JPH1051602A - リニアセンサ - Google Patents

リニアセンサ

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JPH1051602A
JPH1051602A JP8203338A JP20333896A JPH1051602A JP H1051602 A JPH1051602 A JP H1051602A JP 8203338 A JP8203338 A JP 8203338A JP 20333896 A JP20333896 A JP 20333896A JP H1051602 A JPH1051602 A JP H1051602A
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output
color
signal
sensor
sensor unit
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JP8203338A
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Masahide Hirama
正秀 平間
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カラー/白黒兼用のリニアセンサにおいて、
各ラインごとに出力信号を外部に導出していたので、出
力ピンのピン数が増え、外部回路の回路構成の複雑化を
招いていた。 【解決手段】 カラーセンサ部10と白黒センサ部20
とを備えたカラー2出力/白黒2出力のリニアセンサに
おいて、カラーセンサ部10のGの信号およびR/B点
順次の信号をそれぞれ一方の入力とし、白黒センサ部2
0の奇数画素の信号および偶数画素の信号をそれぞれ他
方の入力とする選択スイッチ31,32を設け、カラー
系の信号と白黒系の信号とを各モードに応じて選択的に
出力するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一次元的な画像情
報を時系列的な電気信号として出力するリニアセンサに
関し、特にカラー対応のセンサ部および白黒対応のセン
サ部の両方を搭載したカラー/白黒兼用のリニアセンサ
に関する。
【0002】
【従来の技術】リニアセンサは、パソコンなどの周辺機
器、即ち表示ディスプレイの画像入力のためのスキャナ
によく使用されている。リニアセンサには、白黒対応の
リニアセンサとカラー対応のリニアセンサとがある。こ
のうち、カラー対応のリニアセンサでは、例えばグリー
ン対応のセンサ部を使用することによって白黒原稿を読
み取ることが可能である。しかしながら、カラー対応の
リニアセンサは受光面上にカラーフィルタが存在する分
だけ白黒対応のリニアセンサよりも感度が落ちるため、
高速での読み取りを行う場合には、感度が高い白黒対応
のリニアセンサの方が有利である。また、文字原稿を読
み取る場合には、白黒モードが多いので、より高解像度
化の要求も強い。
【0003】このため、カラー対応のセンサ部および白
黒対応のセンサ部の両方を搭載したカラー/白黒兼用の
リニアセンサが提案されている(例えば、特開昭60−
123158号公報参照)。当該公報には、R(レッ
ド),G(グリーン),B(ブルー)3ラインのカラー
対応のセンサ部と1ラインの白黒対応のセンサ部からな
る4ライン構成のカラー/白黒兼用のリニアセンサが開
示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カラー
対応のセンサ部および白黒対応のセンサ部の両方を搭載
した従来のカラー/白黒兼用のリニアセンサでは、各ラ
インごとに出力信号を外部(チップ外)へ導出するよう
にしていたので、出力ピン(ICの端子ピン)のピン数
が増え、しかも各出力ピンごとにアンプなどの外部回路
を設ける必要があることから、外部回路全体の回路構成
が複雑になるとともに、コスト高になるという問題があ
った。
【0005】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、出力ピンのピン数を
削減し、外部回路全体の回路構成の簡略化および低コス
ト化を可能としたリニアセンサを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によるリニアセン
サは、カラー対応の第1のセンサ部と、白黒対応の第2
のセンサ部と、第1のセンサ部の出力信号および第2の
センサ部の出力信号を2入力とし、この2入力のうちの
いずれか一方を選択的に出力する選択スイッチとを備え
た構成となっている。
【0007】上記構成のリニアセンサにおいて、第1の
センサ部はカラー原稿を読み取る際に使用され、第2の
センサ部は白黒原稿を読み取る際に使用される。そし
て、選択スイッチは、カラー原稿の読み取り時に第1の
センサ部の出力信号を選択し、白黒原稿の読み取り時に
第2のセンサ部の出力信号を選択する。その結果、選択
スイッチからは、第1のセンサ部の出力信号および第2
のセンサ部の出力信号のいずれか一方のみが出力され
る。したがって、出力ピンについては、2系統の出力信
号に対して1個設けれることで対応できる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0009】図1は、カラー2出力/白黒2出力のリニ
アセンサに適用した場合の本発明の第1実施形態を示す
構成図である。図1において、第1実施形態に係るリニ
アセンサでは、カラー対応のセンサ部(以下、カラーセ
ンサ部と称する)10が2ライン2出力、白黒対応のセ
ンサ部(以下、白黒センサ部と称する)20が1ライン
2出力の構成となっている。
【0010】先ず、カラーセンサ部10は、光電変換部
(画素)11-1が直線状に多数配列され、かつ光電変換
部11-1の受光面上にグリーン(G)の光を透過させる
Gフィルタ(図示せず)が配置されてなるGセンサアレ
イ12-1と、このGセンサアレイ12-1に隣接して設け
られるとともに、光電変換部11-2が1/2画素ピッチ
だけずれて直線状に配置され、かつ光電変換部11-2の
受光面上にレッド(R)およびブルー(B)の各光を透
過させるRフィルタおよびBフィルタ(共に図示せず)
が画素単位で交互に配列されてなるR/Bセンサアレイ
12-2とを有する2ライン構成となっている。
【0011】Gセンサアレイ12-1のR/Bセンサアレ
イ12-2と反対側には、光電変換部11-1で光電変換さ
れた信号電荷を読み出すリードアウトゲート部13-1お
よびこの読み出された信号電荷を転送するCCDアナロ
グシフトレジスタ14-1が配置されている。一方、R/
Bセンサアレイ12-2のGセンサアレイ12-1と反対側
には、光電変換部11-2で光電変換された信号電荷を読
み出すリードアウトゲート部13-2、この読み出された
信号電荷を一時的に蓄積するアナログメモリ15および
このアナログメモリ15を介して読み出された信号電荷
を転送するCCDアナログシフトレジスタ14-2が配置
されている。
【0012】ここで、R/Bセンサアレイ12-2側にア
ナログメモリ15を設けた理由について説明する。セン
サアレイ12-1,12-2相互のセンサ中心間の距離を
d、センサアレイ12-1,12-2に垂直な方向(図の上
下方向)を副走査方向とし、かつ副走査の際にR/Bセ
ンサアレイ12-2がGセンサアレイ12-1に対して先行
するものとすると、R/Bセンサアレイ12-2の主走査
開始からGセンサアレイ12-1の主走査開始までに1ラ
イン分の走査時間を要することから、R/Bセンサアレ
イ12-2の読み取り時点とGセンサアレイ12-1の読み
取り時点との間に1ライン相当の時間的なずれが生じる
ことになる。
【0013】この時間的なずれを補正し、Gセンサアレ
イ12-1の読み取り出力とR/Bセンサアレイ12-2の
読み取り出力との同時化を図るために、先行するR/B
センサアレイ12-2側のリードアウトゲート部13-2と
CCDアナログシフトレジスタ14-2との間に、アナロ
グメモリ15が設けられているのである。すなわち、ア
ナログメモリ15は、R/Bセンサアレイ12-2の各光
電変換部11-2から読み出された信号電荷を蓄積し、1
ライン相当の時間だけ遅延させた後CCDアナログシフ
トレジスタ14-2に出力する。
【0014】CCDアナログシフトレジスタ14-1,1
4-2の転送先側の端部には、例えばフローティング・デ
ィフュージョン・アンプ(FDA)構成の電荷電圧変換
部16-1,16-2がそれぞれ設けられている。電荷電圧
変換部16-1,16-2は、CCDアナログシフトレジス
タ14-1,14-2によって転送されてきた信号電荷を電
圧に変換して出力する。電荷電圧変換部16-1,16-2
の各出力信号は、例えばソースフォロワ回路構成の出力
回路17-1,17-2でインピーダンス変換された後、共
に2入力の選択スイッチ31,32の各一方の入力とな
る。
【0015】かかる構成のカラーセンサ部10におい
て、副走査の際に先行するR/Bセンサアレイ12-2の
各光電変換部11-2の信号電荷は、リードアウトゲート
部13-2を介してアナログメモリ15に一時的に蓄えら
れた後、CCDアナログシフトレジスタ14-2に読み出
される。一方、後続のGセンサアレイ12-1の各光電変
換部11-1の信号電荷は、リードアウトゲート部13-1
を介して直接CCDアナログシフトレジスタ14-1に読
み出される。
【0016】ここで、センサアレイ12-1,R/Bセン
サアレイ12-2相互のセンサ中心が距離dだけ離れてい
ることから、ある時点では双方のセンサアレイ12-1,
12-2が空間的に距離dだけ離れた位置の情報を読み取
ったことになる。ところが、先述したように、先行する
R/Bセンサアレイ12-2側にアナログメモリ15を設
けてR/Bセンサアレイ12-2の信号電荷を1ライン相
当の時間だけ遅延させてCCDアナログシフトレジスタ
14-2に読み出すことにより、ある時点でCCDアナロ
グシフトレジスタ14-1,14-2に読み出された各信号
電荷は、空間的に同じ位置の情報となる。
【0017】そして、CCDアナログシフトレジスタ1
4-1に読み出された信号電荷は、当該シフトレジスタ1
4-1で順に転送された後、電荷電圧変換部16-1で電圧
に変換されてGの出力信号となる。一方、CCDアナロ
グシフトレジスタ14-2に読み出された信号電荷は、当
該シフトレジスタ14-2で順に転送された後、電荷電圧
変換部16-2で電圧に変換されてR/B点順次の出力信
号となる。このとき、Gの出力信号とR/B点順次の出
力信号とは、上述したアナログメモリ15での1ライン
遅延によって同時化されたものとなり、出力回路17-
1,17-2を経て選択スイッチ31,32の各一方の入
力となる。
【0018】一方、白黒センサ部20は、光電変換部2
1がカラーセンサ部10のGセンサアレイ12-1および
R/Bセンサアレイ12-2の画素ピッチの1/2の画素
ピッチ、即ち2倍の画素密度で直線状に配列されてなる
W(ホワイト)センサアレイ22を有している。このよ
うに、Wセンサアレイ22の画素密度がカラーセンサ部
10側のそれの2倍であることで、白黒センサ部20は
カラーセンサ部10の2倍の解像度を持つことになる。
【0019】Wセンサアレイ22の一方側には、Wセン
サアレイ22の奇数番目の光電変換部21oで光電変換
された信号電荷を読み出すリードアウトゲート部23-1
およびこの読み出された信号電荷を転送するCCDアナ
ログシフトレジスタ24-1が配置され、他方側には、W
センサアレイ22の偶数番目の光電変換部21eで光電
変換された信号電荷を読み出すリードアウトゲート部2
3-2およびこの読み出された信号電荷を転送するCCD
アナログシフトレジスタ24-2が配置されている。
【0020】このように、Wセンサアレイ22の画素密
度がカラーセンサ部10側のそれの2倍であっても、C
CDアナログシフトレジスタ24-1,24-2にはそれぞ
れ半分の画素(奇数番目の光電変換部21o/偶数番目
の光電変換部21e)の信号電荷が読み出されること
で、CCDアナログシフトレジスタ24-1,24-2の駆
動周波数をカラーセンサ部10のCCDアナログシフト
レジスタ14-1,14-2の駆動周波数と同じに設定でき
る。すなわち、カラー側のCCDアナログシフトレジス
タ14-1,14-2および白黒側のCCDアナログシフト
レジスタ24-1,24-2の転送クロックとして同一のク
ロックを使用できることになる。
【0021】CCDアナログシフトレジスタ24-1,2
4-2の転送先側の端部には、例えばフローティング・デ
ィフュージョン・アンプ構成の電荷電圧変換部26-1,
26-2がそれぞれ設けられている。電荷電圧変換部26
-1,26-2は、CCDアナログシフトレジスタ24-1,
24-2によって転送されてきた信号電荷を電圧に変換し
て出力する。電荷電圧変換部26-1,26-2の各出力信
号は、例えばソースフォロワ回路構成の出力回路27-
1,27-2でインピーダンス変換された後、選択スイッ
チ31,32の各他方の入力となる。選択スイッチ3
1,32の各出力端は、出力ピン(ICの端子ピン)3
3,34にそれぞれ接続されている。
【0022】選択スイッチ31,32は、外部からコン
トロール端子35を介して与えられるモード(カラー/
白黒)切換え信号に応じて2入力のうちのいずれか一方
を選択して出力する。すなわち、カラーモードの場合に
は、選択スイッチ31はGの出力信号を選択して出力ピ
ン33を介して外部へ出力し、選択スイッチ32はR/
B点順次の出力信号を選択して出力ピン34を介して外
部へ出力する。一方、白黒モードの場合には、選択スイ
ッチ31は奇数画素列の出力信号を選択して出力ピン3
3を介して外部へ出力し、選択スイッチ32は偶数画素
列の出力信号を選択して出力ピン34を介して外部へ出
力する。
【0023】出力ピン33,34に対して、それぞれ1
個ずつ外部回路36,37が設けられている。この外部
回路36,37は、出力ピン33,34からそれぞれ導
出される出力信号を増幅するアンプや、これら出力信号
に含まれるリセットノイズを低減するCDS(相関二重
サンプリング)回路などによって構成される。なお、シ
ステムの構成によっては、CDS回路が不要な場合もあ
り、またCDS回路の後段にA/D変換器が設けられる
場合もある。
【0024】上述したように、カラー2出力/白黒2出
力のリニアセンサにおいて、カラーセンサ部10のGの
出力信号およびR/B点順次の出力信号をそれぞれ一方
の入力とし、白黒センサ部20の奇数画素の出力信号お
よび偶数画素の出力信号をそれぞれ他方の入力とする選
択スイッチ31,32を備えたことにより、カラー2出
力/白黒2出力の計4つの出力に対して従来4個必要で
あった出力ピンが2個で済むため、ピン数の削減が図れ
る。
【0025】また、外部回路についても、2個の出力ピ
ン33,34の各々に対して1個ずつ外部回路36,3
7を設け、この外部回路36,37をカラー/白黒に共
用化させることができるため、外部回路全体の回路構成
を簡略化できるとともに、低コスト化が図れる。このよ
うに、外部回路をカラー/白黒に共用化し、兼用する構
成としても、通常、カラーセンサ部10と白黒センサ部
20とを同時に使用することはないので、動作上、何ら
支障を来すことはない。
【0026】このカラー2出力/白黒2出力のリニアセ
ンサにおいては、コントロール端子35を介して与える
モード切換え信号によって選択スイッチ31,32をカ
ラーモードと白黒モードとに簡単に切り換えることがで
きる。そして、カラーモードでは、カラーセンサ部10
によってカラー原稿を良好に読み取ることができる。一
方、白黒モードでは、画素密度がカラーセンサ部10の
2倍であることから、より高い解像度にて文字原稿など
を読み取ることができる。
【0027】なお、上記第1実施形態においては、カラ
ー2出力/白黒2出力の組み合わせのリニアセンサに適
用した場合について説明したが、その組み合わせに限定
されるものではなく、任意の組み合わせのリニアセンサ
に対しても適用可能であり、以下に、その具体例につい
て説明する。
【0028】図2は、カラー1出力/白黒1出力のリニ
アセンサに適用した場合の本発明の第2実施形態を示す
構成図である。図2において、第2実施形態に係るリニ
アセンサでは、カラーセンサ部40が1ライン1出力、
白黒センサ部50も同様に1ライン1出力の構成となっ
ている。
【0029】先ず、カラーセンサ部40は、光電変換部
41が直線状に多数配置され、かつ受光面上にR,G,
Bの各光を透過させる各カラーフィルタ(図示せず)が
画素単位で順に配列されてなるR/G/Bセンサアレイ
42を有している。このR/G/Bセンサアレイ42の
一方側には、光電変換部41で光電変換された信号電荷
を読み出すリードアウトゲート部43およびこの読み出
された信号電荷を転送するCCDアナログシフトレジス
タ44が配置されている。
【0030】CCDアナログシフトレジスタ44の転送
先側の端部には、例えばフローティング・ディフュージ
ョン・アンプ構成の電荷電圧変換部46が設けられてい
る。電荷電圧変換部46は、CCDアナログシフトレジ
スタ44によって転送されてきた信号電荷を電圧に変換
して出力する。電荷電圧変換部46の出力信号は、例え
ばソースフォロワ回路構成の出力回路47でインピーダ
ンス変換された後、選択スイッチ61の一方の入力とな
る。
【0031】かかる構成のカラーセンサ部40におい
て、R/G/Bセンサアレイ42の各光電変換部41の
信号電荷は、リードアウトゲート部43を介してCCD
アナログシフトレジスタ44に読み出される。この読み
出された信号電荷は、CCDアナログシフトレジスタ4
4によって順に転送された後、電荷電圧変換部46で電
圧信号に変換されてR/G/B点順次の出力信号とな
る。
【0032】一方、白黒センサ部50は、光電変換部5
1がカラーセンサ部40の画素ピッチと同一の画素ピッ
チで直線状に多数配列されてなるWセンサアレイ52を
有している。このWセンサアレイ52の一方側には、光
電変換部51で光電変換された信号電荷を読み出すリー
ドアウトゲート部53およびこの読み出された信号電荷
を転送するCCDアナログシフトレジスタ54が配置さ
れている。
【0033】CCDアナログシフトレジスタ54の転送
先側の端部には、例えばフローティング・ディフュージ
ョン・アンプ構成の電荷電圧変換部56が設けられてい
る。電荷電圧変換部56は、CCDアナログシフトレジ
スタ54によって転送されてきた信号電荷を電圧に変換
して出力する。電荷電圧変換部56の出力信号は、例え
ばソースフォロワ回路構成の出力回路57でインピーダ
ンス変換された後、選択スイッチ61の他方の入力とな
る。
【0034】選択スイッチ61の出力端は、出力ピン6
2に接続されている。選択スイッチ61は、外部からコ
ントロール端子63を介して与えられるモード(カラー
/白黒)切換え信号に応じて2入力のうちのいずれか一
方を選択して出力する。すなわち、カラーモードの場合
には、カラーセンサ部40側の出力回路47の出力信号
を選択して出力ピン62を介して外部へ出力し、白黒モ
ードの場合には、白黒センサ部50側の出力回路57の
出力信号を選択して出力ピン62を介して外部へ出力す
る。
【0035】出力ピン62には、外部回路64が接続さ
れている。この外部回路64は、出力ピン62から導出
される出力信号を増幅するアンプや、この出力信号に含
まれるリセットノイズを低減するCDS回路などによっ
て構成される。なお、システムの構成によっては、CD
S回路が不要な場合もあり、またCDS回路の後段にA
/D変換器が設けられる場合もある。
【0036】上述したように、カラー1出力/白黒1出
力のリニアセンサにおいて、カラーセンサ部40および
白黒センサ部50の各出力信号を2入力とし、この2入
力のうちのいずれか一方を選択して出力する選択スイッ
チ61を備えたことにより、カラー1出力/白黒1出力
の計2つの出力に対して従来2個必要であった出力ピン
が1個で済むため、ピン数の削減が図れる。
【0037】また、外部回路についても、1個の出力ピ
ン62に対して単一の外部回路64を設け、この外部回
路64をカラー/白黒に共用化させることができるた
め、外部回路全体の回路構成を簡略化できるとともに、
低コスト化が図れる。このように、外部回路をカラー/
白黒に共用化し、兼用する構成としても、通常、カラー
センサ部40と白黒センサ部50とを同時に使用するこ
とはないので、動作上、何ら支障を来すことはない。
【0038】このカラー1出力/白黒1出力のリニアセ
ンサにおいては、コントロール端子63を介して与える
モード切換え信号によって選択スイッチ61をカラーモ
ードと白黒モードとに簡単に切り換えることができる。
そして、カラーモードでは、カラーセンサ部40によっ
てカラー原稿を良好に読み取ることができる。一方、白
黒センサ部50の単位画素の受光面積がカラーセンサ部
30のそれと同じであるとすると、受光面上にカラーフ
ィルタが存在しない分だけ白黒センサ部50の方がカラ
ーセンサ部30よりも感度が高いため、白黒モードで
は、文字原稿などをより高速に読み取ることができる。
【0039】図3は、カラー3出力/白黒1出力のリニ
アセンサに適用した場合の本発明の第3実施形態を示す
構成図である。図3において、第3実施形態に係るリニ
アセンサでは、カラーセンサ部70が3ライン3出力、
白黒センサ部50が1ライン1出力の構成となってい
る。
【0040】先ず、カラーセンサ部70は、光電変換部
71-1が直線状に多数配列され、かつ光電変換部71-1
の受光面上にレッド(R)の光を透過させるRフィルタ
(図示せず)が配置されてなるRセンサアレイ72-1
と、このRセンサアレイ72-1と所定の距離だけ離れて
配置されるとともに、光電変換部71-2が直線状に多数
配列され、かつ光電変換部71-2の受光面上にグリーン
(G)の光を透過させるGフィルタ(図示せず)が配置
されてなるGセンサアレイ72-2と、このGセンサアレ
イ72-2と所定の距離だけ離れて配置されるとともに、
光電変換部71-3が直線状に多数配列され、かつ光電変
換部71-3の受光面上にブルー(B)の光を透過させる
Bフィルタ(図示せず)が配置されてなるBセンサアレ
イ72-3とを有する3ライン構成となっている。
【0041】Rセンサアレイ72-1の一方側には、光電
変換部71-1で光電変換された信号電荷を読み出すリー
ドアウトゲート部73-1およびこの読み出された信号電
荷を転送するCCDアナログシフトレジスタ74-1が配
置されている。同様に、Gセンサアレイ72-2の一方側
には、光電変換部71-2で光電変換された信号電荷を読
み出すリードアウトゲート部73-2およびこの読み出さ
れた信号電荷を転送するCCDアナログシフトレジスタ
74-2が配置され、Bセンサアレイ72-3の一方側に
は、光電変換部71-3で光電変換された信号電荷を読み
出すリードアウトゲート部73-3およびこの読み出され
た信号電荷を転送するCCDアナログシフトレジスタ7
4-3が配置されている。
【0042】CCDアナログシフトレジスタ74-1,7
4-2,74-3の各転送先側の端部には、例えばフローテ
ィング・ディフュージョン・アンプ構成の電荷電圧変換
部76-1,76-2,76-3が設けられている。電荷電圧
変換部76-1,76-2,76-3は、CCDアナログシフ
トレジスタ74-1,74-2,74-3によって転送されて
きた信号電荷を電圧に変換して出力する。電荷電圧変換
部76-1,76-2,76-3の各出力信号は、例えばソー
スフォロワ回路構成の出力回路77-1,77-2,77-3
でインピーダンス変換される。そして、出力回路77-1
の出力信号は選択スイッチ91の一方の入力となり、出
力回路77-2の出力信号は出力ピン93に、出力回路7
7-3の出力信号は出力ピン94にそれぞれ供給される。
【0043】かかる構成のカラーセンサ部70におい
て、Bセンサアレイ72-3の各光電変換部71-3の信号
電荷は、リードアウトゲート部73-3によってCCDア
ナログシフトレジスタ74-3に読み出される。同様に、
Gセンサアレイ72-2の各光電変換部71-2の信号電荷
は、リードアウトゲート部73-2によってCCDアナロ
グシフトレジスタ74-2に読み出され、Rセンサアレイ
72-1の各光電変換部71-1の信号電荷は、リードアウ
トゲート部73-1によってCCDアナログシフトレジス
タ74-1に読み出される。
【0044】そして、CCDアナログシフトレジスタ7
4-1に読み出された信号電荷は、当該シフトレジスタ7
4-1で順に転送された後、電荷電圧変換部76-1で電圧
信号に変換されてRの出力信号となる。CCDアナログ
シフトレジスタ74-2に読み出された信号電荷は、当該
シフトレジスタ74-2で順に転送された後、電荷電圧変
換部76-2で電圧に変換されてGの出力信号となる。C
CDアナログシフトレジスタ74-3に読み出された信号
電荷は、当該シフトレジスタ74-3で順に転送された
後、電荷電圧変換部76-3で電圧に変換されてBの出力
信号となる。
【0045】一方、白黒センサ部80は、光電変換部8
1がカラーセンサ部70の画素ピッチと同一の画素ピッ
チで直線状に多数配列されてなるWセンサアレイ82を
有している。このWセンサアレイ82の一方側には、光
電変換部81で光電変換された信号電荷を読み出すリー
ドアウトゲート部83およびこの読み出された信号電荷
を転送するCCDアナログシフトレジスタ84が配置さ
れている。
【0046】CCDアナログシフトレジスタ84の転送
先側の端部には、例えばフローティング・ディフュージ
ョン・アンプ構成の電荷電圧変換部86が設けられてい
る。電荷電圧変換部86は、CCDアナログシフトレジ
スタ84によって転送されてきた信号電荷を電圧に変換
して出力する。電荷電圧変換部86の出力信号は、例え
ばソースフォロワ回路構成の出力回路87でインピーダ
ンス変換された後、選択スイッチ91の他方の入力とな
る。
【0047】選択スイッチ91の出力端は、出力ピン9
2に接続されている。選択スイッチ91は、外部からコ
ントロール端子95を介して与えられるモード(カラー
/白黒)切換え信号に応じて2入力のうちのいずれか一
方を選択して出力する。すなわち、カラーモードの場合
には、カラーセンサ部70側の出力回路77-3の出力信
号を選択して出力ピン92を介して外部へ出力し、白黒
モードの場合には、白黒センサ部80側の出力回路87
の出力信号を選択して出力ピン92を介して外部へ出力
する。
【0048】出力ピン92,93,94に対して、それ
ぞれ1個ずつ外部回路96,97,98が設けられてい
る。これら外部回路96,97,98は、出力ピン9
2,93,94からそれぞれ導出される出力信号を増幅
するアンプや、この出力信号に含まれるリセットノイズ
を低減するCDS回路などによって構成される。なお、
システムの構成によっては、CDS回路が不要な場合も
あり、またCDS回路の後段にA/D変換器が設けられ
る場合もある。
【0049】上述したように、カラー3出力/白黒1出
力のリニアセンサにおいて、カラーセンサ部40のRの
出力信号と白黒センサ部50の出力信号とを2入力と
し、この2入力のうちのいずれか一方を選択して出力す
る選択スイッチ91を備えたことにより、カラー3出力
/白黒1出力の計4つの出力に対して従来4個必要であ
った出力ピンが3個で済むため、ピン数の削減が図れ
る。
【0050】また、外部回路についても、2系統の出力
信号を導出する1個の出力ピン93に対して単一の外部
回路98を設け、この外部回路98をカラー/白黒に共
用化させることができるため、外部回路全体の回路構成
を簡略化できるとともに、低コスト化が図れる。このよ
うに、外部回路の一部をカラー/白黒に共用化し、兼用
する構成としても、通常、カラーセンサ部70と白黒セ
ンサ部80とを同時に使用することはないので、動作
上、何ら支障を来すことはない。
【0051】このカラー3出力/白黒1出力のリニアセ
ンサにおいては、コントロール端子95を介して与える
モード切換え信号によって選択スイッチ91をカラーモ
ードと白黒モードとに簡単に切り換えることができる。
そして、カラーモードでは、カラーセンサ部70によっ
てカラー原稿を良好に読み取ることができる。一方、白
黒センサ部80の単位画素の受光面積がカラーセンサ部
70のそれと同じであるとすると、受光面上にカラーフ
ィルタが存在しない分だけ白黒センサ部80の方がカラ
ーセンサ部70よりも感度が高いため、白黒モードで
は、文字原稿などをより高速に読み取ることができる。
【0052】なお、本例では、選択スイッチ91の一方
の入力としてRの信号を与える構成としたが、Rの信号
に限定されるものではなく、Gの信号またはBの信号で
あっても良いことは勿論である。
【0053】図4は、カラー3出力/白黒2出力のリニ
アセンサに適用した場合の本発明の第3実施形態を示す
構成図である。図4において、第4実施形態に係るリニ
アセンサでは、カラーセンサ部100が3ライン3出
力、白黒センサ部110が1ライン2出力の構成となっ
ている。
【0054】カラーセンサ部100は、光電変換部10
1-1が直線状に多数配列され、かつ光電変換部101-1
の受光面上にレッド(R)の光を透過させるRフィルタ
(図示せず)が配置されてなるRセンサアレイ102-1
と、このRセンサアレイ102-1と所定の距離だけ離れ
て配置されるとともに、光電変換部101-2が直線状に
多数配列され、かつ光電変換部101-2の受光面上にグ
リーン(G)の光を透過させるGフィルタ(図示せず)
が配置されてなるGセンサアレイ102-2と、このGセ
ンサアレイ102-2と所定の距離だけ離れて配置される
とともに、光電変換部101-3が直線状に多数配列さ
れ、かつ光電変換部101-3の受光面上にブルー(B)
の光を透過させるBフィルタ(図示せず)が配置されて
なるBセンサアレイ102-3とを有する3ライン構成と
なっている。
【0055】Rセンサアレイ102-1の一方側には、光
電変換部101-1で光電変換された信号電荷を読み出す
リードアウトゲート部103-1およびこの読み出された
信号電荷を転送するCCDアナログシフトレジスタ10
4-1が配置されている。同様に、Gセンサアレイ102
-2の一方側には、光電変換部101-2で光電変換された
信号電荷を読み出すリードアウトゲート部103-2およ
びこの読み出された信号電荷を転送するCCDアナログ
シフトレジスタ104-2が配置され、Bセンサアレイ1
02-3の一方側には、光電変換部101-3で光電変換さ
れた信号電荷を読み出すリードアウトゲート部103-3
およびこの読み出された信号電荷を転送するCCDアナ
ログシフトレジスタ104-3が配置されている。
【0056】CCDアナログシフトレジスタ104-1,
104-2,104-3の各転送先側の端部には、例えばフ
ローティング・ディフュージョン・アンプ構成の電荷電
圧変換部106-1,106-2,106-3が設けられてい
る。電荷電圧変換部106-1,106-2,106-3は、
CCDアナログシフトレジスタ104-1,104-2,1
04-3によって転送されてきた信号電荷を電圧信号に変
換して出力する。電荷電圧変換部106-1,106-2,
106-3の各出力信号は、例えばソースフォロワ回路構
成の出力回路107-1,107-2,107-3でインピー
ダンス変換される。そして、出力回路107-1の出力信
号は選択スイッチ121の一方の入力となり、出力回路
107-2の出力信号は選択スイッチ122の一方の入力
となり、出力回路107-3の出力信号は出力ピン125
に供給される。
【0057】かかる構成のカラーセンサ部100におい
て、Bセンサアレイ102-3の各光電変換部101-3の
信号電荷は、リードアウトゲート部103-3によってC
CDアナログシフトレジスタ104-3に読み出される。
同様に、Gセンサアレイ102-2の各光電変換部101
-2の信号電荷は、リードアウトゲート部103-2によっ
てCCDアナログシフトレジスタ104-2に読み出さ
れ、Rセンサアレイ102-1の各光電変換部101-1の
信号電荷は、リードアウトゲート部103-1によってC
CDアナログシフトレジスタ104-1に読み出される。
【0058】そして、CCDアナログシフトレジスタ1
04-1に読み出された信号電荷は、当該シフトレジスタ
104-1で順に転送された後、電荷電圧変換部106-1
で電圧に変換されてRの出力信号となる。CCDアナロ
グシフトレジスタ104-2に読み出された信号電荷は、
当該シフトレジスタ104-2で順に転送された後、電荷
電圧変換部106-2で電圧に変換されてGの出力信号と
なる。CCDアナログシフトレジスタ104-3に読み出
された信号電荷は、当該シフトレジスタ104-3で順に
転送された後、電荷電圧変換部106-3で電圧に変換さ
れてBの出力信号となる。
【0059】一方、白黒センサ部110は、光電変換部
111がカラーセンサ部100のR,G,Bの各センサ
アレイ102-1,102-2,102-3の画素ピッチの1
/2の画素ピッチ、即ち2倍の画素密度で直線状に配列
されてなるWセンサアレイ112を有している。このよ
うに、Wセンサアレイ112の画素密度がカラーセンサ
部100側のそれの2倍であることで、白黒センサ部1
10はカラーセンサ部100の2倍の解像度を持つこと
になる。
【0060】Wセンサアレイ112の一方側には、Wセ
ンサアレイ112の奇数番目の光電変換部111oで光
電変換された信号電荷を読み出すリードアウトゲート部
113-1およびこの読み出された信号電荷を転送するC
CDアナログシフトレジスタ114-1が配置され、他方
側には、Wセンサアレイ112の偶数番目の光電変換部
111eで光電変換された信号電荷を読み出すリードア
ウトゲート部113-2およびこの読み出された信号電荷
を転送するCCDアナログシフトレジスタ114-2が配
置されている。
【0061】このように、Wセンサアレイ112の画素
密度がカラーセンサ部100側のそれの2倍であって
も、CCDアナログシフトレジスタ114-1,114-2
にはそれぞれ半分の画素(奇数番目の光電変換部111
o/偶数番目の光電変換部111e)の信号電荷が読み
出されることで、CCDアナログシフトレジスタ114
-1,114-2の駆動周波数をカラーセンサ部100のC
CDアナログシフトレジスタ104-1,104-2の駆動
周波数と同じに設定できる。すなわち、カラー側のCC
Dアナログシフトレジスタ104-1,104-2および白
黒側のCCDアナログシフトレジスタ114-1,114
-2の転送クロックとして同一のクロックを使用できるこ
とになる。
【0062】CCDアナログシフトレジスタ114-1,
114-2の転送先側の端部には、例えばフローティング
・ディフュージョン・アンプ構成の電荷電圧変換部11
6-1,116-2がそれぞれ設けられている。電荷電圧変
換部116-1,116-2は、CCDアナログシフトレジ
スタ114-1,114-2によって転送されてきた信号電
荷を電圧に変換して出力する。電荷電圧変換部26-1,
26-2の各出力信号は、例えばソースフォロワ回路構成
の出力回路117-1,117-2でインピーダンス変換さ
れた後、選択スイッチ121,122の各他方の入力と
なる。選択スイッチ121,122の各出力端は、出力
ピン1233,124にそれぞれ接続されている。
【0063】選択スイッチ121,122は、外部から
コントロール端子126を介して与えられるモード(カ
ラー/白黒)切換え信号に応じて2入力のうちのいずれ
か一方を選択して出力する。すなわち、カラーモードの
場合には、選択スイッチ121はRの出力信号を選択し
て出力ピン123を介して外部へ出力し、選択スイッチ
122はGの出力信号を選択して出力ピン124を介し
て外部へ出力する。一方、白黒モードの場合には、選択
スイッチ121は奇数画素列の出力信号を選択して出力
ピン123を介して外部へ出力し、選択スイッチ122
は偶数画素列の出力信号を選択して出力ピン124を介
して外部へ出力する。
【0064】出力ピン123,124,125に対し
て、それぞれ1個ずつ外部回路127,128,129
が設けられている。これら外部回路127,128,1
29は、出力ピン123,124,125からそれぞれ
導出される出力信号を増幅するアンプや、これら出力信
号に含まれるリセットノイズを低減するCDS回路など
によって構成される。なお、システムの構成によって
は、CDS回路が不要な場合もあり、またCDS回路の
後段にA/D変換器が設けられる場合もある。
【0065】上述したように、カラー3出力/白黒2出
力のリニアセンサにおいて、カラーセンサ部100のR
の信号およびGの信号をそれぞれ一方の入力とし、白黒
センサ部110の奇数画素の出力信号および偶数画素の
出力信号をそれぞれ他方の入力とする選択スイッチ12
1,122を備えたことにより、カラー3出力/白黒2
出力の計5つの出力に対して従来5個必要であった出力
ピンが3個で済むため、ピン数の削減が図れる。
【0066】また、外部回路についても、3個の出力ピ
ン123,124,125の各々に対して1個ずつ外部
回路127,128,129を設け、この3つの外部回
路127,128,129のうちの2つをカラー/白黒
に共用化させることができるため、外部回路全体の回路
構成を簡略化できるとともに、低コスト化が図れる。こ
のように、外部回路をカラー/白黒に共用化し、兼用す
る構成としても、通常、カラーセンサ部10と白黒セン
サ部20とを同時に使用することはないので、動作上、
何ら支障を来すことはない。
【0067】このカラー3出力/白黒2出力のリニアセ
ンサにおいては、コントロール端子126を介して与え
るモード切換え信号によって選択スイッチ121,12
2をカラーモードと白黒モードとに簡単に切り換えるこ
とができる。そして、カラーモードでは、カラーセンサ
部100によってカラー原稿を良好に読み取ることがで
きる。一方、白黒モードでは、画素密度がカラーセンサ
部100の2倍であることから、より高い解像度にて文
字原稿などを読み取ることができる。
【0068】なお、選択スイッチ121,122の2入
力としては、本例の組み合わせに限定されるものではな
く、カラー系の信号と白黒系の信号との間で任意の組み
合わせとすることができる。
【0069】また、上記各実施形態では、カラー2出力
/白黒2出力、カラー1出力/白黒1出力、カラー3出
力/白黒1出力、カラー3出力/白黒2出力のリニアセ
ンサに適用した場合について説明したが、カラー2出力
/白黒1出力など他の組み合わせのリニアセンサにも同
様に適用することが可能である。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
カラー対応のセンサ部および白黒対応のセンサ部の各出
力信号を2入力とし、この2入力のうちのいずれか一方
を選択的に出力する選択スイッチを設けた構成としたこ
とにより、出力ピンのピン数を削減し、外部回路をカラ
ー/白黒で共用化できるので、外部回路全体の回路構成
を簡略化できるとともに、低コスト化が図れることにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】カラー2出力/白黒2出力のリニアセンサに適
用した場合の本発明の第1実施形態を示す構成図であ
る。
【図2】カラー1出力/白黒1出力のリニアセンサに適
用した場合の本発明の第2実施形態を示す構成図であ
る。
【図3】カラー3出力/白黒1出力のリニアセンサに適
用した場合の本発明の第3実施形態を示す構成図であ
る。
【図4】カラー3出力/白黒2出力のリニアセンサに適
用した場合の本発明の第4実施形態を示す構成図であ
る。
【符号の説明】
10,40,70,100 カラーセンサ部 11-1,11-2,21,41,51,71-1〜71-3,
81,101-1〜101-3,111 光電変換部 12-1,12-2,22,42,52,72-1〜72-3,
82,102-1〜102-3,112 センサアレイ 13-1,13-2,23-1,23-2,43,53,73-1
〜73-3,83,103-1〜103-3,113-1,11
3-2 リードアウトゲート部 14-1,14-2,24-1,24-2,44,54,74-1
〜74-3,84,104-1〜104-3,114-1,11
4-2 CCDアナログシフトレジスタ 15 アナログメモリ 16-1,16-2,26-1,26-2,46,56,76-1
〜76-3,86,106-1〜106-3,116-1,11
6-2 電荷電圧変換部 31,32,61,91,121,122 選択スイッ
チ 33,34,62,92〜94,123〜125 出力
ピン 36,37,64,96〜98,127〜129 外部
回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラー対応の第1のセンサ部と、 白黒対応の第2のセンサ部と、 前記第1のセンサ部の出力信号および前記第2のセンサ
    部の出力信号を2入力とし、この2入力のうちのいずれ
    か一方を選択的に出力する選択スイッチとを備えたこと
    を特徴とするリニアセンサ。
JP8203338A 1996-08-01 1996-08-01 リニアセンサ Pending JPH1051602A (ja)

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