JPH1054369A - 真空ポンプの制御装置 - Google Patents

真空ポンプの制御装置

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JPH1054369A
JPH1054369A JP14474697A JP14474697A JPH1054369A JP H1054369 A JPH1054369 A JP H1054369A JP 14474697 A JP14474697 A JP 14474697A JP 14474697 A JP14474697 A JP 14474697A JP H1054369 A JPH1054369 A JP H1054369A
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JP
Japan
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pump
vacuum
vacuum pump
controller
control device
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Application number
JP14474697A
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English (en)
Inventor
Shinji Nomichi
伸治 野路
Koichi Kido
功一 木戸
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Ebara Corp
Original Assignee
Ebara Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B37/00Pumps having pertinent characteristics not provided for in, or of interest apart from, groups F04B25/00 - F04B35/00
    • F04B37/06Pumps having pertinent characteristics not provided for in, or of interest apart from, groups F04B25/00 - F04B35/00 for evacuating by thermal means
    • F04B37/08Pumps having pertinent characteristics not provided for in, or of interest apart from, groups F04B25/00 - F04B35/00 for evacuating by thermal means by condensing or freezing, e.g. cryogenic pumps

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
  • Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数台の真空ポンプを迅速に制御することが
できるとともに、ネットワークコントロールユニットか
らある真空ポンプ用コントローラとの間に断線やコント
ローラの故障、ノイズの混入があったとしても他の真空
ポンプを正常に制御することができる真空ポンプの制御
装置を提供する。 【解決手段】 複数台の真空ポンプの運転を制御するた
めの真空ポンプの制御装置において、ホストコンピュー
タ4と、複数台の真空ポンプの各々に接続された複数台
の真空ポンプ用コントローラ2と、ホストコンピュータ
4と複数台の真空ポンプ用コントローラ2とを中継する
ネットワークコントロールユニット3とを備え、ネット
ワークコントロールユニット3と複数台の真空ポンプ用
コントローラ2とは、真空ポンプ用コントローラ2の台
数に対応した数の通信線102によって並列的に接続さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は真空ポンプの制御装
置に係り、特にクライオポンプ、ターボ分子ポンプ、ク
ライオターボポンプ及びドライポンプのうち一種類以上
の真空ポンプから構成される複数台の真空ポンプの制御
を行うことができる真空ポンプの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、クライオポンプは、60〜80
Kに冷却された1段目のクライオパネルにおいて、水等
を凝縮し、10〜20Kに冷却された2段目のクライオ
パネルにおいて、窒素ガス(N2 )やアルゴンガス(A
r)等を凝縮し、更に10〜20Kでは凝縮しない水素
ガス(H2 )等を2段目のクライオパネルに装着した活
性炭層等により低温吸着するもので、スパッタ装置やイ
ンプラ装置等の半導体製造装置における真空チャンバ内
を高真空状態にするのに用いられている。
【0003】上記半導体製造装置においては、通常、複
数台のクライオポンプが設置されており、これら複数台
のクライオポンプの運転を同時に制御することが必要と
なる。特に、クライオポンプは溜め込み式の真空ポンプ
なので、一定時間後に再生(凝縮又は吸着ガスを放出す
ること)を必要とし、複数台のクライオポンプの再生を
制御する必要がある。
【0004】また、ターボ分子ポンプ、ドライポンプ、
クライオターボポンプ等も原理は異なるが同様の目的で
使用される。近年の半導体製造装置は真空チャンバを複
数具備し、各チャンバの真空ポンプにはそのプロセス条
件等により、異なる種類のものが選択される場合があ
り、半導体製造装置の制御装置は複数台且つ複数種類の
真空ポンプを監視及び制御する必要がある。その際、各
種真空ポンプのコントローラを必要台数分設置し半導体
製造装置の制御装置に接続する必要があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】複数台の真空ポンプを
制御する方式として、コンピュータネットワークの一種
であるデイジーチェーンコミニケーションネットワーク
(daisy chaincommunications network)を適用するこ
とが考えられる。即ち、ホストコンピュータに接続され
たネットワークコントロールユニット(network contro
l unit)からクライオポンプを制御する1つの真空ポン
プ用コントローラに接続し、このコントローラと各真空
ポンプを制御する後続の各真空ポンプ用コントローラと
を順次シリーズ(直列)に接続する方式を適用すること
である。この方式は、特にネットワークコントロールユ
ニットと真空ポンプ用コントローラが離れて設置される
場合、真空ポンプ用コントローラ同士が離れて設置され
る場合等において長尺のケーブルが必要最小限で済むと
いう利点がある。
【0006】しかしながら、デイジーチェーンコミニケ
ーションネットワークにおいては、ホストコンピュータ
又はネットワークコントロールユニットからの指令を複
数の真空ポンプ用コントローラに対して同時に実行でき
ないため、通信及び制御に時間がかかるという問題点が
ある。
【0007】また、ネットワークコントロールユニット
から最後尾の真空ポンプ用コントローラに至る経路のい
ずれかの箇所で、通信線に断線、又はコントローラの故
障や不良が生じた場合には、断線箇処の下流側、又は故
障や不良が生じたコントローラの下流側の真空ポンプは
制御することができないという問題点がある。またノイ
ズが前記通信線の途中で混入した場合にも、同様に下流
側の真空ポンプを正確に制御できないという問題点があ
る。
【0008】本発明は、上述の事情に鑑みなされたもの
で、複数台のクライオポンプ等の真空ポンプを迅速に制
御することができるとともに、ネットワークコントロー
ルユニットからある真空ポンプ用コントローラとの間に
断線やコントローラの故障、又はノイズの混入があった
としても他の真空ポンプを正常に制御することができる
真空ポンプの制御装置を提供することを目的とする。
【0009】また本発明は、複数台の真空ポンプを一台
のマルチポンプコントローラで制御可能とするととも
に、複数種類の真空ポンプが混在しても一台のマルチポ
ンプコントローラで制御可能とする真空ポンプの制御装
置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明の第1の態様は、複数台の真空ポンプの運
転を制御するための真空ポンプの制御装置において、ホ
ストコンピュータと、複数台の真空ポンプの各々に接続
された複数台の真空ポンプ用コントローラと、前記ホス
トコンピュータと複数台の真空ポンプ用コントローラと
を中継するネットワークコントロールユニットとを備
え、該ネットワークコントロールユニットと複数台の真
空ポンプ用コントローラとは、真空ポンプ用コントロー
ラの台数に対応した数の通信線によって並列的に接続さ
れていることを特徴とするものである。
【0011】本発明の第1の態様によれば、ネットワー
クコントロールユニットと複数台の真空ポンプ用コント
ローラとは、真空ポンプ用コントローラの台数に対応し
た数の通信線によって並列的に接続されており、ネット
ワークコントロールユニットが各真空ポンプ用コントロ
ーラの制御を複数同時に実行できるので、ホストコンピ
ュータ又はネットワークコントロールユニットからの指
令が各真空ポンプ用コントローラに直ちに到達し、各真
空ポンプを迅速に制御することができる。
【0012】また本発明によれば、ネットワークコント
ロールユニットからある真空ポンプ用コントローラとの
間に断線やコントローラの故障、又はノイズの混入があ
ったとしても、他の真空ポンプ用コントローラは影響を
受けることはなく、他の真空ポンプを正常に制御するこ
とができる。
【0013】また本発明の第2の態様は、複数台の真空
ポンプの運転を制御するための真空ポンプの制御装置に
おいて、ホストコンピュータと、複数台の真空ポンプに
接続された1台のマルチポンプコントローラとを備え、
該マルチポンプコントローラにより複数台の真空ポンプ
の制御を行うようにしたことを特徴とするものである。
【0014】本発明の第2の態様によれば、一台のマル
チポンプコントローラによって複数台の真空ポンプの監
視及び制御を可能とするとともに、ポンプインターフェ
ース部の脱着可能なモジュール化によってポンプ使用台
数に応じて必要最小限のハードウェアで複数台の真空ポ
ンプの監視及び制御を可能とする。前記ポンプインター
フェースモジュールにクライオポンプ以外のターボ分子
ポンプ、ドライポンプ、クライオターボポンプ用のもの
を具備し、一台のマルチポンプコントローラによって複
数台且つ複数種類の真空ポンプの監視及び制御を行い、
半導体製造装置の制御装置は上述のマルチポンプコント
ローラとの情報交換のみで複数台、複数種類の真空ポン
プの監視及び制御を可能とする。
【0015】
【実施例】以下、本発明に係る真空ポンプの制御装置の
第1の態様の実施例を図1乃至図4を参照して説明す
る。図1は本発明の第1の態様の基本概念を示すブロッ
ク図である。図1に示すように、例えば、スパッタ装置
等の半導体製造装置の複数の真空チャンバ1にはそれぞ
れクライオポンプ10が接続されている。各クライオポ
ンプ10は、真空ポンプ用コントローラ2に接続されて
おり、この真空ポンプ用コントローラ2によってクライ
オポンプ10の各種の作動、例えば起動・停止、再生ス
タート等が制御されるようになっている。なお、クライ
オポンプの下流には、真空排気を補助するためのルーツ
型真空ポンプ等からなるドライポンプが接続されている
(図示せず)。
【0016】複数台の真空ポンプ用コントローラ2は、
真空ポンプ用コントローラの台数に対応した数のRS−
232Cケーブルによってネットワークコントロールユ
ニット3に並列的に接続されている。そして、ネットワ
ークコントロールユニット3は、RS−232Cケーブ
ルによって、半導体製造装置のホストコンピュータ4に
接続されている。
【0017】ネットワークコントロールユニット3は、
ホストコンピュータ4からの指令信号、例えば起動・停
止、再生スタート等を各真空ポンプ用コントローラ2に
中継するとともに、各真空ポンプ用コントローラ2から
の信号をホストコンピュータ4に伝達する、いわゆる中
継機能を有している。またネットワークコントロールユ
ニット3は、各クライオポンプ10を運転するための各
クライオポンプ用の制御変数を設定・変更する制御機能
を有するとともに、各クライオポンプ10の運転状態等
の状態表示及び温度,圧力等の状態値の表示を行う表示
機能を有している。ここで、運転状態とは起動中、停
止、再生中等を指す。さらにネットワークコントロール
ユニット3は、各クライオポンプ10の運転時間を積算
し、クライオポンプの再生のタイミング又はメンテナン
スのタイミングを決定したりするメンテナンス機能も有
するとともに、各クライオポンプ10の弁等の機器をマ
ニュアルで操作したりするマニュアル操作機能を有して
いる。
【0018】またネットワークコントロールユニット3
には、リモートコントローラ5を接続することができ
る。そして、リモートコントローラ5によって、前記真
空ポンプ用の制御変数の設定・変更等を行うことができ
る。
【0019】次に、ネットワークコントロールユニット
3内の詳細構造を図2を参照して説明する。図2はネッ
トワークコントロールユニット3内の1ボードのブロッ
クダイヤグラム(1点鎖線で囲んだ部分)と周辺デバイ
スとの関係を示したものである。ネットワークコントロ
ールユニット3内には各真空ポンプ用コントローラ2の
制御を複数同時に実行するために1ボードの中に図中一
点鎖線内のデバイスが設けられており、通信線102に
よってホストコンピュータ4及びリモートコントローラ
5と接続されている。
【0020】またワンチップCPU101はバス103
によって複数の外部通信デバイス104、不揮発性メモ
リ105、出入力デバイス106に接続されている。外
部通信デバイス104は通信線102によって真空ポン
プ用コントローラ2に接続されている。通常、外部通信
デバイス104は2つの通信線102をもつので、1つ
の外部通信デバイスで2つの真空ポンプ用コントローラ
2に接続可能である。従って、装置として必要なクライ
オポンプ10の台数によって内蔵する外部通信デバイス
104の数が決まる。出入力デバイス106にはスイッ
チ107、発光ダイオード108、液晶ディスプレー1
09が接続されている。
【0021】まず、ネットワークコントロールユニット
3に電源コード(図示せず)から電源が供給され、スイ
ッチ107のONボタンを押すと、ワンチップCPU1
01は不揮発メモリ105から、ネットワークコントロ
ールユニット3が機能するための制御変数等の設定値を
読み込む。
【0022】ホストコンピュータ4又はリモートコント
ローラ5から通信線102を介して伝送されてきた指令
信号は、ワンチップCPU101内で処理し、バス10
3、外部通信デバイス104、通信線102を介して各
真空ポンプ用コントローラ2に伝達される。この時、複
数の指令信号が輻輳しても対象ポンプが異なるのであれ
ば、通信線102を介して各真空ポンプコントローラ2
に同時に並列的に伝達することが可能である。また、各
真空ポンプ用コントローラ2からの信号は、逆の通信手
順を介してホストコンピュータ4に伝達される。各クラ
イオポンプ10を運転するための各クライオポンプ用の
制御変数を設定・変更する場合には、キーボードの機能
を有するスイッチ107により入力され、この入力信号
は出入力デバイス106を通ってバス103からワンチ
ップCPU101で処理された後、同じくバス103を
通り外部通信デバイス104から、各真空ポンプ用コン
トローラ2に送られる。
【0023】ここで、設定、変更の入力はホストコンピ
ュータ4又はリモートコントローラ5からも可能であ
る。各クライオポンプ10の運転状態等の状態表示及び
クライオポンプ内の温度や圧力等の状態値表示は各クラ
イオポンプ10から真空ポンプ用コントローラ2を介し
て通信線102、外部通信デバイス104、バス10
3、ワンチップCPU101、バス103、出入力デバ
イス106を通って液晶ディスプレイ109及び発光ダ
イオード108によって表示される。これと同一の表示
はリモートコントローラ5でも可能である。
【0024】ネットワークコントロールユニット3は、
ワンチップCPU101に内蔵されたタイマーにより各
クライオポンプ10の運転時間を計算し、ワンチップC
PU101により再生のタイミングやメンテナンスのタ
イミングを決定し、その結果を液晶ディスプレー109
等に表示できるメンテナンス機能を有している。
【0025】また、ネットワークコントロールユニット
3は、各クライオポンプ10の本体又は弁等の機器をス
イッチ107からの操作によりマニュアルで起動・停
止、再生スタート、及び開閉を行うことができるマニュ
アル操作機能を有している。そして、リモートコントロ
ーラ5は、ネットワークコントロールユニット3が持っ
ている機能のうちホストコンピュータからの信号をクラ
イオポンプへ伝達する、又は逆にクライオポンプからの
信号をホストコンピュータに伝達する、いわゆる中継機
能を除くすべての機能を有しているので、リモートコン
トローラ5を操作性の良い場所、つまり作業者がいつで
も操作できる場所等に設置することにより、システムと
して非常に便利に使用できる。
【0026】次に、通信線102及びその周辺機器に関
して図3を参照して説明する。図3は左側にネットワー
クコントロールユニット3、右側にホストコンピュータ
4又は真空ポンプ用コントローラ2を示している。前述
したように、ネットワークコントローラ3内にはワンチ
ップCPU101が設けられ、ワンチップCPU101
はバス103で外部通信デバイス104に接続されてい
る。RS−232Cドライバからなる外部通信デバイス
104からコネクタ110を通してRS−232Cケー
ブルからなる通信線102にて通信を行う。一方、ホス
トコンピュータ4又は真空ポンプ用コントローラ2内に
も、CPU116、外部通信デバイス114、コネクタ
112が設けられており、RS−232Cケーブルから
なる通信線102と接続されている。
【0027】上記の構成において、図3から明らかなよ
うにRS−232C通信では送信、受信(ケーブル)が
物理的に独立しているため、全二重通信(送信、受信を
同時に行うこと)が可能となり、通信効率を上げられ
る。従って、通信線102としてはRS−232Cケー
ブルを使用するのが好ましい。さらに、真空ポンプ用コ
ントローラ2はそれぞれ各クライオポンプ10に1台ず
つあって制御する必要はなく、より省スペースを考慮す
ると、真空ポンプ用コントローラは複数台の真空ポンプ
を制御することも好ましい。
【0028】次にネットワークコントロールユニット3
の機能をフロントパネルを用いて説明する。図4はネッ
トワークコントロールユニット3のフロントパネルを示
す正面図である。フロントパネルには、液晶ディスプレ
ー109、パワースイッチ200、発光ダイオード10
8、スイッチ107が配置されている。スイッチ107
には、モードセレクトスイッチ、ポンプセレクトスイッ
チ、エンタースイッチ、矢印スイッチがある。モードセ
レクトスイッチによって、例えばモニターモードを選択
する場合には、モードセレクトスイッチを押し、モニタ
ーの左側にある発光ダイオード108が点燈する。ただ
し初期状態はつねにモニターモードが選択される。この
モードでは、液晶ディスプレー109によって選択され
ているクライオポンプの温度及び圧力の値、運転中又は
停止中、再生中かどうかが分かる。モニターしたいクラ
イオポンプを変更したい時は、ポンプセレクトキーを押
した後、矢印キーを押せば、別のクライオポンプをモニ
ターすることができる。次にコントロールモードを選択
したい場合は、モードセレクトスイッチをもう一度押す
とコントロールの左側にある発光ダイオード108が点
燈し、選択される。このモードでは選択されているクラ
イオポンプをマニュアルでON,OFFすることができ
る。
【0029】次のリジェネレーションモードでは、選択
されているクライオポンプの再生についてマニュアル操
作でON,0FFをすることができる。上記2つの命令
はエンタースイッチを押すことにより実行できる。次の
コンフィグュレーションモードでは、選択されているク
ライオポンプの制御パラメータ及び再生パラメータ等の
設定を行うことができる。数値の変更は矢印スイッチで
行い、その実行はエンタースイッチを押すことにより行
い確定される。最後にメンテナンスモードでは、選択さ
れているクライオポンプに付属されているパージバル
ブ、粗引きバルブのマニュアル操作による開閉、及び真
空ポンプの運転時間、再生からの時間などを設定、表示
できる。
【0030】以上の説明は通信線としてRS−232C
のみを使用した実施例であるので、仮にホストコンピュ
ータ4と真空ポンプ用コントローラ2との間の距離が3
0m以上離れている場合には通信できない可能性があ
る。または、ネットワークコントロールユニット3と真
空ポンプ用コントローラ2の間が離れている場合は複数
の通信線が長い距離間でつながるので、煩雑である。こ
のため、図5は本発明の第1の態様の第2実施例を示
す。本実施例においては、ネットワークコントロールユ
ニット3中1ボード内にあった外部通信デバイス104
を別ボード、すなわちディストリビュータ300内にま
とめたものである。ネットワークコントロールユニット
3とディストリビュータ300間は、例えばRS−48
5で通信されている。このように構成することによりホ
ストコンピュータと真空ポンプ用コントローラとの間の
距離が30m以上あっても通信可能であり、かつディス
トリビュータ300と真空ポンプ用コントローラ2を近
い距離で設置すれば、通信線は煩雑にならない。そし
て、図1に示す実施例と同様の効果も奏する。
【0031】次に、クライオポンプ10及びその周辺機
器の詳細構造について図6を参照して説明する。図6に
示すようにクライオポンプ10は、冷凍機部71を具備
している。冷凍機部71には圧縮機ユニット20が配管
21を介して接続されている。冷凍機部71は内部にエ
キスパンダモータ30によって上下動するエキスパンダ
72を具備し、このエキスパンダ72の上下動により、
第1段膨張部73と第2段膨張部74で圧縮機ユニット
20からの常温高圧の作動ガス(ヘリウム(He)ガ
ス)を断熱膨張させて極低温を発生させる。符号72−
1,72−2はそれぞれエキスパンダ72の第1段シー
ル部、第2段シール部である。
【0032】また、第1段膨張部73には熱伝導エレメ
ント15を介してその上端に第1段クライオパネル16
が取付けられ、第2段膨張部74には直接第2段クライ
オパネル17が取付けられている。
【0033】これら冷凍機部71の第1段膨張部73と
第2段膨張部74の周囲はケーシング18によって囲ま
れており、該ケーシング18の上端に、図1に示す真空
チャンバ1が接続されている。
【0034】上記構成のクライオポンプにおいて、圧縮
機ユニット20からの高圧作動ガスは冷凍機部71に供
給され、該作動ガスはエキスパンダ72の上下動と連動
して開閉するバルブ(図示せず)を通して供給され、第
1段膨張部73と第2段膨張部74において断熱膨張さ
れ、低温を発生する。膨張した作動ガスは、図示しない
流路を通ってエキスパンダモータ30に送られ、エキス
パンダモータ30を冷却した後、再び圧縮機ユニット2
0に送られ、圧縮されたあと油分離等の処理が施され、
高圧作動ガスとして再び冷凍機部71に供給される。第
1段膨張部73及び第2段膨張部74で発生した低温
は、第1段クライオパネル16及び第2段クライオパネ
ル17を冷却する。
【0035】上記のように第1段クライオパネル16及
び第2段クライオパネル17を冷却することによって、
第1段クライオパネル16の面に真空チャンバ1内の主
に水分を凝縮し、第2段クライオパネル17の面に主に
アルゴンガス(Ar)や窒素ガス(N2 )を凝縮し、ま
た、第2段クライオパネル17の裏面に形成した活性炭
層等に水素ガス(H2 )を低温吸着させる。これによっ
て真空チャンバ1内の気体を排気する。ここで真空ポン
プ用コントローラ2の1つの特徴的な機能について特に
説明する。
【0036】符号32は第1段クライオパネル16の表
面温度を検出する温度センサであり、その検出出力は真
空ポンプ用コントローラ2の制御手段2Aに入力され
る。制御手段2Aは第1段クライオパネル16の表面温
度が所定の設定温度に保たれるように、エキスパンダモ
ータ30の回転数を制御する指令をエキスパンダ駆動手
段2Bに出力し、該エキスパンダ駆動手段2Bはこの指
令に基づいてエキスパンダモータ30の回転数を制御す
る。この機能により、第1段のクライオパネル16の温
度が一定に保たれるので、安定した排気機能を得ること
ができる。
【0037】上記機能に加えて、真空ポンプ用コントロ
ーラ2は再生コントロール機能も有している。再生過程
においては、真空ポンプ用コントローラ2は真空チャン
バ1とクライオポンプ10の間のバルブ(図示せず)が
閉じたのを確認した後、クライオポンプ10を停止さ
せ、バージヒータ36をON、バージバルブ38を開と
して、クライオポンプ内を加温・昇圧する。さらに第1
段膨張部73と第2段膨張部74に取り付けたヒータ4
4,46もONにし、クライオポンプ10内を加温す
る。クライオポンプ10が大気圧以上になったら、通
常、開閉式のリリーフバルブ41が自動的に開き、クラ
イオポンプ10中のガスを放出する。第1段クライオパ
ネル16および第2段クライオパネル17に取り付けた
温度センサ32,34により再生時の温度を制御し、一
定温度を超えたらヒータ44,46はOFFにする。
【0038】真空ポンプ用コントローラ2内のシーケン
スが再生終了をつげると、パージバルブ38は閉じ、粗
引きバルブ40が開いて、粗引きバルブ40の下流側に
ある粗引きポンプ(図示せず)により、クライオポンプ
10は粗引きされ、圧力が下がる。ここで、所定の圧力
(真空度)に達したら、クライオポンプ10内が完全に
再生が行われたかを調べるために、一度、粗引きバルブ
40を閉じる。もし再生が不完全であれば、クライオポ
ンプ10内の圧力は所定値より多く上昇するので、この
場合には粗引きを繰り返すか、再生をやり直す。クライ
オポンプ10の圧力は真空計42により測定する。
【0039】上記により再生が完全であれば、真空ポン
プ用コントローラ2はエキスパンダモータ駆動手段2B
によりクライオポンプ10を駆動する。勿論、クライオ
ポンプ10内の温度は常温に近いので、エキスパンダモ
ータ30の回転数は最大で、スピーディなクールダウン
ができる。
【0040】さらに、前記真空ポンプ用コントローラ2
は、前述したようにクライオポンプ10の各種の状態及
び状態値を前記ネットワークコントロールユニット3に
伝送するとともに、ホストコンピュータ4又はネットワ
ークコントロールユニット3からの指令を受信する。
【0041】図7は、本発明の第1の態様の第3実施例
を示すブロック図である。図7に示すように、半導体製
造装置の各真空チャンバ1には、クライオポンプ10、
ターボ分子ポンプ11、ルーツ型真空ポンプからなるド
ライポンプ12、クライオターボポンプ13のうち少な
くとも一種類の真空ポンプが接続されている。図1に示
す例においては、複数台の真空ポンプはクライオポンプ
のみの一種類の真空ポンプから構成されていたが、本実
施例においては、複数台の真空ポンプはクライオポン
プ、ターボ分子ポンプ、ルーツ型真空ポンプからなるド
ライポンプ及びクライオターボポンプからなる複数種の
真空ポンプから構成されている。各真空ポンプは、真空
ポンプ用コントローラ2に接続されている。各真空ポン
プの制御は図1に示した例と同様であり、ネットワーク
コントロールユニット3が各真空ポンプ用コントローラ
2の制御を複数同時に実行できるので、ホストコンピュ
ーター4又はネットワークコントロールユニット3から
の指令が各真空ポンプ用コントローラ2に直ちに到達
し、各真空ポンプを迅速に制御することができる。な
お、クライオポンプ、ターボ分子ポンプ及びクライオタ
ーボポンプの下流には、真空排気を補助するためのドラ
イポンプが接続されている(図示せず)。
【0042】次に、本発明に係る真空ポンプの制御装置
の第2の態様の実施例を図8乃至図14を参照して説明
する。図8は本発明の第2の態様の基本概念を示すブロ
ック図である。図8に示すように、半導体製造装置の複
数の真空チャンバ1には、それぞれクライオポンプ1
0、ターボ分子ポンプ11、ルーツ型真空ポンプからな
るドライポンプ12、クライオターボポンプ13のうち
少なくとも一種類の真空ポンプが接続されている。各真
空ポンプ10,11,12,13はそれぞれマルチポン
プコントローラ50に接続されており、このマルチポン
プコントローラ50によって各真空ポンプ10,11,
12,13の起動・停止等の監視及び制御がなされるよ
うになっている。なお、クライオポンプ、ターボ分子ポ
ンプ及びクライオターボポンプの下流には、真空排気を
補助するためのドライポンプが接続されている(図示せ
ず)。
【0043】前記マルチポンプコントローラ50は、半
導体製造装置のホストコンピュータ4とRS−232C
ケーブル又はRS−485によって接続されており、ホ
ストコンピュータ4からの指令信号を受信し、接続され
たポンプの起動・停止、状態監視や各種設定等を行う。
またマルチポンプコントローラ50は、ホストコンピュ
ータ4からの指令信号をターボ分子ポンプコントローラ
14へ伝送中継する機能を有するとともにこのターボ分
子ポンプコントローラ14を制御する機能を有してい
る。即ち、マルチポンプコントローラ50は図中のター
ボ分子コントローラ14等の、接続される外部のコント
ローラへの伝送中継機能及び制御機能を有している。
【0044】マルチポンプコントローラ50の前面に
は、LED、LCD等による表示手段と、スイッチによ
る入力手段が設けられている。即ち、マルチポンプコン
トローラ50は各ポンプの監視及び制御を装置前面より
行うマニュアル操作機能を具備している。また、マルチ
ポンプコントローラ50には、リモートコントローラ5
が接続可能であり、マルチポンプコントローラ50の前
面からの操作と同様の操作を遠隔から可能とし、利便を
図っている。
【0045】次に、マルチポンプコントローラ50の詳
細構造を図9を参照して説明する。図9はマルチポンプ
コントローラ50内のブロックダイヤグラムと周辺機器
との関係を示したものである。マルチポンプコントロー
ラ50は、バス51と、それに接続されるCPUカード
52、パネルカード53、クライオポンプカード54、
ターボ分子ポンプカード55、ドライポンプカード56
及びクライオターボポンプカード57から構成される。
CPUカード52には、マイクロプロセッサ、メモリ、
通信機能等が具備されており、半導体製造装置のホスト
コンピュータ、リモートコンピュータとの通信機能、バ
ス51で接続された各種カードの制御機能を有する。パ
ネルカード53は、LCD、LED、スイッチ等を具備
し、各種入出力、表示機能を有する。
【0046】また、クライオポンプカード54、ターボ
分子ポンプカード55、ドライポンプカード56、クラ
イオターボポンプカード57は、それぞれ入出力機能を
具備し、また必要に応じ電力供給機能を具備し、ポンプ
の監視及び制御機能を有する。これらのカードは、図1
0で示すように、マルチポンプコントローラ50に脱着
可能な構造となっており、半導体製造装置が使用するポ
ンプ種別、台数に応じてカードの脱着を行い、最小限の
カードで必要なポンプの監視及び制御を可能とする機能
を有している。マルチポンプコントローラ50は、図1
0に示すように、背面に複数のスロット50Sを有し、
各スロット50Sに前記カード54,55,56,57
が挿入可能になっている。
【0047】本実施例におけるマルチポンプコントロー
ラ50においては、カード方式を採用しているため、以
下の利点が得られる。 (1)客先により使用ポンプ台数が異なるが、異なる台数
に対してカードの抜き差しだけで対応できる。即ち、必
要台数分のカードのみを装着すれば済む。 (2)図1及び図7に示す本発明の第1の態様において
は、真空ポンプ1台用のコントローラを必要台数分使用
するのに対し、図8乃至図10に示す第2の態様では1
台のマルチポンプコントローラで済むため、システム全
体のコストが安価になる。また必要となるスペースも節
約できる。 (3)異なる種類の真空ポンプが混在する場合、真空ポン
プの種類に応じたカードの装着だけで対応が可能とな
る。 (4)真空ポンプに仕様変更が生じても、カードの改造だ
けで対応できる。 (5)新機種の真空ポンプに対してもカードのみの開発で
対応できる。
【0048】各個別のポンプに対するカードによる制御
方法として、クライオターボポンプを一例に説明する。
図11はクライオターボポンプの詳細を示すブロック図
である。クライオターボポンプは、コールドトラップ付
きターボ分子ポンプと称呼されており、ターボ分子ポン
プの上流側に、極低温のパネルにより気体を凍結吸着で
きるコールドトラップを設けた真空ポンプである。図1
1に示すように、クライオターボポンプ13は、ターボ
分子ポンプ61及びコールドトラップ62からなる。タ
ーボ分子ポンプ61の下流側には、ターボ分子ポンプ6
1の真空排気を補助するためのドライポンプ63が接続
されており、さらにターボ分子ポンプ61はターボ分子
ポンプコントローラ64に接続されている。ヘリウムコ
ンプレッサ65は、コールドトラップ62に圧縮ヘリウ
ムの供給を行う。マルチポンプコントローラ50内のク
ライオターボポンプカード57は、ドライポンプ63、
ターボ分子ポンプコントローラ64、コールドトラップ
62及びヘリウムコンプレッサ65に通信線及び動力線
により接続されている。
【0049】クライオターボポンプカード57による制
御方法は次の通りである。 (1)クライオターボポンプカード57からヘリウムコン
プレッサ65の起動・停止信号が送信される。信号に応
じてヘリウムコンプレッサ65は起動・停止する。 (2)クライオターボポンプカード57とコールドトラッ
プ62を接続する通信線及び動力線により、コールドト
ラップ62に設置されている動力(ヘリウムコンプレッ
サ65により圧縮されたヘリウムガスを膨張させるエキ
スパンダの動力)制御、コールドトラップ62の温度制
御、コールドトラップ62の再生のためのヒータの制御
を行う。コールドトラップ62に設置されている動力を
起動させるための電源がカード内に組み込まれており、
カードに対する起動・停止指示により電源のON・OF
Fがされ、動力の起動・停止を行う。コールドトラップ
62からの温度情報に基づき、カードから温度制御信号
を送信しコールドトラップ62の温度を制御する。さら
に、コールドトラップ62の再生のために、コールドト
ラップ62にはヒータが取り付けてあり、カードからヒ
ータの起動・停止信号を送信し、ヒータの起動・停止を
行なう。 (3)ターボ分子ポンプコントローラ64には、ターボ分
子ポンプ61の動力が組み込まれており、カードからの
起動・停止信号に基づき電源のON・OFFを行い、タ
ーボ分子ポンプ61の起動・停止を行なう。さらに、タ
ーボ分子ポンプコントローラ64には磁気軸受を制御す
るための回路が組み込まれており、ターボ分子ポンプコ
ントローラ64からの信号よりにターボ分子ポンプ61
の磁気軸受を制御する。 (4)カードからの起動・停止信号によりドライポンプ6
3の起動・停止を行う。
【0050】図12は、図8乃至図10に示すマルチポ
ンプコントローラを複数台設けた例を示すブロック図で
ある。制御が必要な真空ポンプの台数が1台のマルチポ
ンプコントローラ50の制御可能台数を上回る場合に
は、複数のマルチポンプコントローラ50をRS−48
5により直列に接続することにより、多数のポンプを制
御することができる。また図13は、複数のマルチポン
プコントローラ50をRS−232Cケーブルで並列に
接続し、多数の真空ポンプの制御を可能としたものであ
る。この場合、図5の実施例と同様にディストリビュー
タ300を設け、ホストコンピュータ4とディストリビ
ュータ300間は、例えば、RS−485で接続されて
いる。
【0051】図14はマルチポンプコントローラ50の
処理フローを示すフローチャートである。図14に示す
ように、ステップ1(S1)において、電源投入時、こ
こより処理がスタートする。ステップ2(S2)におい
て、メモリの初期化、周辺機器の初期設定等を行う。ス
テップ3(S3)において、各スロット50Sにインタ
ーフェースカードが実装されているかチェックする。実
装されていれば、カード種別(クライオポンプ、クライ
オターボポンプ、ターボ分子ポンプ、ドライポンプ)の
判別も行なう。ステップ4(S4)において、処理対象
スロットを第一スロットに設定する。ステップ5(S
5)において、外部の通信にて接続される機器との送受
信処理を行う。ステップ6(S6)において、全面パネ
ルのスイッチの読み取りを行う。ステップ7(S7)に
おいて、ステップ3にて読み出されたカード情報の読み
出しを行う。ステップ8(S8)において、処理対象カ
ードがクライオポンプかの判定を行う。ステップ9(S
9)において、クライオポンプの起動・停止、状態監
視、再生等の処理を行う。ステップ10(S10)にお
いて、処理対象カードがクライオターボポンプかの判定
を行う。ステップ11(S11)において、クライオタ
ーボポンプの起動・停止、状態監視、再生等の処理を行
う。またコンプレッサ等の周辺機器の監視及び制御も行
なう。ステップ12(S12)において、処理対象カー
ドがターボ分子ポンプかの判定を行う。ステップ13
(S13)において、ターボ分子ポンプの起動・停止、
状態監視等の処理を行う。ステップ14(S14)にお
いて、処理対象カードがドライポンプかの判定を行う。
ステップ15(S15)において、ドライポンプの起動
・停止、状態監視等の処理を行う。ステップ16(S1
6)において、該当ポンプが判別できないため、カード
異常処理を行う。ステップ17(S17)において、選
択されている表示メニューに応じたLCD表示処理、現
在の各状態に応じたLED点滅処理を行う。ステップ1
8(S18)において、現在の処理対象スロットが最終
スロットか判定を行う。ステップ19(S19)におい
て、処理対象を次のスロットへ移す。ステップ20(S
20)において、処理対象を1スロットへ戻す。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1の態
様によれば、ネットワークコントロールユニットと複数
台の真空ポンプ用コントローラとは、真空ポンプ用コン
トローラの台数に対応した数の通信線によって並列的に
接続されており、ネットワークコントロールユニットが
各真空ポンプ用コントローラの制御を複数同時に実行で
きるので、ホストコンピュータ又はネットワークコント
ローラからの指令が各真空ポンプ用コントローラに直ち
に到達し、各真空ポンプを迅速に制御することができ
る。
【0053】また本発明によれば、ネットワークコント
ロールユニットからある真空ポンプ用コントローラとの
間に断線や、コントローラの故障、又はノイズの混入が
あったとしても、他の真空ポンプ用コントローラは影響
を受けることはなく、他の真空ポンプを正常に制御する
ことができる。
【0054】本発明の第2の態様によれば、複数台の真
空ポンプを一台のマルチポンプコントローラで制御可能
であるとともに、各ポンプ制御機能のモジュール化によ
り必要最小限のハードウェアで制御可能となる。また、
各種真空ポンプに対応する制御モジュールにより複数種
かつ複数台の真空ポンプの制御が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る真空ポンプの制御装置の第1の態
様の第1実施例を示すブロック図である。
【図2】ネットワークコントロールユニットの詳細構造
を示すブロック図である。
【図3】通信線及びその周辺機器の詳細を示すブロック
図である。
【図4】ネットワークコントロールユニットのフロント
パネルを示す正面図である。
【図5】本発明に係る真空ポンプの制御装置の第1の態
様の第2実施例を示すブロック図である。
【図6】本発明に係る真空ポンプの制御装置を具備した
真空ポンプ及びその周辺機器の詳細構造を示す断面図で
ある。
【図7】本発明に係る真空ポンプの制御装置の第1の態
様の第3実施例を示すブロック図である。
【図8】本発明に係る真空ポンプの制御装置の第2の態
様の一実施例を示すブロック図である。
【図9】マルチポンプコントローラ内のブロックダイヤ
グラムと周辺機器との関係を示すブロック図である。
【図10】図8に示すマルチポンプコントローラと各種
カードとの関係を示す斜視図である。
【図11】クライオターボポンプの詳細を示すブロック
図である。
【図12】図8乃至図10に示すマルチポンプコントロ
ーラを複数台設け直列に接続した例を示すブロック図で
ある。
【図13】図8乃至図10に示すマルチポンプコントロ
ーラを複数台設け並列に接続した例を示すブロック図で
ある。
【図14】マルチポンプコントローラの処理フローを示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1 真空チャンバ 2 真空ポンプ用コントローラ 3 ネットワークコントロールユニット 4 ホストコンピュータ 5 リモートコントローラ 10 クライオポンプ 11 ターボ分子ポンプ 12 ドライポンプ 13 クライオターボポンプ 14 ターボ分子ポンプコントローラ 15 熱伝導エレメント 16 第1段クライオパネル 17 第2段クライオパネル 18 ケーシング 20 圧縮機ユニット 30 エキスパンダモータ 32,34 温度センサ 36 パージヒータ 38 パージバルブ 40 粗引きバルブ 41 リリーフバルブ 42 真空計 44,46 ヒータ 50 マルチポンプコントローラ 51 バス 52 CPUカード 53 パネルカード 54 クライオポンプカード 55 ターボ分子ポンプカード 56 ドライポンプカード 57 クライオターボポンプ 71 冷凍機部 72 エキスパンダ 73 第1段膨張部 74 第2段膨張部 101 ワンチップCPU 102 通信線 103 バス 104,114 外部通信デバイス 105 不揮発性メモリ 106 出入力デバイス 107 スイッチ 108 発光ダイオード 109 液晶ディスプレー 110,112 コネクタ 116 CPU 300 ディストリビュータ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数台の真空ポンプの運転を制御するた
    めの真空ポンプの制御装置において、ホストコンピュー
    タと、複数台の真空ポンプの各々に接続された複数台の
    真空ポンプ用コントローラと、前記ホストコンピュータ
    と複数台の真空ポンプ用コントローラとを中継するネッ
    トワークコントロールユニットとを備え、該ネットワー
    クコントロールユニットと複数台の真空ポンプ用コント
    ローラとは、真空ポンプ用コントローラの台数に対応し
    た数の通信線によって並列的に接続されていることを特
    徴とする真空ポンプの制御装置。
  2. 【請求項2】 前記複数台の真空ポンプは、クライオポ
    ンプ、ターボ分子ポンプ、クライオターボポンプ及びド
    ライポンプのうち一種類以上の真空ポンプから構成され
    ることを特徴とする請求項1記載の真空ポンプの制御装
    置。
  3. 【請求項3】 前記ホストコンピュータとネットワーク
    コントロールユニットとは、RS−232Cケーブルに
    よって接続されていることを特徴とする請求項1記載の
    真空ポンプの制御装置。
  4. 【請求項4】 前記ネットワークコントロールユニット
    と各真空ポンプ用コントローラとは、RS−232Cケ
    ーブルによって接続されていることを特徴とする請求項
    1又は2記載の真空ポンプの制御装置。
  5. 【請求項5】 前記ネットワークコントローラにはリモ
    ートコントローラが接続可能であることを特徴とする請
    求項1記載の真空ポンプの制御装置。
  6. 【請求項6】 複数台の真空ポンプの運転を制御するた
    めの真空ポンプの制御装置において、ホストコンピュー
    タと、複数台の真空ポンプに接続された1台のマルチポ
    ンプコントローラとを備え、該マルチポンプコントロー
    ラにより複数台の真空ポンプの制御を行うようにしたこ
    とを特徴とする真空ポンプの制御装置。
  7. 【請求項7】 前記複数台の真空ポンプは、クライオポ
    ンプ、ターボ分子ポンプ、クライオターボポンプ及びド
    ライポンプのうち一種類以上の真空ポンプから構成され
    ることを特徴とする請求項6記載の真空ポンプの制御装
    置。
  8. 【請求項8】 前記マルチポンプコントローラは、ポン
    プの制御機能をカード等の脱着可能なモジュール構造と
    したことを特徴とする請求項6記載の真空ポンプの制御
    装置。
  9. 【請求項9】 前記マルチポンプコントローラは、真空
    ポンプ用の制御モジュールを有し、一台のマルチポンプ
    コントローラで複数機種の真空ポンプの監視及び制御を
    行うことを特徴とする請求項6記載の真空ポンプの制御
    装置。
  10. 【請求項10】 前記マルチポンプコントローラには、
    リモートコントローラが接続可能であることを特徴とす
    る請求項6記載の真空ポンプの制御装置。
  11. 【請求項11】 前記マルチポンプコントローラをRS
    −485にて複数台直列に接続し、多数の真空ポンプを
    制御可能としたことを特徴とする請求項6記載の真空ポ
    ンプの制御装置。
  12. 【請求項12】 前記マルチポンプコントローラをRS
    −232Cケーブルにて複数台並列に接続し、多数の真
    空ポンプを制御可能としたことを特徴とする請求項6記
    載の真空ポンプの制御装置。
JP14474697A 1996-05-21 1997-05-19 真空ポンプの制御装置 Withdrawn JPH1054369A (ja)

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