JPH1052576A

JPH1052576A - 連動動作装置

Info

Publication number: JPH1052576A
Application number: JP24248196A
Authority: JP
Inventors: Katsumasa Motooka; 勝政本岡
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1996-08-08
Filing date: 1996-08-08
Publication date: 1998-02-24

Abstract

(57)【要約】（修正有）【課題】手動ハンドルによる回転で誘導発電機を動か
し、この発電電力で電動式のおもちゃなどを駆動できる
ようにする。【解決手段】モータと同じしくみよりなる電磁誘導回転
体部１と回転数を変える歯車部２がおなじ構成の２つの
部分があり両者は、電線５で結合される。そして、一方
のほうには、外部に回転ハンドル９を設け、他方には、
動かす目的物をつけるための動作部４をもうけた。回転
ハンドルを手でまわし、誘導回転体部の回転軸を回転さ
せることで発電させ、他方の誘導回転体部に電力を供給
することで、動作部を動かせてそこに付加したおもちゃ
などの目的物を動かせることができるものである。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】この発明は、回転電磁発電体、いわばモー
タとその回転速度や、伝達力を変える歯車部に手動回転
ハンドルをつけた装置が一つである。そして、ハンドル
部以外の部分は同じしくみの装置がもう一つある。両者
は、電気的に結合される。そして、手動回転ハンドルを
装備した方の装置の人の手によるハンドルの回転で発電
した電力によって、他方の装置の動作部を動かすように
した連動動作装置に関するものである。従来は、例え
ば、おもちゃといえば、電池やぜんまい、あるいは、バ
ネ、ゴム、のエネルギーなどでおもちゃを動かせてい
た。

【０００２】しかし、本発明は、手動ハンドルによる回
転で誘導発電機を動かせ、この発電電力で例えば、実施
例のように、動作部を動かせ遊ぶことができるので、装
置を操作する臨場感を十分に味わえる。この装置帰属意
識を高めた心理効果をも包含させたのが本装置の大きな
特徴である。

【０００３】構成は、実施例でいうと、回転電磁発電体
は、要するにモーターと同じ原理で、中心回転体とし、
鉄心にコイルを巻いた電機子をケースでささえ、電機子
のまわりに、磁性体をもうけたような構成の普通の模型
用のモーターと同じものである。

【０００４】この電磁誘導起電を発生する発電体には、
手動ハンドルの力を回転力として伝えるが、そのまま直
接伝えず、途中には、回転比をかえるため、ギヤーボッ
クスを設ける。このボックス内の歯車は、回転電磁発電
体の電機子回転棒の先端につないだピニオン歯車など
の、短径ギヤーの回転数を落とすため、短径、長径１組
のギヤーとしたものを計２段階用い、３段階めには長径
の歯車を用い、手動回転体ハンドルの回転エネルギーと
回転速度を変化させる。

【０００５】このような、ギヤーボックスの工夫によ
り、手動回転ハンドルのゆっくりした回転も、回転電磁
発電体の回転部分には、高速回転が生じ、誘導起電力
が、得られる。また、同じ構成になるもう１台は、一方
の装置で作った電気エネルギーを電線を通して供給する
ので、逆にまさしく、モーターとして、回転電磁発電体
が機能し、やはりギヤーボックスをとおして、手動回転
体を動かせてそこにつけられた、おもちゃの蛇などを、
回転させながら振り回すなどして、あたかも蛇が動いて
いるように動かす。

【０００６】このモーターと同じ原理の回転電磁発電体
は、６ボルト程度で動作するものとする。ギヤーは、模
型の戦車などの回転数変化用ギヤーでよい。

【０００７】したがって、この回転電磁発電体は、模型
用モーターと同じとしてつくればよい。

【０００８】手動回転ハンドル部は、基本構造として、
手まわしハンドル式の、鉛筆削り機の、手回しハンドル
部とおなじものである。ギヤーボックスの回転軸端にＬ
字型の柄をつけ、そこに握り部をつけたものとする。

【０００９】動作部先には、はめ込み式のおもちゃ部と
して、ゴム製の蛇などをつける。動作部直径よりややお
おきめか、同じ位のおおきさとした穴をおもちゃ部にあ
けておくなどし、動作部にかぶせるか、はめこみ、取り
外し自由とする。こうして、おもちゃ部が、アタッチメ
ント的に、多種のおもちゃ部に交換できうるようにして
おく。このはめこみ式の交換によって、おもちゃ部をい
ろいろ取り替え、あそべる。ゴム製のおもちゃ部で作っ
ておけば、脱着がたやすくでき、まさつで握り部にすべ
らずに装着できるし、また、動作部の径と同じ位の穴を
あけてゴムの伸縮作用を利用して容易におもちゃ部のと
り外しができる。ケースの外形は、ピストル型とするな
どし、手でもちやすくしたり、おもちゃ部の動きで本体
が動きにくいように固定化できうるようにしておく。お
もちゃ部に例えば、人の手などを模倣した物をつけ、本
装置を２組用意すれば、対戦遊びも可能である。

【００１０】本発明は、ある意味では電気機械のサーボ
モータ機構としての機能も含んでいるので、使い方とし
て手動回転ハンドルを回転させて、その電気量分のみに
ついて他方の装置を動作させることが可能であり、ハン
ドルの回転角をそのまま、他方の装置に伝え動作させ得
るのであり、従って、一方の装置による他方の装置動作
のコントローラーとしても、用いられ得る。一方の装置
の回転で発生する電力量は、そのまま同構造の他方の装
置の動作エネルギーと変換されると解せる。ただし、微
小な抵抗ロスは無視した場合であるが。

【００１１】本発明によれば、１台めを発電機とし、手
で手動回転ハンドルを回転させ電気エネルギーを作り、
２台めをいわばモーターとして動作させ、その動きによ
って、動作部を動かせ、例えば蛇の動きを作ったり、あ
るいは、人の手形のアタッチメントを動作部につけて、
動作させるなどでき得るなどの効果が得られる。また、
回転ハンドルをつけた方の装置のハンドル回転角を他方
の装置に伝えるという動作をも構成できる。

【図面の簡単な説明】

本発明の実施例を示す。図１は、実施例の断面図、図２
は、歯車部と電磁誘導発電体部分の平面図である。

【符号の説明】

１：電磁誘導発電体、２：歯車部、３：回転軸、３’：
他方の回転軸、４：動作部、５：電線、６：おもちゃ
部、７：ケース、８：握り部、９：手動回転体ハンド
ル、１０：短い直径のピニオン歯車、１１：短い直径と
長い直径の歯車が１組になったもの、１２：長い直径の
歯車

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】歯車部と電磁誘導発電体を回転軸でつな
ぎ、歯車部回転軸の反対側は、手動回転ハンドルを設け
た構成よりなる部分と、手動回転ハンドル部以外は以上
の装置とまったく同じ構成の他方の部分よりなり、この
他方の部分の歯車回転軸には動作部を付加させたうえ
に、回転ハンドルを設けた方の部分と設けない方の部分
の両方を電気的に結合する電線によって結合させて構成
される連動動作装置