JPH1055926A - チョークコイル装置 - Google Patents

チョークコイル装置

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Publication number
JPH1055926A
JPH1055926A JP22769196A JP22769196A JPH1055926A JP H1055926 A JPH1055926 A JP H1055926A JP 22769196 A JP22769196 A JP 22769196A JP 22769196 A JP22769196 A JP 22769196A JP H1055926 A JPH1055926 A JP H1055926A
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JP
Japan
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coil wire
coil
connector
wire
choke coil
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JP22769196A
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Kiyobumi Nakayama
清文 中山
Kenji Hirota
健治 広田
Toru Imai
亨 今井
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Mitsuba Corp
Original Assignee
Mitsuba Corp
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  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐水性、耐振性を高めつつコストを低減す
る。 【解決手段】 コア11が内蔵されたボビン12の左側
被巻回部17および右側被巻回部18に第1コイル線材
21および第2コイル線材22が正逆方向に同数回巻回
されている。コイル線材21、22は線形の導体24が
絶縁性および可撓性を有するステム25に封入された導
線(ビニール電線)23によって構成されている。コイ
ル線材21、22の両端には各コネクタ26〜28が機
械的かつ電気的に接続されている。両コイル線材は保護
チューブ32で被覆されている。 【効果】 コイル線材はそれ自体が高い絶縁性、耐水性
を備えているため、複雑なシーリング構造を省略でき
る。チョークコイル装置はコネクタで電源やモータに直
接接続でき、半田付け作業、ワイヤリング・ハーネスを
省略できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チョークコイル装
置に関し、特に、負荷から伝わる電気的ノイズ(以下、
ノイズという。)が電気配線に伝達されるのを抑制する
チョークコイル装置に係り、例えば、電動モータ(以
下、モータという。)を駆動する際に発生するノイズが
電気配線に伝達されるのを抑制するノイズ・サプレッサ
に利用して有効なものに関する。
【0002】
【従来の技術】モータの駆動ノイズが電気回路に伝達さ
れるのを抑制するノイズ・サプレッサとして、電源とモ
ータとを結ぶ配線中にチョークコイルが挿入されること
がある。従来のこの種のチョークコイルは、コイル線材
として裸の銅線またはエナメル線(銅線の表面がワニス
で被覆された導線)がコアの外周に複数回巻回されて構
成されている。
【0003】例えば、自動車に搭載されるモータの電気
駆動回路におけるノイズ・サプレッサには、耐振動性や
耐水性等が要求される。このような耐振動性や耐水性等
が要求されるノイズ・サプレッサに使用されるチョーク
コイル装置として、次のような構成を備えているものが
提案されている。すなわち、コアの外周にコイル線材が
巻回されて構成されたチョークコイルの両端には一対の
ターミナルがそれぞれ半田付けされ、両ターミナルがコ
ネクタの絶縁保持体を構成するベースにそれぞれ圧入さ
れることにより、機械的強度が高められている。ベース
にカバーが被せ付けられるとともに、カバーとベースと
の間にシールリングが介設されたり、カバー内にシーリ
ング剤が充填されることにより、チョークコイルの耐水
性が高められている。そして、チョークコイルは両ター
ミナルに電源およびモータに専用のワイヤリング・ハー
ネスを介して電気的に接続されることになる。
【0004】なお、この種のチョークコイルの取付構造
を述べてある例として、日本国特許庁実用新案公報実公
平6−21213号がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記したチョークコイ
ル装置においては、次のような点で製造コストが増加す
る。チョークコイルのコイル線材の端末がターミナルに
半田付けされるため、作業性が低い。チョークコイルを
モータおよび電源に電気的に接続するのに、専用のワイ
ヤリング・ハーネスが必要となる。耐水性を高めるため
に、シールリングやシーリング充填剤が必要になる。
【0006】本発明の目的は、耐水性を高めつつ、製造
コストを大幅に低減することができるチョークコイル装
置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るチョークコ
イル装置は、コアの外側に複数回巻回されたコイル線材
は線形の導体が絶縁性および可撓性を有するステムに封
入された導線によって構成されており、前記コイル線材
の両端には各コネクタが、前記ステムがコネクタの絶縁
保持体に挿入されて前記導線がコネクタの接触子に電気
的に接続された状態で、それぞれ機械的かつ電気的に接
続されていることを特徴とする。
【0008】好ましくは、一対のコイル線材を前記コア
の両端部にそれぞれ配置して互いに同数回ずつ正逆方向
に巻回する。
【0009】線形の導体が絶縁性および可撓性を有する
ステムに封入された導線によって構成されたコイル線材
は、それ自体が高い耐水性を備えているため、シールリ
ングやシーリング充填剤による複雑なシーリング構造を
省略することができる。また、コイル線材の両端にはコ
ネクタが備え付けられているため、電源や負荷に直接的
に接続することができ、半田付け作業およびワイヤリン
グ・ハーネスを省略することができる。
【0010】一対のコイル線材がコアの両端部において
互いに同数回ずつ正逆方向に巻回されている場合には、
一対のコイル線材に流れる電流の向きが逆になり、同一
のコアにおいて同方向の磁束が作用するため、ノイズ低
減効果がより一層大きくなる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施形態である
チョークコイル装置を示しており、(a)は一部省略一
部切断正面図、(b)は(a)のb−b線に沿う拡大部
分断面図である。図2はその一部省略斜視図である。図
3は本発明に係るチョークコイル装置が接続されたモー
タ駆動電気回路をそれぞれ示す各回路図であり、(a)
は一対のコイル線材が正逆方向に巻回された場合を示
し、(b)は一対のコイル線材が同一方向に巻回された
場合をそれぞれ示している。図4は本発明に係るチョー
クコイル装置のノイズ低減効果をそれぞれ示す各線図で
あり、(a)は一対のコイル線材が正逆方向に巻回され
た場合を示し、(b)は一対のコイル線材が同一方向に
巻回された場合をそれぞれ示している。
【0012】本実施形態において、本発明に係るチョー
クコイル装置は、自動車に搭載される種々のモータの駆
動電気回路に対応可能なノイズ・サプレッサに好適なも
のとして構成されている。本実施形態に係るチョークコ
イル装置10はコア11が内蔵されたボビン12を備え
ている。コア11は透磁率の高い材料の一例であるフェ
ライトが使用されて細長い丸棒形状に形成されている。
ボビン12は塩化ビニール等の樹脂が使用されて一体成
形されており、円筒形状に形成されたボビン本体13
と、ボビン本体13の両端および中央に径方向外向きに
それぞれ突設された左端鍔部14、右端鍔部15および
中央鍔部16とを備えている。コア11はボビン本体1
3の中空部内に封入されている。ボビン本体13の左端
鍔部14と中央鍔部16との間の外周面によって左側被
巻回部17が形成され、ボビン本体13の右端鍔部15
と中央鍔部16との間の外周面によって右側被巻回部1
8が形成されている。
【0013】左端鍔部14、右端鍔部15および中央鍔
部16には後記する各コイル線材の巻き端部を保持する
ための保持凹部としての保持溝が一対ずつ、それぞれ径
方向内向きに形成されている。左端鍔部14、右端鍔部
15および中央鍔部16毎において、一方の各保持溝
(以下、上側保持溝という。)14a、15a、16a
に対して他方の各保持溝(以下、下側保持溝という。)
14b、15b、16bは周方向に180度の位相差を
もって互いに径方向で対向されている。左端鍔部14、
右端鍔部15および中央鍔部16間において、各上側保
持溝14aと15aと16a、および、各下側保持溝1
4bと15bと16bとは径方向の各同一位置でそれぞ
れ軸方向に一列に整列されている。
【0014】本実施形態に係るチョークコイル装置10
は一対のコイル線材21および22を備えている。一方
のコイル線材(以下、第1コイル線材という。)21は
ボビン12の左側被巻回部17に複数回巻回されてお
り、他方のコイル線材(以下、第2コイル線材とい
う。)22はボビン12の右側被巻回部18に、第1コ
イル線材21の巻回方向とは逆方向に第1コイル線材2
1の巻回数と同数回巻回されている。すなわち、第1コ
イル線材21と第2コイル線材22とは互いに正逆方向
に同数回ずつそれぞれ巻回されている。つまり、第1コ
イル線材21と第2コイル線材22とは電流の向きが逆
となるため、電磁的に和動接続されており、第1コイル
線材21によってコア11に形成される磁束と、第2コ
イル線材22によってコア11に形成される磁束とがコ
ア11において互いに加わり合うように設定されてい
る。
【0015】第1コイル線材21および第2コイル線材
22はいずれも、線形の導体が絶縁性および可撓性を有
するステムに封入された導線の一例であって、市場にて
容易にしかも安価に入手することができる所謂ビニール
電線23が使用されて構成されている。すなわち、ビニ
ール電線23は細長い銅線を多数本束ねられて形成され
た線形の導体24が、絶縁性および可撓性を有する材料
である塩化ビニールが使用されて細長い円筒チューブ形
状に形成されたステム25の中空部内に封入されて形成
されている。
【0016】第1コイル線材21の巻き始め端部はボビ
ン12の左端鍔部14の上側保持溝14aに嵌入され、
第1コイル線材21の巻き終わり端部は中央鍔部16の
上側保持溝16aに嵌入されている。両巻き端部は各保
持溝14a、16aへの嵌入によってそれぞれ保持され
た状態になるため、ビニール電線23によって構成され
た第1コイル線材21であっても巻回状態は確実に維持
される。第1コイル線材21の中央鍔部16側の直線延
長部分は右側被巻回部18を跨いで、右端鍔部15の上
側保持溝15aに嵌入される。
【0017】第2コイル線材22の巻き始め端部はボビ
ン12の右端鍔部15の下側保持溝15bに嵌入され、
第2コイル線材22の巻き終わり端部は中央鍔部16の
下側保持溝16bに嵌入されている。両巻き端部は各保
持溝15b、16bへの嵌入によってそれぞれ保持され
た状態になるため、ビニール電線23によって構成され
た第2コイル線材22であっても巻回状態は確実に維持
される。第2コイル線材22の中央鍔部16側の直線延
長部分は左側被巻回部17を跨いで、左端鍔部14の下
側保持溝14bに嵌入される。
【0018】第1コイル線材21の両端には極性で一対
のコネクタ26および27がそれぞれ機械的かつ電気的
に接続されており、第2コイル線材22の両端にも一対
のコネクタ28および27がそれぞれ機械的かつ電気的
に接続されている。各コネクタは市場にて容易にしかも
安価に入手することができるとともに、自動車のワイヤ
リング・ハーネスに汎用されている規格品が使用されて
構成されている。すなわち、コネクタは、このチョーク
コイル装置10の接続相手となる電源およびモータのコ
ネクタにおける接触子に電気的に接続する接触子30
と、絶縁性を有する樹脂によって一体成形されて接触子
30を保持する絶縁保持体31とを備えており、絶縁保
持体31が相手方コネクタの絶縁保持体に嵌合して機械
的に接続し、この機械的接続によって接触子30が相手
方コネクタの接触子に電気的に接続するように構成され
ている。ちなみに、コネクタ27は2本の接触子27
a、27bが同一の絶縁保持体31によって保持されて
いる。
【0019】ボビン12は保護チューブ32によって被
覆されている。保護チューブ32は塩化ビニール等の絶
縁性を有する材料が使用されて、ボビン12の各鍔部の
外径よりも若干大きめの内径を有する円筒形状に形成さ
れている。保護チューブ32の中央部にはチョークコイ
ル装置10をモータのハウジングや電源のハウジング等
に固定させるのに使用される取付具33が固着されてい
る。なお、ボビン12に巻回された第1コイル線材21
および第2コイル線材22はそれ自体で充分な耐水性を
具備している。
【0020】第1コイル線材21の左端鍔部14の上側
保持溝14aからの引出し部位と一方のコネクタ26と
の間の部分と、第2コイル線材22の左端鍔部14の下
側保持溝14bからの引出し部位と一方のコネクタ28
との間の部分とは、チューブ34によって被覆されるこ
とにより束ねられている。第1コイル線材21の右端鍔
部15の上側保持溝15aからの引出し部位と他方のコ
ネクタ27との間の部分と、第2コイル線材22の右端
鍔部15の下側保持溝15bからの引出し部位と他方の
コネクタ27との間の部分とは、チューブ35によって
被覆されることにより束ねられている。
【0021】次に、前記構成に係るチョークコイル装置
の使用方法および作用を、自動車に搭載されるモータの
駆動電気回路の場合について図3によって説明する。
【0022】前記構成に係るチョークコイル装置10は
車載用モータの駆動電気回路40に図3(a)に示され
ているように介設される。第1コイル線材21の一方の
コネクタ(以下、第1電源接続用コネクタという。)2
6は電源41側のプラス端子のコネクタ(電源プラス側
コネクタ)42に機械的かつ電気的に接続されている。
第1コイル線材21の他方のコネクタ(以下、第1モー
タ接続用コネクタという。)27はモータ44のコネク
タに機械的に接続され、その接触子27aがプラス端子
45に電気的に接続されている。第2コイル線材22の
一方のコネクタ(以下、第2電源接続用コネクタとい
う。)28は電源41側のマイナス端子のコネクタ(電
源マイナス側コネクタ)43に機械的かつ電気的に接続
されている。第2コイル線材22の他方のコネクタであ
るモータ接続用コネクタ27の接触子27bはモータ4
4のマイナス端子46に電気的に接続されている。
【0023】電源41の電流Iは第1電源接続用コネク
タ26から第1コイル線材21を流れ、モータ接続用コ
ネクタ27の接触子27aによりモータ44に供給され
る。モータ44を流れた電流Iはモータ接続用コネクタ
27の接触子27bから第2コイル線材22を流れ、第
2電源接続用コネクタ28から電源41に流れる。電流
が第1コイル線材21および第2コイル線材22を流れ
る際に、そのインダクタンス成分によって比較的高い周
波数の電流が阻止され、直流または比較的低い周波数の
電流だけが通過されるため、モータの駆動電気回路40
のノイズは低減される。この際、第1コイル線材21と
第2コイル線材22とは巻回方向が正逆方向で巻回数が
同数に設定されていることにより、共通のコア11にお
いて第1コイル線材21と第2コイル線材22とによっ
てそれぞれ発生する磁束Φが互いに加わり合う方向に作
用するため、ノイズの低減効果はきわめて良好になる。
【0024】図3(b)は第1コイル線材21と第2コ
イル線材22との巻回方向を同一方向とした場合を示し
ている。この場合も、第1コイル線材21および第2コ
イル線材22は高い周波数の電流を阻止するため、モー
タ駆動電気回路40のノイズは低減される。なお、両コ
イル線材21、22を同一方向に巻いた場合には、電流
Iの向きが同一となるように結線して和動接続とすれ
ば、ノイズ低減効果が高まる。
【0025】図4は本発明に係るチョークコイル装置の
効果をそれぞれ示す各線図であり、(a)は図3(a)
に対応する場合を、(b)は図3(b)に対応する場合
をそれぞれ示している。
【0026】図4において、縦軸にはノイズの大きさ
(dBμ)が取られ、横軸には周波数(MHz)が取ら
れている。特性曲線NaおよびNbはモータにコンデン
サが接続された従来例の場合を示しており、特性曲線M
aおよびMbは本発明の場合をそれぞれ示している。特
性曲線Maが得られた時のチョークコイル装置における
第1コイル線材および第2コイル線材の巻回数は正逆各
7.5回で、各インダクタンスはそれぞれ2.0μHで
ある。特性曲線Mbが得られた時のチョークコイル装置
における第1コイル線材および第2コイル線材の巻回数
はいずれも7.5回で、各インダクタンスはそれぞれ
3.8μHである。
【0027】図4(a)および(b)によれば、本発明
に係るチョークコイル装置を使用した場合には使用しな
い従来例の場合に比べて、ノイズが低減されることが理
解される。図4(a)と(b)との比較によれば、第1
コイル線材と第2コイル線材とを正逆方向に巻回した場
合の方が、第1コイル線材と第2コイル線材を同一方向
に巻回した場合の方よりもノイズ低減効果が高いことが
理解される。
【0028】なお、図4では約6.5MHz〜約115
MHzの周波数帯域(以下、FM帯という。)について
示しているが、約0.5MHz〜約1.5MHzの周波
数帯域(以下、AM帯という。)についても、本発明に
係るチョークコイル装置のノイズ低減効果が実験によっ
て検証されている。例えば、FM帯における特性曲線M
aのノイズ低減効果が18.5dBμである時、正逆巻
回方向の場合のAM帯におけるノイズ低減効果は、1.
7dBμであった。
【0029】前記実施形態によれば次の効果が得られ
る。 線形の導体24が絶縁性および可撓性を有するステ
ム25に封入された導線であるビニール電線23によっ
て構成された第1コイル線材21および第2コイル線材
22はそれ自体が高い絶縁性および耐水性を備えている
ため、シールリングやシーリング充填剤による複雑なシ
ーリング構造を省略することができる。但し、シールリ
ングやシーリング充填剤の使用を妨げるものではない。
【0030】 第1コイル線材21および第2コイル
線材22の各両端には各コネクタ26、27、28が接
続されているため、チョークコイル装置10は電源41
側およびモータ44側に直接的に接続することができ、
半田付け作業およびワイヤリング・ハーネスを省略する
ことができる。
【0031】 モータの駆動電気回路40においてモ
ータが発生するノイズを低減することができる。
【0032】 構造が簡単であるため、モータ駆動電
気回路毎のノイズの状況に合わせてコイル線材の巻回数
等を調整によって、モータの種々の仕様に容易に対応す
ることができる。
【0033】なお、本発明は前記実施形態に限定される
ものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種
々変更可能であることはいうまでもない。
【0034】例えば、チョークコイル装置は一対のコイ
ル線材によって構成するに限らず、一本のコイル線材に
よって構成してもよい。一本のコイル線材によってチョ
ークコイル装置が構成された場合において、一対のチョ
ークコイル装置をモータのプラス側およびマイナス側に
それぞれ接続してもよいし、一つのチョークコイル装置
をモータのプラス側またはマイナス側のいずれか一方に
接続してもよい。
【0035】コネクタは図2に示されているコネクタ2
6、28のように別体に構成してもよいし、コネクタ2
7のように複数個の接触子27a、27bを同一の絶縁
保持体で保持してもよい。負荷用のコネクタは一体的に
構成することが望ましい。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
チョークコイル装置の耐振性および耐水性を高めること
ができ、しかも、その製造コストを大幅に低減すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるチョークコイル装置
を示しており、(a)は一部省略一部切断正面図、
(b)は(a)のb−b線に沿う拡大部分断面図であ
る。
【図2】その一部省略斜視図である。
【図3】本発明に係るチョークコイル装置が接続された
モータ駆動電気回路をそれぞれ示す各回路図であり、
(a)は一対のコイル線材が正逆方向に巻回された場合
を示し、(b)は一対のコイル線材が同一方向に巻回さ
れた場合をそれぞれ示している。
【図4】本発明に係るチョークコイル装置のノイズ低減
効果をそれぞれ示す各線図であり、(a)は一対のコイ
ル線材が正逆方向に巻回された場合を示し、(b)は一
対のコイル線材が同一方向に巻回された場合をそれぞれ
示している。
【符合の説明】
10…チョークコイル装置、11…コア、12…ボビ
ン、13…ボビン本体、14…左端鍔部、15…右端鍔
部、16…中央鍔部、14a、15a、16a…上側保
持溝(保持凹部)、14b、15b、16b…下側保持
溝(保持凹部)、17…左側被巻回部、18…右側被巻
回部、21…第1コイル線材、22…第2コイル線材、
23…ビニール電線(導線)、24…線形の導体、25
…ステム、26、27、28…コネクタ、30…接触
子、31…絶縁保持体、32…保護チューブ、33…取
付具、34、35…チューブ、40…モータの駆動電気
回路、41…電源、42…プラス端子のコネクタ(電源
プラス側コネクタ)、43…マイナス端子のコネクタ
(電源マイナス側コネクタ)、44…モータ、45…プ
ラス端子、46…マイナス端子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01F 27/28 H01F 27/28 L

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コアと、このコアの外側に複数回巻回さ
    れたコイル線材とを備えているチョークコイル装置にお
    いて、 前記コイル線材は線形の導体が絶縁性および可撓性を有
    するステムに封入された導線によって構成されており、
    前記コイル線材の両端には各コネクタが、前記ステムが
    コネクタの絶縁保持体に挿入されて前記導線がコネクタ
    の接触子に電気的に接続された状態で、それぞれ機械的
    かつ電気的に接続されていることを特徴とするチョーク
    コイル装置。
  2. 【請求項2】 前記コイル線材が一対、前記コアの両端
    部に巻回されているとともに、両コイル線材の各両端に
    は各コネクタがそれぞれ機械的かつ電気的に接続されて
    いることを特徴とする請求項1に記載のチョークコイル
    装置。
  3. 【請求項3】 前記一対のコイル線材は互いに同数回ず
    つ正逆方向に巻回されていることを特徴とする請求項2
    に記載のチョークコイル装置。
  4. 【請求項4】 前記コイル線材の外側が保護チューブに
    よって被覆されていることを特徴とする請求項1、2ま
    たは3に記載のチョークコイル装置。
  5. 【請求項5】 前記コアが絶縁性を有するボビンに内蔵
    されており、前記コイル線材がこのボビンに巻回されて
    いることを特徴とする請求項1、2、3または4に記載
    のチョークコイル装置。
  6. 【請求項6】 前記コイル線材の各巻き端部が前記ボビ
    ンの鍔部に形成された保持凹部によってそれぞれ保持さ
    れていることを特徴とする請求項5に記載のチョークコ
    イル装置。
JP22769196A 1996-08-09 1996-08-09 チョークコイル装置 Pending JPH1055926A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016051866A (ja) * 2014-09-02 2016-04-11 日本圧着端子製造株式会社 チョークコイル用接続端子及びこれを用いたノイズフィルタ
CN106158323A (zh) * 2016-08-11 2016-11-23 昆山凯迪汽车电器有限公司 连体式点火线圈
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