JPH1056539A - 画像読取装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 静止原稿の画像と移動原稿の画像とを読取る
画像読取装置の小型化を図り、設置面積を狭くする。 【解決手段】 フレーム部１６ａに可動板１６ｂをスラ
イド自在に嵌合した圧板を設け、ＡＤＦ装置１９をコン
タクトガラス１５に接離するように上下方向移動自在に
フレーム部１６ａに取付ける。可動板１６ｂを、コンタ
クトガラス１５の上面を覆ってコンタクトガラス１５と
ＡＤＦ装置１９との間を閉止する閉止位置と、コンタク
トガラス１５とＡＤＦ装置１９との間を開放してＡＤＦ
装置１９がコンタクトガラス１５に近接する下方位置へ
移動することを許容する開放位置とへスライド自在に設
ける。ＡＤＦ装置１９で搬送される移動原稿の画像読取
を、静止原稿の画像を読取るために圧板１６で覆う領域
の一部を利用して行うため、画像読取装置が小型化さ
れ、設置面積が狭くなる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、移動原稿の画像及
び静止原稿の画像を一つの密着イメージセンサで読取る
ようにした画像読取装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、ＡＤＦ装置で搬送される移動原稿
の画像、及び、コンタクトガラス上に静止状態にセット
された静止原稿の画像を一つの密着イメージセンサで読
取るようにした画像読取装置としては、図６及び図７に
示したものが知られている。この画像読取装置は、静止
原稿の画像を読取るための静止原稿読取部１と、ＡＤＦ
装置２により搬送された移動原稿の画像を読取るための
移動原稿読取部３とを有する。

【０００３】前記静止原稿読取部１は、本体ケース４の
上面部に固定された第一コンタクトガラス５と、この第
一コンタクトガラス５の上面を覆う圧板６などにより形
成されている。第一コンタクトガラス５上には、ブック
原稿（本を開いた見開きページをそのまま読取原稿とし
たもの）やシート原稿などの静止原稿が静止状態に載置
される。前記移動原稿読取部３は、前記本体ケース４の
上面部に固定された第二コンタクトガラス７と、この第
二コンタクトガラス７上に位置固定に配置された前記Ａ
ＤＦ装置２などにより形成されている。

【０００４】前記本体ケース４内における前記第一、第
二コンタクトガラス５，７の下方には、静止原稿の画像
や移動原稿の画像を読取る密着イメージセンサ８を備え
たスキャナユニット９が移動自在及び任意位置固定自在
に設けられている。このスキャナユニット９は、キセノ
ンランプ１０やルーフミラーレンズアレイ１１や前記密
着イメージセンサ８等をケース１２内に収納することに
より形成されている。

【０００５】前記本体ケース４の正面部には、テンキー
や各種の操作キーを備えた操作パネル１３が設けられて
いる。前記本体ケース４内における前記スキャナユニッ
ト９の下方には、読取った画像を記録紙に記録する画像
記録ユニット（図示せず）が設けられている。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】図６及び図７に示した
画像読取装置によれば、静止原稿読取部１と移動原稿読
取部３とが隣合わせに配置されている。従って、画像読
取装置の横幅寸法が大きくなり、画像読取装置を小型化
し、及び、画像読取装置の設置面積を狭くするという要
望に応えることができない。

【０００７】そこで本発明は、静止原稿の画像と移動原
稿の画像とを一つの密着イメージセンサで読取ることが
でき、しかも、装置の小型化を図るとともに装置の設置
面積を狭くできる画像読取装置を得ることを目的とす
る。

【０００８】

【課題を解決するための手段】請求項１記載の発明は、
本体ケースの上面部に設けられたコンタクトガラスと、
このコンタクトガラスの下側に移動自在及び任意位置固
定自在に設けられてこのコンタクトガラス上の原稿の画
像を読取る密着イメージセンサと、前記コンタクトガラ
スの上面を開閉自在に覆う圧板とを有する画像読取装置
において、前記圧板をフレーム部とこのフレーム部にス
ライド自在に嵌合された可動板とにより形成し、ＡＤＦ
装置を前記コンタクトガラスに接離するように上下方向
移動自在に前記フレーム部に取付け、前記可動板を前記
コンタクトガラスの上面を覆うとともにこのコンタクト
ガラスと前記ＡＤＦ装置との間を閉止する閉止位置と前
記コンタクトガラスと前記ＡＤＦ装置との間を開放して
前記ＡＤＦ装置が前記コンタクトガラスに近接する下方
位置へ移動することを許容する開放位置とへスライド自
在に設けた。従って、ＡＤＦ装置をコンタクトガラスか
ら離反する上方位置へ移動させ、可動板を閉止位置へス
ライドさせることにより、コンタクトガラス上に載置し
た静止原稿を圧板で覆い、密着イメージセンサを移動さ
せて静止原稿の画像を読取ることができる。一方、可動
板を開放位置へスライドさせ、ＡＤＦ装置をコンタクト
ガラスに近接する下方位置へ移動させ、密着イメージセ
ンサをＡＤＦ装置に対向する位置に位置固定しておくこ
とにより、ＡＤＦ装置で搬送される移動原稿の画像を密
着イメージセンサで読取ることができる。

【０００９】請求項２記載の発明は、請求項１記載の発
明において、可動板を閉止位置へスライドさせたときに
ＡＤＦ装置をコンタクトガラスから離反した上方位置へ
移動させて保持し、前記可動板を開放位置へスライドさ
せたときに前記ＡＤＦ装置の保持を解除する保持部を前
記可動板に設けた。従って、可動板を閉止位置へスライ
ドさせることに伴ってＡＤＦ装置を自動的に上方位置へ
移動させてコンタクトガラスから離反させ、コンタクト
ガラス上に載置した静止原稿を圧板で覆ってその画像を
密着イメージセンサで読取ることができる。可動板を開
放位置へスライドさせると、それに伴ってＡＤＦ装置を
自動的にコンタクトガラスに近接させることができ、Ａ
ＤＦ装置で搬送する移動原稿の画像を密着イメージセン
サで読取ることができる。このため、静止原稿の画像を
読取る状態と移動原稿の画像を読取る状態とへの切り換
えを可動板のスライド操作のみにより行える。

【００１０】請求項３記載の発明は、請求項１又は２記
載の発明において、ＡＤＦ装置を圧板に着脱自在に取付
けた。従って、ＡＤＦ装置がオプション扱いとなり、画
像読取装置の本体部分のコストが安くなる。

【００１１】

【発明の実施の形態】本発明の第一の実施の形態を図１
及び図２に基づいて説明する。本実施の形態は、請求項
１記載の発明に対応する。本体ケース１４の上面部には
１枚のコンタクトガラス１５が固定され、コンタクトガ
ラス１５の下側には移動自在及び任意位置固定自在にス
キャナユニット９が設けられている。このスキャナユニ
ット９は、キセノンランプ１０やルーフミラーレンズア
レイ１１や密着イメージセンサ８等をケース１２内に収
納することにより形成されている。

【００１２】前記本体ケース１４の上部には、前記コン
タクトガラス１５を開閉自在に覆う圧板１６が取付けら
れている。この圧板１６は、フレーム部１６ａとこのフ
レーム部１６ａにスライド自在に嵌合させた可動板１６
ｂとにより形成されている。前記フレーム部１６ａの端
部には一対のガイドレール部１７が固定され、これらの
ガイドレール部１７には略クランク状のレール溝１８が
形成されている。前記ガイドレール部１７の間にはＡＤ
Ｆ装置１９が配置され、このＡＤＦ装置１９の両端部に
固定されたピン２０が前記レール溝１８にスライド自在
に嵌合され、ピン２０をレール溝１８に沿ってスライド
させることにより前記ＡＤＦ装置１９が前記コンタクト
ガラス１５に接離するように上下方向へ移動する。

【００１３】前記可動板１６ｂは、前記コンタクトガラ
ス１５の上面を覆うとともに前記コンタクトガラス１５
と前記ＡＤＦ装置１９との間を閉止する閉止位置と、前
記コンタクトガラス１５と前記ＡＤＦ装置１９との間を
開放して前記ＡＤＦ装置１９が前記コンタクトガラス１
５に近接する下方位置へ移動することを許容する開放位
置とへスライド自在に設けられている。

【００１４】このような構成において、コンタクトガラ
ス１５上に載置した静止原稿の画像読取について説明す
る。図２（ａ）に示すように、ＡＤＦ装置１９を上方位
置へ移動させてコンタクトガラス１５から離反させ、可
動板１６ｂを閉止位置へスライドさせる。このような状
態の圧板１６でコンタクトガラス１５上に載置した静止
原稿を覆い、本体ケース１４の正面部に設けた操作パネ
ル１３上の画像読取スタートキーを押す。すると、スキ
ャナユニット９がコンタクトガラス１５に沿って往復動
し、密着イメージセンサ８により静止原稿の画像が読取
られる。

【００１５】ＡＤＦ装置１９で搬送される移動原稿の画
像読取について説明する。図２（ｂ）に示すように可動
板１６ｂを開放位置へスライドさせ、その後、図２
（ｃ）に示すようにＡＤＦ装置１９をレール溝１８に沿
って下方へ移動させ、コンタクトガラス１５に近接させ
る。そして、移動原稿をＡＤＦ装置１９にセットし、画
像読取スタートキーを押す。すると、セットした移動原
稿がＡＤＦ装置１９により搬送され、この移動原稿の画
像がＡＤＦ装置１９に対向した位置で待機しているスキ
ャナユニット９の密着イメージセンサ８により読取られ
る。

【００１６】この画像読取装置では、ＡＤＦ装置１９で
搬送される移動原稿の画像読取を、静止原稿の画像を読
取るために圧板１６で覆う領域の一部を利用して行うた
め、画像読取装置の横幅寸法としては静止原稿の画像を
読取るだけの寸法があればよい。従って、画像読取装置
の小型化を容易に達成でき、また、画像読取装置の設置
面積を狭くできる。

【００１７】つぎに、本発明の第二の実施の形態を図３
に基づいて説明する。なお、図１及び図２において説明
した部分と同じ部分は同じ符号で示す（以下、同様）。
本実施の形態は、請求項２記載の発明に対応する。本体
ケース１４の上部には、コンタクトガラス１５を開閉自
在に覆う圧板１６が取付けられ、この圧板１６はフレー
ム部１６ａと可動板１６ｂとにより形成されている。フ
レーム部１６ａの端部には一対のガイドレール部１７が
固定され、これらのガイドレール部１７には上下方向に
延出したレール溝２１が形成されている。ＡＤＦ装置１
９の両端部に固定されたピン２０が前記レール溝２１に
スライド自在に嵌合されている。

【００１８】前記可動板１６ｂには、この可動板１６ｂ
を閉止位置へスライドさせたときに前記ピン２０の下端
縁に当接して前記ＡＤＦ装置１９をコンタクトガラス１
５から離反した上方位置へ移動させるとともにその位置
で保持し、可動板１６ｂを開放位置へスライドさせたと
きに前記ピン２０から離反して前記ＡＤＦ装置１９の保
持を解除することによりＡＤＦ装置１９を下方位置へ移
動させる一対の保持部２２が形成されている。

【００１９】このような構成において、図３（ａ）は、
コンタクトガラス１５上に載置した静止原稿の画像を読
取る状態を示している。この状態では、可動板１６ｂが
閉止位置にスライドし、保持部２２の上端縁部２２ａが
ピン２０の下端縁に当接することによりＡＤＦ装置１９
が上方位置へ移動した状態で保持されている。この状態
の圧板１６でコンタクトガラス１５上に載置した静止原
稿を覆い、操作パネル１３上の画像読取スタートキーを
押す。すると、スキャナユニット９がコンタクトガラス
１５に沿って往復動し、密着イメージセンサ８により静
止原稿の画像が読取られる。

【００２０】図３（ｂ）は、静止原稿の画像を読取る状
態からＡＤＦ装置１９により搬送される移動原稿の画像
読取状態へ切り換える途中の状態を示している。可動板
１６ｂを開放位置へ向けて所定寸法スライドさせると、
保持部２２の上端縁部２２ａがピン２０から外れ、ピン
２０が保持部２２のテーパー縁部２２ｂに当接する。可
動板１６ｂを引き続き開放位置へ向けてスライドさせる
と、ピン２０がテーパー縁部２２ｂに沿って下降すると
ともにＡＤＦ装置１９が次第に下方へ移動する。

【００２１】図３（ｃ）は、可動板１６ｂを開放位置ま
でスライドさせ、ＡＤＦ装置１９がコンタクトガラス１
５に近接した最下降位置まで移動した状態を示してい
る。ピン２０はレール溝１８の最下端部に嵌合してい
る。この状態で移動原稿をＡＤＦ装置１９にセットし、
画像読取スタートキーを押す。すると、セットした移動
原稿がＡＤＦ装置１９により搬送され、この移動原稿の
画像がＡＤＦ装置１９に対向した位置で待機しているス
キャナユニット９の密着イメージセンサ８により読取ら
れる。

【００２２】ＡＤＦ装置１９により搬送される移動原稿
の画像を読取る状態から静止原稿の画像を読取る状態へ
切り換える場合には、図３（ｃ）の状態から可動板１６
ｂを閉止位置へ向けてスライドさせる。可動板１６ｂを
所定位置までスライドさせると、保持部２２のテーパー
縁部２２ｂがピン２０の下端側外周面に当接する。この
当接後に可動板１６ｂを引き続き閉止位置へ向けてスラ
イドさせると、ＡＤＦ装置１９はピン２０とテーパー縁
部２２ｂとの当接により次第に押し上げられ、可動板１
６ｂを閉止位置へスライドさせたときに保持部２２の上
端縁部２２ａがピン２０の下端縁に当接し、ＡＤＦ装置
１９は図３（ａ）に示すようにコンタクトガラス１５か
ら離反した最上昇位置へ移動する。

【００２３】この画像読取装置では、ＡＤＦ装置１９で
搬送される移動原稿の画像読取を、静止原稿の画像を読
取るために圧板１６で覆う領域の一部を利用して行うた
め、画像読取装置の横幅寸法としては静止原稿の画像を
読取るだけの寸法があればよい。従って、画像読取装置
の小型化を容易に達成でき、また、画像読取装置の設置
面積を狭くできる。さらに、可動板１６ｂのスライド操
作によりＡＤＦ装置１９を自動的に上下動させることが
でき、従って、静止原稿の画像を読取る状態と移動原稿
の画像を読取る状態とへの切り換えを可動板１６ｂのス
ライド操作のみにより簡単に行える。

【００２４】つぎに、本発明の第三の実施の形態を図４
に基づいて説明する。本実施の形態は、請求項３記載の
発明に対応する。本実施の形態の基本的な構造は図１及
び図２に示した第一の実施の形態と同じであり、異なる
点は、ガイドレール部１７をフレーム部１６ａに着脱自
在に取付けた点である。フレーム部１６ａに対するガイ
ドレール部１７の取付けは、フレーム部１６ａに形成し
た取付穴２３に、ガイドレール部１７に形成した突起２
４を係合させることに行われている。

【００２５】このような構成において、本実施の形態で
は、コンタクトガラス１５上に載置した静止原稿の画像
読取と、ＡＤＦ装置１９で搬送される移動原稿の画像読
取とを行える。しかも、ＡＤＦ装置１９で搬送される移
動原稿の画像読取を、静止原稿の画像を読取るために圧
板１６で覆う領域の一部を利用して行うため、画像読取
装置の横幅寸法としては静止原稿の画像を読取るだけの
寸法があればよい。従って、画像読取装置の小型化を容
易に達成でき、また、画像読取装置の設置面積を狭くで
きる。

【００２６】さらに、本実施の形態ではＡＤＦ装置１９
をオプション扱いとすることができ、画像読取装置の本
体部分のコストを安くできる。

【００２７】つぎに、本発明の第四の実施の形態を図５
に基づいて説明する。本実施の形態は請求項３記載の発
明に対応する。本実施の形態の基本的な構造は図３に示
した第二の実施の形態と同じであり、異なる点は、ガイ
ドレール部１７をフレーム部１６ａに着脱自在に取付け
た点である。フレーム部１６ａに対するガイドレール部
１７の取付けは、フレーム部１６ａに形成した取付穴２
３に、ガイドレール部１７に形成した突起２４を係合さ
せることに行われている。

【００２８】このような構成において、本実施の形態で
は、コンタクトガラス１５上に載置した静止原稿の画像
読取と、ＡＤＦ装置１９で搬送される移動原稿の画像読
取とを行える。しかも、ＡＤＦ装置１９で搬送される移
動原稿の画像読取を、静止原稿の画像を読取るために圧
板１６で覆う領域の一部を利用して行うため、画像読取
装置の横幅寸法としては静止原稿の画像を読取るだけの
寸法があればよい。従って、画像読取装置の小型化を容
易に達成でき、また、画像読取装置の設置面積を狭くで
きる。

【００２９】さらに、可動板１６ｂのスライド操作によ
りＡＤＦ装置１９を自動的に上下動させることができ、
静止原稿の画像を読取る状態と移動原稿の画像を読取る
状態とへの切り換えを可動板１６ｂのスライド操作のみ
により簡単に行える。

【００３０】また、ＡＤＦ装置１９をオプション扱いと
することができ、画像読取装置の本体部分のコストを安
くできる。

【００３１】

【発明の効果】請求項１記載の発明によれば、本体ケー
スの上面部に設けられたコンタクトガラスと、このコン
タクトガラスの下側に移動自在及び任意位置固定自在に
設けられてこのコンタクトガラス上の原稿の画像を読取
る密着イメージセンサと、前記コンタクトガラスの上面
を開閉自在に覆う圧板とを有する画像読取装置におい
て、前記圧板をフレーム部とこのフレーム部にスライド
自在に嵌合された可動板とにより形成し、ＡＤＦ装置を
前記コンタクトガラスに接離するように上下方向移動自
在に前記フレーム部に取付け、前記可動板を前記コンタ
クトガラスの上面を覆うとともにこのコンタクトガラス
と前記ＡＤＦ装置との間を閉止する閉止位置と前記コン
タクトガラスと前記ＡＤＦ装置との間を開放して前記Ａ
ＤＦ装置が前記コンタクトガラスに近接する下方位置へ
移動することを許容する開放位置とへスライド自在に設
けたので、ＡＤＦ装置で搬送される移動原稿の画像読取
を、静止原稿の画像を読取るために圧板で覆う領域の一
部を利用して行うことができ、従って、この画像読取装
置の横幅寸法としては静止原稿の画像を読取るだけの寸
法があればよく、画像読取装置の小型化を容易に達成で
き、かつ、画像読取装置の設置面積を狭くすることがで
きる。

【００３２】請求項２記載の発明によれば、可動板を閉
止位置へスライドさせたときにＡＤＦ装置をコンタクト
ガラスから離反した上方位置へ移動させて保持し、可動
板を開放位置へスライドさせたときにＡＤＦ装置の保持
を解除する保持部を可動板に設けたので、可動板を閉止
位置へスライドさせることに伴ってＡＤＦ装置を自動的
に上方位置へ移動させてコンタクトガラスから離反させ
ることができ、また、可動板を開放位置へスライドさせ
ることに伴ってＡＤＦ装置を自動的にコンタクトガラス
に近接させることができ、従って、静止原稿の画像を読
取る状態と移動原稿の画像を読取る状態とへの切り換え
を可動板のスライド操作のみにより簡単に行える。

【００３３】請求項３記載の発明によれば、ＡＤＦ装置
を圧板に着脱自在に取付けたので、ＡＤＦ装置をオプシ
ョン扱いとすることができ、画像読取装置の本体部分の
コストを安くできる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第一の実施の形態を示す斜視図であ
る。

【図２】要部の構造を示す縦断正面図で、（ａ）は可動
板を閉止位置にスライドさせて静止原稿の画像を読取る
状態、（ｂ）は可動板を閉止位置から開放位置へスライ
ドさせる途中の状態、（ｃ）は可動板を開放位置へスラ
イドさせてＡＤＦ装置を下方へ移動させた状態である。

【図３】本発明の第二の実施の形態の要部の構造を示す
縦断正面図で、（ａ）は可動板を閉止位置にスライドさ
せて静止原稿の画像を読取る状態、（ｂ）は可動板を閉
止位置から開放位置へスライドさせる途中の状態、
（ｃ）は可動板を開放位置へスライドさせてＡＤＦ装置
を下方へ移動させた状態である。

【図４】本発明の第三の実施の形態の要部の構造を示す
縦断正面図で、（ａ）は可動板を閉止位置にスライドさ
せて静止原稿の画像を読取る状態、（ｂ）は可動板を閉
止位置から開放位置へスライドさせる途中の状態、
（ｃ）は可動板を開放位置へスライドさせてＡＤＦ装置
を下方へ移動させた状態である。

【図５】本発明の第四の実施の形態の要部の構造を示す
縦断正面図で、（ａ）は可動板を閉止位置にスライドさ
せて静止原稿の画像を読取る状態、（ｂ）は可動板を閉
止位置から開放位置へスライドさせる途中の状態、
（ｃ）は可動板を開放位置へスライドさせてＡＤＦ装置
を下方へ移動させた状態である。

【図６】従来例を示す斜視図である。

【図７】その一部を示す縦断正面図である。

【符号の説明】

１１ 密着イメージセンサ １４ 本体ケース １５ コンタクトガラス １６ 圧板 １６ａ フレーム部 １６ｂ 可動板 １９ ＡＤＦ装置 ２２ 保持部

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 本体ケースの上面部に設けられたコンタ
   クトガラスと、このコンタクトガラスの下側に移動自在
   及び任意位置固定自在に設けられてこのコンタクトガラ
   ス上の原稿の画像を読取る密着イメージセンサと、前記
   コンタクトガラスの上面を開閉自在に覆う圧板とを有す
   る画像読取装置において、前記圧板をフレーム部とこの
   フレーム部にスライド自在に嵌合された可動板とにより
   形成し、ＡＤＦ装置を前記コンタクトガラスに接離する
   ように上下方向移動自在に前記フレーム部に取付け、前
   記可動板を前記コンタクトガラスの上面を覆うとともに
   このコンタクトガラスと前記ＡＤＦ装置との間を閉止す
   る閉止位置と前記コンタクトガラスと前記ＡＤＦ装置と
   の間を開放して前記ＡＤＦ装置が前記コンタクトガラス
   に近接する下方位置へ移動することを許容する開放位置
   とへスライド自在に設けたことを特徴とする画像読取装
   置。
2. 【請求項２】 可動板を閉止位置へスライドさせたとき
   にＡＤＦ装置をコンタクトガラスから離反した上方位置
   へ移動させて保持し、前記可動板を開放位置へスライド
   させたときに前記ＡＤＦ装置の保持を解除する保持部を
   前記可動板に設けたことを特徴とする請求項１記載の画
   像読取装置。
3. 【請求項３】 ＡＤＦ装置を圧板に着脱自在に取付けた
   ことを特徴とする請求項１又は２記載の画像読取装置。