内周部から外周部に向かって移動しつつ1つの
トラックおきに各磁気ディスクの上面の記録面に対して
記録動作を行う。具体的には、図32の記録ヘッド位置
制御部23bからの制御信号に基づいて、記録ヘッド駆
動機構部21は、各磁気ディスク141,・・・,14
mに用いる第1記録ヘッド171a,172a,・・
・,17maを次のように駆動させる。
【0176】まず最初に、第1記録ヘッド171a,・
・・,17maが、各磁気ディスク141,・・・,1
4mの上面の最外周部のトラック番号T1に居る状態で
の記録動作は次の様になる。即ち、先ず、第1記録ヘッ
ド171aにより、第1磁気ディスク141のトラック
番号T1にデータが記録される。次に、リングバッファ
のリング状アドレスがA1からA2に増加することによ
り、第2記録ヘッド172aにより、第2磁気ディスク
142のトラック番号T1にデータが記録される。この
ようにして、図34ないし図36に示すように、リング
バッファのリング状アドレスがA1から1ずつ増加して
Amに達し、第m記録ヘッド17maにより、第m磁気
ディスク14mのトラック番号T1にデータが記録され
るまで、同様の記録動作を順次繰り返す。
【0177】次に、リングバッファのリング状アドレス
がAmからAm+1になることにより、第1記録ヘッド
171a,・・・,17maは、各磁気ディスク14
1,・・・,14mの上面の最外周部のトラック番号T
1から、内周側に1つ飛んで隣接するトラック番号T3
に移動した後、リングバッファのリング状アドレスがA
m+1から1ずつ増加しA2mに達するまでに、上記動
作と同様に次の様な記録動作を行う。即ち、図37ない
し図39に示すように、第1記録ヘッド171a,・・
・,17maによる記録の順番は、第1磁気ディスク1
41のトラック番号T3、第2磁気ディスク142のト
ラック番号T3、・・・、第m磁気ディスク14mのト
ラック番号T3の順番となる。
【0178】以上のような、記録ヘッドの移動と、記録
動作を順次行い、図40ないし図42に示すように、リ
ングバッファのリング状アドレスがAm(n/2−1)
+1から1ずつ増加しAm(n/2)に達することによ
り、第m磁気ディスク14mの内周部のトラック番号T
n−1(1) ,・・・,Tn−1(m) まで完了した後は、
続いて、各磁気ディスク141,・・・,14mの上面
のトラックに対して、最内周部のトラック番号Tnから
外周部へ移動しながら記録動作を行う。
【0179】即ち、図43ないし図45に示すように、
リングバッファのリング状アドレスがAm(n/2)+
1から1ずつ増加しAm(n/2+1)に達することに
より、各磁気ディスク141,・・・,14mの最内周
部の各トラックTnに対する記録が行われるが、その順
番は、第1磁気ディスク141のトラック番号Tn,第
2磁気ディスク142のトラック番号Tn,・・・,第
m磁気ディスク14mのトラック番号Tnの順番とな
る。
【0180】以下、図46ないし図48に示すように、
リングバッファのリング状アドレスがAm(n/2+
1)+1から1ずつ増加しAm(n/2+2)に達する
ことにより、トラック番号Tn−2(1) ,・・・,Tn
−2(m) に対し記録が行われ、以下同様に、外周部へ向
かって1トラックずつ順次移動しながら、各磁気ディス
クに対する記録が行われるが、その順番は、上記説明と
同様の順番で行われ、図49ないし図51に示すよう
に、リングバッファのリング状アドレスがAm(n−
1)+1から1ずつ増加しAmnに達することにより、
第m磁気ディスク4mの最外周部のトラック番号T2
(1) ないしT2(m) の記録が行われ、この記録によりm
枚の磁気ディスクに対する記録動作が一巡する。
【0181】以上をまとめると、記録ヘッドの位置制御
は以下のようになる。但し、片面ディスクがm枚存在す
るものとし、かっこ内は記録動作を実行させるヘッドの
種類を示す。 トラックT1(1) →トラックT1(2) →…→トラックT1(m) →トラックT3(1) →トラックT3(2) →…→トラックT3(m) …→トラックTn-1(1)→トラックTn-1(2)→…→トラックTn-1(m) →トラックTn(1) →トラックTn(2) →…→トラックTn(m) →トラックTn-2(1)→トラックTn-2(2)→…→トラックTn-2(m) …→トラックT2(1) →トラックT2(2) →…→トラックT2(m) そして、記録ヘッドがトラック1に戻り、リングバッフ
ァのリング状アドレスがAmnからA1になった後は、
記録ヘッドは再びディスク表面のトラック1に移動し、
これ以降以上の一連の動作を繰り返す。
【0182】以上の一連の動作を、各記録ヘッドが常時
繰り返すことにより、m枚の両面記録タイプの磁気ディ
スク141〜14mに、現時点から一定時間遡った間に
送られてきた放送信号を常に記録することが出来る。磁
気ディスクの数を増やすことにより、記録データの容量
をさらに増加させることも出来る。
【0183】これにより、記録動作のための記録ヘッド
の移動において磁気ディスクの数が増加した場合でも、
上述した従来装置の様な記録動作時における無駄な動き
が無くなり、記録データのコマ落ちの発生が防止出来る
という効果が発揮される。
【0184】また2m枚の片面記録ディスクが存在する
場合、記録ヘッドの位置制御を以下のように行うことも
可能である。 トラックT1(1) →トラックT1(2) →…→トラックT1(m) →トラックT2(1) →トラックT2(2) →…→トラックT2(m) …→トラックTn-1(1)→トラックTn-1(2)→…→トラックTn-1(m) →トラックTn(1) →トラックTn(2) →…→トラックTn(m) →トラックTn(m+1) →トラックTn(m+2) →…→トラックTn(2m) →トラックTn-1(m+1)→トラックTn-1(m+2)→…→トラックTn-1(2m) …→トラックT1(m+1) →トラックT1(m+2) →…→トラックT1(2m) そして、記録ヘッドがトラック1に戻り、リングバッフ
ァのリング状アドレスがA2mnからA1になった後は
記録ヘッドは再びディスク1〜mのトラック1に移動
し、これ以降以上の一連の動作を繰り返す。
【0185】これにより、ヘッドの移動時間をより短縮
でき、記録データのコマ落ちの発生をより確実に防止で
きる。
【0186】(2)次に、再生動作について述べる。再
生動作としては、上記実施の形態1で説明したプレイバ
ック再生動作と、高速再生動作と、一時停止再生動作
と、逆転再生動作と、コマ送り再生動作がある。これら
の動作は、使用する磁気ディスクが複数枚である点等を
除いては、基本的に上述した内容と同じである。即ち、
プレイバック再生動作の際には、 トラックT1(1) →トラックT1(2) →…→トラックT1(m) →トラックT3(1) →トラックT3(2) →…→トラックT3(m) …→トラックTn-1(1)→トラックTn-1(2)→…→トラックTn-1(m) →トラックTn(1) →トラックTn(2) →…→トラックTn(m) →トラックTn-2(1)→トラックTn-2(2)→…→トラックTn-2(m) …→トラックT2(1) →トラックT2(2) →…→トラックT2(m) の順に複数の磁気ディスクのデータを再生してゆくこと
により、あるいは2m枚の片面記録ディスクが存在する
場合、 トラックT1(1) →トラックT1(2) →…→トラックT1(m) →トラックT2(1) →トラックT2(2) →…→トラックT2(m) …→トラックTn-1(1)→トラックTn-1(2)→…→トラックTn-1(m) →トラックTn(1) →トラックTn(2) →…→トラックTn(m) →トラックTn(m+1) →トラックTn(m+2) →…→トラックTn(2m) →トラックTn-1(m+1)→トラックTn-1(m+2)→…→トラックTn-1(2m) …→トラックT1(m+1) →トラックT1(m+2) →…→トラックT1(2m) の順に複数の磁気ディスクを再生していくことにより、
これらのデータが記録された時点よりも一定時間後にそ
のデータを再生し、ディスプレイに表示することができ
る。
【0187】また、高速再生動作の際には、 トラックT1(1) →トラックT1(3) →…→トラックT1(m) →トラックT3(1) →トラックT3(3) →…→トラックT3(m) …→トラックTn-1(1)→トラックTn-1(3)→…→トラックTn-1(m) →トラックTn(1) →トラックTn(3) →…→トラックTn(m) →トラックTn-2(1)→トラックTn-2(3)→…→トラックTn-2(m) …→トラックT2(1) →トラックT2(3) →…→トラックT2(m) のように各磁気ディスクを1つおき以上で再生して、複
数の磁気ディスクのデータを再生してゆくことにより、
これを実現できる。
【0188】あるいは2m枚の片面記録ディスクが存在
する場合、 トラックT1(1) →トラックT1(3) →…→トラックT1(m) →トラックT2(1) →トラックT2(3) →…→トラックT2(m) …→トラックTn-1(1)→トラックTn-1(3)→…→トラックTn-1(m) →トラックTn(1) →トラックTn(3) →…→トラックTn(m) →トラックTn(m+1) →トラックTn(m+3) →…→トラックTn(2m) →トラックTn−1(m+1)→トラックTn-1(m+3)→…→トラックTn-1(2
m) …→トラックT1(m+1) →トラックT1(m+3) →…→トラックT1(2m) のように各磁気ディスクを1つおき以上で再生して複数
の磁気ディスクのデータを再生してゆくことにより、ま
た、高速再生動作は、記録用ヘッドとは別に再生用のヘ
ッドを有していることから、上述のように、トラックや
ディスクを飛び飛びに再生するのではなく、単に再生動
作の際の待ち時間を切り詰めることにより、これを実現
することも可能となる。
【0189】そして、このような高速再生が可能になる
ことにより、実施の形態1で示した動作モード1の中断
テレビ機能を実現することが可能となる。即ち、テレビ
ジョン番組の視聴を一時中断した時にその放送内容を記
録しておき、その視聴を再開した時に、その再生を高速
で行うことにより、この間に中断した部分を見ることが
でき、しかも所望の時間内に実際の放送に追いつくこと
ができるテレビジョン受信機が実現可能となる。
【0190】また、複数の中断期間のそれぞれを記憶し
ておき、最後の中断期間が終了した後に、その再生を高
速に行うことにより、実施の形態1における複数中断機
能を実現することが可能となる。また、一時停止再生動
作は、再生ヘッドを所要のトラックに移動させた後に静
止させて、そのトラックの記録信号を繰り返し再生させ
る。トラックに記録される映像信号は、1フレームあた
り1トラック又は1フィールドあたり1トラックとして
記録されるため、上記再生により、静止画像が再生され
る。この一時停止再生動作が可能となるために、実施の
形態1で示した動作モード1の中断中の静止画再生を実
現することが可能となる。
【0191】即ち、中断入力を受けた時点のハードディ
スクドライブ装置の書き込みデータを静止再生してお
き、通し見入力を受けて、ハードディスクドライブ装置
の読み出しを書き込み速度よりも高速で行うことによ
り、1回あるいは複数回の中断期間中にわたって静止画
再生を行い、その視聴を再開した時に、その再生を高速
で行うことにより、この間に中断した部分を見ることが
でき、しかも所望の時間内に実際の放送に追いつくこと
ができるテレビジョン受信機が実現可能となる。
【0192】また、逆転再生動作は、再生ヘッドが、記
録ヘッドにより記録されたトラック番号の順番とは逆の
順番で、各トラックを1つおきに再生することにより、
再生画像は、記録画像とは時間的に見て逆の動きとして
再生される。
【0193】さらに、コマ送り再生動作は、一定時間再
生ヘッドを同一トラック上に静止させ、その間は同じト
ラックの画像を再生し続ける。次に、再生ヘッドを今再
生したトラックの次のコマが記録されているトラックへ
移動させて、また上記と同様の再生動作をさせ、この様
な動作を繰り返し行わせるものである。
【0194】また、上記一定時間の同一トラック上での
静止再生動作の後、次のコマが記録されたトラックへ移
動するのではなく、数コマ先のコマが記録されたトラッ
クへ移動させことにより、ストロボ再生を行うことも可
能である。
【0195】また、これらの再生動作の際には、言うま
でもなく第1記録ヘッド171a〜17maによる上記
の記録動作も行われており、このように磁気ディスクの
数が増えた場合でも、上記(II)で説明したのと同様
に、記録動作のための記録ヘッドの移動において、上述
した従来装置の様な記録動作時における無駄な動きが無
く、記録データのコマ落ちの発生が防止出来るという効
果が得られる。
【0196】(IV)次に、各面にn本のトラックを有
する両面記録タイプの磁気ディスクをm枚使用した場合
の、記録・再生動作について述べる。図52ないし図6
6は本実施の形態5のプレイバック機能付き記録再生装
置の両面記録型ハードディスクドライブ装置における磁
気ディスク141,・・・,14m部分のトラック番号
と、このハードディスクドライブ装置によって実現され
たリングバッファのリング状アドレスとの対応関係を示
す概念図である。
【0197】以上のような構成について、図33,図5
2ないし図66を用いて、本実施の形態5の記録及び再
生動作を説明する。各面にn本のトラックを有する両面
記録タイプの磁気ディスクをm枚使用した場合の、記録
・再生動作について述べる。
【0198】(1)先ず、記録動作から説明する。各記
録ヘッドは、各磁気ディスク141,・・・,14mの
最外周部から内周部に向かって移動しつつ各磁気ディス
クの上面の記録面に対して記録動作を行い、その後、最
内周部から外周部に向かって移動しつつ各磁気ディスク
の下面の記録面に対して記録動作を行う。具体的には、
図21の記録ヘッド位置制御部23bからの制御信号に
基づいて、記録ヘッド駆動機構部21は、各磁気ディス
ク141,・・・,14mに用いる第1記録ヘッド17
1a,172a,・・・,17maを第2記録ヘッド1
71b,172b,・・・,17mbと共に次のように
駆動させる。
【0199】まず最初に、第1記録ヘッド171a,・
・・,17maが、各磁気ディスク141,・・・,1
4mの上面の最外周部のトラック番号T1に居る状態で
の記録動作は次の様になる。
【0200】即ち、先ず、図52に示すように、リング
バッファのリング状アドレスがA1になることにより、
第1記録ヘッド171aにより第1磁気ディスク141
のトラック番号T1(1) にデータが記録される。次に、
リングバッファのリング状アドレスがA1からA2に増
加することにより、図53に示すように、第2記録ヘッ
ド172aにより、第2磁気ディスク142のトラック
番号T1(1) にデータが記録される。このようにして、
リングバッファのリング状アドレスがA2から1ずつ増
加してAmに達することにより、図54に示すように、
第m記録ヘッド17maにより、第m磁気ディスク14
mのトラック番号T1(1) にデータが記録されるまで、
同様の記録動作を順次繰り返す。
【0201】次に、リングバッファのリング状アドレス
がAmからAm+1になることにより、第1記録ヘッド
171a,・・・,17maは、各磁気ディスク14
1,・・・,14mの上面の最外周部のトラック番号T
1から、内周側に隣接するトラック番号T2に移動した
後、図55ないし図57に示すように、リングバッファ
のリング状アドレスがAm+1から1ずつ増加しA2m
に達するまでに、上記動作と同様に次の様な記録動作を
行う。即ち、第1記録ヘッド171a,・・・,17m
aによる記録の順番は、第1磁気ディスク141のトラ
ック番号T2、第2磁気ディスク142のトラック番号
T2、・・・、第m磁気ディスク14mのトラック番号
T2の順番となる。
【0202】以上のような、記録ヘッドの移動と、記録
動作を順次行い、リングバッファのリング状アドレスが
A2m+1から1ずつ増加し、Am(n−1)+1ない
しAmnに達することにより、図58ないし図60に示
すように、第m磁気ディスク14mの最内周部のトラッ
ク番号Tn(1) ないしTn(m) まで完了した後は、続い
て、各磁気ディスク141,・・・,14mの下面のト
ラックに対して、最内周部から外周部へ移動しながら記
録動作を行う。この場合は、第2の記録ヘッド171
b,172b,・・・,17mbが記録動作に用いられ
る。即ち、図61ないし図63に示すように、リングバ
ッファのリング状アドレスがAmn+1から1ずつ増加
し、Am(n+1)に達することにより、各磁気ディス
ク141,・・・,14mの最内周部の各トラックTn
に対する記録の順番は、第1磁気ディスク141のトラ
ック番号Tn,第2磁気ディスク142のトラック番号
Tn,・・・,第m磁気ディスク14mのトラック番号
Tnの順番となる。
【0203】以下、外周部へ向かって1トラックずつ順
次移動しながら、各磁気ディスクに対する記録の順番
は、上記説明と同様の順番で行われ、図64ないし図6
6に示すように、第m磁気ディスク14mの最外周部の
トラック番号T1(1) ないしトラック番号T1(m) の記
録によりm枚の磁気ディスクに対する記録動作が一巡す
る。
【0204】以上をまとめると、記録ヘッドの位置制御
は以下のようになる。但し、両面ディスクがm枚とし、
かっこ内は記録動作を実行させるヘッドの種類を示すも
のとする。 トラックT1(1) →トラックT1(2) →…→トラックT1(m) →トラックT2(1) →トラックT2(2) →…→トラックT2(m) …→トラックTn(1) →トラックTn(2) →…→トラックTn(m) 以上はディスク上面の記録動作である。続いて、 →トラックTn(1) →トラックTn(2) →…→トラックTn(m) →トラックTn-1(1)→トラックTn-1(2)→…→トラックTn-1(m) …→トラックT1(1) →トラックT1(2) →…→トラックT1(m) 以上はディスク下面の記録動作である。そして、記録ヘ
ッドがディスク裏面のトラックT1に戻り、リングバッ
ファのリング状アドレスがA2mnからA1になった後
は、記録ヘッドは再びディスク表面のトラックT1に移
動し、これ以降以上の一連の動作を繰り返す。
【0205】以上の一連の動作を、各記録ヘッドが常時
繰り返すことにより、m枚の両面記録タイプの磁気ディ
スク141〜14mに、現時点から一定時間遡った間に
送られてきた放送信号を常に記録することが出来る。磁
気ディスクの数を増やすことにより、記録データの容量
をさらに増加させることも出来る。これにより、記録動
作のための記録ヘッドの移動において磁気ディスクの数
が増加した場合でも、上述した従来装置の様な記録動作
時における無駄な動きが無くなり、記録データのコマ落
ちの発生が防止出来るという効果が発揮される。
【0206】また、2m枚の両面記録ディスクが存在す
る場合、記録ヘッドの位置制御を例えば以下のように行
うことも可能である。 トラックT1(1) →トラックT1(2) →…→トラックT1(m) →トラックT2(1) →トラックT2(2) →…→トラックT2(m) …→トラックTn(1) →トラックTn(2) →…→トラックTn(m) →トラックTn(m+1) →トラックTn(m+2) →…→トラックTn(2m) →トラックTn-1(m+1)→トラックTn-1(m+2)→…→トラックTn-1(2m) …→トラックT1(m+1) →トラックT1(m+2) →…→トラックT1(2m) 以上はディスク上面の記録動作である。続いてディスク
下面に対してもこれと同じ記録動作を行う。
【0207】このようにディスク1〜mで外周から内周
へ、ディスクm+1〜2mで内周から外周へ,という方
法により、記録動作のための記録ヘッドの移動において
磁気ディスクの数が増加した場合でも、上述した従来装
置の様な記録動作時における無駄な動きが無くなり、記
録データのコマ落ちの発生が防止出来るという効果が発
揮される。なお、この場合、ディスクの枚数が偶数であ
る必要はない。
【0208】(2)次に、再生動作について述べる。再
生動作としては、上記実施の形態1で説明したプレイバ
ック再生動作と、高速再生動作と、一時停止再生動作
と、逆転再生動作と、コマ送り再生動作がある。これら
の動作は、使用する磁気ディスクが複数枚である点等を
除いては、基本的に上述した内容と同じである。
【0209】即ち、プレイバック再生動作の際には、 トラックT1(1) →トラックT1(2) →…→トラックT1(m) →トラックT2(1) →トラックT2(2) →…→トラックT2(m) …→トラックTn(1) →トラックTn(2) →…→トラックTn(m) 以上はディスク上面の再生動作である。続いて、 →トラックTn(1) →トラックTn(2) →…→トラックTn(m) →トラックTn-1(1)→トラックTn-1(2)→…→トラックTn-1(m) …→トラックT1(1) →トラックT1(2) →…→トラックT1(m) 以上はディスク下面の再生動作である。これらの順に複
数の磁気ディスクのデータを再生してゆくことにより、
これらのデータが記録された時点よりも一定時間後にそ
のデータを再生し、ディスプレイに表示することができ
る。
【0210】また、2m枚の両面記録ディスクが存在す
る場合、例えば、 トラックT1(1) →トラックT1(2) →…→トラックT1(m) →トラックT2(1) →トラックT2(2) →…→トラックT2(m) …→トラックTn(1) →トラックTn(2) →…→トラックTn(m) →トラックTn(m+1) →トラックTn(m+2) →…→トラックTn(2m) →トラックTn-1(m+1)→トラックTn-1(m+2)→…→トラックTn-1(2m) …→トラックT1(m+1) →トラックT1(m+2) →…→トラックT1(2m) 以上はディスク上面の再生動作である。続いてディスク
下面に対してもこれと同じ再生動作を行う。
【0211】このようにディスク1〜mで外周から内周
へ、ディスクm+1〜2mで内周から外周へ,という方
法により、複数の磁気ディスクのデータを再生してゆく
ことにより、これらのデータが記録された時点よりも一
定時間後にそのデータを再生し、ディスプレイに表示す
ることができる。なお、この場合、ディスクの枚数が偶
数である必要はない。
【0212】また、高速再生動作の際には、 トラックT1(1) →トラックT1(3) →…→トラックT1(m) →トラックT2(1) →トラックT2(3) →…→トラックT2(m) …→トラックTn(1) →トラックTn(3) →…→トラックTn(m) 以上はディスク上面の再生動作である。続いて、 →トラックTn(1) →トラックTn(3) →…→トラックTn(m) →トラックTn-1(1)→トラックTn-1(3)→…→トラックTn-1(m) …→トラックT1(1) →トラックT1(3) →…→トラックT1(m) 以上はディスク下面の再生動作である。の順に各磁気デ
ィスクを1つおき以上で再生して、複数の磁気ディスク
のデータを再生してゆくことにより、これを実現でき
る。
【0213】また、2m枚の両面記録ディスクが存在す
る場合、例えば、 トラックT1(1) →トラックT1(3) →…→トラックT1(m) →トラックT2(1) →トラックT2(3) →…→トラックT2(m) …→トラックTn(1) →トラックTn(3) →…→トラックTn(m) →トラックTn(m+1) →トラックTn(m+3) →…→トラックTn(2m) →トラックTn-1(m+1)→トラックTn-1(m+3)→…→トラックTn-1(2m) …→トラックT1(m+1) →トラックT1(m+3) →…→トラックT1(2m) 以上はディスク上面の再生動作である。続いてディスク
下面に対してもこれと同じ再生動作を行う。
【0214】このようにディスク1〜mで外周から内周
へ、ディスクm+1〜2mで内周から外周へ,という方
法により、各磁気ディスクを1つおき以上で再生して、
複数の磁気ディスクのデータを再生してゆくことによ
り、これを実現できる。なお、この場合、ディスクの枚
数が偶数である必要はない。また、高速再生動作は、上
述のようにトラックやディスクを飛び飛びに再生するの
ではなく、再生用ヘッドの待ち時間を切り詰めることが
可能であればこれを切り詰めることにより実現すること
も可能となる。
【0215】そして、このような高速再生が可能になる
ことにより、実施の形態1で示した動作モード1の中断
テレビ機能を実現することが可能となる。即ち、テレビ
ジョン番組の視聴を一時中断した時にその放送内容を記
録しておき、その視聴を再開した時に、その再生を高速
で行うことにより、この間に中断した部分を見ることが
でき、しかも所望の時間内に実際の放送に追いつくこと
ができるテレビジョン受信機が実現可能となる。
【0216】また、複数の中断期間のそれぞれを記憶し
ておき、最後の中断期間が終了した後に、その再生を高
速に行うことにより、実施の形態1における複数中断機
能を実現することが可能となる。
【0217】また、一時停止再生動作は、再生ヘッドを
所要のトラックに移動させた後に静止させて、そのトラ
ックの記録信号を繰り返し再生させる。トラックに記録
される映像信号は、1フレームあたり1トラック又は1
フィールドあたり1トラックとして記録されるため、上
記再生により、静止画像が再生される。この一時停止再
生動作を有するために、実施の形態1で示した動作モー
ド1の中断中の静止画再生を実現することが可能とな
る。
【0218】即ち、中断入力を受けた時点のハードディ
スクドライブ装置の書き込みデータを静止再生してお
き、通し見入力を受けて、ハードディスクドライブ装置
の読み出しを書き込み速度よりも高速で行うことによ
り、1回あるいは複数回の中断期間中にわたって静止画
再生を行い、その視聴を再開した時に、その再生を高速
で行うことにより、この間に中断した部分を見ることが
でき、しかも所望の時間内に実際の放送に追いつくこと
ができるテレビジョン受信機が実現可能となる。
【0219】また、逆転再生動作は、再生ヘッドが、記
録ヘッドにより記録されたトラック番号の順番とは逆の
順番で、各トラックを1つおきに再生することにより、
再生画像は、記録画像とは時間的に見て逆の動きとして
再生される。
【0220】さらに、コマ送り再生動作は、一定時間再
生ヘッドを同一トラック上に静止させ、その間は同じト
ラックの画像を再生し続ける。次に、再生ヘッドを今再
生したトラックの次のコマが記録されているトラックへ
移動させて、また上記と同様の再生動作をさせ、この様
な動作を繰り返し行わせるものである。
【0221】また、上記一定時間の同一トラック上での
静止再生動作の後、次のコマが記録されたトラックへ移
動するのではなく、数コマ先のコマが記録されたトラッ
クへ移動させことにより、ストロボ再生を行うことも可
能である。
【0222】また、この再生動作の際には、言うまでも
なく第1記録ヘッド171a〜17ma、第2記録ヘッ
ド191a〜19ma、による上記の記録動作も行われ
ており、このように磁気ディスクの数が増えた場合で
も、上記(II)で説明したのと同様に、記録動作のた
めの記録ヘッドの移動において、上述した従来装置の様
な記録動作時における無駄な動きが無く、記録データの
コマ落ちの発生が防止出来るという効果が得られる。
【0223】実施の形態6.なお、上記実施の形態4,
5では、ディスプレイ上の全面に一つの放送信号を再生
する場合について説明したが、これに限らず例えば、複
数のチャンネルの放送信号を再生する構成であってもも
ちろんよい。この場合には、図67,図68に示すよう
に、図18,図19で説明したチューナ1、情報圧縮回
路2、及び記録回路3と同じ構成のものが、m枚の各磁
気ディスク141〜14m毎に個別に設けられている。
【0224】図67,図68において、第1磁気ディス
ク141に対しては、チューナ101、情報圧縮回路1
02、及び記録回路103が、第2磁気ディスク142
に対しては、チューナ201、情報圧縮回路202、及
び記録回路203が、・・・、第m磁気ディスク14m
に対しては、チューナm01、情報圧縮回路m02、及
び記録回路m03が、それぞれ設けられている。再生装
置部120は、再生対象の磁気ディスクに応じて、再生
ヘッドを選択する再生ヘッド選択部121と、再生回路
122と、情報伸長回路123とを備えている。
【0225】ここでの、各磁気ディスクに対する記録動
作は、上記実施の形態4で磁気ディスクを1枚使用した
場合について説明した内容と、次の点を除いて基本的に
同じである。即ち、図67,図68に示すこの実施の形
態6の場合は、上記の場合と異なり、各磁気ディスク1
41〜14m毎に、その片面,両面にそれぞれ相異なる
チャンネルの放送信号が同時にかつ1つずつ記録され
る。そして、再生ヘッドを、記録ヘッドと別個に有する
ことにより、その高速再生が可能となる。このため、こ
の効果を利用して、複数のチューナのうちの1つをメイ
ンチューナとし、他の1つのチューナでメインチューナ
の放送が延長になったときの放送内容を記録し、延長終
了後にその内容を高速再生し、これがオンエア中の放送
内容に追いついた時にその通常放送の再生を行うことに
より、いわゆる放送時間のダブリを解消することが出来
る。
【0226】また、複数のチューナの信号のいずれか1
つをディスプレイに再生し、残りのチューナの信号を磁
気ディスクに記録しておき、その1つを高速再生してオ
ンエア中の放送に追いつけば通常再生を行い、この操作
をチャンネルを切り替える毎に行なうことにより、全て
の放送の内容を欠如することなく視聴することができる
ザッピング繋ぎを実現できる。
【0227】また、この再生動作の際には、言うまでも
なく第1記録ヘッド171a〜17ma、第2記録ヘッ
ド191a〜19ma、による上記の記録動作も行われ
ており、このように磁気ディスクの数が増えた場合で
も、上記(II)で説明したのと同様に、記録動作のた
めの記録ヘッドの移動において、上述した従来装置の様
な記録動作時における無駄な動きが無く、記録データの
コマ落ちの発生が防止出来るという効果が得られる。
【0228】尚、図69,図70に示すように、片面或
いは両面記録の磁気ディスクドライブ装置を、各チュー
ナ毎に設けるように構成してもよい。この様にすること
により、再生ヘッドに対してそれぞれ独立的に位置の制
御が行えるので、複数のチャンネルの異なる時刻におけ
る記録信号を、同時に再生することが出来るという効果
を発揮する。
【0229】実施の形態7.なお、上記実施の形態4,
5,6では、ディスプレイ上の全面に一つの放送信号を
再生する場合について説明したが、これに限らず例え
ば、画面分割を行うことにより、複数のチャンネルの放
送信号を同時に再生する構成であってももちろんよい。
この場合には、図71,図72に示すように、図18,
図19で説明したチューナ1、情報圧縮回路2、及び記
録回路3と同じ構成のものが、m枚の各磁気ディスク1
41〜14m毎に個別に設けられている。
【0230】図71,図72において、第1磁気ディス
ク141に対しては、チューナ101、情報圧縮回路1
02、及び記録回路103が、第2磁気ディスク142
に対しては、チューナ201、情報圧縮回路202、及
び記録回路203が、・・・、第m磁気ディスク14m
に対しては、チューナm01、情報圧縮回路m02、及
び記録回路m03が、それぞれ設けられている。再生装
置部120は、再生対象の磁気ディスクに応じて、再生
ヘッドを選択する再生ヘッド選択部121と、再生回路
122と、情報伸長回路123と、複数のチャンネルの
記録信号を同時に再生して、それを一つのディスプレイ
10上に出力するためのマルチウインドウ合成回路12
4とを備えている。
【0231】ここでの、各磁気ディスクに対する記録動
作は、上記実施の形態4で磁気ディスクを1枚使用した
場合について説明した内容と、次の点を除いて基本的に
同じである。即ち、図71,図72に示すこの実施の形
態7の場合は、上記の場合と異なり、各磁気ディスク1
41〜14m毎に、その片面,両面に相異なるチャンネ
ルの放送信号が同時にかつ1つずつ記録される。そして
再生ヘッドの再生動作を記録ヘッドの記録動作よりも高
速にこれを行うことにより、あるいは再生ヘッドの待ち
時間を切り詰めることにより、その高速再生が可能とな
る。従って、マルチウインドウ合成回路124により、
異なるチャンネルの再生信号を合成してマルチウィンド
ウ表示する、フルタイムマルチ画面プレイバックを実現
することが出来る。
【0232】又、視聴者がマルチウィンドウ表示の1つ
を選択したのちこのチャンネルを通常再生で再生する
か、或いは高速再生で再生しオンエア放送に追いついた
時点で通常再生に戻す早送りインデックスを実現するこ
とが出来る。
【0233】尚、図73,図74に示すように、再生ヘ
ッドを、各磁気ディスク毎に、別々に駆動出来る構成と
してもよい。この様にすることにより、再生ヘッドに対
してそれぞれ独立的に位置の制御が行えるので、複数の
チャンネルの異なる時刻における記録信号を、同時に再
生することが出来るという効果を発揮する。
【0234】又、上記実施の形態4ないし7では記録用
ディスクとして、磁気ディスクを使用した場合について
説明したが、これに限らず、例えば、光学ディスク等の
書き換え可能なディスク状媒体であっても本発明の適用
が可能であり、この場合でも上記と同様の効果が得られ
る。さらに、上記実施の形態4ないし7では、情報圧縮
回路の情報圧縮手法について特に説明しなかったが、こ
れは現状では映像信号を各コマ毎に圧縮する方式が最も
適するが、JPEGやMPEG、あるいは更なる高効率
圧縮符号が実現できればその符号化手法を用いることが
可能であり、この場合でも上記と同様の効果が得られ
る。
【0235】
【発明の効果】以上のように、請求項1にかかる発明に
よれば、テレビジョン受信機において、テレビジョン映
像信号を受信するチューナと、該チューナで受信した映
像信号を一定時間分蓄積するデータ蓄積部と、該データ
蓄積部に上記映像信号を時系列的に書き込む書き込みポ
インタと、上記蓄積された映像信号を読み出す読み出し
ポインタとを含むデータ記憶手段と、該データ記憶手段
からの出力である再生映像信号と、上記チューナで受信
した映像信号出力とを切り換えていずれか一方を出力す
るセレクト手段と、外部入力に応じて、上記データ記憶
手段、及びセレクト手段の動作を制御する制御手段とを
備えるようにしたので、オンエア中の映像信号とデータ
蓄積部からのタイムシフトした映像信号のいずれかを視
聴出来るテレビジョン受信機が実現出来る効果がある。
【0236】また請求項2にかかる発明によれば、請求
項1記載のテレビジョン受信機において、上記外部入力
信号として書き込み指示信号が入力されたとき、上記デ
ータ記憶手段の書き込みポインタは、書き込みを開始
し、上記外部入力信号として再生指示信号が入力された
とき、上記データ記憶手段の読み出しポインタは、読み
出しを開始するとともに、上記セレクト手段は、上記デ
ータ記憶手段からの再生映像信号を選択し出力するよう
にしたので、書き込み指示信号と再生指示信号の期間の
映像信号を後に再生し視聴出来るテレビジョン受信機が
実現出来る効果がある。
【0237】また請求項3にかかる発明によれば、請求
項2記載のテレビジョン受信機において、上記書き込み
指示信号が入力された時点から上記再生指示信号が入力
される時点までの間、上記データ記憶手段の読み出しポ
インタは、上記書き込み指示信号が入力された時点で上
記チューナより出力されていた映像信号を、静止画像と
して再生出力するようにしたので、書き込み指示信号と
再生指示信号の期間にオンエア映像信号に代えて静止画
像を映し、この間の映像信号を後に再生し視聴出来るテ
レビジョン受信機が実現出来る効果がある。
【0238】また請求項4にかかる発明によれば、請求
項1記載のテレビジョン受信機において、2つ以上のチ
ューナを有し、上記外部入力信号として書き込み指示信
号が入力されたとき、上記セレクト手段は、ある1つの
チューナで受信した映像信号を選択し出力する一方、上
記データ記憶手段の書き込みポインタは、他の1つのチ
ューナで受信した映像信号の書き込みを開始し、上記外
部入力信号として再生指示信号が入力されたとき、上記
データ記憶手段の読み出しポインタは、読み出しを開始
して上記ある1つのチューナで受信した映像信号を再生
する一方、上記セレクト手段は、上記データ記憶手段か
らの再生映像信号を選択し出力するようにしたので、或
るチャンネルを視聴中に別のチャンネルを記録し、この
間の映像信号を後に再生し視聴出来るテレビジョン受信
機が実現出来る効果がある。
【0239】また請求項5にかかる発明によれば、請求
項1記載のテレビジョン受信機において、複数のチュー
ナを有し、上記外部入力信号として入力された書き込み
指示信号が入力されたとき、上記セレクト手段は、上記
複数のうちの1つのチューナで受信した映像信号を選択
し出力する一方、上記データ記憶手段の書き込みポイン
タは、上記複数のうちの他のチューナで受信した映像信
号の書き込みを開始し、上記外部入力信号としてチャン
ネル切替指示信号が入力されたとき、上記データ記憶手
段の読み出しポインタは、読み出しを開始して、該チャ
ンネル切替信号が入力されるまでに記録された上記複数
のうちの他のチューナで受信された映像信号を、上記書
き込みポインタの書き込み速度よりも高速に再生し、上
記セレクト手段は、上記データ記憶手段からの再生映像
信号を選択し出力するようにしたもので、或るチャンネ
ルを視聴中に別のチャンネルを記録し、この間の映像信
号を後に再生する際、再生中の映像信号をオンエア中の
映像信号に追いつかせることができ、オンエア中の映像
信号との欠落部分を生じることなく映像信号を再生出来
るテレビジョン受信機が実現出来る効果がある。
【0240】また、請求項6にかかる発明によれば、請
求項1記載のテレビジョン受信機において、複数のチュ
ーナを有し、上記データ記憶手段は、上記複数のチュー
ナのうちの,外部入力信号により指定された複数のチュ
ーナで受信した映像信号を同時に記録し、外部入力信号
として再生指示信号が入力されたとき、上記データ記憶
手段は、上記データ記録手段に記録された複数の映像信
号を同時に読み出すとともに、上記セレクト手段は、該
同時に読み出した複数の映像信号を選択して出力し、外
部入力信号としてチャンネル決定指示信号が入力された
とき、上記セレクト手段は、上記複数の再生映像信号の
うちから、上記チャンネル決定信号で指定されたチュー
ナによって受信され記録された再生映像信号のみを選択
し出力するようにしたので、記録しておいた複数の映像
信号をマルチウィンドウ表示しその中から視聴者が所望
するチャンネルの映像信号を映し出せるテレビジョン受
信機が実現出来る効果がある。
【0241】また、請求項7にかかる発明によれば、請
求項1記載のテレビジョン受信機において、複数のチュ
ーナを有し、上記データ記憶手段は、上記複数のチュー
ナのうちの,外部入力信号により指定された複数のチュ
ーナで受信した映像信号を同時に記録し、外部入力信号
として再生指示信号が入力されたとき、上記データ記憶
手段は、上記データ記録手段に記録された複数の映像信
号を同時に読み出すとともに、上記セレクト手段は、該
同時に読み出した複数の映像信号を選択して出力するよ
うにしたので、記録しておいた複数の映像信号をマルチ
ウィンドウ表示してその映像信号を映し出せるテレビジ
ョン受信機が実現出来る効果がある。
【0242】また、請求項8にかかる発明によれば、請
求項2,4,6,7のいずれかに記載のテレビジョン受
信機において、上記再生指示信号が入力されたとき、上
記読み出しポインタは、該読み出しポインタのアドレス
が上記書き込みポインタのアドレスと一致するまで、上
記書き込みポインタの書き込み速度より高速で読み出し
を行って映像信号を高速再生し、上記両アドレスが一致
したとき、上記セレクト手段は、上記チューナの出力を
選択しこれを出力するようにしたので、記録した映像信
号を高速再生し、これがオンエア中の映像信号に追いつ
いたときに、自動的にオンエア中の映像信号の表示に切
り替わることができるテレビジョン受信機が実現出来る
効果がある。
【0243】また、請求項9にかかる発明によれば、請
求項1ないし8のいずれかに記載のテレビジョン受信機
において、上記データ記憶手段のデータ蓄積部は、最上
位アドレスの次が最下位アドレスに続くリングバッファ
からなるものとしたので、このリングバッファの記憶容
量に相当する時間分のデータの記録、再生が可能にな
り、この時間分の映像信号のタイムシフトが可能になる
効果がある。
【0244】また、請求項10にかかる発明によれば、
記録再生装置において、記録用ディスクの一の記録面に
データを記録する記録ヘッドと、前記記録面に記録され
た記録データを再生する再生ヘッドと、前記記録ヘッド
と、前記再生ヘッドとを個別的に駆動させるための駆動
制御手段とを備えるようにしたので、騒音の発生が従来
に比べて少なく、しかもヘッド駆動系の寿命が従来に比
べて長く出来る効果がある。
【0245】また、請求項11にかかる発明によれば、
データ記録方法において、片面を記録面とする記録用デ
ィスクの所定トラックから内周又は外周方向へ向かって
記録ヘッドを移動させ、飛び飛びのトラックに対してデ
ータを記録し、その後、前記移動方向とは反対方向へ向
かって記録ヘッドを移動させ、前記記録を行わなかった
残りのトラックに対してデータを記録させるようにした
ので、片面記録ディスクの記録ヘッドの移動量をほぼ一
定にできるとともに、記録ヘッドの無駄な動きを低減出
来、記録ヘッドの動きを従来に比べてより一層効率よく
出来る効果がある。
【0246】また、請求項12にかかる発明によれば、
データ記録方法において、両面を記録面とする記録用デ
ィスクの第1の記録面上の所定トラックから、内周又は
外周方向へ向かって、第1及び第2の記録ヘッドを移動
させ、前記一方の記録面上の各トラックに対して、前記
第1の記録ヘッドを用いてデータを記録し、その後、前
記移動方向と反対方向へ向かって前記第1及び第2の記
録ヘッドを移動させ、前記記録用ディスクの第2の記録
面上の各トラックに対して、前記第2の記録ヘッドを用
いてデータを記録させるようにしたので、両面記録ディ
スクの記録ヘッドの移動量をほぼ一定にできるととも
に、記録ヘッドの無駄な動きを低減出来、記録ヘッドの
動きを従来に比べてより一層効率よく出来る効果があ
る。
【0247】また、請求項13にかかる発明によれば、
請求項11記載のデータ記録方法により記録されたデー
タを再生する方法において、片面を記録面とする記録用
ディスクの所定トラックから内周又は外周方向へ向かっ
て再生ヘッドを移動させ、飛び飛びのトラックに対して
データを再生し、その後、前記移動方向とは反対方向へ
向かって再生ヘッドを移動させ、前記再生を行わなかっ
た残りのトラックに対してデータの再生を行なうように
したので、片面記録ディスクの再生ヘッドの移動量をほ
ぼ一定にでき、再生ヘッドの無駄な動きを低減出来る効
果がある。
【0248】また、請求項14にかかる発明によれば、
請求項11記載のデータ記録方法により記録されたデー
タを再生する方法において、片面を記録面とする記録用
ディスクの所定トラックから内周又は外周方向へ向かっ
て再生ヘッドを移動させ飛び飛びのトラックに対して記
録時の間隔より大きな間隔でデータを再生し、その後、
前記移動方向とは反対方向へ向かって再生ヘッドを移動
させ、前記移動方向では再生を行わなかった残りの飛び
飛びのトラックに対して記録時の間隔より大きな間隔で
データの再生を行なうようにしたので、上述のような記
録ヘッドの無駄な動きを低減出来る記録方法により記録
したディスクを高速にかつ再生ヘッドの無駄な動きを生
じることなく再生出来る効果がある。
【0249】また、請求項15にかかる発明によれば、
請求項13記載のデータ再生方法において、前記再生を
記録より高速に行なうようにしたので、上述のような記
録ヘッドの無駄な動きを低減出来る記録方法により記録
したディスクを高速にかつ再生ヘッドの無駄な動きを生
じることなく再生出来る効果がある。
【0250】また、請求項16にかかる発明によれば、
請求項12記載のデータ記録方法により記録されたデー
タを再生する方法において、両面を記録面とする記録用
ディスクの第1の記録面上の所定トラックから、内周又
は外周方向へ向かって、第1及び第2の再生ヘッドを移
動させ、前記一方の記録面上の各トラックに対して、前
記第1の再生ヘッドを用いてデータを再生し、その後、
前記移動方向と反対方向へ向かって前記第1及び第2の
再生ヘッドを移動させ、前記記録用ディスクの第2の記
録面上の各トラックに対して、前記第2の再生ヘッドを
用いてデータを再生するようにしたので、両面記録ディ
スクの再生ヘッドの移動量をほぼ一定にでき、再生ヘッ
ドの無駄な動きを低減出来る効果がある。
【0251】また、請求項17にかかる発明によれば、
請求項12記載のデータ記録方法により記録されたデー
タを再生する方法において、両面を記録面とする記録用
ディスクの第1の記録面上の所定トラックから、内周又
は外周方向へ向かって、第1及び第2の再生ヘッドを移
動させ、前記一方の記録面上の飛び飛びのトラックに対
して、前記第1の再生ヘッドを用いてデータを再生し、
その後、前記移動方向と反対方向へ向かって前記第1及
び第2の再生ヘッドを移動させ、前記記録用ディスクの
第2の記録面上の飛び飛びのトラックに対して、前記第
2の再生ヘッドを用いてデータを再生するようにしたの
で、上述のような記録ヘッドの無駄な動きを低減出来る
記録方法により記録したディスクを高速にかつ再生ヘッ
ドの無駄な動きを生じることなく再生出来る効果があ
る。
【0252】また、請求項18にかかる発明によれば、
請求項16記載のデータ再生方法において、前記再生を
記録より高速に行なうようにしたので、上述のような記
録ヘッドの無駄な動きを低減出来る記録方法により記録
したディスクを高速にかつ再生ヘッドの無駄な動きを生
じることなく再生出来る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1によるテレビジョン受信
機の映像信号記録部の主要な構成を示すブロック図であ
る。
【図2】上記実施の形態1に基づく動作モード1による
テレビジョン受信機の映像信号記録部の動作を説明する
ための信号の変化を示す図である。
【図3】上記実施の形態1に基づく動作モード1による
テレビジョン受信機の映像信号記録部の動作を説明する
ための信号の変化を示す図である。
【図4】上記実施の形態1に基づく動作モード2による
テレビジョン受信機の映像信号記録部の動作を説明する
ための信号の変化を示す図である。
【図5】上記実施の形態1に基づく動作モード2による
テレビジョン受信機の映像信号記録部の動作を説明する
ための信号の変化を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態2によるテレビジョン受信
機の映像信号記録部の主要な構成を示す図である。
【図7】本発明の実施の形態2によるテレビジョン受信
機の映像信号記録部の主要な構成を示す図である。
【図8】上記実施の形態2に基づく動作モード3による
テレビジョン受信機の映像信号記録部の動作を説明する
ための信号の変化を示す図である。
【図9】ザッピングの概念を示す図である。
【図10】上記実施の形態2に基づく動作モード4によ
るテレビジョン受信機の映像信号記録部の動作を説明す
るための信号の変化を示す図である。
【図11】上記実施の形態2に基づく動作モード4によ
り実行されるザッピング繋ぎの動作を説明するため図で
ある。
【図12】本発明の実施の形態3によるテレビジョン受
信機の映像信号記録部の主要な構成を示す図である。
【図13】本発明の実施の形態3によるテレビジョン受
信機の映像信号記録部の主要な構成を示す図である。
【図14】上記実施の形態3に基づく動作モード5によ
るテレビジョン受信機の映像信号記録部の動作を説明す
るための信号の変化を示す図である。
【図15】上記実施の形態3に基づく動作モード5によ
るテレビジョン受信機の映像信号記録部の動作を説明す
るための信号の変化を示す図である。
【図16】上記実施の形態3に基づく動作モード6によ
るテレビジョン受信機の映像信号記録部の動作を説明す
るための信号の変化を示す図である。
【図17】上記実施の形態3に基づく動作モード6によ
るテレビジョン受信機の映像信号記録部の動作を説明す
るための信号の変化を示す図である。
【図18】本発明の実施の形態4のプレイバック機能付
き記録再生装置の構成図である。
【図19】本発明の実施の形態4のプレイバック機能付
き記録再生装置の構成図である。
【図20】本実施の形態4のプレイバック機能付き記録
再生装置の磁気ディスク部分を中心とした略示斜視図で
ある。
【図21】本実施の形態4のプレイバック機能付き記録
再生装置の磁気ディスク部分を中心とした略示斜視図で
ある。
【図22】本実施の形態4のプレイバック機能付き記録
再生装置の片面記録型磁気ディスクのトラック番号とリ
ングバッファのリング状アドレスとの関係を示す図であ
る。
【図23】本実施の形態4のプレイバック機能付き記録
再生装置の片面記録型磁気ディスクのトラック番号とリ
ングバッファのリング状アドレスとの関係を示す図であ
る。
【図24】本実施の形態4のプレイバック機能付き記録
再生装置の片面記録型磁気ディスクのトラック番号とリ
ングバッファのリング状アドレスとの関係を示す図であ
る。
【図25】本実施の形態4のプレイバック機能付き記録
再生装置の片面記録型磁気ディスクのトラック番号とリ
ングバッファのリング状アドレスとの関係を示す図であ
る。
【図26】本実施の形態4のプレイバック機能付き記録
再生装置の片面記録型磁気ディスクのトラック番号とリ
ングバッファのリング状アドレスとの関係を示す図であ
る。
【図27】本実施の形態4のプレイバック機能付き記録
再生装置の片面記録型磁気ディスクのトラック番号とリ
ングバッファのリング状アドレスとの関係を示す図であ
る。
【図28】本実施の形態4のプレイバック機能付き記録
再生装置の両面記録型磁気ディスクのトラック番号とリ
ングバッファのリング状アドレスとの関係を示す図であ
る。
【図29】本実施の形態4のプレイバック機能付き記録
再生装置の両面記録型磁気ディスクのトラック番号とリ
ングバッファのリング状アドレスとの関係を示す図であ
る。
【図30】本実施の形態4のプレイバック機能付き記録
再生装置の両面記録型磁気ディスクのトラック番号とリ
ングバッファのリング状アドレスとの関係を示す図であ
る。
【図31】本実施の形態4のプレイバック機能付き記録
再生装置の両面記録型磁気ディスクのトラック番号とリ
ングバッファのリング状アドレスとの関係を示す図であ
る。
【図32】本実施の形態5のプレイバック機能付き記録
再生装置の磁気ディスク部分を中心とした略示斜視図で
ある。
【図33】本実施の形態5のプレイバック機能付き記録
再生装置の磁気ディスク部分を中心とした略示斜視図で
ある。
【図34】本実施の形態5のプレイバック機能付き記録
再生装置の片面記録型磁気ディスクのトラック番号とリ
ングバッファのリング状アドレスとの関係を示す図であ
る。
【図35】本実施の形態5のプレイバック機能付き記録
再生装置の片面記録型磁気ディスクのトラック番号とリ
ングバッファのリング状アドレスとの関係を示す図であ
る。
【図36】本実施の形態5のプレイバック機能付き記録
再生装置の片面記録型磁気ディスクのトラック番号とリ
ングバッファのリング状アドレスとの関係を示す図であ
る。
【図37】本実施の形態5のプレイバック機能付き記録
再生装置の片面記録型磁気ディスクのトラック番号とリ
ングバッファのリング状アドレスとの関係を示す図であ
る。
【図38】本実施の形態5のプレイバック機能付き記録
再生装置の片面記録型磁気ディスクのトラック番号とリ
ングバッファのリング状アドレスとの関係を示す図であ
る。
【図39】本実施の形態5のプレイバック機能付き記録
再生装置の片面記録型磁気ディスクのトラック番号とリ
ングバッファのリング状アドレスとの関係を示す図であ
る。
【図40】本実施の形態5のプレイバック機能付き記録
再生装置の片面記録型磁気ディスクのトラック番号とリ
ングバッファのリング状アドレスとの関係を示す図であ
る。
【図41】本実施の形態5のプレイバック機能付き記録
再生装置の片面記録型磁気ディスクのトラック番号とリ
ングバッファのリング状アドレスとの関係を示す図であ
る。
【図42】本実施の形態5のプレイバック機能付き記録
再生装置の片面記録型磁気ディスクのトラック番号とリ
ングバッファのリング状アドレスとの関係を示す図であ
る。
【図43】本実施の形態5のプレイバック機能付き記録
再生装置の片面記録型磁気ディスクのトラック番号とリ
ングバッファのリング状アドレスとの関係を示す図であ
る。
【図44】本実施の形態5のプレイバック機能付き記録
再生装置の片面記録型磁気ディスクのトラック番号とリ
ングバッファのリング状アドレスとの関係を示す図であ
る。
【図45】本実施の形態5のプレイバック機能付き記録
再生装置の片面記録型磁気ディスクのトラック番号とリ
ングバッファのリング状アドレスとの関係を示す図であ
る。
【図46】本実施の形態5のプレイバック機能付き記録
再生装置の片面記録型磁気ディスクのトラック番号とリ
ングバッファのリング状アドレスとの関係を示す図であ
る。
【図47】本実施の形態5のプレイバック機能付き記録
再生装置の片面記録型磁気ディスクのトラック番号とリ
ングバッファのリング状アドレスとの関係を示す図であ
る。
【図48】本実施の形態5のプレイバック機能付き記録
再生装置の片面記録型磁気ディスクのトラック番号とリ
ングバッファのリング状アドレスとの関係を示す図であ
る。
【図49】本実施の形態5のプレイバック機能付き記録
再生装置の片面記録型磁気ディスクのトラック番号とリ
ングバッファのリング状アドレスとの関係を示す図であ
る。
【図50】本実施の形態5のプレイバック機能付き記録
再生装置の片面記録型磁気ディスクのトラック番号とリ
ングバッファのリング状アドレスとの関係を示す図であ
る。
【図51】本実施の形態5のプレイバック機能付き記録
再生装置の片面記録型磁気ディスクのトラック番号とリ
ングバッファのリング状アドレスとの関係を示す図であ
る。
【図52】本実施の形態5のプレイバック機能付き記録
再生装置の両面記録型磁気ディスクのトラック番号とリ
ングバッファのリング状アドレスとの関係を示す図であ
る。
【図53】本実施の形態5のプレイバック機能付き記録
再生装置の両面記録型磁気ディスクのトラック番号とリ
ングバッファのリング状アドレスとの関係を示す図であ
る。
【図54】本実施の形態5のプレイバック機能付き記録
再生装置の両面記録型磁気ディスクのトラック番号とリ
ングバッファのリング状アドレスとの関係を示す図であ
る。
【図55】本実施の形態5のプレイバック機能付き記録
再生装置の両面記録型磁気ディスクのトラック番号とリ
ングバッファのリング状アドレスとの関係を示す図であ
る。
【図56】本実施の形態5のプレイバック機能付き記録
再生装置の両面記録型磁気ディスクのトラック番号とリ
ングバッファのリング状アドレスとの関係を示す図であ
る。
【図57】本実施の形態5のプレイバック機能付き記録
再生装置の両面記録型磁気ディスクのトラック番号とリ
ングバッファのリング状アドレスとの関係を示す図であ
る。
【図58】本実施の形態5のプレイバック機能付き記録
再生装置の両面記録型磁気ディスクのトラック番号とリ
ングバッファのリング状アドレスとの関係を示す図であ
る。
【図59】本実施の形態5のプレイバック機能付き記録
再生装置の両面記録型磁気ディスクのトラック番号とリ
ングバッファのリング状アドレスとの関係を示す図であ
る。
【図60】本実施の形態5のプレイバック機能付き記録
再生装置の両面記録型磁気ディスクのトラック番号とリ
ングバッファのリング状アドレスとの関係を示す図であ
る。
【図61】本実施の形態5のプレイバック機能付き記録
再生装置の両面記録型磁気ディスクのトラック番号とリ
ングバッファのリング状アドレスとの関係を示す図であ
る。
【図62】本実施の形態5のプレイバック機能付き記録
再生装置の両面記録型磁気ディスクのトラック番号とリ
ングバッファのリング状アドレスとの関係を示す図であ
る。
【図63】本実施の形態5のプレイバック機能付き記録
再生装置の両面記録型磁気ディスクのトラック番号とリ
ングバッファのリング状アドレスとの関係を示す図であ
る。
【図64】本実施の形態5のプレイバック機能付き記録
再生装置の両面記録型磁気ディスクのトラック番号とリ
ングバッファのリング状アドレスとの関係を示す図であ
る。
【図65】本実施の形態5のプレイバック機能付き記録
再生装置の両面記録型磁気ディスクのトラック番号とリ
ングバッファのリング状アドレスとの関係を示す図であ
る。
【図66】本実施の形態5のプレイバック機能付き記録
再生装置の両面記録型磁気ディスクのトラック番号とリ
ングバッファのリング状アドレスとの関係を示す図であ
る。
【図67】本発明の実施の形態6としての、磁気ディス
クを複数枚使用したプレイバック機能付き記録再生装置
の構成図である。
【図68】本発明の実施の形態6としての、磁気ディス
クを複数枚使用したプレイバック機能付き記録再生装置
の構成図である。
【図69】本発明の実施の形態6としての、磁気ディス
クを複数枚使用したプレイバック機能付き記録再生装置
の構成図である。
【図70】本発明の実施の形態6としての、磁気ディス
クを複数枚使用したプレイバック機能付き記録再生装置
の構成図である。
【図71】本発明の実施の形態7としての、マルチウイ
ンドウ表示が可能なプレイバック機能付き記録再生装置
の構成図である。
【図72】本発明の実施の形態7としての、マルチウイ
ンドウ表示が可能なプレイバック機能付き記録再生装置
の構成図である。
【図73】本発明の実施の形態7としての、マルチウイ
ンドウ表示が可能なプレイバック機能付き記録再生装置
の構成図である。
【図74】本発明の実施の形態7としての、マルチウイ
ンドウ表示が可能なプレイバック機能付き記録再生装置
の構成図である。
【符号の説明】
1、1a、...、1n チューナ 2、2a、...、2n 情報圧縮回路 3、3a、...、3n リングバッファ 4 情報伸長回路 5、7 セレクタ 6 制御回路 7a 第1記録ヘッド 7b 第2記録ヘッド 8 メインチューナ 9 信号処理回路 9a 第1再生ヘッド 9b 第2再生ヘッド 10 CRT表示装置 13 記録回路 14 磁気ディスク 15 スピンドルモータ 16 回転軸 17a 第1記録ヘッド 17b 第2記録ヘッド 19a 第1再生ヘッド 19b 第2再生ヘッド 20 ハードディスクドライブ装置 21 記録ヘッド駆動機構部 22 再生ヘッド駆動機構部 23 制御部 24 再生回路 30 リング状記録媒体 31 書き込みポインタ 32 読み出しポインタ 33 最終位置ポインタ 101、201、...、m01 チューナ 102、202、...、m02 情報圧縮回路 103、203、...、m03 リングバッファ 120 再生装置部 121 再生ヘッド選択部 122 再生回路 123 情報伸長部 124 マルチウィンドウ合成回路
フロントページの続き (72)発明者 内藤 英一郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テレビジョン映像信号を受信するチュー
    ナと、 上記チューナで受信した映像信号をその記憶容量分だけ
    蓄積するデータ蓄積部と、該データ蓄積部に上記映像信
    号を時系列的に書き込む書き込みポインタと、上記蓄積
    された映像信号を読み出す読み出しポインタとを含むデ
    ータ記憶手段と、 上記データ記憶手段からの出力である再生映像信号と、
    上記チューナで受信した映像信号出力とを切り換えてい
    ずれか一方を出力するセレクト手段と、 外部入力に応じて、上記データ記憶手段、及びセレクト
    手段の動作を制御する制御手段とを備えたことを特徴と
    するテレビジョン受信機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のテレビジョン受信機にお
    いて、 上記外部入力信号として書き込み指示信号が入力された
    とき、上記データ記憶手段の書き込みポインタは、その
    書き込みを開始し、 上記外部入力信号として再生指示信号が入力されたと
    き、上記データ記憶手段の読み出しポインタは、読み出
    しを開始するとともに、上記セレクト手段は、上記デー
    タ記憶手段からの再生映像信号を選択し出力することを
    特徴とするテレビジョン受信機。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のテレビジョン受信機にお
    いて、 上記書き込み指示信号が入力された時点から上記再生指
    示信号が入力される時点までの間、上記データ記憶手段
    の読み出しポインタは、上記書き込み指示信号が入力さ
    れた時点で上記チューナより出力されていた映像信号
    を、静止画像として再生出力することを特徴とするテレ
    ビジョン受信機。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のテレビジョン受信機にお
    いて、 上記チューナを2つ以上有し、 上記外部入力信号として書き込み指示信号が入力された
    とき、上記セレクト手段は、ある1つのチューナで受信
    した映像信号を選択し出力する一方、上記データ記憶手
    段の書き込みポインタは、他の1つのチューナで受信し
    た映像信号の書き込みを開始し、 上記外部入力信号として再生指示信号が入力されたと
    き、上記データ記憶手段の読み出しポインタは、読み出
    しを開始して上記ある1つのチューナで受信した映像信
    号を再生する一方、上記セレクト手段は、上記データ記
    憶手段からの再生映像信号を選択し出力することを特徴
    とするテレビジョン受信機。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のテレビジョン受信機にお
    いて、 複数のチューナを有し、 上記外部入力信号として入力された書き込み指示信号が
    入力されたとき、上記セレクト手段は、上記複数のうち
    の1つのチューナで受信した映像信号を選択し出力する
    一方、上記データ記憶手段の書き込みポインタは、上記
    複数のうちの他のチューナで受信した映像信号の書き込
    みを開始し、 上記外部入力信号としてチャンネル切替指示信号が入力
    されたとき、上記データ記憶手段の読み出しポインタ
    は、読み出しを開始して、該チャンネル切替信号が入力
    されるまでに記録された上記複数のうちの他のチューナ
    で受信された映像信号を、上記書き込みポインタの書き
    込み速度よりも高速に再生し、上記セレクト手段は、上
    記データ記憶手段からの再生映像信号を選択し出力する
    ことを特徴とするテレビジョン受信機。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のテレビジョン受信機にお
    いて、 複数のチューナを有し、 上記データ記憶手段は、上記複数のチューナのうちの,
    外部入力信号により指定された複数のチューナで受信し
    た映像信号を同時に記録し、 外部入力信号として再生指示信号が入力されたとき、上
    記データ記憶手段は、上記データ記録手段に記録された
    複数の映像信号を同時に読み出すとともに、上記セレク
    ト手段は、該同時に読み出した複数の映像信号を選択し
    て出力し、 外部入力信号としてチャンネル決定指示信号が入力され
    たとき、上記セレクト手段は、上記複数の再生映像信号
    のうちから、上記チャンネル決定信号で指定されたチュ
    ーナによって受信され記録された再生映像信号のみを選
    択し出力することを特徴とするテレビジョン受信機。
  7. 【請求項7】 請求項1記載のテレビジョン受信機にお
    いて、 複数のチューナを有し、 上記データ記憶手段は、上記複数のチューナのうちの,
    外部入力信号により指定された複数のチューナで受信し
    た映像信号を同時に記録し、 外部入力信号として再生指示信号が入力されたとき、上
    記データ記憶手段は、上記データ記録手段に記録された
    複数の映像信号を同時に読み出すとともに、上記セレク
    ト手段は、該同時に読み出した複数の映像信号を選択し
    て出力することを特徴とするテレビジョン受信機。
  8. 【請求項8】 請求項2,4,6,7のいずれかに記載
    のテレビジョン受信機において、 上記再生指示信号が入力されたとき、上記読み出しポイ
    ンタは、該読み出しポインタのアドレスが上記書き込み
    ポインタのアドレスと一致するまで、上記書き込みポイ
    ンタの書き込み速度より高速で読み出しを行って映像信
    号を高速再生し、上記両アドレスが一致したとき、上記
    セレクト手段は、上記チューナの出力を選択し出力する
    ことを特徴とするテレビジョン受信機。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8のいずれかに記載のテ
    レビジョン受信機において、 上記データ記憶手段のデータ蓄積部は、最上位アドレス
    の次が最下位アドレスに続くリングバッファからなるこ
    とを特徴とするテレビジョン受信機。
  10. 【請求項10】 記録用ディスクの一の記録面にデータ
    を記録する記録ヘッドと、 前記記録面に記録された記録データを再生する再生ヘッ
    ドと、 前記記録ヘッドと、前記再生ヘッドとを個別的に駆動さ
    せるための駆動制御手段とを備えたことを特徴とするプ
    レイバック機能付き記録再生装置。
  11. 【請求項11】 片面を記録面とする記録用ディスクの
    所定トラックから内周又は外周方向へ向かって記録ヘッ
    ドを移動させ、飛び飛びのトラックに対してデータを記
    録し、 その後、前記移動方向とは反対方向へ向かって記録ヘッ
    ドを移動させ、前記記録を行わなかった残りのトラック
    に対してデータを記録させることを特徴とするデータ記
    録方法。
  12. 【請求項12】 両面を記録面とする記録用ディスクの
    第1の記録面上の所定トラックから、内周又は外周方向
    へ向かって、第1及び第2の記録ヘッドを移動させ、 前記一方の記録面上の各トラックに対して、前記第1の
    記録ヘッドを用いてデータを記録し、 その後、前記移動方向と反対方向へ向かって前記第1及
    び第2の記録ヘッドを移動させ、前記記録用ディスクの
    第2の記録面上の各トラックに対して、前記第2の記録
    ヘッドを用いてデータを記録させることを特徴とするデ
    ータ記録方法。
  13. 【請求項13】 請求項11記載のデータ記録方法によ
    り記録されたデータを再生する方法において、 片面を記録面とする記録用ディスクの所定トラックから
    内周又は外周方向へ向かって再生ヘッドを移動させ、飛
    び飛びのトラックに対してデータを再生し、 その後、前記移動方向とは反対方向へ向かって再生ヘッ
    ドを移動させ、前記再生を行わなかった残りのトラック
    に対してデータの再生を行なうことを特徴とするデータ
    再生方法。
  14. 【請求項14】 請求項11記載のデータ記録方法によ
    り記録されたデータを再生する方法において、 片面を記録面とする記録用ディスクの所定トラックから
    内周又は外周方向へ向かって再生ヘッドを移動させ飛び
    飛びのトラックに対して記録時の間隔より大きな間隔で
    データを再生し、 その後、前記移動方向とは反対方向へ向かって再生ヘッ
    ドを移動させ、前記移動方向では再生を行わなかった残
    りの飛び飛びのトラックに対して記録時の間隔より大き
    な間隔でデータの再生を行なうことを特徴とするデータ
    再生方法。
  15. 【請求項15】 請求項13記載のデータ再生方法にお
    いて、 前記再生を記録より高速に行なうことを特徴とするデー
    タ再生方法。
  16. 【請求項16】 請求項12記載のデータ記録方法によ
    り記録されたデータを再生する方法において、 両面を記録面とする記録用ディスクの第1の記録面上の
    所定トラックから、内周又は外周方向へ向かって、第1
    及び第2の再生ヘッドを移動させ、 前記一方の記録面上の各トラックに対して、前記第1の
    再生ヘッドを用いてデータを再生し、 その後、前記移動方向と反対方向へ向かって前記第1及
    び第2の再生ヘッドを移動させ、前記記録用ディスクの
    第2の記録面上の各トラックに対して、前記第2の再生
    ヘッドを用いてデータを再生することを特徴とするデー
    タ記録方法。
  17. 【請求項17】 請求項12記載のデータ記録方法によ
    り記録されたデータを再生する方法において、 両面を記録面とする記録用ディスクの第1の記録面上の
    所定トラックから、内周又は外周方向へ向かって、第1
    及び第2の再生ヘッドを移動させ、 前記一方の記録面上の飛び飛びのトラックに対して、前
    記第1の再生ヘッドを用いてデータを再生し、 その後、前記移動方向と反対方向へ向かって前記第1及
    び第2の再生ヘッドを移動させ、前記記録用ディスクの
    第2の記録面上の飛び飛びのトラックに対して、前記第
    2の再生ヘッドを用いてデータを再生することを特徴と
    するデータ記録方法。
  18. 【請求項18】 請求項16記載のデータ再生方法にお
    いて、 前記再生を記録より高速に行なうことを特徴とするデー
    タ再生方法。
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