JPH105486A - 洗濯機の振動検出装置 - Google Patents

洗濯機の振動検出装置

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JPH105486A
JPH105486A JP8161595A JP16159596A JPH105486A JP H105486 A JPH105486 A JP H105486A JP 8161595 A JP8161595 A JP 8161595A JP 16159596 A JP16159596 A JP 16159596A JP H105486 A JPH105486 A JP H105486A
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JP
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vibration
light
washing machine
water receiving
lid
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Application number
JP8161595A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Mantani
和彦 萬谷
Masaji Kukino
政次 久木野
Masashi Osada
正史 長田
Masayuki Tokuchi
政幸 渡久地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Kentetsu Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Nihon Kentetsu Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Nihon Kentetsu Co Ltd, Mitsubishi Electric Corp filed Critical Nihon Kentetsu Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受水槽の水平方向及び垂直方向の異常振動の
検出精度向上、センサ位置決め管理の簡素化、蓋開閉検
出の兼用、及びほこり等経年変化の影響の低減を図るこ
と。 【解決手段】 受水槽3の外面に発光体10を、また外
箱1の内面に発光体10に対向する受光素子11a,1
1bを、それぞれ装着し、受光素子11a,11bの信
号を光強度検出手段12a,12bに入力して光強度を
検出し、光強度検出手段12a,12bの検出結果に基
づいて振動判定手段13により受水槽の異常振動を判定
するようにしたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗い、排水、すす
ぎ、脱水など一連の工程を自動的に行う洗濯機の振動検
出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の洗濯機の振動検出装置と
して、例えば特開平5-261198号公報に開示されたものが
ある。図31はこの公報に示された洗濯機の全体構成を
示す縦断面図である。
【0003】図に示すように、従来の洗濯機は、外箱5
0内に弾性吊持機構51を介して受水槽52を吊下支持
している。受水槽52内には、中心底部に回転翼53を
有しかつ側壁に脱水孔54aを設けた洗濯兼脱水槽54
が回転自在に配設されているとともに、受水槽52の外
下部に、回転翼53及び洗濯兼脱水槽54を回転駆動す
るモータ55を主とした駆動機構56が設置されてい
る。
【0004】更に、外箱50内の上部には、第1の検出
手段として機能する第1の振動検出装置57と、第2の
振動検知手段として機能する第2の振動検出装置58と
を設けている。このうち、第1の振動検出装置57は、
外箱50内の斜め前後に対向配置した発光ダイオードと
フォトトランジスタ(いずれも図示せず)とから構成さ
れ、また第2の振動検出装置58は、第1の振動検出装
置57よりも上方でかつ内方位置に同様に外箱50内の
斜め前後に対向配置した発光ダイオードとフォトトラン
ジスタ(いずれも図示せず)とから構成されている。ま
た受水槽52の後方上縁部には、その側面部から上面部
にかけて突出する断面L形の遮光板59を設けている。
【0005】このようなものにおいて、受水槽52が横
方向に振動すると、遮光板59で第1の振動検出装置5
7の発光ダイオードとフォトトランジスタとの間が遮ら
れ、このフォトトランジスタの出力電圧が「HI」から
「LOW」になる。
【0006】また、受水槽52が縦方向に振動すると、
遮光板59で第2の振動検出装置58の発光ダイオード
とフォトトランジスタの間が遮られ、このフォトトラン
ジスタの出力電圧が「HI」から「LOW」になる。
【0007】このように、第1及び第2の振動検出装置
57,58の出力電圧の変化により、振動内容(水平方
向の振動と垂直方向の振動)を判定する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記のような従来の洗
濯機の振動検出装置では、振動検出を第1及び第2の振
動検出装置57,58の各フォトトランジスタの「H
I」と「LOW」のパターンにより検出しているが、前
記パターンは、発光ダイオードとフォトトランジスタの
取り付け位置精度を厳しく管理しない場合、機体間の振
動検出誤差が大きくなる。
【0009】また、洗濯機を設置する際、床が傾いてい
る場合が当然考えられるが、この場合も発光ダイオード
とフォトトランジスタの初期位置が変化し、検出誤差要
因となる。
【0010】更に、受水槽52の異常振動を脱水初期に
検出しようとすると、遮光板59を大きくする必要があ
るが、その場合、振動により、遮光板59が第1及び第
2の振動検出装置57,58や外箱50と干渉する危険
性がある。
【0011】本発明の第1の技術的課題は、前記のよう
な問題を解決し、受光素子の出力電圧の時間的変化を見
ることで、受水槽の水平方向及び垂直方向の異常振動の
検出精度向上、センサ位置決め管理の簡素化、蓋開閉検
出の兼用、及びほこり等経年変化の影響の低減を図るこ
とにある。また、本発明の第2の技術的課題は、加速度
により発生する応力により異常振動を検出することで、
胴体当たりの防止、加速度危険領域の検出精度向上、セ
ンサ配置位置の自由度の拡大、及び信頼性の向上を図る
ことにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
洗濯機の振動検出装置は、下記の構成からなるものであ
る。すなわち、モータにより回転駆動される洗濯兼脱水
槽を内装した受水槽と、受水槽を吊下支持する外箱を有
する洗濯機において、受水槽の外面に装着した発光体
と、発光体に対向させて外箱の内面に装着した受光素子
と、受光素子の信号を入力して光強度を検出する光強度
検出手段と、光強度検出手段の検出結果に基づいて受水
槽の異常振動を判定する振動判定手段と、振動判定手段
の判定結果に基づいてモータを回転または停止させるモ
ータ制御手段と、を備えたものである。
【0013】また、本発明の請求項2に係る洗濯機の振
動検出装置は、請求項1のものにおいて、受光素子を水
平方向に位置をずらせて複数設置するとともに、光強度
検出手段を複数の受光素子に対応させて複数設置し、振
動判定手段にて複数の光強度検出手段の検出結果に基づ
き受水槽の異常振動を判定するようにしたものである。
【0014】また、本発明の請求項3に係る洗濯機の振
動検出装置は、下記の構成からなるものである。すなわ
ち、モータにより回転駆動される洗濯兼脱水槽を内装し
た受水槽と、受水槽を吊下支持する外箱を有する洗濯機
において、受水槽の外面に装着した発光体と、発光体に
対向させて外箱の内面に垂直方向に位置をずらせて複数
装着した受光素子と、これら受光素子に対応させて複数
設置され、これら受光素子の信号をそれぞれ入力してそ
れぞれの光強度を検出する光強度検出手段と、これら光
強度検出手段の検出結果に基づいて給水時に受水槽内の
重量を検出する重量検出手段と、重量検出手段の検出結
果に基づいて給水弁を開閉制御する給水弁駆動制御手段
と、を備えたものである。
【0015】また、本発明の請求項4に係る洗濯機の振
動検出装置は、請求項3のものにおいて、各光強度検出
手段の検出結果に基づいて受水槽の異常振動を判定する
振動判定手段と、振動判定手段の判定結果に基づいてモ
ータを回転または停止させるモータ制御手段と、を備え
たものである。
【0016】また、本発明の請求項5に係る洗濯機の振
動検出装置は、請求項1乃至請求項4のものにおいて、
発光体と受光素子との間の空間部に出没可能に配設した
遮光板と、外箱の上面開口部を覆う開閉可能な蓋と遮光
板との間に設置されて、蓋の開閉時の回転運動を遮光板
の空間部への出没運動に変換する運動方向変換機構と、
光強度検出手段の検出結果に基づいて蓋の開閉状態を検
出して、脱水中に蓋開があると、モータ制御手段に対し
モータを停止させるよう指令する蓋開閉検出手段と、を
備えたものである。
【0017】また、本発明の請求項6に係る洗濯機の振
動検出装置は、請求項1乃至請求項4のものにおいて、
洗濯兼脱水槽外面の満水時の水面よりも高位置となる部
位に、外方へ突出するブレードをその円周方向複数箇所
に設置するとともに、受水槽に、洗濯兼脱水槽の回転時
にこれと共回りするブレードによって生じた風を発光体
と受光素子へ導く風路を設けたものである。
【0018】また、本発明の請求項7に係る洗濯機の振
動検出装置は、下記の構成からなるものである。すなわ
ち、モータにより回転駆動される洗濯兼脱水槽を内装し
た受水槽と、受水槽を吊下支持する外箱を有する洗濯機
において、受水槽にその外面に対して垂直方向となるよ
うに装着した弾性柱と、弾性柱に貼着した歪みゲージ
と、弾性柱のたわみによる歪みゲージの信号を入力して
脱水工程時に受水槽の胴体当たり危険領域を検出する胴
体当たり検出手段と、胴体当たり検出手段の検出結果に
基づいてモータを回転または停止させるモータ制御手段
と、を備えたものである。
【0019】また、本発明の請求項8に係る洗濯機の振
動検出装置は、請求項7のものにおいて、歪みゲージが
垂直方向に対応するように、弾性柱を受水槽の側面側に
水平方向に延出させて取り付けるとともに、弾性柱のた
わみによる歪みゲージの信号を入力して脱水工程時に受
水槽の垂直方向の加速度危険領域を検出する加速度検出
手段と、加速度検出手段の検出結果に基づいてモータを
回転または停止させるモータ制御手段と、を備えたもの
である。
【0020】また、本発明の請求項9に係る洗濯機の振
動検出装置は、請求項7のものにおいて、弾性柱を受水
槽の下面側に垂下させて取り付けるとともに、弾性柱の
延出端に、先端に重心をおいた応力伝達部を歪みゲージ
に対応するように水平方向に延出させて設け、更に歪み
ゲージの信号を入力して、脱水工程時に受水槽の垂直方
向の加速度危険領域を検出する加速度検出手段と、加速
度検出手段の検出結果に基づいてモータを回転または停
止させるモータ制御手段と、を備えたものである。
【0021】また、本発明の請求項10に係る洗濯機の
振動検出装置は、下記の構成からなるものである。すな
わち、モータにより回転駆動される洗濯兼脱水槽を内装
した受水槽と、受水槽を吊下支持する外箱と、外箱の上
部にヒンジを介して取り付けられた開閉自在な蓋とを有
する洗濯機において、蓋側と係脱可能に外箱に取り付け
られ、蓋開時に蓋と係合して応力がかかり、蓋を閉じる
ことにより応力がかからなくなる弾性柱と、弾性柱に蓋
開時のたわみに対応するように貼着した歪みゲージと、
弾性柱の蓋開時のたわみによる歪みゲージの信号を入力
して脱水工程時に蓋開閉を検出する蓋開閉検出手段と、
蓋開閉検出手段の検出結果に基づいてモータを回転また
は停止させるモータ制御手段と、を備えたものである。
【0022】また、本発明の請求項11に係る洗濯機の
振動検出装置は、請求項7乃至請求項10のものにおい
て、弾性柱に、その歪みゲージに直角方向となるように
新たに貼着した歪みゲージと、新たに貼着した歪みゲー
ジの信号を入力して脱水工程時に受水槽の水平方向の加
速度危険領域を検出する加速度検出手段と、加速度検出
手段の検出結果に基づいてモータを回転または停止させ
るモータ制御手段と、を備えたものである。
【0023】また、本発明の請求項12に係る洗濯機の
振動検出装置は、外箱の内部または上面に配設した洗濯
機を制御する制御基板と、歪みゲージが貼着されて制御
基板に実装された弾性柱と、を備えたものである。
【0024】
【発明の実施の形態】
実施形態1.図1は本発明の請求項1,2,5,6に係
る洗濯機の振動検出装置を説明するための洗濯機の全体
構成を示す縦断面図、図2はその洗濯機のトップカバー
を取り外した状態を示す上面図である。
【0025】各図において、1は上面を開口した外箱、
2は開閉自在な蓋(図示せず)を有し外箱1の上面開口
部を覆うように配設したトップカバー、3はばね4aを
有する弾性吊持機構4を介して外箱1に弾性的に吊下支
持された受水槽、5は受水槽3内に回転自在に設置さ
れ、中心底部に回転翼6、側壁には脱水孔5aが設けら
れた洗濯兼脱水槽である。7は受水槽3の下部に配置さ
れて、回転翼6や洗濯兼脱水槽5を回転駆動する駆動機
構であり、モータ7aや減速機構7b等から構成されて
いる。8は給水弁8aを有し、トップカバー2の後方に
配設された給水口、9は脱水時に洗濯兼脱水槽5の振動
を低減するバランスリングである。10は受水槽3の外
側に取り付けられた赤外線発光ダイオード等からなる発
光体、11a,11bは発光体10に対向して外箱1の
内側に取り付けられたフォトトランジスタ等からなる第
1及び第2の受光素子であり、入射光の強度変化を電圧
に変換する。12a,12bは第1及び第2の光強度検
出手段、13は振動判定手段であり、これら第1及び第
2の光強度検出手段12a,12b及び振動判定手段1
3は、例えばマイクロコンピュータによって構成されて
おり、受水槽3の異常振動を検出する。14は振動判定
手段13から異常信号が出力されると使用者に警告を発
するブザー等で構成された警告手段、15は振動判定手
段13から異常信号が出力されるとモータ7aの回転を
停止させるモータ制御手段である。
【0026】振動検出装置のセンサ部である発光体10
と各受光素子11a,11bは、外箱1、受水槽3、弾
性吊持機構4のいずれにも光路が干渉しないように、外
箱1内の後方左側に配設されている。ここでは、発光体
10を受水槽3の外側上部に配設し、各受光素子11
a,11bを外箱1の内側上部に水平方向に位置をずら
せて配設した。
【0027】次に、本実施形態の洗濯機の振動検出装置
の動作について説明する。一般に、発光体10の光量
は、発光体10と受光素子との間の距離(以下、単に距
離と表記する)の2乗に反比例する。
【0028】また、各受光素子11a,11bは、入射
する光強度に比例した電圧を出力するが、異なる入射方
向に対して、異なる感度を持つ。
【0029】このような発光体と受光素子の指向特性を
図3及び図4に示す。図3は発光体の指向特性を示す
図、図4は受光素子の指向特性を示す図であり、いずれ
も相対指向角度θによる相対感度の変化を示している。
ここでは、発光体10は指向性の強いもの、各受光素子
11a,11bはいずれもやや指向性の弱いものを選ん
だ。このように、各受光素子11a,11bの出力電圧
は、距離および相対指向角度により変化する。
【0030】ところで、脱水運転時には受水槽3が振動
するため、受水槽3に取り付けられた発光体10も連動
して揺動し、各受光素子11a,11bとの位置関係が
変化する。
【0031】図5は図2に示した発光体10と各受光素
子11a,11bの取り得る位置関係を示したものであ
る。洗濯物偏りによる受水槽3の脱水アンバランス振動
(以下、単にアンバランスと表記する)は、単純化して
円運動に近似できる。
【0032】アンバランスが小さく、振動が小さい場
合、発光体10はαに示したような軌道を描く。この軌
道では、距離は中くらいで距離変化は小さく、相対指向
角度θの変化も小さい。したがって、図6に示すように
光強度検出手段12a,12bの出力波形は、振幅が小
さく、出力はやや弱い振動波形となる。
【0033】また、洗濯物の偏りが大きい状態で脱水運
転が開始された場合は、脱水回転が上がるにつれて振動
が激しくなり、発光体10は図5のγに示すような軌道
を描く。
【0034】まず、発光体10がγ0の位置にある時、
第1の受光素子11aと第2の受光素子11bのそれぞ
れに対し、等距離でかつ相対指向角度θa,θbがいず
れも約45°と等しく、最接近する時(発光体と受光素
子との相対指向角度が0°の時)を100%とすると、
この時の光量は約40%である。一方、各受光素子11
a,11bの感度は、相対指向角度θがいずれも約45
°のため、共に50%である。したがって、第1及び第
2の光強度検出手段12a,12bの出力値はピーク時
の20%となる。なお、出力値は次のように求めた。 A=B×C×D ただし、A:出力値 B:距離に基づく減衰分 C:相対指向角度θに基づく発光体の光量 D:相対指向角度θに基づく受光素子の感度
【0035】次に、発光体10がγ1の位置にある時、
第1の受光素子11aに最接近し、第1の受光素子11
aに対する相対指向角度θaが0°となり、第1の受光
素子11aの信号を受け、増幅しA/D変換する第1の
光強度検出手段12aの出力値は、γ軌道中で最大(1
00%)となる。一方、第2の受光素子との相対指向角
度θbは極めて大きくなり、第2の受光素子11bの信
号を受け、増幅しA/D変換する第2の光強度検出手段
12bの出力値は、ほぼ0となる。
【0036】同様にして、このγ軌道では、発光体10
がγ0〜γ9まで移動するにつれ、距離変化および相対
指向角度変化から、図3および図4の指向特性と見比べ
ることにより、光強度検出手段12a,12bの出力値
は、図7に示すような形で推移する。その時の出力波形
を図8の時系列グラフに示す。
【0037】また、アンバランスが中くらいで、振動が
中くらいの場合、発光体10は図5のβに示すような軌
道を描く。β軌道中の距離および相対指向角度θの変化
は、軌道αと軌道γの中間となる。
【0038】したがって、光強度検出手段12a,12
bの出力波形も、図6と図8の中間となる。その時の出
力波形を図9の時系列グラフに示す。図9中の(a)は
振動が中程度の場合の中の小の出力波形、図9中の
(b)は振動が中程度の場合の中の大の出力波形であ
る。
【0039】更に、洗濯物の偏りが極めて大きい場合に
は、受水槽3は、極めてゆっくりと回転しながら大きく
揺動し、外箱1と受水槽3が接触する、いわゆる胴体当
たりを起こすことがある。この場合、図10の時系列グ
ラフに示すように光強度検出手段12a,12bの出力
波形も最大ピークの大きい出力波形となる。したがっ
て、しきい値Pを図10に示すように設定することによ
り、振動判定手段13にて受水槽3の異常振動を検出す
ることができる。
【0040】振動判定手段13によって、受水槽3の振
動が異常レベルと判断された場合、異常信号がモータ制
御手段15と警告手段14に送られ、モータ7aを緊急
停止させるとともに、使用者に警告を発する。これによ
り、使用者は異常振動すなわち洗濯物偏りによる脱水停
止を知ることができるので、洗濯物の偏りを直してから
手動操作により復帰させることができる。
【0041】このように、停止状態の判定はもちろんの
こと、脱水回転開始時点から連続して受水槽3の振動値
が変化する様子を捉えることができるので、位置決めを
それほど厳密に行わなくても、初期設定(リセット)が
容易で、かつ脱水時の振動が許容レベルか異常レベルか
を判定できる。したがって、洗濯機がやや傾いて設置さ
れていても、この傾きに合わせた初期設定(リセット)
を行うことにより、使用時に発生する実際の異常な傾き
(異常振動)と停止状態にあるときの傾きとを区別する
ことができ、異常振動を判別することができる。更にレ
バーなどの接触する可動部を持たないため、信頼性を高
めることができる。
【0042】なお、ここでは振動検出装置のセンサ部に
複数(2個)の受光素子を設けたものを例に挙げて説明
した。これは、受光素子を複数設置することにより、素
子の品質のばらつきや組み立て時の素子の位置関係の誤
差などの吸収が可能となり、量産時に振動検出装置の機
体間検出精度のばらつきを減少させることができるから
である。しかし、異常振動の検出精度向上、センサ位置
決め管理の簡素化等の所期の目的の達成は、本実施形態
のような配置構成とすることにより、センサ部の受光素
子を1個としても実現可能である。
【0043】また、ここでは振動が激しい場合、緊急停
止後、使用者による手動操作により脱水動作を復帰させ
るようにしたものを例に挙げて説明したが、これを緊急
停止後、給水して、再度脱水動作を開始させるような自
動復帰の構成にすることも容易である。
【0044】実施形態2.図11は本発明の請求項3,
4,5,6に係る洗濯機の振動検出装置の給水前の状態
を示す要部拡大縦断面図、図12はその定格水量(ここ
では60リットル)まで受水槽に水が入った状態を示す
要部拡大縦断面図であり、各図中、前述の第1実施形態
(図1)に相当する部分には同一符号を付してある。
【0045】各図において、1は上面を開口した外箱、
2は開閉自在な蓋(図示せず)を有し外箱1の上面開口
部を覆うように配設したトップカバー、3はばね(図1
参照)を有する弾性吊持機構4を介して外箱1に弾性的
に吊下支持された受水槽、5は受水槽3内に回転自在に
設置された洗濯兼脱水槽であり、その中心底部には回転
翼(図1参照)が、側壁には脱水孔5aが設けられてい
る。回転翼や洗濯兼脱水槽5は、受水槽3の下部に配置
されたモータや減速機構等からなる駆動機構(図1参
照)によって回転駆動される。8は給水弁8aを有し、
トップカバー2の後方に配設された給水口、9は脱水時
に洗濯兼脱水槽5の振動を低減するバランスリングであ
る。10aは受水槽3の外側に取り付けられた赤外線発
光ダイオード等からなる発光体、11c,11dは発光
体10aに対向して外箱1の内側に取り付けられたフォ
トトランジスタ等からなる第3及び第4の受光素子であ
り、入射光の強度変化を電圧に変換する。
【0046】各受光素子11c,11dの発光体10a
に対する設定位置は、給水前は第3の受光素子11cが
発光体10aの正面に対向するように(図12)、また
定格水量まで給水された状態では第4の受光素子11d
が発光体10aの正面に対向するように(図11)、垂
直方向に位置をずらせて配設されている。
【0047】12c,12dは第3及び第4の光強度検
出手段、13Aは振動判定手段であり、これら第3及び
第4の光強度検出手段12c,12d及び振動判定手段
13Aは、例えばマイクロコンピュータによって構成さ
れており、受水槽3の異常振動を検出する。14は振動
判定手段13Aから異常信号が出力されると使用者に警
告を発するブザー等で構成された警告手段、15Aはモ
ータの運転を制御するモータ制御手段である。16は第
3及び第4の光強度検出手段12c,12dの出力信号
から受水槽3内の重量を検出する重量検出手段、17は
重量検出手段16の出力信号に基づいて給水弁8aを開
閉制御する給水弁駆動制御手段、18は重量検出手段1
6の出力信号に基づいて運転条件を設定する運転モード
決定手段である。それ以外の構成は前述の第1実施形態
のものと同様である。
【0048】次に、この実施形態の洗濯機の振動検出装
置の動作について説明する。給水時に受水槽3に水が入
ると、その重みを受けて弾性吊持機構4のばねが縮み、
受水槽3が下方へ沈み込み、これに伴って発光体10a
も各受光素子11c,11dとを結んだ初期の仮想的な
線に対して上下する。この沈み量は、受水槽3内の重量
にほぼ比例する。このとき、受水槽3内の重量(水量)
と第3及び第4の光強度検出手段12c,12dの出力
値との関係は図13のようになる。
【0049】すなわち、受水槽3内の重量(水量)が比
較的軽い場合は、下方の受光素子11cに対応する第3
の光強度検出手段12cの出力値が大きく、かつ上方の
受光素子11dに対応する第4の光強度検出手段12d
の出力値が小さい。また受水槽3内の重量(水量)が重
い場合は、逆に第第3の光強度検出手段12cの出力値
が低く、第4の光強度検出手段12dの出力値が大き
い。
【0050】この関係を用いて、例えばしきい値を設定
することにより、重量検出手段16により、容易に受水
槽3内の重量(水量)を検出することができる。したが
って、給水時に指定水位まで給水されると、重量検出手
段16は給水終了信号を出力し、給水弁駆動制御手段1
7によって、給水弁8aは閉じられる。また重量検出手
段16は、給水終了信号を運転モード決定手段18にも
送り、洗いまたはすすぎ運転が開始される。
【0051】このように、受水槽3の内部重量(水量)
の変化に伴う沈み量を、第3及び第4の受光素子11
c,11dより検出することにより、高価な重量センサ
または水位センサを用いることなしに、受水槽3内の重
量(水量)を検出することができる。特に、ここでは第
3及び第4の受光素子11c,11dが垂直方向に位置
をずらせて配設されているため、受水槽3の垂直方向の
振動をより正確に検出することができる。
【0052】なお、図示はしていないが、ここでも前述
の第1実施形態で説明した脱水回転時の異常振動を検出
する回路が別に設けられているが、この異常振動検出回
路のセンサ部となる受光素子を、この第2実施形態で用
いた第3及び第4の受光素子11c,11dに兼用させ
ることができることは、前述した異常振動検出の原理か
ら明らかである。
【0053】実施形態3.図14は本発明の請求項1,
2,3,4,5に係る洗濯機の振動検出装置の蓋閉止時
の状態を示す要部拡大縦断面図、図15はその蓋開放時
の状態を示す要部拡大縦断面図であり、各図中、前述の
第1実施形態(図1)に相当する部分には同一符号を付
してある。
【0054】各図において、1は上面を開口した外箱、
2は外箱1の上部にヒンジ21を介して取り付けられた
蓋2aを有し、外箱1の上面開口部を覆うトップカバ
ー、3はばね(図1参照)を有する弾性吊持機構4を介
して外箱1に弾性的に吊下支持された受水槽、5は受水
槽3内に回転自在に設置された洗濯兼脱水槽であり、そ
の中心底部には回転翼(図1参照)が、側壁には脱水孔
5aが設けられている。回転翼や洗濯兼脱水槽5は、受
水槽3の下部に配置されたモータや減速機構等からなる
駆動機構(図1参照)によって回転駆動される。8は給
水弁8aを有し、トップカバー2の後方に配設された給
水口、9は脱水時に洗濯兼脱水槽5の振動を低減するバ
ランスリングである。10は受水槽3の外側に取り付け
られた赤外線発光ダイオード等からなる発光体、11
a,11bは発光体10に対向して外箱1の内側に水平
方向に位置をずらせて取り付けられたフォトトランジス
タ等からなる第1及び第2の受光素子であり、入射光の
強度変化を電圧に変換する。
【0055】12a,12bは第1及び第2の光強度検
出手段、13は振動判定手段であり、これら第1及び第
2の光強度検出手段12a,12b及び振動判定手段1
3は、例えばマイクロコンピュータによって構成されて
おり、受水槽3の異常振動を検出する。14は振動判定
手段13から異常信号が出力されると使用者に警告を発
するブザー等で構成された警告手段、15はモータ7a
の運転を制御するモータ制御手段である。
【0056】22は蓋2aと一体化されたヒンジレバー
で、その自由端にはワイヤ23の一端が繋着されてい
る。24a,24bは第1及び第2の滑車であり、ワイ
ヤ23の延長方向を変えるアイドラーとして機能する。
【0057】25は上辺部にワイヤ23の他端が繋着さ
れた遮光板、26は遮光板25の下辺部と下方に位置し
て外箱1の内側に取り付けられたばね支持部材27との
間に張設された引張ばねであり、遮光板25を発光体1
0と第1及び第2の受光素子11a,11bとの間の空
間部方向(遮光方向)に常時引っ張る機能を有する。
【0058】28はマイクロコンピュータ等によって構
成された蓋開閉検出手段であり、脱水中に第1及び第2
の光強度検出手段12a,12bの出力信号が0となっ
たことが振動判定手段13によって知らせられた場合、
警告手段14とモータ制御手段15に対して蓋開信号を
出力し、使用者に警告を発するよう促すとともに、モー
タ7aを緊急停止させる機能を有する。それ以外の構成
は前述の第1及び第2実施形態のものと同様である。
【0059】次に、この実施形態の洗濯機の振動検出装
置の動作について説明する。脱水中に蓋2aを使用者が
開けると、ヒンジレバー22が時計方向に回動する。こ
れによって、ヒンジレバー22自由端のワイヤ繋着部と
第1の滑車24a間の距離が短くなり、その分ワイヤ2
3が下方へ繰り出されるように作用する。ワイヤ23は
引張ばね26によって常時引っ張られているため、前述
のように繰り出される結果を招くと、引張ばね26の作
用によって第1の滑車24a及び第2の滑車24bに沿
って向きを変えつつ走行し、ワイヤ23の先に配設され
ている遮光板25を下げ、発光体10と第1及び第2の
受光素子11a,11bとの間を遮閉する。その結果、
第1及び第2の光強度検出手段12a,12bの出力信
号がいずれも0となる。
【0060】蓋開閉検出手段28は、脱水中にもかかわ
らず、第1及び第2の光強度検出手段12a,12bの
出力信号が一定時間(例えば0.5秒間)0であると、
警告手段14とモータ制御手段15に対して蓋開信号を
出力する。
【0061】モータ制御手段15は、蓋開閉検出手段2
8から蓋開信号を受けると、モータ7aを緊急停止させ
る。また警告手段14は、蓋開閉検出手段28から蓋開
信号を受けると、使用者に警告を発し、蓋2aが開いて
いることを知らせる。
【0062】このように、蓋2aが開いていることを、
特別なセンサを用いることなしに、異常振動検出回路の
発光体10及び第1及び第2の受光素子11a,11b
と、遮光板25によって検知することができる。
【0063】なお、ここでは遮光板25を引張ばね26
で引っ張り、ワイヤ23に常に張力を与えることによっ
て、遮光板25が蓋2aの開閉動作に連動して上下方向
に移動するようにしたものを例に挙げて説明したが、遮
光板25を蓋2aの開閉動作に連動して発光体10と第
1及び第2の受光素子11a,11bとの間の空間部方
向に進退移動させ得る機構であれば如何様なものを採用
してもよい。例えば遮光板25を蓋2aの回転運動を発
光体10と第1及び第2の受光素子11a,11bとの
間の空間部に出没自在に配設するとともに、蓋2aと遮
光板25との間に、蓋2aの回転運動を遮光板25の前
記空間部への出没運動(上下方向の直線運動、横方向の
直線運動、又は揺動運動)に変換するリンク機構あるい
はギヤ機構を設けてもよい。
【0064】また、ここでは前述の第1実施形態のもの
に遮光板およびそのスライド機構を備えた蓋開閉検出装
置を付加したものを例に挙げて説明したが、前述の第2
実施形態のものにも適用できることは言うまでもない。
この場合、遮光板を横方向にスライドあるいは揺動させ
るようにすれば、運動方向変換機構部のストロークを小
さくすることができる。
【0065】実施形態4.図16は本発明の請求項1,
2,3,4,5,6に係る洗濯機の振動検出装置の要部
を拡大して示す縦断面図、図17はその洗濯機のトップ
カバーを取り外した状態を示す上面図であり、各図中、
前述の第1実施形態(図1)に相当する部分には同一符
号を付してある。
【0066】各図において、1は上面を開口した外箱、
2は開閉自在な蓋(図示せず)を有し外箱1の上面開口
部を覆うように配設したトップカバー、3はばね(図1
参照)を有する弾性吊持機構4を介して外箱1に弾性的
に吊下支持された受水槽、5は受水槽3内に回転自在に
設置された洗濯兼脱水槽であり、その中心底部には回転
翼(図1参照)が、側壁には脱水孔5aが設けられてい
る。回転翼や洗濯兼脱水槽5は、受水槽3の下部に配置
されたモータや減速機構等からなる駆動機構(図1参
照)によって回転駆動される。8は給水弁8aを有し、
トップカバー2の後方に配設された給水口、9は脱水時
に洗濯兼脱水槽5の振動を低減するバランスリングであ
る。10は受水槽3の外側に取り付けられた赤外線発光
ダイオード等からなる発光体、11a,11bは発光体
10に対向して外箱1の内側に水平方向に位置をずらせ
て取り付けられたフォトトランジスタ等からなる第1及
び第2の受光素子であり、入射光の強度変化を電圧に変
換する。これら発光体10及び第1及び第2の受光素子
11a,11bは、前述の第1実施形態の図1で説明し
た異常振動検出回路のセンサ部を構成するものである。
したがって、このセンサ部以外の異常振動検出回路の構
成については、図1を参照するものとし、ここでは省略
する。
【0067】31は洗濯兼脱水槽5外面の満水時の水面
よりも高位置となる部位(ここでは洗濯兼脱水槽5と共
回りするバランスリング9の外周面)に、複数設置され
て外方に突出する板状のブレード、32は発光体10及
び第1及び第2の受光素子11a,11b側に開口する
ように受水槽3から突出させて形成した風路口であり、
風路口32によって、ブレード31で発生した風を異常
振動検出回路のセンサ部である発光体10及び第1及び
第2の受光素子11a,11b側に導く風路33が形成
されている。それ以外の構成は前述の第1及び第2実施
形態のものと同様である。
【0068】次に、この実施形態の洗濯機の振動検出装
置の動作について説明する。脱水運転において、洗濯兼
脱水槽5が回転すると、ブレード31も連動して回転
し、風が生じる。この風は受水槽3とバランスリング9
の間を流れ、風路33に達し、風路口32から受水槽3
の外側に図中の矢印方向に流れ出す。この風は発光体1
0と第1及び第2の受光素子11a,11bにあたり、
付着するほこりを除去する。
【0069】このように、洗濯兼脱水槽5と共回りする
バランスリング9の外周面にブレード31を設けて、洗
濯兼脱水槽5の回転時に風を発生させ、発生した風を風
路口32から異常振動検出回路のセンサ部である発光体
10及び第1及び第2の受光素子11a,11b側に導
くようにしているので、特別なモータ、電気回路等を設
けることなしに、発光体10と第1及び第2の受光素子
11a,11bに付着するほこりを除去することがで
き、経年変化による検出精度低下を防ぐことができる。
【0070】なお、ここではブレード31および風路口
32を前述の第1実施形態のものに付加したものを例に
挙げて説明したが、これを前述の第2及び第3実施形態
のものにも適用できることは言うまでもない。
【0071】実施形態5.図18は本発明の請求項7,
11に係る洗濯機の振動検出装置の要部を示す縦断面
図、図19はこの実施形態で用いる応力検出装置を拡大
して示す斜視図、図20はその振動検出装置の回路図で
あり、図18中、前述の第1実施形態(図1)に相当す
る部分には同一符号を付してある。
【0072】各図において、1は上面を開口した外箱
で、その上面開口部は開閉自在な蓋を有するトップカバ
ーで覆われ、トップカバーの後方に給水弁を有する給水
口が配設されている。3はばね4aを有する弾性吊持機
構4を介して外箱1に弾性的に吊下支持された受水槽、
5は受水槽3内に回転自在に設置された洗濯兼脱水槽で
あり、その上縁部には脱水時の振動を低減するバランス
リングが設けられているとともに、その中心底部に回転
翼6が、また側壁に脱水孔5aが設けられている。回転
翼6や洗濯兼脱水槽5は、受水槽3の下部に配置された
モータ7aや減速機構7b等からなる駆動機構7によっ
て回転駆動される。41は受水槽3にその外面に対して
垂直方向となるように駆動機構7のベース7cの下面に
垂下させて取り付けた応力検出装置である。
【0073】応力検出装置41は、図19に示すように
センサ基板42上に形成された直方体からなる弾性柱4
3と、弾性柱43の周面にそれぞれ貼着された第1乃至
第4の歪みゲージ44a,44b,44c,44dとか
ら構成され、更にセンサ基板42にはコネクタ45と、
フィルタ46a,46bと、アンプ47a,47bが設
けられている。したがって、第1及び第3の歪みゲージ
44a,44cはX方向に対応し、また第2及び第4の
歪みゲージ44b,44dはY方向に対応する。
【0074】51aは応力検出装置41のX方向に対応
する第1及び第3の歪みゲージ44a,44cからの信
号を受ける水平方向の第1の胴体当たり検出手段、51
bは応力検出装置41のY方向に対応する第2及び第4
の歪みゲージ44b,44dからの信号を受ける水平方
向の第2の胴体当たり検出手段、52aはX方向に対応
する第1及び第3の歪みゲージ44a,44cからの信
号を受ける水平方向の第1の加速度検出手段、52bは
Y方向に対応する第2及び第4の歪みゲージ44b,4
4dからの信号を受ける水平方向の第2の加速度検出手
段、53は第1及び第2の胴体当たり検出手段51a,
51bと第1及び第2の加速度検出手段52a,52b
の検出結果に基づいてモータ7aを制御するモータ制御
手段である。
【0075】図21は歪み量と出力電圧の関係を示した
もので、ここでは応力検出装置41として、歪み量に対
し、リニアに出力電圧が得られるよう調整されているも
のを用いた。それ以外の構成は前述の第1及び第2実施
形態のものと同様である。
【0076】次に、この実施形態の洗濯機の振動検出装
置の動作について説明する。脱水運転において、受水槽
3が振動すると、その応力を受け、応力検出装置41の
弾性柱43がたわむ。弾性柱43がたわむと、各歪みゲ
ージ44a,44b,44c,44dにより、応力が電
気信号に変換される。各歪みゲージの信号は、フィルタ
46a,46bによりノイズ除去され、アンプ47a,
47bにより増幅されて、第1及び第2の胴体当たり検
出手段51a,51bと第1及び第2の加速度検出手段
52a,52bに送られる。
【0077】脱水初期において、アンバランスがない状
態では、脱水振動による受水槽3の変位が小さく、加速
度がほぼ0に等しい。したがって、応力検出装置28の
出力信号レベルもほぼ0となる。したがって、脱水初期
では、通常各胴体当たり検出手段51a,51bが応力
検出装置41によって変換された電気信号に基づいて、
異常振動を判定する。
【0078】一方、アンバランスがある場合は、洗濯兼
脱水槽5の回転はゆっくりであるが、中心からの変位が
大きくなり、受水槽3が外箱1にあたる、いわゆる胴体
当たりを起こすことがある。またゆっくりとした変位に
よる加速度は小さく、応力検出装置41の出力はほぼ0
である。しかし、胴体当たりによる急激な変化は、弾性
柱43に応力として作用するので、応力検出装置41の
出力として捉えられる。その時の出力波形の時系列デー
タの一例を図22に示す。図22中の矢印で示す部分に
胴体当たりが起きている。
【0079】このように、脱水初期では、きわめて微小
なレベルの振動を捉える必要があるので、第1及び第2
の胴体当たり検出手段51a,51bに設定するしきい
値は、図22中の破線に示したようになる。
【0080】また、脱水中期から終期にかけては、受水
槽3の振動が激しくなるため、アンバランスがある場合
は、弾性柱43には加速度による応力が極めて大きくか
かる。その時の応力検出装置41の出力波形の時系列デ
ータの一例を図23に示す。この時系列データから明ら
かなように、応力検出装置41の出力波形は、X方向と
Y方向で位相がずれた、洗濯兼脱水槽5の1回転を1周
期とする正弦波形とみなすことができる。したがって、
第1及び第2の加速度検出手段52a,52bにしきい
値を設けることにより、加速度危険領域を検出すること
ができる。このときの第1及び第2の加速度検出手段5
2a,52bしきい値は、第1及び第2の胴体当たり検
出手段51a,51bに設定するしきい値よりも当然大
きくなる。
【0081】このように、受水槽3の外面に垂直方向に
応力検出装置41を配設することにより、脱水時の受水
槽3の水平方向の異常振動を精度良く検出することがで
きる。
【0082】また、応力検出装置41は、原理的に加速
度の変化を捉えるので、位置検出センサによる異常振動
検出方式よりも組み立て時の位置合わせを厳密にする必
要がなく、センサ位置決め管理を簡素化することができ
る。
【0083】なお、ここでは歪みゲージを4個貼着した
構成としたが、X方向とY方向にそれぞれ1個ずつ貼着
した構成にしてもよい。その場合、用いる素子の数が減
る分、コストを削減するとことができる。
【0084】実施形態6.図24は本発明の請求項7,
8,11に係る洗濯機の振動検出装置の要部を示す縦断
面図であり、図中、前述の第5実施形態(図18)に相
当する部分には同一符号を付してある。
【0085】図において、1は上面を開口した外箱で、
その上面開口部は開閉自在な蓋を有するトップカバーで
覆われ、トップカバーの後方に給水弁を有する給水口が
配設されている。3はばね4aを有する弾性吊持機構4
を介して外箱1に弾性的に吊下支持された受水槽、5は
受水槽3内に回転自在に設置された洗濯兼脱水槽であ
り、その上縁部には脱水時の振動を低減するバランスリ
ングが設けられているとともに、その中心底部に回転翼
6が、また側壁に脱水孔5aが設けられている。回転翼
6や洗濯兼脱水槽5は、受水槽3の下部に配置されたモ
ータ7aや減速機構7b等からなる駆動機構7によって
回転駆動される。41Aは受水槽3にその外面に対して
垂直方向となるように、駆動機構7のベース7cの側面
に水平方向に延出させて取り付けた応力検出装置であ
り、その基本的な構成は前述の第5実施形態の図19で
説明したものと同様であるので、以下の説明では図19
を参照するものとする。
【0086】51cは応力検出装置41AのX方向(こ
こでは垂直方向)に対応する第1及び第3の歪みゲージ
44a,44cからの信号を受ける垂直方向の第3の胴
体当たり検出手段、51dは応力検出装置41AのY方
向(ここでは水平方向)に対応する第2及び第4の歪み
ゲージ44b,44dからの信号を受ける水平方向の第
4の胴体当たり検出手段、52cはX方向(ここでは垂
直方向)に対応する第1及び第3の歪みゲージ44a,
44cからの信号を受ける垂直方向の第3の加速度検出
手段、52dはY方向(ここでは水平方向)に対応する
第2及び第4の歪みゲージ44b,44dからの信号を
受ける水平方向の第2の加速度検出手段、53Aは第3
及び第4の胴体当たり検出手段51c,51dと第3及
び第4の加速度検出手段52c,52dの検出結果に基
づいてモータ7aを制御するモータ制御手段である。そ
れ以外の構成は前述の第5実施形態のものと同様であ
る。
【0087】この実施形態の洗濯機の振動検出装置にお
いては、応力検出装置41Aを受水槽3に対して水平方
向に取り付けているので、応力検出装置41Aに取り付
けた第1及び第3の歪みゲージ44a,44cが垂直方
向に対応し、第2及び第4の歪みゲージ44b,44d
が水平方向に対応する。したがって、受水槽3の垂直方
向の加速度による応力ばかりでなく、受水槽3の水平方
向の加速度による応力も検出することができる。このた
め、受水槽3の垂直方向の振動と水平方向の振動をより
正確に検出することができる。
【0088】実施形態7.図25は本発明の請求項7,
9,11に係る洗濯機の振動検出装置の要部を示す縦断
面図、図26はこの実施形態で用いる応力検出装置を拡
大して示す分解斜視図であり、各図中、前述の第5実施
形態(図18及び図19)に相当する部分には同一符号
を付してある。
【0089】各図において、1は上面を開口した外箱
で、その上面開口部は開閉自在な蓋を有するトップカバ
ーで覆われ、トップカバーの後方に給水弁を有する給水
口が配設されている。3はばねを有する弾性吊持機構を
介して外箱に弾性的に吊下支持された受水槽、5は受水
槽3内に回転自在に設置された洗濯兼脱水槽であり、そ
の上縁部には脱水時の振動を低減するバランスリングが
設けられているとともに、その中心底部に回転翼6が、
また側壁に脱水孔5aが設けられている。回転翼6や洗
濯兼脱水槽5は、受水槽3の下部に配置されたモータ7
aや減速機構等からなる駆動機構7によって回転駆動さ
れる。41Bは先端に錘61aを設けたからなる板状の
応力伝達部材61を有し、受水槽3に対して垂直方向と
なるように駆動機構7のベース等の下面に垂下させて取
り付けた応力検出装置である。
【0090】応力検出装置41Bは、図26に示すよう
にセンサ基板42上に形成された直方体からなる弾性柱
43と、弾性柱43の一側面に貼着された第1の歪みゲ
ージ44aと、第1の歪みゲージ44aが貼着された面
に直交する隣接面に貼着された第2の歪みゲージ44b
とから構成され、更にセンサ基板42にはコネクタ45
と、フィルタ及びアンプ(図20参照)が設けられてい
る。また弾性柱43の上面には、錘61aによって重心
が先端にある応力伝達部材61の基端部がねじ62によ
って止着され、応力検出装置41Bを受水槽3に取り付
けた際には、応力伝達部材61が水平方向に延出するよ
うになっていて、応力伝達部材61に生じる応力は弾性
柱43に伝えられて第2の歪みゲージ44bにて検出さ
れるようになっている。したがって、第1の歪みゲージ
44aはX方向(ここでは水平方向)に対応し、また第
2の歪みゲージ44bはY方向(ここでは垂直方向)に
対応する。それ以外の構成は前述の第5実施形態のもの
と同様である。
【0091】この実施形態の洗濯機の振動検出装置にお
いて、受水槽3の水平方向の振動は、X方向(水平方
向)を検出する第1の歪みゲーシ44aによって、加速
度による応力として検出される。また受水槽3の垂直方
向の振動は、応力伝達部材61の重心部に伝えられて加
速度による応力に変換され、次いで弾性柱43に伝えら
れてY方向の応力に向きが変わり、Y方向(垂直方向)
を検出する第2の歪みゲーシ44bによって、加速度に
よる応力として検出される。このため、応力検出装置4
1Bを受水槽3に対して垂直方向となるように駆動機構
7のベース等の下面に垂下させて取り付けても、受水槽
3の垂直方向の振動と水平方向の振動を検出することが
でき、設計的自由度が拡大する。
【0092】なお、ここでは応力伝達部を別部材から構
成して弾性柱43の上面にねじ62によって止着するよ
うにしたものを例に挙げて説明したが、これを弾性柱4
3そのものから延出する一体構成としてもよい。この場
合には応力伝達部の角度調整が不要となる。
【0093】実施形態8.図27は本発明の請求項1
0,11に係る洗濯機の振動検出装置の要部を拡大して
示す斜視図、図28はその動作の説明図であり、各図
中、前述の第5実施形態(図18及び図19)に相当す
る部分には同一符号を付してある。
【0094】各図において、2aは外箱の上部にヒンジ
21を介して取り付けられた蓋、2bは蓋2a側のヒン
ジ突出部であり、その周面の一部には切り欠きによる平
坦面(応力逃がし部)2cが形成されている。41Cは
蓋2aのヒンジ突出部2bの周面に係脱可能に外箱に取
り付けられた応力検出装置である。
【0095】応力検出装置41Cは、センサ基板42上
に形成された直方体からなる弾性柱43と、弾性柱43
の一側面に貼着された第1の歪みゲージ44aと、第1
の歪みゲージ44aが貼着された面に直交する隣接面に
貼着された第2の歪みゲージ44bとから構成され、更
にセンサ基板42にはコネクタと、フィルタ及びアンプ
(図20参照)が設けられている。また弾性柱43の上
面には、先端にばね特性を持たせた起立部71aを有す
る板状の応力伝達部材71の基端部がねじ72によって
止着され、応力検出装置41Cを外箱に取り付けた際に
は、起立部71aがヒンジ突出部2bの周面に係脱でき
るようになっている。
【0096】すなわち、図28中の(a)に示すように
蓋2aが閉じている状態では、応力伝達部材71の起立
部71aがヒンジ突出部2bの平坦面2cのエリア内に
位置し、起立部71aが平坦面2cから離れているか、
または両者がかすかに接触している状態にある。また図
28中の(b)に示す蓋2aが使用者の指が入る程度に
やや開いた状態から図28中の(c)示す全開状態まで
は、応力伝達部材71の起立部71aがヒンジ突出部2
bの平坦面エリアから出て周面と係合し、周面のカム作
用によって起立部71aが押された状態となる。そし
て、このときに応力伝達部材71に生じる応力は、弾性
柱43に伝えられて第2の歪みゲージ44bにて検出さ
れるようになっている。したがって、第1の歪みゲージ
44aはX方向(ここでは水平方向)に対応し、また第
2の歪みゲージ44bはY方向(ここではヒンジ突出部
回転方向)に対応する。
【0097】73は応力検出装置41CのX方向(水平
方向)に対応する第1の歪みゲージ44aからの信号を
受けて、受水槽3の水平方向の振動による変化のみを取
り出すハイパスフィルタから構成される応力検出手段、
74は応力検出装置41CのY方向(ヒンジ突出部回転
方向)に対応する第2の歪みゲージ44bからの信号を
受けて、蓋開閉による変化のみを取り出すローパスフィ
ルタから構成される蓋開閉検出手段、53Bは応力検出
手段73および蓋開閉検出手段74の検出結果に基づい
てモータ7aを制御するモータ制御手段である。それ以
外の構成は前述の第5実施形態のものと同様である。
【0098】この実施形態の洗濯機の振動検出装置にお
いて、蓋2aが閉じている図28中の(a)の状態で
は、応力伝達部材71の起立部71aがヒンジ突出部2
bの平坦面2cのエリア内に位置し、起立部71aが平
坦面2cから離れているか、または両者がかすかに接触
している状態にあるため、弾性柱43には蓋開閉検出手
段74が信号を出力するほどの応力はかからない。
【0099】一方、蓋2aがやや開いた状態から全開ま
での状態、すなわち図28中の(b)から図28中の
(c)までの状態では、ヒンジ突出部2bの周面のカム
作用によって起立部71aが押された状態となる。この
力が弾性柱43に応力として働き、応力に比例した電圧
が第2の歪みゲージ44bから出力される。
【0100】図29は受水槽のアンバランス振動および
蓋2aの開閉による出力波形の時系列グラフを示したも
ので、図29中の(a)は受水槽の振動による電圧変動
に蓋2aの開閉による電圧変動を重ね合わせた出力電圧
を示している。
【0101】図29中の(b)は図29中の(a)の波
形から受水槽の振動による変化分のみを取り出したもの
で、ハイパスフィルタから構成される応力検出手段73
により取り出すことによって得られる。応力検出装置4
1Cを外箱に取り付けたことにより、応力検出装置41
Cの出力はやや弱くなるものの、ノイズに埋もれるレベ
ルではないので、異常振動を容易に検出することがで
き、かつ作業性がよく、保守も簡単である。
【0102】図29中の(c)は図29中の(a)の波
形から蓋開閉による変化分のみを取り出したもので、ロ
ーパスフィルタから構成される蓋開閉検出手段74で得
ることができる。蓋開閉は受水槽の振動に比べ極めて低
い周波数であるので、受水槽の振動のレベルに影響を受
けない。振動のピーク値が破線のしきい値を超えたとき
に蓋開と判定することにより、蓋開閉を容易に検出でき
る。このため、蓋開閉検出を振動検出装置により容易か
つ確実に行うことができる。
【0103】なお、ここでは蓋開と判定するしきい値
を、説明の都合上、図29中の(a)の合成波形を用い
て説明した。このため、蓋2aが全開したときに蓋開と
判定するようにしきい値が設定されている。しかし、安
全性を確保するためには、しきい値はできるだけ低い値
に設定すべきである。この実施形態ではローパスフィル
タから構成される蓋開閉検出手段74によって、蓋開閉
による変化分のみを取り出しているため、この蓋開閉に
よる変化分のみの波形を用いてしきい値を低い値に設定
することが容易にでき、安全性の確保も容易である。
【0104】また、ここでは応力検出装置41Cの弾性
柱43にばね特性を持たせた起立部71aを有する応力
伝達部材71を取り付けて、応力伝達部材71を介して
弾性柱43がヒンジ突出部2bに係脱するようにしたも
のを例に挙げて説明したが、これを例えば弾性柱43を
ヒンジ突出部2bに直接係脱させるようにしてもよく、
要するに蓋開閉によって弾性柱43に応力がかかる構成
であれば、如何様な形態を採用してもよい。
【0105】また、ここではY方向に対応する第2の歪
みゲージ44bをローパスフィルタから構成される蓋開
閉検出手段74にのみ接続して蓋開閉検出専用のセンサ
として用いたものを例に挙げて説明したが、第2の歪み
ゲージ44bからの信号を受けるハイパスフィルタから
構成される第2の応力検出手段を新たに設けて、Y方向
(ここでは水平方向)の振動による変化をも取り出すよ
うにしてもよい。この場合、弾性柱43は応力伝達部材
71を介して蓋2aのヒンジ突出部2b側で規制され、
このヒンジ突出部2b側からの機械的な抵抗がY方向の
振動成分を取り出す際の障害となるが、この障害はヒン
ジ突出部2b側からの機械的な抵抗分の逆バイアスを予
めかけておくことにより取り除くことができる。
【0106】実施形態9.図30は本発明の請求項12
に係る洗濯機の振動検出装置の応力検出装置を実装した
制御基板を示す斜視図であり、図中、前述の第5実施形
態(図19)に相当する部分には同一符号を付してあ
る。
【0107】図において、41は前述の図19で説明し
たと同様の応力検出装置で、その弾性柱43には歪みゲ
ージが貼着されており、制御基板81内に実装されてい
る。制御基板81には、更に操作スイッチ82、表示出
力およびモータ等を制御するスイッチング素子の電子部
品83、これらをコントロールするマイクロコンピュー
タ84が実装されている。85は制御基板81を内部に
固定して、ウレタン樹脂を流し込むことにより固着支持
する基板カバーであり、外箱上面のトップパネル内に設
置されることにより、トップパネルを介して操作スイッ
チ82等の操作が可能となっている。
【0108】この実施形態の洗濯機の振動検出装置にお
いては、応力検出装置41を直接制御基板81に実装し
ているため、これらの間の別置き型にした場合のような
信号線の接続が不要になって、低コスト化が図れるとと
もに、信頼性を高めることができる。更に組立性も向上
し、省スペース化も図ることができる。
【0109】なお、ここでは応力検出装置41を、これ
を実装した制御基板81と共に基板カバー85内でウレ
タン樹脂により固着支持させるようにしたものを例に挙
げて説明したが、ウレタン樹脂の影響を避けるために、
応力検出装置をカバーで覆ってもよい。
【0110】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1の発明によ
れば、受水槽の外面に発光体を、また外箱の内面に発光
体に対向する受光素子を、それぞれ装着し、受光素子の
信号を光強度検出手段に入力して光強度を検出し、光強
度検出手段の検出結果に基づいて振動判定手段により受
水槽の異常振動を判定するようにしたので、停止状態の
判定はもちろんのこと、脱水回転開始時点から連続して
受水槽の振動値が変化する様子を捉えることができる。
このため、位置決めをそれほど厳密に行わなくても、初
期設定(リセット)が容易で、かつ脱水時の振動が許容
レベルか異常レベルかを判定できる。したがって、洗濯
機がやや傾いて設置されていても、この傾きに合わせた
初期設定(リセット)を行うことにより、使用時に発生
する実際の異常な傾き(異常振動)と停止状態にあると
きの傾きとを区別することができ、異常振動を判別する
ことができる。更にレバーなどの接触する可動部を持た
ないため、信頼性を高めることができる。
【0111】また、請求項2の発明によれば、受光素子
を水平方向に位置をずらせて複数設置するとともに、光
強度検出手段を複数の受光素子に対応させて複数設置
し、振動判定手段にて複数の光強度検出手段の検出結果
に基づき受水槽の異常振動を判定するようにしたので、
受水槽の横方向の異常振動を1個のみ装着する場合より
も精度良く判別することができるとともに、素子の品質
のばらつきや組み立て時の素子の位置関係の誤差などの
吸収が可能となり、量産時に振動検出装置の機体間検出
精度のばらつきを減少させることができ、信頼性が向上
する。
【0112】また、請求項3の発明によれば、また外箱
の内面に装着する発光体を垂直方向に位置をずらせて複
数配設し、これら受光素子の信号を光強度検出手段に入
力して光強度を検出し、光強度検出手段の検出結果に基
づいて重量検出手段により給水時に受水槽内の重量を検
出し、重量検出手段の検出結果に基づいて給水弁駆動制
御手段により給水弁を開閉制御するようにしたので、受
水槽の内部重量(水量)の変化に伴う沈み量を、高価な
重量センサや水位センサを用いることなく検出すること
ができ、コストを削減することができる。
【0113】また、請求項4の発明によれば、垂直方向
に配設した複数の受光素子の信号をそれぞれに対応する
光強度検出手段に入力して光強度を検出し、各光強度検
出手段の検出結果に基づいて振動判定手段により受水槽
の異常振動を判定するようにしたので、受水槽の垂直方
向の異常振動を精度良く検出することができる。
【0114】また、請求項5の発明によれば、発光体と
受光素子との間の空間部に出没可能に遮光板を配設する
とともに、運動方向変換機構により蓋の開閉時の回転運
動を遮光板の空間部への出没運動に変換し、光強度検出
手段の検出結果に基づいて蓋開閉検出手段により蓋の開
閉状態を検出して、脱水中に蓋を開けたときにはモータ
すなわち洗濯兼脱水槽を停止させるようにしたので、特
別なセンサを用いることなしに、異常振動検出回路の発
光体と受光素子を利用して蓋開状態を検知することがで
きる。このため、コストを削減しつつ安全性を向上させ
ることができる。
【0115】また、請求項6の発明によれば、洗濯兼脱
水槽外面の満水時の水面よりも高位置となる部位に、外
方へ突出するブレードをその円周方向複数箇所に設置す
るとともに、受水槽に、洗濯兼脱水槽の回転時にこれと
共回りするブレードによって生じた風を発光体と受光素
子へ導く風路を設けたので、特別なモータ、電気回路等
を設けることなしに、発光体と受光素子に付着するほこ
りを除去することができ、経年変化による検出精度低下
を防ぐことができる。
【0116】また、請求項7の発明によれば、受水槽に
その外面に対して垂直方向となるように弾性柱を装着し
て、弾性柱に歪みゲージを貼着し、弾性柱のたわみによ
る歪みゲージの信号を胴体当たり検出手段に入力して脱
水工程時に受水槽の胴体当たり危険領域を検出するよう
にしたので、脱水時の受水槽の胴体当たりを精度良く検
出することができる。
【0117】また、請求項8の発明によれば、歪みゲー
ジが垂直方向に対応するように、弾性柱を受水槽の側面
側に水平方向に延出させて取り付けるとともに、弾性柱
のたわみによる歪みゲージの信号を加速度検出手段に入
力して、脱水工程時に受水槽の垂直方向の加速度危険領
域を検出するようにしたので、脱水時の受水槽の垂直方
向の異常振動を精度良く検出することができる。
【0118】また、請求項9の発明によれば、弾性柱を
受水槽の下面側に垂下させて取り付けるとともに、弾性
柱の延出端に、先端に重心をおいた応力伝達部を歪みゲ
ージに対応するように水平方向に延出させて設け、歪み
ゲージの信号を加速度検出手段に入力して、脱水工程時
に受水槽の垂直方向の加速度危険領域を検出するように
したので、弾性柱を受水槽の下面側に垂下させて取り付
けても、垂直方向の振動を検出することができ、設計的
自由度が拡大する。
【0119】また、請求項10の発明によれば、外箱の
上部にヒンジを介して取り付けられた開閉自在な蓋と係
脱可能に弾性柱を外箱に取り付け、蓋開時に蓋と係合し
て応力がかかり、蓋を閉じることにより応力がかからな
くなるように設定するとともに、弾性柱に蓋開時のたわ
みに対応するように歪みゲージを貼着し、弾性柱の蓋開
時のたわみによる歪みゲージの信号を蓋開閉検出手段に
入力して、脱水工程時に蓋開閉を検出するようにしたの
で、新たに蓋開閉センサを設けることなく、振動検出装
置により蓋開閉検出を容易かつ確実に行うことができ
る。更に弾性柱が、通常制御基板が収容される外箱の上
部に配置されるため、電力線、信号線が最短の長さで済
み、部分コストを削減できるとともに、信号線が短くな
る分、耐ノイズ性も向上する。また作業性がよく、保守
も簡単である。
【0120】また、請求項11の発明によれば、弾性柱
に、その歪みゲージに直角方向となるように新たに歪み
ゲージを貼着し、新たに貼着した歪みゲージの信号を加
速度検出手段に入力して、脱水工程時に受水槽の水平方
向の加速度危険領域を検出するようにしたので、脱水工
時の受水槽の水平方向の異常振動を精度良く検出するこ
とができる。
【0121】また、請求項12の発明によれば、歪みゲ
ージが貼着された弾性柱を制御基板に直接取り付けるよ
うにしたので、これらの間の別置き型にした場合のよう
な信号線の接続が不要になって、低コスト化が図れると
ともに、信頼性を高めることができる。更に組立性も向
上し、省スペース化も図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態に係る洗濯機の振動
検出装置を説明するための洗濯機の全体構成を示す縦断
面図である。
【図2】 第1の実施形態に係る洗濯機の振動検出装置
の洗濯機のトップカバーを取り外した状態を示す上面図
である。
【図3】 第1の実施形態に係る洗濯機の振動検出装置
の発光体の指向特性を示す図である。
【図4】 第1の実施形態に係る洗濯機の振動検出装置
の受光素子の指向特性を示す図である。
【図5】 第1の実施形態に係る洗濯機の振動検出装置
の発光体と受光素子の取り得る位置関係を示す図であ
る。
【図6】 第1の実施形態に係る洗濯機の振動検出装置
のアンバランスが小さい場合の脱水時における光強度検
出手段の出力波形を示す図である。
【図7】 第1の実施形態に係る洗濯機の振動検出装置
の発光体の位置と受光素子の出力信号の関係を説明する
ための説明図である。
【図8】 第1の実施形態に係る洗濯機の振動検出装置
のアンバランスが大きい場合の脱水時における光強度検
出手段の出力波形を示す図である。
【図9】 第1の実施形態に係る洗濯機の振動検出装置
のアンバランスが中程度の場合の脱水時における光強度
検出手段の出力波形を示す図である。
【図10】 第1の実施形態に係る洗濯機の振動検出装
置の胴体当たりを起こした場合の脱水時における光強度
検出手段の出力波形を示す図である。
【図11】 本発明の第2の実施形態に係る洗濯機の振
動検出装置の給水前の状態を示す要部拡大縦断面図であ
る。
【図12】 第2の実施形態に係る洗濯機の振動検出装
置の定格水量まで受水槽に水が入った状態を示す要部拡
大縦断面図である。
【図13】 第2の実施形態に係る洗濯機の振動検出装
置の光強度検出手段の出力波形を示す図である。
【図14】 本発明の第3の実施形態に係る洗濯機の振
動検出装置の蓋閉止時の状態を示す要部拡大縦断面図で
ある。
【図15】 第3の実施形態に係る洗濯機の振動検出装
置の蓋開放時の状態を示す要部拡大縦断面図である。
【図16】 本発明の第4の実施形態に係る洗濯機の振
動検出装置の要部拡大縦断面図である。
【図17】 第4の実施形態に係る洗濯機の振動検出装
置のトップカバーを取り外した状態を示す上面図であ
る。
【図18】 本発明の第5の実施形態に係る洗濯機の振
動検出装置の要部を示す縦断面図である。
【図19】 第5の実施形態に係る洗濯機の振動検出装
置の応力検出装置を拡大して示す斜視図である。
【図20】 第5の実施形態に係る洗濯機の振動検出装
置の振動検出装置の回路図である。
【図21】 第5の実施形態に係る洗濯機の振動検出装
置の歪み量と出力電圧の関係を示す図である。
【図22】 第5の実施形態に係る洗濯機の振動検出装
置の胴体当たりを起こした時の応力検出装置の出力波形
の時系列データを示す図である。
【図23】 第5の実施形態に係る洗濯機の振動検出装
置の異常振動を起こした時の応力検出装置の出力波形の
時系列データを示す図である。
【図24】 本発明の第6の実施形態に係る洗濯機の振
動検出装置の要部を示す縦断面図である。
【図25】 本発明の第7の実施形態に係る洗濯機の振
動検出装置の要部を示す縦断面図である。
【図26】 第7の実施形態に係る洗濯機の振動検出装
置の応力検出装置を拡大して示す分解斜視図である。
【図27】 本発明の第8の実施形態に係る洗濯機の振
動検出装置の要部を要部を拡大して示す斜視図である。
【図28】 第8の実施形態に係る洗濯機の振動検出装
置の動作の説明図である。
【図29】 第8の実施形態に係る洗濯機の振動検出装
置のアンバランス振動および蓋の開閉による出力波形の
時系列グラフを示す図である。
【図30】 本発明の第9の実施形態に係る洗濯機の振
動検出装置の応力検出装置を実装した制御基板を示す斜
視図である。
【図31】 従来の洗濯機の振動検出装置を説明するた
めの洗濯機の全体構成を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 外箱、2a 蓋、2b ヒンジ突出部(蓋の弾性柱
との係合部)、3 受水槽、4 弾性吊持機構、5 洗
濯兼脱水槽、7a モータ、8a 給水弁、10 発光
体、11a,11b,11c,11d 受光素子、12
a,12b,12c,12d 光強度検出手段、13,
13A 振動判定手段、15,15A,53,53A,
53B モータ制御手段、16 重量検出手段、17
給水弁駆動制御手段、22 ヒンジレバー(運動方向変
換機構)、23 ワイヤ(運動方向変換機構)、24
a,24b 滑車(運動方向変換機構)、25 遮光板 26 引張ばね(運動方向変換機構)、28,74 蓋
開閉検出手段、31 ブレード、32 風路口、33
風路、43 弾性柱、44a,44b,44c,44d
歪みゲージ、51a,51b,51c,51d 胴体
当たり検出手段、52a,52b,52c,52d 加
速度検出手段、61 応力伝達部材(応力伝達部)、7
1 応力伝達部材(弾性柱の蓋との係合部)、81 制
御基板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長田 正史 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 渡久地 政幸 千葉県船橋市山手一丁目1番1号 日本建 鐵株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータにより回転駆動される洗濯兼脱水
    槽を内装した受水槽と、該受水槽を吊下支持する外箱を
    有する洗濯機において、 前記受水槽の外面に装着した発光体と、 該発光体に対向させて前記外箱の内面に装着した受光素
    子と、 該受光素子の信号を入力して光強度を検出する光強度検
    出手段と、 該光強度検出手段の検出結果に基づいて受水槽の異常振
    動を判定する振動判定手段と、 該振動判定手段の判定結果に基づいて前記モータを回転
    または停止させるモータ制御手段と、を備えたことを特
    徴とする洗濯機の振動検出装置。
  2. 【請求項2】 受光素子を水平方向に位置をずらせて複
    数設置するとともに、光強度検出手段を前記複数の受光
    素子に対応させて複数設置し、振動判定手段にて前記複
    数の光強度検出手段の検出結果に基づき受水槽の異常振
    動を判定することを特徴とする請求項1記載の洗濯機の
    振動検出装置。
  3. 【請求項3】 モータにより回転駆動される洗濯兼脱水
    槽を内装した受水槽と、該受水槽を吊下支持する外箱を
    有する洗濯機において、 前記受水槽の外面に装着した発光体と、 該発光体に対向させて前記外箱の内面に垂直方向に位置
    をずらせて複数装着した受光素子と、 これら受光素子に対応させて複数設置され、これら受光
    素子の信号をそれぞれ入力してそれぞれの光強度を検出
    する光強度検出手段と、 これら光強度検出手段の検出結果に基づいて給水時に受
    水槽内の重量を検出する重量検出手段と、 該重量検出手段の検出結果に基づいて給水弁を開閉制御
    する給水弁駆動制御手段と、を備えたことを特徴とする
    洗濯機の振動検出装置。
  4. 【請求項4】 各光強度検出手段の検出結果に基づいて
    受水槽の異常振動を判定する振動判定手段と、 該振動判定手段の判定結果に基づいてモータを回転また
    は停止させるモータ制御手段と、を設けたことを特徴と
    する請求項3記載の洗濯機の振動検出装置。
  5. 【請求項5】 発光体と受光素子との間の空間部に出没
    可能に配設した遮光板と、 外箱の上面開口部を覆う開閉可能な蓋と前記遮光板との
    間に設置されて、蓋の開閉時の回転運動を該遮光板の前
    記空間部への出没運動に変換する運動方向変換機構と、 光強度検出手段の検出結果に基づいて前記蓋の開閉状態
    を検出して、脱水中に蓋開があると、モータ制御手段に
    対しモータを停止させるよう指令する蓋開閉検出手段
    と、を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項4の
    いずれかに記載の洗濯機の振動検出装置。
  6. 【請求項6】 洗濯兼脱水槽外面の満水時の水面よりも
    高位置となる部位に、外方へ突出するブレードをその円
    周方向複数箇所に設置するとともに、受水槽に、前記洗
    濯兼脱水槽の回転時にこれと共回りする前記ブレードに
    よって生じた風を発光体と受光素子へ導く風路を設けた
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記
    載の洗濯機の振動検出装置。
  7. 【請求項7】 モータにより回転駆動される洗濯兼脱水
    槽を内装した受水槽と、該受水槽を吊下支持する外箱を
    有する洗濯機において、 前記受水槽にその外面に対して垂直方向となるように装
    着した弾性柱と、 該弾性柱に貼着した歪みゲージと、 該弾性柱のたわみによる前記歪みゲージの信号を入力し
    て脱水工程時に前記受水槽の胴体当たり危険領域を検出
    する胴体当たり検出手段と、 該胴体当たり検出手段の検出結果に基づいて前記モータ
    を回転または停止させるモータ制御手段と、を備えたこ
    とを特徴とする洗濯機の振動検出装置。
  8. 【請求項8】 歪みゲージが垂直方向に対応するよう
    に、弾性柱を受水槽の側面側に水平方向に延出させて取
    り付けるとともに、 弾性柱のたわみによる歪みゲージの信号を入力して脱水
    工程時に受水槽の垂直方向の加速度危険領域を検出する
    加速度検出手段と、 該加速度検出手段の検出結果に基づいてモータを回転ま
    たは停止させるモータ制御手段と、を備えたことを特徴
    とする請求項7記載の洗濯機の振動検出装置。
  9. 【請求項9】 弾性柱を受水槽の下面側に垂下させて取
    り付けるとともに、該弾性柱の延出端に、先端に重心を
    おいた応力伝達部を歪みゲージに対応するように水平方
    向に延出させて設け、 更に歪みゲージの信号を入力して、脱水工程時に受水槽
    の垂直方向の加速度危険領域を検出する加速度検出手段
    と、 該加速度検出手段の検出結果に基づいてモータを回転ま
    たは停止させるモータ制御手段と、を備えたことを特徴
    とする請求項7記載の洗濯機の振動検出装置。
  10. 【請求項10】 モータにより回転駆動される洗濯兼脱
    水槽を内装した受水槽と、該受水槽を吊下支持する外箱
    と、該外箱の上部にヒンジを介して取り付けられた開閉
    自在な蓋とを有する洗濯機において、 前記蓋側と係脱可能に前記外箱に取り付けられ、蓋開時
    に該蓋と係合して応力がかかり、蓋を閉じることにより
    応力がかからなくなる弾性柱と、 該弾性柱に蓋開時のたわみに対応するように貼着した歪
    みゲージと、 前記弾性柱の蓋開時のたわみによる歪みゲージの信号を
    入力して脱水工程時に蓋開閉を検出する蓋開閉検出手段
    と、 該蓋開閉検出手段の検出結果に基づいて前記モータを回
    転または停止させるモータ制御手段と、を備えたことを
    特徴とする洗濯機の振動検出装置。
  11. 【請求項11】 弾性柱に、その歪みゲージに直角方向
    となるように新たに貼着した歪みゲージと、 該新たに貼着した歪みゲージの信号を入力して脱水工程
    時に受水槽の水平方向の加速度危険領域を検出する加速
    度検出手段と、 該加速度検出手段の検出結果に基づいてモータを回転ま
    たは停止させるモータ制御手段と、を備えたことを特徴
    とする請求項7乃至請求項10のいずれかに記載の洗濯
    機の振動検出装置。
  12. 【請求項12】 外箱の内部または上面に配設した洗濯
    機を制御する制御基板と、 歪みゲージが貼着されて前記制御基板に実装された弾性
    柱と、を備えたことを特徴とする洗濯機の振動検出装
    置。
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JP2001276470A (ja) * 2000-03-30 2001-10-09 Nippon Kentetsu Co Ltd 洗濯乾燥機の乾燥運転時間方法
CN110499621A (zh) * 2018-05-18 2019-11-26 青岛海尔洗衣机有限公司 一种带有粉尘传感器的洗衣机及控制方法

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