JPH1052050A - 空気調和機の制御装置 - Google Patents

空気調和機の制御装置

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JPH1052050A
JPH1052050A JP8220529A JP22052996A JPH1052050A JP H1052050 A JPH1052050 A JP H1052050A JP 8220529 A JP8220529 A JP 8220529A JP 22052996 A JP22052996 A JP 22052996A JP H1052050 A JPH1052050 A JP H1052050A
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waveform
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Atsushi Maeno
淳 前野
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Fujitsu General Ltd
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    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2600/00Control issues
    • F25B2600/02Compressor control
    • F25B2600/021Inverters therefor
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/70Efficient control or regulation technologies, e.g. for control of refrigerant flow, motor or heating

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空気調和機において、低入力交流電流域で入
力交流電流の波形を正確に把握し、入力交流電流を正確
に正弦波に制御し、高調波電流を低減する。 【解決手段】 交流電源1を力率改善電源回路2で直流
電圧に変換し、この変換直流電圧をインバータ回路3で
交流電圧に変換して圧縮機のモータ4に供給し、圧縮機
をインバータ制御する。このとき、マイクロコンピュー
タ11は入力交流電流検出回路12からの電流検出信号
により入力交流電流を検出し、この入力交流電流に応じ
て第1および第2のホトカプラ10a,10bをオン、
オフ制御する。入力交流電流が所定値以上でないときに
は(低入力交流電流域では)、第1のホトカプラ10a
をオンとし、第2のホトカプラ10bをオフとする。力
率改善制御部2iは直列に接続したシャント抵抗2h
1,2h2による電圧降下分により力率改善電源回路2
の出力電流の波形を検出し、この出力電流波形を参照し
て入力交流電流波形の歪みを把握し、入力交流電流波形
が正弦波となるようにスイッチング素子2dを所定に制
御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は空気調和機の圧縮
機制御技術に係り、特に詳しくは低入力交流電流域にお
ける入力交流電流波形の歪みをより正確に把握し、入力
交流電流波形をほぼ正弦波に制御可能とし、高調波電流
を低減する空気調和機の制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の空気調和機には、商用の交流電
源を直流電源に変換し、この変換直流電源の出力直流電
圧をインバータ手段で任意の交流電圧に変換して圧縮機
のモータに供給するタイプのものがある。
【0003】前記交流電源を直流電源に変換する電源回
路としては一般的にコンデンサ入力型の電源回路を用い
るが、交流電源からの入力交流電流波形が歪波となり、
この歪波により高調波電流が発生する。そこで、その高
調波電流を抑えるために、例えば昇圧コンバータ型の力
率改善電源回路が提案されるようになった。
【0004】前記力率改善電源回路を用いた空気調和機
の制御装置の一例としては、図5に示すものがある。こ
の空気調和機の制御装置は、交流電源1を力率改善電源
回路(コンバータ手段)2で直流電源に変換してインバ
ータ回路(インバータ手段)3に供給する。インバータ
回路3は、複数のトランジスタとダイオードをそれぞれ
並列に接続し、かつ三相ブリッジに接続したものであ
り、入力直流電源を三相交流に変換して圧縮機を駆動す
る三相のモータ(圧縮機モータ)4に供給し、モータ4
を駆動する。
【0005】力率改善電源回路2は、ダイオードブリッ
ジからなる整流回路2aと、この整流回路2aの正側端
子に直列に接続したチョークコイル2bおよびダイオー
ド(FRD)2cと、このチョークコイル2bとダイオ
ード(FRD)2cとの間で整流回路2aと並列に接続
したスイッチング素子(IGBT;絶縁ゲート形トラン
ジスタ)2dと、出力直流電圧を平滑化する平滑用コン
デンサ2eと、整流回路2aの全波整流電圧波形を検出
するための整流電圧検出回路2fと、出力直流電圧を検
出するための出力直流電圧回路2gと、シャント抵抗で
電流波形を検出する電流検出回路2hと、前記検出した
全波整流電圧波形、出力直流電圧および電流波形をもと
にして前記スイッチング素子2dを制御する力率改善制
御部2iとを備えている。
【0006】力率改善制御部2iは力率改善制御用IC
やその周辺回路で構成されており、この力率改善制御部
2iは前記全波整流電圧波形、出力直流電圧および電流
波形を入力し、入力交流電流波形がほぼ正弦波になるよ
うにスイッチング素子2dの駆動信号を出力する。
【0007】前記力率改善電源回路2により、入力交流
電流波形がほぼ正弦波となり、つまり入力交流電流波形
の歪波が小さくなり、結果高調波電流を低減することが
でき、力率の向上を図ることができる。
【0008】また、空気調和機の制御装置はインバータ
回路3の各トランジスタをオン、オフ駆動するためのマ
イクロコンピュータ5および駆動回路6を備え、マイク
ロコンピュータ5は例えば室内機制御装置等からの指示
に応じて圧縮機を所定運転周波数に制御するためにイン
バータ回路3の制御信号(例えばPWM信号)を駆動回
路6に出力し、インバータ回路3の各トランジスタを所
定にオン、オフ駆動する。
【0009】このようにして、圧縮機の誘導モータ4に
は所望の電圧が供給されるため、圧縮機を所定回転数で
制御することができ、ひいては空気調和機の運転を適切
に行うことができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記空気調
和機の制御装置において、力率改善電源回路2の出力電
流波形等により入力交流電流波形の歪を把握してスイッ
チング素子2dを所定にオン、オフし、入力交流電流波
形をほぼ正弦波とする。
【0011】しかしながら、前記出力電流波形を検出す
るためのシャント抵抗(電流検出抵抗)の値は、最大入
力交流電流値で検出電圧(シャント抵抗の電圧降下分)
が最大となるように設定されている。
【0012】そのために、入力交流電流が小さいと、シ
ャント抵抗の電圧降下分が小さくなり(つまり検出電圧
が小さくなり)、検出出力電流波形に含まれている歪波
を正確に把握することが困難となる。これにより、スイ
ッチング素子2dを適切に駆動することができず、結果
入力交流電流波形が歪み、高調波電流が増加することに
なる。
【0013】この発明は前記課題に鑑みなされたもので
あり、その目的は低入力交流電流域でも入力交流電流波
形をほぼ正弦波とすることができ、高調波電流を低減す
ることができるようにした空気調和機の制御装置を提供
することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明は少なくとも交流電圧を直流電圧に変換す
るコンバータ手段を備えた空気調和機の制御装置におい
て、当該入力交流電流波形を制御するために少なくとも
前記コンバータ手段はスイッチング素子と、前記コンバ
ータ手段の出力電流を可変可能な抵抗手段で検出する電
流検出手段と、前記スイッチング素子を所定に駆動して
前記入力交流電流波形をほぼ正弦波に制御する手段とを
備え、前記入力交流電流が小さいときには前記抵抗手段
の抵抗値を入力交流電流が大きいときに比べて大きくす
るようにしたことを特徴としている。
【0015】この発明は少なくとも交流電圧を直流電圧
に変換するコンバータ手段を備えた空気調和機の制御装
置において、当該入力交流電流波形を制御するために少
なくとも前記コンバータ手段はスイッチング素子と、前
記コンバータ手段の出力電流を複数の検出手段で検出可
能としている電流検出手段と、当該入力交流電流に応じ
て前記複数の検出手段を切り替える手段と、前記スイッ
チング素子を所定に駆動して前記入力交流電流波形を正
弦波に制御する手段とを備え、前記入力交流電流が小さ
いときには前記複数の検出手段を切り替えて前記検出出
力値を大きくするようにしたことを特徴としている。
【0016】この発明は少なくとも交流電圧を直流電圧
に変換するコンバータ手段を備えた空気調和機の制御装
置において、当該入力交流電流波形を制御するために少
なくとも前記コンバータ手段はスイッチング素子と、前
記コンバータ手段の出力電流を直列に接続した2つのシ
ャント抵抗あるいは同シャント抵抗の一方で検出可能と
し、2つのホトカプラの一方の出力端子をそれぞれ前記
シャント抵抗の一端に接続するとともに、前記ホトカプ
ラの他方の出力端子を共通としてなる電流検出手段と、
当該入力交流電流に応じて前記2つのホトカプラをオ
ン、オフ制御する手段と、前記スイッチング素子を所定
に駆動して前記入力交流電流波形を正弦波に制御する手
段とを備え、前記入力交流電流が所定値より小さいとき
には前記2つのシャント抵抗によって前記出力電流を検
出し、前記入力交流電流が所定値以上であるときには前
記2つのシャント抵抗の一方によって前記出力電流を検
出するようにしたことを特徴としている。
【0017】この発明は少なくとも交流電圧を直流電圧
に変換するコンバータ手段を備えた空気調和機の制御装
置において、当該入力交流電流波形を制御するために少
なくとも前記コンバータ手段はスイッチング素子と、前
記コンバータ手段の出力電流を並列に接続した2つのシ
ャント抵抗あるいは同シャント抵抗の一方で検出可能と
し、前記一方のシャント抵抗に直列に接続したスイッチ
回路を設けてなる電流検出手段と、当該入力交流電流に
応じて前記スイッチ回路をオン、オフ制御する手段と、
前記スイッチング素子を所定に駆動して前記入力交流電
流波形を正弦波に制御する手段とを備え、前記入力交流
電流が所定値より小さいときには前記1つのシャント抵
抗によって前記出力電流を検出し、前記入力交流電流が
所定値以上であるときには前記2つのシャント抵抗によ
って前記出力電流を検出するようにしたことを特徴とし
ている。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
1ないし図4を参照して詳しく説明する。なお、図1
中、図5と同一部分および相当部分には同一符号を付し
て重複説明を省略する。
【0019】この発明の空気調和機の制御装置は、入力
交流電流波形の歪みを把握するためにインバータ手段の
出力電流波形をシャント抵抗で検出するが、このシャン
ト抵抗を複数個で構成するとともに、当該入力交流電流
に応じて複数のシャント抵抗を切り替え、少なくとも入
力交流電流が小さいときにはシャント抵抗による電圧降
下分が大きくなるようにし、入力交流電流波形の歪みを
正確に把握し、入力交流電流波形をほぼ正弦波とし、高
調波電流を低減する。
【0020】そのために、図1に示すように、この空気
調和機の制御装置は、図5に示す出力電流検出回路2h
のシャント抵抗に代えて直列に接続した2つのシャント
抵抗2h1,2h2を用い、かつ第1および第2のホト
カプラ10a,10bでそのシャント抵抗2h1,2h
2を切り替えて抵抗値を可変する。シャント抵抗2h
1,2h2は同じ値でもよく、また異なる値でもよい。
【0021】この場合、第1のホトカプラ10aの一方
の出力端子(出力側)をシャント抵抗2h1の一端に接
続するとともに、第2のホトカプラ10bの一方の出力
端子(出力側)をシャント抵抗2h2の一端(シャント
抵抗2h1の他端)に接続する。第1のホトカプラ10
aの他方の出力端子(出力側)と第2のホトカプラ10
bの他方の出力端子(出力側)とを共通として力率改善
制御部2iに出力する。
【0022】なお、力率改善制御部2iにはシャント抵
抗2h2の他端が入力しており、2つのシャント抵抗2
h1,2h2の電圧降下分の電圧あるいは1つのシャン
ト抵抗2h2の電圧降下分の電圧が入力される。
【0023】マイクロコンピュータ11は、図5に示す
マイクロコンピュータ5の機能の他に、CT(カレント
トランス)の入力交流電流検出回路12で検出された入
力交流電流に応じて第1および第2のホトカプラ10
a,10bをオン、オフする。したがって、第1および
第2のホトカプラ10a,10bの入力側はマイクロコ
ンピュータ11に接続されている。
【0024】なお、マイクロコンピュータ11はスイッ
チング素子2dの制御、制御停止を指示する制御信号S
cを出力し、力率改善制御部2iはその制御信号Scに
したがってスイッチング素子2dの制御を開始し、ある
いはその制御を停止する。また、空気調和機には既に入
力交流電流を検出するCTが備えられていることから、
このCTを兼用すれば、新たな回路を付加せずともよ
い。
【0025】次に、一例として前記構成の制御装置の動
作を図2のフローチャート図および図3のグラフ図を参
照して説明すると、例えば室内機制御装置から指示(室
温を設定値とする圧縮機の運転周波数指令等)が出さ
れ、この指示を受けたマイクロコンピュータ11が圧縮
機を制御しているものとする。
【0026】このとき、マイクロコンピュータ11は所
定時間毎に図2に示すルーチンを実行している。CTの
入力交流電流検出回路12の電流信号により入力交流電
流IACを検出し(ステップST1)、この入力交流電
流IACが所定値I2以上であるか否かを判断する(ス
テップST2)。その結果に応じて、ホトカプラ10
a,10bをオン、オフ制御する(ステップST3,S
T4)。
【0027】図3に示すように、所定値I2としては、
最大入力交流電流I3(例えば15A)より小さい値
で、かつI1(例えば3Aないし4A)より大きい値に
設定する(例えば9A)。
【0028】図3に示すt1時において、入力交流電流
IACがI1である場合、入力交流電流IACが所定値
I2より小さいため、ステップST2からST3に進
み、第1のホトカプラ10aをオンとし、第2のホトカ
プラ10bをオフにする。
【0029】すると、力率改善制御部2iには2つのシ
ャント抵抗2h1,2h2による電圧降下分の電圧が入
力する。したがって、入力交流電流IACが小さく、つ
まり力率改善電源回路(コンバータ手段)2の出力電流
が小さくとも、出力電流の波形を拡大して検出すること
ができる。
【0030】これにより、力率改善制御部2iはその出
力電流の波形を参照して入力交流電流波形の歪みを正確
に把握し、スイッチング素子2dを適切に制御すること
ができ、結果低入力交流電流域における入力交流電流波
形をほぼ正弦波とすることができ、高調波電流を低減す
ることができる。なお、入力交流電流波形を把握する
際、従来例と同様に、出力電流の波形だけなく、全波整
流電圧波形および出力直流電圧も参照する。
【0031】さらに、時間が経過し、t2時になったと
き、入力電流IACが所定値I2に達したものとする
と、ステップST2からST4に進み、第1のホトカプ
ラ10aをオフとし、第2のホトカプラ10bをオンに
する。
【0032】すると、力率改善制御部2iには1つのシ
ャント抵抗2h2による電圧降下分の電圧が入力され
る。このシャント抵抗2h2を図5に示す電流検出回路
2hのシャント抵抗と同じものとすれば、力率改善制御
部2iは検出出力電流の波形を参照して入力交流電流波
形の歪みを十分に把握することができ、従来同様にスイ
ッチング素子2dを適切に制御し、入力交流電流波形を
ほぼ正弦波とすることができ、高調波電流を抑えること
ができる。
【0033】図4はこの発明の他の実施の形態を示す制
御装置のブロック図である。なお、図中、図1と同一部
分には同一符号を付して重複説明を省略する。
【0034】この図において、この空気調和機の制御装
置は、図1に示すシャント抵抗2h1,2h2に代え
て、シャント抵抗2h3,2h4を並列に接続した回路
を備え、かつ第1および第2のホトカプラ10a,10
bに代えてシャント抵抗2h3に直列に接続したスイッ
チ回路13を備えている。
【0035】なお、シャント抵抗2h3,2h4を並列
に接続した状態の抵抗値が図5に示す出力電流検出回路
2hのシャント抵抗の値と同じ程度になるように、シャ
ント抵抗2h3,2h4の値を設定する。したがって、
シャント抵抗2h3,2h4はシャント抵抗2h1,2
h2より大きい抵抗値であり、特にシャント抵抗2h4
はシャント抵抗2h1,2h2を合計した抵抗値にする
とよい。
【0036】また、マイクロコンピュータ14は、図1
に示すマイクロコンピュータ11の機能他に、第1およ
び第2のホトカプラ10a,10bのオン、オフに代え
たスイッチ回路13をオン、オフする信号を出力する機
能を有している。
【0037】この場合、マイクロコンピュータ14は入
力交流電流IACが図3に示す所定値I2以上にならな
い限り、スイッチ回路13をオンとせず、力率改善電源
回路(コンバータ手段)2の出力電流波形はシャント抵
抗2h4による電圧降下分の電圧で把握することにな
る。
【0038】前述したように、シャント抵抗2h4の抵
抗値は図1に示すシャント抵抗2h1,2h2の合計値
としていることから、入力交流電流IACが小さくと
も、シャント抵抗2h4による電圧降下が大きく、前実
施と同様に、力率改善制御部2iは力率改善電源回路2
の出力電流の波形を拡大して検出することができ、この
検出出力電流の波形を参照して入力交流電流波形の歪み
を正確に把握することができる。
【0039】また、入力交流電流IACが所定値I2以
上になると、スイッチ回路13をオンとし、シャント抵
抗2h3,2h4を並列に接続するため、その並列に接
続した回路の抵抗値が低下する。しかし、前述したよう
に、その並列に接続した回路の抵抗値が例えば図5に示
す出力電流検出回路2hのシャント抵抗と同程度になる
ようにしていることから、力率改善制御部2iは検出出
力電流の波形を参照して入力交流電流波形の歪みを十分
に把握することができる。
【0040】したがって、この実施の形態の場合、前実
施例と同様の効果を奏するだけなく、出力電流の検出回
路の回路構成がシャント抵抗2h3,2h4とスイッチ
回路13だけで済むことから、コスト的に安価である。
【0041】前述した実施の形態では、2つのシャント
抵抗2h1,2h2あるいはシャント抵抗2h3,2h
4を用いているが、それ以上のシャント抵抗を用いるよ
うにしてもよい。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の空気調
和機の制御装置の請求項1によると、当該入力交流電流
波形を正弦波に制御する際、コンバータ手段の出力電流
波形を検出するための抵抗手段を当該入力交流電流に応
じて可変し、少なくとも前記入力交流電流が小さいとき
には前記抵抗手段の抵抗値を大きくし、この可変した抵
抗手段によって検出した出力電流の波形を参照するよう
にしたので、低入力交流電流域における出力電流を拡大
する形になり、出力電流の波形を正確に把握することが
でき、結果入力交流電流波形をほぼ正弦波とするがで
き、高調波電流を低減することができるという効果があ
る。
【0043】請求項2の発明によると、当該入力交流電
流波形を正弦波に制御する際、コンバータ手段の出力電
流の波形を検出するための複数の検出手段を当該入力交
流電流が大きくなる検出手段に切り替え、この検出手段
によって検出した出力電流の波形を参照するようにした
ので、低入力交流電流域における出力電流を拡大する形
になり、出力電流の波形を正確に把握することができ、
結果入力交流電流波形をほぼ正弦波とするができ、高調
波電流を低減することができるという効果がある。
【0044】請求項3の発明によると、当該入力交流電
流波形を正弦波に制御するためのスイッチング素子を有
するコンバータ手段の出力電流を直列に接続した2つの
シャント抵抗あるいは同シャント抵抗の一方で検出可能
とし、2つのホトカプラの一方の出力端子をそれぞれ前
記シャント抵抗の一端に接続するとともに、前記ホトカ
プラの他方の出力端子を共通として前記出力電流を検出
し、当該入力交流電流に応じて前記2つのホトカプラを
オン、オフ制御し、少なくとも前記シャント抵抗による
検出出力電流の波形をもとにして前記スイッチング素子
を所定に駆動するようにしたので、前記入力交流電流が
所定値より小さいときには前記2つのシャント抵抗によ
って前記出力電流を検出すれば、低入力交流電流域にお
ける出力電流の波形(入力交流電流波形を正弦波とする
ための参照波形)を拡大することができ、請求項1,2
と同じ効果を奏し、しかも従来と比べても1つのシャン
ト抵抗と2つのホトカプラを付加するだけで済むことか
ら、コスト的にも有用な効果がある。
【0045】請求項4の発明によると、当該入力交流電
流波形を正弦波に制御するためにスイッチング素子を有
するコンバータ手段の出力電流を並列に接続した2つの
シャント抵抗あるいは同シャント抵抗の一方で検出可能
とし、前記一方のシャント抵抗に直列に接続したスイッ
チ回路を当該入力交流電流に応じてオン、オフ制御し、
少なくとも前記シャント抵抗による検出出力電流の波形
をもとにして前記スイッチング素子を所定に駆動するよ
うにしたので、前記入力交流電流が所定値より小さいと
きには前記1つのシャント抵抗によって前記出力電流を
検出すれば、低入力交流電流域における出力電流の波形
(入力交流電流波形を正弦波とするための参照波形)を
拡大することができ、請求項1,2と同じ効果を奏し、
しかも従来と比べても1つのシャント抵抗およびスイッ
チ回路を付加するだけで済むことから、コスト的にもよ
り有用な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態を示す空気調和機の制
御装置の概略的ブロック線図。
【図2】図1に示す制御装置の動作を説明するための概
略的フローチャート図。
【図3】図1に示す制御装置の動作を説明するための概
略的グラフ図。
【図4】この発明の他の実施の一形態を示す空気調和機
の制御装置の概略的ブロック線図。
【図5】従来の空気調和機の制御装置の概略的ブロック
線図。
【符号の説明】
1 交流電源 2 力率改善電源回路(コンバータ手段) 2a 整流回路 2b チョークコイル 2c 逆阻止ダイオード(FRD) 2d IGBT(絶縁ゲート形トランジスタ;スイッチ
ング素子) 2e 平滑用コンデンサ 2f 全波整流電圧検出回路 2g 出力直流電圧検出回路 2h 電流検出回路 2h1,2h2,2h3,2h4 シャント抵抗 2i 力率改善制御部 3 インバータ回路(インバータ手段) 4 モータ(圧縮機モータ) 5,11,14 マイクロコンピュータ 10a 第1のホトカプラ 10b 第2のホトカプラ 12 入力交流電流検出回路 13 スイッチ回路 IAC 入力交流電流

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも交流電圧を直流電圧に変換す
    るコンバータ手段を備えた空気調和機の制御装置におい
    て、当該入力交流電流波形を制御するために少なくとも
    前記コンバータ手段はスイッチング素子と、前記コンバ
    ータ手段の出力電流を可変可能な抵抗手段で検出する電
    流検出手段と、前記スイッチング素子を所定に駆動して
    前記入力交流電流波形をほぼ正弦波に制御する手段とを
    備え、前記入力交流電流が小さいときには前記抵抗手段
    の抵抗値を入力交流電流が大きいときに比べて大きくす
    るようにしたことを特徴とする空気調和機の制御装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも交流電圧を直流電圧に変換す
    るコンバータ手段を備えた空気調和機の制御装置におい
    て、当該入力交流電流波形を制御するために少なくとも
    前記コンバータ手段はスイッチング素子と、前記コンバ
    ータ手段の出力電流を複数の検出手段で検出可能として
    いる電流検出手段と、当該入力交流電流に応じて前記複
    数の検出手段を切り替える手段と、前記スイッチング素
    子を所定に駆動して前記入力交流電流波形を正弦波に制
    御する手段とを備え、前記入力交流電流が小さいときに
    は前記複数の検出手段を切り替えて前記検出出力値を大
    きくするようにしたことを特徴とする空気調和機の制御
    装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも交流電圧を直流電圧に変換す
    るコンバータ手段を備えた空気調和機の制御装置におい
    て、当該入力交流電流波形を制御するために少なくとも
    前記コンバータ手段はスイッチング素子と、前記コンバ
    ータ手段の出力電流を直列に接続した2つのシャント抵
    抗あるいは同シャント抵抗の一方で検出可能とし、2つ
    のホトカプラの一方の出力端子をそれぞれ前記シャント
    抵抗の一端に接続するとともに、前記ホトカプラの他方
    の出力端子を共通としてなる電流検出手段と、当該入力
    交流電流に応じて前記2つのホトカプラをオン、オフ制
    御する手段と、前記スイッチング素子を所定に駆動して
    前記入力交流電流波形を正弦波に制御する手段とを備
    え、前記入力交流電流が所定値より小さいときには前記
    2つのシャント抵抗によって前記出力電流を検出し、前
    記入力交流電流が所定値以上であるときには前記2つの
    シャント抵抗の一方によって前記出力電流を検出するよ
    うにしたことを特徴とする空気調和機の制御装置。
  4. 【請求項4】 少なくとも交流電圧を直流電圧に変換す
    るコンバータ手段を備えた空気調和機の制御装置におい
    て、当該入力交流電流波形を制御するために少なくとも
    前記コンバータ手段はスイッチング素子と、前記コンバ
    ータ手段の出力電流を並列に接続した2つのシャント抵
    抗あるいは同シャント抵抗の一方で検出可能とし、前記
    一方のシャント抵抗に直列に接続したスイッチ回路を設
    けてなる電流検出手段と、当該入力交流電流に応じて前
    記スイッチ回路をオン、オフ制御する手段と、前記スイ
    ッチング素子を所定に駆動して前記入力交流電流波形を
    正弦波に制御する手段とを備え、前記入力交流電流が所
    定値より小さいときには前記1つのシャント抵抗によっ
    て前記出力電流を検出し、前記入力交流電流が所定値以
    上であるときには前記2つのシャント抵抗によって前記
    出力電流を検出するようにしたことを特徴とする空気調
    和機の制御装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100367558B1 (ko) * 2000-04-17 2003-01-10 조병훈 싸이리스터형 3상 교류전압 제어기의 검출회로
JP2009261080A (ja) * 2008-04-15 2009-11-05 Panasonic Corp インバータ装置およびそれを搭載した風量一定換気送風装置
WO2019167159A1 (ja) * 2018-02-28 2019-09-06 三菱電機株式会社 空気調和機のインバータ制御装置及び空気調和機のインバータ制御システム

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WO2019167159A1 (ja) * 2018-02-28 2019-09-06 三菱電機株式会社 空気調和機のインバータ制御装置及び空気調和機のインバータ制御システム

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