JPH1053058A - シースルーヘッドレストの製造方法及びシースルーヘッドレスト - Google Patents

シースルーヘッドレストの製造方法及びシースルーヘッドレスト

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JPH1053058A
JPH1053058A JP8210168A JP21016896A JPH1053058A JP H1053058 A JPH1053058 A JP H1053058A JP 8210168 A JP8210168 A JP 8210168A JP 21016896 A JP21016896 A JP 21016896A JP H1053058 A JPH1053058 A JP H1053058A
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JP
Japan
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aggregate
cover
see
notch
headrest
Prior art date
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Application number
JP8210168A
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English (en)
Inventor
Shiro Takano
四郎 高野
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Marubishi Kogyo KK
Original Assignee
Marubishi Kogyo KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シースルーヘッドレストを補強する補助骨材
を溶接する際に、捲り上げたカバーに焼け跡・汚れを付
着させない製造方法を提供する。 【解決手段】 シースルーヘッドレストの本体1のカバ
ー10内側に配置されれる骨材20の上端に、切欠き部
20cを形成する。そして、この切欠き部20cに、カ
バー10の開口部12から小さく萎めた筒状部11を挿
入し、筒状部11が骨材20に溶接された補助骨材20
bと切欠き部20cとの間に位置させた上で発泡成形す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車などのシー
トバツク上端に取り付けられるシースルーヘッドレスト
の製造方法及びシースルーヘッドレストに関し、特に製
造過程において骨材の横桁溶接によりカバーを損傷・汚
すことがない製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車などのシートバツク上端に取付け
られ、使用時には頭部の通気性を高めるとともに不使用
時には前後方向の視認性を良くするために、本体中央に
空隙部を形成するシースルーヘッドレストの製造方法
は、次の手順で行われている。まず、本体中央に空隙部
に形成する筒状部を、カバーとなる表地と裏地を接着又
は融着等をして設け、下端には開口部を設けたカバーを
形成する。次に、コ字状の骨材の片側ステーを、カバー
の開口部から挿入し筒状部の周囲となるカバー内を通し
て再びカバーの開口部からのぞくように周回させ、コ字
状骨材の中央に筒状部が位置しカバーの開口部から2本
のステーが突出するようにする。そして、カバーの開口
部を捲り上げ、2本のステー間に横桁として補助骨材を
スポット溶接等で固着した後、骨材を覆うようにカバー
の内側に発泡原料を注いでカバー及び骨材が一体に発泡
成形されてシースルーヘッドレストが得られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、横桁となる補
助骨材をスポット溶接等で固着するために、捲り上げた
カバーに焼け跡・汚れが付着することがある上、それを
防ぐために捲り上げたカバーに保護部材を適宜設けるこ
とは手順が面倒であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本願の請求項1
記載の発明は、本体中央に空隙部を形成する筒状部を設
けたカバーと、カバー内に発泡成形により固定される骨
材とからなるシースルーヘッドレストの製造方法にあっ
て、ステー間に横桁として補助骨材を固着された骨材の
上端に切欠き部を設け、該切欠き部に該カバーの筒状部
を挿通させ、カバー内に骨材を配置させるシースルーヘ
ッドレストの製造方法である。これにより、骨材のステ
ー間に補助骨材を横桁として溶接により固着してから、
カバーを取り付けることができるので、カバーに溶接の
焼け跡・汚れを付着させることがない。ここで、骨材の
固着として、スポット溶接に限定するものではなく、他
の種々の溶接であっても良いし、溶接以外にもネジやピ
ン等の係合部材を用いるものであっても良い。そして、
請求項1記載の製造方法により製造された請求項2記載
のシースルーヘッドレストは、本体中央に空隙部を形成
する筒状部を設けたカバーと、横桁として補助骨材を固
着され連結された部位より上端に切欠き部を設け下端に
ステーを延設する骨材とを備え、カバー内に骨材を、該
筒状部が該補助骨材の固着部位と該切欠き部との間に位
置するように発泡成形により固定するシースルーヘッド
レストであり、ステーはシートバック上端に固着される
から使用者の頭部を十分に支持できる。また、骨材の形
状は本体の空隙部を補強する形状であればよいので、請
求項3に記載する、本体中央に空隙部を形成する筒状部
を設けたカバーと、ほぼロ字状に形成され上端には切欠
き部を設けた骨材と、該ロ字状骨材に下向きに突設され
たステーとを備えシースルーヘッドレストであれば良
い。特に、骨材のステーを傾動可能に設け、ヘッドレス
トの傾きを使用者の好みに合わせて設定でき、首筋の疲
労を軽減させることが望ましい。
【0005】
【発明の実施の態様】図1は本発明に係るシースルーヘ
ッドレストの骨材に沿った縦断面図であり、シースルー
ヘッドレストの本体1は、カバー10と、シートバック
上端に固着されるステー21を下端に延設した骨材20
と、発泡原料が発泡硬化してなる発泡材30とで構成さ
れる。カバー10は、本体1の中央に位置する空隙部2
を形成する表地と裏地とを連設した筒状部11と、該骨
材20が差し入れられた後閉じられ該ステー21を下側
に突出させる開口部12を備える。骨材20は、下端が
ステー21となっているL字状縦材20aを2本、横桁
として補助骨材20bをスポット溶接により固着し連結
したものであり、2本の上端の間には切欠き部20cが
形成される。なお、上記のように別体となったL字状縦
材を用いる他、従来のようなコ字状となった骨材の中間
を補助骨材により横桁溶接して連結した後に、上端を切
断して切欠き部を形成することもできる。そしてこのヘ
ッドレストのステー21を、シートバック上端に設けた
ステー装着部に挿入して使用する。
【0006】次に、このシースルーヘッドレストの製造
方法を説明する。まず、筒状部11を形成したカバー1
0及び切欠き部20cを形成した骨材20をそれぞれ準
備する。ここで既に骨材20には補助骨材20bがスポ
ット溶接により固着されており、従来のようにカバー1
0を汚れないように保護する手順が不要となる。次に、
骨材20の切欠き部20cに、カバー10の開口部12
から小さく萎めた筒状部11を図2に示すように挿入さ
せて、筒状部11が骨材20に溶接された補助骨材20
bと切欠き部20cとの間に位置させる。そして、分割
された成形金型にカバー10を、筒状部11に金型の凸
部を挿入しながら載置し、骨材20を成形後の本体厚み
の中心付近に位置するように保持した後、分割された金
型を閉じる。この閉じた金型に圧縮空気を吹き込んでカ
バー10を膨らませて、発泡ウレタン樹脂などの発泡原
料を注入ノズルから所定量流し込んで発泡成形を行う。
この時、カバー10の開口部12は、発泡圧により閉じ
られる。そして、所定時間が経過すると発泡原料は硬化
し、冷却させた後金型から取り出す。このように骨材2
0の上端に切欠き部20cを設けても、発泡成形されて
切欠き間を補強される上、ステー21はシートバック上
端に固着されねじれ強度にも十分と対処される。
【0007】他の実施態様として、上記実施態様ではL
字状の縦部材を補助骨材で連結し、それぞれの縦部材の
下端にステーを延設した骨材であったが、図3に示すほ
ぼロ字状に形成された骨材20の上端に切欠き部20c
を設け、下端にステー21,21を2個所突設するもの
であっても良い。また、そのステー21,21を連結部
20d,20dにより傾動可能に設け、ヘッドレストの
傾きを使用者の好みに合わせて設定すれば、首筋の疲労
を軽減させることができる。更に、切欠き部を形成する
骨材の両端に、係合部とそれに対応する被係合部とをそ
れぞれ設け、係合部と被係合部との間隔を広げてカバー
の筒状部を挿通させた後、再び係合させて発泡成形後の
骨材の強度をより高めることもできる。同様に、図示は
省略するが、ほぼロ字状に折り曲げた骨材の両端が重な
るように長目に設け、カバーの筒状部を挿通させた後、
ワイヤーで両端を縛って固着してもい。
【0008】
【発明の効果】以上に詳述したように、本発明の請求項
1、請求項2及び請求項3記載の発明によれば、骨材を
溶接する際に、従来のように筒状部を挿通させたカバー
を捲り上げることが不要となるために、カバーを保護す
る手順が不要になり製造コストが安価になる上、カバー
に汚れ・焼き焦げのない製品を提供することができる。
また、請求項4においては、請求項1ないし請求項3記
載の発明の効果に加え、ヘッドレストの傾きを使用者の
好みに合わせて設定でき、首筋の疲労を軽減させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシースルーヘッドレストの縦断面図で
ある。
【図2】図1のシースルヘッドレストの組み立て途中の
説明図である。
【図3】他の実施態様を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1・・本体、2・・空隙部、10・・カバー、11・・
筒状部、12・・開口部、20・・骨材、20a・・縦
材、20b・・補助骨材、20c・・切欠き部、20d
・・連結部、21・・ステー、30・・発泡材。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体中央に空隙部を形成する筒状部を設
    けたカバーと、カバー内に発泡成形により固定される骨
    材とからなるシースルーヘッドレストの製造方法にあっ
    て、ステー間に横桁として補助骨材を固着された骨材の
    上端に切欠き部を設け、該切欠き部に該カバーの筒状部
    を挿通させ、カバー内に骨材を配置させることを特徴と
    するシースルーヘッドレストの製造方法。
  2. 【請求項2】 本体中央に空隙部を形成する筒状部を設
    けたカバーと、横桁として補助骨材を固着され連結され
    た部位より上端に切欠き部を設け下端にステーを延設す
    る骨材とを備え、カバー内に骨材を、該筒状部が該補助
    骨材の固着部位と該切欠き部との間に位置するように発
    泡成形により固定することを特徴とするシースルーヘッ
    ドレスト。
  3. 【請求項3】 本体中央に空隙部を形成する筒状部を設
    けたカバーと、ほぼロ字状に形成され上端には切欠き部
    を設けた骨材と、該ロ字状骨材に下向きに突設されたス
    テーとを備え、カバー内に骨材を、該筒状部が該ロ字状
    骨材の内側に位置するように発泡成形により固定するこ
    とを特徴とするシースルーヘッドレスト。
  4. 【請求項4】 前記ステーを、前記骨材に傾動可能に設
    けた請求項2又は請求項3記載のシースルーヘッドレス
    ト。
JP8210168A 1996-08-08 1996-08-08 シースルーヘッドレストの製造方法及びシースルーヘッドレスト Pending JPH1053058A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5927814A (en) * 1998-06-18 1999-07-27 Tachi-S Co., Ltd. Headrest

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5927814A (en) * 1998-06-18 1999-07-27 Tachi-S Co., Ltd. Headrest
FR2780354A1 (fr) * 1998-06-18 1999-12-31 Tachi S Co Structure d'appui-tete de type annulaire, notamment pour siege de vehicule automobile

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