JPH105271A - 保護パッド - Google Patents

保護パッド

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JPH105271A
JPH105271A JP8161864A JP16186496A JPH105271A JP H105271 A JPH105271 A JP H105271A JP 8161864 A JP8161864 A JP 8161864A JP 16186496 A JP16186496 A JP 16186496A JP H105271 A JPH105271 A JP H105271A
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JP
Japan
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pressure
sensitive adhesive
protective pad
adhesive layer
foam
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JP8161864A
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English (en)
Inventor
Tadao Kawamori
唯夫 河盛
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 患部や創傷部に直接貼付する必要がなく、滲
出液を迅速に吸収することができ、十分な吸水量を有す
る保護パッドを提供する。 【解決手段】 軟質発泡体と織布又は不織布との積層体
を支持体とし、該支持体の発泡体側に常温で接着性を有
する粘着剤層が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、床ずれ(褥瘡)の
治療や予防に用いられるパッドであって、下着等に貼付
して用いられる保護パッドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、床ずれ(褥瘡)の治療や予防
に用いられる創傷保護剤として、下記の技術が開示され
ている。 特公昭63−6020号公報:ポリイソブチレンとブ
チルゴムからなる粘着性ゴム様結合剤、親水コロイド及
び流動性改良剤からなるストーマ及び創傷保護剤;特
開平6−200号公報:発泡体の支持体に吸水性の粘着
剤層を積層した創傷保護材;特開平6−201号公
報:支持体層、吸水性及び/又は水膨潤性の粘着剤層、
セパレーターの三層構造からなる機能性外用剤。
【0003】上記創傷保護剤は、床ずれ(褥瘡)等の患
部や創傷部を保護を目的として、患部や創傷部に直接貼
付するため、皮膚に化学的刺激(粘着剤組成物による刺
激)、物理的刺激(創傷部からの剥離による刺激)やか
ぶれ等を生じるという問題点があった。また、上記創傷
保護剤は、親水コロイドや吸水性の粘着剤層を用いてい
るため、体内からの滲出液と体温により粘着剤の保形性
が損なわれて粘着剤がはみ出したり、流れだしが生じて
衣服を汚したり、剥離時に糊残りを起こす等の問題点が
あった。
【0004】さらに、上記創傷保護剤に用いられている
粘着剤では滲出液の吸収速度が遅く、吸水量も不十分で
あった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記欠点を
解決するためのものであり、患部や創傷部に直接貼付す
る必要がなく、滲出液を迅速に吸収することができ、十
分な吸水量を有する保護パッドを提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
【0007】請求項1記載の発明(以下、第1発明とい
う)の保護パッドは、軟質発泡体と織布又は不織布との
積層体を支持体とし、該支持体の発泡体側に常温で接着
性を有する粘着剤層が設けられていることを特徴とする
ものである。
【0008】請求項2記載の発明(以下、第2発明とい
う)の保護パッドは、軟質発泡体と吸水性高分子含有シ
ートと織布又は不織布とがこの順序で積層された積層体
を支持体とし、該支持体の発泡体側に常温で接着性を有
する粘着剤層が設けられていることを特徴とするもので
ある。
【0009】第1発明で用いられる支持体は、軟質発泡
体と織布又は不織布との積層体からなる。上記軟質発泡
体としては、ポリエチレン等のポリオレフィン、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体、ポリウレタン、ポリ塩化ビニ
ル、ポリブタジエン、ポリスチレン等を主成分とする発
泡体が挙げられる。
【0010】上記軟質発泡体の厚みは、0.5〜5mm
が好ましく、より好ましくは1〜4mmである。また、
上記軟質発泡体の発泡倍率は、適度なクッション性と被
着体や皮膚への追従性を得るためには、2〜50倍が好
ましく、より好ましくは5〜50倍である。
【0011】第1発明で用いられる織布又は不織布とし
ては、綿、ポリエステル、ポリプロピレン、レーヨン、
ナイロンからなる織布や不織布が挙げられ、これらの積
層体であってもよい。
【0012】上記織布又は不織布の厚みは、0.05〜
5mmが好ましく、より好ましくは0.1〜3mmであ
り、滲出液の吸収に十分な目付けがあればよい。
【0013】上記軟質発泡体と織布又は不織布との積層
は、接着剤による接着又は加熱融着等の方法により行わ
れる。上記軟質発泡体と織布又は不織布との接着性を向
上させるために、軟質発泡体の積層面にコロナ処理等の
表面処理や、アンカー剤によるアンカーコート処理等が
施されていてもよい。
【0014】上記支持体の発泡体側には粘着剤層が設け
られる。上記粘着剤としては、アクリル系粘着剤、ゴム
(天然又は合成)系粘着剤、シリコーン系粘着剤等が好
適に使用される。
【0015】上記アクリル系粘着剤としては、例えば、
(メタ)アクリル酸アルキエステルを主体とする(共)
重合体が好適に使用されるが、(メタ)アクリル酸アル
キエステル及び該(メタ)アクリル酸アルキエステルと
共重合可能な官能性モノマーの共重合体であってもよ
い。
【0016】上記(メタ)アクリル酸アルキルエステル
としては、例えば、アクリル酸メチル、アクリル酸エチ
ル、アクリル酸ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリ
ル酸ヘキシル、アクリル酸オクチル、アクリル酸2−エ
チルヘキシル、アクリル酸イソオクチル、アクリル酸デ
シル、アクリル酸イソデシル、アクリル酸ラウリル、ア
クリル酸ステアリル、メタクリル酸メチル、メタクリル
酸ブチル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸2−
エチルヘキシル、メタクリル酸イソオクチル、メタクリ
ル酸デシル、メタクリル酸イソデシル、メタクリル酸ラ
ウリル、メタクリル酸ステアリル等が挙げられ、これら
は単独で使用されても、二種以上が併用されてもよい。
【0017】上記アクリル系粘着剤は、薬物の溶解性向
上を目的として、必要に応じて、主成分である(メタ)
アクリル酸アルキエステル(共)重合体と、上記以外の
モノマーとの共重合や他の重合体とのブレンドを行って
もよく、溶解助剤を添加してもよい。特に、共重合を行
う場合は上記以外のモノマーとして、N−ビニル−2−
ピロリドンが好適に用いられる。
【0018】上記(メタ)アクリル酸アルキエステルを
主体とする(共)重合体は、通常、重合開始剤の存在下
で上述のモノマーを配合して溶液重合を行うことにより
調製される。溶液重合を行う場合は、所定量の各種モノ
マーに酢酸エチル又はその他の重合溶媒を加え、攪拌装
置及び冷却還流装置を備えた反応器中で、アゾビス系、
過酸化物系等の重合開始剤の存在下、窒素雰囲気中で7
0〜90℃、8〜40時間反応させればよい。また、モ
ノマーは一括投入又は分割投入のいずれの方法であって
もよい。
【0019】上記アゾビス系重合開始剤としては、2,
2−アゾビス−イソ−ブチロニトリル、1,1'-アゾビ
ス(シクロヘキサン−1−カルボニトリル)、2,2'-
アゾビス(2,4−ジメチルバレリニトリル)等が挙げ
られ、上記過酸化物系重合開始剤としては、過酸化ラウ
ロイル、過酸化ベンゾイル、ジ(tert−ブチル)パ
ーオキサイド等が挙げられる。
【0020】上記アクリル系粘着剤には、さらに必要に
応じて、粘着性を調整するために粘着性付与剤が配合さ
れてもよい。上記粘着性付与剤としては、ロジン系樹
脂、テルペン系樹脂、クマロン−インデン樹脂、石油系
樹脂、テルペン−フェノール樹脂等が挙げられ、好まし
くは水添ロジンエステル等のロジン系樹脂である。
【0021】上記ゴム系粘着剤としては、天然ゴム、ス
チレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体、ポリ
イソプレン、ポリブテン、ポリイソブチレン、エチレン
−酢酸ビニル共重合体等のゴム弾性体をベースポリマー
とし、ベースポリマー100重量部に対して、上記粘着
性付与剤20〜200重量部が配合されたものが挙げら
れる。
【0022】上記ゴム系粘着剤には、必要に応じて、液
状ポリブテン、鉱油、ラノリン、液状ポリイソプレン、
液状ポリアクリレート等の軟化剤;酸化チタン等の充填
剤;ブチルヒドロキシトルエン等の老化防止剤などが配
合されてもよい。
【0023】上記シリコーン系粘着剤としては、ポリジ
メチルシロキサン等を主成分とするものが挙げられる。
【0024】上記アクリル系粘着剤、ゴム系粘着剤及び
シリコーン系粘着剤には、さらに、可塑剤、無水珪酸等
の充填剤、老化防止剤等が配合されてもよい。
【0025】本発明の保護パッドには、使用時まで粘着
剤層表面を保護するためにセパレーターが積層されてい
てもよい。セパレーターとしては、使用時に容易に剥離
可能に処理された合成樹脂フィルムや紙、これらの積層
体が用いられ、例えば、ポリエチレンテレフタレートフ
ィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリエチレンコート
グラシン紙、ポリエチレン上質紙等の表面にシリコン処
理を施したものが挙げられる。
【0026】本発明の保護パッドの調製において、粘着
剤層を形成するには通常の粘着テープの製造方法が適用
でき、例えば、溶剤塗工法、ホットメルト塗工法、電子
線硬化エマルジョン塗工法等、従来公知の粘着テ−プの
製造方法が使用可能であるが、特に溶剤塗工法が好適に
使用される。
【0027】上記溶剤塗工法では、上記粘着剤、必要に
応じて、その他の添加剤を、適当な溶媒に溶解又は分散
させ、得られた溶液又は分散液を支持体表面に塗布し、
乾燥させて溶媒を除去することにより、支持体の発泡体
側に所定の厚みの粘着剤層を形成することができる。ま
た、上記溶液又は分散液をセパレーター上に一旦塗工、
乾燥した後、得られた粘着剤層を支持体に密着させても
よい。
【0028】本発明の保護パッドは、貼付部位に応じて
適当な形状、寸法に裁断して製品とする。使用時には、
下着や着衣等に粘着剤面を貼付し、軟質発泡体のクッシ
ョン効果により床ずれ発生部位の圧迫を除去することが
できる。また、皮膚に接する織布又は不織布が吸湿性や
通気性を有するため、床ずれ発生の原因となる患部の湿
潤状態の発生を防止することができる。
【0029】次に、第2発明の保護パッドについて説明
する。第2発明では、支持体として軟質発泡体と吸水性
高分子含有シートと織布又は不織布とがこの順序で積層
された積層体が用いられる。
【0030】第2発明で用いられる支持体は、例えば、
軟質発泡体と織布又は不織布とを積層する際に、織布又
は不織布よりやや小面積の吸水性高分子含有シートを、
軟質発泡体と織布又は不織布との間に挿入し、軟質発泡
体と織布又は不織布との周縁を額縁状に積層することに
より得られる。上記軟質発泡体と織布又は不織布との積
層には、第1発明と同様な接着、加熱融着等が用いられ
る。
【0031】上記吸水性高分子含有シートとしては、例
えば、吸水性高分子とパルプ又は綿とからなるシートが
用いられる。このような吸水性高分子含有シートは、例
えば、パルプをシート状にすきあげる時に吸水性高分子
を含有させたものが挙げられる。
【0032】上記吸水性高分子含有シートに用いられる
吸水性高分子としては、デンプン/アクリル酸塩グラフ
トポリマー、アクリル酸/ビニルアルコール共重合体、
アクリル酸/アクリルアミド共重合体、カルボキシセル
ロース/アクリル酸塩グラフトポリマー、アクリル酸ソ
ーダポリマー、メチルビニルエーテル/マレイン酸の長
鎖ポリマー等が挙げられる。
【0033】上記吸水性高分子含有シートの吸水性を向
上させるために、該吸水性高分子含有シートの織布又は
不織布側に吸水紙が用いられてもよい。
【0034】第2発明の保護パッドは、上記支持体の軟
質発泡体側に粘着剤層が設けられたものである。粘着剤
としては、第1発明と同様な粘着剤が用いられ、第1発
明と同様な方法により粘着剤層が形成される。
【0035】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例を説明す
る。 (実施例1)50μm厚のシリコン処理ポリエステルフ
ィルム(セパレーター)上に、乾燥後の厚みが40μm
となるようにアクリル系粘着剤(アクリル酸2−エチル
ヘキシル・N−ビニル−2−ピロリドン共重合体の35
重量%酢酸エチル溶液)を塗布し、60℃のオーブンで
30分間乾燥して粘着剤層を形成した後、該粘着剤層
を、ポリエチレン発泡体(2mm厚、発泡倍率20倍)
とポリエステル・レーヨン不織布(40g/m2)との積
層支持体のポリエチレン発泡体側にラミネートして、保
護パッド(10cm×10cm)を作製した。
【0036】(実施例2)50μm厚のシリコン処理ポ
リエステルフィルム(セパレーター)上に、乾燥後の厚
みが40μmとなるようにアクリル系粘着剤(アクリル
酸2−エチルヘキシル・N−ビニル−2−ピロリドン共
重合体の35重量%酢酸エチル溶液)を塗布し、60℃
のオーブンで30分間乾燥して粘着剤層を形成した後、
該粘着剤層を、ポリエチレン発泡体(2mm厚、発泡倍
率30倍)とポリエステル・レーヨン不織布(40g/
2)との積層支持体の発泡体側にラミネートして、保護
パッド(20cm×20cm)を作製した。
【0037】(実施例3)50μm厚のシリコン処理ポ
リエステルフィルム(セパレーター)上に、乾燥後の厚
みが40μmとなるようにアクリル系粘着剤(アクリル
酸n−ブチル・メタクリル酸共重合体の50重量%水溶
液)を塗布し、60℃のオーブンで30分間乾燥して粘
着剤層を形成した後、該粘着剤層を、ポリウレタン発泡
体(2mm厚、発泡倍率30倍)とレーヨン・ポリオレ
フィン不織布(60g/m2)との積層支持体の発泡体側
にラミネートして、保護パッド(15cm×15cm)
を作製した。
【0038】(実施例4)25μm厚のシリコン処理ポ
リエステルフィルム(セパレーター)上に、乾燥後の厚
みが40μmとなるようにゴム系粘着剤(20重量%シ
クロヘキサン溶液)を塗布し、60℃のオーブンで30
分間乾燥して粘着剤層を形成した後、該粘着剤層を、ポ
リ塩化ビニル発泡体(2mm厚、発泡倍率30倍)とポ
リエステル・レーヨン不織布(40g/m2)との積層支
持体の発泡体側にラミネートして、保護パッド(10c
m×20cm)を作製した。尚、ゴム系粘着剤の組成は
次の通りである。 ・スチレン−イソプレン−スチレン共重合体 20重量% ・脂環族飽和炭化水素 40重量% ・流動パラフィン 30重量%
【0039】(実施例5)50μm厚のシリコン処理ポ
リエステルフィルム(セパレーター)上に、乾燥後の厚
みが40μmとなるようにアクリル系粘着剤(アクリル
酸2−エチルヘキシル・N−ビニル−2−ピロリドン共
重合体の35重量%酢酸エチル溶液)を塗布し、60℃
のオーブンで30分間乾燥して粘着剤層を形成した後、
該粘着剤層を、ポリエチレン発泡体(2mm厚、発泡倍
率20倍)と吸水性高分子含有シート(デンプン・アク
リル酸塩グラフト共重合体とパルプからなるシート)と
ポリエステル・レーヨン不織布(40g/m2)との積層
支持体の発泡体側にラミネートして、保護パッド(10
cm×10cm)を作製した。
【0040】(実施例6)50μm厚のシリコン処理ポ
リエステルフィルム(セパレーター)上に、乾燥後の厚
みが40μmとなるようにアクリル系粘着剤(アクリル
酸2−エチルヘキシル・N−ビニル−2−ピロリドン共
重合体の35重量%酢酸エチル溶液)を塗布し、60℃
のオーブンで30分間乾燥して粘着剤層を形成した後、
該粘着剤層を、ポリエチレン発泡体(2mm厚、発泡倍
率30倍)と吸水性高分子含有シート(デンプン・アク
リル酸塩グラフト共重合体とパルプからなるシート)と
ポリエステル・レーヨン不織布(40g/m2)との積層
支持体の発泡体側にラミネートして、保護パッド(15
cm×15cm)を作製した。
【0041】(実施例7)50μm厚のシリコン処理ポ
リエステルフィルム(セパレーター)上に、乾燥後の厚
みが40μmとなるようにアクリル系粘着剤(アクリル
酸n−ブチル・メタクリル酸共重合体の50重量%水溶
液)を塗布し、60℃のオーブンで30分間乾燥して粘
着剤層を形成した後、該粘着剤層を、ポリウレタン発泡
体(2mm厚、発泡倍率30倍)と吸水性高分子含有シ
ート(アクリル酸・ビニルアルコール共重合体とパルプ
からなるシート)とレーヨン・ポリオレフィン不織布
(60g/m2)との積層支持体の発泡体側にラミネート
して、保護パッド(10cm×20cm)を作製した。
【0042】(実施例8)25μm厚のシリコン処理ポ
リエステルフィルム(セパレーター)上に、乾燥後の厚
みが40μmとなるように実施例4と同様なゴム系粘着
剤を塗布し、60℃のオーブンで30分間乾燥して粘着
剤層を形成した後、該粘着剤層を、ポリ塩化ビニル発泡
体(2mm厚、発泡倍率30倍)と吸水性高分子含有シ
ート(アクリル酸・ビニルアルコール共重合体とパルプ
からなるシート)とポリエステル・レーヨン不織布(4
0g/m2)との積層支持体の発泡体側にラミネートし
て、保護パッド(20cm×20cm)を作製した。
【0043】上記実施例で得られた保護パッドを下着に
貼付して24時間患部を保護したが、皮膚刺激、かぶれ
等の障害、粘着剤層のはみ出しや糊残りは起こらず、滲
出液も保護パッドに十分吸収されていた。
【0044】
【発明の効果】本発明の保護パッドの構成は、上述の通
りであり、衣類に貼付して患部や創傷部を保護するの
で、皮膚刺激、かぶれ等の障害が起こらず、さらに、粘
着剤層のはみ出しや糊残りが起こらないので、衣服を汚
すことがない。特に、床ずれ(褥瘡)の治療や予防に好
適に用いられる。また、請求項2記載の保護パッドは、
支持体に吸水性高分子含有シートが積層されているの
で、滲出液を迅速に吸収することができ、十分な吸水量
を有する。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軟質発泡体と織布又は不織布との積層体
    を支持体とし、該支持体の発泡体側に常温で接着性を有
    する粘着剤層が設けられていることを特徴とする保護パ
    ッド。
  2. 【請求項2】 軟質発泡体と吸水性高分子含有シートと
    織布又は不織布とがこの順序で積層された積層体を支持
    体とし、該支持体の発泡体側に常温で接着性を有する粘
    着剤層が設けられていることを特徴とする保護パッド。
JP8161864A 1996-06-21 1996-06-21 保護パッド Pending JPH105271A (ja)

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